JPH09253200A - ケモカインの吸着材、吸着除去方法および吸着器 - Google Patents

ケモカインの吸着材、吸着除去方法および吸着器

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JPH09253200A
JPH09253200A JP8061158A JP6115896A JPH09253200A JP H09253200 A JPH09253200 A JP H09253200A JP 8061158 A JP8061158 A JP 8061158A JP 6115896 A JP6115896 A JP 6115896A JP H09253200 A JPH09253200 A JP H09253200A
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JP
Japan
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chemokines
functional group
adsorbent
anionic functional
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JP8061158A
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English (en)
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Masaru Nakatani
勝 中谷
Shigeo Furuyoshi
重雄 古吉
Satoru Takada
覚 高田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 体液中のケモカイン(ただし、インターロイ
キン−8を除く)を効率よく吸着除去することが可能な
吸着材、前記吸着材により体液中のケモカインを吸着除
去する方法および前記ケモカイン吸着材を用いたケモカ
インの吸着器を提供すること。 【解決手段】 アニオン性官能基を有する固体物質から
なることを特徴とするケモカイン(ただし、インターロ
イキン−8を除く)吸着材、前記ケモカイン吸着材を体
液に接触させることにより体液中のケモカインを効率よ
く吸着除去する方法および前記ケモカイン吸着材を用い
たケモカインの吸着器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、体液中のケモカイ
ンを吸着除去するための吸着材、前記吸着材を用いた体
液中のケモカインの吸着除去方法、および体液中よりケ
モカインを吸着除去するためのケモカインの吸着器に関
する。
【0002】
【従来の技術】免疫担当細胞は免疫応答を引きおこす際
に種々の活性物質を産生する。その一部はサイトカイン
と呼ばれる蛋白性物質であり、種々の抗原特異的、非特
異的免疫炎症反応に深く関わる生体防御因子として非常
に重要な役割を果たしている。本来サイトカインは生体
の恒常性の維持に必要不可欠なものであるが、炎症など
の病態では過剰に産生され、炎症の病態形成、遷延に関
わっている。
【0003】サイトカインのなかでも、とくに走化性
(Chemotaxis)を有するものはケモカイン(Chemokin
e)と総称されている。走化性とは、化学走性ともい
い、化学物質の濃度差が刺激となる走性のことを指す。
ケモカインと呼ばれる物質はその構造上の特徴から、1
つのファミリーを形成しているものとして知られてい
る。
【0004】ケモカインの特徴としては、約6,000
から10,000の分子量を有するタンパク質として主
に存在することがあげられるが、ケモカインの種類によ
り、溶液中では2量体や4量体を形成、またはO−グリ
コシル化により分子量が前記の範囲よりも大きい状態で
存在するものもある。またケモカインは、その構造上の
特徴から以下の2つのサブファミリーに分類されてい
る。すなわち、エム・バッギオリニ(M. Baggiolini)
らがその総説「シー・シー・ケモカインズ・イン・アレ
ルギック・インフラメーション(CC CHEMOKINES IN ALL
ERGIC INFLAMMATION)」、イムノロジー・トゥディ(Im
munology Today)、第15巻、127頁、1994年に
示しているように、ケモカインは分子内の非常に保存さ
れた位置に4つのシステイン残基(以下、Cという)を
有しているが、4つのCをN末端から順にC1、C2、
C3、C4とすると、C1とC2のあいだに任意のアミ
ノ酸(以下、Xという)が1つ存在するCXCサブファ
