JPH09258613A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09258613A
JPH09258613A JP8094919A JP9491996A JPH09258613A JP H09258613 A JPH09258613 A JP H09258613A JP 8094919 A JP8094919 A JP 8094919A JP 9491996 A JP9491996 A JP 9491996A JP H09258613 A JPH09258613 A JP H09258613A
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film
image
fixing
heating
image forming
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JP8094919A
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Akihiro Sakai
昭弘 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 市場等で加熱装置のフィルムを交換し、フィ
ルムの位置調整を行なう場合に、特殊な治具を必要とせ
ず、フィルムの交換及び調整が迅速かつ容易に行え、サ
ービス性を飛躍的に向上させた画像形成装置の提供を目
的とする。 【解決手段】 加熱体を含むフィルム掛け渡し部材8・
11・12と、該フィルム掛け渡し部材に張設されて搬
送されるフィルム9と、該フィルムのフィルム幅方向の
位置を検出する検出手段50と、該フィルムのフィルム
幅方向の位置を調整する調整手段100と、を有し所要
画像が担持された記録材を該フィルムと一緒に加熱体位
置を通過させることで、加熱体の熱エネルギーを該記録
体に与える加熱装置を備えた画像形成装置であって、通
常状態で画像形成に係る情報を表示する表示手段を有
し、該表示手段が調整状態では前記検出手段の出力に基
づくフィルムの幅方向の位置情報を表示すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムを介して
記録材に熱エネルギーを付与する方式の加熱装置、さら
に詳しくは加熱体にフィルムを接触させて移動させ、該
フィルムの加熱体とは反対側の面に記録材を密着させて
加熱体からフィルムと共に加熱体位置を移動通過させて
加熱体からフィルムを介して記録材に熱エネルギーを与
える方式(フィルム加熱方式)の加熱装置を備えた画像
形成装置に関する。この画像形成装置は、例えば複写機
・レーザービームプリンター・ファクシミリ・マイクロ
フィルムリーダプリンター・画像表示(ディスプレイ)
装置・記録機等に好適なものである。
【0002】尚、本発明の画像形成装置に備えられる加
熱装置は、電子写真・静電記録・磁気記録の適宜の画像
形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂等よりなるト
ナーを用いて記録材(エレクトロファックスシート・静
電記録シート・転写材シート・印刷紙等)の面に直接方
式もしくは間接(転写)方式で形成した目的の画像情報
に対応した顕画像(未定着のトナー画像)を該記録材面
に永久固着画像として加熱定着処理する画像定着装置と
して活用される。また、画像定着装置に限定されず、例
えば画像を担持した記録材を加熱して表面性を改質する
装置等、広く像担持体を加熱処理する手段・装置として
使用される。
【0003】
【従来の技術】従来、画像形成装置に備えられる画像加
熱定着装置としては、所定の温度に維持された加熱ロー
ラと、弾性層を有して該加熱ローラに圧接する加圧ロー
ラを有し、該両ローラによって、未定着のトナー画像が
形成された記録材を挟持搬送しつつ加熱する熱ローラ定
着方式が多用されている。
【0004】しかし、この熱ローラ定着方式は、第1に
所定温度に立ち上げるまで画像形成作動を禁止する時
間、所謂ウエイトタイムがかなり長く必要であること、
