JPH09255107A - 立体自動倉庫 - Google Patents

立体自動倉庫

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JPH09255107A
JPH09255107A JP10067696A JP10067696A JPH09255107A JP H09255107 A JPH09255107 A JP H09255107A JP 10067696 A JP10067696 A JP 10067696A JP 10067696 A JP10067696 A JP 10067696A JP H09255107 A JPH09255107 A JP H09255107A
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JP
Japan
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cassette
catcher
storage rack
drawer
piece
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JP10067696A
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English (en)
Inventor
Naohiko Yokoshima
直彦 横島
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KOMATSU KUREEDORU KK
Original Assignee
KOMATSU KUREEDORU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入出庫ステーションが少なくとも2箇所ある
場合のカセットやワークの搬送のサイクルタイムを短縮
すること。 【解決手段】 並設された2箇所の入出庫ステーション
81、82に対して2台の引き出し装置3a、3bを走
行台車1に設ける。一方の入出庫ステーション81が空
で他方の入出庫ステーション82にカセット4がある場
合、一方の引き出し装置3aで保管ラック2からカセッ
ト4を取り出して入出庫ステーション81に出庫すると
同時に他方の入出庫ステーション82のカセット4を他
方の引き出し装置3bにより引き出す。走行台車1を移
動させて引き出し装置3bで取り出したカセットを保管
ラック2へ収納して保管する。また両入出庫ステーショ
ン81、82が共に空の場合、両引き出し装置3a、3
bにより保管ラック2からカセット4を同時に取り出し
て両入出庫ステーション81、82に同時に出庫する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は保管ラックからの
ワークの引き出し及び収納や入出庫ステーションと保管
ラックとの間にワークの入庫、出庫を自動的に行なう立
体自動倉庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の立体自動倉庫において、
保管ラックからワークを引き出したりワークを保管ラッ
クへ収納したりする場合、以下のような装置で行なって
いた。すなわち、図3は本発明の実施形態を示す立体自
動倉庫の概略構成図を示すものであり、前後方向に移動
可能で略口字型の走行台車1と、この走行台車1の両側
に配置されている保管ラック2(図3では右側を省略し
ている)と、上記走行台車1に上下方向に移動自在に設
けられている引き出し装置3等で立体自動倉庫が構成さ
れている。なお図3に示す引き出し装置3は本発明の実
施形態の引き出し装置3であり、従来の引き出し装置と
は構造が異なるが保管ラック2のワークの引き出し及び
収納という機能が同じなので、便宜上用いている。
【0003】保管ラック2は前後方向及び上下方向に多
数の棚が形成されており、この各棚に鋼材のようなワー
クを乗せて保管、移動を行なうための長尺物でトレイ状
のカセット4がそれぞれ収納されるようになっている。
従来の引き出し装置3には一対のローラが長手方向に複
数配設されている。保管ラック2からカセット4を取り
出す場合、該カセット4の位置まで走行台車1及び引き
出し装置3が移動し、引き出し装置3の端部の一対のロ
ーラがカセット4を両側から挟持する。そしてローラを
回転駆動することによりカセット4を横方向に引き出し
ていき、さらに他のローラにより他方の保管ラック2の
棚にカセット4を押し込むような形で収納するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる従来の
装置では、保管ラック2からカセット4を引き出したり
し収納したりする場合にローラを用いているために、時
間的に遅いという問題があり、しかもローラの回転によ
りカセット4を引き出し、送り出しを行なっているため
にローラのすべりや空回り等で確実にカセット4を移動
させることが困難な場合も生じていた。またコスト的に
も高いという問題があった。
【0005】また図2では入出庫ステーションが入庫ラ
ック13と仕分け機14とで構成されて、両者が走行台
車1の両側にそれぞれ配置されて、カセット4によるワ
ークの保管ラック2への入庫、出庫を行なっている。し
