JPH09254671A - 燃料キャップの閉め忘れ防止装置と車両の燃料盗難防止装置 - Google Patents

燃料キャップの閉め忘れ防止装置と車両の燃料盗難防止装置

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JPH09254671A
JPH09254671A JP6980896A JP6980896A JPH09254671A JP H09254671 A JPH09254671 A JP H09254671A JP 6980896 A JP6980896 A JP 6980896A JP 6980896 A JP6980896 A JP 6980896A JP H09254671 A JPH09254671 A JP H09254671A
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KARUSONITSUKU NITTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で誤検出のない燃料キャップの装着の有
無検出に基づき、給油後に燃料キャップの閉め忘れや半
閉めを防止する燃料キャップの閉め忘れ防止装置を提供
すること、また、駐車中における燃料盗難を防止する車
両の燃料盗難防止装置を提供すること。 【解決手段】 電磁誘導型のトランスポンダ素子bを用
いて燃料キャップaの装着の有無を判断するキャップ装
着判断手段fを共通の構成とし、燃料キャップの閉め忘
れ防止装置には、エンジン停止から設定待ち時間の間に
一旦外された燃料キャップaが装着されていないと判断
されると、報知指令を報知手段hに出力するキャップ閉
め忘れ防止制御手段iを設けた。また、車両の燃料盗難
防止装置には、エンジン停止から設定待ち時間が経過し
た後にエンジン停止のままで燃料キャップaが外された
と判断されると、直ちに警報指令を警報手段jに出力す
る燃料盗難防止制御手段kを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料キャップの装
着検出に基づく燃料キャップの閉め忘れ防止装置と車両
の燃料盗難防止装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料キャップの閉め忘れによる弊
害を防止する技術としては、例えば、特開昭63−19
2624号公報や実開昭58−60579号公報に記載
のものが知られている。
【0003】前者の公報には、給油安全性や走行安全性
を確保するため、給油口の蓋の開閉検知器としてのスイ
ッチを設け、該スイッチをエンジン駆動回路に挿入した
技術が示されている。
【0004】後者の公報には、給油作業の安全性確保を
図るため、エンジン付き歩行型移動農機において、給油
口へのキャップの着脱によって作動する光電スイッチを
設け、キャップを開けた時のスイッチ作動にてエンジン
を停止するように構成した技術が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−192624号公報では、機械接触型のスイッチ
により車両燃料キャップの装着の有無を検出するように
しているため、スイッチの作動により火花が発生し、引
火性の高い燃料を取り扱う状況の中で安全性を確保する
上で好ましくない。
【0006】また、実開昭58−60579号公報で
は、光の照射によって電気的な現象を起こす光電効果を
利用した非接触型の光電スイッチにより車両燃料キャッ
プの装着の有無を検出するようにしているため、安全性
は確保されるものの、給油作業での油の滴下や油の飛散
等で光電スイッチの受光面に油が付着したり、油と共に
埃やゴミ等が付着している場合、光電効果が発揮され
ず、燃料キャップを外しているのもかかわらず燃料キャ
ップが装着されていると誤検出してしまう。
【0007】本発明が解決しようとする課題1は、安全
で誤検出のない燃料キャップの装着の有無検出に基づ
き、給油後に燃料キャップの閉め忘れや半閉めを防止す
る燃料キャップの閉め忘れ防止装置を提供することにあ
る。
【0008】本発明が解決しようとする課題2は、安全
で誤検出のない燃料キャップの装着の有無検出に基づ
き、駐車中における燃料盗難を防止する車両の燃料盗難
防止装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題1を解決する請求項1記載の燃
料キャップの閉め忘れ防止装置は、図1(イ) のクレーム
対応図に示すように、燃料キャップaに設けられた電磁
誘導型のトランスポンダ素子bと、燃料キャップaが装
着される給油口cの外周位置に設置されたアンテナd
と、アンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定
時間続けて送り出すと共に、パワーパルスの送出終了
後、トランスポンダ素子bのコンデンサに蓄えられたエ
