JPH09261847A - 自動車用電源線保護装置 - Google Patents

自動車用電源線保護装置

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Publication number
JPH09261847A
JPH09261847A JP8067612A JP6761296A JPH09261847A JP H09261847 A JPH09261847 A JP H09261847A JP 8067612 A JP8067612 A JP 8067612A JP 6761296 A JP6761296 A JP 6761296A JP H09261847 A JPH09261847 A JP H09261847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
ptc element
current
current detection
Prior art date
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Pending
Application number
JP8067612A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Hara
昇司 原
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、過電流を流すことなく、保護機能
が動作しない電流値範囲内でPTC素子の良不良の診断
ができる自動車用電源線保護装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 本発明の自動車用配線保護回路は、スイ
ッチング素子323とPTC素子322が直列接続され
た回路において、前記PTC素子322の電流値を検出
する電流検出回路328と前記スイッチング素子323
(例えばリレー、半導体スイッチ等)をオンまたはオフ
させる電源回路326と前記電源回路326と前記電流
検出回路328を制御する制御回路327を備えた点に
特徴がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の電装品
および電源線(バッテリーから各負荷装置に電源供給さ
れる電気配線のことをいう)を過電流、過熱から保護す
るための自動車用電源線保護装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体に配設される電源線
には、多数のスイッチング素子(例えばリレー、半導体
スイッチ等)、ヒューズ等の電子部品を設けた電気接続
箱を配して、車体各部に装着された電装品に対して結線
を行っている。
【0003】以下、従来例を図面を参照して説明する。
図2は、従来の自動車用電源線の回路概略図である。図
3は、一般的なPTC素子のトリップ特性を示すグラフ
である。
【0004】例えば、図2に示すように従来の自動車用
電源線は、バッテリー200から主電源分配装置21
0、そして電気接続箱220を経由して車体各部に装着
された電装品(図示せず)に接続されている。なお、電
源分配装置210には、バッテリー200からの電源線
の分岐直後にヒューズ211がそれぞれ接続されてお
り、ヒューズ211より下流に配置される電源線や電装
品を過電流、過熱から保護している。また、電源分配装
置210に接続される電源線が電気接続箱220におい
て、さらに2つの電源線に分岐される。前記電源線の一
方にPTC(Positive Temperature Coefficient)素子2
21、他方にスイッチング素子223とPTC素子22
2が直列接続されて、電気接続箱220に内蔵されてい
る。PTC素子221、222は、図3の抵抗─温度特
性曲線Xに示すように、ある温度(同図においては約1
20℃)になると急激に抵抗値が増大する性質がある。
この抵抗値変化を利用して、PTC素子221、222
にヒューズ機能を代替させることができる。したがっ
て、短絡事故等によって回路に過電流が流れた場合、P
TC素子221、222を流れる電流によりPTC素子
221、222自体が発熱し、その発熱によってPTC
素子221、222の抵抗値が急上昇してその回路の電
流は激減し、ほとんど遮断された状態となって配線およ
び電装品が保護される。なお、PTC素子221、22
2は、ヒューズのように過電流によって溶断したヒュー
ズを取り除いて新品と交換するといった部品交換をせず
に正常な状態に復帰できるので、リペアを考慮しない設
計で適所(例えば、外部から簡単に作業者の手が届かな
い箇所)に配置されていた。
【0005】しかしながら、自動車用電源線保護装置を
点検する際に、電源線の過電流、過熱に対する保護機能
が正常に動作するかどうかを確認するには、過電流を任
意に発生させて機能確認するため、前記保護機能が異常
な場合、過電流が略遮断されずに他の正常な部品に悪影
響を与えて故障を起こすといった問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点に着目してなされたもので、過電流を流すことなく、
