JPH09263187A - 車両近接表示装置 - Google Patents

車両近接表示装置

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Publication number
JPH09263187A
JPH09263187A JP7357096A JP7357096A JPH09263187A JP H09263187 A JPH09263187 A JP H09263187A JP 7357096 A JP7357096 A JP 7357096A JP 7357096 A JP7357096 A JP 7357096A JP H09263187 A JPH09263187 A JP H09263187A
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JP
Japan
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vehicle
distance
driver
distance sensor
vehicle body
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Application number
JP7357096A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
浩史 伊藤
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車、車庫入れ等の運転中の運転者等に視覚
的警告を確実に与える。 【解決手段】 車体1が車庫入れまたは駐車されると
き、それを距離センサによって計測し、その距離に応じ
て表示部10の発光色出力を変更する。運転者は表示部
10の出力を確認することにより、車体1の側部、前側
の物体との距離を計測することができ、素人でも車寄せ
を正確に、素早く行うことができる。このとき、運転者
はフェンダーミラー2で車体1の左側を確認していて
も、フェンダーミラー2とステアリングホイール3に向
う運転者の視線Eを結ぶ直線の水平平面上のインストル
パネル4の上面の高さに表示部10が配設されているか
ら、格別、表示部10を意識しなくても、自然に表示部
10が視線Eに入り込むことになり、表示部10の情報
を見落すことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体とその周囲の
物体との距離を計測する距離センサの出力を表示し、運
転者の車幅間隔等の車両位置感覚を向上させる車両近接
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体前方の左右両側に位
置するフェンダの先端付近には、運転者の車幅感覚を向
上させる目的で、フェンダマーカ表示装置が取付けられ
ることがある。かかるフェンダマーカ表示装置は、透明
または半透明の樹脂からなる本体に小型電球等の光源を
内蔵し、または、車幅灯の電球から採光し、光ファイバ
で導光点灯させるようになっている。そして、夜間に
は、これらの光源を利用して、車両近接表示装置を点灯
させ、運転者の視認性を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両近接表示装
置は、上記のように構成され、運転者の車体のサイド部
の確認を容易にし、その車幅感覚を向上することができ
る。
【0004】一方、現今では、車体とその周囲の物体と
の距離を計測する距離センサによって、車体とその周囲
の物体との距離情報を可聴及び/または可視的に報知
し、運転者の車幅感覚をより向上させることができるよ
うに、車体とその周囲の物体との距離計測機能を具備す
るものがある。
【0005】しかし、運転者または駐車条件等によって
は、車体とその周囲の物体との距離情報が所定の距離に
なると可聴及び/または可視的に報知されても、駐車環
境等に気を取られていて、報知情報を得ることができな
い事態も想定される。
【0006】そこで、本発明は、駐車、車庫入れ、車間
距離等の運転中の運転者に、車体とその周囲の物体或い
は車両との距離情報を目の負担を少なくし、視覚的に確
実に与えるようにした車両近接表示装置の提供を課題と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる車両近
接表示装置は、車体の外部に配設された確認ミラーと運
転者の視線を結ぶ直線の水平平面上のインストルパネル
の前面以上の高さに位置し、複数色に発光自在な発光ダ
イオード(以下、単に『LED』という)が収容された
表示部が、車体とその周囲の物体との距離を計測する距
離センサの出力でその表示部に収容された前記LEDを
発光制御するものである。
【0008】請求項2にかかる車両近接表示装置の前記
