JPH0926126A - 煙道用継手及び煙道用継手の製造方法並びに煙道用継手の部分成形装置 - Google Patents

煙道用継手及び煙道用継手の製造方法並びに煙道用継手の部分成形装置

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JPH0926126A
JPH0926126A JP17720495A JP17720495A JPH0926126A JP H0926126 A JPH0926126 A JP H0926126A JP 17720495 A JP17720495 A JP 17720495A JP 17720495 A JP17720495 A JP 17720495A JP H0926126 A JPH0926126 A JP H0926126A
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Shiyunzou Nakayashiki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙道用継手の製造効率を向上させるととも
に、寿命の向上を図る。 【構成】 互いに隣接する筒状の煙道1間に介装され撓
み可能な筒部2と筒部2の両側縁に連設され煙道1の開
口3に固着可能なフランジ部4とを有したゴム製の煙道
用継手Jにおいて、ゴムの材質をフッ素ゴムで構成する
とともに、外周方向に分割された複数の部分を加熱及び
加圧して接合して構成し、更に、フッ素ゴムに繊維層1
2を介装し、繊維層12の材質を、芳香族ポリアミドで
形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電所,焼却
場,製鉄工場,石油化学工場等の煙道に用いられる煙道
用継手及び煙道用継手の製造方法並びに煙道用継手の部
分成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の煙道用継手としては、
所謂フレア型といわれるものが知られている。この煙道
用継手は、互いに隣接する筒状の煙道間に介装され撓み
可能な筒部と該筒部の両側縁に連設され煙道の開口に固
着可能なフランジ部とを有している。従来、この煙道用
継手としては、例えば、ガラスクロス等の耐熱外被材
と、ガラスフェルト等からなる断熱材と、ステンレス等
の金網等を層状に重ね、これをガラスクロス等からなる
保護布でフランジ部を覆って縫合し、保護するようにし
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の煙道用継手にあっては、各材料を層状に重ね、縫
合しているので、部品点数が多く、製造も容易でなく煩
雑になっているという問題があった。これを解消するた
めには、例えば、継手全体をブチルゴムで成形すること
も考えられるが、煙道を通るガスに対する耐性が悪く、
煙道には不向きであるという欠点がある。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みて為された
もので、その課題は、煙道用継手の製造効率を向上させ
るとともに、耐久性を向上させて寿命の向上を図る点に
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明の煙道用継手は、互いに隣接する筒状の
煙道間に介装され撓み可能な筒部と該筒部の両側縁に連
設され煙道の開口に固着可能なフランジ部とを有したゴ
ム製の煙道用継手において、ゴムの材質をフッ素ゴムで
構成するとともに、外周方向に分割された複数の部分を
加熱及び加圧して接合して構成している。このような構
成からなる煙道用継手によれば、外周方向に分割された
複数の部分を加熱及び加圧して接合して成形される。そ
のため、分割成形されることから単位が小さくなって成
形され、しかも分割された複数の部分を接合するだけで
良いので、それだけ製造が容易に行なわれる。また、分
割部分の接合数を調整することにより、種々の大きさに
対応できるようになる。そして、ゴムの材質をフッ素ゴ
ムで構成したので、ガスに対する耐性が極めて高くな
り、そのため、耐久性が大幅に向上させられる。特に、
各部を加熱及び加圧して接合するので、接着部が一体化
され、そのため、接着剤に比較して強度が高くなり、こ
の点でも耐久性が向上させられる。
【0006】そして、必要に応じ、上記フッ素ゴムに繊
維層を介装した構成としている。そしてまた、必要に応
じ、上記繊維層の材質を、芳香族ポリアミドで形成され
た繊維で構成している。
【0007】また、このような課題を解決するため、本
発明の煙道用継手の製造方法は、多角形筒状の煙道間に
介装され撓み可能な筒部と該筒部の両側縁に連設され煙
道の開口に固着可能なフランジ部とを有したゴム製の煙
道用継手を製造する煙道用継手の製造方法において、コ
ーナ部と該コーナ部間の一般部とを別々に成形するよう
にし、上記一般部をその両端部を未加硫状態で加熱型成
形する一般部成形工程と、上記コーナ部をその両端部を
未加硫状態で加熱型成形するコーナ部成形工程と、上記
成形された一般部とコーナ部とを未加硫状態の端部にお
いて加熱及び加圧して接合する接合工程とを備えた構成
としている。
【0008】そして、必要に応じ、上記コーナ部成形工
程を、上記一般部成形工程を、予備成形された未加硫状
態の板状単体を板状のままその両端部を未加硫状態で加