ネルギを電源として送り返されるデータをアンテナによ
りピックアップして解読するリーダユニットeと、リー
ダユニットeからのデータに基づき燃料キャップaが装
着されているかどうかを判断するキャップ装着判断手段
fと、エンジン停止を検出するエンジン停止検出手段g
と、通常の給油所要時間に基づいて待ち時間を設定し、
エンジン停止から設定待ち時間の間に一旦外された燃料
キャップaが装着されていないと判断されると、報知指
令を報知手段hに出力するキャップ閉め忘れ防止制御手
段iと、を備えていることを特徴とする。
【0010】よって、解決手段1では、燃料キャップa
が給油口cに装着されている場合、リーダユニットeか
らアンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定時
間続けて送り出すと、これにより発生した磁界中にトラ
ンスポンダ素子bが存在するため、周波数同調によりト
ランスポンダ素子b内で同じ周波数を持つパワーとな
り、これがコンデンサに蓄えられる。そして、パワーパ
ルスの送出が終了した時、コンデンサに蓄えられたエネ
ルギを電源としてトランスポンダ素子bからは即座にI
Dコード等によりキャップ装着を示すデータが送り返さ
れ、このデータをアンテナdによりピックアップしてリ
ーダユニットeで解読され、キャップ装着判断手段fに
おいて、リーダユニットeからのデータに基づき燃料キ
ャップaの装着が検出される。
【0011】また、燃料キャップaが給油口cから外さ
れていると、リーダユニットeからアンテナコイルに設
定周波数のパワーパルスを設定時間続けて送り出しても
これにより発生した磁界中にトランスポンダ素子bが存
在しないため、トランスポンダ素子bからはキャップ装
着を示すデータが送り返されず、この場合、キャップ装
着判断手段fにおいて、リーダユニットeからキャップ
装着を示すデータが送り返されないことにより燃料キャ
ップaは非装着であると検出される。
【0012】燃料の給油時、燃料キャップaを外して給
油し、給油終了後、外した燃料キャップaを閉め忘れた
り、あるいは、きちんと閉めずに半開き状態のまま給油
口扉を閉めてしまった場合、キャップ閉め忘れ防止制御
手段iにおいて、エンジン停止検出手段gにより検出さ
れるエンジン停止から、通常の給油所要時間に基づいて
設定された設定待ち時間の間に一旦外された燃料キャッ
プaが装着されていないとの判断によりキャップ閉め忘
れが推定検知され、このキャップ閉め忘れが推定検知さ
れると、報知指令が報知手段hに出力される。
【0013】(解決手段2)請求項2記載の燃料キャッ
プの閉め忘れ防止装置は、請求項1記載の燃料キャップ
の閉め忘れ防止装置において、前記報知手段hを、ブザ
ーとし、前記キャップ閉め忘れ防止制御手段iを、報知
指令によりブザーを鳴らせると共に、車室内のインジケ
ータを点灯あるいは点滅させる指令を同時に出力する手
段としたことを特徴とする。
【0014】よって、解決手段2では、燃料キャップa
の閉め忘れが推定検知されると、ブザーが鳴ると共に車
室内のインジケータが点灯あるいは点滅することで、ド
ライバー等に対し音と光によって確実に燃料キャップa
の閉め忘れを知らせることができる。
【0015】(解決手段3)請求項3記載の燃料キャッ
プの閉め忘れ防止装置は、請求項1または請求項2記載
の燃料キャップの閉め忘れ防止装置において、前記キャ
ップ閉め忘れ防止制御手段iを、エンジン停止から設定
時間の間に一旦外された燃料キャップaが装着されてい
ないと判断された場合、イグニッションオフでない位置
にキー操作した時、あるいは、イグニッションオフのま
まで給油口扉を開ける操作をした時に報知指令を出力す
る手段としたことを特徴とする。
【0016】よって、解決手段3では、報知指令を報知
手段hに出力するにあたって、ドライバーによるイグニ
ッションキー操作あるいは給油口扉を開ける操作をチェ
ックしているため、これによりドライバーが車室内にい
ることを確認しながら燃料キャップaの閉め忘れが知ら
される。
【0017】(解決手段4)上記課題2を解決する請求
項4記載の車両の燃料盗難防止装置は、図1(ロ) のクレ
ーム対応図に示すように、燃料キャップaに設けられた
電磁誘導型のトランスポンダ素子bと、燃料キャップa
が装着される給油口cの外周位置に設置されたアンテナ
dと、アンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設
定時間続けて送り出すと共に、パワーパルスの送出終了
後、トランスポンダ素子bのコンデンサに蓄えられたエ
ネルギを電源として送り返されるデータをアンテナによ
りピックアップして解読するリーダユニットeと、リー
ダユニットeからのデータに基づき燃料キャップaが装
着されているかどうかを判断するキャップ装着判断手段
fと、エンジン停止を検出するエンジン停止検出手段g
と、通常の給油所要時間に基づいて待ち時間を設定し、
