JPH09259206A - 離散コサイン変換回路 - Google Patents

離散コサイン変換回路

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JPH09259206A
JPH09259206A JP8088932A JP8893296A JPH09259206A JP H09259206 A JPH09259206 A JP H09259206A JP 8088932 A JP8088932 A JP 8088932A JP 8893296 A JP8893296 A JP 8893296A JP H09259206 A JPH09259206 A JP H09259206A
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cosine transform
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dimensional
dimensional discrete
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JP8088932A
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English (en)
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Kokuriyou Kotobuki
国梁 寿
Takashi Chin
傑 陳
Nagaaki Shu
長明 周
Sunao Takatori
直 高取
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Yozan Inc
Sharp Corp
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Yozan Inc
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 離散コサイン変換を高速に実行する。 【解決手段】 8点のアナログ入力信号x(0)〜x
(7)はそれぞれキャパシタd0〜d6を介してニュー
ロ演算ユニット(NOU)11〜18の正入力端子+ま
たは負入力端子−に入力される。各NOU11〜18に
おいて、接続されているキャパシタd0〜d6の容量に
比例する係数が乗算された各入力電圧x(0)〜x
(7)の加減算が行われ、各NOU11〜18から1次
元離散コサイン変換係数y(0)〜y(7)が出力され
る。この1次元離散コサイン変換回路を複数個用いるこ
とにより2次元離散コサイン変換回路を実現することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は離散コサイン変換回
路(DCT回路)に関する。
【0002】
【従来の技術】離散コサイン変換(DCT;Discrete C
osine Transform)は直交変換の一種であるが、近年の
マルチメディア処理の発展に伴い幅広く用いられている
信号処理方法である。特に、画像処理においてJPEG
やMPEGなどの画像圧縮処理に離散コサイン変換が採
用されており、その重要性はますます増大している。D
CTを実行する場合には、通常、ソフトウエアによる方
法あるいは専用のハードウエアをもちいてデジタル演算
により実行する方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】DCTをソフトウエア
により実行する場合には、専用のハードウエアを必要と
しないという利点はあるものの、あまり高速に処理を実
行することはできない。また、専用のハードウエアを用
いる場合には、高速に演算を実行することが可能となる
が、そのためには多数の乗算器や加算器を必要とし、ハ
ードウエア量が多くなるという問題点がある。また、入
力信号がアナログ信号により供給される場合も多く存在
するが、このようなときに入力信号をデジタル信号に変
換する処理を実行することが必要であった。
【0004】そこで本発明は、少ないハードウエア量で
高速に離散コサイン変換を実行することのできる離散コ
サイン変換回路を提供することを目的としている。ま
た、アナログ信号を入力信号として離散コサイン変換を
実行することができる離散コサイン変換回路を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の1次元離散コサイン変換回路は、N(Nは
正の整数)点のアナログ入力信号が印加されるN個の信
号入力部と、正負2個の入力端子と1個の出力端子を有
するN個の演算ユニットと、前記N個の各演算ユニット
の正または負入力端子と前記N個の各信号入力部との間
に接続され、それぞれ、離散コサイン変換に用いられる
