JPH09260007A - 銀接点付ブラシ及びその製造方法 - Google Patents

銀接点付ブラシ及びその製造方法

Info

Publication number
JPH09260007A
JPH09260007A JP7227396A JP7227396A JPH09260007A JP H09260007 A JPH09260007 A JP H09260007A JP 7227396 A JP7227396 A JP 7227396A JP 7227396 A JP7227396 A JP 7227396A JP H09260007 A JPH09260007 A JP H09260007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
silver
brush
contact point
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7227396A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumasa Fusegawa
信正 布施川
Chiyouzaburou Imai
兆三郎 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Starting Industrial Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Starting Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd, Starting Industrial Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP7227396A priority Critical patent/JPH09260007A/ja
Publication of JPH09260007A publication Critical patent/JPH09260007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 銀接点とブラシ本体の接点部が電気的に一体
構造にでき、かつ銀接点が外部負荷により脱落等するこ
とがなく、製造装置の自動化も可能な銀接点付ブラシ及
びその製造方法を提供すること。 【解決手段】 ブラシ本体から一体に起立した接点部5
の先端平坦部に穿設した孔6に銀製接点7の脚部8を嵌
入した後、上下1対の電極により下方の電極が該脚部に
接触せず、銀製接点の接点フランジ部9に対向するよう
な状態でスポット溶接し、そのうえで機械的にかしめて
銀製接点7と接点部5を一体化することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電気コー
ドの巻取装置等の電気接点部品として使用される銀接点
付ブラシ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種銀接点付ブラシの製造方法として
は、図5(A),(B)に示すようなブラシ本体03から一体
に起立した接点部05の先端平坦部に穿設した孔06に銀製
接点07の脚部08を嵌入した後、機械的にかしめる、いわ
ゆる銀接点かしめ法がよく知られている。同図において
020はブラシ本体03が取り付けられるリール、021はケー
スカバーで、このカバーにはブラシ01の銀製接点07と接
触するコンタクトリング022が取り付けられている。023
はリール020の回転中心を示す。しかしながら、この方
法は銀製接点07を単にかしめただけであるので、銀接点
07と接点部05が電気的に一体構造になっていない。その
ため、導通が悪く、酸化等の恐れがあった。
【0003】一方、このような難点を克服するために、
図6に示すような接点部05の先端平坦部上に銀製接点07
を載置した状態でスポット溶接する、いわゆる銀接点ス
ポット溶接法が提案された。012はそのスポット溶接部
である。しかしながら、この方法は接点07と接点部05が
一体構造となり電気的に安定するという利点があるもの
の、外部負荷により銀接点07が脱落したり位置ずれが生
じるという心配があり、強度的な面で難点があった。し
かも、この場合には接点部05の先端平坦部上への載置に
際して銀接点07の位置決めが容易でないので、製造装置
の自動化にも支障があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、前
記のような従来の問題点を解決することができ、銀接点
とブラシ本体の接点部が電気的に一体構造にでき、かつ
銀接点が外部負荷により脱落等することがなく、製造装
置の自動化も可能な銀接点付ブラシ及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明の銀接点付ブラシは、ブラシ本体
と、このブラシ本体から一体に起立した接点部とを有
し、該接点部の先端平坦部に穿設した孔に銀製接点の脚
部が嵌入されてスポット溶接されたうえで機械的にかし
められて一体化されていることを特徴とする。
【0006】請求項2の発明の銀接点付ブラシの製造方
法は、ブラシ本体から一体に起立した接点部の先端平坦
部に穿設した孔に銀製接点の脚部を嵌入した後、上下1
対の電極により下方の電極が該脚部に接触せず、銀製接
点の接点フランジ部に対向するような状態でスポット溶
接し、そのうえで機械的にかしめて銀製接点と接点部を
一体化することを特徴とする。
【0007】請求項3の発明の銀接点付ブラシの製造方
法は、請求項2において、接点部の先端平坦部に穿設す
る孔をその孔縁が上向きに突出した状態となるようにし
て設け、この孔縁に銀製接点の脚部側の接点フランジ部
の一部が接触して載るように脚部を孔に嵌入した状態で
スポット溶接する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のコ
ード巻取装置用銀接点付ブラシを電気コードの端部に対
にして取り付けた状態の平面図、図2は図1のA−A線
に沿うブラシ本体の接点部の要部縦断面図である。1は
電気コード2の一端部に接続された銀接点付ブラシであ
り、ブラシ本体3と、このブラシ本体の両側から一体に
起立した接点部5からなっている。接点部5の先端は平
坦部に形成され、該先端平坦部には孔6が穿設されてい
る。このような接点部5の先端平坦部に孔6が付いたブ
ラシ本体3は、例えばプレス等による打ち抜き加工によ
り形成される。
【0009】ブラシ本体3の孔6には銀製接点7の脚部
8が嵌入され、該脚部の上縁と接する銀製接点7の接点
フランジ部9の下面とブラシ本体3の孔6の周縁部上面
がスポット溶接されたうえ、上下から機械的にかしめら
れて一体化されている。銀製接点7は接点フランジ部9
の上に銀合金10がコーティングされている。12はそのス
ポット溶接部、13はかしめにより潰された脚部分を示
す。
【0010】前記のような銀接点付ブラシ1の製造に際
しては、まず、図3に示すようにブラシ本体3の接点部
5の先端平坦部に穿設した孔6に銀製接点7の脚部8を
嵌入する。孔6は前記プレス等による形成に際し、その
孔縁6aが上向きに突出した状態となるようにしてお
く。すると、脚部8を孔6に嵌入したときに銀製接点7
の脚部8側の接点フランジ部9の一部がこの孔縁6aに
接触して載るようになり、従来のスポット溶接法のよう
に接点フランジ部9の全面で接触するようなことがな
い。
【0011】しかる後、図4に示すようにスポット溶接
機の上下1対の電極15,16を銀製接点7に接近させ、ス
ポット溶接することとなるが、この際に前記のように銀
製接点7の脚部8側の接点フランジ部9の一部のみが孔
縁6aに接触するだけなので、消費電力を小さく、かつ
設備費を安くすることができる。試験結果によれば、こ
のような一部接触の場合には全面接触の場合の4万アン
ペアに対して2万アンペアですむことがわかった。ま
た、溶接も確実である。
【0012】しかも、溶接に際して図4のように下方の
電極16が脚部8に接触せず、接点フランジ部9と対向す
る部分にのみ電流が流れるような配置となるので、接点
フランジ部9の下面とブラシ本体3の接点部5の孔6の
周縁部上面に対する電流の流れが良好となって、溶接が
より確実なものとなる。
【0013】
【発明の効果】この発明は前記のような構成からなり、
銀接点とブラシ本体の接点部が電気的に一体構造となる
ので、導通のよいものとなる。また、取り付けられた銀
接点は、例えば取り付けられるリールの回転による摺動
抵抗に対しても強度が強いものとなり、従来のように脱
落等する恐れもない。さらに、製造に際しては銀接点の
脚部を孔に入れて溶接し、かつかしめればよく、製造装
置の自動化も可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のコード巻取装置用銀接
点付ブラシを電気コードの端部に対にして取り付けた状
態の平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿うブラシ本体の接点部の要
部縦断面図である。
【図3】製造工程を示す接点部の要部縦断面図である。
【図4】製造工程を示す接点部の要部縦断面図である。
【図5】従来の銀接点かしめ法を説明する図面で、(A)
はブラシの取り付け状態の要部縦断面図、(B)はブラシ
本体の接点部の拡大断面図ある。
【図6】従来の銀接点スポット溶接法を説明するブラシ
本体の接点部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 銀接点付ブラシ 2 電気コード 3 ブラシ本体 5 接点部 6 孔 7 銀製接点 8 脚部 10 銀合金 12 スポット溶接部 13 かしめにより潰された脚部分 15,16 電極