かし、入庫と出庫との両方を兼ね備えた入出庫ステーシ
ョン81、82を図1に示すように2箇所設けた場合に
は以下のような問題が生じる。すなわち、入出庫ステー
ション81、82でのカセット4の有無を検出し、例え
ば両入出庫ステーション81、82共にカセット4が無
い場合にはワークの保管ラック2への入庫にカセット4
が必要なために、両入出庫ステーション81、82にカ
セット4を保管ラック2から引き出して設置する必要が
ある。そこで従来では走行台車1に上述した従来の引き
出し装置3が1台しかなかったので、走行台車1及び引
き出し装置3を移動させてワークが保管されていない空
のカセット4を取り出し、その取り出した空のカセット
4を一方の入出庫ステーション81にまで搬送する。次
いで走行台車1及び引き出し装置3を移動させて更に空
のカセット4を保管ラック2から取り出して、もう一方
の入出庫ステーション82にカセット4を搬送してい
た。そのため、1台の引き出し装置3により2つの入出
庫ステーション81、82にカセット4をそれぞれ搬送
する場合には所謂サイクルタイムが非常にかかるという
問題があった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、カセットの引き
出し、収納を短時間にすると共に、低コスト化を図り、
更には入出庫ステーションが少なくとも2箇所ある場合
のカセットやワークの搬送のサイクルタイムを短縮した
立体自動倉庫を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の立体自
動倉庫は、多数の棚を設けた保管ラック2を備え、この
保管ラック2には、ワークを収めるよう成されたカセッ
ト4を上記各棚に収納すると共に、ワークの入出庫を行
う少なくとも2つの入出庫ステーション81、82と、
上記各棚に対してカセット4の引き出し又は挿入を行う
と共に上記入出庫ステーション81、82との間でワー
クの受け渡しを行う引き出し装置3と、上記引き出し又
は挿入を所定の棚に対して行うと共に上記入出庫ステー
ション81、82との間でワークの受け渡しを行うよう
上記引き出し装置3を移動させる走行台車1とを備えて
成る立体自動倉庫において、上記カセット4には、その
引き出し前方側の端部にピン27を設ける一方、上記引
き出し装置3には、カセット4の引き出し又は挿入方向
に移動すると共に上記ピン27と係合するキャッチ部5
8を備えて成るキャッチャー本体51を設け、さらにこ
の引き出し装置3a、3bを上記走行台車1に少なくと
も2つ設けたことを特徴としている。
【0008】上記請求項1の立体自動倉庫では、キャッ
チ部58とピン27とを係合させてカセット4の引き出
し又は挿入を行うので、迅速かつ確実にカセット4の引
き出し又は挿入を行うことが可能となる。また走行台車
1に少なくとも2つの引き出し装置3a、3bを設けて
いるので、入出庫時間を短縮することが可能となる。
【0009】また請求項2の立体自動倉庫は、前後方向
に移動可能な走行台車1と、この走行台車1内に上下方
向に移動自在に設けられている引き出し装置3と、上記
走行台車1の側方に配置されている保管ラック2と、こ
の保管ラック2に多数設けられている棚に収納され所定
のワークを載置して保管するカセット4と、ワークの入
出庫を行なう少なくとも2つの入出庫ステーション8
1、82とを備え、上記引き出し装置3により上記入出
庫ステーション81、82と保管ラック2との間でワー
クの入庫、出庫を行なうようにした立体自動倉庫であっ
て、上記カセット4の両端の下面にはピン27をそれぞ
れ垂設し、上記引き出し装置3には該引き出し装置3の
左右端間を自在に移動可能なキャッチャー本体51を備
え、このキャッチャー本体51を軸を中心に回転可能に
軸支されたキャッチャー片57と、このキャッチャー片
57の両端に設けられて側面を開口し該キャッチャー片
57の回転による停止位置により上記カセット4のピン
27の引っかけ、開放を行なうキャッチ部58と、上記
キャッチャー片57の回転停止位置を制御する駆動手段
60とで構成し、そのキャッチャー片57をキャッチ部
58からピン27を開放した開放状態のままにして、キ
ャッチャー本体51を引き出し装置3の一端側へ移動さ
せ上記駆動手段60にてキャッチャー片57を回転させ
ることで一方のキャッチ部58にてカセット4の一端側
のピン27を引っかけ、そして上記ピン27を引っかけ
たままにしてキャッチャー本体51を引き出し装置3の
他端まで移動させることでカセット4を引き出し装置3
上に引き出したり、またキャッチャー片57を上記とは
逆に回転させて一方のキャッチ部58からピン27を開
放し、その開放状態のままカセット4の下面側の引き出
し装置3上を一端まで移動させたり、さらにキャッチャ
ー片57を回転させて他方のキャッチ部58にてカセッ
ト4の他端側のピン27を引っかけてそのままキャッチ
ャー本体51を引き出し装置3の他端まで移動させてカ
セット4を他方の保管ラック2の棚に収納したりする制
御手段を備え、この制御手段により制御されるキャッチ
ャー本体51を備えた引き出し装置3a、3bを上記走
行台車1に少なくとも2つ設けていることを特徴として
いる。
【0010】上記請求項2の立体自動倉庫によれば、キ
