JPH09262759A - 面加工装置 - Google Patents

面加工装置

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JPH09262759A
JPH09262759A JP7450196A JP7450196A JPH09262759A JP H09262759 A JPH09262759 A JP H09262759A JP 7450196 A JP7450196 A JP 7450196A JP 7450196 A JP7450196 A JP 7450196A JP H09262759 A JPH09262759 A JP H09262759A
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JP
Japan
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surface plate
plate
processing apparatus
surface processing
semiconductor wafer
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JP7450196A
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Inventor
Tomoaki Tanaka
智明 田中
Nobuyuki Nishimaki
信幸 西巻
Shohei Sekikawa
正平 関川
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NAOETSU SEIMITSU KAKO KK
Original Assignee
NAOETSU SEIMITSU KAKO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄板の高平坦化に好適な面加工装置を提供す
る。 【解決手段】 薄板を定盤に押し付けて、該薄板に研削
や研磨などの面加工を施す面加工装置において、前記定
盤の半径方向位置に応じて該定盤の硬度を変えたり、前
記定盤の摩耗状態に応じて作動して、前記定盤の表面を
ほぼ平坦に維持させる平坦化手段を有したりするもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板の研削(軟研
削を含む)や研磨などを行なうために用いられる面加工
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェーハの面を研削つまり
ラップ加工するにあたっては、例えば、半導体ウェーハ
の片面(第1面)を保持板(保持装置)に真空吸着さ
せ、前記保持板により半導体ウェーハの他面(第2面)
を定盤に押し付けて、その第2面を平坦に研削してい
る。また、半導体ウェーハの片面のみならず、両面をラ
ップ加工する場合には、第2面の研削後、半導体ウェー
ハの第2面を保持板(保持装置)に真空吸着させ、前記
保持板により半導体ウェーハの第1面を定盤に押し付け
て、その第1面を平坦に研削している。
【0003】また他の方法として、半導体ウェーハの両
面を一度機にラップ加工する方法も知られている。この
方法は、半導体ウェーハをその半導体ウェーハよりも薄
肉のキャリアに保持させると共に、下定盤と上定盤との
間で半導体ウェーハを挟み込み、半導体ウェーハと下定
盤および上定盤との間に相対運動を与えて、両面を一度
機に研削するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにして、半導体ウェーハを研削する場合、下記のよ
うな問題が生じる。すなわち、同じ研削装置で多数の半
導体ウェーハを研削していると、定盤の表面の特定の箇
所の摩耗が進み、定盤の表面が平坦でなくなる。このよ
うな問題は片面研削や両面研削(軟研削を含む)の場合
だけでなく、片面研磨や両面研磨の場合にも生じる。ま
た、半導体ウェーハの加工の場合だけでなく、石英基板
その他の薄板を面加工する場合一般に生じる。
【0005】この問題を図9を用いて説明する。なお、
以下では、片面研削装置、両面研削装置、片面研磨装置
および両面研磨装置を総称して「面加工装置」として説
明する。同図(a),(b)において符号10は面加工
装置を示している。この面加工装置10は半導体ウェー
ハ20の両面を面加工するものであって、この面加工装
置10は下定盤11と上定盤12を有し、この下定盤1
1と上定盤12との間で、キャリア13に保持された半
導体ウェーハ20を面加工するようになっている。この
面加工が研磨である場合には、下定盤11と上定盤12
の表面にはそれぞれ研磨布が貼られる。ここで、下定盤
11は下定盤駆動モータ(図示せず)によって回転駆動
されるようになっており、また、上定盤12は上定盤駆
動モータ(図示せず)によって回転駆動されるようにな
っている。さらに、上定盤12はシリンダ装置14によ
