JPH0925937A - ころがり軸受 - Google Patents
ころがり軸受Info
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- JPH0925937A JPH0925937A JP7175874A JP17587495A JPH0925937A JP H0925937 A JPH0925937 A JP H0925937A JP 7175874 A JP7175874 A JP 7175874A JP 17587495 A JP17587495 A JP 17587495A JP H0925937 A JPH0925937 A JP H0925937A
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- Japan
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- inner ring
- bearing
- boss
- rolling bearing
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Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボス部の発錆を防止するとともに、信頼性の
高いころがり軸受を提供する。 【構成】 内輪11の側方に該内輪11と一体にボス部
15を突出したころがり軸受10であって、ボス部15
の外周部に錆びない材料からなる防錆カバー16を装着
した。
高いころがり軸受を提供する。 【構成】 内輪11の側方に該内輪11と一体にボス部
15を突出したころがり軸受10であって、ボス部15
の外周部に錆びない材料からなる防錆カバー16を装着
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内輪の側方にボス
部を突設したころがり軸受に関する。
部を突設したころがり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】ローラーコンベアーに使用されるころが
り軸受例えば玉軸受は、玉軸受の外周部がローラーの内
周に圧入され、玉軸受の内周部に軸が圧入されている。
そして、ローラーの両端部から突出した軸部が、ローラ
ーコンベアーのフレームに支持されている。また、フレ
ームとローラーの端面との間に所定の間隔を設けるた
め、玉軸受の内輪から側方にボス部が突設されている。
ころがり軸受の内輪及び外輪は、負荷容量を大きくする
ため、一般に焼入れ鋼が使用されている。
り軸受例えば玉軸受は、玉軸受の外周部がローラーの内
周に圧入され、玉軸受の内周部に軸が圧入されている。
そして、ローラーの両端部から突出した軸部が、ローラ
ーコンベアーのフレームに支持されている。また、フレ
ームとローラーの端面との間に所定の間隔を設けるた
め、玉軸受の内輪から側方にボス部が突設されている。
ころがり軸受の内輪及び外輪は、負荷容量を大きくする
ため、一般に焼入れ鋼が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したボス部は、内
輪と同じ焼入れ鋼で形成されているので、防錆処理を施
さず、湿気の多い環境で長時間使用されると、露出して
いるボス部に錆が発生するという問題がある。また、内
輪全体に防錆処理例えばめっき仕上げを施せば、ボス部
の発錆は防止できるが、ころがり軸受が回転しているう
ちに、内輪の転動面に施されためっき金属が剥離し、こ
の破片がグリースに混入して、鋼球を摩耗したり、グリ
ースの潤滑性を阻害し、軸受の寿命が短くなるという新
たな問題が発生する。この問題は、シール形またはシー
ルド形ころがり軸受において、顕著に発生する傾向があ
る。
輪と同じ焼入れ鋼で形成されているので、防錆処理を施
さず、湿気の多い環境で長時間使用されると、露出して
いるボス部に錆が発生するという問題がある。また、内
輪全体に防錆処理例えばめっき仕上げを施せば、ボス部
の発錆は防止できるが、ころがり軸受が回転しているう
ちに、内輪の転動面に施されためっき金属が剥離し、こ
の破片がグリースに混入して、鋼球を摩耗したり、グリ
ースの潤滑性を阻害し、軸受の寿命が短くなるという新
たな問題が発生する。この問題は、シール形またはシー
ルド形ころがり軸受において、顕著に発生する傾向があ
る。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、ボス部の発錆を防止するとともに、
信頼性の高いころがり軸受を提供するにある。
ので、その目的は、ボス部の発錆を防止するとともに、
信頼性の高いころがり軸受を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、内輪
の側方に該内輪と一体にボス部を突出したころがり軸受
であって、前記ボス部の外周部に錆びない材料からなる
防錆カバーを装着したところに特徴を有する。請求項2
の発明は、前記防錆カバーは、軸受に面してほこりの浸
入を防ぐ防塵部を備えているところに特徴を有する。請
求項3の発明は、前記ころがり軸受は、シール形または
シールド形であるところに特徴を有する。
の側方に該内輪と一体にボス部を突出したころがり軸受
であって、前記ボス部の外周部に錆びない材料からなる
防錆カバーを装着したところに特徴を有する。請求項2
の発明は、前記防錆カバーは、軸受に面してほこりの浸
入を防ぐ防塵部を備えているところに特徴を有する。請
求項3の発明は、前記ころがり軸受は、シール形または
