JPH0630644U - 非金属製伸縮継手用外被材 - Google Patents
非金属製伸縮継手用外被材Info
- Publication number
- JPH0630644U JPH0630644U JP6632792U JP6632792U JPH0630644U JP H0630644 U JPH0630644 U JP H0630644U JP 6632792 U JP6632792 U JP 6632792U JP 6632792 U JP6632792 U JP 6632792U JP H0630644 U JPH0630644 U JP H0630644U
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- Japan
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- expansion joint
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Abstract
(57)【要約】
【目的】外被材層の流体側にアラミドファイバクロス層
を接着一体化することで、耐衝撃性、取扱い性、耐酸性
および切欠き強度の大幅な向上を図る。 【構成】シリコーンゴムがコーティングされたガラスク
ロス製の外被材層1を備えた非金属製伸縮継手用外被材
であって、外被材層1の流体側にアラミドファイバクロ
ス層3が接着されて一体化されたことを特徴とする。
を接着一体化することで、耐衝撃性、取扱い性、耐酸性
および切欠き強度の大幅な向上を図る。 【構成】シリコーンゴムがコーティングされたガラスク
ロス製の外被材層1を備えた非金属製伸縮継手用外被材
であって、外被材層1の流体側にアラミドファイバクロ
ス層3が接着されて一体化されたことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、例えば、火力発電所、焼却場、製鉄工場、船舶、製紙工場、無機 繊維工場、石油化学工場等の煙風道用のダクトその他に用いられる非金属製伸縮 継手用外被材に関する。
【0002】
従来、上述例の非金属製伸縮継手用外被材としては、例えば、図4に示す如き 構造のものがある。すなわち、流体側から大気側にかけて、層厚約1mmのガラス クロス層41と、層厚約10mmのガラスフェルト層と、層厚約0.21mmのPT FE(ポリテトラフルオロエチレン、4フッ化エチレン樹脂)フィルム層43と 、シリコーンゴムが大気側の面にコーティングされたガラスクロス製の層厚約0 .9mmの外被材層44とを合計4層構造に形成した非金属製伸縮継手用外被材で ある。
【0003】 この非金属製伸縮継手用外被材によれば、上述のガラスクロス層41でガラス フェルト層42およびPTFEフィルム層43を内部から保護し、上述のガラス フェルト層42で断熱性を確保し、上述のPTFEフィルム層43で、耐食性お よびシール性を確保し、上述の外被材層44で耐熱性、耐候性、耐薬品性を確保 すると共に、伸縮継手を外部からの損傷、劣化から保護することができる利点が ある反面、落下物等による耐衝撃性が不充分であるうえ、特に図4の流体側を流 通する内部流体が燃焼ガスの場合には、酸劣化が生じやく、また充分な切欠き強 度が確保できないため、取扱いに際して注意を要する等の問題点があった。
【0004】
この考案は、外被材層の流体側にアラミドファイバクロス層を接着一体化する ことで、耐衝撃性、取扱い性、耐酸性および切欠き強度の大幅な向上を図ること ができる非金属製伸縮継手用外被材の提供を目的とする。
【0005】
この考案は、シリコーンゴムがコーティングされたガラスクロス製の外被材層 を備えた非金属製伸縮継手用外被材であって、上記外被材層の流体側にアラミド ファイバクロス層が接着されて一体化された非金属製伸縮継手用外被材であるこ とを特徴とする。
【0006】
この考案によれば、上述の外被材層の流体側にアラミドファイバクロス層が接 着されて一体化されているので、上述のアラミドファイバ(aramid fiber)の特 質(金属を凌ぐ高強度、軽量性、耐食性、弾性率)により、耐衝撃性、取扱い性 、耐酸性および切欠き強度の大幅な向上を図ることができる効果がある。 因にアラミドとはベンゼン環等の芳香族を分子骨格にもつポリアミド(polyam ide )で主として分子が全体に直線状のパラ系アラミドファイバを用いる。
【0007】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は非金属製伸縮継手用外被材を示し、図1において、この非金属製伸縮継 手用外被材は、大気側の最外層にシリコーンゴムで大気側の面がコーティングさ れた層厚約0.9mmのガラスクロス製の外被材層1を設け、この外被材層1の流 体側つまり内層側に、常温加硫型シリコンゴム系の接着剤層2を介して層厚約1 .0mmのアラミドファイバクロス層3を接着して一体化している。 ここで、上述のアラミドファイバクロスとしては具体的にはケブラークロス( ケブラーはアメリカDu Pont社の登録商標)を用いる。