第2に熱容量が必要なため比較的大きな電力が必要であ
ること、第3に回転ローラでローラ温度が高温のため耐
熱特殊軸受けが必要であること、第4に加熱部材として
のローラが加熱部(ニップ部)外に露出する構成である
為、直接手が触れないように保護部材が必要であるこ
と、第5にローラ定着温度及び曲率により記録部材がロ
ーラに巻き付いてジャム発生原因となること、等の欠点
があった。
【0005】一方、記録材をフィルムに密着させた状態
で搬送して加熱体の熱を該記録材に付与するフィルム加
熱方式の定着装置は、上記の熱ローラ定着方式や、その
他に知られるベルト駆動方式・フラッシュ定着方式・オ
ーブン定着方式等の定着装置との対比において、低熱
容量である線状加熱体を用いることができるため、省力
化・クイックスタート性の向上が図れる。定着点と分
離点が別々に設定できるためオフセットも防止される。
その他、他の方式装置の種々の欠点を解決できるなどの
利点を有し、効果的なものである。
【0006】本出願人の先の提案に係る、例えば特開昭
63−313182号公報に開示の方式・装置がこれに
属し、薄肉の耐熱フィルム(シート)と、該フィルムの
移動駆動手段と、該フィルムを中にしてその一方面側に
固定支持して配置された加熱体と、他方面側に該加熱体
に対向して配置された該加熱体に対して該フィルムを介
して画像定着すべき記録材の顕画像担持面を密着させる
加圧部材を有し、該フィルムは少なくとも画像定着実行
時は、該フィルムと加圧部材との間に搬送導入される画
像定着すべき記録材と順方向に同一速度で走行移動させ
て該走行移動フィルムを挟んで加熱体と加圧部材との圧
接で形成される定着ニップ部を通過させることにより該
記録材の顕画像担持面を該フィルムを介して該加熱体で
加熱して顕画像に熱エネルギーを付与して軟化・溶融せ
しめ、次いでフィルムと記録材を離間させる、或いはト
ナーが冷却・固化した後にフィルムと記録材を離間させ
ることを基本とする加熱装置(サーフ方式)である。
【0007】このようなフィルム加熱方式の定着装置に
おいて、記録材の移動通過方向と交差する方向を長手と
する通電発熱層を有し該通電発熱層の長手両端子部の通
電用電極間に電圧が印加されることで、発熱層の有効全
長域の各部が所定の単位長さ当りの発熱量をもって発熱
する。この発熱層の有効全長域は、該定着装置をくみこ
んだ画像形成装置に供給して使用できる最大サイズの記
録の幅(最大幅・最大サイズ幅)に対応した長さを有し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなフィルム
加熱方式の定着装置の構成では、熱損失が少なく、かつ
ウォームアップ時間が極めて短い利点を有するが、フィ
ルムの肉厚は非常に薄い為にフィルムのシワが発生し易
い。そのため定着装置の組立時は緻密なフィルムスラス
ト方向(フィルムの搬送方向と直交する方向)の走行速
度バランス(寄りバランス)の調整を行う必要があり、
組立工場ではフィルムのスラスト移動時間を半導体レー
ザー光等を使用した専用治具を使用して測定調整して出
荷している。
【0009】このような定着装置においては定着フィル
ムを市場で交換する場合等、上述のような専用治具を利
用せずにフィルム交換しなければならない場合、スラス
ト方向の調整が非常に困難である。しかしながら該調整
を充分に行なわないとフィルムの走行不安定化、片寄
り、しわ等の発生、を招く恐れがある。
【0010】そこで本発明は、市場等で加熱装置のフィ
ルムを交換し、フィルムの位置調整を行なう場合に、特
殊な治具を必要とせず、フィルムの交換及び調整が迅速
かつ容易に行え、サービス性を飛躍的に向上させた画像
形成装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1) 加熱体を含むフィルム掛け渡し部材と、該フィ
ルム掛け渡し部材に張設されて搬送されるフィルムと、
該フィルムの搬送方向と直交する方向をフィルム幅方向
としたとき、該フィルムのフィルム幅方向の位置を検出
する検出手段と、該フィルムのフィルム幅方向の位置を
調整する調整手段と、を有し所要画像が担持された記録
