JPH09261885A - 定電流充電における設定電流値切換回路 - Google Patents

定電流充電における設定電流値切換回路

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JPH09261885A
JPH09261885A JP8070577A JP7057796A JPH09261885A JP H09261885 A JPH09261885 A JP H09261885A JP 8070577 A JP8070577 A JP 8070577A JP 7057796 A JP7057796 A JP 7057796A JP H09261885 A JPH09261885 A JP H09261885A
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JP
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charging
current
circuit
charging current
constant
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JP8070577A
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Toshimasa Sugihara
俊正 杉原
Yasuyuki Ito
泰行 伊藤
Hiroshi Watanabe
浩 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度な充電電流の切換制御を行える定電流
充電における設定電流値切換回路を提供する。 【解決手段】 定電流で充電しようとする充電対象に対
して出力される定電流制御回路10からの充電電流Io
utを検出し、切換可能な多数の設定電流値に対応した
充電電流制御信号S2を定電流制御回路10に出力して
充電電流Ioutを設定電流値に制御し、多数の設定電
流値は各大きさに分かれた偶数段階に分かれており、こ
れら各段階の設定電流値に対応した増幅特性を有する充
電電流検出用増幅回路30a〜30Nをそれぞれ設け、
これら増幅回路は検出した充電電流Ioutに基づき設
定電流値に対応した充電電流制御信号S2を出力する。
また設定電流値は定常充電モード用の比較的小さな値と
急速充電モード用の大きな値に分かれることにより充電
電流を定常充電モード用あるいは急速充電モードに切換
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ノート型パソコ
ンや携帯電話等の携帯機器に組み込まれたバッテリー等
を定電流充電する際にその充電電流の設定切換を行う回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パソコン等の携帯機器に
組み込まれたバッテリーを定電流充電するにあたって、
大きな充電電流を流して短時間で充電を完了する急速充
電モードと比較的小さな充電電流で充電を行う定常充電
モードとに切換えることが可能になっており、このよう
な切換充電ができる充電装置として図3に示すようなも
のがある。
【0003】図3に示す充電装置は、直流入力Vinを
バッテリーに供給する所定の直流出力Vout ,Iout に
変換するとともに所定の設定電流値に充電電流Iout を
制御出力する定電流制御回路10と、この回路10のプ
ラス側出力に直列接続された充電電流検出用抵抗Rd
と、この検出用抵抗Rdの両端に接続した設定電流値切
換回路20とから構成されている。
【0004】定電流制御回路10は、よく知られた降圧
型チョッパ回路であって、スイッチング素子Q1をオン
・オフ駆動してその駆動パルスのデューティ比を適宜に
制御することで安定な一定の充電電流Iout を得ること
ができる。
【0005】具体的に説明すると、直流入力Vinから
検出用抵抗Rdに至る入力電流ラインには、パワーMO
SFETからなるスイッチング素子Q1およびインダク
タL1が直列に接続されるとともに、コンデンサC30
が入力ライン間に接続されており、このコンデンサC3
0に並列してコンデンサC40およびダイオードD30
が接続されている。スイッチング素子Q1のオン・オフ
駆動はPWM制御ICによって行われ、スイッチング素
子Q1のオン期間は入力Vinからスイッチング素子Q
1、インダクタL1を通してコンデンサC30およびバ
ッテリーに電流が流れ、スイッチング素子Q1のオフ時
にはダイオードD30を通してインダクタL1およびバ
ッテリーに電流が流れるようになっている。
【0006】このPWM制御ICは、設定電流値切換回
路20から出力される充電電流制御信号S2によって、
そのデューティ比を変化させ、急速充電モードあるいは