ャッチャー片57を開放状態のままキャッチャー本体5
1を引き出し装置3の一端側へ移動させ、駆動手段60
にてキャッチャー片57を回転させることで一方のキャ
ッチ部58にてカセット4の一端側のピン27を引っか
ける(キャッチする)。次にカセット4のピン27を引
っかけたままキャッチャー本体51を引き出し装置3の
他端まで移動させることでカセット4を引き出し装置3
上に引き出す。またキャッチャー片57を上記とは逆に
回転させて一方のキャッチ部58からピン27を開放し
たキャッチャー片57を開放状態に復帰させる。さらに
キャッチャー本体51をカセット4の下面側の引き出し
装置3上を一端まで移動させ、キャッチャー片57を回
転させて他方のキャッチ部58にてカセット4の他端側
のピン27を引っかける。そしてそのままキャッチャー
本体51を引き出し装置3の他端まで移動させながら他
方の保管ラック2の棚にカセット4を収納していく。
【0011】また入出庫ステーションが並設して2箇所
あり、一方の入出庫ステーション81が空で他方の入出
庫ステーション82にカセット4がある場合に、一方の
引き出し装置3aで保管ラック2からカセット4を取り
出して入出庫ステーション81に出庫すると同時に他方
の入出庫ステーション82のカセット4を他方の引き出
し装置3bにより引き出して保管ラック2へ保管するよ
うにしている。また両入出庫ステーション81、82が
共に空の場合では、両引き出し装置3a、3bにより保
管ラック2からカセット4を同時に取り出して両入出庫
ステーション81、82に同時に出庫するようにしてい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、この発明の立体自動倉庫の
具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に
説明する。まず図2〜図9により本発明に使用する引き
出し装置3が1台の場合について説明するが、特に本発
明の要旨は該引き出し装置3を2台(3a、3b)走行
台車1に並設し、それぞれが走行台車1内に上下方向が
移動自在に設けているものである。この2台の引き出し
装置3a、3bを用いた場合の動作等は後述するが、ま
ず最初に引き出し装置3を1台使用している場合につい
て説明する。
【0013】図3は立体自動倉庫の概略構成を示し、中
央部分の両側には前後方向にレール11が敷設されてお
り、この両側のレール11に跨がる形で略口字型の走行
台車1が配設されて該走行台車1が前後方向に移動自在
としてある。また一方のレール11と平行に走行台車1
への給電用のトロリー12が配設されており、このトロ
リー12を介して走行台車1の自走用のモータや後述す
る引き出し装置3に電源を供給している。走行台車1の
両側には保管ラック2が配置されていて、保管ラック2
には鋼材のようなワークを乗せて保管、移動するための
トレイ状のカセット4を収納する棚が前後方向及び上下
方向に多数設けられている。保管ラック2の前面側には
ワークが入庫される入庫ラック13、保管ラック2から
取り出して外部へ出庫する場合にワークの仕分けを行な
う仕分け機14、この仕分け機14の仕分け操作を行な
う仕分け機操作盤15、走行台車1及び引き出し装置3
の移動、引き出し装置3によるカセット4の引き出し、
収納等といった全体の操作を行なう地上操作盤16等が
配置されている。引き出し装置3は走行台車1の内側に
配置されており、走行台車1の下部に配設されているモ
ータとワイヤーにより引き出し装置3が上下方向移動自
在となっている。なお、17は引き出し装置3の昇降時
のガイドを行なう昇降ガイドであり、18は引き出し装
置3の昇降時の昇降位置決めセンサーである。また、1
9は走行台車1側の走行センサーであり、20は走行台
車1の前後方向の位置決めを行なう走行位置決めセンサ
ーである。
【0014】上記走行台車1の前後方向の移動、引き出
し装置3の上下方向の移動の制御は周知なので詳細な説
明は省略し、本発明の要旨の部分である引き出し装置3
の全体の構成及びカセット4の構造について詳述する。
図4はカセット4を示しており、長尺物の鋼材のような
ワークを乗せるためにカセット4自体も長尺物に形成さ
れているが、長さは特に限定されるものではない。カセ
ット4の両側の側片25は長尺物で円筒状の部材を用い
ており(図5参照)、この側片25の両端間には連結板
26が固着されている。また、この連結板26の端部中
央にはピン27が一体に垂設されており、このピン27
は図4(b)に示すようにカセット4の底面(側片26
の底面)より下方に突出している。側片26の長手方向
において所定間隔毎に棒材28が架橋してあり、この棒
材28は図5に示すように中央部が低くなった略く字型
に形成してある。これは長尺物のワークをカセット4に
載置した場合に、カセット4の幅方向の中心にワークが
来るようにして重量的なバランスをとるためである。
【0015】次に引き出し装置3について説明する。引
き出し装置3のベース30は長尺物で四角枠状の形成さ
れており、ベース30の側片31は図5に示すように断
面が略コ字型で開口面を内側に向けて配設されている。
両側片31の上面には長手方向に沿ってレール32が敷
設されていて、このレール32上を左右方向に自在に移
動するキャッチャー本体51が設けてある。キャッチャ
