JPH09252317A - 電子メールシステム - Google Patents

電子メールシステム

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Publication number
JPH09252317A
JPH09252317A JP8057726A JP5772696A JPH09252317A JP H09252317 A JPH09252317 A JP H09252317A JP 8057726 A JP8057726 A JP 8057726A JP 5772696 A JP5772696 A JP 5772696A JP H09252317 A JPH09252317 A JP H09252317A
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JP
Japan
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electronic mail
mail
client
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stored
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Application number
JP8057726A
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English (en)
Inventor
Shoji Tanaka
昭二 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH09252317A publication Critical patent/JPH09252317A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊急メールやエラーメールを受信したときに
即座にユーザに通知することができ、また、送達手段の
乏しいクライアントから電子メールをその他の送達手段
で送達するために、電子メールサーバを介して他のクラ
イアントに装備された周辺装置を利用することが可能な
電子メールシステムを提供する。 【解決手段】 クライアント2に対して制御命令を発行
するクライアント制御手段18を電子メールのサーバ1
に設け、サーバ1から発行された制御命令を解釈実行す
る制御命令受信/実行手段27をクライアント2に設け
た。これにより、サーバ1からクライアント2を制御で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータやワークステーションなどで作成された文書や
データを、ネットワークを介してこれらコンピュータを
使用するユーザ個人間で送受信する電子メールシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】図47は、例えば特開平5−34414
8号公報に示された従来の電子メールシステムを示す構
成図である。図において、1は電子メールの送受信を実
行したり受信した電子メールをクライアントに送達する
電子メールサーバ、2は本電子メールシステムのユーザ
が使用するクライアントである。なお、この図では、ク
ライアント2は一つであるが、通常は複数台ある。電子
メールサーバ1は、クライアントからの要求を受信し、
その内容に基づいて処理を実行するクライアント要求受
信/実行手段3、受信した電子メール格納するメール格
納手段4、電子メールの送受信を行うメール送受信手段
4、受信した電子メールの送達処理を行うメール送達手
段6、及び、各ユーザの電子メール転送先アドレスを格
納するユーザ情報データベース7を備える。
【0003】クライアント2は、電子メールの送信、電
子メールの取得など、電子メールに関する処理を電子メ
ールサーバ1に依頼するメール処理要求手段8、クライ
アント2が取得した電子メールを格納するメール格納手
段9、及び、クライアント2が電子メールサーバ1から
受信確認の返信が必要な電子メールを取得したときに、
受信確認メールを作成する受信確認メール作成手段11
8を備える。
【0004】次に、図47を用いて従来の電子メールシ
ステムの動作を説明する。電子メールサーバ1は、メー
ル送受信手段5において図示しないクライアントから電
子メールを受信すると、受信した電子メールをメール送
達手段6に引き渡し、メール受信者が電子メールの転送
アドレスをユーザ情報データベース7に格納しているか
否かを確認する。ここで、ユーザ情報データベース7に
転送先アドレスが格納されていれば、メール送受信手段
5において受信した電子メールを指示されたアドレスに
転送する。ユーザ情報データベース7に転送アドレスが
格納されていない場合、メール格納手段4において電子
メールを格納する。
【0005】クライアント2が、自分宛に届いた電子メ
ールを取得する場合、クライアント2のメール処理要求
手段8において電子メール取得要求を電子メールサーバ
1のクライアント要求受信/実行手段3に送信する。電
子メールサーバ1のクライアント要求受信/実行手段3
において電子メール取得要求を受信すると、メール格納
手段4からユーザ宛に届いた電子メールを取得し、クラ
イアント2に引き渡す。
【0006】クライアント2のメール処理要求手段8が
電子メールサーバ1から電子メールを取得すると、まず