ミリーと、C1とC2のあいだにアミノ酸が存在しない
CCサブファミリーに分類されている。さらに各サブフ
ァミリー内のケモカインは、C以外のアミノ酸の配列に
おいても相同性(homology)を有していることが示され
ている(たとえば茆原の報告、臨床免疫、第27巻[S
uppl.16]、162〜171頁、1995年参
照)。
【0005】CXCサブファミリーは、白血球のなかで
も概ね好中球に作用し、CCサブファミリーは、概ね単
球、好酸球、好塩基球およびリンパ球に作用するとされ
ていたが、近年ではその効果は多岐にわたることが示唆
されている。たとえば、インターロイキン−8はインタ
ーロイキン類のなかでも走化性を有するインターロイキ
ンであり、CXCサブファミリーに分類されるケモカイ
ンであるが、その機能は好中球のみならず、リンパ球、
好塩基球、好酸球、皮膚角化細胞、メラノーマ細胞、繊
維芽細胞、血管内皮細胞にもその生物活性を示すことが
知られている(松島、臨床免疫、第27巻[Supp
l.16]、147〜154頁、1995年参照)。
【0006】また、たとえばヒト単球上には、CCサブ
ファミリーに分類されるケモカインの1つであるmonocy
te chemoattractant protein-1(以下、MCP−1とい
う)およびマクロファージ炎症性蛋白質−1(macropha
ge inflammatory protein-1(以下、MIP−1とい
う))に対するそれぞれ特異的な受容体が存在するだけ
でなく、MCP−1、MIP−1、RANTESという
CCサブファミリーに分類される3種類のケモカインに
対する共通の受容体が存在していることが示唆されてお
り、サブファミリー内で同一の受容体を介して同一の生
理活性を示すものが存在していることが知られている
(松島、臨床免疫、第27巻[Suppl.16]、1
47〜154頁、1995年参照)。
【0007】生体が外部より侵襲を受けると、生体防御
反応としての炎症が引きおこされ、炎症局所への白血球
浸潤が生じる。このような炎症局所への白血球浸潤は、
炎症部位で産生された白血球走化性因子によって引きお
こされる。この白血球浸潤を引きおこす因子としてケモ
カインがその役割を果たしていることが知られている。
実際、ウサギ急性炎症モデルにおいて、ケモカインの1
つであるインターロイキン−8に対する抗体(抗インタ
ーロイキン−8抗体)の投与により好中球浸潤をブロッ
クし、急性炎症に伴う臓器障害を阻止することが証明さ
れている(セキド(Sekido)ら、ネイチャー(Natur
e)、第365巻、654〜657頁、1993年参
照)。
【0008】さらに近年、全身性炎症反応症候群(syst
emic inflammatory response syndrome(SIRS))
という概念で包括される病態においては、種々のサイト
カインが過剰に産生されることによりサイトカインネッ
トワークが活性化され、それに伴いケモカインが過剰に
産生されることにより好中球の誘導、活性化が引きおこ
されることが報告されており(遠藤ら、集中治療、第4
巻、1357〜1365頁、1992年参照)、それに
伴い全身性の炎症反応が進行し、ショック、組織障害お
よび多臓器不全が引きおこされ、ひいては死にいたるこ
とが示唆されている。
【0009】また、アレルギー性炎症の病変局所におい
てもRANTES、血小板第4因子(platelet factor-
4(以下、PF−4という))およびマクロファージ炎
症性蛋白質−1α(macrophage inflammatory protein-1
α(以下、MIP−1αという))などのケモカインを
中心とした作用によりリンパ球、好酸球をはじめとした
種々の炎症細胞が浸潤することが示唆されている。
【0010】さらに痛風性関節炎、乾癬、接触性皮膚
炎、突発性肺線維症、成人呼吸窮迫症候群、炎症性腸疾
患、免疫性血管炎、尿路感染症、心筋梗塞、喘息、気道
感染症、周産期感染、移植臓器拒絶症などの疾患におい
ては、ケモカインの1つであるインターロイキン−8が
炎症局所または全身血中から正常人に比して異常に高濃
度で検出されている(免疫薬理、第12巻、1号、15
〜21頁、1994年参照)。
【0011】また、慢性関節リウマチにおいてはインタ
ーロイキン−8、RANTES、MCP−1、MIP−
1αおよびマクロファージ炎症性蛋白質−1β(macroph
ageinflammatory protein-1β(以下、MIP−1βと
いう))が、半月体形成性腎炎においてはMCP−1、
MIP−1αおよびMIP−1βが、慢性糸球体腎炎に
おいてはインターロイキン−8およびMCP−1が、ル
