JPH09261262A - 光通信システム - Google Patents

光通信システム

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JPH09261262A
JPH09261262A JP8063959A JP6395996A JPH09261262A JP H09261262 A JPH09261262 A JP H09261262A JP 8063959 A JP8063959 A JP 8063959A JP 6395996 A JP6395996 A JP 6395996A JP H09261262 A JPH09261262 A JP H09261262A
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宏 竹中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用中の従局に対するサービスを一旦停止さ
せることなく、各従局における光送信レベルの調整を最
適にかつ自動的に行えるようにする。 【解決手段】 主局はタイミング制御用スロットに分岐
数を設定した第1のコマンド信号を従局に送信するとと
もに、第1のコマンド信号の送信からそれに対するレス
ポンス信号を受信するまでの時間をタイミング制御用ス
ロットに設定した第2のコマンド信号を従局に送信す
る。従局の損失値メモリ部27−1はラッチ部26−1
からの分岐情報と送信タイミング値とに対応する伝送路
損失値を送出する。電流レベルメモリ部28−1はその
伝送路損失値に対応する電流レベルを電流調整部29−
1に送出する。電流調整部29−1は電流レベルを電流
に変換する。LD部30−1は主局に対してその電流に
対応する光パワーで信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信システムに関
し、特に主局と複数の従局とがスター型の伝送路を介し
て接続された光通信システムにおける従局からの光出力
の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光通信システムにおいて
は、スターカプラに接続された端局相互間で光によりパ
ルスバーストでデータ伝送を行うために、スターカプラ
を用いて端局各々の光出力を全ての端局に分配する方式
がある。
【0003】この方式では自局がパルスバーストを送出
している時に他局がパルスバーストを送出すると、それ
らのパルスバーストが重畳されてデータ誤りを生ずる恐
れがあるため、自局でそれらのパルスバーストの衝突を
認識するようにしている。
【0004】しかしながら、自局でパルスバーストの衝
突を認識する場合には自局から送信したパルスバースト
がスターカプラを経て自局に戻ってくると、他局からの
パルスバーストによる衝突と区別がつかなくなるので、
他局からのパルスバーストによる衝突とスターカプラか
ら自局に戻ってくるパルスバーストとを区別して検出す
ることで、各端局からのパルスバーストの衝突を容易に
検出する方法がある。この方法については、特公昭3−
23023号公報に詳述されている。
【0005】主局と複数の従局とがスター型伝送路を介
して接続された光通信システムにおいては、各従局から
のパルスバーストがスターカプラで合流する際に衝突す
るのを避けるために、主局から複数の従局各々のアドレ
スを指定してバースト信号の送信タイミングを設定する
方法がある。
【0006】この方法の場合、複数の従局各々からの光
送信レベルが主局の光受信器にて最適なレベルで受光で
きるようにするために、複数の従局各々からの光送信レ
ベルが調整されている。
【0007】光送信レベルの調整は、作業者が主局側と
従局側とにわかれ、主局の受信部にて従局毎に光送信レ
ベルを測定し、主局の光受信機にて最大受光レベルを越
えるレベルに対して、従局の光送信機に光固定減衰器
(LBO:Line Build Out netwo
rk)を入れてレベルの調整を行っている。
【0008】上記の主局の受信部における従局毎の光送
信レベルの測定は、運用中の従局があれば、その運用中
の従局に対するサービスを一旦停止して行うようになっ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光通信
システムでは、各従局における光送信レベルの調整を主
局の光受信機にて従局毎に光送信レベルを測定して行っ
ているので、運用中の従局がある場合にその運用中の従
局に対するサービスを一旦停止させる必要があり、当該
システムに対して従局が新たに増設される度に、運用中
の他の従局に対するサービスを一旦停止しなければなら
ない。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、運用中の従局に対するサービスを一旦停止させる
