JPH09253770A - 金 型 - Google Patents

金 型

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JPH09253770A
JPH09253770A JP8066225A JP6622596A JPH09253770A JP H09253770 A JPH09253770 A JP H09253770A JP 8066225 A JP8066225 A JP 8066225A JP 6622596 A JP6622596 A JP 6622596A JP H09253770 A JPH09253770 A JP H09253770A
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JP
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die
punch
recess
friction coefficient
mold
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JP8066225A
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Inventor
Tomokazu Yoshida
云一 吉田
Yoichi Hashimoto
陽一 橋本
Shigeharu Nagai
重治 永井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイおよびパンチと被加工部材との焼付きや
凝着が発生する。 【解決手段】 パンチ15の被加工部材14の押入に寄
与する肩部15b表面の摩擦係数に比較してダイ11お
よびパンチ15の肩部15bを除く残りの部位の表面の
摩擦係数を85%以下に、ダイ11とパンチ15との間
の間隙の寸法を被加工部材14の肉厚より小さくそれぞ
れ設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄板状の被加工
部材の絞り加工、および棒状あるいは塊状等の被加工部
材の鍛造加工に用いられる金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は例えば文献「プレス絞り加工」
(1994年7月コロナ社発行)に示される従来の絞り
加工用の金型の要部の構成を示す断面図である。図にお
いて、1は上肩部2a、側面2b、下肩部2cおよび底
部2dでなる凹部2が形成されたダイ、3は薄板状の被
加工部材4の周囲をダイ1上に押しつけて固定するしわ
押え、5はダイ1の凹部2の側面2bと所定の間隙を介
して嵌合可能な側面5a、および被加工部材4のダイ1
の凹部2内への押入に寄与する肩部5bでなるパンチで
あり、これらダイ1、凹部2、しわ押え3およびパンチ
5で絞り加工用の金型10を構成している。
【0003】上記のように構成された従来の絞り加工用
の金型10においては、まず、ダイ1上に薄板状の被加
工部材4を載置し、しわ押え3でその上を押しつけてダ
イ1上に固定する。その後、パンチ5を下降させ所定の
力で肩部5bにより被加工部材4をダイ1の凹部2内に
押入する。すると、図4に示すように被加工部材4はダ
イ1の凹部2とパンチ5との間に形成される間隙の形状
に倣って塑性変形し、所望の形状の絞り加工製品が完成
する。
【0004】尚、特に、高い精度が要求される製品の絞
り加工においては、ダイ1の凹部2の側面2bとパンチ
5の肩部5bとの間の間隙の寸法を、被加工部材4の肉
厚より小さくして、いわゆるしごき加工を行う必要があ
るが、被加工部材4の破断やダイ1およびパンチへの焼
付きを防止するため、ダイ1の凹部2の側面2bとパン
チ5の側面5aとの間の間隙の寸法は被加工部材4の肉
厚より大きくしていた。
【0005】又、ダイ1およびパンチ5の基材として
は、絞り加工を行う際の耐久性と被加工部材4を所望の
形状にするための加工性を考慮して、できるだけ大きな
硬度と靱性を併せ持つ鉄鋼材や超硬合金が一般に用いら
れる。そして、ダイ1およびパンチ5の製造方法として
は、まず、基材を切削や研削などの機械加工または放電
加工等により所望の形状に形成する。その後、パンチ5
の側面5aと肩部5b、およびダイ1の上肩部2a、側
面2b、下肩部2c等の表面が研磨加工されて完成す
る。
【0006】一方、図6および図7は従来の鍛造加工用
の金型により塊状の被加工部材を鍛造加工する工程をそ
れぞれ示す断面図である。鍛造加工の場合は、図6に示
