JPH09259437A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH09259437A
JPH09259437A JP6222996A JP6222996A JPH09259437A JP H09259437 A JPH09259437 A JP H09259437A JP 6222996 A JP6222996 A JP 6222996A JP 6222996 A JP6222996 A JP 6222996A JP H09259437 A JPH09259437 A JP H09259437A
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JP
Japan
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information
groove
land
recording
optical disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP6222996A
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English (en)
Inventor
Sukeaki Matsumaru
祐晃 松丸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、情報記録領域すべてに情報を記録
することが可能で、情報記録領域の最内周あるいは最外
周にトラッキング制御しても暴走しない光ディスクを提
供することを目的とする。 【解決手段】 光ディスクのグルーブを、情報記録領域
外に情報を記録しないダミーグルーブを形成した光ディ
スク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクに関
し、特にランドとグルーブに情報の記録,再生が可能な
光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な光ディスクについては、例え
ば、コロナ社から出版されている”ビデオディスクとD
VD入門:岩村總一編者”のp.151〜196に述べ
られている。簡単に説明すると、ガラス盤にフォトレジ
ストを塗布した原盤は、露光装置によりレーザ光を照射
してフォトレジストを感光させる。次に、現像処理する
ことにより感光した部分が取り除かれピットあるいはグ
ルーブが形成される。この原盤からスタンパーを作製
し、このスタンパーを用いてディスクを成形する。この
ディスクに、記録膜を成膜して、記録再生可能なディス
クができあがる。
【0003】記録再生可能なディスクとして、光磁気記
録と相変化記録がある。このうち、光磁気記録は、記録
膜にビームを絞り、集光させて情報を記録するが、記録
するときにその情報に対応した磁界の向きにより記録す
る。また再生は、磁界の向きにより磁区の向きが異なる
のでこの差を検出して情報を読み出す。また、相変化記
録も上記した光磁気記録と同様に、記録膜にビームを絞
り、集光させて情報を記録するのだが、記録の方法が異
なる。具体的には、集光させたビームの熱により記録膜
に結晶と非結晶の部分を形成し、この差を検出して情報
を読み出す。
【0004】そして、上記相変化記録によって情報を記
録する方法として、ランド記録方法とグルーブ記録方法
がある。ランド記録方法は、グルーブとグルーブの中間
の部分にマークを形成して情報を記録する方法である。
グルーブ記録方法は、グルーブの中にマークを形成して
記録する方法である。さらに両方にマークを形成して情
報を記録するランド・グルーブ記録方法がある。
【0005】上記したように、相変化で情報を記録する
際には、ランドあるいはグルーブにトラッキングをかけ
て情報を記録する。トラッキングをかけるには、トラッ
キングサーボ用エラー信号を得なくてはならない。トラ
ッキングサーボ用エラー検出方法には、プッシュプル
法,スリービーム法,ヘテロダイン法,ウォブリング
法,サンプルサーボ法などがある。このなかで、代表的
なプッシュプル法について説明する。プッシュプル法
は、ディスク上のグルーブあるいはピットが回折格子の
ように働き0次と1次のディスクから反射された回折光
が、トラック中心に対して対称に配置された2分割フォ
トダイオード(PD)上の2つの受光部での出力差とし
