JPH09262396A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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Publication number
JPH09262396A
JPH09262396A JP8076890A JP7689096A JPH09262396A JP H09262396 A JPH09262396 A JP H09262396A JP 8076890 A JP8076890 A JP 8076890A JP 7689096 A JP7689096 A JP 7689096A JP H09262396 A JPH09262396 A JP H09262396A
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JP
Japan
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washing
filter
washing liquid
fine
coarse
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Application number
JP8076890A
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English (en)
Inventor
Yoshio Yoshida
義雄 吉田
Shinichi Nakamura
新一 中村
Masaji Kukino
政次 久木野
Shinsuke Ise
伸介 伊勢
Kazuhiko Mantani
和彦 萬谷
Yumiko Kouuchi
由美子 香内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Nihon Kentetsu Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Nihon Kentetsu Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Nihon Kentetsu Co Ltd
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯液に含まれる糸屑、石鹸カス、泥、ダニ
をフィルターにより除去して、仕上がり品質の高い洗濯
を行うことができる洗濯機を得る。 【解決手段】 洗濯機の第1の吐出口19aに木綿フィ
ルター23から成る第1の洗濯用フィルター22aを、
第2の吐出口19bにナイロンフィルター26から成る
第2の洗濯用フィルター22bをそれぞれ装着させて、
洗濯液に含まれる糸屑、石鹸カス、泥、ダニを除去す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、洗濯液に含まれ
る糸屑、石鹸カス、泥、ダニをフィルターにより除去し
て、衣類を洗濯する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】先行技術文献として、特開昭59−51
887号公報、特開平6−296794号公報、特開平
7−88309号公報が挙げられる。図9は、特開平6
−296794号公報に開示されている洗濯液を循環さ
せる循環機構を備えた洗濯機の構造を示す概略断面図で
ある。図9において、洗濯脱水槽の底面に設けた回転翼
の側面から洗濯脱水槽の上部にかけて複数の水路を設
け、複数の水路の上部に洗濯脱水槽の内部へ向けて開口
部をもたせている。そして、複数の開口部に糸屑フィル
ターをそれぞれ設けて、糸屑総循環流量に比例させなが
ら糸屑除去率を大幅に向上させている。
【0003】また、図10は特開昭59−51887号
公報に開示されている洗濯機用糸屑フィルターの部分拡
大図である。洗濯脱水槽に貯えた洗濯液を図10に示す
ような糸屑フィルターへ通過させて、洗濯液に含まれる
糸屑を除去するものである。糸屑フィルターは、柔軟性
を有する縦糸と縦糸よりも細い横糸とで形成されたもの
である。これによって、洗濯物との接触に対する耐久性
