JPH09256097A - キャンエンド用Al合金焼付塗装板とその製造方法 - Google Patents

キャンエンド用Al合金焼付塗装板とその製造方法

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JPH09256097A
JPH09256097A JP6624096A JP6624096A JPH09256097A JP H09256097 A JPH09256097 A JP H09256097A JP 6624096 A JP6624096 A JP 6624096A JP 6624096 A JP6624096 A JP 6624096A JP H09256097 A JPH09256097 A JP H09256097A
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JP6624096A
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Satoru Suzuki
覚 鈴木
Hiroyuki Matsuura
浩之 松浦
Satoru Shoji
了 東海林
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内圧による亀裂が発生しにくいキャンエンド
用Al合金焼付塗装板とその製造方法を見出すこと。 【解決手段】 Mg3.0〜5.0wt%、Mn0.7
wt%以下、Cu0.05〜0.20wt%、Fe0.
30wt%以下、Si0.20wt%以下を含み、更に
Cr0.01〜0.10wt%及びTi0.001〜
0.05wt%のうち1種または2種を含み、残部がA
lおよび不可避的不純物からなるAl合金焼付塗装板で
あって、その金属組織において、Cuを含む析出物のう
ち平均粒径0.1μm以上の析出物の量が、Cu換算量
で0.040wt%以下であり、又平均粒径1μm以上
のMg2 Si化合物の面積分率が1.2%以下であり、
その焼付塗装板の機械的性質の異方性が、圧延方向に対
し0°と45°方向での耐力の差で25N/mm2 以下
であり、かつ0°方向の耐力が270〜330N/mm
2 であることを特徴とするキャンエンド用Al合金焼付
塗装板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料用缶の缶蓋
(キャンエンド)用のAl合金焼付塗装板とその製造方
法に関するものであり、強度、耐蝕性、成形性等の各種
の特性を具備すると同時に特に耐圧型のキャンエンドに
おいて、内圧によりエンドが反転を起こした場合でも、
亀裂が発生しにくいAl合金焼付塗装板とその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来キャンエンドには強度、耐食性、成
形性の観点からJIS−5082(Al−4.5wt%
Mg合金)、5182(Al−4.5wt%Mg−0.
35wt%Mn合金)、5052(Al−2.5wt%
Mg−0.25wt%Cr合金)等のAl−Mg系合金
が用いられており,特にビールや炭酸飲料のような内圧
のかかるものに対しては、耐圧強度の観点から高強度の
5182材が多用されている。
【0003】このキャンエンドの製造は、所定のAl合
金焼付塗装板コイルから円形のキャンエンド素板を打ち
抜き、これを成形して作られる。まずAl合金焼付塗装
板は、前記Al合金組成の鋳塊を均質化熱処理し、これ
を熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、最終冷間圧延、焼付
塗装の工程を経て厚さ0.2〜0.3mmのAl合金板
とし、更にこの板を塗装焼付して焼付塗装板コイルとす
る。次にキャンエンドの成形は、前記の焼付塗装板コイ
ルを用いてシェル工程(焼付塗装板コイルからエンドの
形に打ち抜き、外周部を成形)、カーリング工程(外周
部の縁を内側に曲げる)、コンバージョンプレス工程
(内側パネルに凹凸部、スコア、リベット等の加工を行
う)をへて、最終のキャンエンドとされる。
【0004】最近、缶内部に高い内圧のかかるビールや
炭酸飲料用の缶において、内圧が高くてもこれに耐えう
るキャンエンドの形状が提案されている。このキャンエ