定常充電モードに応じた充電電流Iout を出力するよう
に動作する。
【0007】また設定電流値切換回路20は、充電電流
検出用抵抗Rdに充電電流が流れることによって生じた
電圧降下を検出し、急速充電モードあるいは定常充電モ
ードの指令信号S1に基づいて充電電流制御信号S2を
PWM制御ICに出力するようになっている。
【0008】つまり、充電モードを決定する指令信号S
1および充電電流検出用抵抗Rdの電圧降下に基づいて
設定電流値切換回路20が充電電流制御信号S2を出力
し、この信号S2に基づいてPWM制御ICがスイッチ
ング素子Q1のオン・オフ駆動することによって、急速
充電モードあるいは定常充電モードに対応した電流値の
充電電流が出力されるのである。
【0009】本発明の対象とする技術思想はこのような
用途で用いられる設定電流値切換回路20に関するもの
であり、その従来の技術について説明すると、図4に示
すように、充電電流を検出して充電電流制御信号とする
にあたって充電電流検出用抵抗Rdの電圧降下を増幅器
Amp40で増幅して充電電流制御信号S2として定電
流制御回路10に出力している。
【0010】この図4に示した回路にあっては、充電モ
ード信号S1によってSW4を開閉させて充電電流検出
用抵抗をRd1あるいはRd2に切換え、その抵抗の値
を変化させることによって、負帰還増幅器Amp40に
入力される電圧降下信号を変化させている。このことに
より、負帰還増幅器Amp40から出力される充電電流
制御信号S2を急速充電モードあるいは定常充電モード
のものに切換えるようにしている。
【0011】このとき、負帰還増幅器Amp40として
は、現実の回路実装として増幅器が2つ1組のICを用
いることが圧倒的に多く、図4の回路構成では増幅器が
1つ余ってしまい、無駄になっていた。
【0012】また、充電電流検出用抵抗の抵抗値を変化
させる場合には、切換用のスイッチング素子SW4がオ
ンの時に充電電流Iout がこれにそのまま流れ込んでく
ることになり、その電流値に耐えうるだけのいわゆる大
きなスイッチング素子SW4が必要となる。
【0013】この場合、大きな充電電流による発熱によ
って温度が上昇してスイッチング特性が変化してしまう
ことを防ぐためにヒートシンク等の放熱対策を施す必要
がある。しかしながら、このような対策を施しても、ス
イッチング素子の特性のばらつきが温度上昇によって大
きくなってしまい、そのスイッチング特性の変動や他の
回路素子への放熱の影響を免れ得ず、充電電流の制御動
作全体に悪影響がでて、出力する充電電流がばらついて
しまうといった不具合が生じる。
【0014】そこで、このような不具合を防止するもの
として図5に示すような回路が考えられ、この回路にあ
っては、負帰還増幅器Amp50aの基準値側(−端子
側)に接続された抵抗R50あるいはR52、R53を
充電モード信号S1によって切換えることにより、Am
p50aの基準値を変化させ、これによって負帰還増幅
器Amp50bから出力される充電電流制御信号S2を
急速充電モードあるいは定常充電モードに対応したもの
に切換えるようにしている。この構成ではスイッチング
素子Q51、Q52、およびQ53を充電電流Iout の
出力ラインに介装しないため、図4の回路のような発熱
による不具合を解消できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示すような回路にあっては、定常充電モードあるいは急
速充電モードに応じて充電電流Iout が変化すると両モ
ードに共通して用いられる充電電流検出用抵抗Rdによ
る電圧降下も変動するが、このとき両モードに共通して
用いられる増幅器Amp50aの垂下特性が変化してし
まう。このため、充電電流検出用抵抗Rdでの電圧降下
信号に対するAmp50aの出力特性の精度を上げるこ
とができない。したがって、両モードに対して高精度な
充電電流制御信号S2を出力することが困難となる。
【0016】そこで、増幅器Amp50aの負帰還用抵
抗R64の値を充電モードに応じて変化させてその垂下
特性を一定にする方法も考えられるが、増幅器Amp5
0aの入出力は高インピーダンスであるためスイッチン
グ素子などでこの値を変化させることは困難であり現実
的ではない。
【0017】本発明は前述したような問題を鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、高精度な充電電流の切換
制御を行える定電流充電における設定電流値切換回路を
提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1に係る発
明では、定電流で充電しようとする充電対象に対して出
力される定電流制御回路からの充電電流を検出し、切換
可能な2つの設定電流値に対応した充電電流制御信号を
前記定電流制御回路に出力して前記充電電流を前記設定