材を該フィルムの外周面に密着させて該フィルムと一緒
に加熱体位置を通過させることで、加熱体の熱エネルギ
ーを該記録材に与える加熱装置を、電子写真プロセスに
より画像形成を行う場合の像加熱装置として備えた画像
形成装置であって、通常状態で画像形成に係る情報を表
示する表示手段を有し、該表示手段が調整状態では前記
検出手段の出力に基づくフィルムの幅方向の位置情報を
表示することを特徴とする画像形成装置。 (2) 前記表示手段が、通常状態で枚数又は倍率を表
示し、調整状態ではフィルムのずれ量を表示することを
特徴とする(1)の画像形成装置。 (3) 前記表示手段が複数のセグメントを並設してな
り、通常状態では形成画像の濃度を、該並設したセグメ
ントの該濃度と対応する位置のセグメントを点灯させる
ことで表示し、調整状態ではフィルムのずれを、該並設
したセグメントの該ずれと対応する位置のセグメントを
点灯させることで表示すること、を特徴とする(1)の
画像形成装置。
【0012】即ち、通常状態で複写枚数等を表示する表
示手段(操作部表示部)に、調整状態時、スラスト方向
のフィルム位置を表すデータや記号を表示させることに
より、特殊な治具を用いなくても、加熱装置のフィルム
のスラスト方向の寄りバランスの調整を装置本体上で調
整できる構成としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
〈実施形態例1〉(図6・図7) 図6は本発明に従う定着装置7を具備させた画像形成装
置の一例の概略構成を示している。本実施形態例の画像
形成装置は、原稿台固定−光学移動型、回転ドラム型感
光体使用、両面・多重複写可能な、転写式電子写真複写
機装置である。
【0014】(1)定着装置 図7は図6の定着装置7の要部断面模型図である。9は
エンドレスベルト状の定着フィルムであり、左側の駆動
ローラ8と、右側の従動ローラ11と、この両ローラ8
・11間の下方向に固定支持させて配設した加熱体とし
ての低熱容量線状加熱体12と、の互いに並行な3部材
8・11・12間に懸回張設してある。
【0015】駆動ローラ8は外径20mmであり、肉厚
t=0.5mmのシリコンゴム8aと、該シリコンゴム
8aに覆われた外径19mmの芯金8bを有している。
従動ローラ11は定着フィルム9のテンションローラを
兼ねさせてあり、定着フィルム9を駆動ローラ8の時計
方向の回転駆動に伴い時計方向に所定の周速度をもって
シワや蛇行、速度遅れなく回転駆動させている。17は
加圧部材としてのシリコンゴム等の離型性の良いゴム弾
性層を有する加圧ローラである、前記のエンドレスベル
ト状定着フィルム9の下行側フィルム部分を加熱体12
の下面に対して付勢手段により、例えば総圧4〜7kg
の当接圧をもって対向圧接させてニップ部Nを形成しつ
つ転写材シート(記録材)16の搬送方向に順方向の反
時計方向に回転する。
【0016】入口ガイド42は、記録材16をニップ部
Nに案内するガイドである。回転駆動されるエンドレス
ベルト状の定着フィルム9は繰り返してトナー画像の加
熱定着に使用されるので、耐熱性・離型性・耐久性に優
れた材質であると共に、低熱容量化の為に100μm以
下の薄肉のものを使用する。例えばポリイミド等のフッ
素樹脂に導電材を添加した離型性コート層を10μm厚
に施したものなどである。
【0017】加熱体としての低熱容量線状加熱体12
は、本実施形態のものはフィルムスラスト方向(定着フ
ィルム9の走行方向に直角な方向)を長手とする横長の
剛性・高耐熱性・断熱性を有するヒータ支持体12a
と、この支持体の下面側に下面長手に沿って一体に取り
付け保持させたヒータ基板13を有してなる。このヒー
タ基板13には、後述するように、通電発熱層14、温
度センサー(温度検知素子)10等を具備させてある。
ヒータ支持体12aは加熱体12の全体強度を確保する
役目をするものであり、例えばPPS(ポリフェニレン
サルファイド)等でできている。
【0018】発熱層14は、一例として基板13のフィ
ルム摺動側である下面の略中央部に長手に沿って銀パラ
ジュウム等の電気抵抗材を幅1mm塗工(スクリーン印