ンドの形状については、例えば米国特許第403183
7、3417898、3843014、特公昭58−4
6369、特開昭60−193834、特開平3−27
5443、特開平7−2248等に記載されている。本
明細書では、前記のキャンエンド形状を以下、耐圧型キ
ャンエンドというものとする。
【0005】図1及び図2は、キャンエンドの概略断面
図(半裁断面図)であり、図1は従来型の通常のキャン
エンド10であり、図2は前記耐圧型のキャンエンド2
0である。この両者の主な相違は、耐圧型のキャンエン
ド20は、パネルハイトHが高く、強化環状溝2の内壁
部3の角度θが90°であること等である。この耐圧型
のキャンエンドは、高圧に耐えることが出来る形状であ
り、またこのことから材料の薄肉化も可能であるとされ
ている。しかしながら他方において、この耐圧型のキャ
ンエンドは、内圧の増加によりエンドが反転を起こした
際に、外壁部(チャックウォール部)5で亀裂が発生し
やすいという問題がある。なおこの亀裂発生の現象は、
ビールや炭酸飲料のような缶において、何らか原因で内
圧が著しく上昇した場合(例えば夏場に気温が上がり缶
の内圧が著しく上昇した場合)、まず図2の缶蓋の内側
パネル1が内圧により外方に凸状に反転する(これを一
次バックリングという)、更に内圧が高くなると、ラジ
アス部4が外壁部5に沿って上方に移動し(これを二次
バックリングという)、遂には外壁部5の上方で亀裂が
発生するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、通常
のキャンエンドに成形しても、また前記耐圧型のキャン
エンドに成形した際でも、共に優れた各特性を示し、特
に耐圧型キャンエンドに成形した際に、内圧により反転
しても亀裂が発生しにくいキャンエンド用Al合金焼付
塗装板とその製造方法を見出すことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明では、板の合金
組成及び製造条件により、晶出物の粗大化を防ぎ、均質
化熱処理及び熱間圧延中の粗大なMg2 Siの析出を防
ぐと共に、Cuを含む析出物の析出量を低減することに
より,従来に比べ強度,成形性といったキャンエンドと
しての必須の性能に優れ、かつ耐圧型キャンエンドに成
形した際、内圧により反転を起こしてもチャックウォー
ル部で亀裂が発生しにくいキャンエンド用Al合金焼付
塗装板とその製造方法を提供するものである。
【0008】即ち、本願の請求項1の発明は、Mg3.
0〜5.0wt%、Mn0.7wt%以下、Cu0.0
5〜0.20wt%、Fe0.30wt%以下、Si
0.20wt%以下を含み、更にCr0.01〜0.1
0wt%及びTi0.001〜0.05wt%のうち1
種又は2種を含み、残部がAl及び不可避不純物からな
るAl合金焼付塗装板であって、その金属組織におい
て、Cuを含む析出物のうち平均粒径0.1μm以上の
析出物量が、Cu換算量で0.040wt%以下であ
り、又平均粒径1μm以上のMg2 Si化合物の面積分
率が1.2%以下であり、その焼付塗装板の機械的性質
の異方性が、圧延方向に対し0°と45°方向での耐力
の差で、25N/mm2 以下であり、かつ0°方向の耐
力が270〜330N/mm2 であることを特徴とする
キャンエンド用Al合金焼付塗装板であり、
【0009】また、請求項2の発明は、Mg3.0〜
5.0wt%、Mn0.7wt%以下、Cu0.05〜
0.20wt%、Fe0.30wt%以下、Si0.2
0wt%以下を含み、更にCr0.01〜0.10wt
%及びTi0.001〜0.05wt%のうち1種又は
2種を含み、残部がAlおよび不可避不純物からなるA
l合金を半連続鋳造により鋳塊とし、次にこの鋳塊を4
00〜480℃の温度範囲を昇温速度20℃/h以上で
加熱して480〜550℃で1時間以上の均質化熱処理
を行い、続いてこれを熱間圧延して所定の熱延板とする
が、均質化熱処理後から熱間圧延を終了までの間に、4
80〜400℃の温度範囲に30分を越えて保持される
ことなく熱間圧延を終了し、その後これを40%以上の
加工率で冷間圧延し、次にこれを中間焼鈍するがこの条
件は、昇温速度10℃/sec以上、到達温度450〜