熱及び加圧成形する構成とし、上記コーナ部成形工程
を、予備成形され少なくとも両端部が未加硫状態の板状
単体を一対用い、該一対の単体同士をその一端部で接合
し、該接合される一端部を筒部に対してフランジ部を直
角にして加熱及び加圧成形してコーナ角部として加硫す
る構成とし、上記接合工程で、上記板状の一般部と上記
フランジ部が直角に形成されたコーナ角部を有するコー
ナ部とを上記未加硫状態の端部において加熱及び加圧し
て接合する構成としている。
【0009】また、上記の課題を解決するため、本発明
の煙道用継手の製造方法は、円筒状の煙道間に介装され
撓み可能な筒部と該筒部の両側縁に連設され煙道の開口
に固着可能なフランジ部とを有したゴム製の煙道用継手
を製造する煙道用継手の製造方法において、円周方向に
分割された複数の継手単体を未加硫状態で予備成形する
とともに、隣接する継手単体の端部同士を順次接合しな
がら、未接合端部を未加硫状態にして、かつ、筒部に対
してフランジ部を直角にして加熱及び加圧型成形し、最
後に残った端部同士を接合して筒状に成形する構成とし
ている。
【0010】更に、上記の課題を解決するため、本発明
の煙道用継手の部分成形装置は、筒状の煙道間に介装さ
れ撓み可能な筒部と該筒部の両側縁に連設され煙道の開
口に固着可能なフランジ部とを有したゴム製の煙道用継
手の外周方向に分割された部分を加圧成形する部分成形
装置において、筒部の内側面を成形するとともにフラン
ジの内面を筒部に対して直角にして成形する下型と、筒
部の外側面を成形するとともにフランジの外面を筒部に
対して直角にして成形する上型とを備え、上記下型を、
筒部の内側面を成形する成形面を有した内側面中間型
と、フランジの内面を成形する成形面を有した内側面側
方型とに分割し、該内側面中間型及び内側面側方型を分
離可能に結合するとともに、上記上型を、筒部の外側面
を成形する成形面を有した外側面中間型と、フランジの
外面を成形する成形面を有した外側面側方型とに分割し
た構成としている。そして、必要に応じ、上記上型の外
側面中間型と外側面側方型との接触面を加圧方向に傾斜
するテーパ面に形成した構成としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る煙道用継手及び煙道用継手の製造方
法並びに煙道用継手の部分成形装置について説明する。
図1及び図2には、第一の実施の形態に係る煙道用継手
Jを示している。この煙道用継手Jは、ゴムで多角形筒
状(実施例としては四角形筒状)に形成され、多角形筒
状(実施例としては四角形筒状)の煙道1間に介装され
撓み可能な筒部2と、該筒部2の両側縁に連設され煙道
1の開口3に固着可能なフランジ部4とを有している。
フランジ部4は煙道1の取付けフランジ5にボルト6及
びナット7でワッシャ8を介して固定される。
【0012】この煙道用継手Jは、図2に示すように、
外周方向に分割された複数の部分を加熱及び加圧して接
合して構成されており、即ち、コーナ部10と該コーナ
部10間の一般部11とが別々に成形され、この成形さ
れたコーナ部10と一般部11とを接合して一体化させ
られている。一般部11も、1つまたは2以上の部分を
接合して構成されている(図2ではコーナ部10間の一
般部11は1つである)。コーナ部10はそのコーナ角
部10a(図11参照)においてフランジ部4が筒部2
に対して予め直角に成形され、一般部11は全体が平板
状に形成されてフランジ部4が筒部2と同一面に形成さ
れている。そして、取付け時に、平面状のフランジ部4
は筒部2に対して直角に折り曲げられて煙道1の取付け
フランジ5に固定される。
【0013】また、図1に示すように、ゴムの材質は、
フッ素ゴムで構成されており、このフッ素ゴムの中間に
接着剤を含浸させた繊維層12が介装されている。実施
例においては、使用材料フッ素ゴムは、フッ化ビニリデ
ン、六フッ化プロピレン、四フッ化エチレンからなる三
元重合ポリマーが用いられる。この使用材料フッ素ゴム
は、二元系ポリマー(フッ素含有率65%)に比較し
て、フッ素含有量が多く(フッ素含有率68〜69%)
なっている。そのため、 長期間の熱老化後も、安定した伸を保持する。 一般のフッ素ゴムに比較して、耐酸性、耐薬品性が優
れている。 耐有機溶剤性に優れ、高い伸特性を持っている。 等の特徴を有する。 また、繊維層12の材質は、実施例としては芳香族ポリ
アミドで形成された繊維で構成されている。この繊維
は、一般に、ケブラ(デュポン社),ノメックス,HM
−50(テイジン社)等と呼ばれている高強度及び高弾
性率繊維である。また、繊維層12は、網状の網状体1
3で構成されている。従って、この実施の形態に係る煙
道用継手Jによれば、フッ素ゴムなので、ガスに対する
耐性が高くなり耐久性が向上するとともに、繊維層12
が介装されているので、この点でも耐久性が向上させら
れる。特に、フッ素ゴムが上記の三元重合ポリマーなの
で、フッ素含有率が多く上記の特徴を有していることか
ら、より一層耐久性が向上させられる。そしてまた、繊
維層12は、芳香族ポリアミドで形成された繊維なの
で、特に、強度,弾性率,耐熱性だけでなく耐候性や耐
薬品性にも優れることになり、極めて耐久性が良くな
る。
【0014】次に、この第一の実施の形態に係る煙道用
継手Jの製造方法について説明する。この製造方法は、
後で詳しく説明するが、図3に示すように、コーナ部1