すようにダイ6の内部に形成された凹部6a内に、塊状
の被加工部材7を挿入する。次いで、被加工部材7の上
方から図中矢印で示す方向にパンチ8を挿入し、所定の
力で被加工部材7を押圧する。すると、被加工部材7は
ダイ6およびパンチ8の間に形成される空隙の形状に倣
って塑性変形し、図7に示すような所望の形状の鍛造製
品9が完成する。
【0007】尚、ダイ6およびパンチ8の基材および製
造方法としては、図5に示す絞り加工用のものと同様
に、できるだけ大きな硬度と靱性とを併せ持った鉄鋼材
や超硬合金が用いられ、切削や研削などの機械加工また
は放電加工により所望の形状に形成された後、ダイ6お
よびパンチ8の被加工部材7と接触する部位の表面が研
磨加工されて完成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】まず、図5に示した従
来の絞り加工用の金型を用いて被加工部材4を絞り加工
する場合、上記したようにパンチ5の側面5a、肩部5
bおよびダイ1の凹部2の上肩部2a、側面2b、下肩
部2cは、機械加工または放電加工などにより所望の形
状に形成された後、研磨加工により仕上げられているの
で、全ての部分の表面は被加工部材4との摺動において
ほぼ同一の摩擦係数を示す。
【0009】このため、特に被加工部材4の肉厚を強制
的に減少させるしごき加工を伴う高精度絞り加工におい
ては、パンチ5の肩部5bによる被加工部材4の押し込
みおよび引き込み効果を確保することができず、又、パ
ンチ5の側面5bおよびダイ1の凹部2の上肩部2a、
側面2b、下肩部2c等による被加工部材4の十分な流
れを確保することができないので、被加工部材4の破
断、パンチ5およびダイ1と被加工部材4との焼付きや
凝着が発生し易く、さらに、これらの破断、焼付きや凝
着を避けるために、ダイ1の凹部2の側面2bとパンチ
5の側面5bとの間の間隙の寸法を、被加工部材4の肉
厚より大きくする必要があるため、製品寸法精度も高い
ものが得られないという問題点があった。
【0010】次に、図6および図7に示した従来の鍛造
加工用の金型を用いて被加工部材7を鍛造加工する場
合、上記した絞り加工用の金型の場合と同様に、ダイ6
およびパンチ8は機械加工または放電加工などにより所
望の形状に形成された後、研磨加工により仕上げられて
いるので、全ての部分の表面が被加工部材7との摺動に
おいてほぼ同一の摩擦係数を示すため、製品形状すなわ
ちダイ6とパンチ8との間に形成される空隙部の形状が
狭い部分や、図6に示すように加工前の被加工部材7が
配置された位置から遠い部分、すなわち被加工部材7の
塑性変形量の大きい部分においては、被加工部材7の塑
性流動が不十分になり、鍛造製品9に空孔や欠けが発生
し易いという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、欠陥がなく精度の高い製品を得
ることができ、高性能且つ長寿命を有する金型を提供す
ることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る金型は、所定の形状の凹部が形成されたダイと、ダイ
の凹部と所定の間隙を介して嵌合可能に形成されダイ上
に載置される薄板状の被加工部材をダイの凹部に押入す
ることにより間隙の形状に倣って塑性変形させ所望の形
状に絞り加工するパンチとを備えた金型において、パン
チの被加工部材の押入に寄与する肩部表面の摩擦係数に
比較してダイおよびパンチの肩部を除く残りの部位の表
面の摩擦係数を85%以下に、ダイとパンチとの間の間
隙の寸法を被加工部材の肉厚より小さくそれぞれ設定し
たものである。
【0013】又、この発明の請求項2に係る金型は、所
定の形状の凹部が形成されたダイと、ダイの凹部と嵌合
可能に形成されダイの凹部に挿入された塊状の被加工部
材を押圧することによりダイの凹部との間の間隙の形状
に倣って塑性変形させ所望の形状に鍛造加工するパンチ
とを備えた金型において、ダイおよびパンチの被加工部
材の塑性変形量が小さい領域と接する部位の表面の摩擦
係数に比較して塑性変形量が大きい領域と接する部位の
表面の摩擦係数を85%以下に設定したものである。
【0014】又、この発明の請求項3に係る金型は、請
求項1または2において、ダイおよびパンチの摩擦係数
が85%以下に設定された部位の表面に、硬質Ni−P
基材中に5〜20%の潤滑性フッ化物粒子を含む分散め
っきを施したものである。
【0015】又、この発明の請求項4に係る金型は、請
求項1または2において、ダイおよびパンチの少なくと