ことなく、各従局における光送信レベルの調整を最適に
かつ自動的に行うことができる光通信システムを提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による光通信シス
テムは、主局及び複数の従局が中継器及び光伝送路を介
して星状に接続され、前記複数の従局各々が送出する送
信信号が前記中継器で合流する際の衝突を防止するため
に前記主局から前記複数の従局各々に対して前記送信信
号の送信タイミングを設定する光通信システムであっ
て、前記送信タイミングを前記複数の従局各々に設定す
るための第1のコマンド信号に外部から予め設定された
前記中継器における分岐数を付加して前記複数の従局各
々に送信する手段と、前記第1のコマンド信号を送信し
てから前記第1のコマンド信号に対応する前記複数の従
局各々からの返信信号を受信するまでの時間を測定する
測定手段と、前記測定手段の測定結果を含む第2のコマ
ンド信号を前記複数の従局各々に送信する手段とを前記
主局に備え、前記第1のコマンド信号に応答して前記返
信信号を前記送信タイミングで前記主局に送信する手段
と、前記分岐数と前記測定結果とから伝送路損失値を算
出する算出手段と、前記伝送路損失値に基づいて送信レ
ベルを調整する調整手段とを前記複数の従局各々に備え
ている。
【0012】本発明による他の光通信システムは、上記
の構成において、前記算出手段に、前記分岐数及び前記
測定結果に基づいて予め算出された前記伝送路損失値を
前記分岐数及び前記測定結果に対応付けて格納する手段
を具備している。
【0013】本発明による別の光通信システムは、上記
の構成において、前記調整手段に、前記伝送路損失値を
基に電流レベル値を算出する手段と、前記電流レベル値
に基づいて光信号の送信レベルを調整する手段とを具備
している。
【0014】本発明によるさらに別の光通信システム
は、上記の構成において、前記電流レベル値を算出する
手段に、前記伝送路損失値に基づいて予め算出された電
流レベル値を前記伝送路損失値に対応付けて格納する手
段を具備している。
【0015】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0016】送信タイミングを複数の従局各々に設定す
るための第1のコマンド信号に外部から予め設定された
スターカプラにおける分岐数を付加して主局から複数の
従局各々に送信する。
【0017】この第1のコマンド信号に対応するレスポ
ンス信号を受信した時に第1のコマンド信号を送信して
からレスポンス信号を受信するまでの時間をタイマで測
定し、このタイマの測定結果を含む第2のコマンド信号
を主局から複数の従局各々に送信する。
【0018】従局各々において主局からの分岐数と送信
タイミング値とに基づいて損失値メモリ部から伝送路損
失値を読出し、この伝送路損失値に基づいて電流レベル
メモリ部から取出した電流レベルで主局への送信レベル
を調整する。
【0019】これによって、従局設置時に行う光送信レ
ベル調整が不要となるので、従来例のような従局の光送
信レベル測定による運用中の従局に対するサービスの一
旦停止が不要となる。
【0020】また、主局側の光バースト受信器の設計に
要求されるダイナミックレンジを狭くすることが可能と
なるため、最適設計が可能となる。よって、運用中の従
局に対するサービスを一旦停止させることなく、各従局
における光送信レベルの調整を最適にかつ自動的に行う
ことが可能となる。
【0021】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例のシステム構
成を示すブロック図である。図において、本発明の一実
施例による光通信システムは主局1と複数の従局2−1
〜2−Nとが伝送路3及びスターカプラ4を介してスタ
ー状に接続されている。
【0022】主局1は各従局2−1〜2−Nとの間で通
信状態に入る前に、各従局2−1〜2−Nのアドレス
「#1」〜「#N」を指定して従局2−1〜2−N各々
に1台ずつバースト信号の送信タイミングを設定し、各
従局2−1〜2−Nが送出するバースト信号がスターカ
プラ4にて合流する際に衝突するのを防止している。
【0023】図2は図1の主局1から従局2−1〜2−
N方向への下りフレームのフォーマットを示す図であ
る。図において、主局1から従局2−1〜2−N方向へ
の下りフレームaには各従局2−1〜2−Nのフレーム
同期用のUW(ユニークワード)部a1と、各従局2−
1〜2−Nが通信中に使用するコマンドスロット(#1
〜#N)a2−1〜a2−N及びデータスロットa3−
1〜a3−Nと、各従局2−1〜2−Nが送出するバー
スト信号の送信タイミングを設定する時に使用するタイ
ミング制御用スロットa4とから構成されている。
