JPH09254172A - 複合材料の成形装置 - Google Patents

複合材料の成形装置

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JPH09254172A
JPH09254172A JP6445296A JP6445296A JPH09254172A JP H09254172 A JPH09254172 A JP H09254172A JP 6445296 A JP6445296 A JP 6445296A JP 6445296 A JP6445296 A JP 6445296A JP H09254172 A JPH09254172 A JP H09254172A
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JP
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hot plate
molding
heater
temperature
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Shigeki Takagi
木 繁 輝 高
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Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FRTP品を短時間で均一に加熱する。 【解決手段】 プレス型13の上型17および下型18
に、冷却ライン32および加熱ヒータ33を設け、プレ
ス型13のFRTP品12投入側にホットプレート14
を設け、ホットプレート14の上方に、反射板15およ
び赤外線ヒータ16を設け、ホットプレート14上に置
かれたFRTP品12を、ホットプレート14および赤
外線ヒータ16の両方で加熱し、加熱したFRTP品1
2を直ちにプレス型13に投入して成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機部品に利用
される熱可塑性樹脂繊維強化複合材料のうち、高温高圧
の成形条件が必要なガラス長繊維やカーボン長繊維を補
強材料とした高耐熱型熱可塑性樹脂繊維強化複合材料
を、低コストで多品種少量生産に適した複合材料の成形
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性樹脂長繊維強化複合材料(以
下、FRPと称す)において、FRPを深絞り形の成形
品に成形する場合、図11に示すレイアップ品1を、成
形型とシリコンバックと加熱装置を有する複合材料の成
形装置(特開平3−227607号公報参照)や、成形
型と成形補助型と押型を有する複合材料の成形装置(特
開平3−83624号公報参照)を用いて予備的に賦形
し、予備的に成形したFRPを、本成形を行なうように
している。
【0003】熱可塑性樹脂繊維強化複合材料(以下、F
RTPと称す)においては、複数枚のプリプレグ2を半
田ごて3等を用いて樹脂を溶融することで仮止めしたレ
イアップ品(図12)や、特開平1−267010号公
報に示されている方法等により成形した平板成形品4
(図13)を、特開平4−220327号公報に示され
ている成形装置とともに加熱炉に入れ、加熱炉内で雰囲
気により加熱するとともに、型締めにより賦形する方
法、または、特開平4−29833号公報に示されてい
るように、加熱炉内で真空圧により賦形する方法、ある
いは、特開平4−8513号公報に示されているよう
に、加熱した金型により、軟化した成形素材を加圧成形
する方法が採られている。
【0004】FRTPにおいて、成形品により高品質を
必要とする場合、FRTP品全体をもう一度加熱加圧し
て本形成を行なう場合もある。ここで、本成形とは、図
14に示すように、予め成形型のモールドに近い形まで
賦形した賦形品5を、加熱ヒータ6および冷却ライン7
を有する上型8と加熱ヒータ6および冷却ライン7を有
する下型9の間にセットし、FRTP品を型ごと昇温し
て加圧脱型することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のFRPの成形装
置においては、成形温度が150℃前後と低いため、真
空バッグを用いた成形手段が一般的であるが、加熱炉内
での雰囲気温度による加熱方式を採っているため、昇温
に長時間を要するという問題がある。
【0006】従来のFRTPの成形装置においては、必
要とする成形温度が200〜400℃と高いため、特開
平4−220327号公報に示されているように、成形
治具にヒータを埋込み、炉内雰囲気加熱と併用するよう
にしているが、これだけでは複雑形状品を成形する場
合、治具が大型化するため昇温に長時間を要するという