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラシ本体と、このブラシ本体から一体
    に起立した接点部とを有し、該接点部の先端平坦部に穿
    設した孔に銀製接点の脚部が嵌入されてスポット溶接さ
    れたうえで機械的にかしめられて一体化されていること
    を特徴とする銀接点付ブラシ。
  2. 【請求項2】 ブラシ本体から一体に起立した接点部の
    先端平坦部に穿設した孔に銀製接点の脚部を嵌入した
    後、上下1対の電極により下方の電極が該脚部に接触せ
    ず、銀製接点の接点フランジ部に対向するような状態で
    スポット溶接し、そのうえで機械的にかしめて銀製接点
    と接点部を一体化することを特徴とする銀接点付ブラシ
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 接点部の先端平坦部に穿設する孔をその
    孔縁が上向きに突出した状態となるようにして設け、こ
    の孔縁に銀製接点の脚部側の接点フランジ部の一部が接
    触して載るように脚部を孔に嵌入した状態でスポット溶
    接する請求項2記載の銀接点付ブラシの製造方法。
JP7227396A 1996-03-27 1996-03-27 銀接点付ブラシ及びその製造方法 Pending JPH09260007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7227396A JPH09260007A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 銀接点付ブラシ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7227396A JPH09260007A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 銀接点付ブラシ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09260007A true JPH09260007A (ja) 1997-10-03