刷)して具備させた線状もしくは帯状の低熱容量の通電
発熱層である。温度センサー10は通電発熱層14を設
けた側とは反対側の基板13面に配置接着してある。本
実施形態では基板13の温度を加熱体12の温度として
該温度センサー10で検知させている。
【0019】また本実施形態では定着装置7よりも転写
材シート搬送方向上流側の定着装置よりにシートの先端
・後端検知センサー(不図示)を設けてあり、該センサ
ーのシート検知信号により発熱体14に対する通電期間
をシート16が定着装置7を通過している必要期間だけ
に制御している。
【0020】(2)定着実行動作 画像形成スタート信号により画像形成装置が像形成動作
して転写部5側から定着装置7へ搬送された、未定着ト
ナー画像15を上面に担持した転写材シート16の先端
が定着装置寄りに配設した前述のセンサー(不図示)に
より検知させると定着フィルム9の回動(または走行)
が開始され、転写材シート16はガイド42に案内され
て加熱体12と加圧ローラ17との圧接部(定着ニップ
部)Nの定着フィルム9と加圧ローラ17との間に進入
して、未定着トナー画像面が面移動状態の定着フィルム
9の下面に密着して面ズレやしわ寄りを生じることなく
移動定着フィルム9と一緒の重なり状態で定着ニップ部
Nの挟圧力を受けつつ通過して行く。シート16のトナ
ー画像担持面は定着フィルム面に押圧密着状態で定着ニ
ップ部Nを通過していく過程で発熱体14の熱を定着フ
ィルム9を介して受け、トナー画像が高温溶融して接着
(トナー画像15a)する。本例装置の場合は、記録材
たるシート16と定着フィルム9との分離はシート16
が定着ニップ部Nを通過して出た時点で行わせている。
【0021】定着フィルム9と分離されたシート16は
ガイド43で案内され、排紙ローラ対37へ至る間にガ
ラス転移点より高温のトナー像15aが自然降温(自然
冷却)してガラス転移点以下の温度になって固化して固
着像15bとなり、画像定着済みのシートとして機外へ
排紙される。
【0022】(3)フィルム位置調整手段100 本実施形態では図2・図3に示すようにフィルム掛け渡
し部材としての3部材8・11・12のうちの駆動ロー
ラ8を変位させることにより、定着フィルム9の位置を
調整している。同図において、駆動ローラ81の片端部
を8A方向に変位させると、定着フィルム9は矢印イの
方向へ移動する。また8B方向に変位させると、矢印ロ
の方向に移動する。
【0023】このように駆動ローラ8の片端部を変位さ
せて、定着フィルム9を安定して走行させるために、該
定着フィルム9のスラスト方向の速度バランスを均等に
調整しておく。
【0024】図4はフィルム位置調整手段100の構成
を示す要部概略図、図5は図4のX−X線に沿う展開断
面図である。
【0025】同図に示すように、駆動ローラ8の片端部
は軸受け部材105で回転自在に支持してある。軸受け
105は軸受け板101に支持されていて一体となって
いる。軸受け板101は軸104を支点にして回動可能
な構成になっている。軸受け板101は引張コイルバネ
103により軸104を支点に、図4中時計方向に引っ
張られ、該軸受け板101に立設したカムフォロア部1
01′が調整ネジ102のカム部102′に当接してい
る。スクリューピン106は外周部に螺旋状の溝があ
り、定着器枠体200に固定されている。調整ネジ10
2は回転させるとスクリューピン106に対して進退移
動するので、調整ネジ102をドライバー等の工具を使
用して回転させ、102a方向に前進させることで駆動
ローラ8の片端部を回転中心軸104を中心として矢印
8A方向へ移動させることができ、また調整ねじ102
を102b方向に後退させることで駆動ローラ8の片端
部を回転中心軸104を中心として矢印8B方向へ移動
させることができる。
【0026】これにより往復運動する定着フィルムのス
ラスト方向の速度バランスを容易に調整することができ
る。
【0027】(4)フィルム位置検出手段 図8(a)はループ状の定着フィルム9の展開図であ
る。定着フィルム9は幅方向端部9aが図示のように斜
めにカットされ、これを用いて図2、図3に示すレバー
