JP3405434B2 - コンベヤ支持フレームとその支持フレームを用いたコンベヤ装置 - Google Patents

コンベヤ支持フレームとその支持フレームを用いたコンベヤ装置

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JP3405434B2
JP3405434B2 JP29994496A JP29994496A JP3405434B2 JP 3405434 B2 JP3405434 B2 JP 3405434B2 JP 29994496 A JP29994496 A JP 29994496A JP 29994496 A JP29994496 A JP 29994496A JP 3405434 B2 JP3405434 B2 JP 3405434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のスプロケッ
トとそれらスプロケット間に掛張のチェンとを支持する
べく、前記チェンの移動径路に沿う長尺状のフレーム本
体を備えたコンベヤ支持フレームに関し、さらに、その
支持フレームを用いたコンベヤ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のようなコンベヤ支持フレー
ムは、例えば、実開平4−96414号公報に開示のよ
うに、フレーム本体の上面にチェンの上側を案内支持す
る上側ガイドレールを設け、かつ、フレーム本体の下方
にチェンの下側を案内支持する下側ガイドレールを設け
て、その上側ガイドレールと下側ガイドレールとの上下
方向の中間に支持フレームに沿った空間を設けたものが
知られており、その支持フレームに沿った空間を利用し
て、その空間内に電動モータ用の電力供給線やセンサか
らの信号線などの各種の駆動用配線を収納して配線した
ものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の支持
フレームでは、駆動用配線を収納する空間が、上側ガイ
ドレールと下側ガイドレールとの上下方向の中間、換言
すると、スプロケットに掛張された無端状のチェンの上
側と下側との中間に位置していたので、スプロケットに
掛張されたチェンを搬送方向に複数本直列に配設する場
合、チェンの端部同士が隣接する箇所において、スプロ
ケットが駆動用配線の邪魔になるという問題があった。
【0004】そこで、従来においては、図8に示すよう
に、チェン15の端部同士が隣接する箇所において、駆
動用配線35をフレーム本体20から外側に出し、スプ
ロケット18,19を避けて迂回させていたのである。
そのため、チェン15の端部同士の隣接箇所において
は、駆動用配線35がフレーム本体20の外側に露出す
ることになり、外観が損なわれるのみならず、他物との
当接で損傷する虞れもあり、かつ、駆動用配線35の配
線作業も煩雑となるなどの欠点があった。さらに、図8
に示すように、チェン15の端部においては、駆動スプ
ロケット18を駆動するための電動モータ31や遊転ス
プロケット19の位置をスライド変更してチェン15の
張力を調整する張力調整装置36などを設ける必要があ
り、これらの装置と同じ側に駆動用配線35を露出させ
る場合には、その装置を避けるために、駆動用配線35
の露出距離がかなり長くなり、上述のような欠点が顕著
になる虞れがあった。
【0005】本発明は、このような従来の欠点を解消す
るもので、その目的は、スプロケットの存在箇所におい
ても駆動用配線をフレーム本体の外側に出すことなく、
そのまま連続して空間内に収納できるコンベヤ支持フレ
ームとその支持フレームを用いたコンベヤ装置の提供に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明によれば、フレーム本体にチ
ェンを掛張する複数のスプロケットを収納し、かつ、そ
のチェンの下側における移動を許容する収納空間を設
け、その収納空間の下方に配線用空間を設けるものであ
るから、スプロケットの存在箇所においても、その下方
の配線用空間内に連続して駆動用配線を収納できるのは
勿論のこと、その配線用空間が隔壁によって収納空間と
上下方向に隔離されているので、駆動用配線がスプロケ
ットやチェンと干渉し合うことも、また、スプロケット
やチェンに付着した油類が駆動用配線上に落下する虞れ
もなく、各種の駆動用配線をフレーム本体から露出させ