て取り出すことによってトラッキング・エラーを検出す
る方法である。スポットとグルーブの中心、あるいは、
スポットとランドといわれるグルーブとグルーブの中間
部の中心が一致している場合は左右対称な反射回折光分
布が得られ、それ以外の場合は、左右で光強度がずれ
る。このためスポットがトラックを横切ったときの2つ
の受光部の出力差は、図6のようなS字曲線となる。
【0006】例えばランドにトラッキングをかけるとき
は、S字曲線の右下がりの傾斜で0レベル近傍でトラッ
キング引き込みのためのゲートを開き、ビームがこの場
所にきたときトラッキングエラー信号が0になるように
トラッキング制御を行う。ランドにトラッキングをかけ
るために、ビームがトラッキング引き込み領域内のA点
あるいはC点にあるとする。A点にある場合、トラッキ
ング・エラー信号が0になるようにB点方向に移動し、
トラッキング・エラー信号が0になったところでトラッ
キング制御がかかりランド部に追従される。C点にある
場合、A点とは逆方向にトラッキング・エラー信号が0
になるようにB点方向に移動し、トラッキング・エラー
信号が0になったところでトラッキング制御がかかりラ
ンドに追従される。グルーブにトラッキングをかけると
きは、S字曲線の左下がりの傾斜で0レベル近傍でトラ
ッキング引き込みのためのゲートを開き、ビームがこの
場所にきたときトラッキングエラー信号が0になるよう
にトラッキング制御を行う。
【0007】グルーブにトラッキングをかけるために、
ビームがトラッキング引き込み領域内のD点あるいはF
点にあるとする。D点にある場合、トラッキング・エラ
ー信号が0になるようにE点方向に移動し、トラッキン
グ・エラー信号が0になったところでトラッキング制御
がかかりグルーブに追従される。F点にある場合、D点
とは逆にトラッキング・エラー信号が0になるようにE
点方向に移動し、トラッキング・エラー信号が0になっ
たところでトラッキング制御がかかりグルーブに追従さ
れる。このようにランドあるいはグルーブにトラッキン
グをかけて、情報を記録する。
【0008】ランド記録では、情報記録領域内の最内周
あるいは最外周のランドに情報を記録しようとした場
合、例えば、図6の1番右を最外周とし1番左を最内周
として、ランドに情報を記録する場合、トラッキング・
エラー信号がグルーブから先で0になるため、トラッキ
ングを引き込もうとしたとき位置が定まらず、光ヘッド
が暴走してしまう。
【0009】あるいは、グルーブ記録では、図1の1番
右のグルーブにはトラッキングがかけられるが、1番左
のグルーブに情報を記録する場合、トラッキング・エラ
ー信号がグルーブから先で0になるため、トラッキング
を引き込もうとしたとき位置が定まらず、光ヘッドが暴
走してしまうという問題点を有するものである。
【0010】なお、上記問題点は、原盤からヘッダ情報
が記録してある、いわゆるハードフォーマットしたディ
スクであれば、ヘッダ情報を再生してから情報を記録す
るため、最内周及び最外周の(ランド若しくはグルー
ブ)トラックにもヘッダ情報があるために生じなかっ
た。
【0011】しかしながら、ソフトフォーマット(ドラ
イブでヘッダ情報を記録する)では、記録膜が成膜され
たついたディスク(ヘッダ情報無)にドライブでヘッダ
情報を記録し、情報はこのヘッダ情報を利用して記録す
るため、上記のことが問題点となる。
【0012】また、ソフトフォーマットの方が、ハード
フォーマットに対してよりフォーマット効率が上がると
いう利点を有する。これは、一般に、情報の記録再生可
能な光ディスクの場合、ヘッダ情報をプリピットとマー
クで2回書くのに対して、ソフトフォーマットではプリ
ピット分の領域を情報記録領域として用いることができ
るためである。
【0013】以上のように、特に、よりフォーマット効
率の優れたソフトフォーマットでは、ランドグルーブ記
録の光ディスクの情報記録領域内の最内周あるいは最外
周に情報を記録できないという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光ディスクでは、特に、よりフォーマット効率に優れ
たソフトフォーマットでは、光ディスクの情報記録領域
内の最内周あるいは最外周にトラッキングがかけられな
いため、該領域に情報を記録できないという問題があっ
た。