って、被加工物である半導体ウェーハ20を所定の圧力
で下定盤11に押し付けることができるようになってい
る。また、キャリア13は円板状に構成され、その外周
には歯16が形成され、この歯16は、中央に存する平
歯車17と、下定盤11の外側に存する内歯歯車18に
噛合している。平歯車17および内歯歯車18のいずれ
か一方はキャリア駆動装置(図示せず)に連結され、こ
のキャリア駆動装置によってキャリア13が回転駆動さ
れるようになっている。そして、この両面加工装置10
においては、下定盤11、上定盤12およびキャリア1
3を回転駆動させて、半導体ウェーハ20を公転させつ
つ自転させることにより、半導体ウェーハ20の両面を
一度機に面加工するようになっている。
【0006】ところが、キャリア13に対して比較的大
きな半導体ウェーハ20(図10(a))を面加工する
と、半導体ウェーハ2の中央部分が下定盤11および上
定盤12に摺接する時間の方が、周辺部分が下定盤11
および上定盤12に摺接する時間よりも長いため、図1
1(a)の断面図(図9のX−X線に沿った断面図)に
示すように、下定盤11の半径方向の中間部分がその内
周部分および外周部分に比べて大きく摩耗してしまう。
一方、図10(b)に示すようにキャリア13に対して
比較的小さな半導体ウェーハ20を該キャリア13の外
周部に配して面加工すると、逆に、図11(b)の断面
図(図9のX−X線に沿った箇所の断面図)に示すよう
に、下定盤11の内周部分および外周部分が下定盤11
の中間部分に比べて大きく摩耗してしまう。なお、ここ
では下定盤11だけを示しているが、上定盤12も同様
に摩耗する。また、両面加工装置ではなく、片面加工装
置の場合には、下側の定盤だけに、このような問題が生
じる。以上のように、下定盤11の表面が平坦でなくな
ると、被加工物である半導体ウェーハ20の平坦度が劣
化する。したがって、定期的に定盤をドレスする必要が
あるが、そのドレスの間、面加工装置を休ませておく必
要があり、稼働率の点で問題があった。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みなされたも
ので、薄板の高平坦化に好適な面加工装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の面加工装
置は、薄板を定盤に押し付けて、該薄板に研削や研磨な
どの面加工を施す面加工装置において、前記定盤の半径
方向位置に応じて該定盤の硬度を変えて、該定盤の表面
をほぼ平坦に維持させるようにしたことを特徴とするも
のである。この場合、半径方向外方にゆくに従って、徐
々に硬度を変えても良いし、半径方向外方にゆくに従っ
て、段階的に硬度を変えても良い。この面加工装置によ
れば、定盤の摩耗が均一化され、薄板が常時に定盤に均
一圧力で押圧されることになり、薄板の被加工面を高平
坦度とすることができる。
【0009】請求項2記載の面加工装置は、薄板を定盤
に押し付けて、該薄板に研削や研磨などの面加工を施す
面加工装置において、前記定盤の摩耗状態に応じて作動
して、前記定盤の表面をほぼ平坦に維持させる平坦化手
段を有していることを特徴とするものである。この面加
工装置によれば、定盤が局部的に摩耗してしまった場合
でも、平坦化手段の作動によって、定盤の表面をほぼ平
坦に回復させることができる。その結果、薄板を定盤に
常時に均一圧力で押圧することができ、薄板の被加工面
を高平坦度とすることができる。
【0010】請求項3記載の面加工装置は、請求項2記
載の面加工装置において、前記定盤は複数の分割ブロッ
クによって構成され、この複数の分割ブロックのうちの
少なくとも1つは上下方向に移動可能な可動ブロックと
なっており、前記平坦化手段は、この可動ブロックを移
動させることによって、前記定盤の表面をほぼ平坦に維
持させるように構成されていることを特徴とするもので
ある。この面加工装置によれば、定盤が局部的に摩耗し
てしまった場合でも、可動ブロックの移動によって、定
盤の表面をほぼ平坦に回復させることができる。その結
果、薄板を定盤に常時に均一圧力で押圧することがで
き、薄板の被加工面を高平坦度とすることができる。
【0011】請求項4記載の面加工装置は、請求項2記
載の面加工装置において、前記定盤の表面板は膨縮自在
に構成され、この表面板の背後には流体溜が設けられて
おり、前記平坦化手段は、この流体溜に対して圧力流体
を給排して、前記表面板を膨縮させることによって、前
記定盤の表面をほぼ平坦に維持させるように構成されて
いることを特徴とするものである。この面加工装置によ
れば、定盤が局部的に摩耗してしまった場合でも、圧力
流体の給排による表面板の膨縮によって、定盤の表面を
ほぼ平坦に回復させることができる。その結果、薄板を
定盤に常時に均一圧力で押圧することができ、薄板の被
加工面を高平坦度とすることができる。
【0012】請求項5記載の面加工装置は、請求項2記
載の面加工装置において、前記定盤の表面板は熱膨張係