550℃、この温度での保持時間2分以内、冷却速度は
1℃/sec以上(到達温度から200℃まで)と5℃
/sec以上(200℃から100℃まで)とし、続い
て50〜80%の加工率で最終冷間圧延し、これを更に
常法に従って焼付塗装する製造方法であって、その金属
組織において、Cuを含む析出物のうち平均粒径0.1
μm以上の析出物量が、Cu換算量で0.040wt%
以下であり、又平均粒径1μm以上のMg2 Si化合物
の面積分率が1.2%以下であり、その塗装板の機械的
性質の異方性が、圧延方向に対し0°と45°方向での
耐力の差で25N/mm2 以下であり、かつ0°方向の
耐力を270〜330N/mm2 とすることを特徴とす
るキャンエンド用Al合金焼付塗装板の製造方法であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、以下詳細に説明
する。まず請求項1の発明についての合金添加元素の意
義と範囲の限定理由について述べる。Mgは、強度を与
えるために添加するものであるが、その範囲を3.0〜
5.0wt%としたのは、3.0wt%未満では所望の
強度が得られず、5.0wt%を越えると熱間加工性が
悪くなる上,耐食性,成形性も悪くなるからである。M
nは、上記と同様に強度を与え結晶粒を微細化するため
に添加するものであるが、その範囲を0.7wt%以下
としたのは、0.7wt%を越えると前述の効果が飽和
する上に、粗大な晶出物量が増加しキャンエンドに通常
行われるリベット成形において、これが割れの起点とな
り成形性を低下させるからである。
【0011】Cuは、固溶強化に寄与するとともに、S
相(Al−Cu−Mg系金属間化合物)やθ相(Al−
Cu−Mg−Si金属間化合物)の中間相として析出
し、析出硬化にも寄与する。その範囲を0.05〜0.
20wt%としたのは、0.05wt%未満ではその効
果が見受けられず、また0.20wt%を越えると、加
工性、耐食性が劣化するからである。Feは、通常Al
に含まれる不純物であるが、その範囲を0.30wt%
以下としたのは、0.30wt%を越えると粗大な晶出
物が増加し、やはりリベット成形の際の割れの起点とな
りやすいうえ、二次バックリングを起こした際にも割れ
の起点となりやすいからである。Siも通常Alに含ま
れる不純物であるが、その範囲を0.20wt%以下と
したのは、0.20wt%を越えると、やはり粗大な晶
出物が増え、成形性を低下させるうえ、二次バックリン
グ時の際に割れやすくなるからである。
【0012】Crは、合金の強度の向上に寄与し、結晶
粒を微細化させる元素であるが、その範囲を0.01〜
0.1wt%としたのは、0.01wt%未満ではその
効果が見受けられず、0.1wt%を越えると粗大な晶
出物が形成されて、成形性の低下を招くからである。T
iは、鋳造組織を微細化させるために添加するものであ
るが、その範囲を0.001〜0.05wt%としたの
は、0.001wt%未満ではその効果がなく、0.0
5wt%を越えると粗大な晶出物が増え、成形性を低下
させるからである。なお、CrとTiは、上記の範囲で
いずれか1種又は2種を添加する。前記以外の他の不可
避的不純物としては、Zn等があるが、5182合金規
格(Zn0.25wt%以下)の範囲内ならば、特に問
題ない。
【0013】次に、最終板でのCuを含む析出物のう
ち、平均粒径0.1μm以上の析出物量が、Cu換算量
で0.040wt%以下としたのは、0.1μm以上の
粗大な析出物は、析出硬化に寄与せず単にCu添加の損
失に過ぎず、むしろ耐食性に悪影響を及ぼすからであ
る。0.1μm未満の微細な析出物は、析出硬化に寄与
するため、それなりに強度の向上に寄与する。つまり、
添加されたCuは固溶状態若しくは平均粒径0.1μm
以下の析出物として存在するのが望ましい。また別の理
由は、Cuの固溶強化により強度を高めることにより、
製造工程で相対的に冷間加工率を低く設定でき、このこ
とにより冷間加工による強度上昇を抑え且つ強度の異方
性を小さくし、耐圧型キャンエンドに成形された場合、
内圧によりエンドが反転を起こしても亀裂を発生しにく
くするためである。また、Cuを含む析出物のうち、平
均粒径0.1μm以上の析出物量が、Cu換算量で0.