【0015】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、特に、よりフォーマット効率に優
れたソフトフォーマットでも情報記録領域全てに情報を
記録することが可能で、情報記録領域内の最内周あるい
は最外周にトラッキング制御しても暴走することのない
光ディスクを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスクは、
情報の記録が可能な情報記録層を有する光ディスクであ
って、該情報記録層は、情報の記録若しくは再生を行う
ための光ビームが入射される側の該光ディスクの面から
見て凸部にあたるランドと凹部にあたるグルーブを有
し、前記光ディスクの情報を記録する情報記録領域の両
外側の領域の少なくとも一方にグルーブを設けることを
特徴とするものである。
【0017】そして本発明の光ディスクでは、特により
フォーマット効率に優れたソフトフォーマットでも、情
報記録領域の外側に情報を記録しないダミーグルーブを
形成することで情報記録領域すべてに情報を記録するこ
とが可能で、情報記録領域内の最内周あるいは最外周ト
ラッキング制御しても暴走することがないという効果を
奏するものである。
【0018】また、本発明の光ディスクは、情報の記録
が可能な情報記録層を有する光ディスクであり、該情報
記録層は、情報の記録若しくは再生を行うための光ビー
ムが入射される側の該光ディスクの面から見て凸部にあ
たるランドと凹部にあたるグルーブを有するとともに、
前記グルーブ若しくはランドの前記情報記録層に記録さ
れる情報の少なくとも記録位置情報(データ部のヘッダ
情報)を、前記グルーブ若しくはランドの少なくとも一
方に記録し、前記グルーブより情報の記録を行う光ディ
スクであって、前記光ディスクの情報を記録する情報記
録領域の内周側の領域に、情報を記録しないランドを介
してグルーブを設けるとともに、前記情報記録領域の外
周側の領域に、グルーブを設けることを特徴とするもの
である。
【0019】そして本発明の光ディスクでは、ランド若
しくはグルーブの片側だけにヘッダ情報を記録するた
め、ランド及びグルーブにヘッダ情報を記録する場合に
比べフォーマット時間が短縮できるという効果を奏する
ものである。
【0020】さらに、本発明の光ディスクは、情報の記
録が可能な情報記録層を有する光ディスクであり、該情
報記録層は、情報の記録若しくは再生を行うための光ビ
ームが入射される側の該光ディスクの面から見て凸部に
あたるランドと凹部にあたるグルーブを有するととも
に、前記グルーブ若しくはランドの前記情報記録層に記
録される情報の少なくとも記録位置情報(データ部のヘ
ッダ情報)を、前記グルーブ若しくはランドの少なくと
も一方に記録し、前記ランドより情報の記録を行う光デ
ィスクであって、前記光ディスクの情報を記録する情報
記録領域の内周側の領域に、グルーブを設けるととも
に、前記情報記録領域の外周側の領域に、情報を記録し
ないランドを介してグルーブを設けることを特徴とする
ものである。
【0021】そして本発明の光ディスクでは、ランド若
しくはグルーブの片側だけにヘッダ情報を記録するた
め、ランド及びグルーブにヘッダ情報を記録する場合に
比べフォーマット時間が短縮できるという効果を奏する
ものである。
【0022】この他、本発明の光ディスクは、情報の記
録が可能な情報記録層を有する光ディスクであり、該情
報記録層は、情報の記録若しくは再生を行うための光ビ
ームが入射される側の該光ディスクの面から見て凸部に
あたるランドと凹部にあたるグルーブを有するととも
に、前記グルーブ若しくはランドの前記情報記録層に記
録される情報の少なくとも記録位置情報(データ部のヘ
ッダ情報)を、前記グルーブ及び前記ランドに各々記録
し、前記ランドより情報の記録を行う光ディスクであっ
て、前記光ディスクの情報を記録する情報記録領域の内
周側及び外周側の領域に、グルーブを設けることを特徴
とするものである。
【0023】そして本発明の光ディスクでは、ランド及
びグルーブにヘッダ情報があるため、ランド若しくはグ
ルーブにヘッダ情報がある場合よりもさらに動作が安定
するという効果を奏するものである。これは、ヘッダ情
報がランド若しくはグルーブの一方のみにある場合、ヘ
ッダ情報を読んでから、ランドあるいはグルーブへトラ
ッキングするので、切換時に若干不安定になる可能性が