エンジン停止から設定待ち時間が経過した後にエンジン
停止のままで燃料キャップaが外されたと判断される
と、直ちに警報指令を警報手段jに出力する燃料盗難防
止制御手段kと、を備えていることを特徴とする。
【0018】よって、解決手段4では、エンジンを止め
て駐車場等に駐車させている時、給油口扉をこじ開け、
燃料キャップaを開けて燃料タンク内の燃料を抜き取ろ
うとする場合、燃料盗難防止制御手段kにおいて、エン
ジン停止から設定待ち時間が経過した後にエンジン停止
のままで燃料キャップaが外されたとの判断により燃料
盗難であると推定検知され、この燃料盗難が推定検知さ
れると、直ちに警報指令が警報手段jに出力される。
【0019】(解決手段5)請求項5記載の車両の燃料
盗難防止装置は、請求項4記載の車両の燃料盗難防止装
置において、前記警報手段jを、サイレンとし、前記燃
料盗難防止制御手段kを、警報指令によりサイレンを鳴
らせると共に、車室内のインジケータを点灯あるいは点
滅させる指令を同時に出力する手段としたことを特徴と
する。
【0020】よって、解決手段5では、燃料盗難が推定
検知されると、大きな音によるサイレンが鳴ることで車
両の近くにいる人に異常事態の発生を知らせることがで
きると共に、車室内のインジケータが点灯あるいは点滅
することで、車両に戻ってきたドライバーに視覚によっ
ても燃料盗難を知らせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1〜解決手
段5に対応する車両の燃料キャップ閉め忘れ防止と燃料
盗難防止装置である。
【0022】まず、構成を説明する。
【0023】図2は実施の形態1の車両の燃料キャップ
閉め忘れ防止と燃料盗難防止装置に適用された燃料キャ
ップの装着検出器を示す断面図である。
【0024】図2において、1は燃料キャップ、2はト
ランスポンダ素子、3は給油口、4はアンテナ、5はリ
ーダユニットである。
【0025】前記燃料キャップ1は、図外の燃料タンク
内の圧力を調圧する加負圧バルブ11が設けられたキャ
ップ本体12と、キャップ本体12に対し係合部13に
より係合され、大きな外力の作用により分離可能なキャ
ップ蓋体14と、キャップ本体12に取り付けられ、キ
ャップ装着時に給油口3の上端傾斜面に対して変形圧着
されるシールリング15と、を有して構成されている。
【0026】前記加負圧バルブ11は、燃料タンク内が
高圧である時、第1スプリング11aに抗して弁体11
bを図面上方に押し上げ、第1バルブシート部11cと
弁体11bとの隙間からタンク内エアを抜き、燃料タン
ク内が低圧である時、第2スプリング11dに抗してバ
ルブシート支持体11eを図面下方に押し下げ、第2バ
ルブシート部11fと固定シート面11gとの隙間から
外気を導入するというバルブ開閉作用を示す。
【0027】前記トランスポンダ素子2は、フェライト
コアに巻き付けられたコイルやコンデンサやIDコード
を記憶するメモリチップを有する電磁誘導型の素子で、
燃料キャップ1のキャップ蓋体14の外周下端部位置に
埋設され、燃料キャップ1の装着時、アンテナ4とは数
ミリの間隔にて近接配置される。
【0028】前記アンテナ4は、円環状であって、燃料
キャップ1が装着される給油口3の外周位置に設置され
ていて、アンテナコイルカバー41とアンテナコイル4
2とによって構成されている。
【0029】前記リーダユニット5は、アンテナ4のア
ンテナコイル42と結線され、アンテナコイル42に設
定周波数(例えば、125kHz)のパワーパルスを設
定時間(例えば、約50msec)続けて送り出すと共
に、パワーパルスの送出終了後、トランスポンダ素子2
のコンデンサに蓄えられたエネルギを電源として送り返
されるデータをアンテナ4によりピックアップして解読
するユニットである。尚、このリーダユニット5は、車
両トランクや車室内等へ設置される。
【0030】図4は車両の燃料キャップ閉め忘れ防止と
燃料盗難防止装置の全体システム図である。
【0031】図4において、1は燃料キャップ、4はア
ンテナ、5はリーダユニット、6は給油口扉、7はリッ
ドスイッチ、8はキースイッチ、9はスイッチ位置セン
サ、20はコントローラ、21はサイレン(警報手
段)、22はブザー(報知手段)、23はインディケー
タで、上記キャップの装着検出器が適用されている。
【0032】前記給油口扉6は、燃料キャップ1が装着
されている給油口3を前面を開閉する扉で、この給油口
扉6を開く時は、運転席部からの操作により行なわれ
る。
【0033】前記リッドスイッチ7は、運転席部に設け
られている扉開操作部あるいは給油口扉6の部分に設け
られ、給油口扉6を開けると、ON信号が出力される。
【0034】前記キースイッチ8は、イグニッションキ
ーを差し込んで回すことでスイッチ位置が変わるシリン
ダー型のスイッチで、スイッチ位置として、イグニッシ
ョンオフ位置(OFF)と、アクセサリー位置(AC