シールド形であるところに特徴を有する。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明は、ころがり軸受即ち玉
軸受または円筒ころ軸受に適用されるものである。以
下、図1を参照して、請求項1及び2に係る本発明の第
1の実施例について説明する。軸受ケース1は、鋼板を
断面コ字状に曲成して外周部2及び内周部3が形成され
ており、内周部3の端部から中心に向けて開口部4を有
するリング状の側板5が形成されている。尚、軸受ケー
スは、鋼板を曲成したものに限らず、切削加工したもの
であってもよい。
軸受または円筒ころ軸受に適用されるものである。以
下、図1を参照して、請求項1及び2に係る本発明の第
1の実施例について説明する。軸受ケース1は、鋼板を
断面コ字状に曲成して外周部2及び内周部3が形成され
ており、内周部3の端部から中心に向けて開口部4を有
するリング状の側板5が形成されている。尚、軸受ケー
スは、鋼板を曲成したものに限らず、切削加工したもの
であってもよい。
【0007】つぎに、ころがり軸受としての玉軸受10
について説明する。内輪11及び外輪12は、何れも焼
入れ鋼から形成されており、内輪11の内周端部に面取
りが施されている。また、内輪11と外輪12との間
に、複数個の鋼球13がリテイナー14により所定の関
係位置に介装され、鋼球13部分に潤滑用のグリースが
充填されている。ボス部15は、円筒状をなし内輪11
と一体に形成されており、開口部4を貫通して内輪11
から側方へ突出している。
について説明する。内輪11及び外輪12は、何れも焼
入れ鋼から形成されており、内輪11の内周端部に面取
りが施されている。また、内輪11と外輪12との間
に、複数個の鋼球13がリテイナー14により所定の関
係位置に介装され、鋼球13部分に潤滑用のグリースが
充填されている。ボス部15は、円筒状をなし内輪11
と一体に形成されており、開口部4を貫通して内輪11
から側方へ突出している。
【0008】防錆カバー16は、錆びない材料例えばめ
っき鋼板から曲成されており、ボス部15の外周部及び
端面を覆うように接着剤により取付けられている。尚、
防錆カバー16は、めっき鋼板に限らず、ステンレス鋼
板、塗装またはめっき等の防錆処理を施した鋼板、ある
いはプラスチック製であってもよい。また、装着手段と
しては、接着のみに限らず圧入あるいはかしめ付けなど
で取付けても良く、要は、ボス部15が露出しないよう
に覆っていればよい。
っき鋼板から曲成されており、ボス部15の外周部及び
端面を覆うように接着剤により取付けられている。尚、
防錆カバー16は、めっき鋼板に限らず、ステンレス鋼
板、塗装またはめっき等の防錆処理を施した鋼板、ある
いはプラスチック製であってもよい。また、装着手段と
しては、接着のみに限らず圧入あるいはかしめ付けなど
で取付けても良く、要は、ボス部15が露出しないよう
に覆っていればよい。
【0009】防塵部17は、防錆カバー16の端部から
外輪12及び内輪11の側面に面して突設されている。
この防塵部17の外周端は、わずかな隙間を設けて軸受
ケース1に対向しており、玉軸受10内にほこりが浸入
することを防止している。この玉軸受10は、外輪12
が軸受ケース1に圧入されて一体化され、軸受ケース1
とともに、ローラーコンベアー用のローラー21の内周
部に取着される。また、ローラー21の支持軸22が内
輪11に圧入され、この支持軸22が、図示はしないロ
ーラーコンベアーのフレームに支持されている。
外輪12及び内輪11の側面に面して突設されている。
この防塵部17の外周端は、わずかな隙間を設けて軸受
ケース1に対向しており、玉軸受10内にほこりが浸入
することを防止している。この玉軸受10は、外輪12
が軸受ケース1に圧入されて一体化され、軸受ケース1
とともに、ローラーコンベアー用のローラー21の内周
部に取着される。また、ローラー21の支持軸22が内
輪11に圧入され、この支持軸22が、図示はしないロ
ーラーコンベアーのフレームに支持されている。
【0010】上記した第1の実施例によれば、つぎの効
果を得ることができる。即ち、玉軸受10の鋼球13が
接触する内輪11の転動面は、精密に仕上げられ潤滑性
能が確保されている。また、表面処理が施されていない
ので、従来のようにめっき金属の剥離片が混入すること
がなく、また、ほこりも浸入しないので、玉軸受10の
寿命が確保されて高い信頼性を得ることができる。ま
た、ボス部15は防錆カバー16に覆われて、外気に直
接触れないので、錆の発生が防止できる。
果を得ることができる。即ち、玉軸受10の鋼球13が
接触する内輪11の転動面は、精密に仕上げられ潤滑性
能が確保されている。また、表面処理が施されていない
ので、従来のようにめっき金属の剥離片が混入すること
がなく、また、ほこりも浸入しないので、玉軸受10の
寿命が確保されて高い信頼性を得ることができる。ま
た、ボス部15は防錆カバー16に覆われて、外気に直
接触れないので、錆の発生が防止できる。
【0011】図2は、本発明の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例との相違は、玉軸受31は、片側に合
成ゴムのシールまたは金属製のシールド32を装着した
片側シール形またはシールド形である点にある。ここ
で、他面側は、防塵部17によりシールされている。こ
の第2の実施例によれば、第1の実施例の効果に加え
て、潤滑グリースが流出せず、またほこりが浸入しない
ので、軸受の寿命を一層長くなし得るという効果を奏す
るものである。
で、第1の実施例との相違は、玉軸受31は、片側に合