あるためである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。 (光ディスクの構成)図1(a),(b)は、本発明に
係る光ディスクの全体図を示したものである。図1にお
いて、ディスク1は、中心穴111を有した例えば外径
120mmの大きさを有する。ディスク1には、中心穴
111から外側に向かって、クランプゾーン102,ダ
ミーグルーブ101,リードインエリア103,情報記
録領域104,リードアウトエリア105,ダミーグル
ーブ102が形成されている。
【0025】なお,ディスク1のクランプゾーン102
以外には、例えばマークの反射率の違いを光ビームで読
み取るために、記録層(例えばGeSbTe)が形成さ
れている。
【0026】クランプゾーン102は、ディスク1をモ
ータ213にチャッキングするための領域である。ダミ
ーグルーブ101,102は、情報記録領域104の外
周側若しくは内周側に少なくとも1本設けられるグルー
ブで形成され、情報は記録されない。このダミーグルー
ブ101,102は、情報記録領域104の最外周若し
くは最内周のグルーブ202若しくはランド201に情
報を記録する際に、記録層に光(熱)を与える光ビーム
を該トラックにトラッキングさせるためのトラッキング
信号を得るために設ける。
【0027】情報記録領域104は、情報を記録する領
域であり、ランド201及びグルーブ202が例えばス
パイラル状に形成されている。リードインエリア103
及びリードアウトエリア105は、駆動装置の制御情報
および製造者と駆動装置の試験に用いる。例えば、この
ディスクの記録パワーの範囲の情報等が入るエリアであ
る。
【0028】なお、本実施例では、ディスク1の内周側
にダミーグルーブ101,ディスク1の外周側にダミー
グルーブ102を設けた例を示したが、外周側若しくは
内周側の少なくとも一方にのみ設けても構わない。
【0029】(ヘッダ部の入れ方)図2は、ランドトラ
ックとグルーブトラックと、ヘッダ情報の関係を示す図
である。
【0030】図2は、ディスク1の一部であり、情報記
録領域104の一部を示したものであり、大きく、ヘッ
ダ部及びこのヘッダ部以外のデータ部からなる。ヘッダ
部には、アドレス部として、データ部のヘッダ情報(情
報の記録位置情報)が記録されている。ヘッダ情報(情
報の記録位置情報)は、アドレス番号を示すセクター番
号とトラック番号,およびランド・グルーブ識別情報な
どであり、これらを記録するのは、ディスク1を後述す
る図7のドライブ(ディスク1の記録再生装置)200
に装着することによりフォーマット作業として行う。
【0031】セクタ番号は、該セクタの光ディスク1上
の物理的な番地を表す。トラック番号は、光ディスク1
上の物理的なトラックの番号を表す。なお、トラック番
号は、光ディスク1上の物理的なトラックの番号を表す
場合と、1トラック分のセクター数で1トラックとなる
論理的なトラックの番号を表す場合がある。
【0032】ランド・グルーブ識別情報は、該トラック
がランドトラックであるかグルーブトラックであるかを
示す。上記アドレス部以外は、フラグ部,データ部,バ
ッファからなる。
【0033】フラグ部は、すでに該セクタが情報の記録
済であるか欠陥ブロックであるか,或いは、既に情報が
削除されたブロックであるか等を示す。データ部は、ユ
ーザが記録したい情報を記録する領域である。
【0034】バッファは、上記データ部に情報を記録す
るとき、光ディスク1に回転変動があっても次のセクタ
のアドレス部先端を書きつぶさないようにするために設
ける。
【0035】図2(a)は、例えば、ヘッダ情報をグル
ーブにのみ記録し、極性の切換でランドとグルーブ各々
にトラッキングをかける例を示す図である。また、図2
(b)は、例えば、ヘッダ情報をグルーブとランドの両
方に記録し、極性の切換でランドとグルーブ各々にトラ
ッキングをかける例を示す図である。この他、図2
(c)は、例えば、ヘッダ情報をランド,グルーブに各
々記録する例を示す図である。なお,図2においては、
ヘッダ情報210を例えばマークで記録する。
【0036】(グルーブとランドが対をなす場合:グル
ーブより情報記録開始)図3(a),(b)は、本発明
に係る光ディスクにおいて、情報の記録がグルーブから
始まり、グルーブとランドが対をなす場合(グルーブと
ランドに共通のヘッダ情報を有する場合(図2(a),
(b)参照)のランド・グルーブ記録の図である。