も被加工部材と接する部位の表面にNi−P、Cr、窒
化物、硼化物、炭素化合物、チタン化合物、タングステ
ン化合物、ダイヤモンドおよびダイヤモンド状結晶のう
ち少なくとも一つを含む被膜を形成するとともに、ダイ
およびパンチの摩擦係数が85%以下に設定された部位
の表面に形成された被膜中にB、C、Fまたは窒化物、
硼化物、炭素化合物、フッ化物、硫化物のうち少なくと
も一つを含む潤滑性物質を添加したものである。
【0016】又、この発明の請求項5に係る金型は、請
求項4において、真空中においてエネルギーE=1〜1
00KeVを有したB、C、F、Nのイオンをイオン電
流密度I<300μA/cm2で1×1015〜1×10
18ions/cm2照射することにより被膜中に添加す
るようにしたものである。
【0017】又、この発明の請求項6に係る金型は、請
求項1または2において、ダイおよびパンチの摩擦係数
を85%以下にすべき部位の表面粗さの値を残りの部位
の表面粗さの値より小さく仕上げるとともに両表面に耐
摩耗性の優れた被膜を形成したものである。
【0018】又、この発明の請求項7に係る金型は、請
求項1または2において、所定の形状の凹部が形成され
たダイと、ダイの凹部と所定の間隙を介して嵌合可能に
形成されダイ上に載置される薄板状の被加工部材をダイ
の凹部に押入することにより間隙の形状に倣って塑性変
形させ所望の形状に絞り加工するパンチとを備えた金型
において、ダイの凹部の底部に入子を嵌め込み入子をパ
ンチが移動する方向と交わる方向に15KHz以上の周
波数で5μm以上の振幅を有する超音波で振動させるよ
うにしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
絞り加工用の金型の要部の構成を示す断面図である。図
において、11は上肩部12a、側面12b、下肩部1
2cおよび底部12dでなる凹部12が形成されたダ
イ、13は薄板状の被加工部材14の周囲をダイ11上
に押し付けて固定するしわ押え、15はダイ11の凹部
12の側面12bと被加工部材14の肉厚より小さい寸
法の間隙を介して嵌合する側面15a、および被加工部
材14のダイ11の凹部12内への押入に寄与する肩部
15bでなるパンチ、16はパンチ15の肩部15bの
表面に形成された硬質被膜で、優れた耐摩耗性を有する
例えばNi−Pめっき膜でなっている。17はパンチ1
5の側面15aおよびダイ11の凹部12の上肩部12
a、側面12b、下肩部12cの表面に形成された潤滑
性被膜で、例えば硬質Ni−P基材中に15%の潤滑性
フッ化物粒子を含有する分散めっき被膜でなっている。
【0020】上記のように構成された実施の形態1にお
ける絞り加工用の金型においては、まず、従来のものと
同様にダイ11上に薄板状の被加工部材14を載置し、
しわ押え13でその上を押しつけてダイ11上に固定す
る。その後、パンチ15を下降させ所定の力で肩部15
bにより被加工部材14をダイ11の凹部12内に押入
する。すると、図1に示すように被加工部材14はダイ
11の凹部12とパンチ15との間に形成される間隙の
形状に倣って塑性変形し、所望の形状の絞り加工製品が
完成する。
【0021】次に、上記実施の形態1における金型の要
部を構成するダイ11およびパンチ15の製造方法につ
いて説明する。まず、基材として準備した工具鋼に対
し、切削・研削・研磨などの機械加工を施し、要求精度
を満たす所望の形状にダイ11およびパンチ15を仕上
げる。このとき、高精度絞り加工時における被加工部材
14の焼付きや基材の欠けを抑制するとともに、硬質被
膜16や潤滑性被膜17の局部的な摩耗や剥離を回避す
るために、ダイ11およびパンチ15の被加工部材14
と接する部位の表面粗さを1μm以下に仕上げておくこ
とが望ましい。なお、基材として鉄鋼材料を用いる場合
には、合金工具鋼(JIS:SKD11など)や高速度
工具鋼(JIS:SKH51など)に焼き入れ、焼き戻
しなどの熱処理を施し、十分大きな硬さと適度な靱性を
確保するために、ロックウェル硬さHRC58〜64程
度の硬さに調整する。
【0022】次いで、アセトン超音波洗浄や酸洗などに
より、ダイ11およびパンチ15の表面の加工粉、加工
油分や酸化物層を完全に除去する。そして、電解めっき
法により少なくともパンチ15の肩部15bの表面を含
む領域にNi−Pめっき膜を施して硬質被膜16を形成
する。この時形成される硬質被膜16の厚さは、十分な
耐摩耗性を得るために2μm以上とすることが望まし
い。次に硬質被膜16が形成されたパンチ15の肩部1
