JPH09262682A - インナーマグネティックシールド溶接方法および装置 - Google Patents

インナーマグネティックシールド溶接方法および装置

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JPH09262682A
JPH09262682A JP8104464A JP10446496A JPH09262682A JP H09262682 A JPH09262682 A JP H09262682A JP 8104464 A JP8104464 A JP 8104464A JP 10446496 A JP10446496 A JP 10446496A JP H09262682 A JPH09262682 A JP H09262682A
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JP
Japan
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welding
magnetic shield
inner magnetic
electrodes
pair
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JP8104464A
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English (en)
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Kengo Fukuda
賢午 福田
Toru Nishio
徹 西尾
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バック電極を不要として溶接機構を簡素化
し、トラブルの減少およびコストの低減を図る。 【解決手段】 アパーチャグリル1のフレーム111に
インナーマグネティックシールドの接合片2a,2bを
複数の箇所でスポット溶接する時に該各溶接打点A1 〜
A4、B1,B2、C1,C2、D1〜D4 に溶接電極
3をそれぞれ圧接させ、そして互いに近接する一対の溶
接電極3、3間に溶接電源5から交流電流を供給するこ
とにより該一対の溶接電極が圧接する箇所を同時にスポ
ット溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CRT受像管のア
パーチャグリルにインナーマグネティックシールドを溶
接するための方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アパーチャグリルにインナーマグ
ネティックシールドを固着する方法としては、一般に抵
抗溶接機が使用されている。図5は従来の抵抗溶接によ
りインナーマグネティックシールドをアパーチャグリル
のフレームに固着する場合を示すもので、アパーチャグ
リル1にその背面からインナーマグネティックシールド
2が組付けられ、インナーマグネティックシールド2の
上下縁部には、アパーチャグリル1を構成するフレーム
111の上下メンバー111a、111aへの溶接用接
合片2a、2aが4個ずつ形成され、さらにインナーマ
グネティックシールド2の左右縁部には、フレーム11
1の左右メンバー111b、111bへの溶接用接合片
2b、2bが2個ずつ形成されている。また、インナー
マグネティックシールド2の各溶接用接合片2a、2a
の各溶接打点(スポット溶接部位)A1 〜A4、D1〜
D4及び各溶接用接合片2b、2bの各溶接打点B1,
B2及びC1,C2にそれぞれフロント電極3を圧接さ
せ、更にこれら各フロント電極3に対向してバック電極
4を上下メンバー111a、111aの内側または左右
メンバー111b、111bの上面から圧接し、この両
電極3、4間に直流電流を流すことにより各溶接打点に
抵抗溶接で溶接するようにしている。
【0003】フロント電極3とバック電極4はアクチェ
ータ9により進退可能になっており、アクチェータ9を
前進してフロント電極3とバック電極4を圧接し電流を
流すことにより溶接し、溶接後は後退される。溶接打点
の数はCRT受像管の型式により異なり、例えば29型
であれば、図5のように上側の溶接打点A1 、A2 、A
3 、A4 の4箇所、左右側の溶接打点B1 、B2 及びC
1 、C2 の各2箇所、下側の溶接打点D1 、D2 、D3
、D4の4箇所であり、計12の溶接打点で行われる。
このため、溶接電極は、フロント電極3が12本、これ
と対応するバック電極4が12本の計24本が設置さ
れ、各フロント電極3、バック電極4は対となって各々
の対に規定電流を供給するためには溶接電源(図示せ
ず)が計12台必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
抵抗溶接方式では、フロント電極3に加えてバック電極
4が必要であるため、アパーチャグリルの周辺が電極や
アクチェータによって繁雑になり、メンテナンススペー
スがなくなり、溶接装置のトラブルの復帰に手間を要す
るばかりでなく、全ての溶接打点A1 〜D1 に均一な溶
接電流を供給する必要上、各フロント電極、バック電極
ごとに溶接電源が必要となり(上記の例では12台)、
コスト高およびトラブル多発の要因となっている。本発
明は上述の点に着目してなされたもので、バック電極を
不要として溶接機構を簡素化し、トラブルの減少および
コストの低減をはかったインナーマグネティックシール
ドの溶接方法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、アパーチャグリルのフレームにインナーマ