問題がある。真空バッグやシール材の耐熱温度が成形温
度よりも低いため、特開平3−227607号公報に示
されているFRPの成形方法ではFRTPを成形するこ
とはできない。
【0007】本発明は、かかる現況に鑑みなされたもの
で、高温高圧の成形条件が必要なガラス長繊維やカーボ
ン長繊維を補強材料として持つ高耐熱型のFRTP品
を、均一にしかも短時間で加熱成形できる複合材料の成
形装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の複合材料の成形
装置は、熱可塑性樹脂複合材料を、ホットプレートの内
部に配設された電熱ヒータにより短時間で均一に加熱す
るとともに、平板状ホットプレートの上方に設けた赤外
線ヒータと反射板により確実に加熱し、加熱した熱可塑
性樹脂複合材料を直ちにプレス型に投入しプレス機によ
り加圧して成形することで、雰囲気加熱方式に比較して
短時間で加熱成形でき、樹脂の劣化も防止する。
【0009】なお、熱可塑性樹脂複合材料がホットプレ
ートに密着していない場合には、ホットプレートにより
効率よく加熱することは不可能となるが、赤外線ヒータ
による加熱により熱可塑性樹脂複合材料は軟化してホッ
トプレートに密着することになるので、ホットプレート
による効率的な加熱が可能となる。
【0010】本発明の複合材料の成形装置は、プレス機
への複合材料投入方向両端部の赤外線ヒータの熱出力を
中央部の熱出力よりも大に設定することで、加熱温度の
均一化を図る。
【0011】本発明の複合材料の成形装置は、ホットプ
レートの中央部と周縁部とを断熱材により熱的に隔離す
ることで、ホットプレート全体を均一温度にする。
【0012】本発明の複合材料の成形装置は、電熱ヒー
タの温度検知器と、赤外線ヒータの温度検知器と、これ
ら各温度検知器からの検知信号に基づき前記各ヒータの
温度を制御する電力制御装置とをそれぞれ設けること
で、熱可塑性樹脂複合材料を短時間で均一に加熱する。
【0013】本発明の複合材料の成形装置は、反射板を
プレス型に向かって上り勾配に傾斜させることで、加熱
された熱可塑性樹脂複合材料をプレス型に投入される間
赤外線ヒータによって加熱し、放熱し易い熱可塑性樹脂
複合材料の温度低下を有効に防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
複合材料の成形装置を示す図であり、この成形装置11
は、FRTP品12(図2)を成形するプレス型13
と、このプレス型13のFRTP品12投入側に配設さ
れた平板状のホットプレート14と、このホットプレー
ト14の上方に配設された反射板15および赤外線ヒー
タ16とを備えて構成されている。FRTP品12は、
ホットプレート14上において、ホットプレート14お
よび赤外線ヒータ16により200〜400℃まで加熱
され、その後直ちに、プレス型13の上型17と下型1
8との間に投入され、プレス機44による加圧により成
形される。
【0016】前記ホットプレート14は、スチールある
いはニッケル合金等、熱膨張の小さな金属により成形さ
れたものであり、図2に示すように、FRTP品12よ
りも稍大きな平面部分を有する平板状をなし、上面が下
型18の上面とほぼ面一になるように脚19上に設置さ
れている。
【0017】前記ホットプレート14は、図4ないし図
6に示すように、中央プレート20と、この中央プレー
ト20の周囲に配設された4個の周縁プレート21,2
2,23,24とから構成されている。中央プレート2
0と各周縁プレート21,22,23,24の間および
ホットプレート14と前記脚19との間は、断熱材25
により熱的に隔離された構造となっている。
【0018】また、ホットプレート14の内部には、例
えば丸棒状の電熱ヒータで構成された複数本の縦方向ヒ
ータ26および複数本の横方向ヒータ27が平面升目状
に配設されている。縦方向ヒータ26および横方向ヒー
タ27は、耐熱温度が870℃程度の2000〜500
0W程度の市販の棒状電熱ヒータである。各縦方向ヒー
タ26および各横方向ヒータ27の一端側には、図4な
いし図6に示すように、縦方向ヒータ26および各横方
向ヒータ27の温度を各別に検知するための熱電対28
が近接配置されている。そして、これら各熱電対28に
より検知された温度信号は、図1に示すように、パーソ
ナルコンピュータ29に接続された電力コントローラ3
0に入力され、各縦方向ヒータ26および各横方向ヒー
タ27は、この電力コントローラ30からの制御信号に
より、各別に温度制御される。
【0019】前記反射板15は、図1に示すように、プ
レス型13へのFRTP品12の投入方向両端部が下方
に屈曲するトンネル形状をなしている。反射板15の内
部には、棒状をなす複数本の赤外線ヒータ16がプレス
型13へのFRTP品12の投入方向と直交する方向に