040wt%を越えて析出していると、Cuの添加の効
果がなく、後述の請求項2の発明の最終冷間加工率では
強度が不足してしまうとともに耐食性が悪くなる。次
に、平均粒径1μm以上のMg2 Si化合物が、その面
積分率で1.2%以下としたのは、1.2%を越える
と、リベット成形の際に割れの起点となり、成形性を低
下させるとともに、キャンエンドが二次バックリングし
た際にも割れの起点となりやすいからである。
【0014】Al合金焼付塗装板の耐力が、圧延方向に
対し、0°方向(平行方向)で、270〜330N/m
2 としたのは、270N/mm2 未満では耐圧値が劣
り、330N/mm2 を越えると耐圧値は良好となる
が、エンドが反転した際に、亀裂が発生しやすくなるか
らである。また、強度の異方性が、圧延方向に対し0°
と45°方向での耐力の差で、25N/mm2 以下とし
たのは、通常強度は圧延方向に対し、0°または90°
方向で最大となり、45°方向で最小となるが、この耐
力強度の差が大きいと(25N/mm2 を越えると)、
キャンエンドに成形した際に45°方向から反転しやす
いものとなってしまうためである。
【0015】以上の構成要件を満足するキャンエンド用
Al合金焼付塗装板は、キャンエンド特に耐圧型キャン
エンド用に使用する場合、キャンエンドに要求される一
般的特性(リベット成形性、耐圧値、耐蝕性等)に優れ
るとともに、内圧によりエンドが反転を起こした場合に
亀裂が発生しにくい特性(曲伸強度が大)を示す。な
お、本明細書において上記の亀裂の発生しにくさの程度
は、曲伸強度で評価し、この試験方法は、後に記す実施
例で詳細に説明している。
【0016】次に請求項2の発明に係わる焼付塗装板の
製造方法について、説明する。先ず、前述の組成からな
るAl合金溶湯を半連続鋳造により鋳塊とし、この鋳塊
を面削後、均質化熱処理に続いて熱間圧延するが、均質
化熱処理の際の加熱は400〜480℃の温度範囲を2
0℃/h以上の速度で昇温し、均質化熱処理は480〜
550℃で1時間以上保持し、その後熱間圧延して熱延
板とするが、均質化熱処理終了から熱間圧延終了までの
間に、400〜480℃の温度範囲に30分を越えて保
持されることなく熱間圧延を終了する必要がある。均質
化熱処理で400〜480℃の温度範囲を25℃/h以
上の速度で昇温するのは、昇温過程で析出したMg2
iは、再びマトリックス中に固溶させることができる
が、400〜480℃で20℃/h未満の速度で昇温す
ると、この温度範囲では析出物の数は少ないものの粗大
なMg2 Siが析出し、これを均質化により固溶させる
には多大な時間を要するためである。粗大なMg2 Si
化合物は、リベットの成形性を悪くすると共に、耐圧型
キャンエンドの二次バックリング時に割れやすくなる。
また、均質化熱処理温度が480℃未満では、均質化中
に粗大なMg2 Siが生成してくるので望ましくない。
また,550℃を越えると局所的に溶融を起こしてしま
い表面欠陥となり好ましくない。また,均質化時間が1
時間未満では均質化が十分に進まないためである。
【0017】また、均質化熱処理の終了から熱間圧延終
了までの間に、400〜480℃の温度範囲に、30分
を越えて保持されることがないように熱間圧延を終了す