0と該コーナ部10間の一般部11とを別々に成形する
ようにし、上記一般部11をその両端部を未加硫状態で
加熱型成形する一般部成形工程Aと、上記コーナ部10
をその両端部を未加硫状態で加熱型成形するコーナ部成
形工程Bと、上記成形された一般部11とコーナ部10
とを未加硫状態の端部において加熱及び加圧して接合す
る接合工程Cとを備えて構成されている。また、接合工
程Cでは、一般部11同士の接合も行なう。
【0015】一般部成形工程Aは、予備成形された未加
硫状態の板状単体を板状のままその両端部を未加硫状態
で加熱及び加圧成形する構成としている。また、コーナ
部成形工程Bは、予備成形され両端部が未加硫状態の板
状単体を一対用い、該一対の単体同士をその一端部で接
合し、該接合される一端部を含むコーナ角部10aを筒
部2に対してフランジ部4を直角にして加熱及び加圧成
形し、該コーナ角部10aを加硫する構成としている。
そして、上記接合工程Cで、上記板状の一般部11と上
記フランジ部4が直角に形成されたコーナ角部10aを
有するコーナ部10とを上記未加硫状態の端部において
加熱及び加圧して接合する構成としている。
【0016】図4には、一般部成形工程A及びコーナ部
成形工程Bで用いられ生ゴムを所定板形状に未加硫状態
で成形する第一予備成形型20を示している。また、第
一予備成形型20では、生ゴムの表面に上記の繊維層1
2を形成する網状体13を一体に成形することも行な
う。この第一予備成形型20は、周知のプレス機の間に
介装されるとともに、プレス機に設けられたヒータ(図
示せず)によって、所定温度(実施例では100℃〜1
20℃)に加熱される上型21と下型22とを備えてい
る。下型22には、ゴム板を成形する凹部23が形成さ
れている。実施例では、凹部23の深さD1はD1 =
2.1mmに設定されている。24は下型22に設けら
れた逃げ溝である。上型21は平板状に形成されてい
る。
【0017】図5には、一般部成形工程A及びコーナ部
成形工程Bで用いられ、第一予備成形型20で成形され
た未加硫状態のゴム板と網状体13を一体に成形したゴ
ム板とを重ね、両端部に網状体13を露出させて、その
両端部を未加硫状態で加熱型成形する第二予備成形型3
0を示している。これは、ヒータ装置35を介して周知
のプレス機の間に介装される上型31と下型32とを備
えている。下型32には、製品を板状に成形する凹部3
3が形成されている。実施例では、凹部33の深さは、
その両端部深さD2 がD2 =2.1mm、一般部深さD
3 がD3 =4mmに設定されている。34は下型32に
設けられた逃げ溝である。上型31は平板状に形成され
ている。また、ヒータ装置35において、36は両端部
に内装され成形品の両端部を未加硫にしておくための水
冷却管、37は両端部間に内装され成形品の一般部11
を加熱して加硫するためのヒータである。実施例では、
未加硫状態の端部の幅Tは、例えば、100mm程度に
定められ、未加硫状態の端部に対応した型の温度は10
0℃以下に設定される。また、加硫される一般部11に
対応した型の温度は170℃〜180℃に設定される。
【0018】実施例では、上記第一及び第二予備成形型
20,30で成形される成形品の大きさは、製品の大き
さに対応した必要な幅を有して定められる。今、図1及
び図5に示すように、第二予備成形型30で成形される
成形品は、煙道1間の取付け幅をL、フランジの幅F、
余幅E(撓み分)とすると、そのストレートな幅Hは、
H=L+2F+Eで定められる。例えば、取付け幅L=
600mmでは、フランジの幅F=90mmとし、余幅
E=40mmで設定すると、H=600+2×90+4
0=820mmとなる。成形品としては、例えば、煙道
1間の取付け幅Lが150〜600mmまで、50mm
間隔で10通りに対応して、かつ、フランジの幅F=9
0mmとF=110mmとの2種類に夫々対応して、合
計20種類用意される。
【0019】図6には、接合工程Cで使用される成形型
38を示している。これは、ヒータ装置(図示せず)を
介して周知のプレス機の間に介装される上型(図示せ
ず)と下型39とを備えている。そして、図7に示すよ
うに、網状体13が露出した未加硫状態の端部同士を加
熱及び加圧して接合する。この場合、加硫されて接合さ
れる接合部に対応した型の温度は170℃〜180℃に
設定される。
【0020】図8乃至図10には、コーナ部成形工程B
において用いられ、上記第一の実施の形態に係る煙道用
継手Jの外周方向に分割された部分であるコーナ部10
を成形するコーナ部成形装置40を示している。このコ
ーナ部成形装置40は、直角に折曲される筒部2の内側
面を成形するとともにフランジ部4の内面を筒部2に対
して直角にして成形する下型41と、筒部2の外側面を
成形するとともにフランジ部4の外面を筒部2に対して
直角にして成形する上型42とを備えている。
【0021】上記下型41は、筒部2の内側面を成形す
る直角状の成形面43aを有した三角柱状の内側面中間
型43と、フランジ部4の内面及びフランジ部4の外周
面を成形する成形面44aを有した内側面側方型44と
に分割されている。また、内側面側方型44は、フラン
ジ部4に連設される筒部2の外端部の内側面を成形する
外端部成形型部44bを備えている。そして、該内側面
中間型43及び内側面側方型44は、結合手段45によ
り分離可能に結合されている。結合手段45は、内側面