並設されている。これら各赤外線ヒータ16の配列ピッ
チは、図2に示すように、投入方向において、中央部に
比較して前端部と後端部が狭ピッチとなるように設定さ
れ、端部の熱出力を中央部の熱出力よりも大にすること
で、FRTP品12の全面を均一に加熱できるようにし
ている。
【0020】前記ホットプレート14の近傍位置には、
図1に示すように、FRTP品12の表面の温度を測定
するための赤外線温度計31が設置されている。この赤
外線温度計31で検知された温度信号は、前記電力コン
トローラ30に入力されて電力コントローラ30から出
力される制御信号によって赤外線ヒータ16を制御す
る。
【0021】前記プレス型13の各型17,18の内部
には、図1に示すように、冷却ライン32が配設され、
また、各型17,18のFRTP品12に当たる面に近
接して加熱ヒータ33が配設され加圧中は加熱されてい
る。各型17,18は、冷却ライン32を流れる冷媒に
より冷却され、加圧後すみやかに両型17,18および
FRTP品12の温度を下げることで、FRTP品の劣
化を防ぎ作業を短縮できるようにしている。
【0022】なお、各型17,18に設けた加熱ヒータ
33は、電力コントローラ30により制御される。
【0023】次に、作用について説明する。
【0024】FRTP品12を、図2に示すようにホッ
トプレート14に載置し、ホットプレート14の内部に
設けた縦方向ヒータ26および横方向ヒータ27と反射
板15の内部に設けた赤外線ヒータ16に通電すると、
FRTP品12は、ホットプレート14により下面側か
ら加熱され、赤外線ヒータ16により上面側から加熱さ
れる。このように、FRTP品12の両面を同時に加熱
することで、たとえば、FRTP品12の下面がホット
プレート14に密着していないために、ホットプレート
14の熱がFRTP品12に効率よく伝わらず、短時間
でFRTP品12を昇温させることがは不可能な場合で
も、ホットプレート14の上面を赤外線ヒータ16によ
る加熱することで、FRTP品12を軟化させて、ホッ
トプレート14に密着させることができる。このため、
ホットプレート14に載置されたFRTP品12は、赤
外線ヒータ16により直接加熱されることと相俟って、
短時間で所望の温度まで昇温する。
【0025】ホットプレート14は、中央プレート20
と周縁プレート21,22,23,24とに分割され、
中央プレート20と周縁プレート21,22,23,2
4との間を断熱材25により熱的に隔離しているので、
周縁プレート21,22,23,24の加熱量を多くし
た際に、周縁プレート21,22,23,24の熱が中
央プレート20に吸収されることがなく、これにより、
ホットプレート14全体を均一温度にすることができる
赤外線加熱方式によりFRTP品12を400℃程度ま
で加熱する場合、主として照射面端部において加熱効率
が低下するので、FRTP品12の表面を均一に加熱す
ることが困難であるが、赤外線ヒータ16の配列ピッチ
をFRTP品12のプレス型13への投入方向両端部で
狭くし中央部で広くするようにしたことで、両端部の熱
出力が大となってFRTP品12の表面を均一に加熱す
ることができる。
【0026】なお、この赤外線ヒータ16およびホット
プレート14の各ヒータ26,27は、熱電対28およ
び赤外線温度計31からの温度検知信号に基づき電力コ
ントローラ30により制御される。このため、FRTP
品12を短時間で均一に加熱でき、樹脂の劣化を防止す
ることができる。
【0027】このようにして、FRTP品12を所望の
温度まで加熱昇温したら、加熱したFRTP品12を直
ちにプレス型13の上型17と下型18との間に投入す
る。プレス型13の両型17,18は、電力コントロー
ラ30の制御により予め所望の温度まで加熱されている
ので、両型17,18の間に置かれたFRTP品12
は、プレス機13による加熱・加圧により成形される。
両型17,18により成形されたFRTP品12は、両
型17,18を冷却ライン32により冷却することによ
り、作業の短縮が図られる。
【0028】なお、ホットプレート14のヒータ26,
27は、外周部の温度低下を防止するため、外周部に位
置するヒータ26,27の出力を大きくするが、中央プ
レート20と周縁プレート21,22,23,24の間
に断熱材25が配置されているので、ホットプレート1
4の温度分布は均一になる。
【0029】図7は、FRTP品12加熱時のホットプ
レート14の温度変化を示すグラフであり、ホットプレ
ート14は、加熱後20分間程度で400℃程度の一定
温度LT となる。そして、FRTP品12は、ホットプ
レート14が一定温度LT となっている間にプレス型1
3に投入される。
【0030】図8は、プレス温度と時間との関係を示す
グラフであり、図中、符号Aはプレス型の温度変化、符
号Bは部品温度を示す。