5bの表面に、例えばポリイミド樹脂テープ貼付等の手
法を用いてマスキングを施す。
【0023】その後、少なくともパンチ15の側面15
aおよびダイ11の凹部12の上肩部12a、側面12
b、下肩部12cの表面を含む領域に、分散めっき法を
用いて硬質Ni−P基材中に15%の潤滑性フッ化物粒
子を含有する分散めっき被膜を施して潤滑性被膜17を
形成する。この時形成される潤滑性被膜17の厚さは、
3μm未満の場合には十分な潤滑効果が期待できないと
ともに、硬質被膜16よりも硬さが小さいために摩耗速
度が大きく、比較的早期に潤滑効果が失われる可能性が
大きく、又、厚さが10μmを超える場合には、潤滑性
被膜17の形成された部分と残りの部分との間に比較的
大きな段差が発生し、この段差部分に被加工部材14の
凝着核が形成されたり、製品精度が確保できないという
不都合が生じるため、3〜10μm程度が望ましい。
【0024】又、潤滑性被膜17を形成する分散めっき
被膜中に含まれる潤滑性フッ化物粒子の含有濃度は、5
%未満の場合には潤滑性被膜17が発揮する潤滑性が十
分でなく、又、濃度が20%を超える場合には、潤滑性
被膜17の耐摩耗性が低下するという不都合が生じるた
め、5〜20%であることが望ましい。そして、上記の
ように潤滑性被膜17の厚さおよび、潤滑性被膜17を
形成する分散めっき被膜中に含まれる潤滑性フッ化物粒
子の含有濃度を適正に設定して、被加工部材14の流れ
を十分に確保した結果、被加工部材14の押入に寄与す
るパンチ15の肩部15b表面の摩擦係数に比較して、
ダイ11およびパンチ15の肩部15bを除く残りの部
位の表面の摩擦係数を85%以下に設定すれば良いこと
が確認できた。
【0025】このように上記実施の形態1によれば、被
加工部材14の押入に寄与するパンチ15の肩部15b
表面の摩擦係数に比較して、ダイ11およびパンチ15
の肩部15bを除く残りの部位の表面の摩擦係数を85
%以下に設定するとともに、ダイ11の凹部12の側面
12bとパンチ15の側面15aとの間の間隙の寸法
を、被加工部材14の肉厚より小さく設定しているの
で、ダイ11とパンチ15との間への被加工部材14の
流入を十分に確保し、被加工部材14の破断等の発生を
防止することができるとともに、全ての部分が高い精度
を有する絞り加工製品の製造を可能にする高性能且つ長
寿命を有する金型を得ることができる。
【0026】又、硬質Ni−P基材中に15%の潤滑性
フッ化物粒子を含有する分散めっき被膜を施して潤滑性
被膜17を形成するようにしているので、高性能且つ長
寿命の金型を、真空装置等の大がかりな設備を用いるこ
となく簡便に得ることが可能になる。
【0027】尚、上記実施の形態1では、電解めっきに
よりNi−Pめっき膜を施して硬質被膜16を、分散め
っきにより硬質Ni−P基材中に潤滑性フッ化物粒子を
含む分散めっき膜を施して潤滑性被膜17をそれぞれ形
成する場合について説明したが、例えば電解または無電
解めっき法等の化学的湿式成膜法や、イオンプレーティ
ング法等の物理的成膜法あるいは化学的気相蒸着法を使
用して、少なくともパンチ15の側面15a、肩部15
bおよびダイ11の凹部12の上肩部12a、側面12
b、下肩部12cの表面に、Ni−P、Cr、窒化物、
硼化物、炭素化合物、チタン化合物、タングステン化合
物、ダイヤモンドおよびダイヤモンド状結晶のうち少な
くとも一つを含む被膜を形成した後、パンチ15の肩部
15bを除く上記ダイ11およびパンチ15の各部の表
面に形成された上記被膜中に、各種の元素拡散法やイオ
ン注入法等を用いてB、C、Fまたは窒化物、硼化物、
炭素化合物、フッ化物、硫化物のうち少なくとも一つを
含む潤滑性物質を添加するようにしても良く、上記と同
様の効果を発揮することができる。
【0028】又、上記のようにイオン注入法を用いた場
合のイオン注入条件としては、以下に述べる理由により
エネルギーE=1〜100KeVを有したB、C、F、
Nのイオンを、イオン電流密度I<300μA/cm2
で1×1015〜1×1018ions/cm2照射するこ
とが望ましい。すなわち、エネルギーE<1KeVの場
合には、イオンが予め形成されている硬質被膜16の表
面の極めて浅い領域にしか到達せず、絞り加工開始直後
にイオン注入層が摩滅して潤滑効果を失うという問題を
生じる。一方、エネルギーE>100keVの場合に
は、イオンが予め形成されている硬質被膜16の表層を
通過して深層部にのみ存在することとなるため、表面に
は潤滑効果が現れないという問題を生じるとともに注入
