JPH09253761A - 折り曲げパイプの製造方法 - Google Patents

折り曲げパイプの製造方法

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JPH09253761A
JPH09253761A JP6820696A JP6820696A JPH09253761A JP H09253761 A JPH09253761 A JP H09253761A JP 6820696 A JP6820696 A JP 6820696A JP 6820696 A JP6820696 A JP 6820696A JP H09253761 A JPH09253761 A JP H09253761A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑形状の内壁を持つ折り曲げパイプにおい
て、曲げ工程で内部を汚染せずに曲げ部分におけるパイ
プ断面の変形を小さくできる。 【解決手段】 パイプ1の曲げ工程において曲げの外周
側に補強材2を接着して、外周側の剛性を内周側に比べ
て相対的に高くしている。このため、曲げモーメントを
加えたときの中立軸が曲げの外周側に移動し、曲げの内
周側に生じる圧縮応力が曲げの外周側に生じる引張応力
よりも大きくなる。従ってパイプの曲げ工程では、曲げ
の内周側の圧縮による塑性ひずみの割合が大きくなって
進行する。圧縮による塑性ひずみの方が引張による塑性
ひずみよりも小さいため、曲げ部分における断面の変形
が小さい折り曲げパイプの製造が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば宇宙用・工
業用・家庭用の熱交換器、排熱装置として用いられるヒ
ートパイプ用管材のような、折り曲げパイプの製造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は一般的に行われている、曲げ部分
におけるパイプ断面の変形を小さくする曲げ方法の例で
ある。図において、7はパイプであり、パイプ7の内部
に8の砂を詰め、9の栓により砂8がパイプ7から流出
するのを防いでいる。このパイプ7を10の曲げ治具に
当てて曲げを行なう。
【0003】次に作用について説明する。パイプ7に対
して鎖線で示したような曲げを行なうと、曲げ中心に近
い側では圧縮応力、遠い側では引張応力が発生する。こ
の応力により、曲げの外周側は伸び、内周側は縮む。さ
らにポアソン効果により断面を変形させる応力が発生す
る。内部の砂8はこの変形に対する拘束の役割を果たす
ため、断面の塑性ひずみを小さく抑えた曲げ加工が可能
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパイプの曲げ方
法は以上のような手順を踏んでいたので、曲げ工程前に
パイプ7内に砂8を封入し、曲げ終了後に砂8を取り出
してパイプ7の内部を洗浄することが必要であった。こ
のため、曲げ加工に非常に時間がかかる、さらにはパイ
プ内壁が砂で傷付けられるといった欠点があった。また
パイプ内部の清浄度が必要となる高純度の流体用の配管
や、導波管、あるいは内部にウィックと呼ばれる特殊な
構造を持つヒートパイプ用管材などでは、内部に残った
砂を完全に除去するのが困難であり、適用が難しかっ
た。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、曲げ工程時にパイプ内部への砂
の封入を不要にすると共に、曲げ部分におけるパイプ断
面の変形を小さくする曲げ方法の確立を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明による折り曲
げパイプの製造方法は、曲げ工程において曲げの外周側
に補強材を接着して、外周側の剛性を内周側に比べて相
対的に高くしてある。このため、曲げモーメントを加え
たときの中立軸が曲げの外周側に移動し、曲げの内周側
に生じる圧縮応力が曲げの外周側に生じる引張応力より
も大きくなる。従って曲げ工程は、曲げの内周側の圧縮
による塑性ひずみの割合が大きくなって進行する。圧縮
による塑性ひずみの方が引張による塑性ひずみよりも小
さいため、曲げ部分における断面の変形が小さい折り曲
げパイプの製造が可能になる。