ープス腎炎ではMCP−1が異常に発現し、その病態形
成に関与していることが示唆されている。
【0012】このような多様な機能を有する体液中のケ
モカインを除去する方法としては、これまでのところほ
とんど報告が見当たらないが、しいてあげれば、特開平
6−312017号公報に、表面に陽性官能基を有する
多孔質担体からなるエンドトキシンおよび/または該エ
ンドトキシンに起因するサイトカインの吸着材により血
液を浄化する方法が開示されている。しかしながら、そ
の実施例においてサイトカインの測定あるいはサイトカ
インの吸着に関してはいっさい開示されていない。
【0013】また、ケモカインに対する抗体や、ケモカ
インがレセプターに結合することを阻害する物質を投与
することにより、ケモカインの作用を抑制する、いわゆ
る抗サイトカイン療法の適用も考えられる。しかしなが
ら、前記の慢性関節リウマチのような慢性的な炎症を伴
う病態では多種類のケモカインが異常に発現しているこ
とが示唆されており、抗体などの投与によりこれらの作
用を抑制するためにはそれぞれに対する抗体を作製し投
与する必要がある。また、投与する抗体などは人体に悪
影響を与えるものであってはならず、その開発には長い
時間と多大な費用を要すると考えられ、適切な治療法と
はいい難い。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、体液中に種
々存在するケモカインを効率よく吸着除去することが可
能な吸着材、前記吸着材を用いたケモカインの吸着除去
方法、および前記吸着材を用いたケモカインの吸着器を
開発することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らの文献調査に
よると、ケモカインはその等電点が7以上、つまり生理
的条件下では陽性荷電を有するものが多いが、なかには
等電点が7以下、つまり生理的条件下では陰性荷電を有
するものもあることが判明した。本発明者らは、このよ
うに体液中にてさまざまな荷電を有し存在するケモカイ
ンを効率よく吸着除去することが可能な吸着材について
鋭意検討した結果、驚くべきことに、アニオン性官能基
を有する固体物質が体液と接触した際、等電点に関係な
くケモカインを強く吸着することを見出し、さらに検討
を進め、本発明を完成するにいたった。
【0016】なお、本出願人は、アニオン性官能基を有
する固体物質からなるインターロイキン類の吸着材につ
いて、先に出願している(特願平6−226906号)
が、本発明においては、インターロイキン類のうち走化
性を有するインターロイキン−8(CXCサブファミリ
ーに属するケモカイン、等電点8.6)は排除してい
る。
【0017】すなわち本発明は、(1)アニオン性官能
基を有する固体物質からなることを特徴とする体液中の
ケモカイン(ただし、インターロイキン−8を除く)の
吸着材に関する。
【0018】さらに本発明は、(2)アニオン性官能基
が硫酸エステル基、スルホン酸基、カルボキシル基、リ
ン酸エステル基からなる群より選ばれた少なくとも1種
類の官能基である前記(1)項記載のケモカイン(ただ
し、インターロイキン−8を除く)の吸着材に関する。
【0019】さらに本発明は、(3)アニオン性官能基
を有する固体物質が、分子内に複数のアニオン性官能基
を有するポリアニオン性化合物を固定化した固体物質で
あることを特徴とする、前記(1)または(2)項記載
のケモカイン(ただし、インターロイキン−8を除く)
の吸着材に関する。
【0020】さらに本発明は、(4)ポリアニオン性化
合物が、合成ポリアニオン性化合物および/または合成
酸性多糖類である前記(3)項記載のケモカイン(ただ
し、インターロイキン−8を除く)の吸着材に関する。
【0021】さらに本発明は、(5)前記(1)項記載
のケモカイン(ただし、インターロイキン−8を除く)
の吸着材を、ケモカインを含有する体液と接触させるこ
とを特徴とするケモカイン(ただし、インターロイキン
−8を除く)の吸着除去方法に関する。
【0022】さらに本発明は、(6)液の入口および出
口を有し、かつ吸着材の容器外への流出防止手段を備え
た容器内に、前記(1)項記載のケモカイン(ただし、
インターロイキン−8を除く)の吸着材を充填してなる
ことを特徴とする、体液中のケモカイン(ただし、イン
ターロイキン−8を除く)の吸着器に関する。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明における体液とは、血液、
血漿、血清、腹水、リンパ液、関節内液など生体由来の
液性成分をいう。
【0024】また、本発明におけるケモカインとは、走
