JPH09254927A

JPH09254927A - 定量詰め用のサイズ混合装置

Info

Publication number: JPH09254927A
Application number: JP9050796A
Authority: JP
Inventors: Hideaki Ota; 英明太田
Original assignee: Kyowa Machinery Co Ltd
Current assignee: Kyowa Machinery Co Ltd
Priority date: 1996-03-19
Filing date: 1996-03-19
Publication date: 1997-09-30
Anticipated expiration: 2016-03-19
Also published as: JP3232436B2

Abstract

(57)【要約】【課題】定量詰めの鶏卵などの被包装物の選別包装作
業で、同じサイズ（重量）に被包装物が偏るのを防ぐ。【解決手段】被包装物を搬送する偶数の搬送路を２組
に分ける分流コンベヤ５、各組の搬送路に接続する第１
中間コンベヤ９、第２中間コンベヤ１０、両コンベヤ
９、１０の間の偶数の搬送路を持つ接続コンベヤ１１、
これらコンベヤが合流する合流コンベヤ１６からなる。
接続コンベヤの半数の搬送路を第１中間コンベヤ、第２
中間コンベヤの搬送路に振り分けて、２個のコンベヤへ
移し替えられるので、分流コンベヤの分流前の搬送路、
接続コンベヤの搬送路に、それぞれサイズの偏りが異な
る被包装物を供給すると、前記別のコンベヤには、２種
のサイズの偏りの異なる被包装物が移し替えら、定量詰
めのサイズの偏りが防げる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、鶏卵、球状果
実、菓子などの被包装物の選別包装作業にあたり、例え
ば所定数の鶏卵を複数のサイズ（重量）を混合して、一
定重量だけ詰めるとき、１個の容器に異なるサイズの鶏
卵を混合して、選別包装機へ搬送するための装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】鶏卵の選別包装作業を例にとると、一つ
の鶏舎には同じ日齢の鶏が飼育されているため、同一鶏
舎からは大きさが同程度の鶏卵が生産される。そこで鶏
卵の選別包装作業のため、同一鶏舎の鶏卵をコンベヤで
搬送して、選別包装機の重量選別機でサイズ分けを行う
と、同じサイズの鶏卵にサイズが偏ってしまう。このサ
イズの偏りは、鶏舎の鶏卵送り出しコンベヤから鶏卵を
供給されるインライン方式でも、又、鶏舎から集めた鶏
卵をいったんコンテナに詰め、そのコンテナから鶏卵を
供給されるオフライン方式でも同様に生じる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、定量詰めの被包装物の選別包装作業に於
いて、被包装物が同じサイズ（重量）に偏るのを防ぐこ
とにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明の特徴は、例え
ば鶏卵などの被包装物を搬送する偶数の搬送路を、隣合
う半数を１組とする２組に別ける分流コンベヤと、各組
の搬送路にそれぞれ接続する第１中間コンベヤ及び第２
中間コンベヤと、第１中間コンベヤと第２中間コンベヤ
との間に設置されて、偶数の搬送路を有する接続コンベ
ヤと、接続コンベヤに接続するとともに、第１中間コン
ベヤと第２中間コンベヤとに接続して、接続コンベヤに
接続する搬送路に各組の搬送路を合流させ、分流コンベ
ヤの搬送路数と接続コンベヤの搬送路数との和の搬送路
数を成形する合流コンベヤとからなることにある。

【０００５】

【発明の実施の形態】図１及び図２は、鶏卵の選別包装
作業を行うための本装置を示し、１は第１供給コンベ
ヤ、２は第１コンベヤに接続された第１整列装置であ
る。３は第１供給コンベヤ１の上方に設置された第２供
給コンベヤ、４は第２供給コンベヤ３に接続された第２
整列装置である。第１供給コンベヤ１及び第２供給コン
ベヤ３はともに公知のバ−コンベヤで形成されている。
又、第１整列装置２、第２整列装置４もともに公知であ
り、例えば、特開平３−２９７７１６号公報に鶏卵の整
列装置として開示されている。この整列装置２、４は、
供給コンベヤからランダムに送られてくる鶏卵を、その
姿勢を揃えて所定数、この発明の実施形態では６個ずつ
送り出す。従って、第１整列装置２、第２整列装置４か
らは、それぞれ６列の鶏卵が送り出される。

【０００６】５は分流コンベヤで、第１整列装置２に接
続されており、分流コンベヤ５は、図３で示すように、
エンドレスに回動するチェ−ン６に枢支されたバ−７で
構成されており、鶏卵Ｅは区画板８間に形成される搬送
路Ａ１、Ａ２・・・・Ａ６を搬送される。１組の搬送路
Ａ１、Ａ２、Ａ３は、そのまま真っ直ぐ延び、他の組の
搬送路Ａ４、Ａ５、Ａ６は斜めに真っ直ぐ延びて１組の
搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３から分流したのち、搬送路Ａ
１、Ａ２、Ａ３と平行に延びている。なお、搬送路Ａ３
と搬送路Ａ４との間隔は、後記の接続コンベヤ１１を設
置するため、搬送路Ａ１、Ａ２・・・・Ａ６の幅よりや
や広い。

