JPH09252837A

JPH09252837A - 差し替え式口紅

Info

Publication number: JPH09252837A
Application number: JP5761596A
Authority: JP
Inventors: Kunihiko Otani; 國彦大谷
Original assignee: KIYOU TOMOHIRO; KYO YUKO; PRINCE GIKEN KK
Current assignee: KIYOU TOMOHIRO; KYO YUKO; PRINCE GIKEN KK
Priority date: 1996-03-14
Filing date: 1996-03-14
Publication date: 1997-09-30

Abstract

(57)【要約】【課題】リップケースに新しい紅をセットする作業
を、紅の形状を損傷したり手を汚すなどのことがなく、
簡単容易で手際のよい作業とするとともに、差し替えの
対象とされるリップケースの内径ならびに深さに対し
て、広範な範囲のサイズに十分適用が可能の差し替え式
口紅を提供する。【解決手段】紅１と、一端に紅１を固着する取付端部
３をそなえ、他端にリップケースの端部４ａとの連結・
離脱が可能で連結によって前記他端に対するリップケー
スからの回転伝達が可能なテーパー部５をそなえ、中間
部に紅１をリップケースに対する連結・離脱の操作を行
う着脱アーム６を挿入するためのスリット７をそなえる
台座２とが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、差し替え式口紅
に関するもので、とくに紅の部分の差し替え操作を可能
とした差し替え式口紅に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の口紅、すなわち携帯用の容器に紅
が入っていて、容器の蓋を取り外し、ごく簡単な操作…
たとえば容器の一部を回転するなどの操作…によって紅
の出し入れが可能な口紅では、紅がなくなるのと同時に
紅の入っていた容器、すなわちリップケース自体も不要
品となり、廃棄処分されるのが当然とされていた。その
理由は、内部の紅がなくなるまで、かなりの期間に亙っ
て継続使用することができ、そのうえでの廃棄であるか
らそれほどの抵抗が感じられないこと、また、勿体ない
気持ちはあるが、その一方でアクセサリーの一つとして
それ位の犠牲は払って当然という割り切った気持ちが働
くこと、などが考えられる。さらにこれに加えて、もし
中身の紅の差し替え作業を消費者自身が行うものとした
場合、紅自体の材質上の脆さあるいは柔らかさのために
取り扱いが困難なこと、ならびに、操作中に手などを汚
すおそれがきわめて多いこと、などのため、紅の差し替
えによって消費者が愛着を持って使用を継続したいであ
ろうリップケースの場合であっても、上記の理由によっ
て、商品としての口紅は、依然として使い捨て商品とし
て取り扱われるのが従来からの通例とされていた。

【０００３】図５は、従来の口紅の一例を示し、Ａは
紅、Ｂはリップケース、Ｃは紅Ａを固着した台座であ
る。リップケースＢは、保持筒Ｂ₁ と、内筒Ｂ₂ と、外
筒Ｂ₃ とをそなえる。紅Ａは、台座Ｃとともにリップケ
ースＢの保持筒Ｂ₁ の先端に嵌め込まれ、内筒Ｂ₂ と外
筒Ｂ₃ との間に相対的な回転を起こさせることによっ
て、螺旋みぞＤの作用により、紅ＡをリップケースＢの
外に出し入れさせることができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】最近の口紅は、いわゆ
るブランド指向の風潮とともに、リップケースについて
ますます豪華なデザインのものが行われる傾向にあり、
資源愛護あるいは冗費節減の面からも、または特に愛着
を感じて使用中のリップケースを継続使用したいという
一部の人のためにも、従来の使い捨て方式を止めてリッ
プケースの反復使用を図る必要があるとの風潮が一部に
強まって来ている。その傾向を実現するためには、従来
の口紅に関して解決を要する課題として、およそつぎの
諸項目が挙げられる。

【０００５】（１）リップケースに新しい紅をセットす
る作業においては、紅の形状を損傷するなどのことが起
こらないようにすること。

【０００６】（２）紅をリセットする作業は、全体を通
じて簡単容易で且つ時間を取らない作業であること。

【０００７】（３）作業は手際よく行える作業であり、
作業中に手が紅に触って手を汚すなどのことが起こらな
い作業であること。

【０００８】（４）紅を固定する台座の他端の側のサイ
ズは、差し替えの連結対象とされる広範囲のリップケー
スの内径ならびに挿入部の深さに対し、十分セットが可
能の適用幅を有するサイズであること。