距離センサは、車体の外部に配設された確認ミラー内に
配設したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】図1は本発明の一実施形態の車両近接表示
装置を自動車に取付けた状態を示す斜視図で、また、図
2は本発明の一実施形態の車両近接表示装置の車両内部
からみた要部斜視図である。
【0011】図1及び図2に示すように、車体1は自動
車のボディであり、本実施形態の確認ミラーとしてのフ
ェンダーミラー2は車体1のボンネットの助手席側の前
方に配設され、車体1の左側部の後方を確認する確認ミ
ラーである。ステアリングホイール3は車体1の右側に
あり、運転者は、所謂、右ハンドルによってこの車両を
運転する。インストルパネル4はステアリングホイール
3とフロントガラス5との間にある計器等の表示及び各
種スイッチを配設したパネルである。左側距離センサ6
は超音波センサ等の公知の距離を計測するセンサからな
り、車両1とその左側にある物体との距離を計測する。
前側距離センサ7は超音波センサ等の公知の距離を計測
するセンサからなり、車両1とその前方にある物体との
距離を計測する。車間距離センサ8はマイクロ波センサ
等の公知の数m程度の距離を計測するセンサからなり、
車両1とその前方走行車両との距離を計測する。これら
左側距離センサ6、前側距離センサ7、車間距離センサ
8は、各内蔵する信号処理回路によって、距離情報をP
WMまたはPNM信号、PCM信号として出力してい
る。勿論、本発明を実施する場合には、アナログ信号と
して出力し、その信号の受け側でA/D変換器を介して
デジタル信号としてもよい。更に、本実施形態の車両近
接表示装置の表示部10は、インストルパネル4の上部
にインストルパネル4に固着することによって配設され
ている。
【0012】なお、本実施形態では、前側距離センサ7
と車間距離センサ8は、超音波またはマイクロ波を使用
するセンサとなっているが、両者を同一のマイクロ波を
使用したセンサとして、車速に応じて近距離の検出と遠
距離の検出とを特性を切替えて使用することができる。
【0013】ここで、表示部10は、フェンダーミラー
2とステアリングホイール3に向う運転者の視線Eを結
ぶ直線の水平平面上のインストルパネル4の上面の高さ
に位置し、複数色に発光自在なLED22が収容されて
いる。
【0014】車両近接表示装置の表示部10は、図3に
示すように構成されている。
【0015】図3は本発明の一実施形態の車両近接表示
装置に使用する表示部の要部断面図である。
【0016】図3において、インストルパネル4の上部
に固着された表示部10の概略的な外観は、金属板をマ
ウス状に形成したり、合成樹脂で射出成形してなるハウ
ジング12と、透明または半透明な透光性の樹脂からな
るレンズ部11と、ハウジング12の底部に係合させ、
インストルパネル4に取付ける図示しない捩子、ボルト
ナット、両面テープ、接着剤等からなる固着手段との
間、即ち、ハウジング12とインストルパネル4との間
に配設され、両者間の接合の安定性及び両者間に傷等が
付かないようにゴム材料等からなる干渉板13とで構成
されている。レンズ部11はその内面がシボ加工または
切削加工による粗面が形成されている。
【0017】ハウジング12の内部には、各種の電子部
品を実装したプリント回路基板14が収容されている。
このプリント回路基板14は、前述の左側距離センサ
6、前側距離センサ7、車間距離センサ8の距離情報出
力を入力する発光制御回路20及び各複数の赤色LED
22Rと緑色LED22Gと青色LED22Bからなる
3原色の集合LED22の回路構成を有している。本実
施形態においては、赤色LED22R、緑色LED22
G、青色LED22Bを複数同一色が連続しないように
複数配置し、赤色LED22R及び緑色LED22G及
び青色LED22Bが同時点灯したとき、レンズ部11
が白色となるように配列及び輝度調整されている。
【0018】なお、本発明を実施する場合のLED22
は、赤色LED22R、緑色LED22G、青色LED
22Bの3原色を必ず必要とするものではなく、赤色L
ED22R、緑色LED22G、青色LED22Bの1
色または2色とすることもできる。
【0019】図4は本発明の車両近接表示装置の各実施
形態で使用される回路構成を示すブロック図である。
【0020】プリント回路基板14には、レンズ部11
の面に赤色LED22R、緑色LED22G、青色LE
D22BからなるLED22が配設され、その反対側の
面側には、その制御を行う発光制御回路20及びその他
の制御回路が実装されている。プリント回路基板14
は、ハウジング12の中央部に挿着自在となっている。
前記発光制御回路20は1チップマイクロコンピュータ
からなり、CPU、ROM、RAMを有する。その出力
側にはLED22を接続している。LED22は発光制