【０００７】９は１組の搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３を形成
する第１中間コンベヤ、１０は他の１組の搬送路Ａ４、
Ａ５、Ａ６を形成する第２中間コンベヤで、分流コンベ
ヤ５に接続されている。１１は接続コンベヤであって、
搬送路Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３、Ｂ４、Ｂ５、Ｂ６からなる６
列の搬送路を形成し、第２整列装置４から下降して両中
間コンベヤ９、１０の間に設置される。

【０００８】これら第１中間コンベヤ９、第２中間コン
ベヤ１０、接続コンベヤ１１は、図４で示すように、エ
ンドレスに回動するチェ−ン１２に枢支された、鼓形の
支持部材１３を有するバ−１４で構成され、対向する支
持部材１３間に鶏卵Ｅの収容座１５を形成する公知のコ
ンベヤを使用している。第１中間コンベヤ９及び第２中
間コンベヤ１０は収容座がともに３列、接続コンベヤ１
１は収容座１５が６列である。

【０００９】１６は合流コンベヤで、分流コンベヤ５と
同様なバ−コンベヤが用いられ、第１中間コンベヤ９、
接続コンベヤ１１、及び第２中間コンベヤ１０に接続す
る。１組の搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３、他の１組の搬送路
Ａ４、Ａ５、Ａ６は、真っ直ぐ進んだのち直進する搬送
路路Ｂ１、Ｂ２・・・Ｂ６側へともに傾斜して、搬送路
Ｂ１、Ｂ２・・・Ｂ６に合流して直進する。従って合流
後は、合流コンベヤ１６の搬送路はＡ１、Ａ２、Ａ３、
Ｂ１、Ｂ２、・・・Ｂ６、Ａ４、Ａ５、Ａ６からなる。

【００１０】１７は第１移替えコンベヤで、１組の搬送
路Ａ１、Ａ２、Ａ３、及び前記組み側の搬送路Ｂ１、Ｂ
２、Ｂ３に接続する。又、１８は第２移替えコンベヤ
で、搬送路Ｂ４、Ｂ５、Ｂ６、及び搬送路Ａ４、Ａ５、
Ａ６に接続する。そして第１移替えコンベヤ１７の搬送
終端は、第１単列コンベヤ１９に、第２移替えコンベヤ
１８の搬送終端は、第２単列コンベヤ２０に、それぞれ
図示しない秤量装置、移替え装置を介して接続されてい
る。第１単列コンベヤ１９、第２単コンベヤ２０には、
それぞれ図示しない選別包装機が接続されている。

【００１１】なお、２１ａは第１オ−トロ−ダで、分流
コンベヤ５に給卵する。２１ｂは第２オ−トロ−ダで、
接続コンベヤ１１に給卵する。２２は第３オ−トロ−ダ
であって、第１中間コンベヤ９、接続コンベヤ１１、第
２中間コンベヤ１０に給卵する。これらオ−トロ−ダ２
１ａ、２１ｂ、２２は公知であり、鶏舎からトレ−詰め
で搬入された鶏卵を吸着して、コンベヤに移替えるもの
である。

【００１２】まず、インライン方式による選別包装機へ
の鶏卵の供給について説明する。例えば、第１供給コン
ベヤ１は鶏舎甲に、第２供給コンベヤは鶏舎乙にそれぞ
れ接続されているとする。前記のように、鶏舎を同じく
すると鶏卵のサイズに偏りがあって、鶏舎甲と鶏舎乙と
で生産される鶏卵では、サイズの偏りが異なっている。

【００１３】そこで、第１供給コンベヤ１に供給された
鶏舎甲の鶏卵は、第１整列装置２を経て、分流コンベヤ
５で１組の搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３と他の、１組の搬送
路Ａ４、Ａ５、Ａ６とに分流する。又、第２供給コンベ
ヤ３に供給された鶏舎乙の鶏卵は、第２整列装置４を経
て、接続コンベヤ１１の搬送路Ｂ１、Ｂ２・・・Ｂ６を
搬送される。

【００１４】合流コンベヤ１６では、搬送路がＡ１、Ａ
２、Ａ３、Ｂ１、Ｂ２・・・Ｂ６、Ａ４、Ａ５、Ａ６の
順序で並列し、搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３、Ｂ１、Ｂ２、
Ｂ３の鶏卵は、第１単列コンベヤ１９へ搬送される。搬
送路Ｂ４、Ｂ５、Ｂ６、Ａ４、Ａ５、Ａ６の鶏卵は、第
２単列コンベヤ２０へ搬送される。従って第１単列コン
ベヤ１９、第２単列コンベヤ２０では、それぞれ鶏舎甲
の鶏卵３個、鶏舎乙の鶏卵３個が搬送されるので、鶏舎
甲の鶏卵と鶏舎乙の鶏卵と半々に混合された単列コンベ
ヤの鶏卵の中から、要求サイズの鶏卵が選択されて、容
器に投入される。