ることなく収納配線することができる。
【0007】また、請求項1に記載の発明によれば、フ
レーム本体の上面にチェンの上側を案内支持する上側ガ
イドレールを設け、かつ、前記隔壁の上面にチェンの下
側を案内支持する下側ガイドレールを設けるものである
から、スプロケットやチェンが収納される収納空間と駆
動用配線が収納される配線用空間とが、隔壁を隔てて上
下に隣接することになり、フレーム本体の上下方向高さ
を極力低くし得るとともに、収納空間と配線用空間とを
隔離する隔壁を利用して、チェン下側を案内支持する下
側ガイドレールを取り付けることで、フレーム本体の構
造の簡素化を図ることができる。
【0008】また、請求項1に記載の発明によれば、フ
レーム本体の断面形状において、収納空間と配線用空間
とを周囲を閉鎖した閉鎖形状にし、かつ、収納空間の上
壁の一部にスプロケットの一部が突出する開口部を設け
るものであるから、配線用空間については、周囲が完全
に閉鎖された閉鎖空間となるため、内部に収納配線され
る駆動用配線が他物と当接して損傷する虞れがなく、ま
た、収納空間についても、スプロケットの一部を突出さ
せるに必要な開口部を除いて閉鎖空間となるため、スプ
ロケットやチェンなどに付着の油類が、収納空間から外
部に洩れる虞れも少ない。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、フレーム
本体の断面形状を縦方向に長いほぼ長方形にし、その左
右側面の上方と下方とにそれぞれ横側方に開口するスリ
ットを有する物品取り付け用の取り付け溝をフレーム本
体に沿って設けるものであるから、フレーム本体に沿う
いずれの箇所においても、その取り付け溝を利用して駆
動用のモータや各種のセンサ類などを簡単に取り付ける
ことができ、しかも、各取り付け溝は長方形のフレーム
本体の内側に位置するため、各取り付け溝がフレーム本
体の左右側面から突出することもなく、フレーム本体の
横幅を狭くしてコンパクトに構成することができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、前記取り
付け溝のうち、フレーム本体の左右側面の下方に位置す
る取り付け溝の下壁を前記隔壁で兼用するものであるか
ら、構成部材の兼用化によりフレーム本体の構造を簡素
化することができ、フレーム本体のコストダウンをも図
り得る。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、フレーム
本体を断面形状において左右対称形にするものであるか
ら、スプロケットやチェンを支持するフレーム本体を左
右に2本平行に配設してチェンコンベヤを構成するよう
な場合、左右での勝手違いもなく、しかも、そのフレー
ム本体を押出し成形による一体成形品で構成することに
より、フレーム本体の大幅なコストダウンを図ることが
できる。
【0012】請求項5に記載の発明によれば、上述した
請求項1〜4のいずれか1項に記載のコンベヤ支持フレ
ームを用いたコンベヤ装置であって、複数のスプロケッ
トとそれらスプロケット間に掛張のチェンとからなるコ
ンベヤユニットを前記フレーム本体に沿って複数個直列
に配設してフレーム本体に支持させ、かつ、各コンベヤ
ユニットを駆動する電動モータを前記フレーム本体に取
り付けるとともに、そのコンベヤユニットを複数個直列
に配設したフレーム本体を左右に一対配設して構成する
ものであるから、コンベヤユニット同士の隣接箇所にお
いても、このコンベヤ装置を駆動するための各種の駆動
用配線をフレーム本体から露出することなく、フレーム
本体の配線用空間内に収納して配線することができ、他
物との当接による駆動用配線の損傷を防止し、かつ、外
観的にも優れたコンベヤ装置を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によるコンベヤ支持フレー
ムとその支持フレームを用いたコンベヤ装置の実施の形
態を図面に基づいて説明する。このコンベヤ装置は、図
1に示す自動倉庫などに使用されるもので、この自動倉
庫は、各種の物品AをパレットP上に載置した状態で上
下および左右に複数個並べて収納するための物品収納棚
1を複数個備え、相対向する一対の物品収納棚1を一組
として複数組配設されている。相対向する一対の物品収
納棚1の間には、上下方向に昇降可能な昇降台やフォー
クなどを備えたスタッカークレーン2がレール3に沿っ