グネティックシールドを溶接する方法であって、前記ア
パーチャグリルのフレームに前記インナーマグネティッ
クシールドの接合片を複数の箇所でスポット溶接する時
に該各溶接打点に溶接電極をそれぞれ圧接させ、前記近
接する一対の溶接電極間に交流電流を供給することによ
り該一対の溶接電極が圧接する箇所を同時にスポット溶
接することを特徴とする。
【0006】本発明は、アパーチャグリルのフレームに
インナーマグネティックシールドを溶接する装置であっ
て、前記アパーチャグリルのフレームに前記インナーマ
グネティックシールドの接合片を複数の箇所でスポット
溶接する各溶接打点に対して離接可能に配置した複数の
溶接電極と、前記近接する一対ずつの溶接電極を前記イ
ンナーマグネティックシールドの接合片に対して圧接及
び離間する方向に移動させる駆動手段と、前記一対の溶
接電極ごとにシャントワイヤを介して接続された交流溶
接電源とを備えてなるものである。
【0007】本発明では、溶接電極をインナーマグネテ
ィックシールドの接合片側のみに配置し、近接する一対
の溶接電極間に交流電流を供給することにより、一対の
溶接打点を同時に溶接する。したがって、従来不可欠と
されていたバック電極を省くことが可能となり、溶接機
構が簡略化されると共に、溶接電源も半減することがで
きる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1ないし図4に
示す実施の形態に基づいて説明する。図2において、全
体符号1はアパーチャグリル、111はアパーチャグリ
ルを構成するフレームであり、このフレーム111の上
下メンバー111a,111a間には図示省略のフラッ
トアパーチャグリルがシーム溶接によって張設されてい
る。図3において、全体符号2はステンレス製の梯形四
角錐のインナーマグネティックシールドであり、このイ
ンナーマグネティックシールド2の上下縁部には溶接用
接合片2a、2aが4個ずつ形成され、さらにインナー
マグネティックシールド2の左右縁部には溶接用接合片
2b、2bが2個ずつ形成されている。
【0009】図1において、インナーマグネティックシ
ールド2はアパーチャグリル1にその背面から組付けら
れるもので、インナーマグネティックシールド2の上下
縁部の溶接用接合片2a、2aは、アパーチャグリル1
を構成するフレーム111の上下メンバー111a、1
11aに接合されるものであり、また、インナーマグネ
ティックシールド2の左右縁部の溶接用接合片2b、2
bは、フレーム111の左右メンバー111b、111
bに接合される。また、インナーマグネティックシール
ド2の各溶接用接合片2a、2aの各溶接打点(スポッ
ト溶接部位)A1 〜A4、D1〜D4及び各溶接用接合
片2b、2bの各溶接打点B1,B2及びC1,C2に
それぞれ溶接電極3が離接可能に圧接される。そして、
上側接合片2aの溶接打点A1 とA2 、A3 とA4 、左
側接合片2bの溶接打点B1 とB2 、右側接合片2bの
溶接打点C1 とC2 および下側接合片2aの溶接打点D
1 とD2 、D3 とD4 が対となって同時に溶接されるよ
うになっている。溶接電極3は、従来のフロント電極に
相当する片側のみ使用し、バック電極4を使用しない方
式を採用するため、インナーマグネティックシールド2
の上側接合片2aには溶接電極3が計4箇所に、下側接
合片2aには溶接電極3が計4箇所に、左側接合片2b
には溶接電極3が計2箇所に、右側接合片2bには溶接
電極3が計2箇所に各々配置されている。
【0010】各溶接電極3は、エアシリンダ等のアクチ
ェータ9により同時に前進、後退されるようになってい
ると共に、近接して対となっている溶接電極3、3が各
対ごとに同一の交流溶接電源5に接続されている。した
がって、溶接電源5は図示の例では計6個使用される
(図1では溶接電源5は1個のみ示している)。各溶接
打点A1 〜A4、B1,B2、C1,C2、D1〜D4
に溶接電極3は同時に接触し、それぞれの溶接電源5か
ら交流電源を供給することにより、図1に矢印6で示す
ような経路で交流電流が流れ、各々の溶接打点A1 〜A
4、B1,B2、C1,C2、D1〜D4 が同時に溶接
される。なお、図1は29型のCRT受像管の例で、計
12の溶接打点A1 〜A4、B1,B2、C1,C2、
D1〜D4 で溶接しているが、溶接打点の数は型式に応
じて増減される。
【0011】図4に、溶接機構の実施の形態を示してい
る。図4では一個の溶接電極3についてのみ示してお
り、同様の機構のものが全ての溶接電極3ごとに設けら
れる。溶接電極3は導電性のホルダ7に取り付けられ、
このホルダ7は絶縁板8を介してエアシリンダ等のアク
チェータ9に取り付けられている。アクチェータ9は支
持台10に取り付けられ、この支持台10はアジャスタ
11により高さ調整可能に基台12に支持されている。
支持台10には横向きの銅板13が取り付けられ、この
銅板13に縦向きの銅板14が取り付けられ、溶接電源
5には上方に延びる銅板15が接続されている。
【0012】ホルダ7に取り付けられた銅板16と銅板
13間、および銅板14、15間にはシャントワイヤ1
7が接続され、溶接電源5より一対の溶接電極3、3に
交流電流が供給されるようになっている。アクチェータ
9により溶接電極3は前進して各溶接打点A1 〜A4、
B1,B2、C1,C2、D1〜D4 を圧接し、溶接電
源5より溶接電極3に交流電流を供給すると、対となっ
ている溶接打点間に電流が流れてシリーズ溶接が行われ
る。但し、交流電源の方が電流損が小さく、一対の溶接