ー本体51の板状のブラケット52の下面の両側には上
記レール32と凹部が遊嵌してキャッチャー本体51を
ガイドするガイド部53がそれぞれ形成されている。一
方、図5に示すように一方の側片31の下面の端部には
モータ33がボルト34により固定されており、外側方
に突出した上記モータ33の出力軸にはスプロケット3
5が取着してある。また側片31の端部にはベアリング
36が取り付けられていて、このベアリング36により
軸支されている回転軸37の両端部が側片31の両側に
突出している。回転軸37の両端にはそれぞれスプロケ
ット38、39が取り付けられており、側片31の外側
に設けられているスプロケット38はモータ33側のス
プロケット35によりチェーン40を介して回転力が伝
達されるようになっている(図7参照)。側片31の他
方の端部には図7に示すようにスプロケット41が回動
自在に軸支されており、このスプロケット41と上記回
転軸37のスプロケット39との間にはチェーン42が
張設されている(図5及び図6参照)。上記キャッチャ
ー本体51のブラケット52の下面には接続片54が一
体に垂設されており、この接続片54と上記チェーン4
2の一部とが図6に示すようにボルト43にて連結され
ている。したがってモータ33の回転力がスプロケット
35、チェーン40、スプロケット38、回転軸37、
スプロケット39に伝わり、このスプロケット39が回
転するにしたがいチェーン42を回し、このチェーン4
2が回ることでチェーン42と連結されたキャッチャー
本体51がベース30の上面を左右方向に自在に移動す
る。なおキャッチャー本体51がベース30の端部にき
た時にはセンサーが検出して移動を停止させ、またモー
タ33を逆回転させることでキャッチャー本体51を逆
方向に移動させるようになっている。
【0016】また図5及び図7に示すように、ベース3
0の両側には長手方向に沿って所定間隔毎に支柱44が
ボルト45及びナット46にて固定されている。さらに
各支柱44の上部の内側にはローラ47が回動自在に軸
支され、また支柱44の上部の外側にもローラ48が回
動自在に軸支されている。支柱44の内側のローラ47
は上記カセット4の両側の側片25を受けるものであ
り、ローラ47が回転することで少ない力でもってカセ
ット4の引き出しや収納が行なえるようにしている。ま
た外側のローラ48は側片25の外側面に位置してカセ
ット4のガイドを行なっている。
【0017】次にキャッチャー本体51の構成について
図5、図8及び図9を用いて説明する。キャッチャー本
体51の底板であるブラケット52の略中央部分には軸
部55が設けられていて、この軸部55の中心に軸56
が回動自在に設けてある。すなわち、両端部にキャッチ
部58を設けた略T字型のキャッチャー片57が軸部5
5に対して回動自在に設けているものであり、キャッチ
ャー片57の中心の下面と一体に垂設した上記軸56が
軸部55に回動自在に軸支されている。このキャッチャ
ー片57は非作動時においては図9の二点鎖線に示すよ
うに引き出し装置3の長手方向よりは約20゜時計方向
に回転した位置に停止させるようにしている。キャッチ
ャー片57の両端に形成しているキャッチ部58は図8
に示すようにキャッチャー片57の棒体59の上面より
上方の位置に形成されており、またキャッチ部58の一
面は開口し、その開口面は互いに反対方向となるように
開口している。キャッチャー片57を図9に示す実線と
二点鎖線の位置になるように駆動する駆動源としてエア
ーシリンダ60を用いている。このエアーシリンダ60
はブラケット52の上面に配設されており、エアーシリ
ンダ60のロッド61の先端がリンク62の一端とピン
63により回動自在に連結されている。またこのリンク
62の他端はキャッチャー片57の棒体59の要所に固
定されている。さらに上記エアーシリンダ60の基部は
ブラケット52の上面に固定されている固定台64にピ
ン65により回動自在に連結されている。
【0018】今、図9において二点鎖線に示すエアーシ
リンダ60及びキャッチャー片57の位置が非作動時で
あり、エアーシリンダ60のロッド61が引っ込むこと
でリンク62を引っ張り、これによりキャッチャー片5
7を軸56を中心に時計方向に回転させた位置でキャッ
チャー片57を位置決めしている。そしてエアーシリン
ダ60を駆動してロッド61を突出させると、リンク6
2がキャッチャー片57を押して引き出し装置3の長手
方向と同方向になるようにキャッチャー片57を位置決
めする。この状態においてカセット4のピン27をキャ
ッチャー片57のキャッチ部58がキャッチする。つま
り、キャッチャー片57が実線に示す状態に駆動される
と、キャッチャー片57の回転に伴いキャッチ部58の
開口を介してカセット4のピン27がキャッチ部58内
に入るようになる。ここで、キャッチャー片57の両端
の上面には図9に示すようにキャッチセンサー66が装
着されている。このキャッチセンサー66は例えばリミ
ットスイッチ等で構成されており、キャッチセンサー6
6の弾性を有するアクチュエータ67がキャッチ部58
の上方に設けられている。キャッチャー片57を回転駆
動させた時にキャッチセンサー66のアクチュエータ6
7をカセット4のピン27が押接しながらキャッチ部5