化性を有する物質で、かつその物質をコードする遺伝子
が、CXCサブファミリーに属するケモカインはヒト第
4染色体(q12〜21)に、またCCサブファミリー
に属するケモカインはヒト第17染色体(q11〜1
2)に存在していることを特徴とする物質を指す。ただ
し、インターロイキン−8は除く。松島の報告(臨床免
疫、第27巻[Suppl.16]、147〜154
頁、1995年参照)および茆原の報告(臨床免疫、第
27巻[Suppl.16]、162〜171頁、19
95年参照)などを参考に、現在までに知られているヒ
トケモカインを列挙すると、CXCサブファミリーに分
類されるものとして、GROα、GROβ、GROγ、
好中球活性化蛋白質−2(neutrophil activating prot
ein-2(NAP−2))、好中球活性化蛋白質−4(N
AP−4)、epithelial-cell derived neutrophil-act
ivating protein-78(ENA−78)、PF−4、inte
rferon-inducible protein-10(IP−10)、granulo
cyte chemotactic protein-2(GCP−2)、β−トロ
ンボグロブリン(β-thromboglobulin(βTG))およ
び前B細胞増殖刺激因子(pre-B cell growth stimulat
ing factor(PBSF))があげられる。また、CCサ
ブファミリーに分類されるものとして、MCP−1、H
C14、monocyte chemoattractant protein-3(MCP
−3)、I−309、MIP−1α、MIP−1β、R
ANTESがあげられる。しかしながら、ケモカインは
その名称が統一されていないばあいがあり、同一物質で
あっても異なる名称で呼ばれるばあいがある。たとえば
GROβ、GROγはそれぞれマクロファージ炎症性蛋
白質−2α(macrophage inflammatory protein-2α
(MIP−2α))、マクロファージ炎症性蛋白質−2
β(macrophage inflammatory protein-2β(MIP−
2β))とも呼ばれ、また、MCP−1は単球走化活性
化因子(monocyte chemotactic and activating factor
(MCAF))とも呼ばれ、HC14はmonocyte chemo
attractant protein-2(MCP−2)とも呼ばれている
ことが、京都府立医科大学微生物教室により編集された
成書(「サイトカインデータマニュアル」、南江堂、1
995年)に記されている。このため、前記のケモカイ
ンがほかの名称で呼ばれるばあいもケモカインとして含
まれることは当然のことである。さらには、今後新たに
発見され、ケモカインの定義の範疇に入ることが認めら
れた物質も含まれることはいうまでもない。
【0025】本発明のケモカイン(ただし、インターロ
イキン−8を除く、以下同様)の吸着材は、アニオン性
官能基を有する固体物質からなることを特徴とするもの
をいう。
【0026】本発明におけるアニオン性官能基とは、p
Hが中性で負に帯電する官能基をいう。このような官能
基の代表例としては、カルボキシル基、スルホン酸基、
スルホン基、硫酸エステル基、シラノール基、リン酸エ
ステル基、フェノール性水酸基などがあげられるがこれ
らに限定されるものではない。
【0027】本発明における固体物質とは、常温常圧下
で固体であり、かつ水不溶性である物質を意味する。
【0028】前記固体物質の形状は、粒状、板状、膜
状、繊維状、中空糸状などがあるが形状は問わない。固
体物質をカラムに充填して使用するばあいには、体液に
含まれる細胞が充分に通過しうる間隙を作れるものでな
ければならない。
【0029】たとえば固体物質が粒状であるばあい、平
均粒径は5〜1000μmであることが好ましく、さら
に好ましくは25〜1000μm、最も好ましくは50
〜600μmである。そのなかでも、圧力損失の増大を
引きおこさないなどの理由から、粒径分布は狭い方がよ
い。また体液が血液であるばあいには、平均粒径は20
0μm以上であることが好ましい。
【0030】また、固体物質が繊維状で、かつ中空糸状
であるばあい、その内径は1μm以上であることが好ま
しく、さらに好ましくは2μm〜500μm、最も好ま
しくは5〜200μmである。内径が1μm未満である
と、体液に細胞が含まれるばあいに充分に通過しないお
それがある。
【0031】さらに本発明における固体物質は、適当な
大きさの細孔を多数有する、すなわち多孔構造であるこ
とがより好ましい。多孔構造を有する固体物質とは、基