保護機能が動作しない電流値範囲内でPTC素子の良不
良の診断ができる自動車用電源線保護装置を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の自動車用電源線保護装置は、スイッチング
素子とPTC素子が直列接続された回路において、前記
PTC素子の電流値を検出する電流検出回路と前記スイ
ッチング素子をオンまたはオフさせる電源回路と前記電
源回路と前記電流検出回路を制御する制御回路を備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、電流検出や電源のオン、
オフのタイミング等の条件が入力されている記憶装置を
備えた制御回路が電流検出回路と電源回路を制御して、
電源のオン、オフを適宜行い、電源オン時の電流を逐次
測定することができる。制御回路は、電流の測定回数あ
るいは測定間隔時間に対する測定された電流の変化量か
ら変化勾配を算定し、その値と予め定められていた正常
値の比較を行い、適正範囲に含まれるか否かで良不良を
判定することができる。
【0009】また請求項2に記載したように、PTC素
子の両端が電流検出回路に、電流検出回路が電源回路お
よび制御回路に、制御回路が電源回路および出力回路
に、そして、スイッチング素子が電源回路および出力回
路にそれぞれ接続されていることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図1は、本発明に係る自動車用電源線保
護装置の実施の形態を示す回路概略図である。同図に示
すように、本発明の自動車用電源線保護装置は、スイッ
チング素子323とPTC素子322が直列接続された
回路において、前記PTC素子322の電流値を検出す
る電流検出回路328と前記スイッチング素子323
(例えばリレー、半導体スイッチ等)をオンまたはオフ
させる電源回路326と前記電源回路326と前記電流
検出回路328を制御する制御回路327を備えた点が
特徴である。
【0011】本発明の自動車用電源線は、バッテリー3
00から主電源分配装置310、そして電気接続箱32
0を経由して車体各部に装着された電装品(図示せず)
に接続されている。主電源分配装置310には、ヒュー
ズ311が収納されている。電気接続箱320には、P
TC素子321、322、スイッチング素子323、電
源回路326、電流検出回路328、制御回路327、
そして出力回路325、329が収納されている。な
お、図示されていないが制御回路327にCPUやRA
Mが備えられている。
【0012】以下、各部品について説明する。電源分配
装置310には、バッテリー300からの電源線の分岐
直後にヒューズ311が電源線にそれぞれ直列接続され
ており、ヒューズ311より下流に配置される電源線や
電装品を過電流、過熱から保護している。また、電気接
続箱320には、電源分配装置310から接続される電
源線がさらに2本の電源線が分岐されて収納されてい
る。前記2本の電源線の一方にPTC素子321、他方
にスイッチング素子323とPTC素子322が直列接
続されている。図1に示すようにPTC素子322を挟
むようにPTC素子322と電源線の接続端末部付近に
電流検出回路328から延びる2本の検出線が接続され
ている。電流検出回路328は、電源回路326および
制御回路327にも結線されている。制御回路327
は、電源回路326、出力回路325、329およびア
ースに結線されている。電源回路326は、電流検出回
路328、制御回路327およびスイッチング素子32
3のオン、オフ駆動部に結線されている。
【0013】同図において、電源線に何らかの理由で過
電流が流れると、図3に示すように従来と同様にPTC
素子321、322の温度が上昇し、例えばトリップ点
(PTC素子を流れる電流によりPTC素子自体が発熱
し、その発熱によってPTC素子の抵抗値が急上昇する
点)約120℃に近づくと抵抗─温度特性に従って急激
にその抵抗値が増大して電源線の電流はそこでほぼ遮断
される。過電流になった原因を排除すれば、PTC素子
321、322の発熱が止まり、温度が下がることによ
り抵抗値が低下して過電流発生前のPTC素子321、
322に復帰することができる。ヒューズのように溶断
が生じないので保護部品の交換などの煩わしい作業を要
することなく容易に正常な状態に戻すことが可能であ
り、部品交換を考慮しない設計でPTC素子を適所に配
置することができる。
【0014】PTC素子の保護機能が正常動作をするか
どうかを診断する際について、以下説明する。診断時、
制御回路327は、予めRAMに記憶された電流検出や
電源のオン、オフのタイミング等の条件(例えば周期、
回数、時間)で電源回路326や電流検出回路328を
所定回数のオン、オフを行い、オン時の電流を測定する
ことができる。制御回路327に備えられるCPUが、
電流の測定回数あるいは測定間隔時間に対する各時点で
の測定された電流の変化量から変化勾配を演算し、その
値と予め定められていた正常値(予めRAMに記憶され
ている)の比較を行い、適正範囲に含まれるか否かで良
不良を判定することができる。なお、電流検出回路32