【0037】なお、図3(a),図4(a),図5
(a)は、ディスク1を記録面から見た図であり、図3
(b),図4(b),図5(b)は各々図3(a),図
4(a),図5(a)に対応した光ディスクの断面概念
図である。また、図3,図4,図5において、紙面左側
がディスク1の内周側(中心穴111近傍)で、紙面右
側に向かうほどディスク1の外周側に向かうものとして
図示する。
【0038】この光ディスクは、グルーブ202だけ形
成してあるディスクで、ヘッダ情報にあたるセクター番
号、トラック番号など記録するのはドライブ200によ
りフォーマット作業として行う。ヘッダ情報は、ランド
あるいはグルーブまたは両方に記録し、1つのヘッダ情
報をランドとグルーブで共有する。
【0039】この光ディスク1に情報を記録する場合、
グルーブ202及びランド201に情報を記録すること
になる。グルーブ202に情報を記録する場合、グルー
ブ202にトラッキングをかけるため、図6のトラッキ
ングエラー信号(S字曲線)の右下がりの傾斜で0レベ
ル近傍でトラッキング引き込みのためのゲートを開き、
ビームがこの場所にきたときトラッキング・エラー信号
が0になるようにトラッキング制御を行う。ビームがト
ラッキング引き込み領域内の図6のA点あるいはC点に
あるとする。A点あるいはC点からトラッキング・エラ
ー信号が0になるようにB点方向に移動し、トラッキン
グ・エラー信号が0になったところでトラッキング制御
がかかりランドに追従される。このとき情報を記録し、
グルーブ202にマーク9が形成される。ランド201
に情報を記録する場合、ランド201にトラッキングを
かけるため、図6のトラッキングエラー信号(S字曲
線)の左下がりの傾斜で0レベル近傍でトラキング引き
込みのためのゲートを開き、ビームがこの場所にきたと
きトラッキング・エラー信号が0になるようにトラッキ
ング制御を行う。ビームがトラッキング引き込み領域内
の図6のD点あるいはF点にあるとする。D点あるいは
F点からトラッキング・エラー信号が0になるようにE
点方向に移動し、トラッキング・エラー信号が0になっ
たところでトラッキング制御がかかりランドに追従され
る。このとき情報を記録し、ランド201にマーク9が
形成される。
【0040】上記の場合、ダミーグルーブ101が、情
報の記録が開始されるグルーブ202−1との間に情報
の記録されていないランド201−0を挟んで形成して
いるのは、グルーブ202に光ビームをトラッキングさ
せるためにグルーブよりトラッキング信号を得る必要が
あるためである。つまり、グルーブ202−1に隣接す
るランド201−0ではトラッキング信号が得られない
ため、ダミーグルーブ101をさらに設けている。
【0041】同様に、ダミーグルーブ102は、ランド
201−endに情報を記録するために該トラックに光
ビームをトラッキングするためのトラッキング信号を得
るために設ける。
【0042】(本実施例の効果)上記した本実施例で
は、片側だけにヘッダ情報を記録するため、両側にヘッ
ダ情報を記録する場合に比べフォーマット時間が短縮で
きる。
【0043】(グルーブとランドが対をなす場合:ラン
ドより情報記録開始)図4は、本発明に係る光ディスク
において、情報の記録がランド2から始まり、ランドと
グルーブが対をなす場合(グルーブとランドに共通のヘ
ッダ情報を有する場合)(図2(a),(b)参照)の
ランド・グルーブ記録の図である。この光ディスクは、
グルーブだけ形成してあるディスクで、ヘッダ情報にあ
たるセクター番号、トラック番号など記録するのはドラ
イブ200によりフォーマット作業として行う。ヘッダ
情報は、ランドあるいはグルーブまたは両方に記録し、
1つのヘッダ情報をランドとグルーブで共有する。
【0044】この光ディスク1に情報を記録する場合、
ランド201またはグルーブ202に情報を記録するこ
とになる。ランド201に情報を記録する場合、ランド
201にトラッキングをかけるため、図6のトラッキン
グエラー信号(S字曲線)の左下がりの傾斜で0レベル
近傍でトラッキング引き込みのためのゲートを開き、ビ
ームがこの場所にきたときトラッキング・エラー信号が
0になるようにトラッキング制御を行う。ビームがトラ
ッキング引き込み領域内の図6のD点あるいはF点にあ
るとする。D点あるいはF点からトラッキング・エラー
信号が0になるようにE点方向に移動し、トラッキング