中間型43及び内側面側方型44に、互いに連通する貫
通口45aを設け、この貫通口45aに挿通されるボル
ト45bと、ボルト45bに螺合して内側面中間型43
及び内側面側方型44を締め付けるナット45cとで構
成されている。
【0022】また、上記上型42は、筒部2の外側面を
成形するV字形溝状の成形面46aを有した外側面中間
型46と、フランジ部4の外面を成形する成形面47a
及びフランジ部4に連設される筒部2の外端部の外面を
成形するV字形溝状の成形面47bを有した外側面側方
型47とに分割されている。また、この上型42の外側
面中間型46の一方側とこれに接触する外側面側方型4
7との接触面は、加圧方向に傾斜するテーパ面48に形
成されている。50はこの上型42をガイドするガイド
部であって、上記下型41の両方の内側面側方型44の
前後に夫々一体に突出形成され、上型42の外側面側方
型47及び外側面中間型46の前後面を摺接可能に押え
るものである。これにより、上型42の押圧時に上型4
2の前後のがたつきが防止され、成形の偏りが抑止され
る。
【0023】そして、下型41の内側面中間型43及び
上型42の外側面中間型46を、その幅Q,Pが異なる
ものを数種用意しておく。例えば、煙道1間の取付け幅
Lが150〜600mmまで、50mm間隔で10通り
に対応して成形できるように、10種類の幅のものが用
意される。更にまた、上型42と下型41は、周知のプ
レス機(図示せず)の間に介装されるとともに、プレス
機に設けられたヒータ(図示せず)によって、所定温度
に加熱される。例えば、コーナ部成形装置40の型の温
度は170℃〜180℃に設定される。
【0024】次に、図3を用い、これらの装置を用い
て、製品を製造する場合について更に詳しく説明する。 1.一般部成形工程A 予め、図4に示すように、上記の第一予備成形型2
0で生ゴムを所定板形状に未加硫状態で成形し、中間品
を得る(A−1)。 一方、第一予備成形型20において、芳香族ポリア
ミドで形成された繊維からなる網状体13(繊維層1
2)を接着剤(図示せず)に浸漬したものを、継手単体
に張設し、更に、上型21を加圧して成形し、網状体1
3が付着した中間品を得る。尚、この場合、一端部側に
網状体13を余分に(例えば50mm)突出させておく
(A−2)。 次に、図5に示すように、この第一予備成形型20
で成形した生ゴム板のみからなる中間品と、網状体13
が付着した中間品とを合わせ、上記の第二予備成形型3
0で加熱型成形する。この場合、両端部に網状体13が
露出するようにする。これにより、両端部が未加硫状態
であり、端部間が加硫状態になり、かつ、フッ素ゴムに
繊維層12が介装された一般部11の成形品が得られる
(A−3)。
【0025】2.コーナ部成形工程B 予め、図4に示すように、上記の第一予備成形型2
0で生ゴムを所定板形状に未加硫状態で成形し、中間品
を得る(B−1)。 一方、第一予備成形型20において、芳香族ポリア
ミドで形成された繊維からなる網状体13(繊維層1
2)を接着剤(図示せず)に浸漬したものを、継手単体
に張設し、更に、上型21を加圧して成形し、網状体1
3が付着した中間品を得る。尚、この場合、一端部側に
網状体13を余分に(例えば50mm)突出させておく
(B−2)。 次に、図5に示すように、この第一予備成形型20
で成形した生ゴム板のみからなる中間品と、網状体13
が付着した中間品とを合わせ、上記の第二予備成形型3
0で加熱型成形する。この場合、両端部に網状体13が
露出するようにする。これにより、両端部が未加硫状態
であり、端部間が加硫状態になり、かつ、フッ素ゴムに
繊維層12が介装された板状単体が得られる(B−
3)。
【0026】 次に、図8乃至図10に示すように、
コーナ部成形装置40において成形する。この場合、予
め、下型41の内側面中間型43及び上型42の外側面
中間型46を、成形品に合わせた幅Q,Pのものを選択
して用意しておく。即ち、下型41においては、ボルト
45b,ナット45cを取り外し、所要の幅の内側面中
間型43を内側面側方型44間に挟んで、ボルト45
b,ナット45cで締め付ける。このとき、内側面中間
型43及び外側面中間型46を選択するだけで、下型4
1及び上型42を構成できるので、逐一、下型41及び
上型42全体を製造しておかなくても良く、それだけ無
駄がないことから、型製造のコストが低減される。ま
た、ボルト45b,ナット45cの弛緩及び締め付けだ
けで幅変更が容易なので、作業性も向上させられる。
【0027】この、コーナ部成形装置40においては、
図10に示すように、先ず、上記第二予備成形型30で
成形された板状単体を一対用い、該一対の単体同士をそ
の一端部で接合し、下型41に載置するとともに、接合
した部位のフランジ部4に、生ゴム板(例えば100m
m×100mm)14を補強する。そして、プレス機に
より上型42を下型41に対して押圧する。これによ
り、図11に示すように、生ゴム部が加圧及び加熱され
て成形され、筒部2に対してフランジ部4が直角なコー
ナ角部10aが加硫成形され、コーナ部10が製造され
る。この場合、図9に示すように、上型42の外側面中
間型46の一方側とこれに接触する外側面側方型47と
の接触面が、加圧方向に傾斜するテーパ面48に形成さ
れているので、プレス機の押圧により、外側面中間型4
6が外側面側方型47を徐々に押圧して押し広げること
になるので、一体の型で成形する場合に比較して、力の