【００１５】オフライン方式では、いったん採卵用容器
に採卵された鶏舎甲の鶏卵を、第１オ−トロ−ダ２１ａ
によって、分流前の位置で分流コンベヤ５の搬送路Ａ
１、Ａ２・・・Ａ６に、前記と同様にいったん採卵され
た鶏舎乙の鶏卵を、第２オ−トロ−ダ２１ｂにより、接
続コンベヤ１１の搬送路Ｂ１、Ｂ２・・・Ｂ６にそれぞ
れ供給される。第１及び第２オ−トロ−ダ２１ａ、２１
ｂにかえて第３オ−トロ−ダを設置する場合は、合流コ
ンベヤ１６の直前で、鶏舎甲の鶏卵を第１中間コンベヤ
９の搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３、及び第２中間コンベヤ１
０の搬送路Ａ４、Ａ５、Ａ６に、鶏舎乙の鶏卵を接続コ
ンベヤ１１の搬送路Ｂ１、Ｂ２・・・Ｂ６に、それぞれ
供給する。

【００１６】前記インライン方式と同様、第１単列コン
ベヤ１９、第２単列コンベヤ２０では、それぞれ鶏舎甲
の鶏卵３個、鶏舎乙の鶏卵３個が搬送されるので、容器
には、鶏舎甲の鶏卵と鶏舎乙の鶏卵とが半々に混合され
る。インライン方式とオフライン方式とを併用する場合
も同様である。

【００１７】なお、図５のように、分流コンベヤ５の１
組の搬送路Ａ１、Ａ２、Ａ３の３列と、他の１組の搬送
路Ａ４、Ａ５、Ａ６の３列を互いに二股状に別れるよう
形成したのち、直進させることもできる。

【００１８】又、第１中間コンベヤ９、第２中間コンベ
ヤ１０、接続コンベヤ１１をバ−コンベヤで構成するこ
とも可能であり、被包装物の性状に応じて、全てのコン
ベヤ１、３、９、１０、１１、１７、１８を、適切な公
知のコンベヤに替えることができる。さらに、被包装物
の供給をオ−トロ−ダ２１ａ、２１ｂ、２２によらず、
手作業や公知のコンベヤにより行うことも可能である。
さらに又、容器に詰める被包装物の数に応じて、搬送路
路の数も適宜選択できる。

【００１９】

【発明の効果】被包装物の定量詰めでサイズの偏りを避
けられるので、製品化率が向上し、製品作りの作業時間
を減少でき、作業効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】平面略図である。

【図２】側面略図である。

【図３】中間コンベヤの上流側に於ける分流コンベヤの
拡大平面図である。

【図４】接続コンベヤの拡大平面図である。

【図５】他の実施形態の分流コンベヤの平面略図であ
る。

【符号の説明】

１第１供給コンベヤ３第２供給コンベヤ５分流コンベヤ９第１中間コンベヤ１０第２中間コンベヤ１１接続コンベヤ１６合流コンベヤ１７第１移替えコンベヤ１８第２移替えコンベヤ１９第１単列コンベヤ２０第２単列コンベヤＡ１〜Ａ６、Ｂ１〜Ｂ６搬送路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被包装物を搬送する偶数の搬送路を、隣
合う半数を１組とする２組に別ける分流コンベヤと、各
組の搬送路にそれぞれ接続する第１中間コンベヤ及び第
２中間コンベヤと、第１中間コンベヤと第２中間コンベ
ヤとの間に設置されて、偶数の搬送路を有する接続コン
ベヤと、接続コンベヤに接続するとともに、第１中間コ
ンベヤと第２中間コンベヤとに接続して、接続コンベヤ
に接続する搬送路に各組の搬送路を合流させ、分流コン
ベヤの搬送路数と接続コンベヤの搬送路数との和の搬送
路数を成形する合流コンベヤとからなる定量詰め用のサ
イズ混合装置。
【請求項２】分流コンベヤ及び分流コンベヤと同数の
搬送路を有する接続コンベヤは、それぞれ整列装置を介
して鶏卵を供給される供給コンベヤに接続されている請
求項１の定量詰め用のサイズ混合装置。
【請求項３】少なくとも分流コンベヤと合流コンベヤ
とはバ−コンベヤで構成され、搬送路はバ−コンベヤの
上に設置された区画板で形成されている請求項２の定量
詰め用のサイズ混合装置。