【０００９】この発明は上記の課題に鑑みてなされたも
ので、リップケースに新しい紅をセットする作業が、紅
の形状を損傷することなく、手などを汚すこともなく、
簡単容易で手際のよい作業を通じて行うことができる差
し替え式口紅を提供することを目的としている。

【００１０】この発明の他の目的は、差し替えの対象と
されるリップケースの内径ならびに深さに対して、広範
な範囲のサイズに十分適用が可能の差し替え式口紅を提
供することにある。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の差し替え式口紅は、棒状に成形された
紅と、一端に、前記紅を固着するための固着手段をそな
え、他端に、リップケースの端部との連結・離脱が可能
で該連結によって前記他端に対するリップケースからの
回転伝達が可能な嵌合手段をそなえ、中間部に、前記紅
を前記リップケースに対して連結・離脱の操作を行うと
きに使用される着脱アームを挿入するためのスリットを
そなえる台座とが設けられている。

【００１２】請求項１のように構成した差し替え式口紅
が使用の結果消耗し、リップケースは残して紅の部分だ
けに対して新旧交換の差し替え作業を行うには、リップ
ケースの旋回操作によって、リップケースとその先に固
着された廃却される紅をそなえる台座とを、本体の外に
向かってできるだけ押し出す。その状態で着脱アームを
台座のそなえる着脱アーム挿入用のスリットに差し込
み、台座の他端にそなえるリップケースの端部との間の
嵌合手段に抗して、外から掴んだ着脱アームを台座とと
もにこれをリップケースの先端から抜き取ることによ
り、台座と、台座の一端に固着された紅とを一体的に廃
却するか、またはこれにさらに着脱アームをも加えて、
台座と紅と着脱アームとを一体的に廃却するかの方法に
よって、古い紅の除去作業が行われる。つぎに、新しい
紅の組立品として紅を台座の一端に固着したセット品
を、台座の中間部に設けたスリットによって着脱アーム
の内部に受け取り、その状態で着脱アームの外に突き出
た台座の下端の嵌合手段となる部分をリップケースの端
部に連結する作業を、外から掴んだ着脱アームによって
行うことにより、リップケースはそのままで中身の紅だ
けの差し替え作業を完了することができる。

【００１３】台座の他端にそなえている前記リップケー
スとの間の嵌合手段は、請求項２に示すように、台座の
そなえる弾性によって、台座の他端を押し込んだとき、
台座の他端に生じる圧縮変形の復元力によって、接触両
面間に発生する摩擦力を嵌合手段とすることもできる。

【００１４】台座が他端にそなえるリップケース端部と
の間の嵌合手段が、請求項２のように、接触両面間に発
生する摩擦力である場合、リップケースの端部との連結
・離脱が可能で該連結によって前記他端に対するリップ
ケースからの回転伝達が可能な嵌合状態を解除する作業
は、前記復元力によって接触両面間に発生する摩擦力に
抗して、台座をリップケースの先端から抜き取る作業と
なる。

【００１５】台座の他端にそなえている前記リップケー
スとの間の嵌合手段は、請求項３に示すように、台座の
他端近傍に植設した肉厚の弾性体のそなえる弾性によっ
て、台座の他端を押し込んだとき、前記肉厚の弾性体に
生じる圧縮変形の復元力によって、接触両面間に発生す
る摩擦力を嵌合手段とすることもできる。

【００１６】台座が他端にそなえるリップケース端部と
の間の嵌合手段が、請求項３のように、弾性体とリップ
ケース端部との接触両面間に発生する摩擦力である場
合、リップケースの端部との連結・離脱が可能で該連結
によって前記他端に対するリップケースからの回転伝達
が可能な嵌合状態を解除する作業は、前記復元力によっ
て接触両面間に発生する摩擦力に抗して台座のそなえる
弾性体をリップケースの先端から抜き取る作業となる。

【００１７】台座が他端にそなえているリップケースと
の間の嵌合手段は、請求項４に示すように、台座の他端
に加工された雄ネジとリップケースの端部に加工された
雌ネジとの結合による嵌合手段であってもよい。