中のダイ11およびパンチ15の温度が高くなり、硬さ
や寸法精度が損なわれるという不都合が生じる。
【0029】また、イオン電流密度I>300μA/c
2の条件でイオン注入を実施した場合にも、注入中の
ダイ11およびパンチ15の温度が高くなり上記と同様
の不都合が生じる。さらに又、イオン注入量が1×10
15ions/cm2未満の場合には、予め形成されてい
る硬質被膜16中の注入元素濃度が過少であるため、注
入元素による潤滑効果が期待できず、イオン注入量が1
×1018ions/cm2を超える場合には、予め形成
されている硬質被膜16中の注入元素濃度が過多とな
り、注入元素が凝集したり注入元素によってはガス化し
て被注入基材の表面から抜け出てしまったり、基材表層
を脆化させたりする恐れがあるとともに、注入に極めて
長時間を要し実用的でない。
【0030】さらに又、上記実施の形態1では、被加工
部材14の押入に寄与するパンチ15の肩部15bの表
面に硬質被膜16を、被加工部材14が容易に流れるべ
きパンチ15の側面15aおよび、ダイ11の凹部12
の上肩部12a、側面12b、下肩部12cの表面に潤
滑性被膜17をそれぞれ形成する場合について説明した
が、ダイ11およびパンチ15の各部の表面粗さを適正
に制御、すなわち、ダイ11の凹部12の上肩部12
a、側面12b、下肩部12cおよびパンチ15の側面
15aの表面粗さの値を、パンチ15の肩部15bの表
面粗さの値より小さく仕上げておき、これら各部表面に
耐摩耗性の優れた被膜を形成するようにしても良く、上
記と同様の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0031】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2における鍛造加工用の金型の要部の構成を示す断面
図である。図において、18は例えば工具鋼等の基材で
なるダイで、側面19a、底部19bおよび後述の内径
部でなる環状の第1の凹部19と、この第1の凹部19
の底部19bに形成され側面20a、底部20bおよび
後述の内径部でなる環状の第2の凹部20を有してい
る。21は第1の凹部19の側面19aおよび第2の凹
部20の側面20a対応して形成される内径部、22は
外径部22aおよび内径部22bがダイ18の第1の凹
部19の側面19aおよび内径部21に嵌合可能な環状
のパンチで、ダイ18の両凹部19、20に対応して側
面23aおよび底部23bでなる凹部23が形成されて
いる。
【0032】24、25はパンチ22の凹部23の側面
23aおよびダイ18の内径部21のパンチ22の凹部
23の側面23aと対応する位置に、例えばNi−Pめ
っきを施してそれぞれ形成された硬質被膜、26はダイ
18の第1の凹部19の底面19b、第2の凹部20の
側面20a、底部20bおよび内径部21にわたって、
例えば硬質Ni−P基材中に15%の潤滑性フッ化物粒
子を含有する分散めっき被膜を施して形成される潤滑性
被膜で、これら各被膜24、25および26は上記実施
の形態1における硬質被膜16および潤滑性被膜17と
同様のものである。27はダイ18の第1の凹部19内
に挿入された塊状の被加工部材である。
【0033】次に、上記実施の形態2における金型の要
部を構成するダイ18およびパンチ22の製造方法につ
いて、基本的には実施の形態1におけると同様なので概
略を説明する。まず、基材として準備した工具鋼に対
し、切削・研削・研磨などの機械加工を施し、要求精度
を満たす所望の形状にダイ18およびパンチ22を仕上
げる。次いで、電解めっき法によりパンチ22の凹部2
3の側面23a、およびこの側面23aと対応するダイ
18の内径部21の部位の表面にNi−Pめっき膜を施
して硬質被膜24、25を形成する。さらに、分散めっ
き法を用いてダイ18の第1の凹部19の底部19b、
および第2の凹部20の側面20a、底部20bにわた
る部位の表面に、硬質Ni−P基材中に15%の潤滑性
フッ化物粒子を含有する分散めっき被膜を施すことによ
り潤滑性被膜26を形成する。
【0034】このようにして製造された鍛造加工用のダ
イ18およびパンチ22は、被加工部材27の塑性変形
量が小さい領域と接する部位、すなわちパンチ22の凹
部23の側面23aおよび、この側面23aと対応する
ダイ18の内径部21の部位の表面には、硬質被膜2
4、25が形成されその表面の摩擦係数は大きな値を示
すとともに、被加工部材27の塑性変形量が大きい領域
と接する部位、すなわちダイ18の第1の凹部19の底