が大きく、しかも洗濯液が横糸に接触することによって
洗濯物の洗いが確実に行われる。また、洗濯物の糸屑が
除去され、かつ糸屑フィルターの目詰まりを防止できる
というものである。
【0004】また、特開平7−88309号公報に開示
されている洗濯機用糸屑フィルターのマーキゼット編み
の表編み面の部分拡大図を図11(1)に、裏編み面の
部分拡大図を図11(2)に、それぞれ示す。洗濯脱水
槽に貯えた洗濯液を図11(1)と図11(2)とに示
すような糸屑フィルターへ通過させて、洗濯液に含まれ
る糸屑を除去する。斜め糸が露出されていない表編み面
を糸屑フィルターの内側になるように形成している。こ
れによって、洗濯物の糸屑が除去され、かつ糸屑フィル
ターの目詰まりを起こし難くしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の糸屑フィルター
を設けた洗濯機は、糸屑の総循環量を増大させて糸屑の
除去効率を向上させ、かつ目詰まりを起こし難いように
数々の工夫が施されている。しかし、洗濯物の大きな糸
屑のみを除去して洗濯するものであり、例えば洗濯物に
付着している微細な糸屑、石鹸カス、ダニを除去しなが
ら洗濯することは不可能であった。このため、例えばダ
ニは洗濯機の排水口から幾分のみ排出されるが、殆どの
ダニは洗濯物によって濾過されて洗濯物に残留したまま
である。したがって、衛生面で非常に良くないという問
題点があった。
【0006】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたもので、洗濯物の大きな糸屑、微細な糸
屑、石鹸カス、泥、ダニをフィルターによって目詰まり
を起こすことなく効率良く除去して、常に清潔をモット
ーとした洗濯ができる、品質の高い洗濯機を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる洗濯機
は、洗濯脱水槽に貯えた洗濯液を汲み上げる機能を有す
る汲み上げ手段と、汲み上げ手段で汲み上げた洗濯液を
吐出させる複数の吐出口とを設けると共に、複数の吐出
口に目の細かいフィルターと目の粗いフィルターとを着
脱自在に装着させ、洗濯脱水槽へ浄化された洗濯液を戻
すようにしたものである。
【0008】また、複数の吐出口から吐出される洗濯液
の水圧を相違させる水圧制御手段と、水圧の最も高い洗
濯液が吐出される吐出口に着脱自在に装着される目の細
かいフィルターとを設けるようにしたものである。
【0009】また、汲み上げ手段を洗濯脱水槽の底面に
配置する回転翼の下部に設けられた複数の羽根の揚水力
により、洗濯液を汲み上げるようにしたものである。
【0010】また、目の細かいフィルターを木綿布で形
成させ、一方目の粗いフィルターを合成繊維を格子状に
織って形成させたものである。
【0011】また、目の細かいフィルターと目の粗いフ
ィルターとを、合成繊維を格子状に織って形成させたも
のである。
【0012】また、目の細かいフィルターを合成繊維を
格子状に織って、目寸法を40μmから200μmの範
囲に設定したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明による洗濯機の実施の
形態を示す概略断面図である。図1において、1は外
箱、2は洗濯液、3は外槽、5は洗濯脱水槽8の側壁4
に設けられる多数の穴、6は洗濯物、7は回転翼、9は
モータ、10はモータプーリー、11はベルト、12は
主軸プーリー、13は減速機構、14は排水弁、15a
は洗濯脱水槽8の側壁4に設けられる第1の溝、15b
は洗濯脱水槽8の側壁4に設けられる第1の溝15aと
対向の位置にある第2の溝、16aは第1の溝15aを
塞ぐ第1のカバー、16bは第2の溝15bを塞ぐ第2
のカバー、17aは第1の溝15aと第1のカバー16
aとで構成される第1の循環水路、17bは第2の溝1
5bと第2のカバー16bとで構成される第2の循環水
路、18は回転翼7の裏側に設けられる複数の羽根、2
1aは第1の循環水路17aへ複数の羽根18によって
送り出される第1の循環水、21bは第2の循環水路1
7bへ複数の羽根18によって送り出される第2の循環
水、22aはバランサー20の下部に配置する第1の吐