御回路20により、これら異色の赤色LED22R、緑
色LED22G、青色LED22Bを適宜選択的に組合
わせるデューティ比制御等により発光制御し、所望の色
彩の光を発生するようになっており、その色彩の光をレ
ンズ部11を通して外部に放射し、レンズ部11を所望
の色彩に発光乃至点滅、点灯するようになっている。
【0021】また、左側距離センサ6からの入力は、車
両1とその左側にある物体との距離を計測した距離情報
であり、また、前側距離センサ7からの入力は、車両1
とその前方にある物体との距離を計測した距離情報であ
り、車間距離センサ8からの入力は、自己の車両1とそ
の前方走行車両または障害物との距離を計測した距離情
報である。
【0022】そして、本実施形態の車両近接表示装置に
おいては、発光制御回路20の入力側に接続した左側距
離センサ6の出力は、車速が所定の車速以下、例えば、
10km/h以下になったとき、所定の車体1とその側
面の障害物との距離を検出し、対応する所定の色信号を
デューティ比50%、2Hzで点滅するLED22を所
定の障害物との距離に応じた色彩に発光制御して警告発
光させるようにしている。また、発光制御回路20の入
力側に接続した前側距離センサ7の出力は、所定の車体
1とその前面の障害物との距離を検出し、対応する所定
の色信号をデューティ比50%、4Hzで点滅するLE
D22を所定の障害物との距離に応じた色彩に発光制御
して警告発光させるようにしている。そして、車間距離
センサ8の出力は、車速が所定の車速以下、例えば、3
0km/h以上になったとき、所定の車体1とその前方
の車両との車間距離を検出し、車速に対応する安全距離
の範囲に対応するLED22の色彩の発光制御により警
告させるようにしている。次に、本実施形態の車両近接
表示装置の動作を説明する。
【0023】図5は本発明の一実施形態の車両近接表示
装置の左側距離センサ6及び前側距離センサ7の動作を
示すフローチャートである。
【0024】なお、前述したように、左側距離センサ6
と前側距離センサ7の出力は、点滅周期の違いのみであ
るから、ここでは、左側距離センサ6のみの説明を行
い、前側距離センサ7の説明を省略する。
【0025】本実施形態においては、他のメインプログ
ラムの実行中にこのプログラムがコールされる。
【0026】ステップS1でスピードセンサの出力がV
L =10km/h以下にならない限り、このルーチンを
脱する。ステップS1でスピードセンサの出力がVL =
10km/h以下になったと判定されると、ステップS
2で所定の時間(数μs以下)だけ超音波が送信され、
ステップS3で所定時間の後、前記出力した超音波の反
射波を検出し、ステップS4で送受信した超音波信号の
受信遅れから距離を演算し、ステップS5で演算した距
離が所定の最小距離閾値L1 以上であるか判定し、所定
の最小距離閾値L1 以上にないと判定したとき、ステッ
プS6で赤色LED22Rにより赤色を点滅する。ステ
ップS5で演算した距離が所定の最小距離閾値L1 以上
と確認されると、ステップS7で演算した距離が所定の
中距離閾値L2 以上であるか判定し、所定の中距離閾値
L2 以上にないと判定したとき、ステップS8で赤色L
ED22R及び緑色LED22Gの通電電流値を調整し
て橙色の点滅とする。ステップS7で演算した距離が所
定の中距離閾値L2 以上と確認されると、ステップS9
で演算した距離が所定の最大距離閾値L3 以上であるか
判定し、所定の最大距離閾値L3 以上にないと判定した
とき、ステップS10で赤色LED22R及び緑色LE
D22Gの通電電流値を調整して黄色の点滅とする。ま
た、ステップS9で演算した距離が所定の最大距離閾値
L3 以上であると判定したとき、ステップS11で緑色
LED22Gにより緑色の連続点灯とする。
【0027】図6は本発明の一実施形態の車両近接表示
装置の車間距離センサ8の動作を示すフローチャートで
ある。
【0028】本実施形態においては、他のメインプログ
ラムの実行中にこのプログラムがコールされる。
【0029】ステップS21でスピードセンサの出力が
VH =10km/h以上にならない限り、このルーチン
を脱する。ステップS21でスピードセンサの出力がV
H =10km/h以上になったと判定されると、ステッ
プS22で所定の時間(数μs以上)だけマイクロ波が
送信され、ステップS23で所定時間の後、前記出力し
たマイクロ波の反射波を検出し、ステップS24でスピ
ードセンサの出力を入力する。ステップS25で送受信
したマイクロ波信号の受信遅れから車間距離を演算し、
スピードセンサで得た車速に比較して安全車間距離との
関係を得る。
【0030】ステップS26で演算した安全車間距離が
所定の安全車間距離閾値のL10=80%以上であるか判
定し、所定の所定の安全車間距離閾値のL10=80%以
上にないと判定したとき、ステップS27で赤色LED