係数に対応する容量を有するキャパシタとからなり、前
記演算ユニットは、第1および第2の演算増幅器と、第
1、第2および第3のキャパシタと、正入力端子と、負
入力端子と、1つの出力端子を備え、前記正入力端子は
前記第1の演算増幅器に入力に接続され、前記第1の演
算増幅器の入力と出力との間に前記第1のキャパシタが
接続され、前記第1の演算増幅器の出力と前記第2の演
算増幅器の入力との間に前記第2のキャパシタが接続さ
れ、前記負入力端子は前記第2の演算増幅器の入力に接
続され、前記第2の演算増幅器の入力と出力との間に前
記第3のキャパシタが接続されているものである。
【0006】また、本発明の2次元離散コサイン変換回
路は、それぞれにN行またはN列の信号が並列に入力さ
れるN個の前記1次元離散コサイン変換回路と、該N個
の1次元離散コサイン変換回路の出力から、同一の列ま
たは行に対応する出力がそれぞれ並列に入力されるN個
の前記1次元離散コサイン変換回路とを有するものであ
る。
【0007】さらにまた、本発明の他の2次元離散コサ
イン変換回路は、N行またはN列の信号が並列に入力さ
れる前記第1の1次元離散コサイン変換回路と、前記第
1の1次元離散コサイン変換回路の出力を各行に格納す
る2次元の記憶手段と、前記2次元の記憶手段から列毎
に読み出された信号が入力される前記請求項1記載の第
2の1次元離散コサイン変換回路とを有するものであ
る。
【0008】さらにまた、本発明のさらに他の2次元離
散コサイン変換回路は、それぞれN個の入力信号が入力
される第1および第2の入力端子とN個の出力信号を出
力する出力端子を有する第1の切替回路と、該第1の切
替回路の出力端子に入力が接続された前記1次元離散コ
サイン変換回路と、該1次元離散コサイン変換回路の出
力が接続される入力端子と、それぞれN個の信号を出力
することができる第1および第2の出力端子とを有する
第2の切替回路と、前記第2の切替回路の第1の出力端
子から入力される信号を各行に格納する2次元の記憶手
段とを有し、前記第1の切替回路の第1の入力端子には
N行またはN列の信号源が接続されており、前記第1の
切替回路の第2の入力端子には前記2次元の記憶手段か
ら列毎に読み出された信号が接続されているものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明の離散コサイン変換
回路において使用するニューロ演算ユニット(NOU;
Neuro Operation Unit)について説明する。図1の
(a)はこのニューロ演算ユニット10の構成を示す図
である。この図において、1および2は入力アナログ電
圧信号が印加される入力端子、3は出力端子、4および
5は演算増幅器、6、7および8は等しい容量を有する
キャパシタであり、これらの容量をそれぞれC0とす
る。演算増幅器4の入力側は入力端子1に接続され、演
算増幅器4の出力側はキャパシタ7を介して演算増幅器
5の入力側に接続されている。また、演算増幅器5の入
力側には前記入力端子2が接続されており、演算増幅器
5の出力側は出力端子3に接続されている。また、演算
増幅器4の入力側と出力側との間にはキャパシタ6が接
続されており、演算増幅器5の入力側と出力側との間に
はキャパシタ8が接続されている。なお、上記演算増幅
器4および5は、奇数段(例えば3段)直列に接続され
たCMOSインバータなどにより構成されている。
【0010】このように構成されたニューロ演算ユニッ
ト10の動作について、図1の(b)を参照して説明す
る。この図は前述したニューロ演算ユニット10に3つ
の入力電圧を印加している例を示すものであり、図示す
るように、入力端子1にはキャパシタC1を介して電圧
V1が、また、キャパシタC2を介して電圧V2が印加
されている。また、入力端子2にはキャパシタC3を介
して電圧V3が印加されている。
【0011】ここで、図中の演算増幅器4の入力側のA
点は、キャパシタC0、C1、C2および演算増幅器4
の初段のCMOSインバータを構成するn型MOSFE
Tおよびp型MOSFETのゲート電極に接続されてお
り、フローティング状態となっている。同様に、演算増
幅器5の入力側におけるB点もフローティング状態とな
っている。したがって、初期状態において各キャパシタ
6、7、8およびC1、C2、C3に蓄積されている電
荷がいずれも0であるとすると、入力電圧V1、V2お
よびV3を印加したときにおいても、電荷保存則により
前記A点およびB点を基準としてみた各キャパシタに蓄
積されている電荷の総量は0となる。
【0012】したがって、次のA点における電荷保存式
(1)およびB点における電荷保存式(2)が成立す
る。
【数1】
【数2】 なお、Vbは前記A点およびB点の電位であり、Vaは
演算増幅器4の出力側の電位である。前記A点およびB
点の電位Vbは、通常、演算増幅器4および5に印加さ