【００１８】台座が他端にそなえるリップケース端部と
の間の嵌合手段が、請求項４のように、両者の各端部に
加工された雄ネジと雌ネジとの結合である場合、両者間
の前記嵌合状態を解除する作業は、台座の回転を着脱ア
ームによって制止状態に置いた上で、リップケース端部
との間の相対的な回転を台座に対して強制することによ
り、実施することができる。

【００１９】あるいは台座が他端にそなえているリップ
ケースとの間の嵌合手段は、請求項５に示されるよう
に、台座の他端近傍に形成したリング状の突条と、リッ
プケースの側に形成したリング状の凹溝との嵌まり合い
による嵌合手段とすることもできる。

【００２０】台座が他端にそなえるリップケース端部と
の間の嵌合手段が、請求項５のように、台座側に形成し
たリング状の突条と、リップケース側に形成したリング
状の凹溝との嵌まり合いによる結合である場合、両者間
の嵌合状態を実現するには、両者の構造のいずれか一方
ないし双方を可撓性の材質で構成しておき、それによっ
て両者を単に押し込むだけで、所定の位置で相互に嵌ま
り合うので、容易に嵌合状態を実現することができる。
反対にこの嵌合状態を解除するには、前記の可撓性を利
用して両者を相互に抜き出しの方向に引き抜くことによ
り、台座とリップケースとの間の離脱を行うことができ
る。あるいは請求項６のように、台座に設けられたスリ
ットに挿入して、前端に固着した紅とともに台座をリッ
プケースに対して連結・離脱の操作を行うための着脱ア
ームをそなえた構成とすることもできる。

【００２１】紅を固着した台座をリップケースに対して
連結・離脱の操作を行うための着脱アームを、請求項６
のように口紅自体がそなえている場合には、台座に設け
られているスリットに着脱アームを挿入し、それによっ
て台座に固着されている古い紅とともに台座をリップケ
ースから離脱した後、そのあとへ新しく装着される紅と
台座とを、着脱アームを使って前記リップケースの端部
に押し込み連結することが可能である。

【００２２】着脱アームを、請求項７に示されるよう
に、箱形体に構成してその周壁の一部に台座のそなえる
スリットに挿入が可能の平面をそなえるとともに、該着
脱アームを台座のスリットに挿入するとき、あるいはス
リットから取り出すときに、前記紅をかわして通過する
ことを可能とするための大きさの開口が設けられた平面
を、前記周壁の他の一部にそなえる構成とすることもで
きる。

【００２３】着脱アームが請求項７のような構成をそな
えていると、着脱アームを台座のスリットに挿入すると
き、あるいは反対にスリットから取り外すときに、前記
開口を通って紅を通過させることが可能であり、紅が手
や周辺に触れて周囲を汚すなどのこともなく、口紅の差
し替え作業を簡単容易で手際のよい作業とすることがで
きる。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる差し替え
式口紅の実施の形態を図面に基づいて説明する。図１お
よび図２において、紅１は棒状に成形されて、台座２の
一端に設けられる取付端部３に固着されている。台座２
は弾性をそなえる材質よりなり、その他端には、リップ
ケース４の端部４ａに挿入するための球面状に成形され
たテーパー部５をそなえる。これを端部４ａに向かって
強く押し込むと、テーパー部５は自己の有する弾性によ
って端部４ａの内周面から圧迫されて圧縮変形し、その
復元力によって接触両面が密着して、両面間に発生する
摩擦力により、台座２とリップケース４との間の回転作
動の伝達が可能な結合状態となる。さらに台座２は、中
間部に紅の新旧交換を行うときに使用される着脱アーム
６を挿入するためのスリット７をそなえている。着脱ア
ーム６は、図２に示すように、箱形体に構成され、その
周壁の一部である底面８には、台座２のスリット７に挿
入が可能の切り欠き９をそなえる。また、該周壁の他の
一部である前面には、着脱アーム６をスリット７に挿入
するときあるいは取り外すときに、紅１を自由に通過さ
せるための開口１０が設けられている。