るのは、30分を越えると、粗大に析出したMg2 Si
が多くなるからであり、この時間をなるべく迅速に終了
させる必要がある。均質化熱処理の終了から熱間圧延終
了までの間の400〜480℃の温度範囲に30分以内
の時間帯は、具体的には均質化熱処理の終了から熱間圧
延開始まで及び熱間圧延開始から熱間圧延終了までの時
間帯である。従って、均質化熱処理の終了から熱間圧延
開始及び熱間圧延開始から熱間圧延終了までの時間は、
いずれも速やかに行うのが望ましく、前記両時間帯で4
00〜480℃に保持される時間は、各々15分以内が
より望ましい。
【0018】前記熱間圧延した後、次に冷間圧延される
が、加工率で40%以上の冷間圧延を施すのは,後の中
間焼鈍での再結晶の前に歪みを与え、再結晶時の結晶粒
を微細化し、成形性を高めるためであり、加工率が40
%未満ではその効果が十分ではないからである。
【0019】続いて、次に中間焼鈍するが、その場合昇
温速度10℃/sec以上で加熱し、400〜550℃
の焼鈍温度に2分以内保持後、400〜550℃の温度
から200℃までの温度範囲では1℃/sec以上の冷
却速度で冷却し、200℃〜100℃の温度範囲では5
℃/sec以上の冷却速度で冷却する。焼鈍温度が40
0℃未満ではCuの十分な固溶が行われず、また550
℃を越えると部分的に融解を起こし、表面欠陥等を引き
起こす。また、保持時間が2分を越えると結晶粒が粗大
化してしまう。また、昇温速度が10℃/sec未満で
あると、結晶粒が粗くなり成形性が悪くなる。また、焼
鈍温度から200℃までの冷却速度が1℃/sec以
上、200〜100℃までの冷却速度が5℃/sec以
上とするのは、冷却過程でのCuの析出を防ぐためであ
り、この条件範囲でないと強度の低下を招く。つまり、
焼鈍温度から200℃までの温度範囲ではCuを含む析
出物の析出の心配はあまりなく1℃/sec以上で十分
であるが、200℃〜100℃の温度範囲では、析出速
度が速く5℃/sec以上必要となるためである。
【0020】次に50〜80%の加工率で最終の冷間加
工を施すのは、強度を付与するためであるが、加工率が
50%未満ではその効果が十分ではない。また、80%
を越えると内圧によりエンドが反転した際に亀裂が発生
しやすくなり、また強度の異方性が大きくなる。また、
冷間圧延時の温度については、低い方がCuの析出を防
ぐ意味で望ましく、120℃以下にするのが好ましい。
【0021】最終冷間圧延した板(コイル)は、更に最
終的に常法に従って連続焼付塗装ラインで焼付塗装され
るが、その焼付塗装条件は、220〜300℃で2分以
下保持(加熱速度5℃/sec以上、冷却速度10/s
ec以上)が好ましい。なお、この場合の塗料は有機樹
脂で、溶剤型塗料としてエポキシ−フエノール系、エポ
キシ−アミノ系、ビニル系、ビニル−エポキシ−フエノ
ール系等があり、また水性塗料としてエポキシ−アクリ
ル系等があり、これらの塗料で両面に焼付塗装され、塗
膜の厚さは乾燥時において3〜15μmの範囲が一般的
である。
【0022】以上の如く製造したAl合金焼付塗装板
は、その金属組織において、Cuを含む析出物のうち平
均粒径0.1μm以上の析出物量が、Cu換算量で0.