れる電源電圧の1/2となるように設定されており、演
算増幅器4および5が+Vddと接地電位により駆動さ
れているときには+(1/2)Vddとされ、演算増幅
器4および5が同電圧の正負2電源により駆動されてい
るときには0ボルトとされている。
【0013】上記(1)式と(2)式より、次の(3)
式を得ることができる。
【数3】 ここで、各電位を、V(1)=V1−Vb、V(2)=
V2−Vb、V(3)=V3−Vb、Vo=Vout−
Vbのように、Vbを基準とした電位に対応づけると、
前記(3)式は、次の(4)式のように表すことができ
る。
【数4】
【0014】すなわち、入力端子1に入力されるV
(1)とV(2)が加算され、入力端子2に入力される
V(3)が減算される。また、各入力電圧V(1)、V
(2)およびV(3)は、それぞれ、接続されているキ
ャパシタC1、C2およびC3とニューロ演算ユニット
10に設けられているキャパシタンスC0の比に対応す
る値を乗算されて出力されている。
【0015】以上の演算は、演算増幅器4および5にお
ける入力から出力までの遅延時間にほぼ等しい時間で実
行されるものであり、非常に高速に行われる。また、こ
のニューロ演算回路は半導体集積回路として実現される
が、このとき、各キャパシタの容量は導体の面積により
決定され、非常に高精度のものとすることができるた
め、精度のよい演算結果を得ることができる。さらに、
このニューロ演算ユニットは電圧によってのみ駆動され
ているので、非常に低消費電力のものとすることができ
る。本発明の離散コサイン変換回路は、このようなニュ
ーロ演算ユニットを演算素子として利用するものであ
る。
【0016】本発明の第1の実施の形態である1次元離
散コサイン変換回路について説明する。1次元信号x
(k)のN点1次元離散コサイン変換は次式によって定
義される。
【数5】
【0017】ここで、C(m,k)=cos(kπ/
m)とし、その周期性を利用すると、前記式(5)は、
次のように簡略化される。なお、この例は、N=8の場
合を示している。
【数6】
【0018】本発明の第1の実施の形態である1次元離
散コサイン変換回路は、この(6)式〜(13)式の演
算を前述したニューロ演算ユニットを使用して並列に実
行するものである。図2に、N=8点の1次元離散コサ
イン変換回路の構成を示す。この図において、11〜1
8は前述したニューロ演算ユニット、d0〜d6はキャ
パシタ、x(0)〜x(7)は1次元入力信号である。
図示するように、1次元入力信号x(0)〜x(7)に
接続された配線と、各ニューロ演算ユニット11〜18
の正入力端子+(前述した第1図における入力端子1)
および負入力端子−(第1図における入力端子2)に接
続された配線とによって、マトリックスが形成されてお
り、その交点にキャパシタd0〜d6が接続されてい
る。
【0019】ここで、各キャパシタd0〜d6は、ニュ
ーロ演算ユニット11〜18内のキャパシタの容量をC
0としたとき、次の(14)〜(20)式に示す容量を
有するように形成されている。
【数7】
【0020】このような構成において、1次元入力信号
x(0)〜x(7)は、前記マトリクスの交点に接続さ
れているキャパシタd0〜d6を介して8個のニューロ
演算ユニット11〜18の正入力端子+および負入力端
子−に並列に入力されている。これにより、各ニューロ
演算ユニット(NOU)11〜18において、接続され
ているキャパシタd0〜d6の容量により決定される係
数が乗算された入力信号x(0)〜x(7)の加減算が
実行され、各ニューロ演算ユニット11〜18から、対
応する離散コサイン変換係数y(0)〜y(7)が出力
されることとなる。
【0021】すなわち、NOU11の正入力端子には入
力信号x(0)〜x(7)のすべてがキャパシタd0を
介して入力されており、このNOU11において、前記
(6)式の演算が実行される。同様にして、各ニューロ
演算ユニット12〜18において、それぞれ、前記
(7)式〜(13)式の演算が実行され、各NOU12
〜18から離散コサイン変換係数y(1)〜y(7)が
出力される。なお、図2の構成においては、8点の離散
コサイン変換を実行するものであるが、これに限られる
ことはなく、任意の点数の1次元離散コサイン変換回路
とすることができる。
【0022】このような本発明の1次元離散コサイン変
換回路によれば、N点の離散コサイン変換をN個のニュ
ーロ演算回路において並列に実行することができる。各
ニューロ演算回路における演算実行時間は、前述したよ
うに、演算増幅器における伝搬遅延時間程度の時間であ
り、非常に高速に1次元離散コサイン変換演算を実行す
ることができる。また、前述したように、各ニューロ演
算ユニットはそれぞれ2つの演算増幅器を有しており、
また、各演算増幅器は、通常、3段のCMOSインバー
タにより構成されるため、8点の1次元離散コサイン変