【0024】タイミング制御用スロットa4は各従局2
−1〜2−Nのアドレスを指定するアドレス部a5と、
スターカプラ4の分岐数を示す分岐情報部a6と、従局
2−1〜2−Nが送信するバースト信号の送信タイミン
グ値(距離情報)を示す送信タイミング部a7とから構
成されている。
【0025】図3は図1の主局1の構成を示すブロック
図である。図において、主局1は光受信部11と、フレ
ーム同期部12と、データ分離部13と、レスポンス検
出部14と、タイマ15と、操作部16と、コマンド作
成部17と、アドレステーブル18と、電流調整部19
と、LD(Laser Diode)部20とから構成
されている。
【0026】光受信部11は従局2−1〜2−Nからの
光信号を受信して電気信号に変換する。フレーム同期部
12は光受信部11から出力される電気信号を基に従局
2−1〜2−Nからの信号のフレーム同期を確立する。
【0027】データ分離部13はフレーム同期部12か
らのデータ及び受信フレーム信号を入力し、必要な情報
を分離する。レスポンス検出部14はデータ分離部13
で分離されたデータが従局2−1〜2−Nからのレスポ
ンス信号か否かを検出する。
【0028】タイマ15はコマンド作成部17で作成さ
れた従局2−1〜2−Nへの第1のコマンド信号が送信
されてからレスポンス検出部14で各従局2−1〜2−
Nからのレスポンス信号が検出されるまでの時間(距離
情報)を測定する。
【0029】操作部16は作業者が各種データを入力す
るための入力装置である。コマンド作成部17は操作部
16から従局が登録されると、その登録時に入力される
その従局のアドレスとスターカプラ4の分岐数とを基に
その従局の送信タイミングを設定するための第1のコマ
ンド信号を作成する。このとき、アドレステーブル18
には操作部16から入力される従局のアドレスが登録さ
れる。
【0030】また、コマンド作成部17はその登録され
た従局からの第1のコマンド信号に対するレスポンス信
号がレスポンス検出部14で検出されことが通知される
と、タイマ15で測定された距離情報を含む第2のコマ
ンド信号を作成する。
【0031】電流調整部19はコマンド作成部17から
のデータを電流に変換してLD部20に送る。LD部2
0は電流調整部19からの電流を光信号に変換して従局
2−1〜2−Nに送信する。
【0032】図4は図1の従局2−1の構成を示すブロ
ック図である。図において、従局2−1は光受信部21
−1と、フレーム同期部22−1と、データ分離部23
−1と、アドレス比較部24−1と、アドレス設定部2
5−1と、ラッチ部26−1と、損失値メモリ部27−
1と、電流レベルメモリ部28−1と、電流調整部29
−1と、LD部30−1とから構成されている。
【0033】光受信部21−1は主局1からの光信号を
受信して電気信号に変換する。フレーム同期部22−1
は光受信部21−1から出力される電気信号を基に主局
1からの信号のフレーム同期を確立する。データ分離部
23−1はフレーム同期部22−1からのデータ及び受
信フレーム信号を入力し、必要な情報を分離する。
【0034】アドレス比較部24−1はデータ分離部2
3−1で分離されたアドレスをアドレス設定部25−1
で予め設定された自局アドレスと比較する。ラッチ部2
6−1はデータ分離部23−1からの分岐情報及び送信
タイミングをラッチした後に損失値メモリ部27−1に
出力する。
【0035】損失値メモリ部27−1はラッチ部26−
1からの分岐情報及び送信タイミングから検索された伝
送路損失値を出力する。電流レベルメモリ部28−1は
損失値メモリ部27−1からの伝送路損失値から検索さ
れた電流レベルを出力する。
【0036】電流調整部29−1は電流レベルメモリ部
28−1からの電流レベル値に応じて最適な電流をLD
部20に送る。LD部20は電流調整部19からの電流
を光信号に変換して主局1に送信する。尚、図示してい
ないが、従局2−2〜2−Nは上記の従局2−1と同様
の構成となっており、その動作も従局2−1の動作と同
様となっている。
【0037】図5(a)は図4の損失値メモリ部27−
1の構成例を示す図であり、図5(b)は図4の電流レ
ベルメモリ部28−1の構成例を示す図である。図5
(a)において、損失値メモリ部27−1にはスターカ
プラ4の分岐情報(分岐数が「1」〜「16」)と、主
局1と従局2−1〜2−Nとの間の距離情報である送信
タイミング値(「0」,……,「X」)(sec)とを
基に予め算出された伝送路損失値(「a」,「b」,
「c」,……,「l」,「m」,「n」,……)が上記
の分岐情報及び送信タイミング値に対応付けて格納され
ている。
【0038】図5(b)において、電流レベルメモリ部
28−1には損失値メモリ部27−1からの伝送路損失