C)と、イグニッションオン位置(ON)と、スタータ
位置(ST)を有する。
【0035】前記スイッチ位置センサ9は、キースイッ
チ8のスイッチ位置を検出するセンサで、イグニッショ
ン信号IG等が出力される。
【0036】前記コントローラ20は、リーダユニット
5からのIDコード信号と、リッドスイッチ7からのス
イッチ信号と、スイッチ位置センサ9からのイグニッシ
ョン信号IG等を入力し、これらの入力信号と予め設定
されている制御則にしたがってサイレン21,ブザー2
2,インディケータ23へ出力する指令信号を決める制
御手段である。尚、サイレン21は車体等に設けられ、
ブザー22及びLEDによるインディケータ23は、車
室内のに設けられている。
【0037】次に、作用を説明する。
【0038】[燃料キャップの装着検出作用]図3はト
ランスポンダ素子2とアンテナ4とリーダユニット5に
より成り立つシステムがどのように作動するかを示すブ
ロックダイヤグラムであって、図3に基づいて燃料キャ
ップ1の装着検出作用を説明する。
【0039】燃料キャップ1が給油口3に装着されてい
る場合、リーダユニット5からアンテナコイル42に設
定周波数のパワーパルスを設定時間続けて送り出すと、
これにより発生した磁界中にトランスポンダ素子2が存
在するため、素子内のアンテナにより集められ、周波数
同調によりトランスポンダ素子2内で同じ周波数を持つ
パワーとなる。このエネルギーはトランスポンダ素子2
内のコンデンサに蓄えられる。そして、パワーパルスの
送出が終了した時、トランスポンダ素子2はコンデンサ
に蓄えられたエネルギを電源として即座にIDコードに
よりキャップ装着を示すデータ(例えば、20msec
の間に全部で64ビットの認識信号)が送信される。全
データが送り出されると、コンデンサはディスチャージ
され、トランスポンダ素子2は次の読み取りに備えてリ
セットされる。トランスポンダ素子2からのデータは、
アンテナ4によりピックアップされ、リーダユニット5
により解読され、燃料キャップ1が装着状態であること
を示す信号がリーダユニット5から出力される。
【0040】また、燃料キャップ1が給油口3から外さ
れていると、リーダユニット5からアンテナコイル42
に設定周波数のパワーパルスを設定時間続けて送り出し
てもこれにより発生した磁界中にトランスポンダ素子2
が存在しないため、トランスポンダ素子2からはキャッ
プ装着を示すデータが送り返されず、この場合、リーダ
ユニット5での解読により燃料キャップ1は非装着状態
であることを示す信号がリーダユニット5から出力され
る。
【0041】燃料キャップ1の装着検出精度について
は、トランスポンダ素子2を燃料キャップ1の外周下端
部位置に設けているため、燃料キャップ1の装着時にト
ランスポンダ素子2とアンテナ4とが最も近接する位置
関係となり、高い燃料キャップ1の装着検出精度が得ら
れる。
【0042】すなわち、燃料キャップ1の装着・非装着
検出は、上記のように、リーダユニット5からアンテナ
コイル42に設定周波数のパワーパルスを送り出して磁
界を発生させ、磁界中にトランスポンダ素子2が存在す
るか否かでなされるのに対し、トランスポンダ素子2と
アンテナ4とが離れた位置関係にあると、磁界を弱める
し、両者2,4の間に磁界の発生を邪魔する物が介在し
易いので、燃料キャップ1を装着しているにもかかわら
ず非装着であると誤検出される場合がある。
【0043】衝突等により燃料キャップ1が脱落する場
合、トランスポンダ素子2は燃料キャップ1のキャップ
蓋体14側に設けられているため、キャップ蓋体14の
みが外れるような衝突時等でも燃料キャップ1が非装着
であると検出することができ、この結果、不慮の事故等
で燃料キャップ1が脱落した時も燃料キャップ1の非装
着検出に基づいて、直ちにエンジンを停止させる等の対
策を施すことが可能となる。
【0044】すなわち、燃料キャップ1が、キャップ本
体12とキャップ蓋体14とが分離可能な2分割構造と
なっているのは、衝突等によりキャップに大きな外力が
加わった場合、キャップ蓋体14のみを分離して脱落さ
せ、キャップ本体12を給油口3に残して燃料漏れを防
止することにある。よって、トランスポンダ素子2を燃
料キャップ1のキャップ本体12側に設けた場合、キャ
ップ蓋体14のみが外れるような衝突時等においても燃
料キャップ1は装着であると検出されることになる。
【0045】[コントローラによる制御作動]図5はコ
ントローラ20により実行される燃料キャップ閉め忘れ
防止と燃料盗難防止制御作動の流れを示すフローチャー
トで、以下、各ステップについて説明する。
【0046】ステップ50では、イグニッションスイッ
チ信号がONからOFFに変化したかどうか、すなわ
ち、エンジン停止操作を行なったかどうかが判断される
(エンジン停止検出手段)。
【0047】ステップ51では、ステップ50でエンジ
ン停止が判断されると、タイマが作動を開始する。