換回路は、わずか48個のCMOSインバータと88個
のキャパシタにより実現することができる。したがっ
て、使用するハードウエア量も少ないものとなる。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態である2次
元離散コサイン変換回路について説明する。2次元離散
コサイン変換は次の(21)式により定義される。
【数8】
【0024】この2次元離散コサイン変換は、変数i,
jに関して独立な1次元離散コサイン変換の処理に分解
することができる。すなわち、まず(22)式に示すよ
うにi(j)に関して1次元離散コサイン変換を行い、
その後に、(23)式に示すようにj(i)に関して1
次元離散コサイン変換を実行することにより演算量を削
減することができる。
【数9】
【0025】本発明の第2の実施の形態である2次元離
散コサイン変換回路の構成を図3に示す。この回路は、
8行×8列のデータの2次元離散コサイン変換を実行す
るための回路である。図3において、20〜35はいず
れも図2に記載した1次元離散コサイン変換回路であ
り、8個の1次元離散コサイン変換回路20〜27によ
り列方向の1次元離散コサイン変換を並列に行い、他の
8個の1次元離散コサイン変換回路28〜35により行
方向の1次元離散コサイン変換を並列に行うことによ
り、2次元離散コサイン変換を高速に実行するものであ
る。
【0026】各1次元離散コサイン変換回路20〜27
には、それぞれ、8個ずつの入力信号x(0,0)〜x
(7,0)、x(0,1)〜x(7,1)・・・x
(0,7)〜x(7,7)が入力され、各1次元離散コ
サイン変換回路20〜27において並列に1次元離散コ
サイン変換が実行されて、それぞれ、1次元離散コサイ
ン変換係数t(0,0)〜t(7,0)、t(0,1)
〜t(7,1)・・・t(0,7)〜t(7,7)が出
力される。続いて、これら1次元離散コサイン変換回路
20〜27から出力される1次元離散コサイン変換係数
t(0,0)〜t(7,7)のうち、t(7,0)〜t
(7,7)は1次元離散コサイン変換回路28に、t
(6、0)〜t(6、7)は1次元離散コサイン変換回
路29に、というように、同一の行に属するものが同一
の1次元離散コサイン変換回路28〜35に入力され、
各1次元離散コサイン変換回路28〜35において行方
向の1次元離散コサイン変換が実行されて、それらの出
力として2次元離散コサイン変換係数が出力される。
【0027】この回路によれば、8行×8列のデータの
2次元離散コサイン変換を1次元離散コサイン変換に要
する演算時間の2倍の演算時間で実行することができ
る。前述のように、1次元離散コサイン変換に要する時
間はCMOSインバータ6段の伝搬遅延時間にほぼ等し
いものであり、非常に高速に2次元離散コサイン変換を
実行することができる。
【0028】上述した図3に示した2次元離散コサイン
変換回路は、非常に高速に演算を実行することができる
ものであるが、1次元離散コサイン回路を16個有して
いる。このハードウエア量をより少なくした他の実施の
形態を図4に示す。この例は、デジタルメモリ内に格納
されている8×8のブロックの画像データを2次元離散
コサイン変換するための回路である。この図において、
41は画像データが格納されているデジタルメモリであ
り、図示するようにx(0,0)〜x(7,7)の8行
×8列のデジタル画像データが格納されている。なお、
各画像データは8ビットのデータであるとする。
【0029】42は前記デジタルメモリ41から画像デ
ータを1行分ずつ、すなわち、最初はx(0,0)〜x
(0,7)、次にx(1,0)〜x(1,7)、以下x
(7,0)〜x(7,7)まで順次1行分の画像データ
を順次読み込み、デジタル/アナログ変換して1次元離
散コサイン変換回路43に出力するバッファ兼D/A変
換回路、43は該バッファ兼D/A変換回路42から入
力されるアナログに変換された1行分の画像データを離
散コサイン変換する1次元離散コサイン変換回路であ
り、前述した図2に記載されたものと同様に構成されて
いる。44は該1次元離散コサイン変換回路43からの
出力を格納する例えば2次元アナログシフトレジスタな
どからなるアナログメモリ、45は該アナログメモリ4
4に格納された1次元離散コサイン変換係数を列方向で
順次読み出し、1次元離散コサイン変換を行なう1次元
離散コサイン変換回路であり、図2に記載したものと同
一のものである。
【0030】このように構成された2次元DCT回路に
おいて、デジタルメモリ41に格納されている8×8個
の8ビットデジタル画像データのうちの第0行のデータ
x(0,0)〜x(0,7)がバッファ兼D/A変換回
路42に読み出され、それぞれアナログ電圧信号に変換
される。該バッファ兼D/A変換回路42においてアナ
ログ電圧信号に変換された1行分の画像データ信号は、