成ゴムのシールまたは金属製のシールド32を装着した
片側シール形またはシールド形である点にある。ここ
で、他面側は、防塵部17によりシールされている。こ
の第2の実施例によれば、第1の実施例の効果に加え
て、潤滑グリースが流出せず、またほこりが浸入しない
ので、軸受の寿命を一層長くなし得るという効果を奏す
るものである。
【0012】図3は、本発明の第3の実施例を示すもの
で、第1の実施例との相違は、玉軸受33は、両側にシ
ールまたはシールド32を装着した両側シール形または
シールド形である点にある。この第3の実施例にあって
も、第2の実施例と同様の効果を奏するものである。
で、第1の実施例との相違は、玉軸受33は、両側にシ
ールまたはシールド32を装着した両側シール形または
シールド形である点にある。この第3の実施例にあって
も、第2の実施例と同様の効果を奏するものである。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明は、内輪の側方に該内輪
と一体にボス部を突出したころがり軸受であって、前記
ボス部の外周部に錆びない材料からなる防錆カバーを装
着したので、寿命を確保できて信頼性を高めることがで
き、しかも、ボス部の発錆を防止できるという効果を奏
するものである。請求項2及び3の発明は、軸受の寿命
を一層長くすることができ、ボス部の発錆を防止できる
という効果を奏するものである。
と一体にボス部を突出したころがり軸受であって、前記
ボス部の外周部に錆びない材料からなる防錆カバーを装
着したので、寿命を確保できて信頼性を高めることがで
き、しかも、ボス部の発錆を防止できるという効果を奏
するものである。請求項2及び3の発明は、軸受の寿命
を一層長くすることができ、ボス部の発錆を防止できる
という効果を奏するものである。
【図1】 本発明の第1の実施例における縦断側面図で
ある。
ある。
【図2】 本発明の第2の実施例における上半部の縦断
側面図である。
側面図である。
【図3】 本発明の第3の実施例における上半部の縦断
側面図である。
側面図である。
10 玉軸受(ころがり軸受) 11 内輪 12 外輪 13 鋼球 15 ボス部 16 防錆カバー 17 防塵部 31 玉軸受(ころがり軸受) 33 玉軸受(ころがり軸受)
Claims (3)
- 【請求項1】 内輪の側方に該内輪と一体にボス部を突
出したころがり軸受であって、前記ボス部の外周部に錆
びない材料からなる防錆カバーを装着したことを特徴と
するころがり軸受。 - 【請求項2】 前記防錆カバーは、軸受に面してほこり
の浸入を防ぐ防塵部を備えていることを特徴とする請求
項1記載のころがり軸受。 - 【請求項3】 前記ころがり軸受は、シール形またはシ
ールド形であることを特徴とする請求項1または2記載
のころがり軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175874A JP2673421B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ころがり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175874A JP2673421B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ころがり軸受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0925937A true JPH0925937A (ja) | 1997-01-28 |
JP2673421B2 JP2673421B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=16003724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7175874A Expired - Fee Related JP2673421B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | ころがり軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2673421B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102943815A (zh) * | 2012-11-23 | 2013-02-27 | 宁波新大地轴承有限公司 | 偏心轴承和多功能锯 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP7175874A patent/JP2673421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102943815A (zh) * | 2012-11-23 | 2013-02-27 | 宁波新大地轴承有限公司 | 偏心轴承和多功能锯 |
CN102943815B (zh) * | 2012-11-23 | 2015-04-15 | 宁波新大地轴承有限公司 | 偏心轴承和多功能锯 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2673421B2 (ja) | 1997-11-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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