【0048】ステップ52では、タイマ値と設定タイマ
値との比較により、エンジン停止から設定待ち時間T1
を経過したかどうかが判断される。
【0049】ここで、設定待ち時間T1は、通常の給油
所要時間に基づき、ほぼ最大給油所要時間程度あるいは
最大所要時間少しを超える待ち時間、例えば、10分〜
30分の時間に設定される。
【0050】ステップ53では、エンジン停止から設定
待ち時間T1を経過していない場合、燃料キャップ1の
開閉フラグであるOPENFLG(オープンフラグ)
が、燃料キャップ1が閉じられていることを示すOPE
NFLG=0かどうかが判断される。
【0051】ステップ54では、ステップ53の判断で
OPENFLG=0の時、リーダユニット5からのID
コードが読み込まれる。
【0052】ステップ55では、ステップ54で読み込
まれたIDコードが、予め設定されている燃料キャップ
1の装着を示すIDコードと一致しているかどうかが判
断される(キャップ装着判断手段)。
【0053】ステップ56では、ステップ55でIDコ
ードが一致していない、すなわち、燃料キャップ1が非
装着であると判断された場合、OPENFLGが燃料キ
ャップ1が外されていることを示すOPENFLG=1
に書き換えられる。
【0054】ステップ57では、ステップ56での書き
換えによりステップ53の判断でOPENFLG=1と
なった場合、リーダユニット5からのIDコードが読み
込まれる。
【0055】ステップ58では、ステップ57で読み込
まれたIDコードが、予め設定されている燃料キャップ
1の装着を示すIDコードと一致しているかどうかが判
断される(キャップ装着判断手段)。
【0056】ステップ59では、ステップ58でIDコ
ードが一致している、すなわち、燃料キャップ1が一旦
外された後、再び装着されたと判断された場合、OPE
NFLGが燃料キャップ1が装着されていることを示す
OPENFLG=0に書き換えられる。
【0057】ステップ60では、ステップ55でIDコ
ードが一致していない、すなわち、燃料キャップ1が外
されたままであると判断された場合、イグニッションO
FF以外の信号(イグニッションONやアクセサリO
N)に変化したかどうか、すなわち、エンジン始動操作
を行なったかどうかが判断される。
【0058】ステップ61では、燃料キャップ1が外さ
れたままであり、かつ、ステップ60でイグニッション
スイッチ信号がOFF信号のままでエンジン停止状態で
あると判断された場合、リッドスイッチ7からのスイッ
チ信号がOFF→ONに変化したかどうか、すなわち、
給油口扉6を開く操作を行なったかどうかが判断され
る。
【0059】ステップ62では、ステップ60またはス
テップ61でYESと判断された時、ブザー22を鳴ら
せる指令が出力されると共に、インディケータ23を点
灯する指令が出力される。
【0060】尚、以上のステップ50〜ステップ62
は、キャップ閉め忘れ防止制御手段に相当する。
【0061】ステップ63では、タイマが作動を開始す
る。
【0062】ステップ64では、ステップ63のタイマ
値による時間がブザー22とインディケータ23による
報知指令の開始から設定時間T4が経過したかどうかが
判断される。
【0063】ステップ65では、ステップ64で設定時
間T4が経過したと判断されると、ブザー22を停止さ
せる指令が出力されると共に、インディケータ23を消
灯する指令が出力される。
【0064】ステップ66では、ステップ52で設定待
ち時間T1が経過したと判断されると、警報モードに入
ったとしてインディケータ23を点滅させる指令が出力
されると共に、リーダユニット5からのIDコードが読
み込まれる。
【0065】ステップ67では、ステップ66で読み込
まれたIDコードが、予め設定されている燃料キャップ
1の装着を示すIDコードと一致しているかどうかが判
断される(キャップ装着判断手段)。
【0066】ステップ68では、ステップ67でIDコ
ードが不一致である、すなわち、燃料キャップ1が開け
られたと判断された場合、サイレン21を鳴らせる指令
が出力されると共に、インディケータ23を点灯する指
令が出力される。
【0067】ステップ69では、タイマが作動を開始す
る。
【0068】ステップ70では、イグニッションスイッ
チ信号がONかどうかが判断される。
【0069】ステップ71では、ステップ69のタイマ
値による時間がサイレン21とインディケータ23によ
る警報指令の開始から設定時間T5が経過したかどうか
が判断される。
【0070】ステップ72では、イグニッションスイッ
チ信号がOFFのままであり、警報開始から設定時間T
5が経過した場合、サイレン21のみを停止させる指令
が出力される。尚、インディケータ23は点灯されたま
まであるので燃料盗難にあったと判断することができ
る。
【0071】ステップ73では、設定時間T5を経過す
る前にイグニッションスイッチ信号がONとされる、す