51やセンサー54等よりなる位置検出手段50で定着
フィルム9の位置を検出している。
【0028】センサー54には、透過型のセンサー、所
謂フォトインタラプタを用い、検知部が遮られるとハイ
出力を、遮られていなければロー出力が、得られるよう
になっている。レバー51は図2に示すように軸52で
揺動可能に支持され、バネ53によって定着フィルム9
の端部9aに当接されており、定着フィルム9の回転に
際し、図8(a)に示した如く斜めにカットされている
端部9aに従って、5A方向、5B方向に周期的に移動
を繰り返すことになる。このためレバーの端部51aは
透過型センサー54の検知部を周期的に遮ることにな
り、センサー54の出力として図8(b)に示すような
方形波が得られることになる。
【0029】ここで定着フィルム9が図3の矢印ロの方
向へ移動し始めると、センサー54の検知部を遮るタイ
ミングが変わるので、ハイの期間が長くローの期間が短
くなり、方形波のデューティーが大きくなる。逆に矢印
イの方向へ移動し始めるとセンサー54の検知部を遮る
タイミングが短くなり、方形波のデューティーが小さく
なるので定着フィルム9の位置を検出することができ
る。
【0030】(5)スラスト方向のフィルム位置調整 定着フィルム9の位置調整を行なう場合には図1に示す
様に装置本体に設けてある制御基板551のサービスモ
ードスイッチ550を押してサービスモード(調整状
態)に入り、定着フィルム調整に対応する番号を入力
し、調整状態とする。そして、まず定着フィルム9が回
転し始め、寄りセンサー54の出力が制御基板551に
入り、フィルム位置のデータが操作部600上の通常の
使用状態ではコピー枚数や拡大・縮小の倍率を表示して
いる表示部(表示手段)に表示される。
【0031】この状態で図4の調整ネジ102をドライ
バー等の工具を使用して回転させると、駆動ローラ8の
片部が軸104を中心として移動するので定着フィルム
9の寄りバランスを変化させたり、位置を移動させたり
することができる。
【0032】本実施形態の場合、定着フィルム9の位置
が矢印ロの方向の限界位置にあると表示部は601に”
528”の数字を示し、矢印イの方向の限界位置にある
と”000”を表示する。つまり定着フィルム9が中心
にある場合は(528/2)”264”を表示する。
【0033】走行中、表示部601が”264”近傍を
表示して、表示部601の数値の変化量が小さければ小
さいほど安定走行していることを示している。定着フィ
ルム9のバランスが大きく崩れている時は、表示部60
1の数値の変化は大きくなる。
【0034】よって、定着フィルムを交換した時などに
上記のサービスモードに入り、操作部600の表示部6
01のデータを見ながら調整ネジ102を回転させ、表
示部の数値の変化量が規格内になるように調整すること
で、定着フィルム9の走行速度バランスを容易に再調整
することができる。
【0035】〈実施形態例2〉本形態例は形態例1と比
べ、通常状態で記録体の濃度レベルを表示するLED列
(以下、濃度ボリュームLEDと記す)602に表示さ
せた点が異なり、その他の構成は同じである。
【0036】本例装置では、新しい定着フィルムを交換
した後、制御基板サービススイッチ550のスイッチを
押すと、形態例1同様、検出手段50の出力に基づく制
御基板551からの信号、即ち定着フィルム9のスラス
ト位置が濃度ボリュームLED上に表示される。該濃度
ボリュームLEDは図9に示す様にLED(セグメン
ト)が9個横一列に並べてあり、定着フィルム9のスラ
スト位置が中心位置に対して、どれだけずれているかを
表示することができる。該LEDの並びの左側(濃度表
示の”薄い”側)と右側(濃度表示の”濃い”側)が定
着フィルム9のスラスト位置の前後(矢印イ・ロの方
向)と対応が取れている。例えば図9のようにLEDが
左から3番目までが点灯している時は定着フィルム9が
中心より前方寄り(センサーレバー側)に中程度ずれて
いることがわかる。
【0037】走行中、濃度ボリュームLEDが左から5
番目まで点灯して点灯位置が移動しなければ安定走行し