22Rにより赤色を連続点灯する。ステップS25で演
算した安全車間距離が所定の安全車間距離閾値L10=8
0%以上と確認されると、ステップS28で演算した安
全車間距離が所定の安全車間距離閾値L20=90%以上
であるか判定し、所定安全車間距離閾値L20=90%以
上にないと判定したとき、ステップS29で赤色LED
22R及び緑色LED22Gの通電電流値を調整して橙
色の連続点灯とする。ステップS28で演算した安全車
間距離が所定の安全車間距離閾値L20=90%以上と確
認されると、ステップS30で演算した安全車間距離が
所定の安全車間距離閾値L30=100%以上であるか判
定し、所定の安全車間距離閾値L30=100%以上にな
っていないと判定したとき、ステップS31で赤色LE
D22R及び緑色LED22Gの通電電流値を調整して
黄色の連続点灯とする。また、ステップS30で演算し
た安全車間距離が所定の安全車間距離閾値L30=100
%以上であると判定したとき、ステップS32で緑色L
ED22G、赤色LED22R及び緑色LED22Gの
通電電流値を調整して白色の連続点灯とする。
【0031】このように、本実施形態の車両近接表示装
置は、車体1の外部に配設されたフェンダーミラー2
と、車体1の左側の障害物を検出する左側距離センサ6
と、車体1の前方の障害物を検出する前側距離センサ7
と、車体1の前方の車両との車間距離を検出する車間距
離センサ8と、フェンダーミラー2とステアリングホイ
ール3に向う運転者の視線Eを結ぶ直線の水平平面上の
インストルパネル4の上面の高さに位置し、複数色に発
光自在なLED22が収容されている表示部10と、左
側距離センサ6、前側距離センサ7、車間距離センサ8
との出力で表示部10に収容されたLED22を発光制
御する発光制御回路20とを具備するものである。
【0032】したがって、車体1が車庫入れまたは駐車
されるために所定速度以上の低車速になったとき、車体
1の左側の障害物を検出する左側距離センサ6によっ
て、或いは所定の速度で走行中に車体1の前方の車両と
の車間距離を検出する車間距離センサ8によって、ま
た、車体1の前側の障害物を検出する前側距離センサ7
によって車体1の側部、前側との物体との距離を計測
し、その距離に応じてLED22の発光色出力を変更す
る。運転者は、LED22の出力を確認することによ
り、車体1の側部、前側の物体との距離を計測すること
ができ、素人でも車寄せを正確に、かつ、素早く行うこ
とができる。このとき、運転者はフェンダーミラー2で
車体1の左側を確認していても、フェンダーミラー2と
ステアリングホイール3に向う運転者の視線Eを結ぶ直
線の水平平面上のインストルパネル4の上面の高さに表
示部10が配設されているから、格別、表示部10を意
識しなくても、自然に表示部10が視線Eに入り込むこ
とになり、表示部10の情報を見落すことがない。
【0033】勿論、通常走行においては、視線Eを後方
確認のためにフェンダーミラー2に移しているときで
も、車体1の前方の車両との車間距離を検出する車間距
離センサ8によって、車間距離が所定の距離以下になれ
ば、その距離に応じてLED22の発光色出力を変更す
るから、運転者はフェンダーミラー2で車体1の左側後
方を確認していても、フェンダーミラー2とステアリン
グホイール3に向う運転者の視線Eを結ぶ直線の水平平
面上のインストルパネル4の上面の高さに表示部10が
配設されているから、格別、表示部10を意識しなくて
も、自然に表示部10が視線Eに入り込むことになり、
表示部10の情報を見落すことがない。
【0034】なお、上記実施形態では、インストルパネ
ル4の上面に表示部10を配設する事例で説明したが、
本発明を本実施形態する場合には、図2の破線で示すよ
うに、インストルパネル4の前面に表示部10Aを装着
することもできる。しかし、意匠性についての配置を無
視すれば、表示部10はフェンダーミラー2とステアリ
ングホイール3に向う運転者の視線Eを結ぶ直線付近に
あることが望ましいから、インストルパネル4の上面に
配設するのが好適である。
【0035】上記本実施形態では、表示部10は単一の
表示面の場合を示したが、本発明を本実施する場合に
は、図7のように、表示面を複数にすることができる。
図7は本発明の一実施形態の車両近接表示装置で使用す
る表示部10の他の事例の斜視図である。本実施形態に
おいては、図3に示したものとの相違点のみ説明する。
図7において、インストルパネル4の上部に固着された
本実施形態の車両近接表示装置の表示部10の概略的な
外観は、金属板をマウス状に形成したり、合成樹脂で射
出成形してなるハウジング12と、透明または半透明な
透光性の樹脂からなるレンズ部11a,11b,11c
を有している。レンズ部11a,11b,11cはその
内面がシボ加工または切削加工による粗面が形成されて
いる。また、レンズ部11a,11b,11cは車体1