なわち、エンジンの始動操作がなされたと判断される
と、サイレン21を停止させる指令が出力されると共
に、インディケータ23を消灯する指令が出力される。
【0072】尚、ステップ50〜ステップ52からステ
ップ66〜ステップ73へ進む流れは、燃料盗難防止制
御手段に相当する。
【0073】[燃料キャップ閉め忘れ防止作用]燃料の
給油時、燃料キャップ1を外して給油し、給油終了後、
外した燃料キャップ1を閉め忘れたり、あるいは、きち
んと閉めずに半開き状態のまま給油口扉6を閉めてしま
った場合、図5のフローチャートにおいて、ステップ5
0で検出されるエンジン停止から、ステップ52で判断
される設定待ち時間T1の間に、ステップ55からステ
ップ56へ進むことで一旦外されたと判断された燃料キ
ャップ1が、その後、ステップ53→ステップ57→ス
テップ58へと進み、燃料キャップ1が装着されていな
いとの判断によりステップ60→ステップ61へと進む
流れが繰り返されることで、燃料キャップ1の閉め忘れ
が推定検知され、このキャップ閉め忘れが推定検知され
ると、ステップ60でのイグニッション操作あるいはス
テップ61での給油口扉6の開放操作を条件として、ス
テップ62において、ブザー22を鳴らせる指令が出力
されると共に、インディケータ23を点灯する指令が出
力される。
【0074】よって、燃料キャップ1の閉め忘れが推定
検知されると、ブザー22が鳴ると共に車室内のインジ
ケータ23が点灯することで、ドライバー等に対し音と
光によって確実に燃料キャップ1の閉め忘れを知らせる
ことができる。
【0075】また、ブザー22とインディケータ23に
より報知する開始タイミングを、ドライバーによるイグ
ニッションキー操作あるいは給油口扉6の開放操作によ
り行なうようにしているため、ドライバーが車室内にい
ることの確認がなされ、確実に燃料キャップ1の閉め忘
れが知らされる。
【0076】[燃料盗難防止作用]エンジンを止めて駐
車場等に駐車させている時、給油口扉6をこじ開け、燃
料キャップ1を開けて燃料タンク内の燃料を抜き取ろう
とする場合、図5のフローチャートにおいて、ステップ
50で検出されるエンジン停止から、ステップ52で判
断される設定待ち時間T1が経過した後、エンジン停止
のままでステップ67で燃料キャップ1が外されたと判
断されると、十分な時間を待った後に燃料キャップ1が
外されたことで燃料盗難であると推定検知され、この燃
料盗難が推定検知されると、ステップ68で直ちにサイ
レン21を鳴らせる指令が出力されると共に、インディ
ケータ23を点灯する指令が出力される。
【0077】よって、燃料盗難が推定検知されると、大
きな音によるサイレン21が鳴ることで車両の近くにい
る人に異常事態の発生を知らせることができると共に、
車室内のインジケータ23が点灯することで、車両に戻
ってきたドライバーに視覚によっても燃料盗難を知らせ
ることができる。
【0078】次に、効果を説明する。
【0079】(1)燃料キャップ1に設けたトランスポ
ンダ素子2と、給油口3に設けたアンテナ4と、アンテ
ナ4に接続したリーダユニット5により構成し、送信側
の電源を要さない非接触型の送受信システムを車両燃料
キャップの装着検出器に応用したため、接触型スイッチ
を用いる場合に比べて安全で、且つ、光電スイッチを用
いる場合のように誤検出することなく、燃料キャップ1
の装着の有無を検出できる。
【0080】(2)トランスポンダ素子2を燃料キャッ
プ1のキャップ蓋体14の外周下端部位置に設けたた
め、燃料キャップ1の装着時にトランスポンダ素子2と
給油口3に設けられたアンテナ4とが最も近接する位置
関係となり、燃料キャップ1の装着検出精度を高めるこ
とができる。
【0081】(3)キャップ本体12とキャップ蓋体1
4とが分離可能な2分割構造の燃料キャップ1が用いら
れたものにおいて、トランスポンダ素子2を、燃料キャ
ップ1のキャップ蓋体14側に設けたため、キャップ蓋
体14のみが外れるような衝突時等でも燃料キャップ1
が非装着であると検出することができ、この結果、不慮
の事故等による燃料キャップ1の脱落時でも、直ちにエ
ンジンを停止させる等の対策を施すことが可能となる。
【0082】(4)エンジン停止から設定待ち時間T1
の間に一旦外された燃料キャップ1が装着されていない
と判断されると、ブザー22を鳴らせる指令を出力する
キャップ閉め忘れ防止制御を行なう装置としたため、給
油後に燃料キャップ1の閉め忘れや半閉めを防止するこ
とができる。
【0083】(5)報知手段としてブザー22とインジ
ケータ23を用いたため、ドライバー等に対し音と光に
よって確実に燃料キャップ1の閉め忘れを知らせること
ができる。
【0084】(6)ブザー22とインディケータ23に
より報知する開始タイミングを、ドライバーによるイグ
ニッションキー操作あるいは給油口扉6の開放操作によ
り行なうようにしているため、ドライバーが車室内にい