打点の両者に均等に電流が流れるため、均等な溶接がで
き、したがって、交流電源の方が好ましい。
【0013】以上のように、本実施の形態によれば、溶
接電極をインナーマグネティックシールドの接合片側の
みに配置し、近接する一対の溶接電極間に交流電流を供
給することにより、一対の溶接打点を同時に溶接する。
したがって、従来不可欠とされていたバック電極を省く
ことが可能となり、溶接機構が簡略化されると共に、溶
接電源5も半減することができる。また、バック電極を
省けるため、バック電極およびそのアクチェータがなく
なった分、溶接装置のスペースに余裕ができ、溶接電極
の交換その他のメンテナンスが容易になる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明方法および
装置によれば、溶接電極をインナーマグネティックシー
ルドの接合片側のみに配置し、近接する一対の溶接電極
間に交流電流を供給することにより、一対の溶接打点を
同時に溶接するから、従来不可欠とされていたバック電
極を省くことが可能となり、そのためアクチェータおよ
び溶接電源を半減することができ、溶接機構が簡略化さ
れ、コスト低減ができると共に、バック電極を省けるた
め、バック電極およびそのアクチェータがなくなった
分、アパーチャグリル周辺のスペースに余裕ができ、溶
接電極の交換その他のメンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶接方法の一実施の形態を示すもの
で、(a)はアパーチャグリルへインナーマグネティッ
クシールドを組付けた状態を示す背面図、(b)はその
平面図である。
【図2】アパーチャグリルを示すもので、(a)は正面
図、(b)は平面図である。
【図3】インナーマグネティックシールドを示すもの
で、(a)は背面図、(b)は平面図である。
【図4】本発明のインナーマグネティックシールド溶接
装置の一実施の形態を示す側面図である。
【図5】従来の溶接方法を示すもので、(a)はアパー
チャグリルへインナーマグネティックシールドを組付け
た状態を示す背面図、(b)はその平面図である。
【符号の説明】
1……アパーチャグリル、2……インナーマグネティッ
クシールド、3……溶接電極、5……溶接電源、9……
アクチェータ、17……シャントワイヤ、A1、A2 、
A3 、A4 、B1 、B2 、C1 、C2 、D1 、D2 、D
3 、D4 ……溶接打点、111……フレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アパーチャグリルのフレームにインナー
    マグネティックシールドを溶接する方法であって、 前記アパーチャグリルのフレームに前記インナーマグネ
    ティックシールドの接合片を複数の箇所でスポット溶接
    する時に該各溶接打点に溶接電極をそれぞれ圧接させ、 前記近接する一対の溶接電極間に交流電流を供給するこ
    とにより該一対の溶接電極が圧接する箇所を同時にスポ
    ット溶接する、 ことを特徴とするインナーマグネティックシールドの溶
    接方法。
  2. 【請求項2】 前記各一対の溶接電極には別々の溶接電
    源から交流電流を供給することを特徴とする請求項1記
    載のインナーマグネティックシールド溶接方法。
  3. 【請求項3】 アパーチャグリルのフレームにインナー
    マグネティックシールドを溶接する装置であって、 前記アパーチャグリルのフレームに前記インナーマグネ
    ティックシールドの接合片を複数の箇所でスポット溶接
    する各溶接打点に対して離接可能に配置した複数の溶接
    電極と、 前記近接する一対ずつの溶接電極を前記インナーマグネ
    ティックシールドの接合片に対して圧接及び離間する方
    向に移動させる駆動手段と、 前記一対の溶接電極ごとにシャントワイヤを介して接続
    された溶接電源と、 を備えたことを特徴とするインナーマグネティックシー
    ルド溶接装置。
  4. 【請求項4】 前記溶接電源が交流電源である請求項3
    記載のインナーマグネティックシールド溶接装置。
JP8104464A 1996-03-28 1996-03-28 インナーマグネティックシールド溶接方法および装置 Abandoned JPH09262682A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005072902A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 永久磁石材を有する金属部材の溶接装置及びその溶接方法並びに回転電機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005072902A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 永久磁石材を有する金属部材の溶接装置及びその溶接方法並びに回転電機
US7893381B2 (en) 2004-01-30 2011-02-22 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Welding set of metal member including permanent magnet and welding method thereof, as well as electric rotating machine

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