JPH09257447A - 板厚測定装置および板厚測定方法 - Google Patents

板厚測定装置および板厚測定方法

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JPH09257447A
JPH09257447A JP7019396A JP7019396A JPH09257447A JP H09257447 A JPH09257447 A JP H09257447A JP 7019396 A JP7019396 A JP 7019396A JP 7019396 A JP7019396 A JP 7019396A JP H09257447 A JPH09257447 A JP H09257447A
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JP
Japan
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collimator
thickness
plate material
radiation source
source
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Pending
Application number
JP7019396A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takahashi
弘之 高橋
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH09257447A publication Critical patent/JPH09257447A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】板材の中央部分およびエッジ部のそれぞれの厚
さ測定を、一台の装置にて、コスト,安全性等について
の問題をもたらすことなく、高い精度および応答性の下
にて行う。 【解決手段】線源6および検出部5を備え、板材を透過
する放射線の減衰量に基づいて板材の厚さを測定するも
のであり、線源6および検出部5のそれぞれの前面に対
し、それぞれのコリメータ7,12を進退可能に配設した
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、鋼板
の圧延機やプロセスライン等で使用される、板材の板厚
測定装置および板厚測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延機等において、鋼板の板厚を測定す
る従来装置としては、ガンマ線,エックス線等の放射線
を線源から照射し、それが鋼板を透過したときの減衰量
を検出部で検出して板厚を求めるものがある。ところ
で、従来は鋼板の厚さをその全長にわたって測定するに
当たり、(1) 鋼板のクラウン保証または(2) 鋼板のエッ
ジドロップ量の保証およびクラウン制御,エッジドロッ
プ制御のため、鋼板の中央部分の厚さを測定する装置と
は別に、鋼板のエッジ部の厚さだけを測定する目的の下
で、線源および検出部のそれぞれの前面に、それぞれの
コリメータを固定配置した他の測定装置を設けることが
一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、従来技術に
よれば、鋼板の厚さ測定装置の設置台数が増えることに
なって、設備コストおよび占有スペースの増加が不可避
となるという問題があった。これに対し、線源および検
出部のそれぞれの前面にコリメータを固定装着し、板材
エッジ部の狭い範囲だけを測定対象とした装置があっ
た。この装置によって板材の中央部分の板厚測定に適用
する場合、その測定精度を上げるためには、線源強度を
上げることや測定時間を延ばすこと等によって実現可能
ではあるが、線源強度を上げるとコストがアップし、放
射線の漏洩量が増加するという他の問題があり、また、
測定時間を延ばすと、応答性が低下し、たとえば、圧延
機の板厚制御用のセンサーとしては使用できないという
問題があった。
【0004】この発明は、従来技術の有するこのような
問題点を解決することを課題としてなされたものであ
り、この発明の目的は、単一の装置にて、板材の中央部
分およびエッジ部のそれぞれの厚さを、コスト,安全性
および応答性についての不都合なしに、高い精度で測定
することができる板厚測定装置および板厚測定方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる板厚測
定装置は、線源および検出部を具え、板材を透過する放
射線の減衰量に基づいて板材の厚さを測定するものであ
って、線源および検出部のそれぞれの前面に対し、それ
ぞれのコリメータを、並進運動もしくは回動運動によっ
て進退可能に配設したものである。
【0006】また、この発明にかかる測定方法は、線源
および検出部のそれぞれを板材を隔てて配置し、線源か
ら発せられて板材を透過する放射線の減衰量を検出部で
検出して、その板材の厚さを求めるものであり、板材の
エッジ部の板厚測定に際し、線源および検出部のそれぞ
れの前面に、それぞれのコリメータを位置させるもので
ある。なお、板材の中央部分の厚さ測定に際しては、そ
れぞれのコリメータを線源および検出部の前面から後退
変位させることはもちろんである。
【0007】以上に説明した方法によれば、板材のエッ
ジ部の厚さを測定する場合は、たとえば外部信号によっ
て、それぞれのコリメータを、線源および検出部のそれ
ぞれの前面に位置させて、測定時間を延ばして測定を行
うことで、エッジ部の狭い測定対象部の厚さを高い精度
で測定することができる。一方、板材の中央部分の厚さ
を測定する場合は、線源および検出部のそれぞれからコ
リメータを後退変位させて広い面積での測定を可能とす
ることにより、検出部への入射線量を増加させて、短時
間のうちに、高い精度で厚さ測定を行うことができ、応
答性を大きく高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本発にかかる装置の一
実施形態を示す正面図であり、図中1は装置フレーム
を、2は装置フレーム1に設けた駆動輪を、そして3