分散が円滑になり、そのため、成形に偏りが生じること
が防止され、製品精度が向上させられる。
【0028】3.接合工程C、 図6及び図7に示すように、上記板状の一般部11
と成形型38により上記フランジ部4が直角に形成され
たコーナ角部10aを有するコーナ部10とを上記未加
硫状態の端部において加熱及び加圧して接合する。ま
た、一般部11も所要の長さになるように、複数接合す
る。この場合、接続部に別の生ゴムを足して成形すれ
ば、それだけ、接続部の長さが長くなるので、一般部1
1の長さ調整が可能になる。これにより、図2に示すよ
うに、第一の実施例に係る四角形筒状の煙道用継手Jが
製造される。
【0029】次に、図12に示す第二の実施の形態に係
る煙道用継手Jについて説明する。この煙道用継手J
は、ゴムで円筒状に形成され、円筒状の煙道1間に介装
され撓み可能な筒部2と、該筒部2の両側縁に連設され
煙道1の開口3に固着可能なフランジ部4とを有してい
る。上記と同様に、図1に示すように、フランジ部4は
煙道1の取付けフランジ5にボルト6及びナット7で固
定される。この煙道用継手Jは、外周方向に分割された
複数の部分Jaを加熱及び加圧して接合して構成されて
いる。そして、フランジ部4は筒部2に対して直角に折
り曲げられて形成されている。
【0030】また、ゴムの材質は、上記と同様にフッ素
ゴムで構成されており、このフッ素ゴムの中間に繊維層
12が介装されている。繊維層12の材質は、実施例で
は芳香族ポリアミドで形成された繊維で構成されてい
る。この繊維は、一般に、ケブラ(デュポン社),ノメ
ックス,HM−50(テイジン社)等と呼ばれている高
強度及び高弾性率繊維である。従って、この煙道用継手
Jによれば、フッ素ゴムなので、ガスに対する耐性が高
くなり耐久性が向上するとともに、繊維層12が介装さ
れているので、この点でも耐久性が向上させられる。
【0031】次に、この第二の実施の形態に係る煙道用
継手Jの製造方法について説明する。この製造方法は、
後で詳しく説明するが、図13及び図14に示すよう
に、円周方向に分割された複数の継手単体Jaを未加硫
状態で予備成形するとともに、隣接する継手単体の端部
同士を順次接合しながら、未接合端部を未加硫状態にし
て、かつ、筒部2に対してフランジ部4を直角にして加
熱及び加圧型成形し、最後に残った端部同士を接合して
筒状に成形するものである。
【0032】そして、予備成型工程では、上記と同様の
第一予備成形型20及び第二予備成形型30が用いられ
るので、ここでは説明を省略する。尚、第二予備成形型
30においては、ヒータ装置35は使用しない、即ち、
全体を未加硫状態にして成形する。また、実施例では、
上記第一及び第二予備成形型20,30で成形される成
形品の大きさは、製品の大きさに対応した必要な幅を有
して定められる。今、図1及び図5に示すように、第二
予備成形型30で成形される成形品は、煙道1間の取付
け幅をL、フランジ部4の幅F、余幅Eとすると、その
ストレートな幅Hは、H=L+2F+Eで定められる。
例えば、取付け幅L=600mmでは、フランジ部4の
幅F=90mmとし、余幅E=40mmで設定すると、
H=600+2×90+40=820mmとなる。成形
品としては、煙道1間の取付け幅Lが150〜600m
mまで、50mm間隔で10通りに対応して、かつ、フ
ランジ部4の幅F=90mmとF=110mmとの2種
類に夫々対応して、合計20種類用意される。
【0033】図15乃至図17には、この第二の実施の
形態に係る煙道用継手Jの製造方法で用いられる部分成
形装置としての第二成形装置を示している。尚、第二成
形装置は、上記コーナ部成形装置40と同様の構成なの
で、同一の符号を付して説明する。この第二成形装置4
0は、筒部2の内側面を成形するとともにフランジ部4
の内面を筒部2に対して直角にして成形する下型41
と、筒部2の外側面を成形するとともにフランジ部4の
外面を筒部2に対して直角にして成形する上型42とを
備えている。
【0034】上記下型41は、筒部2の内側面を成形す
る円弧状の成形面43aを有した部分円柱状の内側面中
間型43と、フランジ部4の内面及びフランジ部4の外
周面を成形する成形面44aを有した内側面側方型44
とに分割されている。また、内側面側方型44は、フラ
ンジ部4に連設される筒部2の外端部の内側面を成形す
る外端部成形型部44bを備えている。そして、該内側
面中間型43及び内側面側方型44は、結合手段45に
より分離可能に結合されている。結合手段45は、内側
面中間型43及び内側面側方型44に、互いに連通する
貫通口45aを設け、この貫通口45aに挿通されるボ
ルト45bと、ボルト45bに螺合して内側面中間型4
3及び内側面側方型44を締め付けるナット45cとで
構成されている。
【0035】また、上記上型42は、筒部2の外側面を
成形する円弧溝状の成形面46aを有した外側面中間型
46と、フランジ部4の外面を成形する成形面47a及
びフランジ部4に連設される筒部2の外端部の外面を成
形する円弧溝状の成形面47bを有した外側面側方型4
7とに分割されている。また、この上型42の外側面中
間型46の一方側とこれに接触する外側面側方型47と
の接触面は、加圧方向に傾斜するテーパ面48に形成さ
れている。50はこの上型42をガイドするガイド部で
あって、上記下型41の両方の内側面側方型44の前後