Family

ID=13484522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7227396A Pending JPH09260007A (ja) 1996-03-27 1996-03-27 銀接点付ブラシ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09260007A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1315255A2 (de) * 2001-11-23 2003-05-28 Hugo Kern und Liebers GmbH & Co. Platinen- und Federnfabrik Verfahren zum Herstellen von Mikroschleifkontakten
CN109245477A (zh) * 2017-07-11 2019-01-18 德昌电机(深圳)有限公司 电机及发动机空气管理装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1315255A2 (de) * 2001-11-23 2003-05-28 Hugo Kern und Liebers GmbH & Co. Platinen- und Federnfabrik Verfahren zum Herstellen von Mikroschleifkontakten
DE10157320A1 (de) * 2001-11-23 2003-06-12 Kern & Liebers Verfahren zum Herstellen von Mikroschleifkontakten
EP1315255A3 (de) * 2001-11-23 2004-03-24 Hugo Kern und Liebers GmbH & Co. Platinen- und Federnfabrik Verfahren zum Herstellen von Mikroschleifkontakten
US6881105B1 (en) 2001-11-23 2005-04-19 Hugo Kern Und Liebers Gmbh & Co. Platinen Und Federnfabrik Method for manufacture of microsliding contacts
CN109245477A (zh) * 2017-07-11 2019-01-18 德昌电机(深圳)有限公司 电机及发动机空气管理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110032662A1 (en) Solid electrolytic capacitor and a method for manufacturing the same
JP6728444B2 (ja) スリーブ、接触装置
CA1173887A (en) Commutator device for small electric motors
JPH09320551A (ja) 密閉型電池
US4745382A (en) Electromagnetic relay for automatic assembly
JPH09260007A (ja) 銀接点付ブラシ及びその製造方法
JP3580213B2 (ja) 円筒形電池用封口板
JPH0785901A (ja) 圧着端子、及び圧着端子と電線の接続方法
JPH0837051A (ja) ピン型端子およびその製造方法
GB1213922A (en) Terminals for welding connection
JPH07226197A (ja) 電 池
JP2532799B2 (ja) 筒形電池の溶接ワ―ク配置状態判定方法
JPH0556622B2 (ja)
JPH0119739B2 (ja)
CN210997120U (zh) 一种用于自动焊机处的焊接电流检测装置
JPS6136353B2 (ja)
JP2568767Y2 (ja) バッテリ用電気接続子
JPS61176053A (ja) 密閉型電池
JPH0136288Y2 (ja)
CN213401552U (zh) 一种铜铝过渡端子
JP2002320353A (ja) モータ及びリード線接合方法
JPH0984288A (ja) 電動機の引き出し線の接続部絶縁紙と絶縁処理方法
JP2003045476A (ja) 蓄電池およびその製造方法
JPH0469562A (ja) 漏水検知用電極帯の製造方法
JPS6034465Y2 (ja) スポット溶接用電極

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030909