は、内部に設置されたモータにて駆動輪を回転させ、装
置フレームを駆動する駆動部をそれぞれ示す。ここで
は、装置フレーム1の、ベース部1aおよび上方分岐腕
部1bのそれぞれに、相互に対向して位置する線源容器
4および検出器5をそれぞれ設け、そして、これらの線
源容器4および検出器5にはそれぞれにコリメート機構
を収納する。
【0009】線源容器4に収納したコリメート機構は、
ここでは図2に平面図で示すように、線源6より上方位
置に配置したコリメータ7と、このコリメータ7を、図
に実線で示す進出位置と、仮想線で示す後退位置とに回
動変位させる電磁石8とからなる。ここで、コリメータ
7は、コリメータレンズを収容したスリット状の開口部
9を具えており、この開口部9は、図に実線で示すコリ
メータ7の進出位置では、線源6の真上に位置して、そ
こから放射された放射線を、板材エッジ部の狭い測定対
象部だけに照射させるべく機能する。
【0010】なお、図中10は、線源6とコリメータ7と
の中間レベルに配設したシャッターを示し、このシャッ
ター10は、ロール鋼管や厚さ計の保守等で線源部に操作
員等が近づく場合に、線源上に回動変位されて、板材へ
の放射線の照射を遮断すべく機能する。
【0011】また、検出器5に収納したコリメート機構
は、図3に部分断面正面図で示すように、電離箱11の下
方位置に配置したコリメータ12と、このコリメータ12
を、それが電離箱11の真下に位置する図示の進出位置と
電離箱11から離隔して位置する後退位置とに変位させる
往復もしくは回動駆動手段、ここではエアシリンダ13と
からなる。ここにおけるコリメータ12もまた、図4に平
面図で示すように、コリメータレンズを収容したスリッ
ト状の開口部14を有しており、この開口部14は、コリメ
ータ12の、図3に示す進出姿勢で、板材エッジ部の狭い
測定対象部のみからの透過放射線を電離箱11に入射させ
るべく機能する。
【0012】ところで、このような装置において、両コ
リメータ7,12をともに後退変位させた場合には、板材
の広い面積にわたる、線源6からの放射線の照射およ
び、広い面積からの透過放射線の、電離箱11への入射が
ともに可能となる。従って、板材の中央部分の厚さ測定
は、かかる状態の下にて行うことで、短い測定時間で、
高い測定精度をもたらすことができ、装置の応答性を高
めることができる。
【0013】以上のように構成してなる装置によって、
板材の厚さ測定を行うに当たり、その測定個所が板材の
エッジ部である場合には、例えば、外部信号によって、
電磁石8およびエアシリンダ13のそれぞれを作動させ
て、コリメータ7を線源6の前面に、また、他のコリメ
ータ12を電離箱11の前面にそれぞれ位置させた状態で、
線源6からの放射線を、コリメータ7によって板材のエ
ッジ部の狭い測定対象部に照射させ、また、そのエッジ
部への透過放射線を、コリメータ12により、狭い測定対
象部からのものに限って電離箱11に入射させることで、
入射線量が所定量に達するまでの測定時間の延長下に
て、そのエッジ部の厚さを高い精度で測定することがで
きる。
【0014】これに対し、測定個所が板材の中央部分で
ある場合には、たとえば外部信号による電磁石8および
エアシリンダ13の作動によって、それぞれコリメータ
7、12を、線源6および電離箱11の前面位置から後退変
位させ、かかる状態で線源6からの放射線を、広い面積
にわたって照射するとともに、広い面積からの透過放射
線を電離箱11に入射させることにより、入射線量の増加
に基づき、短時間のうちに高い精度で厚さを測定するこ
とができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
台の測定位置によって、板材の中央部分およびエッジ部
の双方の厚さ測定を行うことができるので、設備コスト
および設置スペースのそれぞれを有効に低減させること
ができる。また、板材の中央部分の厚さ測定に当たって
は、検出部への入射線量を十分に増加させることができ
るので、コストおよび安全性についての問題を生じるこ
となしに、短時間のうちに高い精度で厚さを測定するこ
とができ、装置の応答性を大きく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明装置の実施形態を示す正面図である。
【図2】線源容器側のコリメート機構を示す平面図であ
る。
【図3】検出器側のコリメート機構を示す部分断面正面
図である。
【図4】検出器側のコリメータを示す平面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1a ベース部 1b 上方分岐腕部 4 線源容器 5 検出部 6 線源 7,12 コリメータ 8 電磁石 9,14 開口部 10 シャッター 11 電離箱 12 エアシリンダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線源および検出部を具え、板材を透過す
    る放射線の減衰量に基づいて板材の厚さを測定する板厚
    測定装置であって、 線源および検出部のそれぞれの前面に対し、それぞれの
    コリメータを進退可能に配設したことを特徴とする板厚
    測定装置。
  2. 【請求項2】 線源および検出部のそれぞれを、板材を
    隔てて配置し、線源から発せられて板材を透過する放射
    線の減衰量を検出部で検出して、前記板材の厚さを求め
    る板厚測定方法であって、 板材のエッジ部の板厚測定に際し、線源および検出部の
    それぞれの前面に、それぞれのコリメータを位置させる
    ことを特徴とする板厚測定方法。
JP7019396A 1996-03-26 1996-03-26 板厚測定装置および板厚測定方法 Pending JPH09257447A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024161745A1 (en) * 2023-01-30 2024-08-08 Yokogawa Electric Corporation Measurement apparatus and control method

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