部19bおよび第2の凹部20の側面20a、底部20
bにわたる部位の表面には潤滑性被膜26が形成され
て、実施の形態1においても説明したように、摩擦係数
が硬質被膜24、25が形成された部位の表面の85%
以下という値に設定されているため、被加工部材27の
塑性変形量の大きな部分においても、被加工部材27の
塑性流動は十分に発生し、鍛造製品の空孔や欠けの発生
を防止することができる。
【0035】尚、上記実施の形態2では、電解めっきに
よりNi−Pめっき膜を施して硬質被膜24、25を、
分散めっきにより硬質Ni−P基材中に潤滑性フッ化物
粒子を含む分散めっき膜を施して潤滑性被膜26をそれ
ぞれ形成する場合について説明したが、実施の形態1の
場合と同様に例えば電解または無電解めっき法等の化学
的湿式成膜法や、イオンプレーティング法等の物理的成
膜法あるいは化学的気相蒸着法を使用して、少なくとも
ダイ18およびパンチ22の被加工部材27と接する部
位の表面に、Ni−P、Cr、窒化物、硼化物、炭素化
合物、チタン化合物、タングステン化合物、ダイヤモン
ドおよびダイヤモンド状結晶のうち少なくとも一つを含
む被膜を形成した後、パンチ22の凹部23の側面23
aおよび、この側面23aと対応するダイ18の内径部
21の部位の表面を除く上記ダイ18およびパンチ22
の各部の表面に形成された上記被膜中に、各種の元素拡
散法やイオン注入法等を用いてB、C、Fまたは窒化
物、硼化物、炭素化合物、フッ化物、硫化物のうち少な
くとも一つを含む潤滑性物質を添加するようにしても良
く、上記と同様の効果を発揮することができる。
【0036】実施の形態3.図3および図4はこの発明
の実施の形態3における絞り加工用の金型による加工の
工程を示す断面図である。図において、28は上方凹部
28aが形成されたダイ、29はこのダイ28の凹部2
8aの底部に形成された有底穴、30はダイ28上に載
置される薄板状の被加工部材、31はこの被加工部材3
0の周囲をダイ28上に押し付けて固定するしわ押え、
32はダイ28の凹部28aに嵌合するパンチ、33は
ダイ28の有底穴29内を上下に摺動可能に嵌合される
入れ子、34はダイ28の有底穴29の底部に配設さ
れ、所定の力で入れ子33を図3に示すように有底穴2
9から若干突出した状態に保持する圧縮バネ、35は連
結素子36を介して入れ子33と連結し、入れ子33に
パンチ32の移動方向と垂直をなす方向に15KHz以
上の周波数で振幅5μm以上の振動を与える超音波振動
機構である。
【0037】次に、上記のように構成されるこの発明の
実施の形態3における絞り加工用の金型による加工方法
について説明する。まず、図3に示すようにダイ28上
に被加工部材30を載置するとともに、しわ押え31に
より被加工部材30の周囲をダイ28上に押し付けて固
定する。この時、入れ子32は圧縮バネ34により有底
穴29からダイ28の凹部28a内へ頭を若干突き出し
た状態で保持され、連結素子36を介して連結された超
音波振動機構35により、水平方向に15KHz以上の
周波数で振幅5μm以上の振動が加えられている。
【0038】次いで、パンチ32を下降させてダイ28
の凹部28a内に被加工部材30を押入すると、被加工
部材30の下面が入れ子33に接触し、パンチ32の移
動とともに圧縮バネ34の力に打ち勝って、入れ子33
を有底穴29内に押し付けるような格好となり、この間
に被加工部材30は入れ子33を介して加振される。そ
して、この振動により被加工部材30は昇温して軟化す
ることにより流動が促進され、パンチ32とダイ28の
凹部28aとの間の間隙の形状に倣って塑性変形し、図
4に示すように所望の形状の絞り加工製品37が完成す
る。
【0039】このように上記実施の形態3によれば、ダ
イ28の凹部28aの底部に形成された有底穴29内
に、垂直に摺動可能な入れ子33を配設し、超音波振動
機構35によりこの入れ子33を水平方向に15KHz
以上の周波数で振幅5μm以上の振動を加えて、被加工
部材30の入れ子33と接触する領域の部位を昇温し、
軟化させることにより流動を促進させながら塑性変形を
させるようにしているので、より高い精度を有した製品
の加工が可能になる。なお、入れ子33に加えられる振
動の周波数が15KHz未満で振幅が5μm未満の場合
には、軟化効果が十分でなく流動が促進されないので、
上記のような効果が期待できないことは確認されてい
る。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、所定の形状の凹部が形成されたダイと、ダイの凹