電流値に制御してなる定電流充電における設定電流値切
換回路において、2つの前記設定電流値は定常充電モー
ド用の比較的小さな値と急速充電モード用の大きな値と
に分かれており、これら2つの前記設定電流値に対応し
た増幅特性を有する充電電流検出用増幅回路をそれぞれ
設け、前記増幅回路は検出した前記充電電流に基づき前
記設定電流値に対応した前記充電電流制御信号を出力し
てなる。
【0019】また請求項2に係る発明では、定電流で充
電しようとする充電対象に対して出力される定電流制御
回路からの充電電流を検出し、切換可能な多数の設定電
流値に対応した充電電流制御信号を前記定電流制御回路
に出力して前記充電電流を前記設定電流値に制御してな
る定電流充電における設定電流値切換回路において、多
数の前記設定電流値は各大きさに分かれた偶数段階に分
かれており、これら各段階の設定電流値に対応した増幅
特性を有する充電電流検出用増幅回路をそれぞれ設け、
前記増幅回路は検出した前記充電電流に基づき前記設定
電流値に対応した前記充電電流制御信号を出力してな
る。
【0020】前述したような構成の本発明にあっては、
充電電流の各設定電流値に対応してそれぞれ充電電流検
出用増幅回路を設けたので、各設定電流値に対応した増
幅回路の増幅特性を得ることができ、充電電流を各設定
電流値に切換制御するにあたってばらつくことのない高
精度な制御を実現できる。
【0021】また、充電電流検出用増幅回路として増幅
器が2個1組のICを用いた場合には、前述の図4に示
した従来の回路のように一つの増幅器で充電電流を検出
するようにすると一方の増幅器が余ってしまっていた
が、本発明のように設定した各充電電流に対してそれぞ
れ充電電流検出用増幅回路を2つまたは偶数段設けた構
成にすると、増幅器を一つも余らすことなく使いきるこ
とができる。特に請求項1に記載された本発明のように
充電電流検出用増幅回路を2つとした場合には、従来で
は余っていた増幅器を使用することになるので部品点数
が増加することがないのである。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第1形態による設
定電流値切換回路について図1を参照にして説明する。
図1の回路20は、前述した図3の充電装置の出力ライ
ンに接続されるものであって、定電流制御回路10から
の充電電流Iout による充電電流検出用抵抗Rdの電圧
降下を検出し、定常充電モードあるいは急速充電モード
の指令信号S1に対応した充電電流制御信号S2をPW
M制御回路に出力することにより、充電電流Iout を設
定電流値としての定常充電モード用の比較的小さな値あ
るいは急速充電モード用の大きな値に切換制御するもの
である。
【0023】この設定電流値切換回路20にあっては、
図1に示すように、2つの設定電流値に対応した各増幅
特性を有する充電電流検出用増幅回路30a、30bを
備えており、増幅回路30aは定常充電用であって負帰
還増幅器Amp1、負帰還抵抗R1、およびコンデンサ
C1を備え、増幅回路30bは急速充電用であって負帰
還増幅器Amp2、負帰還抵抗R2、およびコンデンサ
C2を備えている。そして、充電モード指令信号S1が
Lの場合には定常充電モードであって、定常充電モード
専用の増幅特性を有する負帰還増幅器Amp1、負帰還
抵抗R1、およびコンデンサC1が動作して充電電流検
出用抵抗Rdの電圧降下に応じて定常充電モード専用の
充電電流制御信号S2を出力するようになっている。同
様に、充電モード指令信号S1がHの場合には急速充電
モードであって、急速充電モード専用の増幅特性を有す
る負帰還増幅器Amp2、負帰還抵抗R2、およびコン
デンサC2が動作して急速充電モード専用の充電電流制
御信号S2を出力する。
【0024】具体的に説明すると、図1に示すように、
負帰還増幅器Amp1の入力端子+,−には、充電電流
検出用抵抗Rdが抵抗R3、抵抗R4およびスイッチン
グ素子Tr1を介して接続されており、Amp2の入力
端子+,−には、充電電流検出用抵抗Rdが抵抗R3、
抵抗R5およびスイッチング素子Tr2を介して接続さ
れている。スイッチング素子Tr1のベースは抵抗R6
を介してスイッチング素子Tr3のコレクタに接続さ
れ、スイッチング素子Tr2のベースは抵抗R7および
ダイオードD1を介してスイッチング素子Tr3のベー
スおよびTr4のコレクタに接続されている。これらス
イッチング素子Tr3のベースおよびTr4のコレクタ
には補助電源Vccが抵抗R8およびダイオードD2を
介して接続されている。スイッチング素子Tr4のベー
スには抵抗R9に接続されるとともにそのベース・エミ
ッタ間には抵抗R10が接続されている。また、スイッ
チング素子Tr1、Tr2のエミッタ・ベース間にはそ
れぞれ抵抗R11、R12が接続され、Amp1、2の