数の異なる複数の金属を重畳して構成されており、前記
平坦化手段は、前記定盤の温度コントロールによって、
前記定盤の表面をほぼ平坦に維持させるように構成され
ていることを特徴とするものである。この面加工装置に
よれば、定盤が局部的に摩耗してしまった場合でも、定
盤の温度コントロールによる表面板の膨縮によって、定
盤の表面をほぼ平坦に回復させることができる。その結
果、薄板を定盤に常時に均一圧力で押圧することがで
き、薄板の被加工面を高平坦度とすることができる。
【0013】請求項6記載の面加工装置は、請求項2記
載の面加工装置において、前記定盤の表面板は膨縮自在
に構成され、前記平坦化手段は、前記表面板を圧電体に
より膨縮させることによって、前記定盤の表面をほぼ平
坦に維持させるように構成されていることを特徴とする
ものである。この面加工装置によれば、定盤が局部的に
摩耗してしまった場合でも、圧電体の動作による表面板
の膨縮によって、定盤の表面をほぼ平坦に回復させるこ
とができる。その結果、薄板を定盤に常時に均一圧力で
押圧することができ、薄板の被加工面を高平坦度とする
ことができる。
【0014】請求項7記載の面加工装置は、請求項2記
載の面加工装置において、前記定盤の表面板は膨縮自在
に構成され、前記平坦化手段は、前記表面板を電磁石に
より膨縮させることによって、前記定盤の表面をほぼ平
坦に維持させるように構成されていることを特徴とする
ものである。この面加工装置によれば、定盤が局部的に
摩耗してしまった場合でも、電磁石による表面板の膨縮
によって、定盤の表面をほぼ平坦に回復させることがで
きる。その結果、薄板を定盤に常時に均一圧力で押圧す
ることができ、薄板の被加工面を高平坦度とすることが
できる。
【0015】請求項8記載の面加工装置は、薄板を上定
盤と下定盤との間で挟み込んで、該薄板の両面に研削や
研磨などの面加工を施す面加工装置において、前記上定
盤および前記下定盤のいずれか一方の表面が他方の表面
の摩耗状態に応じて変形して、前記上定盤および前記下
定盤の表面同士が相補的形状となるように構成されてい
るものである。この面加工装置によれば、上定盤および
下定盤のいずれか一方の表面が他方の表面の摩耗状態に
応じて変形して、上定盤および下定盤の表面同士が相補
的形状となるように構成されているので、薄板を定盤に
常時に均一圧力で押圧することができ、薄板の両面を平
行に面加工することができる。この場合、薄板に弾性が
ある場合には、薄板の被加工面を高平坦度とすることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1(a)には第1実施形態の面
加工装置の主要部の半径方向に沿った断面図(図9のX
−X線に沿った断面図と同様のもの)が示されている。
同図において符号1は定盤を示しており、この定盤1は
内周部分1aが硬度の小さいつまり柔らかい材質で構成
され、中間部分1bが硬い材質で、外周部分1cが柔ら
かい材質で構成されている。なお、同図(a)では段階
的に硬度が変化しているものを示しているが、同図
(b)に示すように半径方向位置に応じて連続的に硬度
を変化させるようにしても良い。なお、ここでは、定盤
1の中間部分1bが内周部分1aおよび外周部分1cに
比べて、より摩耗される場合を想定しているが、定盤1
の内周部分1aおよび外周部分1cが中間部分1bに比
べて、より摩耗される場合にも適用できる。その場合に
は、図2(a)に示すように内周部分1aおよび外周部
分1cを硬い材質で、中間部分1bを比較的に柔らかい
材質で構成するようにすれば良い。また、同図(a)で
は段階的に硬度が変化しているものを示しているが、同
図(b)に示すように半径方向位置に応じて連続的に硬
度を変化させるようにしても良い。また、前記のように
半径方向の位置により定盤1の硬度を変化させる場合、
定盤1の表面板あるいは表層だけの硬度を変化させるよ
うにしても良い。
【0017】図3には第2実施形態の面加工装置の主要
部が示されている。この面加工装置では、定盤1の表面
板2が膨縮自在に構成されて、基板3に対するボルト4
の締め付けによって表面板2が膨出するようになってい
る。ここでは、定盤1の中間部分が内周部分および外周
部分に比べて、より摩耗される場合を想定しているが、
内周部分および外周部分が中間部分に比べて、より多く
摩耗される場合にも適用できる。その場合には、ボルト
4の先端を表面板2の下側に適宜な手段にて結合させて
おき、ボルト4が基板3に対して緩まる方向にボルト4
を回転させることによって、中央部分を下動させ、定盤
1の表面をほぼ平坦に維持させるようにすれば良い。
【0018】図4には第3実施形態の面加工装置の主要
部が示されている。この面加工装置では、定盤1の表面
板2が膨縮自在に構成されて、基板3と表面板2との間
の空間に供給される流体(液体あるいは気体)の圧力に
よって膨縮するようになっている。そのため、この面加
工装置では、前記空間に流体を供給するための流体供給
装置(図示せず)を備えている。ここでは、定盤1の中