【0031】すなわち、プレス型は、図8に示すよう
に、部品のガラス転移点まで加熱されて一定に維持さ
れ、プレス型13に、例えば400℃まで加熱された部
品が投入される。そして、部品は、プレス機により加圧
されて成形される。部品の成形後、プレス型の冷却ライ
ン32を通る冷媒によりプレス型は30分間程度で室温
まで冷却され、プレス型により成形された部品も短時間
で冷却される。
【0032】なお、ここで、部品の温度は、その材料の
種類や板厚により異なり、またプレス型の温度も異な
る。例えば部品の温度は、カーボン長繊維を補強材料と
して用いている場合には、融点+30℃〜ガラス転移点
の間の温度であり、またガラス長繊維を補強材料として
用いている場合には、融点+10℃〜ガラス転移点の間
の温度であり、さらに、樹脂のみの場合には、その材料
の熱変形温度である。
【0033】しかして、FRTP品12を、ホットプレ
ート14と赤外線ヒータ16とを併用して加熱し、各ヒ
ータ16,26,27を、電力コントローラ30により
制御することで、FRTP品12を短時間で均一に加熱
することができる。このため、樹脂を劣化させることな
く低コスト成形サイクルを実現でき、高品質、多品種少
量生産に対応することができる。
【0034】また、ホットプレート14の各ヒータ2
6,27は、その長手方向一端部側にのみ熱電対28が
配設され、熱電対28が設けられていない側は、熱電対
28が設けられている側と対称であることから、熱電対
28が設けられている側と同様に制御されるようになっ
ているので、各ヒータ26,27の両端部に熱電対28
をそれぞれ設置する場合に比較してコストダウンを図る
ことができ、しかも温度差は±5℃程度に抑えることが
できる。
【0035】図9は、本発明の第2の実施の態様を示す
もので、この第2の実施の態様では、ホットプレート1
4、反射板15および赤外線ヒータ16を、プレス機4
4のベッド41上に設置するとともに、プラテン42が
反射板15に接触しないよう、プラテン42と上型17
との間にスペーサ43を介装している。
【0036】なお、その他の点については、前記第1の
実施の態様と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0037】しかして、ホットプレート14がベッド4
1上に設置されているので、加熱後のFRTP品12を
速やかにプレス型13の両型17,18間に投入し、放
熱によるFRTP品12の温度低下を防止することがで
きる。また、装置を小型にして真空チャンバ内に設置す
ることができるので、この場合には、空気による酸化を
防止して、安定した品質の成形品を得ることができる。
【0038】図10は、本発明の第3の実施の態様を示
すもので、この第3の実施の態様では、反射板15およ
び赤外線ヒータ16を、プレス型13に向かって上り勾
配に傾斜配置している。
【0039】なお、その他の点については、前記第1の
実施の態様と同一構成となっており、作用も同一であ
る。
【0040】しかして、FRTP品12は、所望温度ま
で加熱してもプレス型13の両型17,18間の投入の
際、温度低下が大きくなる場合があるが、加熱したFR
TP品12を両型17,18間に投入する際に、FRT
P品12の移動に合わせ、傾斜配置した各赤外線ヒータ
16の出力を調整しながら照射することにより、FRT
P品12の放熱による温度低下を防止することができ
る。このため、安定した品質の成形品を得ることができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、熱可塑性
樹脂複合材料を、ホットプレートおよび赤外線ヒータを
併用して加熱するとともに、加熱後直ちにプレス機に投
入し加圧して成形するようにしているので、雰囲気加熱
方式に比較して短時間で加熱成形でき、樹脂の劣化を防
止して高品質の成形品を得ることができる。
【0042】本発明はまた、少なくともプレス機への熱
可塑性樹脂複合材料投入方向両端部の赤外線ヒータの熱
出力を、中央部の熱出力よりも大に設定するようにして
いるので、赤外線ヒータによる加熱温度の均一化を図る
ことができる。
【0043】本発明はまた、ホットプレートの中央部と
周縁部とを、断熱材により熱的に隔離するようにしてい
るので、周縁部から中央部への熱の流れを防止してホッ
トプレート全体を均一温度にすることができる。
【0044】本発明はまた、電熱ヒータの温度検知器
と、赤外線ヒータの温度検知器と、これら各温度検知器
からの検知信号に基づき各ヒータの温度を制御する電力
制御装置とをそれぞれ設けるようにしているので、電力
制御装置による温度制御により、熱可塑性樹脂複合材料
を、短時間で均一に加熱することができ、高品質、多品
種少量生産に対応することができる。
【0045】本発明はまた、反射板を、プレス機に向か
って上り勾配に傾斜させるようにしているので、加熱さ