て移動可能に設けられ、このスタッカークレーン2によ
って、一対の物品収納棚1の出入口側に設けられた搬入
用リフタ4上の物品AをパレットP上に載置した状態で
物品収納棚1に搬入収納したり、物品収納棚1に収納さ
れている物品Aを搬出用リフタ5上にまで搬出するよう
に構成されている。
【0014】各組の物品収納棚1の出入口側の前方に
は、メインコンベヤ6が配設され、このメインコンベヤ
6によって搬送されてきた物品AをパレットP上に載置
した状態で搬入用リフタ4上にまで搬送する搬入コンベ
ヤ7と、搬出用リフタ5上の物品AをパレットPに載置
してメインコンベヤ6にまで搬送する搬出コンベヤ8と
が、各組の物品収納棚1の出入口側に一対ずつ平行に設
けられている。さらに、メインコンベヤ6の搬送方向上
手側には、物品搬入部9にある物品AをパレットP上に
載置したままメインコンベヤ6にまで搬送する物品搬入
用コンベヤ10が設けられ、メインコンベヤ6の搬送方
向下手側には、物品搬出部11が設けられている。
【0015】前記メインコンベヤ6は、図2に示すよう
に、左右一対のフレーム12とその一対のフレーム12
間に回転可能に保持された複数のローラ13とからなる
ローラ式のコンベヤ装置で、そのローラ式コンベヤ装置
を構成する各ローラ13は、図外の電動モータによって
回転駆動されるように構成されている。それに対し、前
記搬入コンベヤ7、搬出コンベヤ8、ならびに、物品搬
入用コンベヤ10は、左右一対のフレーム14とその左
右のフレーム14に回転駆動可能に支持された左右一対
のチェン15などから構成されるチェン式のコンベヤ装
置で、搬入コンベヤ7は、メインコンベヤ6の搬送方向
とほぼ直交する方向へ物品Aを搬出し、搬出コンベヤ8
と物品搬入用コンベヤ10とは、メインコンベヤ6の搬
送方向とほぼ直交する方向から物品Aを搬入するように
構成され、これら各コンベヤ7,8,10とメインコン
ベヤ6との接続箇所には、それぞれチェンコンベヤを備
えた物品移載用のリフタ16がメインコンベヤ6と干渉
しない状態で重複して設けられている。
【0016】前記搬入コンベヤ7と搬出コンベヤ8と
は、物品Aの搬送方向つまりチェン15の回転方向が異
なるだけでほぼ同じ構成であり、物品搬入用コンベヤ1
0は、搬出コンベヤ8と配置が異なるだけでほぼ同じ構
成であるため、以後、搬入コンベヤ7についてのみ説明
し、搬出コンベヤ8と物品搬入用コンベヤ10について
は説明を省略する。この搬入コンベヤ7は、物品Aの搬
送方向に直列に配設された2つのコンベヤユニットから
なり、各コンベヤユニットは、左右一対のフレーム14
と両フレーム14を連結する補助フレーム17とによっ
て枠組みされ、かつ、各フレーム14の一端部には駆動
スプロケット18が、他端部には遊転スプロケット19
がそれぞれ回転可能に軸支され、両スプロケット18,
19間にわたって物品搬送用のチェン15が掛張されて
いる。換言すると、フレーム14の両端に支持された駆
動スプロケット18と遊転スプロケット19、ならび
に、両スプロケット18,19間に掛張されたチェン1
5とによってひとつのコンベヤユニットが構成され、そ
のコンベヤユニットが左右一対のフレーム14に沿って
それぞれ2連に配設支持されて搬入コンベヤ7が構成さ
れている。
【0017】この搬入コンベヤ7の各コンベヤユニット
を構成する左右のフレーム14は、図4や図5に示すよ
うに、断面形状が縦方向に長いほぼ長方形の中空長尺状
のフレーム本体20と、このフレーム本体20と別体に
構成されて、フレーム本体20に沿って固着された上側
ガイドレール21ならびに下側ガイドレール22により
構成され、フレーム本体20の方は、アルミ製の押出し
成形による一体成形品で構成されている。このフレーム
本体20は、断面視において、その中空部が隔壁23に
よって上下に分割され、上方の収納空間24と下方の配
線用空間25とに区画され、収納空間24と配線用空間
25とが、共に周囲を閉鎖した閉鎖形状に構成され、フ
レーム本体20の上面にチェン15の上側を案内支持す
る上側ガイドレール21が、隔壁23の上面にチェン1
5の下側を案内支持する下側ガイドレール22がそれぞ
れ取り付けられている。
【0018】前記フレーム本体20の左右の上方には、
断面がほぼ矩形の部品取り付け用の取り付け溝26が、
収納空間24内に入り込む状態でフレーム本体20に沿
って設けられ、その上壁がフレーム本体20の上壁で兼