【００２５】前記の構成よりなる差し替え式口紅をリッ
プケースの先端に対して差し替える作用について説明す
る。図１（ａ）および（ｂ）は、いずれも差し替え作業
を行うために先端部分に対して着脱アーム６を装着した
状態を示す。すなわち、台座２のスリット７に対し、着
脱アーム６の底面８を切り欠き９によってスリット７の
奥深くまで挿入することが可能である。この状態で着脱
アーム６を外部から掴んでリップケース４の軸線方向に
沿って抜き出しの方向に引っ張ると、台座２のテーパー
部５の周面と、リップケースの端部４ａの内面との密着
面が離れて、古い紅１と台座２とが着脱アーム６ととも
にリップケース４の外に離脱する。つぎに、離脱した組
み合わせ品と同等品であって未使用の紅１が組み合わさ
れた組み合わせ品を持ってきて、これを着脱アーム６を
掴んで旧品を離脱した後のリップケースの端部４ａに対
し、テーパー部５を押し込む。すると、テーパー部５は
自己の有する弾性により、端部４ａの内周面から圧迫さ
れて圧縮変形し、その復元力によって接触両面が密着し
て、両面間に発生する摩擦力により、台座２とリップケ
ース４との間の回転作動の伝達が可能な結合状態とな
り、新旧口紅の差し替え作業が完成する。

【００２６】図３は異なる実施例を示し、本例は請求項
３の構成のものを示す。台座２ａは他端近傍にみぞ１１
が設けられてその中にリング状の肉厚の弾性体１２が収
容され、台座２ａとリップケースの端部４ａとは、弾性
体１２を介して間接的に連結されている。したがってこ
の構成における台座２ａとリップケースとの間の回転作
動の伝達が可能な結合力は、リップケースの端部４ａに
台座２ａの他端とともに弾性体１２を押し込んだとき、
弾性体に生じる圧縮変形の復元力によって接触両面間に
発生する摩擦力に基ずく結合力である。

【００２７】図４（ａ）はさらに異なる実施例を示し、
本例は請求項４に相当するものを示す。台座２ｂは他端
にネジ１３が設けられ、リップケースの端部４ａに形成
されたネジ１３との間にネジによる結合が図られて、こ
れを両者間の回転作動の伝達が可能な嵌合手段とした例
である。したがって、この構成のものでは、新旧の紅の
差し替え作業は、紅に被せた着脱アーム６の外から紅１
と台座２ｂとを滑りの起きないように一緒に掴んで、リ
ップケースの端部４ａの内側に形成したネジに対し、着
脱アーム６を回転して両者を結合し、または分離するこ
とによって行われる。

【００２８】図４（ｂ）はさらに異なる実施例を示し、
本例は請求項５に相当するものを示す。台座２ｃは他端
近傍にリング状の突条１４が形成され、突条１４とリッ
プケースの端部４ａに形成されたリング状の凹溝１５と
の嵌まり合いによって、これを両者間の回転作動の伝達
が可能な嵌合手段とした例である。したがって本実施例
の構成では、図１の実施例と同様に、台座２ｃの材質と
して弾性をそなえるものが選ばれる。それによって突条
１４が凹溝１５内に納まりまたは抜け出す作動が、突条
１４の柔軟性のもとに円滑に行われる。このことは、台
座２ｃと端部４ａとの連結・離脱の操作を行うとき、両
者間の相対的な作動方式として、台座２ｃを端部４ａに
対して単に押し込み、あるいは単に引き抜くという最も
単純な動作のもとに完全に目的が達せられるという効果
を発揮する。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明の差し替え式口紅は下記のような効果をそなえ
る。

【００３０】（１）請求項１では、紅の使い切りととも
にリップケースも使い捨て品として廃却していた従来の
口紅に対する取り扱いは改められて、紅を使い切った後
もリップケースはそのまま引き続いて使用する方式の実
施を可能とし、そのための作業として、リップケースか
ら使用済みの紅を取り外し、そのあとに新しい紅をセッ
トする作業が、紅の形状を損傷することなく、手などを
汚すこともなく、簡単容易で手際のよい作業を通じて行
うことができる。

【００３１】（２）請求項２では、紅が固着される台座
と、台座の進退を制御するリップケースとの連結部にお
ける嵌合手段の単純化と連結・離脱操作の容易化を図る
ことができる。