出口19aへ着脱自在に装着される第1の洗濯用フィル
ター、22bはバランサー20の下部に位置する第2の
吐出口19bへ着脱自在に装着される第2の洗濯用フィ
ルターである。
【0014】また、第1の循環水路17aへ第1の循環
水21aを、第2の循環水路17bへ第2の循環水21
bを送り出す方法として、専用の循環ポンプを用いて目
的を達成してもよい。
【0015】また、第1の循環水路17aを循環する第
1の循環水21aの流量を、第1の吐出口19aが解放
状態のときに約30L/分となるようにする。しかし、
第1の洗濯用フィルター22aは目が非常に細かいた
め、若干の圧損を生じることで約20L/分となる。水
圧を約80cmH2 Oとなるように機構上で工夫する。
一方、第2の循環水路17bを循環する第2の循環水2
1bの流量を、第2の吐出口19bが解放状態のときに
約20L/分となるようにする。水圧を約60cmH2
Oとなるように機構上で工夫する。
【0016】また、複数の循環水路に複数の吐出口を設
けて、複数の吐出口にフィルターの目の大きさが相違す
る洗濯用フィルターをそれぞれ着脱自在に装着させて、
浄化された洗濯液を洗濯脱水槽へ戻してもよい。
【0017】また、単一の循環水路に複数の吐出口を設
けて、複数の吐出口にフィルターの目の大きさが相違す
る洗濯用フィルターをそれぞれ着脱自在に装着させて、
浄化された洗濯液を洗濯脱水槽へ戻してもよい。
【0018】また、単一の循環水路に複数の吐出口を設
けて、複数の吐出口の配列を縦方向または横方向に形成
してもよい。
【0019】ここで、第1の吐出口19aへ着脱自在に
装着する第1の洗濯用フィルター22aと第2の吐出口
19bへ着脱自在に装着する第2の洗濯用フィルター2
2bについて説明する。図2は、第1の洗濯用フィルタ
ー22aの側部が除かれた斜視図を示す。図2におい
て、第1の洗濯用フィルター22aは木綿フィルター2
3を開口部をもつ袋形状とし、開口部には取り付け枠2
5を設けた。木綿フィルター23は図3(1)に示すよ
うに、太さが約50μmの木綿の糸24を織って布状に
したものである。また、木綿フィルター23は図3
(2)に示すように、縦方向の木綿の糸24を大きく撚
った状態で織って布状にしたものでもよい。一方、第2
の洗濯用フィルター22bは、第1の洗濯用フィルター
22aの形状と殆ど同一である。第2の洗濯用フィルタ
ー22bは図4に示すように、太さが約30μmの例え
ばナイロン繊維27を織って、概正方形の目寸法L2が
約400μm、開口率が約85%の形状をもつナイロン
フィルター26から成るものである。なお、ナイロン繊
維27の他に、ポリエステル繊維またはアクリル繊維で
あってもよい。
【0020】図8は、木綿フィルター23とナイロンフ
ィルター26における循環水の通過速度、糸屑の濾過能
力、ダニの濾過能力の度合いを示したものである。な
お、循環水の水圧は木綿フィルター23を約80cmH
2 O、ナイロンフィルター26を約60cmH2 Oとし
た。図8において、木綿フィルター23は親水性を有し
ているため、水が染み出し易いので循環水の通過速度が
比較的大きい。また、木綿フィルター23の目は非常に
細かいため、糸屑またはダニに対して濾過能力が大きい
ことが実験結果から得られた。とくに、ダニに対しては
顕著である。一方、ナイロンフィルター26は目寸法が
約400μmのとき、循環水の通過速度は非常に大きい
が、糸屑の濾過能力は低いことが確認される。また、ダ
ニに対しての濾過能力は全くない状態である。以上のこ
とより、通水能力についてはナイロンフィルター26の
方が若干優っているが、糸屑またはダニに対しての濾過
能力については木綿フィルター23の方がはるかに優っ
ている。
【0021】ここで、洗濯物6に付着しているダニの微
生物について説明する。下記の文献1,2に示すよう
に、着用衣類、シーツ、毛布などには、多数のダニが付
着していることが報告されている。 文献1:埼玉県衛生研究所報NO.27(1993) 埼玉県内の某女子高等学校の生徒の衣類に付着するダニ
類の調査 1着平均 セータ28.8匹、ジャージ下7.7匹、ユニホーム
6.7匹 ブレザー3.2匹、Yシャツ2.9匹、ブラジャー2.