・エラー信号が0になったところでトラッキング制御が
かかりランドに追従される。このとき情報を記録し、ラ
ンド201にマーク9が形成される。グルーブ202に
情報を記録する場合、グルーブ202にトラッキングを
かけるため、図6のトラッキングエラー信号(S字曲
線)の右下がりの傾斜で0レベル近傍でトラッキング引
き込みのためのゲートを開き、ビームがこの場所にきた
ときトラッキング・エラー信号が0になるようにトラッ
キング制御を行う。ビームがトラッキング引き込み領域
内の図6のA点あるいはC点にあるとする。A点あるい
はC点からトラッキング・エラー信号が0になるように
B点方向に移動し、トラッキング・エラー信号が0にな
ったところでトラッキング制御がかかりランドに追従さ
れる。このとき情報を記録し、グルーブ202にマーク
9が形成される。
【0045】上記の場合、図3のダミーグルーブ102
と同様に、ダミーグルーブ101は、情報の記録が開始
されるランド201−1に情報を記録するために該トラ
ックに光ビームをトラッキングするためのトラッキング
信号を得るために設ける。
【0046】また、ダミーグルーブ102が、図3のダ
ミーグルーブ101と同様に、情報の記録が終わるグル
ーブ202−endとの間に情報の記録されていないラ
ンド201−102を挟んで形成しているのは、グルー
ブ202−endに光ビームをトラッキングさせるため
にグルーブよりトラッキング信号を得る必要があるため
である。つまり、グルーブ202−endに隣接するラ
ンド201−102ではトラッキング信号が得られない
ため、ダミーグルーブ102をさらに設けている。上記
した本実施例では、片側だけにヘッダ情報を記録するた
め、両側にヘッダ情報を記録する場合に比べフォーマッ
ト時間が短縮できる。
【0047】(グルーブとランドが対をなさない場合:
ランドより情報記録開始)図5は、本発明に係る光ディ
スクにおいて、情報の記録がランド2から始まり、図
3,4は異なり、ランドとグルーブが対をなさない場合
(グルーブとランドに各々ヘッダ情報を有する場合)
(図2(c)参照)のランド・グルーブ記録の図であ
る。この光ディスクは、グルーブ202だけ形成してあ
るディスクで、ヘッダ情報にあたるセクター番号,トラ
ック番号など記録するのはドライブ200によりフォー
マット作業として行う。ヘッダ情報は、例えば図2
(c)に示したように、ヘッダ情報をランドとグルーブ
に各々有する。
【0048】この光ディスク1に情報を記録する場合、
ランド201またはグルーブ202に情報を記録するこ
とになる。ランド201に情報を記録する場合、ランド
201にトラッキングをかけるため、図6のトラッキン
グエラー信号(S字曲線)の左下がりの傾斜で0レベル
近傍でトラッキング引き込みのためのゲートを開き、ビ
ームがこの場所にきたときトラッキング・エラー信号が
0になるようにトラッキング制御を行う。ビームがトラ
ッキング引き込み領域内の図6のD点あるいはF点にあ
るとする。D点あるいはF点からトラッキング・エラー
信号が0になるようにE点方向に移動し、トラッキング
・エラー信号が0になったところでトラッキング制御が
かかりランドに追従される。このとき情報を記録し、ラ
ンド201にマーク9が形成される。
【0049】グルーブ202に情報を記録する場合、グ
ルーブ202にトラッキングをかけるため、図6のトラ
ッキングエラー信号(S字曲線)の右下がりの傾斜で0
レベル近傍でトラッキング引き込みのためのゲートを開
き、ビームがこの場所にきたときトラッキング・エラー
信号が0になるようにトラッキング制御を行う。ビーム
がトラッキング引き込み領域内の図6のA点あるいはC
点にあるとする。A点あるいはC点からトラッキング・
エラー信号が0になるようにB点方向に移動し、トラッ
キング・エラー信号が0になったところでトラッキング
制御がかかりランド201に追従される。このとき情報
を記録し、グルーブ202にマーク9が形成される。
【0050】上記の場合、ダミーグルーブ101が、情
報の記録が開始されているランド201−1に隣接して
形成しているのは、ランド201−1に光ビームをトラ
ッキングさせるためにグルーブよりトラッキング信号を
得る必要があるためである。つまり、ランド201−1
でトラッキング信号が得られないため、ダミーグルーブ
101をさらに設けている。
【0051】同様に、ダミーグルーブ102は、ランド