8内に入ることになり、これによりキャッチャー片57
によるカセット4のピン27のキャッチを検出して、カ
セット4をキャッチしないまま引き出し装置3を移動さ
せるという誤作動を防止している。なおキャッチャー片
57の駆動源としてエアーシリンダ60を用いている
が、電磁ソレノイド等の電気的手段を用いるようにして
も良い。
【0019】ここで図8において、引き出し装置3のベ
ース30からキャッチャー本体51への信号線、駆動源
への配管を行なっているが、キャッチセンサー66から
の信号線、エアーシリンダ60へのエアー配管あるいは
電磁ソレノイドとした場合の電源線等はフレキシブルな
カバー68にて被っている。これらの信号線やフレキシ
ブルなエアー配管等はキャッチャー本体51の略中央部
分から挿入されて、ベース30の底部に設けられている
断面略コ字型の底カバー69の上面に配設され、さらに
キャッチャー本体51へと配線されている。信号線やエ
アー配管を被覆しているフレキシブルなカバー68は例
えば、鱗状の多数の片からなっており図8に示すように
キャッチャー本体51が右端から左端に移動した場合で
も、U字状の部分が連続的に移動していってカバー68
内の信号線やエアー配管等に悪影響を与えないようにし
ている。なお70、71はキャッチャー本体51の左右
端における停止位置調整用ボルトである。
【0020】次にキャッチャー本体51による保管ラッ
ク2の棚のカセット4の引き出し及び収納の動作につい
て説明する。図2(a)(b)はキャッチャー本体51
の非動作状態を示し、通常時キャッチャー本体51は引
き出し装置3の略中央部分に位置していると共に、キャ
ッチャー片57もエアーシリンダ60の非動作により斜
めの状態に位置している。なお走行台車1における引き
出し装置3の前後方向の移動及び走行台車1内における
引き出し装置3の上下方向の移動の動作については周知
なので説明は省略する。また一方の保管ラック2の任意
の位置の棚から他方の保管ラック2の任意の位置の棚へ
の移動についても周知な事項なので説明は省略する。
【0021】図2は、左側の保管ラック2の棚のカセッ
ト4を引き出して右側の保管ラック2の棚へ収納する場
合の動作の説明であり、順に説明していく。まず左側の
保管ラック2のカセット4を右側の保管ラック2へ引き
出して収納する信号を入力すると、中央に位置している
キャッチャー本体51のキャッチャー片57を斜めに位
置した状態のままキャッチャー本体51が左側に移動し
ていく(図2(c)(d)参照)。キャッチャー本体5
1が左端にくるとこれを位置検出センサー(図示せず)
が検出し、キャッチャー本体51の移動を停止させると
同時に、エアーシリンダ60を駆動してキャッチャー片
57を回転させる。キャッチャー片57が引き出し装置
3の長手方向と同方向となるように回転すると、キャッ
チャー片57のキャッチ部58がカセット4のピン27
をキャッチする。この時上述したようにキャッチャー片
57に装着したキャッチセンサー66が保管ラック2の
棚に収納されているカセット4のピン27を確実にキャ
ッチしたことを検出する。なおキャッチャー本体51の
キャッチ部58の高さは、保管ラック2に収納されてい
るカセット4のピン27の位置と同じ位置になるように
設定してある。
【0022】次に図2(e)(f)に示すように、キャ
ッチャー片57のキャッチ部58がカセット4のピン2
7をキャッチした状態のまま引き出し装置3の右端まで
移動してカセット4を棚より引き出す。キャッチャー本
体51が引き出し装置3の右端にくると上記位置検出セ
ンサーがこれを検出し、キャッチャー本体51の移動を
停止させると同時に、エアーシリンダ60の駆動を解除
してキャッチャー片57を図2(g)(h)に示すよう
に斜めの状態へと復帰させてキャッチ部58によるカセ
ット4のピン27を開放する。次に図2(i)(j)に
示すようにキャッチャー片57を斜めにした状態でキャ
ッチャー本体51のみをを引き出し装置3の左端側に移
動させる。このときキャッチャー本体51は、ローラ4
7によってその側片25を下方から支えられたカセット
4の下方を移動していく。またキャッチャー片57が引
き出し装置3の長手方向と同方向のまま移動するとキャ
ッチャー片57のキャッチ部58がカセット4のピン2
7に当たって移動することができないので、キャッチャ
ー片57を斜めに復帰させてキャッチ部58とカセット
4のピン27とをずらせ、キャッチャー片57を斜めに
した状態にして、キャッチャー片57のキャッチ部58
がカセット4のピン27に接触しないように移動させる
ことができるようにしている。
【0023】キャッチャー片57が引き出し装置3の左
端にきた図2(i)(j)の位置にきた時に、キャッチ
ャー本体51のエアーシリンダ60を駆動し、キャッチ
ャー片57の内側に位置しているキャッチ部58がカセ
ット4のピン27をキャッチする。この場合にもキャッ
チャー本体51のキャッチセンサー66によりピン27
のキャッチを確実に検出する。そしてカセット4のピン
27をキャッチしたまま図2(k)(l)に示すように
キャッチャー本体51を引き出し装置3の右端まで移動
させる。この時カセット4の右端から右側の保管ラック
2の棚内に収納されていくことになる。キャッチャー本
体51が引き出し装置3の右端にくると、カセット4は