の左側の障害物を検出する左側距離センサ6、車体1の
前方の障害物を検出する前側距離センサ7、車体1の前
方の車両との車間距離を検出する車間距離センサ8に対
応するものである。
【0036】したがって、この種の実施例によれば、左
側距離センサ6、前側距離センサ7、車間距離センサ8
の出力の状況を、独立して表示できるから、表示形態を
任意に、かつ、同時に設定できる。また、その距離の程
度を表示面の位置で表示することもできる。しかし、本
発明を実施する場合には、表示面の数を特定するもので
はない。
【0037】ところで、上記本実施形態では、左側距離
センサ6、前側距離センサ7、車間距離センサ8を用い
て事例で説明したが、本発明を実施するときは、左側距
離センサ6、前側距離センサ7、車間距離センサ8の何
れか1つ以上とすることができる。勿論、車体1の4隅
にセンサを配設し、それによって障害物との距離を検出
することもでき、その数を多くすることにより、信頼性
を高くすることができる。
【0038】また、本実施形態の表示部10,10A
は、フェンダーミラー2とステアリングホイール3に向
う運転者の視線Eを結ぶ直線の水平平面上のインストル
パネル4の上面の高さに配設されているが、もともと、
フェンダーミラー2とステアリングホイール3に向う運
転者の視線Eは三次元で表現され、その直線上に近い位
置が理想的である。しかし、本発明を実施する場合、発
明者等の実験によれば、フェンダーミラー2とステアリ
ングホイール3に向う運転者の視線Eを結ぶ直線の水平
平面上で、かつ、インストルパネル4の前面の高さ以上
の位置に配設されておれば、格別、表示部10,10A
を意識することなく、確認できることが見出された。
【0039】本実施形態のフェンダーミラー2は、左側
に配設されたもののみを対象としたが、本発明を実施す
る場合には、これに限定されるものではなく、左側また
は右側に配設された後方を確認する確認ミラーとして実
施することができる。
【0040】そして、上記各実施形態の、LED22の
光量値は、公知のプルキンエ効果による視覚度曲線に基
づき、昼間時における光量と夜間時における光量との中
間値程度、例えば、薄暮時等の光量に相当する値に設定
することができる。このために昼夜を判定するセンサを
内蔵させることもできる。特にこの光量検出は、車外に
位置する車両近接表示装置の視認性を高める目的に照ら
し、車外の光量を検出する構成とすることが好ましい。
【0041】更に、本実施形態の車両近接表示装置は、
左側距離センサ6、前側距離センサ7、車間距離センサ
8の何れか1つ以上からなる距離センサを車体1の外部
に配設されたフェンダーミラー2等の確認ミラー内に配
設することができる。本実施形態の場合には、動作中の
距離センサの環境を視認することができ、同時に出力の
信頼性をも評価できる。また、車体に後付けする場合
に、距離センサ等の穴を設ける必要がなくなる。
【0042】このような構成を追加した場合、昼夜等の
光量の相違に応じて、車両近接表示装置の発光色が青系
または赤系に自動的に設定できる。即ち、夜間及びトン
ネル内等、光量が少ないときには、車両近接表示装置
は、プルキンエ効果により見えやすい色であるとされる
青系の色に発光設定される一方、昼間等、光量が多いと
きには、車両近接表示装置は、プルキンエ効果により見
えやすい色であるとされる赤系の色に発光設定される。
その結果、外部環境としての光量に応じて、車両近接表
示装置の発光色を好ましい色に設定でき、運転者は、光
量の変化にかかわらず、常に、車両近接表示装置を明瞭
に視認することができる。
【0043】更に、上記各実施形態の各種距離センサ
は、超音波センサ、光センサまたは他の近接スイッチの
複数のセンサ類を組み合わせたり、そのうちの1つとす
ることができ、検出対象の距離に合致した特性のセンサ
が使用でき、検出の信頼性を向上させることができる。
【0044】特に、光センサを用いる場合には、透過孔
を封止するガラスまたはレンズの外表面にはTiO2 の
被膜を形成すると、太陽光線の近紫外線または近紫外線
を発生するLEDにより、汚れを分解でき初期特性が維
持できるから、好適である。
【0045】更にまた、上記各実施形態は、LED22
を赤色、緑色及び青色の3色のLED22R,22G,
22Bより構成したが、異色のLED22を使用して警
告等の意味を付与するのに必要な複数色を発生可能な限
りにおいて、必ずしもこれら3色のLED22R,22
G,22Bを使用する必要はなく、これら3色のうちの
任意の1色とすることができ、この場合も、発光できる
色の種類は限定されるものの、同様の効果を奏すること
ができる。しかし、3色のLED22R,22G,22
Bを使用した場合は、あらゆる色を発生可能となり、利
用範囲が広がるという効果が得られる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる車両近