3匹 文献2:沖縄県公害衛生研究所報NO.25(199
1) 沖縄県のアパートで採取した室内塵性のダニ相 1m2 当たり平均 シーツ72.8匹、布団27.4匹、敷き毛布26.5
【0022】以下、第1の洗濯用フィルター22aと第
2の洗濯用フィルター22bとを設けた洗濯機の動作に
ついて、図1を参照しながら説明する。洗濯脱水槽8に
洗濯物6を入れて電源を投入すると、洗濯物6の量が自
動計測される。そして、洗剤の必要量が表示されると共
に、給水が始まる。洗剤を表示に基づいて投入すると、
給水がさらに進んで洗濯物6の量に応じた水量、例えば
約50Lの水が洗濯脱水槽8に貯まる。それと同時に給
水が停止される。次に、洗い行程を開始して回転翼7が
右回転と左回転とを繰り返しながら駆動することによ
り、洗濯物6と洗濯液2とが撹拌される。回転翼7の回
転に伴って、複数の羽根18の揚水力で洗濯脱水槽8に
貯えている洗濯液2が汲み上げられ、第1の循環水路1
7aと第2の循環水路17bとへ送り込まれる。これに
よって、第1の循環水21aが第1の吐出口19aから
吐出して第1の洗濯用フィルター22aを、一方第2の
循環水21bが第2の吐出口19bから吐出して第2の
洗濯用フィルター22bを通過し、浄化された洗濯液2
が洗濯脱水槽8へ戻される。この動作は洗い行程の他
に、濯ぎ行程でも同様に行われる。なお、第1の吐出口
19aから吐出される第1の循環水21aと第2の吐出
口19bから吐出される第2の循環水21bとは、それ
ぞれ洗濯脱水槽8へ厚みのある束状で吐出するように設
計される。
【0023】以上の構成を有する洗濯機において、洗濯
物6が洗濯液2により撹拌される過程で、洗濯物6に付
着している大きな糸屑、粗ゴミ、微細な糸屑、石鹸カ
ス、泥、ダニが徐々に離れながら洗濯液2へ分散してい
く。そして、大きな糸屑、粗ゴミ、微細な糸屑、石鹸カ
ス、泥、ダニを含んだ第1の循環水21aと第2の循環
水21bとが、1分間当たり約20Lの割合で第1の洗
濯用フィルター22aと第2の洗濯用フィルター22b
とを通過する。これによって、大きな糸屑、粗ゴミ、微
細な糸屑、石鹸カス、泥、ダニは、目の非常に細かい木
綿フィルター23から成る第1の洗濯用フィルター22
aで濾過されるので、浄化された循環水として洗濯脱水
槽8へ戻る。一方、大きな糸屑、粗ゴミ、微細な糸屑、
石鹸カス、泥、ダニは、第2の洗濯用フィルター22b
にも運ばれる。しかし、ナイロンフィルター26から成
る第2の洗濯用フィルター22bは、目寸法が約400
μmと目が粗いため、大きな糸屑、粗ゴミ、泥という比
較的大きい物質のみが濾過される。したがって、微細な
糸屑、ダニを含んだ循環水が洗濯脱水槽8へ戻る。
【0024】このように、目の細かい木綿フィルター2
3から成る第1の洗濯用フィルター22aと目の粗いナ
イロンフィルター26から成る第2の洗濯用フィルター
22bとを構成して、第2の洗濯用フィルター22b側
で大きな糸屑と粗ゴミとを選択的に取って、第1の洗濯
用フィルター22aの大きな糸屑、粗ゴミ、泥に対して
の負担を軽減させる。このため、第1の洗濯用フィルタ
ー22aは大きな糸屑、粗ゴミ、泥に対しての目詰まり
を起こし難いので、耐久寿命が長くなる。また、第1の
洗濯用フィルター22aを通過する第1の循環水21a
の水圧を、第2の洗濯用フィルター22bと比べて大き
く設定しているので、第1の洗濯用フィルター22aが
多少の目詰まりを起こしても、第1の循環水21aの通
過速度は殆ど低下することなく、洗濯液2を効率良く浄
化できる。また、第1の洗濯用フィルター22aを複数
使用したときと比べて、フィルターの低コスト化を図り
ながら洗い行程と濯ぎ行程において、大きな糸屑、粗ゴ
ミ、微細な糸屑、石鹸カス、ダニを確実に除去させて、
常に仕上がり品質の高い洗濯を行なうことができる。
【0025】実施の形態2.図5は、実施の形態1にお
ける第1の洗濯用フィルターの他の実施の形態を示す部
分拡大図である。図5において、太さが約30μmの例
えばナイロン繊維27を織って、概正方形の目寸法L1
が約100μm、開口率が約60%の形状をもつナイロ
ンフィルター26から成るものである。なお、ナイロン
繊維27の他に、ポリエステル繊維またはアクリル繊維
であってもよい。
【0026】図8の実験結果より、ナイロンフィルター
26において、循環水の通過速度が大きく、かつ糸屑の
濾過能力が大きく、そしてダニの濾過能力が大きくなる
ような目寸法は40μmから200μmの範囲であるこ
とが確認される。これより、ナイロンフィルター26の
目寸法は40μmから200μmの範囲に設定されるの
で、循環水の通過速度、糸屑の濾過能力、ダニの濾過能
力の度合いが、全て良好であると判断できる。
【0027】このように、目の細かいナイロンフィルタ