部と所定の間隙を介して嵌合可能に形成されダイ上に載
置される薄板状の被加工部材をダイの凹部に押入するこ
とにより間隙の形状に倣って塑性変形させ所望の形状に
絞り加工するパンチとを備えた金型において、パンチの
被加工部材の押入に寄与する肩部表面の摩擦係数に比較
してダイおよびパンチの肩部を除く残りの部位の表面の
摩擦係数を85%以下に、ダイとパンチとの間の間隙の
寸法を被加工部材の肉厚より小さくそれぞれ設定したの
で、欠陥がなく精度の高い製品を得ることが可能な絞り
加工用の金型を提供することができる。
【0041】又、この発明の請求項2によれば、所定の
形状の凹部が形成されたダイと、ダイの凹部と嵌合可能
に形成されダイの凹部に挿入された塊状の被加工部材を
押圧することによりダイの凹部との間の間隙の形状に倣
って塑性変形させ所望の形状に鍛造加工するパンチとを
備えた金型において、ダイおよびパンチの被加工部材の
塑性変形量が小さい領域と接する部位の表面の摩擦係数
に比較して塑性変形量が大きい領域と接する部位の表面
の摩擦係数を85%以下に設定したので、欠陥がなく精
度の高い製品を得ることが可能な鍛造加工用の金型を提
供することができる。
【0042】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1または2において、ダイおよびパンチの摩擦係数が8
5%以下に設定された部位の表面に、硬質Ni−P基材
中に5〜20%の潤滑性フッ化物粒子を含む分散めっき
を施すようにしたので、欠陥がなく精度の高い製品を、
真空装置等のように大がかりな設備を用いることなく、
比較的簡便に得ることが可能な金型を提供することがで
きる。
【0043】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1または2において、ダイおよびパンチの少なくとも被
加工部材と接する部位の表面にNi−P、Cr、窒化
物、硼化物、炭素化合物、チタン化合物、タングステン
化合物、ダイヤモンドおよびダイヤモンド状結晶のうち
少なくとも一つを含む被膜を形成するとともに、ダイお
よびパンチの摩擦係数が85%以下に設定された部位の
表面に形成された被膜中にB、C、Fまたは窒化物、硼
化物、炭素化合物、フッ化物、硫化物のうち少なくとも
一つを含む潤滑性物質を添加させるようにしたので、欠
陥がなく精度の高い製品を、安定して得ることが可能な
金型を提供することができる。
【0044】又、この発明の請求項5によれば、請求項
4において、真空中においてエネルギーE=1〜100
KeVを有したB、C、F、Nのイオンをイオン電流密
度I<300μA/cm2で1×1015〜1×1018
ons/cm2照射することにより被膜中に添加するよ
うにしたので、欠陥がなく精度の高い製品を得ることが
可能であることは勿論のこと、長寿命の金型を提供する
ことができる。
【0045】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1または2において、ダイおよびパンチの摩擦係数を8
5%以下にすべき部位の表面粗さの値を残りの部位の表
面粗さの値より小さく仕上げるとともに両表面に耐摩耗
性の優れた被膜を形成するようにしたので、欠陥がなく
精度の高い製品を安定して得ることが可能な金型を提供
することができる。
【0046】又、この発明の請求項7によれば、請求項
1または2において、所定の形状の凹部が形成されたダ
イと、ダイの凹部と所定の間隙を介して嵌合可能に形成
されダイ上に載置される薄板状の被加工部材をダイの凹
部に押入することにより間隙の形状に倣って塑性変形さ
せ所望の形状に絞り加工するパンチとを備えた金型にお
いて、ダイの凹部の底部に入子を嵌め込み入子をパンチ
が移動する方向と交わる方向に15KHz以上の周波数
で5μm以上の振幅を有する超音波で振動させるように
したので、欠陥がなくより精度の高い製品を安定して得
ることが可能な金型を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における絞り加工用
の金型の要部の構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における鍛造加工用
の金型の要部の構成を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3における絞り加工用
の金型の製品加工前の状態における構成を示す断面図で
ある。
【図4】 この発明の実施の形態4における絞り加工用