用されるとともに、両取り付け溝26は、フレーム本体
20に沿うスリット27を介して左右の側面にそれぞれ
開口されている。フレーム本体20の左右下方にも、同
じような断面ほぼ矩形の取り付け溝28が、収納空間2
4内に入り込む状態でフレーム本体20に沿って設けら
れ、この下方の取り付け溝28については、その下壁が
前記隔壁23で兼用されていて、やはりフレーム本体2
0に沿うスリット29を介して左右の側面にそれぞれ開
口され、この上下の取り付け溝26,28を備えたフレ
ーム本体20が、その断面形状において左右対称形に構
成されている。
【0019】各フレーム本体20は、押出し成形により
その全長にわたって同一断面形状を有する状態に成形さ
れているのであるが、図3に示すように、成形後におい
て、その両端部近くの上壁の一部が切り欠かれて開口部
30が設けられ、駆動スプロケット18と遊転スプロケ
ット19の上部が、その開口部30からフレーム本体2
0の上面よりも若干突出する状態で、そのフレーム本体
20に回転可能に軸支されている。これら駆動スプロケ
ット18と遊転スプロケット19とは、フレーム本体2
0の収納空間24内に位置する状態で軸支され、これら
両スプロケット18,19間にわたって掛張されたチェ
ン15の上側が上側ガイドレール21に案内支持されて
移動し、チェン15の下側が収納空間24内において下
側ガイドレール22に案内支持されて移動するように構
成されている。
【0020】前記駆動スプロケット18には、電動モー
タ31が連動連結され、その電動モータ31が上下の取
り付け溝26,28を利用してフレーム本体20に取り
付けられている。この電動モータ31の取り付けは、図
4に示すように、上方の取り付け溝26と下方の取り付
け溝28とにボルト32の頭部を挿入し、電動モータ3
1のベースプレート33に開口の取り付け孔内にボルト
32を挿通してナット34により締付けて取り付けられ
ている。この電動モータ31に電力を供給する駆動用配
線35の一例である交流用の電力供給線35aは、フレ
ーム本体20の配線用空間25内に収納して配線され、
電動モータ31近くの箇所で、配線用空間25の側壁に
穿設の貫通孔から外部に延出されて電動モータ31に接
続されている。他方、遊転スプロケット19の方には、
その遊転スプロケット19の位置をフレーム本体20の
長手方向に沿ってスライド変更して、チェン15の張力
を調整する張力調整装置36が設けられ、この張力調整
装置36も上下の取り付け溝26,28を利用して、上
述の電動モータ31と同様に、ボルト32とナット34
によりフレーム本体20に取り付けられている。
【0021】前記搬入コンベヤ7のうち、メインコンベ
ヤ6から適当距離離れた箇所ならびに搬入用リフタ4と
の重複箇所には、物品Aの存在を検出する在荷検出装置
37が設けられている。この在荷検出装置37は、図5
および図6に示すように、取り付け用プレート38に揺
動自在に枢着されたアーム39や、同じく取り付け用プ
レート38に固着されたリミットスイッチ40などから
構成され、アーム39には、在荷検出用の遊転輪41が
回転可能に取り付けられている。前記アーム39にはカ
ム部材42が、取り付け用プレート38にはストッパ4
3が設けられ、かつ、アーム39と取り付け用プレート
38との間には、引っ張りスプリング44が介装され、
そのスプリング44によってカム部材42がストッパ4
3に当接し、それ以上の回動が阻止されている。
【0022】前記カム部材42がストッパ43に当接し
た状態においては、在荷検出用の遊転輪41がチェン1
5の上面よりも若干上方に突出するように構成され、チ
ェン15によって物品Aを載置したパレットPが搬送さ
れてくると、パレットPとの当接によって遊転輪41が
自転しながら下降し、それに伴ってアーム39がスプリ
ング44の弾性力に抗して揺動し、カム部材42がリミ
ットスイッチ40の作動部に当接して物品Aの存在を検
出するように構成されている。この在荷検出装置37も
上下の取り付け溝26,28を利用して、ボルト32と
ナット34によりフレーム本体20に取り付けられ、ま
た、在荷検出装置37のリミットスイッチ40に接続さ
れた駆動用配線35としての通信線35bが、上述の電
力供給線35aと同様に、フレーム本体20の配線用空
間25内に収納配線されている。
【0023】前記在荷検出装置37による在荷の検出結
果は、通信線35bを介して制御ボックス45内に収納