に夫々一体に突出形成され、上型42の外側面側方型4
7及び外側面中間型46の前後面を摺接可能に押えるも
のである。これにより、上型42の押圧時に上型42の
前後のがたつきが防止され、成形の偏りが抑止される。
【0036】そして、上記下型41及び上型42は、製
品の大きさに対応して、例えば、図17に示すように、
円弧の半径RがR=1000mm,2000mm,30
00mmの3種類用意される。更に、半径の異なる各下
型41及び上型42において、下型41の内側面中間型
43及び上型42の外側面中間型46を、その幅Q,P
が異なるものを数種用意しておく。例えば、煙道1間の
取付け幅Lが150〜600mmまで、50mm間隔で
10通りに対応して成形できるように、10種類の幅の
ものが用意される。更にまた、上型42と下型41は、
周知のプレス機の間に介装されるとともに、プレス機に
設けられたヒータによって、所定温度に加熱される。例
えば、第二成形装置40の型の温度は170℃〜180
℃に設定される。
【0037】次に、図13及び図14を用い、これらの
装置を用いて、製品を製造する場合について更に詳しく
説明する。 予め、図4に示すように、上記の第一予備成形型2
0で生ゴムを所定板形状に未加硫状態で成形し、中間品
を得る(図13(a))。 一方、第一予備成形型20において、芳香族ポリア
ミドで形成された繊維からなる網状体13を接着剤に浸
漬したものを、中間品に張設し、更に、上型42を加圧
して成形し、網状体13が付着した中間品を得る(図1
3(b))。尚、この場合、一端部側に網状体13を余
分に(例えば50mm)突出させておく。 次に、図5に示すように、この第一予備成形型20
で成形した生ゴム板のみからなる中間品と、網状体13
が付着した中間品とを合わせ、上記の第二予備成形型3
0で未加硫状態で成形し、継手単体Jaを得る(図13
(c))。
【0038】 次に、図15乃至図17に示すよう
に、第二成形装置40において成形する。この場合、予
め、下型41の内側面中間型43及び上型42の外側面
中間型46を、成形品に合わせた幅Q,Pのものを選択
して用意しておく。即ち、下型41においては、ボルト
45b,ナット45cを取り外し、所要の幅Qの内側面
中間型43を内側面側方型44間に挟んで、ボルト45
b,ナット45cで締め付ける。このとき、内側面中間
型43及び外側面中間型46を選択するだけで、下型4
1及び上型42を構成できるので、逐一、下型41及び
上型42全体を製造しておかなくても良く、それだけ無
駄がないことから、型製造のコストが低減される。ま
た、幅変更が容易なので、作業性も向上させられる。
【0039】この、コーナ部成形装置40においては、
図13(d)に示すように、先ず、上記第二予備成形型
30で成形された継手単体Jaを両端部が下型41の両
端部から突出するように該下型41に載せ、プレス機に
より上型42を下型41に対して押圧する。これによ
り、生ゴム部が加圧及び加熱されて成形され、筒部2に
対してフランジ部4が直角になり、両端部が未加硫状態
になって他が加硫成形され、かつ、フッ素ゴムに繊維層
12が介装された成形品が得られる。この場合、図16
に示すように、上型42の外側面中間型46の一方側と
これに接触する外側面側方型47との接触面が、加圧方
向に傾斜するテーパ面48に形成されているので、プレ
ス機の押圧により、外側面中間型46が外側面側方型4
7を徐々に押圧して押し広げることになるので、一体の
型で成形する場合に比較して、力の分散が円滑になり、
そのため、成形に偏りが生じることが防止され、製品精
度が向上させられる。
【0040】 次に、図13(e)に示すように、こ
の成形品の一端部と他の新たな継手単体Jaの他端部と
を接合して、該接合部を下型41上に残して移動させ、
プレス機により上型42を下型41に対して押圧する。
これにより、新たな継手単体の一端部を残して上記接合
部を含む他の生ゴム部が加圧及び加熱されて成形され、
筒部2に対してフランジ部4が直角になって成形され
る。 次に、図14(f)に示すように、この成形品の一
端部と他の新たな継手単体の他端部とを接合して、同様
に、該接合部を下型41上に残してを移動させ、プレス
機により上型42を下型41に対して押圧する。これに
より、新たな継手単体の一端部を残して上記接合部を含
む他の生ゴム部が加圧及び加熱されて成形され、筒部2
に対してフランジ部4が直角になって成形される。 そして、順次このようにして新たな継手単体を接合
していく。最後に、図14(g)に示すように、最初の
継手単体の他端部と、最後の継手単体の一端部とを接合
し、プレス機により上型42を下型41に対して押圧
し、すべてを加硫成形する。これにより、図12に示す
ように、第二の実施例に係る円筒状の煙道用継手Jが製
造される。
【0041】尚、上記実施の形態において、煙道用継手
Jの筒部2の形状は上述したものに限定されず、他の多
角形状でも良く適宜変更して良い。また、繊維層12
は、網状体13に限らず、布状のものでも良く適宜変更
して良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の煙道用継
手によれば、ゴムの材質をフッ素ゴムで構成し、外周方
向に分割された複数の部分を加熱及び加圧して接合して
構成したので、分割成形できることから単位を小さくし
て成形でき、それだけ製造を容易に行なうことができ