保管ラック2の棚に完全に収納されることになる。キャ
ッチャー本体51が引き出し装置3の右端にきた時にエ
アーシリンダ60の駆動を解除してキャッチャー片57
を斜めの状態に復帰させて、図2(m)(n)に示すよ
うにキャッチャー本体51を引き出し装置3の略中央に
移動させる。つまり初期状態に復帰させる。なお、右側
の保管ラック2のカセット4を左側の保管ラック2の棚
に収納する場合には上記とは逆の動作を行なうことで、
容易かつ短時間にカセット4の引き出し及び収納を行な
うことができる。上記の一方の保管ラック2からカセッ
ト4を引き出して他方の保管ラック2の棚に収納させる
キャッチャー本体51の制御動作はマイクロコンピュー
タ等からなる制御手段(図示せず)により行なってい
る。
【0024】なお上記の図2の説明においては、一方の
保管ラック2からカセット4を引き出した後に、引き出
し装置3を上下ないし走行台車1による前後方向の移動
を行なわずにそのまま他方の保管ラック2の棚にカセッ
ト4を収納する場合について説明しているが、これは説
明の便宜上からである。すなわち、一方の保管ラック2
からカセット4を引き出した後に、引き出し装置3のみ
を上下方向に移動させて他方の保管ラック2の棚にカセ
ット4を収納するようにしても良い。またカセット4を
引き出した後に走行台車1を前後方向に移動させると共
に引き出し装置3を上下方向に移動させて他方の保管ラ
ック2の棚にカセット4を収納するようにしても良いも
のである。つまり、カセット4の引き出し、収納の位置
は操作する者が任意に行なえるものである。またカセッ
ト4を保管ラック2から引き出した後に引き出し装置3
を昇降させる場合に、カセット4に載せているワークの
重量により昇降速度を変化させて収納動作における時間
の短縮化を図っている。すなわち、ワークの種類により
例えば2トン、4トン、8トンといった重量の場合、最
大重量を8トンとして引き出し装置3の昇降速度を設定
していた場合、ワークの重さが2トンの場合でも8トン
の場合の昇降速度で制御を行なっていると、収納速度が
遅くなる。そこで、ワークの重量が8トンより軽い4ト
ン、2トンといった場合には、8トンの場合より昇降速
度を早くしてサイクルタイムの短縮化を図っている。も
ちろん2トンの場合は最も早い昇降速度としている。
【0025】また以上では、一方の保管ラック2の棚か
らカセット4を引き出して他方の保管ラック2の棚へこ
れを収納する場合の動作を説明したが、入庫したワーク
を入庫ラック13から保管ラック2の所定の棚へ収納す
る場合や、所定の棚のワークを引き出して、これを仕分
け機14から出庫する場合についても、上記と同様の動
作によって可能である。ただしこれらの場合には同一の
棚に対してカセット4の引き出し収納とを行うのが通常
であるから、図2(h)から図2(i)に示すような、
キャッチャー本体51をカセット4の下方を通じて他端
側へ移動させるという動作は不要である。
【0026】ところで、引き出し装置3のキャッチャー
本体51のキャッチ部58によるカセット4のピン27
のキャッチは、キャッチャー本体51の端部における正
確な停止位置、及びカセット4の保管ラック2の棚内で
の正確な収納位置が要求されている。尤もカセット4の
ピン27の大きさよりキャッチャー本体51のキャッチ
部58の大きさの方が大きく形成してあるので、両者の
少々の位置ずれがあっても支障はない。しかしカセット
4を保管ラック2に収納した後に、何らかの力(例え
ば、地震等)が働いてカセット4が長手方向に位置ずれ
が生じた場合には、引き出し装置3によるカセット4の
引き出しが行なえないという支障が生じることになる。
【0027】そこで本実施形態では保管ラック2の棚に
カセット4を収納した際にカセット4の位置ずれを防止
するために、図2及び図7に示すようにカセット4の側
片25の長手方向における中央部の上面に板状で略く字
型のバネ73を装着し、このバネ73に対応する保管ラ
ック2の棚の天井面に凹部(図示せず)を形成してい
る。上記バネ73の一端がカセット4の側片25の上面
に固定され、他端は自由端としている。カセット4を保
管ラック2の棚に収納している状態では上記バネ73が
棚の凹部に嵌まり込んだ状態でカセット4が所定の位置
に規制されて収納されている。またカセット4を引き出
す場合には、バネ73の凹凸嵌合なので小さな力でもっ
て容易に引き出すことができる。したがって保管ラック
2に収納しているカセット4に何らかの力が働いてもバ
ネ73と凹部との凹凸嵌合によりカセット4が位置ずれ
を起こすことがなく、引き出し装置3のキャッチャー本
体51によるカセット4の引き出しを誤動作なく行なえ
ることができる。
【0028】このように本実施形態では、一方の保管ラ
ック2に収納されているカセット4を引き出して他方の
保管ラック2の棚に収納する場合に、キャッチャー本体
51を端から端へ移動させて、端部にきた時にキャッチ
ャー片57を回転させてキャッチ部58にてカセット4
のピン27をキャッチし、カセット4を引き出して収納
することができるので、カセット4の引き出し、収納を
短時間に行なうことができる。さらに、引き出し装置3
の長手方向に沿ってキャッチャー本体51を移動させる
構成と、キャッチャー本体51のキャッチャー片57を
回転してカセット4のピン27のキャッチと解除を行な