値(「a」,「b」,「c」,……,「l」,「m」,
「n」,……)を基に算出された電流レベル(「α」,
「β」,「γ」,……,「θ」,……)が上記の伝送路
損失値に対応付けて格納されている。
【0039】図6は本発明の一実施例の動作を示すシー
ケンスチャートである。これら図1〜図6を用いて本発
明の一実施例の動作について説明する。以下、主局1と
従局2−1,2−2とで構成されたシステムに従局2−
Nが新たに増設された場合についてその動作を説明す
る。
【0040】従局2−Nが新たに増設される場合、作業
者が操作部16から従局2−Nのアドレス「#N」とス
ターカプラ4の分岐数「3」とを入力すると、主局1の
コマンド作成部17は下りフレームaのタイミング制御
用スロットa4のアドレス部a5に、操作部16から入
力されたアドレス「#N」(増設された従局2−Nのア
ドレス)を設定する。
【0041】また、コマンド作成部17は下りフレーム
aのタイミング制御用スロットa4の分岐情報部a6に
操作部16から入力された分岐数「3」を設定し、送信
タイミング部a7にデフォルト値“0”を設定する。こ
の場合、コマンド作成部17では主局1と従局2−Nと
の距離が不明であるので、送信タイミング部a7にデフ
ォルト値“0”を設定しているのである。
【0042】コマンド作成部17は上記のようにタイミ
ング制御用スロットa4を設定した後に下りフレームa
を第1のコマンド信号として、電流調整部19及びLD
部20を経由して従局2−Nに送信する。
【0043】従局2−Nは主局1からの第1のコマンド
信号を光受信部21−N(図示せず)で受信し、フレー
ム同期部22−N(図示せず)で下りフレームaのUW
部a1からフレーム同期を確立した後、データ分離部2
3−N(図示せず)でタイミング制御用スロットa4を
ラッチした後、タイミング制御用スロットa4からアド
レス部a5と分岐情報部a6と送信タイミング部a7と
を分離する。
【0044】アドレス比較部24−N(図示せず)はデ
ータ分離部23−Nで分離されたアドレス部a5をアド
レス設定部25−N(図示せず)で予め設定されたアド
レスと比較し、その比較で一致を検出すると、ラッチ部
26−N(図示せず)のリセットを解除する。よって、
ラッチ部26−Nにはデータ分離部23−Nで分離され
た分岐情報部a6と送信タイミング部a7とがラッチさ
れ、損失値メモリ部27−Nに送出される。
【0045】損失値メモリ部27−N(図示せず)に
は、図5(a)に示すように、予め分岐情報と送出タイ
ミング値とに対応して伝送路損失値が格納されているの
で、損失値メモリ部27−Nはラッチ部26−Nからの
分岐情報部a6と送信タイミング部a7とに対応する伝
送路損失値を電流レベルメモリ部28−N(図示せず)
に送出する。この場合、損失値メモリ部27−Nは分岐
数が「3」で、送信タイミングが“0”なので、伝送路
損失値として「c」を送出する。
【0046】電流レベルメモリ部28−Nには、図5
(b)に示すように、予め伝送路損失値に対応して電流
レベルが格納されているので、電流レベルメモリ部28
−Nは損失値メモリ部27−Nからの伝送路損失値に対
応する電流レベルを電流調整部29−N(図示せず)に
送出する。この場合、電流レベルメモリ部28−Nは伝
送路損失値が「c」なので、電流レベルとして「γ」を
送出する。
【0047】電流調整部29−Nは電流レベルメモリ部
28−Nからの電流レベル「γ」を電流に変換した後、
LD部30−N(図示せず)に最適な電流を与えるの
で、LD部30−Nからは主局1からの第1のコマンド
信号に対するレスポンス信号がその電流に対応する光パ
ワーで送信される。
【0048】主局1ではレスポンス検出部14が従局2
−Nからのレスポンス信号を検出すると、タイマ15が
第1のコマンド信号の送信に応答して開始した計時動作
を停止するので、コマンド作成部17は下りフレームa
のタイミング制御用スロットa4のアドレス部a5にア
ドレス「#N」を、分岐情報部a6に分岐数「3」を、
送信タイミング部a7にタイマ15での計時結果“X”
を夫々設定する。
【0049】コマンド作成部17は上記のようにタイミ
ング制御用スロットa4を設定した後に下りフレームa
を第2のコマンド信号として、電流調整部19及びLD
部20を経由して従局2−Nに送信する。
【0050】従局2−Nは主局1からの第2のコマンド
信号を光受信部21−Nで受信し、フレーム同期部22
−Nで下りフレームaのUW部a1からフレーム同期を
確立した後、データ分離部23−Nでタイミング制御用
スロットa4をラッチした後、タイミング制御用スロッ
トa4からアドレス部a5と分岐情報部a6と送信タイ
ミング部a7とを分離する。
【0051】アドレス比較部24−Nはデータ分離部2
3−Nで分離されたアドレス部a5をアドレス設定部2