る。また、用意する型を小さくできるので、それだけ、
製造効率を向上させることができる。更に、分割された
複数の部分を接合するだけで良いので、製造が容易にな
り、製造効率を向上させることができる。また、分割部
分の接合数を調整することにより、種々の大きさに対応
できることから、この点でも製造効率が向上する。そし
て、ゴムの材質をフッ素ゴムで構成したので、ガスに対
する耐性が極めて高くなり、そのため、耐久性を大幅に
向上させることができる。特に、各部を加熱及び加圧し
て接合するので、接着部が一体化され、そのため、接着
剤に比較して強度が高くなり、この点でも耐久性を向上
させることができる。
【0043】更にまた、フッ素ゴムに繊維層を介装した
場合には、この繊維層により、引張り及び圧縮の強度が
強くなり、より一層耐久性を向上させることができる。
特に、繊維層の材質を、芳香族ポリアミドで形成された
繊維で構成した場合には、一般に、この繊維は、硬質で
強度が強いことから、より一層耐久性を向上させること
ができる。
【0044】また、多角形筒状の煙道用継手の製造方法
において、一般部成形工程と、コーナ部成形工程と、こ
れらの工程で成形されたコーナ部と一般部とを接合する
接合工程とを備えて構成したので、各部を分割成形でき
ることから単位を小さくして成形でき、それだけ製造を
容易に行なうことができる。また、用意する型を小さく
でき、そのため、製造効率が向上させられる。更に、分
割された複数の部分を接合するだけで良いので、製造が
容易になり、製造効率を向上させることができる。ま
た、分割部分の接合数を調整することにより、種々の大
きさに対応できることから、この点でも製造効率が向上
する。そしてまた、各部を加熱及び加圧して接合するの
で、接着部が一体化され、そのため、接着剤に比較して
強度が高くなり、煙道用継手の耐久性を向上させること
ができる。
【0045】更に、円筒状の煙道用継手の製造方法にお
いて、円周方向に分割された複数の継手単体を順次接合
しながら筒状に成形するので、上記と同様に、各部を分
割成形できることから単位を小さくして成形でき、それ
だけ製造を容易に行なうことができる。また、用意する
型を小さくでき、そのため、製造効率が向上させられ
る。更に、分割された複数の部分を接合するだけで良い
ので、製造が容易になり、製造効率を向上させることが
できる。また、分割部分の接合数を調整することによ
り、種々の大きさに対応できることから、この点でも製
造効率が向上する。そしてまた、各部を加熱及び加圧し
て接合するので、接着部が一体化され、そのため、接着
剤に比較して強度が高くなり、煙道用継手の耐久性を向
上させることができる。
【0046】また、煙道用継手の外周方向に分割された
部分を加圧成形する部分成形装置においては、上記の部
分的な成形を行なうことができるので、用意する型を小
さくでき、そのため、製造効率が向上させられる等の効
果を奏する。これに加えて、下型及び上型を分割して構
成したので、分割された中間型の幅寸法を変えるだけ
で、煙道用継手の種々の幅寸法に対応でき、逐一、下型
及び上型全体を製造しておかなくても良く、それだけ無
駄がないことから、型製造のコストを大幅に低減するこ
とができる。また、幅変更が容易なので、作業性も向上
するという効果がある。
【0047】更に、上型の外側面中間型と外側面側方型
との接触面を加圧方向に傾斜するテーパ面に形成した場
合には、プレス機の押圧により、外側面中間型が外側面
側方型を徐々に押圧して押し広げることになるので、一
体の型で成形する場合に比較して、力の分散が円滑にな
り、そのため、成形に偏りが生じることを防止すること
ができ、製品精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る煙道用継手の構造及
びその取付け状態を示す断面図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態に係る煙道用継手を
これが取付けられる煙道とともに示す斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態に係る煙道用継手を
製造する製造工程を示す工程図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る煙道用継手の製造方
法に用いられる成形型を示す平面図(a),側面断面図
(b)及び部分拡大断面図(c)である。
【図5】本発明の実施の形態に係る煙道用継手の製造方
法に用いられる他の成形型を示す平面図(a),側面断
面図(b)及び部分拡大断面図(c)である。
【図6】本発明の実施の形態に係る煙道用継手の製造方
法に用いられる別の成形型を示す平面図である。
【図7】図6に示す成形型で成形される接続部の状態を
示す図である。
【図8】本発明の第一の実施の形態に係る煙道用継手を
製造するコーナ部成形装置を示す分解斜視図である。
【図9】本発明の第一の実施の形態に係る煙道用継手を
製造するコーナ部成形装置を示す正面図である。
【図10】本発明の第一の実施の形態に係る煙道用継手
を製造するコーナ部成形装置を示す側面断面図である。
【図11】本発明の第一の実施の形態に係る煙道用継手
のコーナ部を示す斜視図である。
【図12】本発明の第二の実施の形態に係る煙道用継手
をこれが取付けられる煙道とともに示す斜視図である。
【図13】本発明の第二の実施の形態に係る煙道用継手