並列に1次元DCT回路43に供給され、該1次元DC
T回路43において1次元離散コサイン変換が並列に実
行される。この変換結果出力t(0,0)〜t(0,
7)はアナログメモリ44に書き込まれる。
【0031】続いて、前記デジタルメモリ41に格納さ
れているデジタル画像データの第1行のデータx(1,
0)〜x(1,7)がバッファ兼D/A変換回路42に
読み込まれ、1次元DCT回路43において1次元離散
コサイン変換されて、その結果t(1,0)〜t(1,
7)がアナログメモリ44に格納される。同様にして、
デジタルメモリ41中のデジタル画像データが1行ずつ
バッファ兼D/A変換回路42に読み込まれ、1次元D
CT回路43において1次元離散コサイン変換されて、
その結果がアナログメモリ44に格納されていき、行に
ついて1次元離散コサイン変換された結果が図示するよ
うにアナログメモリ44に格納される。
【0032】次に、アナログメモリ44に格納されてい
るデータが列方向に一列ずつ読み出され、1次元DCT
回路45に供給される。すなわち、まず、アナログメモ
リ44に格納されているデータのうちの第0列のデータ
t(0,0)〜t(0,7)が読み出されて1次元DC
T回路45に供給され、1次元離散コサイン変換され
る。これにより、列方向の1次元離散コサイン変換が行
なわれ、1次元DCT回路45から2次元離散コサイン
変換係数y(0,0)〜y(0,7)が出力される。
【0033】次に、アナログメモリ44から第1列のデ
ータt(1,0)〜t(1,7)が読み出され、1次元
DCT回路45において1次元離散コサイン変換され
て、その出力から2次元離散コサイン変換係数y(1,
0)〜y(1,7)が出力される。以下同様にして、列
方向のデータが順次読み出され、1次元DCT回路45
において順次処理されて、その出力から2次元離散コサ
イン変換結果が順次出力されることとなる。この実施の
形態によれば、2次元離散コサイン変換処理に要する時
間は増加するが、使用するハードウエア量は少なくな
る。
【0034】図4に記載した実施の形態よりもさらに使
用するハードウエア量を少なくした実施の形態を図5に
示す。この実施の形態は、前記図4に示した実施の形態
において、2個設けられている1次元DCT回路43お
よび45が同時には動作されないことに着目して、1つ
の1次元DCT回路を入力および出力を切り換えて使用
することにより、ハードウエア量をさらに少なくしたも
のである。
【0035】図5において、41、42および44は、
いずれも、前述した図4に記載したものと同一のデジタ
ルメモリ、バッファ兼D/A変換回路およびアナログメ
モリである。また、50は図2に記載したものと同一の
1次元DCT回路、46は1次元DCT回路50への入
力を切り換えるための切替回路、47は1次元DCT回
路50の出力を切り換えるための切替回路である。
【0036】このように構成された2次元DCT回路に
おいて、初期状態において、切替回路46をA側から入
力されるデータが出力されるように設定し、切替回路4
7を入力されたデータがD側に出力されるように設定し
ておく。この状態で、前述した図4の場合と同様に、デ
ジタルメモリ41に格納されている画像データを1行分
ずつ順次バッファ兼D/A変換回路42に読み出し、ア
ナログ信号に変換された信号を前記切替回路46を介し
て1次元DCT回路50に印加する。1次元DCT回路
50において行方向について1次元離散コサイン変換さ
れた出力信号は切替回路47のD側から出力され、アナ
ログメモリ44に順次格納される。
【0037】このようにして、デジタルメモリ41中の
8×8の画像データについての1次元離散コサイン変換
を終了し、アナログメモリ44に行について1次元離散
コサイン変換された結果データの格納が終了した後、前
記切替回路46をB側に切り替えてアナログメモリ44
から読み出された信号が1次元DCT回路50に入力さ
れるように切り換えるとともに、切換回路6をC側に切
り換えて1次元DCT回路50の出力が外部に出力され
るように切り換える。
【0038】このように切替回路46および47を設定
した後、前記アナログメモリ44から1列ずつデータを
読み出し、切替回路46を介して1次元DCT回路50
に入力し、列方向の1次元離散コサイン変換を実行す
る。これにより、1次元DCT回路50から切替回路4
7のC側出力端子を介して、2次元離散コサイン変換結
果信号が順次出力される。この実施の形態によれば、必
要とするハードウエア量をより少なくすることができ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明の離散コサイン変換回路によれ
ば、少ないハードウエア量で、非常に高速に1次元ある
いは2次元の離散コサイン変換を実行することができる