れた熱可塑性樹脂長繊維強化複合材料をプレス機に投入
する間も、赤外線ヒータにより加熱することができ、放
熱し易い熱可塑性樹脂長繊維強化複合材料の温度低下
を、有効に防止することができる。
【0046】本発明はさらに、プレス機の上型および下
型の冷却手段を設けるようにしているので、温度を迅速
に低下させて作業効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の態様に係る熱可塑性樹脂
複合材料の成形装置を示す斜視図。
【図2】ホットプレートと赤外線ヒータによるFRTP
品の加熱状態を示す図。
【図3】プレス型、ホットプレート、反射板および赤外
線ヒータを図1の左方から見た構成図。
【図4】ホットプレートを上面側から見た構成図。
【図5】図4の右側面図。
【図6】図4の底面図。
【図7】ホットプレートの昇温状態を示すグラフ。
【図8】プレス温度と時間との関係を示すグラフ。
【図9】本発明の第2の実施の態様を示す図2相当図。
【図10】本発明の第3の実施の態様を示す図2相当
図。
【図11】FRPのレイアップ品を示す図。
【図12】FRTPのプリプレグを半田ごてを用いて仮
止めする方法を示す図。
【図13】FRTPの平板成形品を示す図。
【図14】賦形品を成形型により本成形する方法を示す
図。
【図15】本発明の第1の実施の形態に係るプレス機と
成形装置を示す図。
【符号の説明】
11 成形装置 12 FRTP品 13 プレス型 14 ホットプレート 15 反射板 16 赤外線ヒータ 17 上型 18 下型 20 中央プレート 21,22,23,24 周縁プレート 25 断熱材 26 縦方向ヒータ 27 横方向ヒータ 28 熱電対 30 電力コントローラ 31 赤外線温度計 32 冷却ライン 33 加熱ヒータ 41 ベッド 42 プラテン 43 スペーサ 44 プレス機
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:08 307:04 309:08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂複合材料を加熱してプレス機
    で成形する複合材料の成形装置において、前記プレス機
    の複合材料投入側に配設された平板状のホットプレート
    と、このホットプレートの上方に配設された反射板と、
    この反射板に設けられた赤外線ヒータと、前記ホットプ
    レートの内部に配設された電熱ヒータと、前記プレス機
    内に接地されるプレス型の上型および下型の各内部に配
    設された加熱ヒータとを備え、熱可塑性樹脂複合材料
    を、ホットプレートおよびヒータで加熱後、直ちにプレ
    ス型に投入プレス機により加圧して成形することを特徴
    とする複合材料の成形装置。
  2. 【請求項2】赤外線ヒータは、少なくともプレス型への
    複合材料投入方向両端側の熱出力が中央部の熱出力より
    も大に設定されていることを特徴とする請求項1記載の
    複合材料の成形装置。
  3. 【請求項3】ホットプレートは、その中央部と周縁部と
    が断熱材により熱的に隔離されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の複合材料の成形装置。
  4. 【請求項4】ヒータの温度検知器と、赤外線ヒータの温
    度検知器と、これら各温度検知器からの検知信号に基づ
    き前記各ヒータの温度を制御する電力制御装置とを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の複合材料の成形
    装置。
  5. 【請求項5】反射板は、プレス機に向かって上り勾配に
    傾斜する機能を所有していることを特徴とする請求項1
    記載の複合材料の成形装置。
  6. 【請求項6】プレス型の上型および下型に冷却手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の複合材料の成形装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002187150A (ja) * 2000-12-20 2002-07-02 Asahi Fiber Glass Co Ltd 繊維強化熱可塑性樹脂成形体の製造方法
JP2020115446A (ja) * 2018-11-27 2020-07-30 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company スマートサセプタ誘導加熱装置のための加熱回路レイアウト

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