礎高分子母体が微小球の凝集により1個の球状粒子を形
成する際に微小球の集塊によって形成される空間(マク
ロポアー)を有する固体物質のばあいは当然であるが、
基礎高分子母体を構成する1個の微小球内の核と核との
集塊の間に形成される細孔を有する固体物質のばあい、
または三次元構造(高分子網目)を有する共重合体が親
和性のある有機溶媒で膨潤された状態のときに存在する
細孔(ミクロポアー)を有する固体物質のばあいも含ま
れる。
【0032】また、固体物質の表面は滑らかなほうが好
ましい。表面が粗であると体液に血球が含まれるばあ
い、とくに白血球、血小板の付着が増加するため好まし
くない。このため、固体物質はたとえばヒドロキシエチ
ルメタクリレートの重合体などの適当な高分子でコーテ
ィングされていてもよい。
【0033】本発明の吸着材である、アニオン性官能基
を有する固体物質をうるための方法は種々あり、いかな
る方法でもよいが、代表的な方法としては、(1)アニ
オン性官能基または容易にアニオン性官能基に変換しう
る官能基を有する化合物を、モノマーまたは架橋剤とし
て用い、重合または共重合によってアニオン性官能基を
有する固体物質を形成させる方法、(2)アニオン性官
能基を有する化合物を固体物質に固定させる方法、など
があげられる。
【0034】(1)の方法において用いるアニオン性官
能基を有するモノマーの代表例としては、アクリル酸、
メタクリル酸、スチレンスルホン酸などがあげられる
が、これらに限定されるわけではない。
【0035】また、容易にアニオン性官能基に変換しう
るモノマーの代表例としては、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルなどがあげられ、これらはアルカリ
けん化などの反応により容易にアニオン性官能基に変換
しうる。しかしながら、これらの代表例に限定されるわ
けではない。
【0036】そして、これらに代表されるアニオン性官
能基を有するモノマーを重合、または2種類以上を用い
た共重合によりアニオン性官能基を有する固体物質をう
ることができる。
【0037】さらには、これらに代表されるアニオン性
官能基を有するモノマーと、たとえばスチレン、クロロ
スチレンなどに代表されるモノビニルモノマーとを共重
合することでもアニオン性官能基を有する固体物質をう
ることができる。さらには、ジビニルベンゼン、トリビ
ニルベンゼンなどに代表されるポリビニルモノマーを架
橋剤として共重合することによってもうることができ
る。
【0038】(2)の方法、すなわちアニオン性官能基
を有する化合物を固体物質に固定させる方法には、アニ
オン性官能基自体を直接固体物質に導入するばあい、ま
たは分子内にアニオン性官能基以外の部分を有するアニ
オン性官能基を有する化合物を固体物質に導入するばあ
いがあげられる。
【0039】アニオン性官能基自体を直接固体物質に導
入するばあいの代表例としては、固体物質にクロルスル
ホン酸、濃硫酸などの試薬を反応させることによって直
接硫酸エステル基やスルホン酸基を導入する方法があげ
られるがこれらに限定されるわけではない。
【0040】また、分子内にアニオン性官能基以外の部
分を有するアニオン性官能基を有する化合物を導入する
ばあい、公知の種々の方法を特別な制限なしに用いるこ
とができるが、吸着材の保存性および安定性の維持のた
めにはアニオン性官能基を有する化合物が脱離しないこ
とが重要であるので、強固な固定が可能な共有結合法が
望ましい。
【0041】このばあいの該化合物は、本発明でいうア
ニオン性官能基以外に、固体物質との結合に利用できる
官能基を有する化合物であることが好ましい。
【0042】このような官能基の代表例としてアミノ
基、アミド基、カルボキシル基、酸無水物基、スクシン
イミド基、水酸基、チオール基、アルデヒド基、ハロゲ
ン基、エポキシ基、シラノール基、トレシル基などがあ
げられるが、これらに限定されるわけではない。
【0043】前記分子内にアニオン性官能基以外の部分
を有するアニオン性官能基を有する化合物の代表例とし
ては、ジオール類、トリオール類、糖類、および多糖類
のような多価アルコール性化合物の部分硫酸エステル化
物などがあげられる。これらの化合物はアニオン性官能
基および固定化に利用できる官能基の双方を有するため
好ましく用いられる。
【0044】また、このばあいの固定化に使用されるア
ニオン性官能基を有する化合物は、分子内に複数のアニ
オン性官能基を有するポリアニオン性化合物であること
が好ましい。なかでも分子量が1000以上、とくに3
000以上のポリアニオン性化合物は、多くのアニオン
性官能基を容易に導入することができ、かつケモカイン