る時に確実に燃料キャップ1の閉め忘れを知らせること
ができる。
【0085】(7)エンジン停止から設定待ち時間T1
が経過した後にエンジン停止のままで燃料キャップ1が
外されたと判断されると、直ちにサイレン21を鳴らせ
る指令を出力する燃料盗難防止制御を行なう装置とした
ため、駐車中における燃料盗難を防止することができ
る。
【0086】(8)警報手段としてサイレン21とイン
ディケータ23を用いたため、大きな音で車両の近くに
いる人に異常事態の発生を知らせることができると共
に、車両に戻ってきたドライバーに視覚によっても燃料
盗難を知らせることができる。
【0087】(その他の実施の形態)実施の形態1で
は、エンジン停止検出手段としてイグニッションスイッ
チのスイッチ信号の変化を監視して検出する例を示した
が、併せて、あるいは、独立にエンジン自体の回転や動
作をみる等の他の手法によりエンジン停止を検出するよ
うにしても良い。
【0088】実施の形態1では、報知手段としてブザー
22とインディケータ23を併用する例を示したが、い
ずれか一方を用いるような例としても良い。また、警報
手段としてサイレン21のみを用いるような例としても
良い。
【0089】実施の形態1では、閉め忘れ報知として用
いたブザー22の停止及びインディケータ23の消灯を
タイマ管理により行なう例を示し、また、燃料盗難警報
として用いたサイレン21の停止及びインディケータ2
3の消灯をエンジン始動操作により行なう例を示した
が、これ以外に、手動のスイッチ操作によるもの等、他
の手法を用いても良い。
【0090】実施の形態1では、サイレン21を単に鳴
らす例を示したが、図6に示すように、ON・OFFを
繰り返す警報パターンにより鳴らしても良いし、また、
このパターンはブザー22やインデイケータ23にも選
択することができる。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の燃料キャップの閉め忘れ
防止装置にあっては、電磁誘導型のトランスポンダ素子
を用いて燃料キャップの装着の有無を判断するキャップ
装着判断手段と、エンジン停止から設定待ち時間の間に
一旦外された燃料キャップが装着されていないと判断さ
れると、報知指令を報知手段に出力するキャップ閉め忘
れ防止制御手段を備えている構成としたため、安全で誤
検出のない燃料キャップの装着の有無検出に基づき、給
油後に燃料キャップの閉め忘れや半閉めを防止すること
ができるという効果が得られる。
【0092】請求項2記載の燃料キャップの閉め忘れ防
止装置にあっては、請求項1記載の燃料キャップの閉め
忘れ防止装置において、報知手段を、ブザーとし、キャ
ップ閉め忘れ防止制御手段を、報知指令によりブザーを
鳴らせると共に、車室内のインジケータを点灯あるいは
点滅させる指令を同時に出力する手段としたため、上記
効果に加え、ドライバー等に対し音と光によって確実に
燃料キャップの閉め忘れを知らせることができる。
【0093】請求項3記載の燃料キャップの閉め忘れ防
止装置にあっては、請求項1または請求項2記載の燃料
キャップの閉め忘れ防止装置において、キャップ閉め忘
れ防止制御手段を、エンジン停止から設定時間の間に一
旦外された燃料キャップが装着されていないと判断され
た場合、イグニッションオフでない位置にキー操作した
時、あるいは、イグニッションオフのままで給油口扉を
開ける操作をした時に報知指令を出力する手段としたた
め、上記効果に加え、ドライバーが車室内にいることを
確認しながら燃料キャップの閉め忘れを知らせることが
できる。
【0094】請求項4記載の車両の燃料盗難防止装置に
あっては、電磁誘導型のトランスポンダ素子を用いて燃
料キャップの装着の有無を判断するキャップ装着判断手
段と、エンジン停止から設定待ち時間が経過した後にエ
ンジン停止のままで燃料キャップが外されたと判断され
ると、直ちに警報指令を警報手段に出力する燃料盗難防
止制御手段を備えている構成としたため、安全で誤検出
のない燃料キャップの装着の有無検出に基づき、駐車中
における燃料盗難を防止することができるという効果が
得られる。
【0095】請求項5記載の車両の燃料盗難防止装置に
あっては、請求項4記載の車両の燃料盗難防止装置にお
いて、警報手段を、サイレンとし、燃料盗難防止制御手
段を、警報指令によりサイレンを鳴らせると共に、車室
内のインジケータを点灯あるいは点滅させる指令を同時
に出力する手段としたため、請求項4記載の発明の効果
に加え、大きな音により車両の近くにいる人に異常事態
の発生を知らせることができると共に、車両に戻ってき
たドライバーに視覚によっても燃料盗難を知らせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ) は本発明の燃料キャップの閉め忘れ防止装
置を示すクレーム対応図、(ロ)は本発明の車両の燃料盗
難防止装置を示すクレーム対応図である。