040wt%以下で、かつ平均粒径1μm以上のMg2
Si化合物の面積分率が1.2%以下であり、又その焼
付塗装板の機械的性質の異方性が、圧延方向に対し0°
と45°方向での耐力の差で25N/mm2 以下で、か
つ0°方向の耐力が270〜330N/mm2 となって
いる。これらの要件の意義および限定理由は、前記請求
項1と同様である。
【0023】以上説明したように、本発明の製造方法で
得られたAl合金焼付塗装板(コイル)は、キャンエン
ド特に耐圧型キャンエンド用に使用する場合、キャンエ
ンドに要求される一般的特性(リベット成形性、耐圧
値、耐蝕性等)に優れるとともに、内圧によりエンドが
反転を起こした場合に亀裂が発生しにくい特性(曲伸強
度が大)を示しキャンエンド用材料として好適である。
【0024】
【実施例】以下本発明の実施例について、比較例と対比
して詳細に説明する。 〔実施例1〕表1(試験No.1〜20)に示す各種組
成のAl合金を、常法により溶解しDC鋳造にて鋳塊と
した。次に、これを面削後、500℃で6時間の均質化
熱処理を施した。処理温度までの加熱速度は400〜4
80℃間で25〜30℃/hであった。次に、これを厚
さ490mmの鋳塊から厚さ2.2mmまで熱間圧延し
た。均質化熱処理終了から熱間圧延終了までの480〜
400℃間の保持時間は、20〜25分であり、熱間圧
延終了温度は300〜320℃であった。次に、この熱
延板を厚さ0.9mmまで冷間圧延した。冷間圧延の加
工率は59%であった。続いてこれを500℃×0秒の
中間焼鈍を行った(加熱速度12℃/sec、500℃
から200℃まで冷却速度10℃/sec、200℃か
ら100℃まで冷却速度5℃/sec)。
【0025】次に、これを厚さ0.25mmまで冷間圧
延した(冷間圧延率 72%)。続いてこの板を常法に
従って焼付塗装した。なお焼付塗装の条件は以下のとお
りである。 塗料及び塗膜の厚さ:内面は塩化ビニル系で厚さは5μm 外面はエポキシユリア系で厚さは4μm 加熱速度 :10℃/sec 焼付処理温度、時間:270℃×0sec 冷却速度 :20℃/sec
【0026】
【表1】
【0027】なお、試験No.21〜23のAl合金焼
付塗装板は、表1の試験No.2に示すAl合金(B)
を使用して、合金組成以外の他の構成要件が本発明の範
囲外となる材料を以下のごとく作製した。 ・試験No.21の焼付塗装板(平均粒径0.1μm以
上のCuを含む析出物量が本発明の範囲外) 厚さ490mmの鋳塊から厚さ5.0mmまで熱間圧延 厚さ5.0mmから1.2mmまで冷間圧延(冷間圧延
率76%) 厚さ1.2mmから0.25mmまで最終冷間圧延(冷
間圧延率79%) 他の条件は、試験No.2の焼付塗装板と同様である。 ・試験No.22の焼付塗装板(平均粒径1μm以上の
Mg2 Si析出物の面積分率が本発明の範囲外) 450℃で24時間の均質化熱処理 厚さ490mmの鋳塊から厚さ4.0mmまで熱間圧延 厚さ4.0mmから1.0mmまで冷間圧延(冷間圧延
率75%) 厚さ1.0mmから0.25mmまで最終冷間圧延(冷
間圧延率75%) 他の条件は、試験No.2の焼付塗装板と同様である。 ・試験No.23の焼付塗装板(耐力及びその異方性が
本発明の範囲外) 厚さ490mmの鋳塊から厚さ5.0mmまで熱間圧延 厚さ5.0mmから1.5mmまで冷間圧延(冷間圧延
率70%) 厚さ1.5mmから0.25mmまで最終冷間圧延(冷
間圧延率83%) 他の条件は、試験No.2の焼付塗装板と同様である。
【0028】以上のように製造したキャンエンド用Al
合金焼付塗装板について、その金属組織に於けるCuを
含む析出物のうち平均粒径0.1μm以上の析出物量
(Cu換算量でのwt%)、平均粒径1μm以上のMg
2 Si化合物の面積分率(%)、焼付塗装板の機械的性
質の異方性(圧延方向に対し0°と45°方向での耐力
の差)、0°方向の耐力(N/mm2 )を測定し、その
結果を表1に併記した。なお、Cuの析出量について