5−Nで予め設定されたアドレスと比較し、その比較で
一致を検出すると、ラッチ部26−Nのリセットを解除
する。よって、ラッチ部26−Nにはデータ分離部23
−Nで分離された分岐情報部a6と送信タイミング部a
7とがラッチされ、損失値メモリ部27−Nに送出され
る。
【0052】損失値メモリ部27−Nには、図5(a)
に示すように、予め分岐情報と送出タイミング値とに対
応して伝送路損失値が格納されているので、損失値メモ
リ部27−Nはラッチ部26−Nからの分岐情報部a6
と送信タイミング部a7とに対応する伝送路損失値を電
流レベルメモリ部28−Nに送出する。この場合、損失
値メモリ部27−Nは分岐数が「3」で、送信タイミン
グが“X”なので、伝送路損失値として「n」を送出す
る。
【0053】電流レベルメモリ部28−Nには、図5
(b)に示すように、予め伝送路損失値に対応して電流
レベルが格納されているので、電流レベルメモリ部28
−Nは損失値メモリ部27−Nからの伝送路損失値に対
応する電流レベルを電流調整部29−Nに送出する。こ
の場合、電流レベルメモリ部28−Nは伝送路損失値が
「n」なので、電流レベルとして「θ」を送出する。
【0054】電流調整部29−Nは電流レベルメモリ部
28−Nからの電流レベル「θ」を電流に変換した後、
LD部30−Nに最適な電流を与えるので、LD部30
−Nからは主局1からの第2のコマンド信号に対するレ
スポンス信号がその電流に対応する光パワーで送信され
る。
【0055】以後、従局2−Nは運用状態に入り、主局
1への光信号の送信を電流レベル「θ」に対応する送信
レベルで行うこととなる。また、主局1では従局2−N
からのレスポンス信号を受信すると、作業者に対して登
録完了を通知する。
【0056】このように、送信タイミングを複数の従局
2−1〜2−N各々に設定するための第1のコマンド信
号に外部から予め設定されたスターカプラ4における分
岐数を付加して主局1から複数の従局2−1〜2−N各
々に送信し、この第1のコマンド信号に対応するレスポ
ンス信号を受信した時に第1のコマンド信号を送信して
からレスポンス信号を受信するまでの時間をタイマ15
で測定し、このタイマ15の測定結果を含む第2のコマ
ンド信号を主局1から複数の従局2−1〜2−N各々に
送信するとともに、従局2−1〜2−N各々において主
局1からの分岐数と送信タイミング値とに基づいて損失
値メモリ部27−1から伝送路損失値を読出し、この伝
送路損失値に基づいて電流レベルメモリ部28−1から
取出した電流レベルで主局1への送信レベルを調整する
ことによって、従局設置時に行う光送信レベル調整が不
要となるので、従来例のような従局の光送信レベル測定
による運用中の従局に対するサービスの一旦停止が不要
となる。
【0057】また、主局1側の光バースト受信器の設計
に要求されるダイナミックレンジを狭くすることが可能
となるため、最適設計が可能となる。よって、運用中の
従局2−1〜2−Nに対するサービスを一旦停止させる
ことなく、各従局2−1〜2−Nにおける光送信レベル
の調整を最適にかつ自動的に行うことができる。
【0058】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
【0059】(1)主局及び複数の従局がスターカプラ
及び光伝送路を介して星状に接続され、前記複数の従局
各々が送出するバースト信号が前記スターカプラで合流
する際の衝突を防止するために前記主局から前記複数の
従局各々のアドレスを指定して前記複数の従局1台ずつ
に前記バースト信号の送信タイミングを設定する光通信
システムであって、前記送信タイミングを前記複数の従
局各々に設定するための第1のコマンド信号に外部から
予め設定された前記スターカプラにおける分岐数を付加
して前記複数の従局各々に送信する手段と、前記第1の
コマンド信号を送信してから前記第1のコマンド信号に
対応する前記従局からの返信信号を受信するまでの時間
を前記複数の従局各々に対応付けて測定する測定手段
と、前記測定手段の測定結果を多重した第2のコマンド
信号を前記複数の従局各々に送信する手段とを前記主局
に有し、前記第1のコマンド信号に応答して前記返信信
号を前記第1のコマンド信号に付加された自局の送信タ
イミングで前記主局に送信する手段と、前記分岐数と前
記測定結果とから自局までの伝送路損失値を算出する手
段と、前記伝送路損失値に基づいて送信レベルを調整す
る調整手段とを前記複数の従局各々に有することを特徴
とする光通信システム。
【0060】(2)前記算出手段は、前記分岐数及び前
記測定結果に基づいて予め算出された前記伝送路損失値
を前記分岐数及び前記測定結果に対応付けて格納する手
段を含むことを特徴とする(1)記載の光通信システ
ム。
【0061】(3)前記調整手段は、前記伝送路損失値