された後述するコンベヤ用制御装置H2に伝達され、か
つ、その制御装置H2によって、前記電動モータ31な
どの作動も制御されるように構成され、前記制御ボック
ス45も上下の取り付け溝26,28を利用して、ボル
ト32とナット34によりフレーム本体20に取り付け
られている。さらに、搬入コンベヤ7のフレーム本体2
0には、図5に示すように、下方の取り付け溝28を利
用してボルト32とナット34によって複数本の支柱4
6が取り付けられ、その複数本の支柱46によって床面
上に保持されているのであり、以上の構成は搬出コンベ
ヤ8や物品搬入用コンベヤ10においてもほぼ同様であ
る。
【0024】この自動倉庫の物品保管状態は、マイクロ
コンピュータからなる制御装置によって記憶管理され、
かつ、その制御装置によって各種装置の作動も全て制御
されている。その制御装置Hは、図7に示すように、主
制御装置H1、搬入コンベヤ7を制御するコンベヤ用制
御装置H2、搬出コンベヤ8を制御するコンベヤ用制御
装置H3、その他、図示はしないが、メインコンベヤ6
や物品搬入用コンベヤなどを各別に制御する各種の制御
装置で構成され、主制御装置H1と各コンベヤ用制御H
2,H3などは互いに通信可能に構成されている。そし
て、オペレータが操作ボックス47の操作盤により物品
Aの入庫を指令し、かつ、入庫する物品Aについての必
要な情報を入力すると、物品搬入用コンベヤ10が、物
品搬入部9にある物品AをパレットPに搭載した状態で
メインコンベヤ6にまで搬送する。
【0025】その後、物品Aはメインコンベヤ6によっ
て搬送され、その物品Aを収納するべき物品収納棚1の
近くまでくると、メインコンベヤ6側に設けられた図外
の在荷検出装置が在荷を検出し、その検出結果に基づい
て、搬入コンベヤ7の制御装置H2が、物品移載用リフ
タ16を上昇してそのチェンコンベヤを駆動するととも
に、搬入コンベヤ7を構成する2つのユニットの各電動
モータ31を駆動してチェン15を回転駆動する。した
がって、メインコンベヤ6によって搬送されてきた物品
Aは、物品移載用リフタ16により掬い取られて搬入コ
ンベヤ7側に搬出され、そのまま搬入コンベヤ7により
搬送され、搬送上手側の在荷検出装置37が在荷を検出
すると、物品移載用リフタ16が下降してそのチェンコ
ンベヤの駆動が停止される。
【0026】そして、搬送下手側の在荷検出装置37が
在荷を検出すると、電動モータ31が停止するととも
に、搬入用リフタ4が上昇して物品Aを掬い取り、その
後、搬入用リフタ4上の物品Aをスタッカークレーン2
がパレットPごと掬い取って搬送し、物品収納棚1の所
定箇所に収納するのである。逆に、物品Aを搬出する場
合には、主としてコンベヤ用制御装置H3による制御の
基で搬入時と逆の作動により、スタッカークレーン2が
搬出用リフタ5にまで搬送し、引き続いて搬出コンベヤ
8がメインコンベヤ6にまで搬送し、最終的に物品Aは
物品搬出部11に搬出されるのである。
【0027】〔別実施形態〕先の実施形態においては、
搬入コンベヤ7や搬出コンベヤ8などを構成するフレー
ム本体20をその搬送方向に2つに分割し、その搬送方
向に分割した一対のフレーム本体20の両端近くに駆動
スプロケット18と遊転スプロケット19とを軸支して
ひとつのコンベヤユニットとし、そのようなコンベヤユ
ニットを搬送方向に2連に並べたものを示したが、フレ
ーム本体20を3つ以上に分割して実施することは勿
論、フレーム本体20をその搬送方向全長にわたって1
本もので構成し、その1本のフレーム本体20に複数の
コンベヤユニットを配設して実施することもできる。す
なわち、複数のチェン15を各別に駆動する必要がある
場合に、1本のフレーム本体20に複数のチェン15を
直列に支持させ、各チェン15を各別に設けた電動モー
タ31によって駆動するように構成することもでき、そ
の場合においても、チェン15の端部同士が隣接する箇
所において、駆動用配線35をフレーム本体20から外
方へ露出することなく、そのまま配線用空間25内に駆
動用配線35を収納して配線することができる。
【0028】また、これまでの実施形態においては、チ
ェン15上に物品Aを直接載置したり、物品Aを載せた
パレットPを載置して搬送する例を示したが、チェン1
5によって物品Aを直接搬送するのではなく、チェン1
5の回転駆動によって物品Aを間接的に搬送する装置に
も適応可能である。例えば、先の実施形態におけるメイ