間部分が内周部分および外周部分に比べて、より摩耗さ
れる場合を想定しているが、内周部分および外周部分が
中間部分に比べて、より多く摩耗される場合にも適用で
きる。その場合には、真空ポンプ等により、基板3と表
面板2との間の空間に供給される流体の圧力を大気圧よ
りも低くし、中間部分をへこませるようにすれば良い。
【0019】図5には第3実施形態の変形例が示されて
いる。この面加工装置では、定盤1の表面板2が、表面
溝2aに区切られる多数の可動ブロック2bによって構
成されている。各可動ブロック2bは上下動自在に構成
されていて、各可動ブロック2bの下面に作用する流体
(液体あるいは気体)の圧力によって上下動するように
なっている。この変形例では、各可動ブロック2bの上
下動作を個別に制御するため、各可動ブロック2bに対
応して圧力調整器5が設けられている。この変形例によ
れば、各可動ブロック2bの下面に作用する流体の圧力
を高めることにより、各可動ブロック2bが上昇し、逆
に、流体の圧力を大気圧よりも低めることによって、各
可動ブロック2bが下降する。
【0020】図6には第4実施形態の面加工装置の主要
部が示されている。この面加工装置では、定盤1の表面
板2が膨縮自在に構成されている。そして、基板3上に
設置される電磁石6の作動によって、表面板2下に設置
される永久磁石7に斥力を作用させ、定盤1の表面板2
の中間部分を膨出させるようになっている。そのため、
この面加工装置では、前記電磁石6に給電を行なう給電
装置(図示せず)を備えている。ここでは、定盤1の中
間部分が内周部分および外周部分に比べて、より摩耗さ
れる場合を想定しているが、内周部分および外周部分が
中間部分に比べて、より多く摩耗される場合にも適用で
きる。その場合には、電磁石6の作動によって、永久磁
石7に引力を作用させ、中間部分をへこませるようにす
れば良い。
【0021】図7には第5実施形態の面加工装置の主要
部が示されている。この面加工装置では、定盤1の表面
板2が膨縮自在に構成されている。そして、基板3と表
面板2の間に設置される圧電体8の作用によって、定盤
1の表面板2の中間部分を膨出させるようになってい
る。そのため、この面加工装置では、前記圧電体8に給
電を行なう給電装置(図示せず)を備えている。ここで
は、定盤1の中間部分が内周部分および外周部分に比べ
て、より摩耗される場合を想定しているが、内周部分お
よび外周部分が中間部分に比べて、より多く摩耗される
場合にも適用できる。その場合には、圧電体8の作動に
よって、中間部分をへこませるようにすれば良い。
【0022】図8(a)には第6実施形態の面加工装置
の主要部が示されている。この面加工装置では、定盤1
の表面板2とその下に位置する基板3が互いに熱膨張係
数が異なる金属によって構成されている。この表面板2
と基板3は重畳状態に構成されている。この基板3の下
側にはヒータ9aが設置され、このヒータ9aには図示
しない給電装置によって給電がされるようになってい
る。また、ヒータ9aの下側には冷却水管9bが設置さ
れ、この水管9bには図示しない冷却水供給装置によっ
て冷却水が供給されるようになっている。なお、このよ
うにして定盤1を構成する場合には、定盤1を円周方向
によって複数個に分割しておくことが必要である。この
面加工装置によれば、ヒータ9aによって定盤1を暖め
た際に定盤1の中間部分が内周部分および外周部分に対
して相対的にへこみ(同図(b))、水管9bによって
定盤1を冷却した際に定盤1の中間部分が内周部分およ
び外周部分に対して相対的荷膨縮する(同図(c))。
その結果、定盤1の中間部分が内周部分および外周部分
に比べて、より摩耗される場合、逆に、内周部分および
外周部分が中間部分に比べて、より多く摩耗される場合
双方に利用できる。
【0023】以上、本発明者がなした実施形態について
説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
形が可能である。
【0024】例えば、前記実施形態では、下側の定盤1
を説明したが、両面加工機の場合には、上側の定盤も同
様に構成することが必要である。
【0025】また、前記実施形態では、「面加工装置」
として研削装置と研磨装置を同時に説明してきたが、研
削装置では定盤1の表面に研削液を排出させるための溝
が格子状に形成されているので、表面板2を膨出させた
場合、その溝で区切られた部分の角部によって、被加工
物に傷がついてしまうおそれがあるので、その場合に
は、比較的硬いダミーの被加工物を研削することによっ
て、その角部を落とすようにすることが必要となる。
【0026】さらに、前記実施形態では、第2実施形態
〜第6実施形態において、定盤を平坦化させる手段につ
いて説明してきたが、薄板を上定盤と下定盤との間で挟
み込んで、該薄板の両面に研削や研磨などの面加工を施
す面加工装置において、前記上定盤および前記下定盤の
いずれか一方の表面が他方の表面の摩耗状態に応じて変
形して、前記上定盤および前記下定盤の表面同士が相補