【0007】また、第2の発明による折り曲げパイプの
製造方法は、曲げ工程において曲げの外周側のパイプ肉
厚を、内周側の肉厚に比べて厚くしており、外周側の剛
性を内周側に比べて相対的に高くしてある。このため、
曲げモーメントを加えたときの中立軸が曲げの外周側に
移動し、曲げの内周側に生じる圧縮応力が曲げの外周側
に生じる引張応力よりも大きくなる。従って曲げ工程
は、曲げの内周側の圧縮による塑性ひずみの割合が大き
くなって進行する。圧縮による塑性ひずみの方が引張に
よる塑性ひずみよりも小さいため、曲げ部分における断
面の変形が小さい折り曲げパイプの製造が可能になる。
【0008】また、第3の発明による折り曲げパイプの
製造方法は、曲げ工程においてパイプ外周側に多数のリ
ブを設けており、外周側の剛性を内周側に比べて相対的
に高くしてある。このため、曲げモーメントを加えたと
きの中立軸が曲げの外周側に移動し、曲げの内周側に生
じる圧縮応力が曲げの外周側に生じる引張応力よりも大
きくなる。従って曲げ工程は、曲げの内周側の圧縮によ
る塑性ひずみの割合が大きくなって進行する。圧縮によ
る塑性ひずみの方が引張による塑性ひずみよりも小さい
ため、曲げ部分における断面の変形が小さい折り曲げパ
イプの製造が可能になる。
【0009】また、第4の発明による折り曲げパイプの
製造方法は、曲げ工程において曲げの外周面を樹脂で被
覆しており、外周側の剛性を内周側に比べて相対的に高
くしてある。このため、曲げモーメントを加えたときの
中立軸が曲げの外周側に移動し、曲げの内周側に生じる
圧縮応力が曲げの外周側に生じる引張応力よりも大きく
なる。従って曲げ工程は、曲げの内周側の圧縮による塑
性ひずみの割合が大きくなって進行する。圧縮による塑
性ひずみの方が引張による塑性ひずみよりも小さいた
め、曲げ部分における断面の変形が小さい折り曲げパイ
プの製造が可能になる。
【0010】また、第5の発明による折り曲げパイプの
製造方法は、曲げ工程において曲げの内周面を高周波管
等により瞬間的に加熱しており、曲げを行なう時点では
曲げの内周側は曲げの外周側よりも遥かに高温になって
いる。材料は高温では強度が低下する。高温になった内
周側の降伏点は、外周側の降伏点よりも低くなる。この
ため、曲げモーメントを加えたときに曲げの内周側が曲
げの外周側よりも低い応力で降伏する。従って曲げ工程
は、曲げの内周側の圧縮による塑性ひずみが支配的にな
って進行する。一般に圧縮による塑性ひずみの方が引張
による塑性ひずみよりも小さいため、曲げ部分における
断面の変形が小さい折り曲げパイプの製造が可能にな
る。
【0011】また、第6の発明による折り曲げパイプ製
造方法は、曲げ工程においてパイプの上下方向を剛体で
押さえている。曲げを行なうとポアソン効果により、パ
イプ断面は曲げの半径方向にはへこみ、それに垂直な方
向には膨らもうとする。パイプの上下を押さえる剛体は
パイプ断面の膨らみを拘束する働きをもち、同時に間接
的にパイプ断面の曲げ半径方向のへこみを防止する。第
1〜第5の発明のいずれかの方法と併用することで、ポ
アソン効果による断面の変形を抑え、曲げ部分における
断面の変形がより小さい折り曲げパイプの製造が可能に
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す概
念図であり、図において1は管内が複雑な形状を持つパ
イプ、2はパイプ1を曲げる時に補強として貼り付けた
補強材、3はパイプ1と補強材2を貼り付ける接着剤、
Aはパイプ1を曲げた時の内周面、Bは外周面を示す。
パイプ1は曲げ加工をしやすくするために焼きなまして
ある。
【0013】このパイプ1に対して曲げを行なうと、面
Aには圧縮応力、面Bには引張応力が生じる。面Bは補
強材2により補強されているため面Aよりも剛性が高
く、従って曲げモーメントを加えた時の中立軸が面B側
に移動することになり、面Bの発生応力は面Aのそれよ
りも小さくなる。したがって曲げ工程は圧縮による塑性
ひずみの割合が高い状態で進行する。圧縮による塑性ひ
ずみは引張による塑性ひずみよりも小さいため、補強材
2がない場合に比べて曲げ部分における断面の変形が小
さくなる。補強材2と接着剤3は曲げ作業後に有機溶媒
を使って除去する。
【0014】補強材2と接着剤3はパイプ1の形状、材
質、曲げ半径に応じて選ぶ。例えば、高さ/幅が14.