に対する親和性が高い点でより好ましい。分子量の上限
はとくに制限がないが、実用上の面から100万が好ま
しい。ポリアニオン性化合物が有するアニオン性官能基
は1種類であってもよいし、2種類以上であってもよ
い。
【0045】このようなポリアニオン性化合物の代表例
としては、ポリアクリル酸、ポリビニル硫酸、ポリビニ
ルスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ポリグルタミ
ン酸、ポリアスパラギン酸、ポリメタクリル酸、ポリリ
ン酸、スチレン−マレイン酸共重合体などの合成ポリア
ニオン性化合物、デキストラン硫酸、カルボキシメチル
セルロースなどの合成酸性多糖類、コンドロイチン硫
酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸などの硫酸エステル
基を有する生体由来の酸性ムコ多糖類、ヘパリン、ヘパ
ラン硫酸などのN−スルホン酸基および硫酸エステル基
を有する生体由来の酸性ムコ多糖類、コンドロイチン、
ホスホマンナンなどの生体由来のアニオン性官能基を有
する多糖類、ならびにデオキシリボ核酸、リボ核酸など
の生体由来の核酸などがあげられるが、これらの代表例
に限定されるわけではない。
【0046】これらに代表される化合物のなかでも、安
価に純度の高い物質がえられる、さらにはアニオン性官
能基の導入量をコントロールできるなどの理由から、生
体由来の化合物をそのまま用いるよりも、合成化合物を
用いるほうがより実用的である。これらの点より、ポリ
アクリル酸、ポリビニル硫酸、ポリビニルスルホン酸、
ポリスチレンスルホン酸、ポリグルタミン酸、ポリアス
パラギン酸、ポリメタクリル酸、ポリリン酸、スチレン
−マレイン酸共重合体などの合成ポリアニオン性化合物
や、デキストラン硫酸、カルボキシメチルセルロースな
どの合成酸性多糖類が好ましく用いられる。
【0047】さらにポリアニオン性化合物を固体物質に
固定化するばあい、ポリアニオン性化合物は1種類であ
ってもよいし、2種類以上であってもよい。
【0048】またこのばあいの固体物質においても、ア
ニオン性官能基を有する化合物との結合に利用しうる官
能基を有することが好ましい。このような官能基の代表
例としては、アミノ基、アミド基、カルボキシル基、酸
無水物基、スクシンイミド基、水酸基、チオール基、ア
ルデヒド基、ハロゲン基、エポキシ基、シラノール基、
トレシル基などがあげられるが、これらに限定されるわ
けではない。
【0049】これらの官能基を有する固体物質の代表例
としては、ガラス、シリカゲルなどの無機固体物質、セ
ルロース、キチン、キトサン、アガロース、デキストラ
ンおよびその誘導体などの多糖類からなる固体物質、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリアクリ
ル酸、ポリメタクリル酸およびその誘導体またはこれら
の共重合体などの合成高分子があげられるが、これらに
限定されない。さらに、これらの固体物質は、たとえば
ハロゲン化シアン法、エピクロロヒドリン法、ビスエポ
キシド法、ブロモアセチルブロミド法などの方法で活性
化されていてもよい。
【0050】本発明における吸着材は、アニオン性官能
基を固体物質に適量有していることが望ましい。少な過
ぎるとアニオン性官能基の効果がなく、多過ぎると非特
異吸着が起こりうる。すなわち、アニオン性官能基を固
体物質の単位体積(1ml)当たり100nmol〜1
0mmolを有している必要がある。さらに、固体物質
の単位体積(1ml)当たり1μmol〜5mmolが
好ましく、とくに5μmol〜3mmolを有している
ことが好ましい。
【0051】本発明による吸着材を用いて、体液よりケ
モカインを吸着除去する方法には種々の方法がある。代
表的な方法としては、体液を取り出してバッグなどに貯
留し、これに吸着材を混合してケモカインを吸着除去し
たのち、吸着材を濾別してケモカインの除去された体液
をうる方法、体液の入口と出口を有し、出口に体液は通
過するが吸着材は通過しないフィルターを装着した容器
に吸着材を充填し、これに体液を流す方法などがある。
いずれの方法を用いてもよいが、後者の方法は操作も簡
単であり、また体外循環回路に組み込むことにより患者
の体液、とくに血液から効率よくオンラインでケモカイ
ンを除去することが可能であり、本発明の吸着材はこの
方法に適している。
【0052】ここでいう体外循環回路では、本発明の吸
着材を単独で用いることもできるが、ほかの体外循環治
療システムとの併用も可能である。併用の例としては、
人工透析回路などがあげられ、透析療法との組み合わせ