ー26から成る第1の洗濯用フィルター22aと目の粗
いナイロンフィルター26から成る第2の洗濯用フィル
ター22bとを構成して、実施の形態1と同様の洗濯動
作が行われると、洗い行程と濯ぎ行程において大きな糸
屑、粗ゴミ、微細な糸屑、石鹸カス、ダニが効率良く除
去される。したがつて、常に洗濯物2が清潔に洗い上が
る。また、ナイロンフィルター26の目に微細な糸屑な
どが噛み込むことがないので、清掃の際に付着物質が離
れ易く、利便性が非常に良い。
【0028】また、ナイロンフィルター26は図6に示
すように、例えばナイロン繊維27を不織布によって形
成したものであってもよい。これによって、前記と同様
の効果を得ることができる。
【0029】また、ナイロンフィルター26は図7に示
すように、例えばナイロン繊維27を横編みで形成した
ものでもよい。さらに、ナイロン繊維27を他の編み方
にしてもよい。また、ナイロンフィルター26の目の形
状は、台形、円形、楕円形であってもよい。これによっ
て、前記と同様の効果を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0031】洗濯液を汲み上げる機能を有する汲み上げ
手段と、汲み上げ手段で汲み上げた洗濯液を吐出させる
複数の吐出口とを設けると共に、複数の吐出口に目の細
かいフィルターと目の粗いフィルターとを着脱自在に装
着させ、洗濯脱水槽へ浄化された洗濯液を戻すようにし
たので、大きな糸屑、粗ゴミ、微細な糸屑、石鹸カス、
ダニを確実に取り除いて洗濯物を洗ったり、濯いだりす
ることができる。また、低コスト化を図りながら目の細
かい第1の洗濯用フィルターと目の粗い第2の洗濯用フ
ィルターとの耐久寿命を長くすることができる。したが
って、常に清潔をモットーとした洗濯を行うこと可能で
あり、仕上がり品質の高い洗濯機が得られる。
【0032】また、複数の吐出口から吐出される洗濯液
の水圧を相違させる水圧制御手段と、水圧の最も高い洗
濯液が吐出される吐出口に着脱自在に装着される目の細
かいフィルターとを設けるようにしたので、目の細かい
第1の洗濯用フィルターが多少の目詰まりを起こしても
糸屑、ダニなどの除去率は殆ど低下することなく、洗濯
物を洗ったり、濯いだりすることができる。このため、
常に清潔をモットーとした洗濯を行うことが可能であ
り、仕上がり品質の高い洗濯機が得られる。
【0033】また、汲み上げ手段を洗濯脱水槽の底面に
配置する回転翼の下部に設けられた複数の羽根の揚水力
により、洗濯液を汲み上げるようにしたので、目の細か
い第1の洗濯用フィルターと目の粗い第2の洗濯用フィ
ルターへ洗濯液を効率良く通過させることができる。こ
のため、大きな糸屑、粗ゴミ、微細な糸屑、石鹸カス、
ダニを確実に除去させて洗濯物を洗ったり、濯いだりす
ることが可能であり、仕上がり品質の高い洗濯機が得ら
れる。
【0034】また、目の細かいフィルターを木綿布で形
成させ、一方目の粗いフィルターを合成繊維を格子状に
織って形成させるようにしたので、大きな糸屑、粗ゴ
ミ、微細な糸屑、石鹸カス、ダニを確実に除去させ、か
つ目の細かい第1のフィルターと目の粗い第2のフィル
ターとの耐久寿命を長くすることができる。このため、
フィルターの低コスト化を図りながら、仕上がり品質の
高い洗濯機が得られる。
【0035】また、目の細かいフィルターと目の粗いフ
ィルターとを、合成繊維を格子状に織って形成させるよ
うにしたので、大きな糸屑、粗ゴミ、微細な糸屑、石鹸
カス、ダニを確実に除去させ、かつ目の細かい第1のフ
ィルターと目の粗い第2のフィルターとの耐久寿命を長
くすることができる。このため、フィルターの低コスト
化を図りながら、仕上がり品質の高い洗濯機が得られ
る。
【0036】また、目の細かいフィルターを合成繊維を
格子状に織って、目寸法を40μmから200μmの範
囲に設定させるようにしたので、大きな糸屑、粗ゴミ、
微細な糸屑、石鹸カス、ダニを確実に除去させて洗濯物
を洗ったり、濯いだりすることができる。このため、仕
上がり品質の高い洗濯機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による洗濯機の実施の形態1を示す
概略断面図である。
【図2】 実施の形態1の洗濯用フィルターを示す斜視
図である。
【図3】 実施の形態1の洗濯用フィルターを示す部分
拡大図である。
【図4】 実施の形態1の洗濯用フィルターを示す部分
拡大図である。
【図5】 実施の形態2の洗濯用フィルターを示す部分
拡大図である。
【図6】 実施の形態2の洗濯用フィルターを示す部分
拡大図である。
【図7】 実施の形態2の洗濯用フィルターを示す部分
拡大図である。
【図8】 洗濯用フィルターにおける循環水の通過速