8によるPTC素子322に流れる電流値測定は、PT
C素子322の両端における電圧値、抵抗値を測定して
行うことができる。
【0015】上述では、本発明の構成によって、PTC
素子の保護機能が正常動作をするかどうかを診断するこ
とについてのみ説明したが、診断後に良不良の判定によ
って次に示すようにすることができる。PTC素子32
2の診断結果が不良となった場合、制御回路327が出
力回路325をオフにすることにより、スイッチッグ素
子323をオフにして回路を遮断することができる。こ
れにより、PTC素子322が不良になって過電流が流
れても上述のように回路が遮断されるので他の部品に悪
影響を与えることを回避できる。なお、上述の診断の判
断基準を任意に調節することにより、制御回路327が
出力回路325をオフにすることにより、スイッチッグ
素子323をオフにして回路を遮断するタイミングを簡
単に調節することができる。例えば、正常なPTC素子
であってもトリップ点になる前の状態でスイッチッグ素
子323をオフにして回路を遮断することができる。よ
って、過電流に対して反応が遅いPTC素子であって
も、過電流が、流れてから遮断されるまでの時間を早く
することができる。さらに、PTC素子の経年変化(過
電流が、流れてから遮断されるまでの時間が年を経るこ
とにより遅延すること)を学習する機能を付加すれば、
経年変化によるPTC素子の応答性劣化を補正すること
により過電流が、流れてから略遮断されるまでの時間を
一定に保つこともできる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明した如く、本発明の自動車用
電源線保護装置によれば、過電流を流すことなく、すな
わち、個々のPTC素子の材質によってほぼ定まるトリ
ップ点(PTC素子を流れる電流によりPTC素子自体
が発熱し、その発熱によってPTC素子の抵抗値が急上
昇する点)に達する前の電流値以下でPTC素子の良不
良の診断ができるので、事故を未然に防ぐことができる
安全性の高い自動車用配線保護装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用電源線保護装置の実施の形態
を示す回路概略図である。
【図2】従来の自動車用電源線保護装置を示す回路概略
図である。
【図3】一般的なPTC素子のトリップ特性を示すグラ
フである。
【符号の説明】
322 PTC素子 323 スイッチング素子 326 電源回路 327 制御回路 328 電流検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング素子とPTC素子が直列接
    続された回路において、前記PTC素子の電流値を検出
    する電流検出回路と前記スイッチング素子をオンまたは
    オフさせる電源回路と前記電源回路と前記電流検出回路
    を制御する制御回路を備えたことを特徴とする自動車用
    電源線保護装置。
  2. 【請求項2】 PTC素子の両端が電流検出回路に、電
    流検出回路が電源回路および制御回路に、制御回路が電
    源回路および出力回路に、そして、スイッチング素子が
    電源回路および出力回路にそれぞれ接続されていること
    を特徴とする請求項1記載の自動車用電源線保護装置。
JP8067612A 1996-03-25 1996-03-25 自動車用電源線保護装置 Pending JPH09261847A (ja)

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JP8067612A JPH09261847A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 自動車用電源線保護装置

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JPH09261847A true JPH09261847A (ja) 1997-10-03

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JP8067612A Pending JPH09261847A (ja) 1996-03-25 1996-03-25 自動車用電源線保護装置

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JP (1) JPH09261847A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102157910A (zh) * 2010-12-24 2011-08-17 深圳和而泰智能控制股份有限公司 一种检测装置与方法及使用该装置或方法的负载

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102157910A (zh) * 2010-12-24 2011-08-17 深圳和而泰智能控制股份有限公司 一种检测装置与方法及使用该装置或方法的负载

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