の金型の製品加工完了時の状態における構成を示す断面
図である。
【図5】 従来の絞り加工用の金型の要部の構成を示す
断面図である。
【図6】 従来の鍛造加工用の金型の製品加工前の状態
における構成を示す断面図である。
【図7】 従来の鍛造加工用の金型の製品加工完了時の
状態における構成を示す断面図である。
【符号の説明】
11,18,28 ダイ、12 凹部、14,27,3
0 被加工部材、15,22,32 パンチ、15b
肩部、16,24,25 硬質被膜、17,26 潤滑
性被膜、19 第1の凹部、20 第2の凹部、33
入れ子、34 圧縮バネ、35 超音波振動機構。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の形状の凹部が形成されたダイと、
    上記ダイの凹部と所定の間隙を介して嵌合可能に形成さ
    れ上記ダイ上に載置される薄板状の被加工部材を上記ダ
    イの凹部に押入することにより上記間隙の形状に倣って
    塑性変形させ所望の形状に絞り加工するパンチとを備え
    た金型において、上記パンチの上記被加工部材の押入に
    寄与する肩部表面の摩擦係数に比較して上記ダイおよび
    パンチの上記肩部を除く残りの部位の表面の摩擦係数を
    85%以下に、上記ダイとパンチとの間の間隙の寸法を
    上記被加工部材の肉厚より小さくそれぞれ設定したこと
    を特徴とする金型。
  2. 【請求項2】 所定の形状の凹部が形成されたダイと、
    上記ダイの凹部と嵌合可能に形成され上記ダイの凹部に
    挿入された塊状の被加工部材を押圧することにより上記
    ダイの凹部との間の間隙の形状に倣って塑性変形させ所
    望の形状に鍛造加工するパンチとを備えた金型におい
    て、上記ダイおよびパンチの上記被加工部材の塑性変形
    量が小さい領域と接する部位の表面の摩擦係数に比較し
    て上記塑性変形量が大きい領域と接する部位の表面の摩
    擦係数を85%以下に設定したことを特徴とする金型。
  3. 【請求項3】 ダイおよびパンチの摩擦係数が85%以
    下に設定された部位の表面に、硬質Ni−P基材中に5
    〜20%の潤滑性フッ化物粒子を含む分散めっきを施し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の金型。
  4. 【請求項4】 ダイおよびパンチの少なくとも被加工部
    材と接する部位の表面にNi−P、Cr、窒化物、硼化
    物、炭素化合物、チタン化合物、タングステン化合物、
    ダイヤモンドおよびダイヤモンド状結晶のうち少なくと
    も一つを含む被膜を形成するとともに、上記ダイおよび
    パンチの摩擦係数が85%以下に設定された部位の表面
    に形成された上記被膜中にB、C、Fまたは窒化物、硼
    化物、炭素化合物、フッ化物、硫化物のうち少なくとも
    一つを含む潤滑性物質が添加されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の金型。
  5. 【請求項5】 真空中においてエネルギーE=1〜10
    0KeVを有したB、C、F、Nのイオンをイオン電流
    密度I<300μA/cm2で1×1015〜1×1018
    ions/cm2照射することにより被膜中に添加する
    ようにしたことを特徴とする請求項4記載の金型。
  6. 【請求項6】 ダイおよびパンチの摩擦係数を85%以
    下にすべき部位の表面粗さの値を残りの部位の表面粗さ
    の値より小さく仕上げるとともに上記両表面に耐摩耗性
    の優れた被膜を形成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の金型。
  7. 【請求項7】 所定の形状の凹部が形成されたダイと、
    上記ダイの凹部と所定の間隙を介して嵌合可能に形成さ
    れ上記ダイ上に載置される薄板状の被加工部材を上記ダ
    イの凹部に押入することにより上記間隙の形状に倣って
    塑性変形させ所望の形状に絞り加工するパンチとを備え
    た金型において、上記ダイの凹部の底部に入子を嵌め込
    み上記入子を上記パンチが移動する方向と交わる方向に
    15KHz以上の周波数で5μm以上の振幅を有する超
    音波で振動させることを特徴とする金型。
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