201−endに情報を記録するために該トラックに光
ビームをトラッキングするためのトラッキング信号を得
るために設ける。
【0052】上記実施例によれば、ランド及びグルーブ
にヘッダ情報があるため、ランド若しくはグルーブにヘ
ッダ情報がある場合よりもさらに動作が安定している。
これは、ヘッダ情報がランド若しくはグルーブの一方の
みにある場合、ヘッダ情報を読んでから、ランドあるい
はグルーブへトラッキングするので、切換時に若干不安
定になる可能性があるためである。
【0053】(ドライブの説明)図7は、上記した実施
例の光ディスク1から情報を再生,記録する光ディスク
ドライブの構成を示すブロック図である。
【0054】なお、上記した実施例の光ディスク1に対
してフォーマット作業を行う場合には、以下に説明する
例えばテレビ受信機300,画面300a,インターフ
ェース207,リモートコントロール装置210,ビデ
オ処理部211,オーディオ処理部212などは必ずし
も必要ない。
【0055】(ドライブ構成)本実施例の光ディスクド
ライブは、録画時に例えば放送局から送信された映像信
号を受信するテレビ受信機300から映像信号(ストリ
ーム)を連続的に入力し、再生時に映像信号をテレビ受
信機300に出力してテレビ受信機300の画面300
aを使用して再生する光ディスクドライブ200を想定
している。
【0056】光ディスクドライブ200は、記録媒体と
して高密度の光ディスク1と、半導体レーザを使用した
光ピックアップ204と変復調回路205と、マイクロ
プロセッサ(CPU)6と、インターフェース207
と、メモリ8とを有する。また、ユーザが離れた位置か
ら光ディスクドライブ200を操作するためのリモート
コントロール装置(以下、リモコンと称する)210が
用意されている。
【0057】さらに、光ディスクドライブ200は、録
画時に映像信号を圧縮したり、また再生時に復号化する
等の各種のビデオ信号処理を行うためのビデオ処理部2
11と、その映像信号とともに録音または再生する音声
信号の各種処理を行うオーディオ処理部212を有す
る。これらのビデオ処理部211とオーディオ処理部2
12については、変復調回路205やCPU206など
と関係している構成要素であるが、本実施例では直接関
係しないため説明は省略する。
【0058】上述した光ディスク1は、モータ213に
より高速回転運動しており、光ピックアップ204によ
り光学的に映像信号(デジタル映像信号)を記録する記
録媒体である。光ディスク1は光ディスクドライブ20
0に着脱可能である。
【0059】光ピックアップ204は、変復調回路20
5により変調された映像信号RSに応じたレーザ光を光
ディスク1に照射して、例えば相変化方式により録画す
る。また、変復調回路205は、光ピックアップ204
からの反射光を復調して光ディスク1に記録された映像
信号を再生する。
【0060】CPU206は、光ディスクドライブ20
0の制御装置を構成し、録画処理と再生処理の制御を実
行する。インターフェース207は、リモコン210か
らの入力信号をCPU206に伝える。メモリ208
は、CPU206の制御処理に必要な各種情報を記憶す
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ディスク
によれば、従来の光ディスクの情報記録領域内の外側に
情報を記録しないダミーグルーブを形成するということ
で、情報記録領域すべてに情報を記録が可能で、情報記
録領域の最内周あるいは最外周にトラッキング制御して
も暴走しない光ディスクを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ディスクの全体図、ならびにディ
スク形状とダミーグルーブの関係を示した図。
【図2】 ランドグルーブ記録の光ディスクにおけるヘ
ッダ部の入れ方を示した図。
【図3】 情報の記録がグルーブから始まり、グルーブ
とランドが対をなす場合のランド・グルーブ記録の図。
【図4】 情報の記録がランドから始まり、ランドとグ
ルーブが対をなす場合のランド・グルーブ記録の図。
【図5】 情報の記録がランドから始まり、ランドとグ
ルーブが対をなさない場合のランド・グルーブ記録の
図。
【図6】 ディスク形状とトラッキング・エラー信号の
図。
【図7】 本発明の光ディスクを記録,再生するための
光ディスクドライブの概要を示した図。