73mm、内径13.2mmのA6061−O製パイプ
1に対して内周面での曲げ半径が43.4mmの90゜
曲げを行なうとする。厚さ1.6mm〜2mmのA60
61−O製補強材2を瞬間接着剤3を用いてパイプ1に
接着して曲げることにより、パイプ1の曲げ外周側の面
Bのへこみを補強材2を用いない場合に比べて10分の
1以下に抑えることが出来た。曲げ完了後、接着剤3を
アセトンで除去し、補強材2をパイプ1から取り外す。
この例の場合、補強材2の厚さを3mm以上にすると面
Bのへこみは抑えられるが曲げの内周側の面Aの変形が
無視できなくなる。また補強材2の材質はA6061−
Oと似た物質をもつリン青銅でも同じ効果が得られる
し、接着剤3は瞬間接着剤よりも剪断強度の高いエポキ
シ系接着剤を使用しても良い。
【0015】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2を示す概念図である。図2において、1は管内が複
雑な形状を持つパイプ、Aはパイプ1を曲げた時の内周
面、Bは外周面を示す。パイプ1は面Bの肉厚が面Aの
肉厚よりも厚くなるように製造されている。パイプ1は
曲げ加工しやすくするために焼きなましてある。
【0016】このパイプ1に対して曲げを行なうと、面
Aには圧縮応力、面Bには引張応力が生じる。面Bは面
Aよりも肉厚が厚いために剛性が高く、従って曲げモー
メントを加えた時の中立軸が面B側に移動することにな
り、面Bの発生応力は面Aのそれよりも小さくなる。し
たがって曲げ工程は圧縮による塑性ひずみの割合が高い
状態で進行する。圧縮による塑性ひずみは引張による塑
性ひずみよりも小さいため、面Bの肉厚が面Aと等しい
場合に比べて曲げ部分における断面の変形が小さくな
る。実施の形態1と同様、面Bの肉厚はパイプ1の形
状、材質、曲げ半径に応じて選ぶ。また航空宇宙用など
の軽量化が要求される場合には、曲げ加工後に面Bを機
械加工して肉厚の不均衡を解消する。
【0017】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3を示す概念図である。図3において、1は管内が
複雑な形状を持つパイプ、Aはパイプ1を曲げた時の内
周面、Bは外周面、Lは面B上にある剛性を高めるため
のリブを示す。パイプ1は曲げ加工をしやすくするため
に焼きなましてある。
【0018】このパイプ1に対して曲げを行なうと、面
Aには圧縮応力、面Bには引張応力が生じる。面Bはリ
ブLを持つために面Aよりも剛性が高く、従って曲げモ
ーメントを加えた時の中立軸が面B側に移動することに
なり、面Bの発生応力は面Aのそれよりも小さくなる。
したがって曲げ工程は圧縮による塑性ひずみの割合が高
い状態で進行する。圧縮による塑性ひずみは引張による
塑性ひずみよりも小さいため、リブCがない場合に比べ
て曲げ部分における断面の変形が小さくなる。実施の形
態2に比べて軽量に仕上がる利点もある。実施の形態1
と同様、リブLの形状、数量はパイプ1の形状、材質、
曲げ半径に応じて選ぶ。また航空宇宙用などの軽量化が
要求される場合には、曲げ加工後に機械加工などにより
リブLを削除する。
【0019】実施の形態4.図4は実施の形態4を示す
概念図である。図4において、1は管内が複雑な形状を
持つパイプ、4はパイプ1の外周面に注形された樹脂、
Aはパイプ1を曲げた時の内周面、Bは外周面を示す。
パイプ1は曲げ加工をしやすくするために焼きなまして
ある。
【0020】このパイプ1に対して曲げを行なうと、面
Aには圧縮応力、面Bには引張応力が生じる。面Bは樹
脂4により補強されているため面Aよりも剛性が高く、
従って曲げモーメントを加えた時の中立軸が面B側に移
動することになり、面Bの発生応力は面Aのそれよりも
小さくなる。したがって曲げ工程は圧縮による塑性ひず
みの割合が高い状態で進行する。圧縮による塑性ひずみ
は引張による塑性ひずみよりも小さいため、樹脂4がな
い場合に比べて曲げ部分における断面の変形が小さくな
る。樹脂4は曲げ作業後に有機溶媒を使って除去する。
実施の形態1と同様、樹脂4の形状はパイプ1の形状、
材質、曲げ半径に応じて選ぶ。