離散コサイン変換回路を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の離散コサイン変換回路に使用されるニ
ューロ演算ユニットを説明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である1次元離散コ
サイン変換回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態である2次元離散コ
サイン変換回路の構成を示す図である。
【図4】本発明の2次元離散コサイン変換回路の変形例
を示す図である。
【図5】本発明の2次元離散コサイン変換回路の他の変
形例を示す図である。
【符号の説明】
1、2 入力端子 3 出力端子 4、5 演算増幅器 6、7、8、C0〜C3、d0〜d6 キャパシタ 10、11〜18 ニューロ演算ユニット 20〜35、43、45、50 1次元離散コサイン変
換回路 41 デジタルメモリ 42 バッファ兼D/A変換回路 44 アナログメモリ 46、47 切替回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 周 長明 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内 (72)発明者 高取 直 東京都世田谷区北沢3−5−18 鷹山ビル 株式会社鷹山内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N(Nは正の整数)点の離散コサイン変
    換を実行する1次元離散コサイン変換回路であって、 N点のアナログ入力信号が印加されるN個の信号入力部
    と、 正負2個の入力端子と1個の出力端子を有するN個の演
    算ユニットと、 前記N個の各演算ユニットの正または負入力端子と前記
    N個の各信号入力部との間に接続され、それぞれ、離散
    コサイン変換に用いられる係数に対応する容量を有する
    キャパシタとからなり、 前記演算ユニットは、 第1および第2の演算増幅器と、第1、第2および第3
    のキャパシタと、正入力端子と、負入力端子と、1つの
    出力端子を備え、 前記正入力端子は前記第1の演算増幅器に入力に接続さ
    れ、前記第1の演算増幅器の入力と出力との間に前記第
    1のキャパシタが接続され、前記第1の演算増幅器の出
    力と前記第2の演算増幅器の入力との間に前記第2のキ
    ャパシタが接続され、前記負入力端子は前記第2の演算
    増幅器の入力に接続され、前記第2の演算増幅器の入力
    と出力との間に前記第3のキャパシタが接続されている
    ものであることを特徴とする1次元離散コサイン変換回
    路。
  2. 【請求項2】 それぞれにN行またはN列の信号が並列
    に入力されるN個の前記請求項1記載の1次元離散コサ
    イン変換回路と、 該N個の1次元離散コサイン変換回路の出力から、同一
    の列または行に対応する出力がそれぞれ並列に入力され
    るN個の前記請求項1記載の1次元離散コサイン変換回
    路とを有することを特徴とするN×N点の2次元離散コ
    サイン変換を実行する2次元離散コサイン変換回路。
  3. 【請求項3】 N行またはN列の信号が並列に入力され
    る前記請求項1記載の第1の1次元離散コサイン変換回
    路と、 前記第1の1次元離散コサイン変換回路の出力を各行に
    格納する2次元の記憶手段と、 前記2次元の記憶手段から列毎に読み出された信号が入
    力される前記請求項1記載の第2の1次元離散コサイン
    変換回路とを有することを特徴とするN×N点の2次元
    離散コサイン変換を実行する2次元離散コサイン変換回
    路。
  4. 【請求項4】 それぞれN個の入力信号が入力される第
    1および第2の入力端子とN個の出力信号を出力する出
    力端子を有する第1の切替回路と、 該第1の切替回路の出力端子に入力が接続された前記請
    求項1記載の1次元離散コサイン変換回路と、 該1次元離散コサイン変換回路の出力が接続される入力
    端子と、それぞれN個の信号を出力することができる第
    1および第2の出力端子とを有する第2の切替回路と、 前記第2の切替回路の第1の出力端子から入力される信
    号を各行に格納する2次元の記憶手段とを有し、 前記第1の切替回路の第1の入力端子にはN行またはN
    列の信号源が接続されており、 前記第1の切替回路の第2の入力端子には前記2次元の
    記憶手段から列毎に読み出された信号が接続されている
    ことを特徴とするN×N点の2次元離散コサイン変換を
    実行する2次元離散コサイン変換回路。
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