ていることを示している。定着フィルム9のバランスが
大きく崩れている時は、濃度ボリュームLEDの点灯位
置が移動する。
【0038】よって、定着フィルム9を交換した時など
に上記のサービスモードに入り、操作部600の濃度ボ
リュームLED602の点灯位置を見ながら、調整ネジ
102を回転させLED点灯の変化量が規格内になるよ
うに調整することで、定着フィルム9の走行速度バラン
スが均等になるように再調整することができる。
【0039】〈実施形態例3〉(図6) 図6は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成を示
している。10は装置機筺、2はその装置機筺の上部に
配設したガラス板等の透明板部材よりなる往復動型の原
稿載置台、Oは原稿であり、複写すべき画像面側を下向
きにして原稿載置台2の上面に所定の載置基準に従って
載置し、その上に原稿圧着板12をかぶせて押え込むこ
とによりセットされる。
【0040】1は原稿Oを照明するランプ、1a,1
b,1c,1d,1f,1gは該ランプ1により照明さ
れた原稿Oからの光束Lを感光体へ導光する光学系であ
り、ランプ1及びミラー1aを図面上右方向に速度Vで
移動させて原稿Oを照明走査し、ミラー1b,1cを図
面上右方向に速度V/2で移動させて該光学系の光路長
を一定に保ちつつ、該原稿Oからの反射光束をミラー1
a〜1cを介しレンズ1dへ入射させて所要倍率で収斂
させ、ミラー1e〜1fを介して感光体6面に入射さ
せ、結像させる。
【0041】感光ドラム6は例えば酸化亜鉛感光層・有
機半導体感光層等の感光層が被覆処理され、所定の周速
度で矢示の時計方向に回転駆動され、その回転過程で一
次帯電器30により正極性又は負極性の一様な帯電処理
を受け、その一様帯電面に前記光学系による原稿画像の
結像露光を受けることにより、感光ドラム6面に原稿画
像に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
【0042】この静電潜像は現像器4により加熱で軟化
溶融する樹脂等より成るトナーにて順次に顕像化され、
該顕像たるトナー画像が転写部としての転写放電器5の
配設部位へ移行していく。
【0043】Sは被記録材としての転写材シートPを積
載収納したカセットであり、該カセット内のシートPが
給送ローラ20の回転により1枚宛繰出し給送され、次
いでレジストローラ21により、ドラム6上のトナー画
像形成部の先端が転写放電器5の部位に到達したとき
に、転写材シートPの先端も転写放電器5と感光ドラム
6との間位置に到達するようにタイミングどりされて給
送される。
【0044】そしてその給送シートPの面に対して転写
放電器5により感光ドラム6側のトナー画像が順次に転
写されていく。
【0045】転写部でトナー画像転写を受けたシートP
は不図示の分離手段で感光ドラム6面から順次に分離さ
れて搬送装置36によって前述の定着装置7に導かれて
担持している未定着トナー画像の加熱定着を受け、画像
形成物(コピー)として排出ローラ37を通って機外の
排紙トレイ39上に排出される。
【0046】画像転写後の感光ドラム6の面はクリーニ
ング装置35により転写残りトナー等の付着汚染物の除
去を受けて繰り返して画像形成に使用される。
【0047】〈その他〉尚、上述の実施形態例1,2に
おいて、フィルム位置の調整手段としては、駆動ローラ
8を変位させて調整を行ったが、これに限らず、他の掛
け渡し部材、例えばテンションローラ11を変位させて
調整を行うものでも良い。またフィルム9のスラスト方
向の調整が行える構成であれば、この他の方式のもので
も良い。
【0048】更にサービスモードへの移行は、スイッチ
550を押すこと等により行ったが、この他、操作部か
ら入力することや、調整時に必然的に開放する部分(定
着器カバー等)の開放を検知すること、或いはフィルム
位置検出手段で検出したフィルム9の位置又は/及び変
動が所定の範囲を超えたこと、等を利用してサービスモ
ードへ移行しても良い。
【0049】以上の実施形態例によれば、加熱装置のフ
ィルムのスラスト方向の寄りバランスの調整を装置本体