【0021】実施の形態5.図5は実施の形態5を示す
概念図である。図5において、1は管内が複雑な形状を
持つパイプ、5はパイプ1を局部的に加熱するための高
周波加熱コイル、Aはパイプ1を曲げた時の内周面、B
は外周面を示す。パイプ1は曲げ加工をしやすくするた
めに焼きなましてある。
【0022】このパイプ1に対して曲げを行なうと、面
Aには圧縮応力、面Bには引張応力が生じる。パイプの
内周面となる部分に高周波加熱コイル5を置き、パイプ
1を高周波加熱コイル5で短時間で局部的に加熱し、面
Aを材料の強度が劣化する程度の高温にする。この状態
で曲げを行なえば、材料劣化により面Aが面Bよりも先
に降伏を起こす。したがって曲げ工程は圧縮による塑性
ひずみの割合が高い状態で進行する。圧縮による塑性ひ
ずみは引張による塑性ひずみよりも小さいため、高周波
加熱コイル5による加熱がない場合に比べて曲げ部分に
おける断面の変形が小さくなる。実施の形態1と同様、
高周波加熱コイル5による加熱時間、加熱量はパイプ1
の形状、材質、曲げ半径に応じて選ぶ。
【0023】実施の形態6.図6は実施の形態6を示す
概念図であり、実施の形態1と併用した場合を示してい
る。図6において、1は管内が複雑な形状を持つパイ
プ、2はパイプ1を曲げる時に補強として貼り付けた補
強材、3はパイプ1と補強材2を貼り付ける接着剤、6
はパイプ1の上下方向に密着した剛体、Aはパイプ1を
曲げた時の内周面、Bは外周面、CおよびDは剛体6に
より変位を拘束される面を示す。パイプ1は曲げ加工を
しやすくするために焼きなましてある。
【0024】このパイプ1に対して曲げを行なうと、面
Aには圧縮応力、面Bには引張応力が生じる。面Bは補
強材2により補強されているため面Aよりも剛性が高
く、従って曲げモーメントを加えた時の中立軸が面B側
に移動することになり、面Bの発生応力は面Aのそれよ
りも小さくなる。したがって曲げ工程は圧縮による塑性
ひずみの割合が高い状態で進行する。圧縮による塑性ひ
ずみは引張による塑性ひずみよりも小さいため、補強材
2がない場合に比べて曲げ部分における断面の変形が小
さくなる。補強材2と接着剤3は曲げ作業後に有機溶媒
を使って除去する。また、曲げを行なうと、ポアソン効
果により面Aと面Bの距離は縮み、面Cと面Dの距離は
伸びる。しかし面Cと面Dの変位を拘束する剛体6の存
在によりパイプ断面変形はさらに抑制され、実施の形態
1〜5に示した曲げ方法に比べてさらに断面の変形が小
さくなる。
【0025】実施の形態1で示した例の場合、剛体6を
併用することで面Cと面Dの距離の伸びを10分の1以
下に抑えることが出来た。
【0026】
【発明の効果】第1の発明によれば、曲げ工程において
パイプの曲げ外周側に補強板を接着してパイプの曲げ外
周側の剛性を高め、圧縮変形の割合を高めて曲げること
により、パイプ断面の変形が小さい折り曲げパイプが得
られる効果がある。
【0027】第2の発明によれば、曲げ工程においてパ
イプの曲げ外周側に肉厚を厚くしてパイプの曲げ外周側
の剛性を高め、圧縮変形の割合を高めて曲げることによ
り、パイプ断面の変形が小さい折り曲げパイプが得られ
る効果がある。
【0028】第3の発明によれば、曲げ工程においてパ
イプの曲げ外周側にリブを設けてパイプの曲げ外周側の
剛性を高め、圧縮変形の割合を高めて曲げることによ
り、パイプ断面の変形が小さい折り曲げパイプが得られ
る効果がある。
【0029】第4の発明によれば、曲げ工程においてパ
イプの曲げ外周側に樹脂を成形してパイプの曲げ外周側
の剛性を高め、圧縮変形の割合を高めて曲げることによ
り、パイプ断面の変形が小さい折り曲げパイプが得られ
る効果がある。
【0030】第5の発明によれば、曲げ工程においてパ
イプの曲げ内周側を加熱してパイプの曲げ内周側の材料
を強度を劣化させ、圧縮変形の割合を高めて曲げること
により、パイプ断面の変形が小さい折り曲げパイプが得
られる効果がある。
【0031】第6の発明によれば、曲げ工程においてパ
イプを上下から剛体で抑えるためにパイプの断面の変形
が拘束され、パイプ断面の変形が小さい折り曲げパイプ