出力端子にはダイオードD3、D4がそれぞれ接続され
ている。
【0025】このような回路20の各部の動作を説明す
ると、定常充電モードの状態で充電モード指令信号S1
がLであると、スイッチング素子Tr4はオフの状態で
あってTr3がオンになり、このためTr1がオンにな
る。すると、充電電流検出用抵抗Rdの電圧降下信号は
抵抗R3、R4およびオン状態のTr1を介して定常充
電モード専用の負帰還増幅器Amp1の入力端子+,−
に印加される。この増幅器Amp1からはその電圧降下
信号に基づき定常充電モードに対応した充電電流制御信
号S2を出力する。そして充電電流Iout は比較的小さ
な設定電流値に制御される。
【0026】次に、急速充電モードに切換えるために充
電モード指令信号S1がHになると、スイッチング素子
Tr4がオンになり、これによってスイッチング素子T
r2がオンになるとともにスイッチング素子Tr3およ
びTr1がカットオフする。このことによって充電電流
検出用抵抗Rdの電圧降下信号は抵抗R3、R5および
オン状態のTr2を介して急速充電モード専用の負帰還
増幅器Amp2の入力端子+,−に印加される。この増
幅器Amp2からはその電圧降下信号に基づき急速充電
モードに対応した充電電流制御信号S2を出力する。そ
して充電電流Iout は比較的大きな設定電流値に制御さ
れる。
【0027】以上説明した図1の設定電流値切換回路2
0にあっては、充電電流Iout の急速充電モードあるい
は定常充電モードの設定電流値に対応してそれぞれ充電
電流検出用の定常充電用増幅回路30aおよび急速充電
用増幅回路30bを設けたので、各設定電流値に対応し
た増幅器Amp1、Amp2の垂下特性を得ることがで
き、充電電流Iout を各設定電流値に切換制御するにあ
たってばらつくことのない高精度な制御を実現できる。
【0028】しかも、各設定電流値に対応して充電電流
検出用増幅回路30a、30bをそれぞれ設けたので充
電電流検出用抵抗Rdは共用の一つで済む。したがっ
て、充電電流を各設定電流値Iout に切換えるにあたっ
て切換用のスイッチング素子Tr1〜4を充電電流検出
用抵抗Rdに対して直列に設けることがなく、素子Tr
1〜4に充電電流Iout が流れないように構成できる。
このため、スイッチング素子Tr1〜4が発熱して温度
が上昇し、回路全体の動作特性が変動するといったこと
がない。したがって、充電電流のさらに高精度な切換制
御を確保できる。また、スイッチング素子Tr1〜4を
電力用ではなくバイポーラ等の安価な小型のものを用い
ることができる。
【0029】また、増幅器Amp1、2として増幅器が
2個1組のICを用いた場合には、前述の図4に示した
従来の回路のように一つのAmp40で充電電流を検出
するようにすると一方の増幅器が余ってしまっていた
が、本発明のように設定電流値に対してそれぞれ充電電
流検出用増幅回路30a、30bを2つ設けた構成にす
ると、増幅器を余らすことなく使いきることができると
ともにわざわざ新たに増幅器を増やすこともないので部
品点数が増加しない。さらに、前述した従来の図5で示
した回路20の場合でも、部品点数は21点であった
が、図1の本回路にあっては18点と約14%減らすこ
とができた。この場合、ダイオードおよびスイッチング
素子をそれぞれ2つ1組のものを用いたのでこれら1組
を部品点数で1点とした。この部品点数の低減によっ
て、携帯機器に組み込む場合に極めて要求される小型軽
量化および低価格化に対応することができるのである。
【0030】次に本発明の実施の第2形態による設定電
流値切換回路について図2を参照にして説明する。本形
態の回路20は、前述した第1形態のものにおいて設定
電流値が定常充電モードと急速充電モードとの2段階で
あったものを各大きさに分かれた多数のN段階としたも
のであり、これを特に偶数段階としている。即ち、多数
の偶数段階の設定電流値に制御された充電電流を供給す
るためのものとなっている。
【0031】回路構成としては、前記第1形態の図1の
回路において充電電流検出用増幅回路30aに並列して
接続された増幅回路30bを多数のN−1個に増やし、
これに伴って多段階の充電モード指令信号S1によって
開閉する切換用スイッチング素子およびこれらに付帯す
る素子も増えた構成になっている。また、回路の構成お
よび動作を分かり易くするため切換用のスイッチング素
子をトランジスタで表記せずに、SW1〜Nで示された
開閉記号で表しているが、実際の回路としては第1形態
のような回路構成とする。以上説明した事項以外は基本
的に前記第1形態と同様の構成である。
【0032】以上の構成の設定電流値切換回路にあって
は、多数の設定電流値の中からある一つの値を決定する
充電モード指令信号S1によって、例えばその設定電流
値に対応したスイッチング素子SWNが一つだけオンに
なり、それ以外のスイッチング素子1〜N−1はオフに