を製造する製造工程を示す工程図である((a)〜
(e))。
【図14】本発明の第二の実施の形態に係る煙道用継手
を製造する製造工程を示す工程図である((f),
(g))。
【図15】本発明の第二の実施の形態に係る煙道用継手
を製造する第二成形装置を示す分解斜視図である。
【図16】本発明の第二の実施の形態に係る煙道用継手
を製造する第二成形装置を示す正面図である。
【図17】本発明の第二の実施の形態に係る煙道用継手
を製造する第二成形装置を示す側面断面図である。
【符号の説明】
J 煙道用継手 1 煙道 2 筒部 4 フランジ部 10 コーナ部 11 一般部 12 繊維層 13 網状体 A 一般部成形工程 B コーナ部成形工程 C 接合工程 20 第一予備成形型 30 第二予備成形型 38 成形型 40 コーナ部成形装置(部分成形装置),第二成形装
置(部分成形装置) 41 下型 42 上型 43 内側面中間型 44 内側面側方型 45 結合手段 46 外側面中間型 47 外側面側方型 48 テーパ面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに隣接する筒状の煙道間に介装され
    撓み可能な筒部と該筒部の両側縁に連設され煙道の開口
    に固着可能なフランジ部とを有したゴム製の煙道用継手
    において、ゴムの材質をフッ素ゴムで構成するととも
    に、外周方向に分割された複数の部分を加熱及び加圧し
    て接合して構成したことを特徴とする煙道用継手。
  2. 【請求項2】 上記フッ素ゴムに繊維層を介装したこと
    を特徴とする請求項1記載の煙道用継手。
  3. 【請求項3】 上記繊維層の材質を、芳香族ポリアミド
    で形成された繊維で構成したことを特徴とする請求項2
    記載の煙道用継手。
  4. 【請求項4】 多角形筒状の煙道間に介装され撓み可能
    な筒部と該筒部の両側縁に連設され煙道の開口に固着可
    能なフランジ部とを有したゴム製の煙道用継手を製造す
    る煙道用継手の製造方法において、コーナ部と該コーナ
    部間の一般部とを別々に成形するようにし、上記一般部
    をその両端部を未加硫状態で加熱型成形する一般部成形
    工程と、上記コーナ部をその両端部を未加硫状態で加熱
    型成形するコーナ部成形工程と、上記成形された一般部
    とコーナ部とを未加硫状態の端部において加熱及び加圧
    して接合する接合工程とを備えたことを特徴とする煙道
    用継手の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記一般部成形工程を、予備成形された
    未加硫状態の板状単体を板状のままその両端部を未加硫
    状態で加熱及び加圧成形する構成とし、上記コーナ部成
    形工程を、予備成形され少なくとも両端部が未加硫状態
    の板状単体を一対用い、該一対の単体同士をその一端部
    で接合し、該接合される一端部を筒部に対してフランジ
    部を直角にして加熱及び加圧成形してコーナ角部として
    加硫する構成とし、上記接合工程で、上記板状の一般部
    と上記フランジ部が直角に形成されたコーナ角部を有す
    るコーナ部とを上記未加硫状態の端部において加熱及び
    加圧して接合することを特徴とする請求項4記載の煙道
    用継手の製造方法。
  6. 【請求項6】 円筒状の煙道間に介装され撓み可能な筒
    部と該筒部の両側縁に連設され煙道の開口に固着可能な
    フランジ部とを有したゴム製の煙道用継手を製造する煙
    道用継手の製造方法において、円周方向に分割された複
    数の継手単体を未加硫状態で予備成形するとともに、隣
    接する継手単体の端部同士を順次接合しながら、未接合
    端部を未加硫状態にして、かつ、筒部に対してフランジ
    部を直角にして加熱及び加圧型成形し、最後に残った端
    部同士を接合して筒状に成形することを特徴とする煙道
    用継手の製造方法。
  7. 【請求項7】 筒状の煙道間に介装され撓み可能な筒部
    と該筒部の両側縁に連設され煙道の開口に固着可能なフ
    ランジ部とを有したゴム製の煙道用継手の外周方向に分
    割された部分を加圧成形する部分成形装置において、筒
    部の内側面を成形するとともにフランジの内面を筒部に
    対して直角にして成形する下型と、筒部の外側面を成形
    するとともにフランジの外面を筒部に対して直角にして
    成形する上型とを備え、上記下型を、筒部の内側面を成
    形する成形面を有した内側面中間型と、フランジの内面
    を成形する成形面を有した内側面側方型とに分割し、該
    内側面中間型及び内側面側方型を分離可能に結合すると
    ともに、上記上型を、筒部の外側面を成形する成形面を
    有した外側面中間型と、フランジの外面を成形する成形
    面を有した外側面側方型とに分割したことを特徴とする
    煙道用継手の部分成形装置。
  8. 【請求項8】 上記上型の外側面中間型と外側面側方型
    との接触面を加圧方向に傾斜するテーパ面に形成したこ
    とを特徴とする請求項7記載の煙道用継手の部分成形装
    置。
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