う構成となので、コスト的にも安価にすることができ
る。
【0029】次に上述の構成からなる引き出し装置3を
2台用いた場合について説明する。図2では引き出し装
置3を1台のみの場合を示しているが、この引き出し装
置3を走行台車1内に上下方向にそれぞれ移動自在に2
台並設したものであり、図1に示すような構成としてい
る。また保管ラック2へのワークの入庫、出庫を行なう
入出庫ステーション81、82を2箇所並設している場
合である。なお両入出庫ステーション81、82の配置
間隔と両引き出し装置3a、3bの配置間隔とは略同一
として、引き出し装置3a、3bにおける入出庫ステー
ション81、82へのカセット4の取り出し、載置を同
時に行なえるようにしている。
【0030】次に動作について説明する。なお入出庫ス
テーション81、82におけるカセット4やワークの有
無の検出は図2に示す地上操作盤16等で行なってい
る。まず、一方の入出庫ステーション81が空で、他方
の入出庫ステーション82にはカセット4がある場合で
ある。この状態を検出して走行台車1を移動制御して一
方の引き出し装置3aで保管ラック2からカセット4を
取り出して走行台車1を入出庫ステーション81、82
側に移動させる。そして引き出し装置3aにて一方の入
出庫ステーション81にカセット4を出庫すると同時
に、カセット4がある方の入出庫ステーション82から
カセット4を引き出す。この引き出し装置3aの出庫動
作と引き出し装置3bの引き出し(取り出し)動作は同
時に行なうようになっている。次に、走行台車1を移動
させて引き出し装置3bにより引き出したカセット4を
保管ラック2の空の棚に収納して保管する。
【0031】次に、入出庫ステーション81、82が共
に空の場合について説明する。特にこの場合、走行台車
1の停止位置において保管ラック2にカセット4が収納
されていることを検出して走行台車1を停止させる。こ
れは、走行台車1を停止させたままの状態で、引き出し
装置3a、3bを共に上下方向に移動させて上下方向に
連なる棚のうちいずれか2つからカセット4を引き出す
方が、最初に走行台車1を移動させてから一方の引き出
し装置3aで保管ラック2からカセット4を引き出し、
さらに走行台車1を移動させて他方の引き出し装置3b
でカセット4を引き出すよりも時間的に短縮されるから
である。しかし上下方向に連なる棚から2つのカセット
4を引き出せない場合にはこれに限られるものではな
い。さて、走行台車1の両引き出し装置3a、3bによ
り保管ラック2からカセット4をそれぞれ取り出した後
に、走行台車1を入出庫ステーション81、82側に移
動させる。次に、取り出したカセット4を引き出し装置
3a、3bにより入出庫ステーション81、82に同時
に出庫する。これによりカセット4によるワークの入
庫、出庫のサイクルタイムを非常に短縮することができ
る。例えば、入出庫ステーション81、82が2つあ
り、1台の引き出し装置3によりカセット4の入庫、出
庫を行なう場合と比べて、サイクルタイムを約半分に短
縮することができる。
【0032】なお上記の場合では、入出庫ステーション
81、82が2箇所の場合について説明したが、2台以
上の場合にも適用することができる。この場合、少なく
とも引き出し装置3が2台あれば1台の場合と比較して
サイクルタイムを短縮できるが、入出庫ステーションの
数と引き出し装置の数とを同じにした場合にはサイクル
タイムを更に短縮することができる。
【0033】
【発明の効果】上記請求項1の立体自動倉庫では、キャ
ッチ部とピンとを係合させてカセットの引き出し又は挿
入を行うので、迅速かつ確実にカセットの引き出し又は
挿入を行うことが可能となる。また走行台車に少なくと
も2つの引き出し装置を設けているので、入出庫時間を
短縮することが可能となる。
【0034】また請求項2の立体自動倉庫によれば、キ
ャッチャー本体のキャッチ部によりカセットのピンを引
っかけてカセットを引き出したり、キャッチャー本体を
他方の端部まで移動させたり、キャッチ部によりピンを
引っかけてそのままカセットを押して他方の保管ラック
の棚に収納したりしているため、保管ラックからカセッ
トの引き出し、保管ラックの棚へのカセットの収納を確
実に行なうことができ、ローラを用いてすべり等が生じ
ていた従来と比べてカセットを引き出したり収納したり
する時間を短縮することができる。
【0035】また入出庫ステーションが少なくとも2箇
所ある場合に、走行台車に少なく2つ引き出し装置を設
けていることで、保管ラックと入出庫ステーションとの
間のワークの入庫、出庫のサイクルタイムの短縮化を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の引き出し装置を2つ設け
た立体自動倉庫の配置構成図である。
【図2】この発明の実施形態の引き出し装置によるカセ
ットの引き出し、収納の動作を示す動作説明図である。
【図3】この発明の実施形態の立体自動倉庫の概略構成
を示す図である。
【図4】(a)はこの発明の実施形態のカセットの破断
平面図である。(b)はこの発明の実施形態のカセット
の破断側面図である。
【図5】この発明の実施形態の引き出し装置の側面図で
ある。
【図6】この発明の実施形態のキャッチャー本体とチェ
ーンとの接続を示す要部拡大断面図である。