なる。すると、前記第1の形態と同様に、オンになった
スイッチング素子SWNに−端子側が接続された増幅器
AmpNを備えた充電電流検出用増幅回路30Nのみが
アクティブに動作し、この増幅器AmpNからは充電電
流検出用抵抗Rdの電圧降下信号に基づき充電モード指
令信号S1に対応した充電電流制御信号S2を出力す
る。そして充電電流Iout は指令信号S1に対応した設
定電流値に制御される。
【0033】以上説明した本形態の設定電流値切換回路
にあっては、前述した第1形態と同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0034】なお、本形態にあっては、設定電流値を多
数の偶数段階としたが、これに限らず複数の奇数段階で
もよく、この場合では、増幅器が2つ1組のICを用い
た場合には増幅器が一つ余るものの、充電電流Iout を
各設定電流値に切換制御するにあたって高精度な制御を
実現できるといった格別の効果を奏することに変わりは
ない。
【0035】
【発明の効果】以上説明した本発明にあっては、充電電
流の各設定電流値に対応してそれぞれ充電電流検出用増
幅回路を設けたので、充電電流を各設定電流値に切換制
御するにあたって高精度な制御を実現できる。
【0036】また、充電電流検出用増幅回路として増幅
器が2個1組のICを用いた場合には、設定した各充電
電流に対してそれぞれ充電電流検出用増幅回路を2つま
たは偶数段設けた構成であるため、増幅器を一つも余ら
すことなく使いきることができる。特に請求項1に係る
本発明のように充電電流検出用増幅回路を2つとした場
合には、従来では余っていた増幅器を使用することにな
るので部品点数が増加することがないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による定電流充電にお
ける設定電流値切換回路の構成図である。
【図2】本発明の実施の第2形態による定電流充電にお
ける設定電流値切換回路の構成図である。
【図3】本発明および従来の設定電流値切換回路を含む
充電装置全体を示す構成図である。
【図4】従来の定電流充電における設定電流値切換回路
の構成図である。
【図5】従来の他の定電流充電における設定電流値切換
回路の構成図である。
【符号の説明】
10 定電流制御回路 20 設定電
流値切換回路 30a、30b 充電電流検出用増幅回路 Iout 充電電流 Rd 充電電
流検出用抵抗 S1 充電モード指令信号 S2 充電電
流制御信号 Iout 充電電流 Vcc 補
助電源 Amp1、2 負帰還増幅器 R1、R2 負
帰還抵抗 C1、C2 コンデンサ D1〜D4 ダ
イオード Tr1〜Tr4、SW1〜N スイッチング素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定電流で充電しようとする充電対象に対
    して出力される定電流制御回路(10)からの充電電流
    (Iout )を検出し、切換可能な2つの設定電流値に対
    応した充電電流制御信号(S2)を該定電流制御回路
    (10)に出力して該充電電流(Iout )を該設定電流
    値に制御してなる定電流充電における設定電流値切換回
    路(20)において、2つの該設定電流値は定常充電モ
    ード用の比較的小さな値と急速充電モード用の大きな値
    とに分かれており、これら2つの該設定電流値に対応し
    た増幅特性を有する充電電流検出用増幅回路(30a、
    30b)をそれぞれ設け、該増幅回路(30a、30
    b)は検出した該充電電流(Iout )に基づき該設定電
    流値に対応した該充電電流制御信号(S2)を出力して
    なることを特徴とする定電流充電における設定電流値切
    換回路。
  2. 【請求項2】 定電流で充電しようとする充電対象に対
    して出力される定電流制御回路(10)からの充電電流
    (Iout )を検出し、切換可能な多数の設定電流値に対
    応した充電電流制御信号(S2)を該定電流制御回路
    (10)に出力して該充電電流(Iout )を該設定電流
    値に制御してなる定電流充電における設定電流値切換回
    路(20)において、多数の該設定電流値は各大きさに
    分かれた偶数段階に分かれており、これら各段階の設定
    電流値に対応した増幅特性を有する充電電流検出用増幅
    回路(30a〜30N)をそれぞれ設け、該増幅回路
    (30a〜30N)は検出した該充電電流(Iout )に
    基づき該設定電流値に対応した該充電電流制御信号(S
    2)を出力してなることを特徴とする定電流充電におけ
    る設定電流値切換回路。
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