を基に電流レベル値を算出する手段と、前記電流レベル
値に基づいて光信号の送信レベルを調整する手段とを含
むことを特徴とする(1)または(2)記載の光通信シ
ステム。
【0062】(4)前記電流レベル値を算出する手段
は、前記伝送路損失値に基づいて予め算出された電流レ
ベル値を前記伝送路損失値に対応付けて格納する手段を
含むことを特徴とする(3)記載の光通信システム。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信タイミングを複数の従局各々に設定するための第1の
コマンド信号に外部から予め設定されたスターカプラに
おける分岐数を付加して主局から複数の従局各々に送信
し、この第1のコマンド信号に対応する複数の従局各々
からのレスポンス信号を受信するまでの時間を測定して
その測定結果を含む第2のコマンド信号を主局から複数
の従局各々に送信するとともに、複数の従局各々におい
て主局からの分岐数と測定結果とから算出される伝送路
損失値に基づいて送信レベルを調整することによって、
運用中の従局に対するサービスを一旦停止させることな
く、各従局における光送信レベルの調整を最適にかつ自
動的に行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の主局から従局方向への下りフレームのフ
ォーマットを示す図である。
【図3】図1の主局の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の従局の構成を示すブロック図である。
【図5】(a)は図4の損失値メモリ部の構成例を示す
図、(b)は図4の電流レベルメモリ部の構成例を示す
図である。
【図6】本発明の一実施例の動作を示すシーケンスチャ
ートである。
【符号の説明】
1 主局 2−1〜2−N 従局 3 伝送路 4 スターカプラ 11,21−1 光受信部 12,22−1 フレーム同期部 13,23−1 データ分離部 14 レスポンス検出部 15 タイマ 16 操作部 17 コマンド作成部 18 アドレステーブル 19,29−1 電流調整部 20,30−1 LD部 24−1 アドレス比較部 25−1 アドレス設定部 26−1 ラッチ部 27−1 損失値メモリ部 28−1 電流レベルメモリ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主局及び複数の従局が中継器及び光伝送
    路を介して星状に接続され、前記複数の従局各々が送出
    する送信信号が前記中継器で合流する際の衝突を防止す
    るために前記主局から前記複数の従局各々に対して前記
    送信信号の送信タイミングを設定する光通信システムで
    あって、 前記送信タイミングを前記複数の従局各々に設定するた
    めの第1のコマンド信号に外部から予め設定された前記
    中継器における分岐数を付加して前記複数の従局各々に
    送信する手段と、前記第1のコマンド信号を送信してか
    ら前記第1のコマンド信号に対応する前記複数の従局各
    々からの返信信号を受信するまでの時間を測定する測定
    手段と、前記測定手段の測定結果を含む第2のコマンド
    信号を前記複数の従局各々に送信する手段とを前記主局
    に有し、 前記第1のコマンド信号に応答して前記返信信号を前記
    送信タイミングで前記主局に送信する手段と、前記分岐
    数と前記測定結果とから伝送路損失値を算出する算出手
    段と、前記伝送路損失値に基づいて送信レベルを調整す
    る調整手段とを前記複数の従局各々に有することを特徴
    とする光通信システム。
  2. 【請求項2】 前記算出手段は、前記分岐数及び前記測
    定結果に基づいて予め算出された前記伝送路損失値を前
    記分岐数及び前記測定結果に対応付けて格納する手段を
    含むことを特徴とする請求項1記載の光通信システム。
  3. 【請求項3】 前記調整手段は、前記伝送路損失値を基
    に電流レベル値を算出する手段と、前記電流レベル値に
    基づいて光信号の送信レベルを調整する手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の光通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記電流レベル値を算出する手段は、前
    記伝送路損失値に基づいて予め算出された電流レベル値
    を前記伝送路損失値に対応付けて格納する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項3記載の光通信システム。
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