接表示装置は、車体の外部に配設された確認ミラーとと
運転者の視線Eを結ぶ直線の水平平面上のインストルパ
ネルの前面以上の高さに位置し、複数色に発光自在なL
EDが収容された表示部と、前記車体とその周囲の物体
との距離を計測する距離センサと、前記距離センサの出
力で前記表示部に収容された前記LEDを発光制御する
発光制御回路とを具備し、車体が車庫入れまたは駐車さ
れるとき、或いは通常の所定の車間距離で走行中に、車
体または車両とその付近の物体との距離を検出すること
によって、表示部でその距離に応じて発光色を出力する
ものであるから、運転者は表示部の出力を確認すること
により、車体と物体との距離を計測することができ、素
人でも車寄せを正確に、かつ、素早く行うことができ
る。また、運転者は確認ミラーで車体の後方を確認して
いても、確認ミラーとステアリングホイールに向う運転
者の視線を結ぶ直線の水平平面上のインストルパネル前
面以上の高さに表示部があるから、格別、表示部を意識
しなくても、自然に表示部が視線に入り込むことにな
り、目線を動かす必要がなくなり、かつ、表示部の情報
を見落すことがない。故に、車体が車庫入れまたは駐車
されるとき、或いは通常の走行中に、車体と物体または
車両との距離を計測し、その距離に応じてLEDの出力
を変更するものであるから、運転者は、通常の運転状態
或いは車体を見ながらLEDの出力を確認することによ
り、車体の側部の物体との距離を確認することができ、
運転者の感覚を向上させることができる。
【0047】請求項2の車両近接表示装置は、前記距離
センサを車体の外部に配設された確認ミラー内に配設し
たものであるから、距離センサの環境を視認することが
でき、出力の信頼性をも評価できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施形態の車両近接表示装
置を自動車に取付けた状態を示す斜視図である。
【図2】 図2は本発明の一実施形態の車両近接表示装
置の車両内部からみた要部斜視図である。
【図3】 図3は本発明の一実施形態の車両近接表示装
置に使用する表示部の要部断面図である。
【図4】 図4は本発明の車両近接表示装置の各実施形
態で使用される回路構成を示すブロック図である。
【図5】 図5は本発明の一実施形態の車両近接表示装
置の左側距離センサ及び前側距離センサの動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】 図6は本発明の一実施形態の車両近接表示装
置の車間距離センサの動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 図7は本発明の一実施形態の車両近接表示装
置で使用する表示部の他の事例の斜視図である。
【符号の説明】
1 車体 6 左側距離センサンサ 7 前側距離センサ 8 車間距離センサ E 視線 10,10A 表示部 20 発光制御回路 22 LED 22R 赤色LED 22G 緑色LED 22B 青色LED

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の外部に配設された確認ミラーと、 前記確認ミラーと運転者の視線を結ぶ直線の水平平面上
    のインストルパネルの前面以上の高さに位置し、複数色
    に発光自在な発光ダイオードが収容された表示部と、 前記車体とその周囲の物体との距離を計測する距離セン
    サと、 前記距離センサの出力で前記表示部に収容された前記発
    光ダイオードを発光制御する発光制御回路とを具備する
    ことを特徴とする車両近接表示装置。
  2. 【請求項2】 前記距離センサは、車体の外部に配設さ
    れた確認ミラー内に配設したことを特徴とする請求項1
    に記載の車両近接表示装置。
JP7357096A 1996-03-28 1996-03-28 車両近接表示装置 Pending JPH09263187A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100706394B1 (ko) * 2005-10-20 2007-04-10 현대자동차주식회사 차량의 아웃사이드 미러를 이용한 후방경보시스템
JP2009018711A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Denso Corp 車両用表示灯

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100706394B1 (ko) * 2005-10-20 2007-04-10 현대자동차주식회사 차량의 아웃사이드 미러를 이용한 후방경보시스템
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