ンコンベヤ6のようなローラコンベヤにおいて、各ロー
ラにそれぞれスプロケットを設け、それらスプロケット
に咬合して各ローラを回転駆動するためのチェンを張設
するような場合、そのチェンを支持するフレームに適応
することができる。
【0029】また、駆動用配線35の例として、電動モ
ータ31への電力供給線35aや在荷検出装置37から
の通信線35bとを示したが、この駆動用配線35とし
ては、その他、各種センサからの通信線はもとより、各
種のコンベヤ装置を駆動するために必要な全ての配線を
含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略平面図
【図2】コンベヤ装置の斜視図
【図3】コンベヤ装置の要部の斜視図
【図4】電動モータを取り付けた支持フレームの断面図
【図5】在荷検出装置を取り付けた支持フレームの断面
【図6】在荷検出装置の正面図
【図7】制御装置のブロック図
【図8】従来構造を示すコンベヤ装置の要部の斜視図
【符号の説明】 15 チェン 18,19 スプロケット 20 フレーム本体 21 上側ガイドレール 22 下側ガイドレール 23 隔壁 24 収納空間 25 配線用空間 26,28 取り付け溝 27,29 スリット 30 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−59120(JP,U) 実開 平6−27739(JP,U) 実開 昭63−107317(JP,U) 実開 平4−96414(JP,U) 実開 平3−110009(JP,U) 実公 昭57−11929(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 21/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスプロケットとそれらスプロケッ
    ト間に掛張のチェンとを支持するべく、前記チェンの移
    動径路に沿う長尺状のフレーム本体を備えたコンベヤ支
    持フレームであって、 前記フレーム本体に前記スプロケットを収納し、かつ、
    前記チェンの下側における移動を許容する収納空間を設
    け、その収納空間の下方に隔壁によって前記収納空間と
    上下方向に隔離した配線用空間を設け、 前記フレーム本体の上面にチェンの上側を案内支持する
    上側ガイドレールを設け、かつ、前記隔壁の上面にチェ
    ンの下側を案内支持する下側ガイドレールを設け、 前記フレーム本体の断面形状において、前記収納空間と
    配線用空間とを周囲を閉鎖した閉鎖形状にし、かつ、前
    記収納空間の上壁の一部に前記スプロケットの一部が突
    出する開口部を設けてある コンベヤ支持フレーム。
  2. 【請求項2】 前記フレーム本体の断面形状を縦方向に
    長いほぼ長方形にし、その左右側面の上方と下方とにそ
    れぞれ横側方に開口するスリットを有する物品取り付け
    用の取り付け溝をフレーム本体に沿って設け、各取り付
    け溝を長方形のフレーム本体の内側に位置させてある請
    求項1記載のコンベヤ支持フレーム。
  3. 【請求項3】 前記取り付け溝のうち、フレーム本体の
    左右側面の下方に位置する取り付け溝の下壁を前記隔壁
    で兼用してある請求項2に記載のコンベヤ支持フレー
    ム。
  4. 【請求項4】 前記フレーム本体を断面形状において左
    右対称形にし、かつ、押出し成形による一体成形品で構
    成してある請求項1〜3のいずれか1項に記載のコンベ
    ヤ支持フレーム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のコ
    ンベヤ支持フレームを用いたコンベヤ装置であって、複
    数のスプロケットとそれらスプロケット間に掛張のチェ
    ンとからなるコンベヤユニットを前記フレーム本体に沿
    って複数個直列に配設してフレーム本体に支持させ、か
    つ、各コンベヤユニットを駆動する電動モータを前記フ
    レーム本体に取り付けるとともに、そのコンベヤユニッ
    トを複数個直列に配設したフレーム本体を左右に一対配
    設して構成してあるコンベヤ装 置。
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