は、最終板をフェノールに溶解し、これを0.1μmの
フィルターでこして、ろ液中のCuを分析し、配合量か
ら差し引いた値とした。また、Mg2 Si化合物の面積
分率(%)は、圧延方向に平行な断面を研磨し、これを
光学顕微鏡と組み合わせた画像解析装置を用いて1画素
当たり0.5μm長さの条件で0.25mm2 の視野で
測定した。
【0029】以上の試験材について、耐圧値(KP
a)、リベットの成形性、曲伸強度(N/15mm)、
耐蝕性を試験評価し、その結果を表2に記した。なお、
試験評価方法は以下のとおりである。 〔試験評価方法〕 (1)耐圧値試験 焼付塗装板を外径が2×6/16インチ径(206径)
の耐圧型キャンエンドに成形し、これを所定の治具に装
着し、窒素ガスにより内圧をかけていき、エンドの一部
が一次バックリングした時の圧力を耐圧値(KPa)と
した。 (2)リベットの成形性試験 リベットの成形性は、焼付塗装板から上記のエンドでリ
ベット成形したものを1000個作製し、リベット部の
割れの有無を目視で観察した。一個でも成形不良があっ
た場合は×、成形不良が全くなかった場合を○とした。
【0030】(3)曲伸強度試験 曲伸試験とは、耐圧型キャンエンドにおける、内圧によ
りエンドが反転した際の亀裂の発生のし易さを調べる試
験であり、曲伸強度が高いほど耐圧型キャンエンドに成
形使用中、内圧によりエンドが反転した際に、亀裂が発
生する確率が低い。この具体的な実験方法は、特開平7
−2248に記載されている方法と基本的には同様であ
り、焼付塗装板から80mm×15mm(圧延方向)の
試験片を切り出し、圧延方向と平行に折り目がつくよう
に、内側半径1mmで180°密着曲げする(曲げ内側
にはサンプルと同じ厚みのスペーサーを2枚はさんでい
る)、次にこれを開いて(伸ばして)平坦な板として、
80mm方向に引張試験を行い、最大破断荷重を曲伸強
度(N/15mm)とした。なお、曲伸強度(N/15
mm)と亀裂発生のし易さとの関係については、キャン
エンドの形状にもよるが、本試験においては、曲伸強度
300N/15mm以上を合格とした。 (4)耐蝕性試験 耐食性試験は、10ppmのCu2+を添加した水道水中
に4週間浸漬して孔食深さを測定した。なお、孔食深さ
の評価は50μm未満を○、50μm以上125μm未
満を△、125μm以上を×とした。
【0031】
【表2】
【0032】表1、表2から明らかなように、本発明の
範囲内にあるAL合金焼付塗装板(本発明例)は、キャ
ンエンド材として必要な特性を満足する上、曲伸強度も
高いことがわかる。つまりこれは、耐圧型キャンエンド
に成形しても、内圧によりエンドが反転しても、亀裂が
発生しにくいことを意味し、耐圧型キャンエンド材に適
していることがわかる。これに対し比較例は、合金組成
または金属組織、機械的性質が本発明の範囲外にあり、
その結果いずれかの特性が劣っていることがわかる。
【0033】〔実施例2〕実施例1のBのAl合金を、
常法により溶解鋳造し、面削後、均質化熱処理を施し、
熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、最終冷間圧延、焼付塗
装を施した。その詳細な製造条件を表3に示す。なお、
焼付塗装の条件は、実施例1と同様である。
【0034】
【表3】
【0035】このようにして得たAl合金焼付塗装板に
ついて、実施例1と同様に、耐圧値(KPa)、リベッ
トの成形性、曲伸強度(N/15mm)、耐蝕性を試験
評価し、その結果を表4に記した。なお、板の表面性状
についても、目視で観察して記した。
【0036】
【表4】
【0037】表3、表4から明らかなように、本発明の
製造方法によるAl合金焼付塗装板(本発明例)は、い
ずれの特性においても良好であることがわかる。これに
対し、本発明の範囲外の製造方法によるAl合金焼付塗
装板(比較例)は、いずれかの特性で劣っていることが
わかる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるキャ
ンエンド用Al合金焼付塗装板は、キャンエンドのリベ
ット成形性、耐圧値、耐蝕性を損なう事無く、曲伸強度
に優れており内圧によりエンドが反転しても亀裂が発生
しにくい効果がある。従って,この発明によるAl合金
焼付塗装板は、飲料用アルミニウム缶全般のキャンエン
ド材として好適であり、特に内圧が高くなる炭酸飲料や
ビール用の耐圧型キャンエンド材に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型の通常のキャンエンドの概略断面図(半
裁断面図)である。
【図2】耐圧型のキャンエンドの概略断面図(半裁断面
図)である。
【符号の説明】
10 従来のキャンエンド 20 耐圧型キャンエンド 1 エンド内側パネル 2 強化環状溝 3 内壁部 4 ラジアス部 5 外壁部 6 シーミングパネル部 7 カール部 H 内側パネルハイト θ 内壁部3の角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mg3.0〜5.0wt%、Mn0.7
    wt%以下、Cu0.05〜0.20wt%、Fe0.
    30wt%以下、Si0.20wt%以下を含み、更に
    Cr0.01〜0.10wt%及びTi0.001〜
    0.05wt%のうち1種又は2種を含み、残部がAl
    及び不可避不純物からなるAl合金焼付塗装板であっ
    て、 その金属組織において、Cuを含む析出物のうち
    平均粒径0.1μm以上の析出物量が、Cu換算量で
    0.040wt%以下であり、又平均粒径1μm以上の
    Mg2 Si化合物の面積分率が1.2%以下であり、そ
    の焼付塗装板の機械的性質の異方性が、圧延方向に対し
    0°と45°方向での耐力の差で25N/mm2 以下で
    あり、かつ0°方向の耐力が270〜330N/mm2
    であることを特徴とするキャンエンド用Al合金焼付塗
    装板。
  2. 【請求項2】 Mg3.0〜5.0wt%、Mn0.7
    wt%以下、Cu0.05〜0.20wt%、Fe0.
    30wt%以下、Si0.20wt%以下を含み、更に
    Cr0.01〜0.10wt%及びTi0.001〜
    0.05wt%のうち1種又は2種を含み、残部がAl
    および不可避不純物からなるAl合金溶湯を半連続鋳造
    により鋳塊とし、次にこの鋳塊を400〜480℃の温
    度範囲を昇温速度20℃/h以上で加熱して480〜5
    50℃で1時間以上の均質化熱処理を行い、続いてこれ
    を熱間圧延して所定の熱延板とするが、均質化熱処理後
    から熱間圧延を終了までの間に、480〜400℃の温
    度範囲に30分を越えて保持されることなく熱間圧延を
    終了し、その後これを40%以上の加工率で冷間圧延
    し、次にこれを中間焼鈍するがこの条件は、昇温速度1
    0℃/sec以上、到達温度450〜550℃、この温
    度での保持時間2分以内、冷却速度は1℃/sec以上
    (到達温度から200℃まで)と5℃/sec以上(2
    00℃から100℃まで)とし、続いて50〜80%の
    加工率で最終冷間圧延し、これを更に常法に従って焼付
    塗装する製造方法であって、その金属組織において、C
    uを含む析出物のうち平均粒径0.1μm以上の析出物
    量が、Cu換算量で0.040wt%以下で、かつ平均
    粒径1μm以上のMg2 Si化合物の面積分率が1.2
    %以下であり、又その焼付塗装板の機械的性質の異方性
    が、圧延方向に対し0°と45°方向での耐力の差で2
    5N/mm2 以下で、かつ0°方向の耐力が270〜3
    30N/mm2 とすることを特徴とするキャンエンド用
    Al合金焼付塗装板の製造方法。
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