【符号の説明】
1…光ディスク 201…ランド 202…グルーブ 9…マーク 101,102…ダミーグルーブ 104…情報記録領域

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の記録が可能な情報記録層を有する光
    ディスクであって、該情報記録層は、情報の記録若しく
    は再生を行うための光ビームが入射される側の該光ディ
    スクの面から見て凸部にあたるランドと凹部にあたるグ
    ルーブを有し、 前記光ディスクの情報を記録する情報記録領域の両外側
    の領域の少なくとも一方にグルーブを設けることを特徴
    とする光ディスク。
  2. 【請求項2】情報の記録が可能な情報記録層を有する光
    ディスクであり、該情報記録層は、情報の記録若しくは
    再生を行うための光ビームが入射される側の該光ディス
    クの面から見て凸部にあたるランドと凹部にあたるグル
    ーブを有するとともに、 前記グルーブ若しくはランドの前記情報記録層に記録さ
    れる情報の少なくとも記録位置情報を、前記グルーブ若
    しくはランドの少なくとも一方に記録し、前記グルーブ
    より情報の記録を行う光ディスクであって、 前記光ディスクの情報を記録する情報記録領域の内周側
    の領域に、情報を記録しないランドを介してグルーブを
    設けるとともに、 前記情報記録領域の外周側の領域に、グルーブを設ける
    ことを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】情報の記録が可能な情報記録層を有する光
    ディスクであり、該情報記録層は情報の記録若しくは再
    生を行うための光ビームが入射される側の該光ディスク
    の面から見て凸部にあたるランドと凹部にあたるグルー
    ブを有するとともに、 前記グルーブ若しくはランドの前記情報記録層に記録さ
    れる情報の少なくとも記録位置情報を、前記グルーブ若
    しくはランドの少なくとも一方に記録し、前記ランドよ
    り情報の記録を行う光ディスクであって、 前記光ディスクの情報を記録する情報記録領域の内周側
    の領域に、グルーブを設けるとともに、 前記情報記録領域の外周側の領域に、情報を記録しない
    ランドを介してグルーブを設けることを特徴とする光デ
    ィスク。
  4. 【請求項4】情報の記録が可能な情報記録層を有する光
    ディスクであり、該情報記録層は、情報の記録若しくは
    再生を行うための光ビームが入射される側の該光ディス
    クの面から見て凸部にあたるランドと凹部にあたるグル
    ーブを有するとともに、 前記グルーブ若しくはランドの前記情報記録層に記録さ
    れる情報の少なくとも記録位置情報を、前記グルーブ及
    び前記ランドに各々記録し、前記ランドより情報の記録
    を行う光ディスクであって、 前記光ディスクの情報を記録する情報記録領域の内周側
    及び外周側の領域に、グルーブを設けることを特徴とす
    る光ディスク。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007072666A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Fujifilm Corporation 光情報記録媒体、情報記録方法及び情報記録システム

Cited By (2)

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WO2007072666A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Fujifilm Corporation 光情報記録媒体、情報記録方法及び情報記録システム
US8014260B2 (en) 2005-12-21 2011-09-06 Fujifilm Corporation Optical information recording medium, information recording method and information recording system

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