【0008】 さらに上述のアラミドファイバクロス層3の流体側に層厚約0.21mmのPT FE(ポリテトラフルオロエチレン、4フッ化エチレン樹脂)フィルム層4を形 成し、このPTFEフィルム層4の流体側に層厚約10mmのガラスフェルト層5 を形成すると共に、このガラスフェルト層5の流体側に層厚約1mmのガラスクロ ス層6を形成し、上述の各層1〜6を一体化し、かつ図2に示すように両端部に フランジ7,8を有する円筒構造9または図3に示すように両端部にフランジ7 ,8を有さない円筒構造10に構成して、非金属製伸縮継手と成し、例えば、火 力発電所の煙風道用の伸縮継手として用いる。
【0009】 上記構成の非金属製伸縮継手用外被材は、上述のガラスクロス層6でガラスフ ェルト層5およびPTFEフィルム層4を内部から保護し、上述のガラスフェル ト層5で断熱性を確保し、上述のPTFEフィルム層4で、耐食性およびシール 性を確保し、上述の外被材層1で耐熱性、耐候性、耐薬品性を確保すると共に、 伸縮継手を外部からの損傷、劣化から保護することができる効果がある。
【0010】 しかも、上述の外被材層1の流体側にシリコンゴム系の接着剤層2を介してア ラミドファイバクロス層3を接着一体化したので、上述のアラミドファイバ(ar amidfiber )の特質(金属を凌ぐ高強度、軽量性、耐食性、弾性率)により、耐 衝撃性、取扱い性、耐酸性および切欠き強度の大幅な向上を図ることができる効 果がある。
【0011】 このため、例えば非金属性伸縮継手に外方からの落下物等による外力が付加さ れても、充分な耐衝撃性があり、また上記継手を火力発電所の煙風道用として使 用し、流体側内部に燃焼ガスを流通させた場合においても酸劣化に充分対抗する ことができる。
【0012】 なお次の[表1]にアラミドとスチールとの各種性能を比較した結果を示す。
【0013】
【表1】
【図1】本考案の非金属製伸縮継手用外被材を示す断面
図。
図。
【図2】フレア形伸縮継手に適用した説明図。
【図3】ベルト形伸縮継手に適用した説明図。
【図4】従来の非金属製伸縮継手用外被材を示す断面
図。
図。
1…外被材層 3…アラミドファイバクロス層
Claims (1)
- 【請求項1】シリコーンゴムがコーティングされたガラ
スクロス製の外被材層を備えた非金属製伸縮継手用外被
材であって、 上記外被材層の流体側にアラミドファイバクロス層が接
着されて一体化された非金属製伸縮継手用外被材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066327U JPH0749227Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 非金属製伸縮継手用外被材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992066327U JPH0749227Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 非金属製伸縮継手用外被材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630644U true JPH0630644U (ja) | 1994-04-22 |
JPH0749227Y2 JPH0749227Y2 (ja) | 1995-11-13 |
Family
ID=13312641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992066327U Expired - Lifetime JPH0749227Y2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 非金属製伸縮継手用外被材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749227Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0926126A (ja) * | 1995-07-13 | 1997-01-28 | Nakaho Shoji Kk | 煙道用継手及び煙道用継手の製造方法並びに煙道用継手の部分成形装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0571641U (ja) * | 1991-04-24 | 1993-09-28 | シルバー株式会社 | 排気筒及び給排気筒 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP1992066327U patent/JPH0749227Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0571641U (ja) * | 1991-04-24 | 1993-09-28 | シルバー株式会社 | 排気筒及び給排気筒 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0926126A (ja) * | 1995-07-13 | 1997-01-28 | Nakaho Shoji Kk | 煙道用継手及び煙道用継手の製造方法並びに煙道用継手の部分成形装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0749227Y2 (ja) | 1995-11-13 |
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