的形状となるように構成されていても良い。この面加工
装置によれば、上定盤および下定盤のいずれか一方の表
面が他方の表面の摩耗状態に応じて変形して、上定盤お
よび下定盤の表面同士が相補的形状となるように構成さ
れているので、薄板の押付け力は均一となり、薄板の両
面を平行に加工することができる。この場合、薄板に弾
性がある場合には、薄板の被加工面が高平坦度となる。
【発明の効果】本発明によれば、薄板を定盤に押し付け
て、該薄板に研削や研磨などの面加工を施す面加工装置
において、前記定盤の半径方向位置に応じて該定盤の硬
度を変えたり、前記定盤の摩耗状態に応じて作動して、
前記定盤の表面をほぼ平坦に維持させる平坦化手段を有
しているので、薄板の高平坦化に好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態およびその変形例の概念図であ
る。
【図2】第1実施形態およびその変形例の概念図であ
る。
【図3】第2実施形態の概念図である。
【図4】第3実施形態の概念図である。
【図5】第3実施形態の変形例の概念図である。
【図6】第4実施形態の概念図である。
【図7】第5実施形態の概念図である。
【図8】第6実施形態の概念図である。
【図9】面加工装置の主要部を示す図である。
【図10】半導体ウェーハを保持したキャリアの平面図
である。
【図11】従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 定盤 2 表面板 3 基板 4 ボルト 5 圧力調整器 6 電磁石 7 永久磁石 8 圧電体 9a ヒータ 9b 水管

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板を定盤に押し付けて、該薄板に研削
    や研磨などの面加工を施す面加工装置において、前記定
    盤の半径方向位置に応じて該定盤の硬度を変えて、該定
    盤の表面をほぼ平坦に維持させるようにしたことを特徴
    とする面加工装置。
  2. 【請求項2】 薄板を定盤に押し付けて、該薄板に研削
    や研磨などの面加工を施す面加工装置において、前記定
    盤の摩耗状態に応じて作動して、前記定盤の表面をほぼ
    平坦に維持させる平坦化手段を有していることを特徴と
    する面加工装置。
  3. 【請求項3】 前記定盤は複数の分割ブロックによって
    構成され、この複数の分割ブロックのうちの少なくとも
    1つは上下方向に移動可能な可動ブロックとなってお
    り、前記平坦化手段は、この可動ブロックを移動させる
    ことによって、前記定盤の表面をほぼ平坦に維持させる
    ように構成されていることを特徴とする請求項2記載の
    面加工装置。
  4. 【請求項4】 前記定盤の表面板は膨縮自在に構成さ
    れ、この表面板の背後には流体溜が設けられており、前
    記平坦化手段は、この流体溜に対して圧力流体を給排し
    て、前記表面板を膨縮させることによって、前記定盤の
    表面をほぼ平坦に維持させるように構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の面加工装置。
  5. 【請求項5】 前記定盤の表面板は熱膨張係数の異なる
    複数の金属を重畳して構成されており、前記平坦化手段
    は、前記定盤の温度コントロールによって、前記定盤の
    表面をほぼ平坦に維持させるように構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の面加工装置。
  6. 【請求項6】 前記定盤の表面板は膨縮自在に構成さ
    れ、前記平坦化手段は、前記表面板を圧電体により膨縮
    させることによって、前記定盤の表面をほぼ平坦に維持
    させるように構成されていることを特徴とする請求項2
    記載の面加工装置。
  7. 【請求項7】 前記定盤の表面板は膨縮自在に構成さ
    れ、前記平坦化手段は、前記表面板を電磁石により膨縮
    させることによって、前記定盤の表面をほぼ平坦に維持
    させるように構成されていることを特徴とする請求項2
    記載の面加工装置。
  8. 【請求項8】 薄板を上定盤と下定盤との間で挟み込ん
    で、該薄板の両面に研削や研磨などの面加工を施す面加
    工装置において、前記上定盤および前記下定盤のいずれ
    か一方の表面が他方の表面の摩耗状態に応じて変形し
    て、前記上定盤および前記下定盤の表面同士が相補的形
    状となるように構成されていることを特徴とする面加工
    装置。
JP7450196A 1996-03-28 1996-03-28 面加工装置 Pending JPH09262759A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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