【図2】実施の形態1の車両の燃料キャップ閉め忘れ防
止と燃料盗難防止装置に適用された車両燃料キャップの
装着検出器を示す断面図である。
【図3】実施の形態1の車両燃料キャップの装着検出器
においてトランスポンダ素子とアンテナとリーダユニッ
トにより成り立つシステムがどのように作動するかを示
すブロックダイヤグラムである。
【図4】実施の形態1の車両の燃料キャップ閉め忘れ防
止と燃料盗難防止装置の全体システム図である。
【図5】実施の形態1の装置のコントローラで行なわれ
る燃料キャップ閉め忘れ防止と燃料盗難防止制御処理作
動の流れを示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1の装置での警報パターンを示す信
号波形図である。
【符号の説明】
a 燃料キャップ b トランスポンダ素子 c 給油口 d アンテナ e リーダユニット f キャップ装着判断手段 g エンジン停止検出手段 h 報知手段 i キャップ閉め忘れ防止制御手段 j 警報手段 k 燃料盗難防止制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料キャップに設けられた電磁誘導型の
    トランスポンダ素子と、 燃料キャップが装着される給油口の外周位置に設置され
    たアンテナと、 アンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定時間
    続けて送り出すと共に、パワーパルスの送出終了後、ト
    ランスポンダ素子のコンデンサに蓄えられたエネルギを
    電源として送り返されるデータをアンテナによりピック
    アップして解読するリーダユニットと、 リーダユニットからのデータに基づき燃料キャップが装
    着されているかどうかを判断するキャップ装着判断手段
    と、 エンジン停止を検出するエンジン停止検出手段と、 通常の給油所要時間に基づいて待ち時間を設定し、エン
    ジン停止から設定待ち時間の間に一旦外された燃料キャ
    ップが装着されていないと判断されると、報知指令を報
    知手段に出力するキャップ閉め忘れ防止制御手段と、 を備えていることを特徴とする燃料キャップの閉め忘れ
    防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の燃料キャップの閉め忘れ
    防止装置において、前記報知手段を、ブザーとし、 前記キャップ閉め忘れ防止制御手段を、報知指令により
    ブザーを鳴らせると共に、車室内のインジケータを点灯
    あるいは点滅させる指令を同時に出力する手段としたこ
    とを特徴とする燃料キャップの閉め忘れ防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の燃料キャ
    ップの閉め忘れ防止装置において、 前記キャップ閉め忘れ防止制御手段を、エンジン停止か
    ら設定時間の間に一旦外された燃料キャップが装着され
    ていないと判断された場合、イグニッションオフでない
    位置にキー操作した時、あるいは、イグニッションオフ
    のままで給油口扉を開ける操作をした時に報知指令を出
    力する手段としたことを特徴とする燃料キャップの閉め
    忘れ防止装置。
  4. 【請求項4】 燃料キャップに設けられた電磁誘導型の
    トランスポンダ素子と、 燃料キャップが装着される給油口の外周位置に設置され
    たアンテナと、 アンテナコイルに設定周波数のパワーパルスを設定時間
    続けて送り出すと共に、パワーパルスの送出終了後、ト
    ランスポンダ素子のコンデンサに蓄えられたエネルギを
    電源として送り返されるデータをアンテナによりピック
    アップして解読するリーダユニットと、 リーダユニットからのデータに基づき燃料キャップが装
    着されているかどうかを判断するキャップ装着判断手段
    と、 エンジン停止を検出するエンジン停止検出手段と、 通常の給油所要時間に基づいて待ち時間を設定し、エン
    ジン停止から設定待ち時間が経過した後にエンジン停止
    のままで燃料キャップが外されたと判断されると、直ち
    に警報指令を警報手段に出力する燃料盗難防止制御手段
    と、 を備えていることを特徴とする車両の燃料盗難防止装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両の燃料盗難防止装置
    において、 前記警報手段を、サイレンとし、 前記燃料盗難防止制御手段を、警報指令によりサイレン
    を鳴らせると共に、車室内のインジケータを点灯あるい
    は点滅させる指令を同時に出力する手段としたことを特
    徴とする車両の燃料盗難防止装置。
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