上で調整できる構成としたことにより、市場で新しい定
着フィルムと交換した場合等でも、特殊な治具を用いず
に本体上で定着装置が正常に動作するかどうかの診断が
できる。また、万一定着フィルムの調整が必要な場合、
サービスモードスイッチを押すだけで定着フィルムの位
置が操作部上に表示させ、その場で容易に再調整できる
ので、定着装置のユニットや装置本体を組立工場に戻し
て再調整する必要がない。従って市場での部品交換が迅
速かつ容易にできるので、サービス性を飛躍的に向上さ
せることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、加
熱装置のフィルムの位置調整を行なう場合に、特殊な治
具を必要とせず、フィルムの交換及び調整が迅速かつ容
易に行え、サービス性を飛躍的に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加熱装置と制御基板と操作パネルの
関係の説明図
【図2】 本発明の加熱装置の要部斜視図
【図3】 本発明の加熱装置の要部上視図
【図4】 本発明の加熱装置の要部側面図(駆動ローラ
の調整機構図)
【図5】 図4のX−X線に沿う展開断面図
【図6】 本発明の複写機(画像形成装置)断面図
【図7】 本発明の加熱装置の要部断面図
【図8】 本発明の定着フィルムの展開図とセンサー波
形の説明図
【図9】 画像形成装置の操作部の説明図
【符号の説明】
6 感光ドラム 8 駆動ローラ 9 定着フィルム 11 テンションローラ 12 発熱体 14 発熱層 15 トナー 16 記録材 17 加圧ローラ 51 レバー 52 軸 53 バネ 54 センサー 56 モータドライブ基板 57 本体モータ(定着フィルム駆動モータ) 100 フィルム位置調整手段 101 調整板 102 調整ネジ 103 引張コイルバネ 104 軸 105 軸受け 106 スクリューピン 200 定着側板 550 サービスモードスイッチ 551 制御基板 600 操作パネル 601 表示部 602 濃度ボリュームLED

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体を含むフィルム掛け渡し部材と、
    該フィルム掛け渡し部材に張設されて搬送されるフィル
    ムと、該フィルムの搬送方向と直交する方向をフィルム
    幅方向としたとき、該フィルムのフィルム幅方向の位置
    を検出する検出手段と、該フィルムのフィルム幅方向の
    位置を調整する調整手段と、を有し所要画像が担持され
    た記録材を該フィルムの外周面に密着させて該フィルム
    と一緒に加熱体位置を通過させることで、加熱体の熱エ
    ネルギーを該記録材に与える加熱装置を、電子写真プロ
    セスにより画像形成を行う場合の像加熱装置として備え
    た画像形成装置であって、通常状態で画像形成に係る情
    報を表示する表示手段を有し、該表示手段が調整状態で
    は前記検出手段の出力に基づくフィルムの幅方向の位置
    情報を表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段が、通常状態で枚数又は倍
    率を表示し、調整状態ではフィルムのずれ量を表示する
    ことを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段が複数のセグメントを並設
    してなり、 通常状態では形成画像の濃度を、該並設したセグメント
    の該濃度と対応する位置のセグメントを点灯させること
    で表示し、 調整状態ではフィルムのずれを、該並設したセグメント
    の該ずれと対応する位置のセグメントを点灯させること
    で表示すること、 を特徴とする請求項1の画像形成装置。
JP8094919A 1996-03-25 1996-03-25 画像形成装置 Pending JPH09258613A (ja)

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