【図7】この発明の実施形態の引き出し装置の構成を示
す図である。
【図8】この発明の実施形態の引き出し装置の構成を示
す図である。
【図9】この発明の実施形態のキャッチャー本体の平面
図である。
【符号の説明】
1 走行台車 2 保管ラック 3 引き出し装置 3a、3b 引き出し装置 4 カセット 27 ピン 51 キャッチャー本体 57 キャッチャー片 58 キャッチ部 60 エアーシリンダ 81、82 入出庫ステーション

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の棚を設けた保管ラック(2)を備
    え、この保管ラック(2)には、ワークを収めるよう成
    されたカセット(4)を上記各棚に収納すると共に、ワ
    ークの入出庫を行う少なくとも2つの入出庫ステーショ
    ン(81)(82)と、上記各棚に対してカセット
    (4)の引き出し又は挿入を行うと共に上記入出庫ステ
    ーション(81)(82)との間でワークの受け渡しを
    行う引き出し装置(3)と、上記引き出し又は挿入を所
    定の棚に対して行うと共に上記入出庫ステーション(8
    1)(82)との間でワークの受け渡しを行うよう上記
    引き出し装置(3)を移動させる走行台車(1)とを備
    えて成る立体自動倉庫において、上記カセット(4)に
    は、その引き出し前方側の端部にピン(27)を設ける
    一方、上記引き出し装置(3)には、カセット(4)の
    引き出し又は挿入方向に移動すると共に上記ピン(2
    7)と係合するキャッチ部(58)を備えて成るキャッ
    チャー本体(51)を設け、さらにこの引き出し装置
    (3a)(3b)を上記走行台車(1)に少なくとも2
    つ設けたことを特徴とする立体自動倉庫。
  2. 【請求項2】 前後方向に移動可能な走行台車(1)
    と、この走行台車(1)内に上下方向に移動自在に設け
    られている引き出し装置(3)と、上記走行台車(1)
    の側方に配置されている保管ラック(2)と、この保管
    ラック(2)に多数設けられている棚に収納され所定の
    ワークを載置して保管するカセット(4)と、ワークの
    入出庫を行なう少なくとも2つの入出庫ステーション
    (81)(82)とを備え、上記引き出し装置(3)に
    より上記入出庫ステーション(81)(82)と保管ラ
    ック(2)との間でワークの入庫、出庫を行なうように
    した立体自動倉庫であって、上記カセット(4)の両端
    の下面にはピン(27)をそれぞれ垂設し、上記引き出
    し装置(3)には該引き出し装置(3)の左右端間を自
    在に移動可能なキャッチャー本体(51)を備え、この
    キャッチャー本体(51)を軸を中心に回転可能に軸支
    されたキャッチャー片(57)と、このキャッチャー片
    (57)の両端に設けられて側面を開口し該キャッチャ
    ー片(57)の回転による停止位置により上記カセット
    (4)のピン(27)の引っかけ、開放を行なうキャッ
    チ部(58)と、上記キャッチャー片(57)の回転停
    止位置を制御する駆動手段(60)とで構成し、そのキ
    ャッチャー片(57)をキャッチ部(58)からピン
    (27)を開放した開放状態のままにして、キャッチャ
    ー本体(51)を引き出し装置(3)の一端側へ移動さ
    せ上記駆動手段(60)にてキャッチャー片(57)を
    回転させることで一方のキャッチ部(58)にてカセッ
    ト(4)の一端側のピン(27)を引っかけ、そして上
    記ピン(27)を引っかけたままにしてキャッチャー本
    体(51)を引き出し装置(3)の他端まで移動させる
    ことでカセット(4)を引き出し装置(3)上に引き出
    したり、またキャッチャー片(57)を上記とは逆に回
    転させて一方のキャッチ部(58)からピン(27)を
    開放し、その開放状態のままカセット(4)の下面側の
    引き出し装置(3)上を一端まで移動させたり、さらに
    キャッチャー片(57)を回転させて他方のキャッチ部
    (58)にてカセット(4)の他端側のピン(27)を
    引っかけてそのままキャッチャー本体(51)を引き出
    し装置(3)の他端まで移動させてカセット(4)を他
    方の保管ラック(2)の棚に収納したりする制御手段を
    備え、この制御手段により制御されるキャッチャー本体
    (51)を備えた引き出し装置(3a)(3b)を上記
    走行台車(1)に少なくとも2つ設けていることを特徴
    とする立体自動倉庫。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010210237A (ja) * 2009-02-13 2010-09-24 Yokogawa Electric Corp 創薬スクリーニング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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