【００３２】（３）請求項３では、台座とリップケース
との連結部における嵌合手段に厚肉の弾性体を介設する
ことにより、前記連結部に対する適用範囲のサイズ幅を
広げることができる。

【００３３】（４）請求項４では、台座とリップケース
との連結部における嵌合手段にネジを採用して連結の的
確性と信頼性の向上が図られる。

【００３４】（５）請求項５では、台座とリップケース
との連結部における嵌合手段にリング状の突条とリング
状の凹溝を使用することによって、嵌合手段の単純化と
連結・離脱操作の一層の容易化を図ることができる。

【００３５】（６）請求項６では、紅の差し替えに使用
される着脱アームを差し替え式口紅がそなえることによ
って、差し替え作業の実施が容易に、しかも随時に実施
が可能である。

【００３６】（７）請求項７では、着脱アームの構造に
対し、差し替え作業時に取付が簡単で作業の遂行が容易
であり、清潔で手際のよい作業を可能とする構造を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１（ａ）はこの発明の差し替え式口紅の一実
施例の断面図である。同（ｂ）は同（ａ）のI−I線にお
ける断面図である。

【図２】図２（ａ）は紅の差し替えに用いる着脱アーム
の一実施例の斜視図である。同（ｂ）は同（ａ）のII−
II平面で破断した断面図である。

【図３】この発明の差し替え式口紅の異なる実施例の断
面図である。

【図４】図４（ａ）はこの発明の差し替え式口紅のさら
に異なる実施例における断面図である。同（ｂ）はこの
発明の差し替え式口紅のさらに異なる実施例における断
面図である。

【図５】従来装置の断面図である。

【符号の説明】

１紅２台座４リップケース４ａ端部５テーパー部６着脱アーム７スリット８底面９切り欠き１０開口１１みぞ１２弾性体１３ネジ１４突条１５凹溝

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】棒状に成形された紅と、一端に、前記紅を固着するための固着手段をそなえ、他
端に、リップケースの端部との連結・離脱が可能で該連
結によって前記他端に対するリップケースからの回転伝
達が可能な嵌合手段をそなえ、中間部に、前記紅を前記
リップケースに対して連結・離脱の操作を行うときに使
用される着脱アームを挿入するためのスリットをそなえ
る台座とが設けられることを特徴とする差し替え式口
紅。
【請求項２】前記台座の他端にそなえている前記リッ
プケースとの間の嵌合手段が、該台座のそなえる弾性に
よって、前記リップケースに台座の他端を押し込んだと
き、台座の他端に生じる圧縮変形の復元力によって、接
触両面間に発生する摩擦力に基ずく嵌合手段である請求
項１記載の差し替え式口紅。
【請求項３】前記台座の他端にそなえている前記リッ
プケースとの間の嵌合手段が、該台座の他端近傍に植設
した肉厚の弾性体のそなえる弾性により、前記リップケ
ースに台座の他端を押し込んだとき、前記肉厚の弾性体
に生じる圧縮変形の復元力によって、接触両面間に発生
する摩擦力に基ずく嵌合手段である請求項１記載の差し
替え式口紅。
【請求項４】前記台座が他端にそなえている前記リッ
プケースとの間の嵌合手段が、台座の他端に加工された
雄ネジとリップケースの端部に加工された雌ネジとの結
合による嵌合手段である請求項１記載の差し替え式口
紅。
【請求項５】前記台座が他端にそなえている前記リッ
プケースとの間の嵌合手段が、台座の他端近傍に形成し
たリング状の突条とリップケースの側に形成したリング
状の凹溝との嵌まり合いによる嵌合手段である請求項１
記載の差し替え式口紅。
【請求項６】前記台座に設けられたスリットに挿入し
て、前記紅とともに台座をリップケースに対して連結・
離脱の操作を行うための着脱アームをそなえる請求項１
記載の差し替え式口紅。
【請求項７】前記着脱アームが、その周壁の一部に前
記台座のスリットに挿入が可能の平面をそなえるととも
に、該着脱アームを台座のスリットに挿入するときある
いはスリットから取り出すときに、前記紅をかわして通
過することを可能とするための大きさの開口が設けられ
た平面を、前記周壁の他の一部にそなえる箱形体よりな
る請求項６記載の差し替え式口紅。