に用いることもできる。
【0053】つぎに、前記ケモカイン吸着材を用いた本
発明のケモカイン吸着器を、一実施例の概略断面図であ
る図1にもとづき説明する。
【0054】図1中、1は体液の流入口、2は体液の流
出口、3は本発明のケモカインの吸着材、4および5は
体液および体液に含まれる成分は通過できるが前記ケモ
カイン吸着材は通過できないフィルター、6はカラム、
7はケモカインの吸着器である。しかしながら、ケモカ
インの吸着器はこのような具体例に限定されるものでは
なく、液の入口、出口を有し、かつケモカイン吸着材の
容器外への流出防止具を備えた容器内に、前記吸着材を
充填したものであれば、どのようなものでもよい。
【0055】前記流出防止具には、メッシュ、不織布、
綿栓などのフィルターがあげられる。また、容器の形
状、材質、大きさにはとくに限定はないが、好ましい具
体例としては、たとえば容量150〜400ml程度、
直径4〜10cm程度の筒状容器などがあげられる。
【0056】以下、実施例にもとづいて本発明をさらに
詳細に述べるが、本発明は以下の実施例のみに限定され
るものではない。また、以下の実施例では、吸着対象の
ケモカインとして、等電点が7以下であり、CCサブフ
ァミリーに分類されるMIP−1α(等電点4.7)を
例にとりあげたが、そのほかのケモカインについても同
様に実施が可能であることはいうまでもない。
【0057】
【実施例】
実施例1 セルロース担体であるCKゲルA−3(粒径45〜10
5μm、チッソ(株)製、以下、CKA−3という)1
0mlに20%NaOH 4g、ヘプタン12gおよび
ノニオン系界面活性剤Tween20(バイオラッド(B
io-rad)社製)を1滴加えた。40℃で2時間撹拌後、
エピクロルヒドリン5gを加えて2時間撹拌し、ゲルを
水洗濾過してエポキシ化されたCKA−3をえた。導入
されたエポキシ基の量は単位体積1mlあたり30μm
olであった。えられたエポキシ化CKA−3の2ml
に、極限粘度数0.027dl/g、硫黄含量17.7
%のデキストラン硫酸ナトリウム(分子量約4000)
0.12gおよび水2mlを加え(デキストラン硫酸ナ
トリウムの濃度は約2.5%)、pH11に調整して4
5℃で16時間振盪した。そののち固形分を濾別して、
2M食塩水溶液、0.5M食塩水溶液および水を用いて
この順に水洗し、デキストラン硫酸ナトリウムが固定さ
れたCKA−3(以下、C−1という)をえた。吸着材
の単位体積(1ml)当たりのアニオン性官能基量は1
2μmolであった。
【0058】つぎにC−1を沈降体積で0.5mlはか
りとり、ヒト血清にヒト遺伝子組換えMIP−1α(ア
ール・アンド・ディー・システムズ(R&D syst
ems)社製)を加えて調製したヒトMIP−1α加ヒ
ト血清(MIP−1α濃度:1.2ng/ml)3ml
を加え、37℃にて2時間振盪下吸着させた。上清のM
IP−1αの濃度を、アール・アンド・ディー・システ
ムズ社製ヒトMIP−1α測定キットを用いて測定し
た。
【0059】 結 果 上清MIP−1α濃度(ng/ml) C−1 0.49
【0060】比較例1 CKA−3を沈降体積で0.5mlはかりとり、これに
実施例1と同様にして調製したヒトMIP−1α加ヒト
血清3mlを加えて、実施例1と同様にして吸着実験を
行ない、上清のMIP−1αの濃度を測定した。
【0061】 結 果 上清MIP−1α濃度(ng/ml) CKA−3 1.1
【0062】比較例1に対して、実施例1のMIP−1
αの濃度が大きく低下しており、セルロースにアニオン
性官能基を導入することにより、効率よく溶液中のMI
P−1αを吸着除去できることがわかる。
【0063】実施例2 カルボキシル基を有する陽イオン交換樹脂であるアンバ
ーライトIRC−50(吸着材の単位体積(1ml)当
たりのアニオン性官能基量は3mmol)(ローム・ア
ンド・ハース社製)を沈降体積で0.5mlはかりと
り、これに実施例1と同様にして調製したヒトMIP−
1α加ヒト血清3mlを加えて、実施例1と同様にして
吸着実験を行ない、上清のMIP−1αの濃度を測定し
た。
【0064】 結 果 上清MIP−1α濃度(ng/ml) アンバーライト 0.44 IRC−50
【0065】比較例2 4級アンモニウム基を有する陰イオン交換樹脂であるア
ンバーライトIRA−938(ローム・アンド・ハース
社製)を沈降体積で0.5mlはかりとり、これに実施
例1と同様にして調製したヒトMIP−1α加ヒト血清
3mlを加えて、実施例1と同様にして吸着実験を行な
い、上清のMIP−1αの濃度を測定した。
【0066】 結 果 上清MIP−1α濃度(ng/ml) アンバーライト 1.0 IRA−938