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による複雑形状の内
壁を持つ折り曲げパイプの製造方法を示す。
【図2】 この発明の実施の形態2による複雑形状の内
壁を持つ折り曲げパイプの製造方法を示す。
【図3】 この発明の実施の形態3による複雑形状の内
壁を持つ折り曲げパイプの製造方法を示す。
【図4】 この発明の実施の形態4による複雑形状の内
壁を持つ折り曲げパイプの製造方法を示す。
【図5】 この発明の実施の形態5による複雑形状の内
壁を持つ折り曲げパイプの製造方法を示す。
【図6】 この発明の実施の形態6による複雑形状の内
壁を持つ折り曲げパイプの製造方法を示す。
【図7】 従来の折り曲げパイプの製造方法を示す。
【符号の説明】
1 複雑形状の内壁を持つ折り曲げパイプ、2 補強
材、3 接着剤、4 樹脂、5 高周波加熱コイル、6
剛体、7 パイプ、8 砂、9 栓、10 曲げ治
具、A パイプ1の曲げ内周面、B パイプ1の曲げ外
周面、C パイプ1の変位を拘束される面、D パイプ
1の変位を拘束される面、L リブ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプの曲げ工程において、曲げの外周
    側に補強材を一時的に接着した状態でパイプを内周面側
    に曲げることによりパイプ曲げ部分におけるパイプ断面
    の変形を小さくすることを特徴とする、折り曲げパイプ
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 パイプの曲げ工程において、曲げの外周
    側のパイプ肉厚を内周側のパイプ肉厚に比べて厚くした
    状態でパイプを内周面側に曲げることによりパイプ曲げ
    部分におけるパイプ断面の変形を小さくすることを特徴
    とする、折り曲げパイプの製造方法。
  3. 【請求項3】 パイプの曲げ工程において、パイプの外
    周側に複数のリブを設けた状態でパイプを内周面側に曲
    げることによりパイプ曲げ部分におけるパイプ断面の変
    形を小さくすることを特徴とする、折り曲げパイプの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 パイプの曲げ工程において、外周側のパ
    イプ表面に樹脂を注型した状態でパイプを内周面側に曲
    げることによりパイプ曲げ部分におけるパイプ断面の変
    形を小さくすることを特徴とする、折り曲げパイプの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 パイプの曲げ工程において、内周側を加
    熱して、内周側のパイプ材料の強度を外周側のそれに比
    べて落とした状態でパイプを内周面側に曲げることによ
    り、パイプ曲げ部分におけるパイプ断面の変形を小さく
    することを特徴とする、折り曲げパイプの製造方法。
  6. 【請求項6】 パイプの曲げられる方向に対して垂直な
    方向からパイプの曲げ部分を押さえることにより、曲げ
    部分におけるパイプ断面の変形を小さくすることを特徴
    とする、請求項1〜5いずれかに記載の折り曲げパイプ
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100924324B1 (ko) * 2009-06-29 2009-11-02 형제산업(주) Al6061-t6를 이용한 윙바디의 바디 프레임 가공 방법
JP2011251324A (ja) * 2010-06-03 2011-12-15 Mitsubishi Electric Corp 角パイプの曲げ方法

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KR100924324B1 (ko) * 2009-06-29 2009-11-02 형제산업(주) Al6061-t6를 이용한 윙바디의 바디 프레임 가공 방법
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