度、糸屑の濾過能力、ダニの濾過能力の特性例である。
【図9】 従来の洗濯機を示す概略断面図である。
【図10】 従来の糸屑フィルターを示す部分拡大図で
ある。
【図11】 従来の糸屑フィルターを示す部分拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 外箱、2 洗濯液、3 外槽、4 側壁、5 穴、
6 洗濯物、7 回転翼、8 洗濯脱水槽、9 モー
タ、10 モータプーリー、11 ベルト、12主軸プ
ーリー、13 減速機構、14 排水弁、15a 第1
の溝、15b第2の溝、16a 第1のカバー、16b
第2のカバー、17a 第1の循環水路、17b 第
2の循環水路、18 羽根、19a 第1の吐出口、1
9b第2の吐出口、20 バランサー、21a 第1の
循環水、21b 第2の循環水、22a 第1の洗濯用
フィルター、22b 第2の洗濯用フィルター、23木
綿フィルター、24 木綿の糸、25 取り付け枠、2
6 ナイロンフィルター、27 ナイロン繊維。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久木野 政次 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊勢 伸介 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 萬谷 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 香内 由美子 千葉県船橋市山手一丁目1番1号 日本建 鐵株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯脱水槽に貯えた洗濯液を汲み上げる
    機能を有する汲み上げ手段と、この汲み上げ手段で汲み
    上げた洗濯液を吐出させる複数の吐出口とを設けると共
    に、この複数の吐出口に目の細かいフィルターと目の粗
    いフィルターとを着脱自在に装着させ、前記洗濯脱水槽
    へ浄化された洗濯液を戻すようにしたことを特徴とする
    洗濯機。
  2. 【請求項2】 前記複数の吐出口から吐出される前記洗
    濯液の水圧を相違させる水圧制御手段と、水圧の最も高
    い前記洗濯液が吐出される吐出口に着脱自在に装着され
    る前記目の細かいフィルターとを設けることを特徴とす
    る請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記汲み上げ手段を前記洗濯脱水槽の底
    面に配置する回転翼の下部に設けられた複数の羽根の揚
    水力により、前記洗濯液を汲み上げることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記目の細かいフィルターを木綿布で形
    成させ、一方前記目の粗いフィルターを合成繊維を格子
    状に織って形成させることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記目の細かいフィルターと前記目の粗
    いフィルターとを、合成繊維を格子状に織って形成させ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 前記目の細かいフィルターを合成繊維を
    格子状に織って、目寸法を40μmから200μmの範
    囲に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項3ま
    たは請求項5のいずれかに記載の洗濯機。
JP8076890A 1996-03-29 1996-03-29 洗濯機 Pending JPH09262396A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8076890A JPH09262396A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

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JP8076890A JPH09262396A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 洗濯機

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JPH09262396A true JPH09262396A (ja) 1997-10-07

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