【0067】比較例3 ジエチルアミノエチル基を有する陰イオン交換樹脂であ
るDEAE−トヨパール650(東ソー(株)製)を沈
降体積で0.5mlはかりとり、これに実施例1と同様
にして調製したヒトMIP−1α加ヒト血清3mlを加
えて、実施例1と同様にして吸着実験を行ない、上清の
MIP−1αの濃度を測定した。
【0068】 結 果 上清MIP−1α濃度(ng/ml) DEAE− 1.0 トヨパール650
【0069】カチオン性官能基を有する陰イオン交換樹
脂である比較例2および3に対して、アニオン性官能基
を有する陽イオン交換樹脂である実施例2の上清MIP
−1αの濃度が大きく低下しており、アニオン性官能基
を有する吸着材を用いることにより、等電点に関係な
く、効率よくMIP−1αを吸着除去できることがわか
る。
【0070】
【発明の効果】本発明の方法によるアニオン性官能基を
有する固体物質からなることを特徴とする吸着材を用い
ることで、体液中に種々存在するケモカインを効率よく
吸着除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケモカイン吸着器の一実施例の概略断
面図である。
【符号の説明】
1 体液の流入口 2 体液の流出口 3 ケモカインの吸着材 4、5 フィルター 6 カラム 7 ケモカインの吸着器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニオン性官能基を有する固体物質から
    なることを特徴とする体液中のケモカイン(ただし、イ
    ンターロイキン−8を除く)の吸着材。
  2. 【請求項2】 アニオン性官能基が硫酸エステル基、ス
    ルホン酸基、カルボキシル基、リン酸エステル基からな
    る群より選ばれた少なくとも1種類の官能基である請求
    項1記載のケモカイン(ただし、インターロイキン−8
    を除く)の吸着材。
  3. 【請求項3】 アニオン性官能基を有する固体物質が、
    分子内に複数のアニオン性官能基を有するポリアニオン
    性化合物を固定化した固体物質であることを特徴とす
    る、請求項1または2記載のケモカイン(ただし、イン
    ターロイキン−8を除く)の吸着材。
  4. 【請求項4】 ポリアニオン性化合物が、合成ポリアニ
    オン性化合物および/または合成酸性多糖類である請求
    項3記載のケモカイン(ただし、インターロイキン−8
    を除く)の吸着材。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のケモカイン(ただし、イ
    ンターロイキン−8を除く)の吸着材を、ケモカインを
    含有する体液と接触させることを特徴とするケモカイン
    (ただし、インターロイキン−8を除く)の吸着除去方
    法。
  6. 【請求項6】 液の入口および出口を有し、かつ吸着材
    の容器外への流出防止手段を備えた容器内に、請求項1
    記載のケモカイン(ただし、インターロイキン−8を除
    く)の吸着材を充填してなることを特徴とする、体液中
    のケモカイン(ただし、インターロイキン−8を除く)
    の吸着器。
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EP97104537A EP0796865B1 (en) 1996-03-18 1997-03-17 Adsorbent and method for removing chemokines of the CC subtype from body fluids
US08/819,630 US6559290B1 (en) 1996-03-18 1997-03-17 Method for removing a chemokine
CA002200119A CA2200119C (en) 1996-03-18 1997-03-17 Adsorbent for removing chemokine, method for removing the same, and adsorber for the same
DE69722491T DE69722491T2 (de) 1996-03-18 1997-03-17 Adsorbens und Verfahren zur Entfernung von Chemokinen des CC-Subtyps aus Körperflüssigkeiten

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