取得した電子メールをメール格納手段9に格納する。次
に、取得した電子メールに受信確認が必要なことを示す
フラグが添付されているか否か判定する。取得した電子
メールに受信確認が必要なことを示すフラグが添付され
ている場合、メール処理要求手段8は受信確認メール作
成手段118に取得した電子メールを引き渡し、受信確
認メール作成手段118において受け取った電子メール
から送信者のアドレスを取得し、そのアドレスを送信先
にした電子メールを作成し、予め用意された文字データ
を新規電子メールに記述する。そして、メール処理要求
手段8において作成した電子メールの送信要求を電子メ
ールサーバ1のクライアント要求受信/実行手段3に送
信する。
【0007】電子メールサーバ1のクライアント要求受
信/実行手段3においてクライアント2のメール処理要
求手段が送信した電子メール送信要求を受信すると、メ
ール送受信手段5において要求された電子メール(受信
確認メール)を送信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子メールシス
テムは以上のように構成されているため、電子メールサ
ーバが受信した電子メールは、クライアントからの要求
がない限りクライアントに送達することが不可能であっ
た。そのため、重要な電子メールを受信したときでも、
電子メールサーバはクライアントに電子メールを送達す
ることができないことがあるという問題点があった。
【0009】また、電子メールがクライアントに送達さ
れたときのみ、クライアントは送信者に受信確認メール
を返すため、クライアントに電子メールが送達されるま
での間、電子メールサーバは送信者が送信した電子メー
ルの状態を把握することができないという問題点があっ
た。
【0010】また、電子メールサーバはユーザが電子メ
ールの転送アドレスを予め指定しているときのみ電子メ
ールの転送処理を行うため、ユーザのスケジュールに合
わせて電子メールを送達するなどの柔軟な送達処理を行
うことができないという問題点があった。
【0011】また、他の電子メールシステムとして特開
平2−116239号公報に記載されたものがあるが、
同様に電子メールをクライアントに送達するまでの状態
を通知することはできなかった。また、他の電子メール
システムとして特開平4−40723号公報に記載され
たものがあるが、これは電子メールを受信したときに、
指定された端末装置に出力可能なように電子メールに格
納されたデータを電子メールサーバが変換するものであ
り、ユーザが在籍する場所に設置された端末に電子メー
ルを送達することができなかった。また、他の電子メー
ルシステムとして特開平4−273354号公報に記載
されたものがあるが、このホストコンピュータは、クラ
イアントの自動電源制御装置を介してクライアントの電
源投入のみを行うものであり、クライアントからの要求
がない限り電子メールの送達は不可能である。
【0012】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、クライアントからの要求がなく
とも、電子メールをクライアントに送達することがで
き、また送信者が送信した電子メールが受信者に送達さ
れるまでの状態を把握することができ、またユーザのス
ケジュール、ユーザが使用するクライアントの状態に合
わせて電子メール送達処理を実行することができる電子
メールシステムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電子メー
ルシステムは、サーバに、(1)前記クライアントから
の要求を受信し、その内容に基づいた処理を実行するク
ライアント要求受信/実行手段と、(2)電子メールを
送受信するメール送受信手段と、(3)受信した電子メ
ールを管理するメール管理手段と、(4)受信した電子
メールを前記クライアントに送達するメール送達手段
と、(5)前記クライアントに対して制御命令を発行す
るクライアント制御手段と、(6)前記サーバが電子メ
ールに対して行った処理内容およびその結果を送信者に
通知する実行内容通知手段と、(7)クライアント情報
を予め格納するクライアント情報データベースと、
(8)ユーザ情報を予め格納するユーザ情報データベー
スと、(9)ユーザが送信した電子メールに関する状況
報告書を作成する状況報告手段と、(10)エラーメー
ルを受信したときにユーザにその内容を通知するエラー
メール処理手段とを備え、必要に応じて前記クライアン
トを制御可能とし、送信した電子メールの状況を把握す
るものである。
【0014】請求項2に係る電子メールシステムは、ク
ライアントに、(1)電子メールの送信処理、及び、前
記サーバに着信した電子メールの取得処理を前記サーバ
に要求するメール処理要求手段と、(2)前記サーバが
発行した制御命令を受信し、実行する制御命令受信/実
行手段と、(3)前記サーバから取得した電子メールを
格納するメール格納手段とを備え、前記サーバから発行
された制御命令に基づいて制御されるものである。
【0015】請求項3に係る電子メールシステムは、前
記メール管理手段に、前記サーバが受信した電子メール
を格納するメール格納手段と、指定した電子メールが前
記クライアントによって取得されるまで、あるいは一定
時間が経過するまで電子メールを監視し、結果を前記メ
ール送達手段に通知するメール監視手段とを備えたもの
である。
【0016】請求項4に係る電子メールシステムは、メ
ール送達手段に、受信した電子メールに付加された制約
条件に対応する電子メールの送達アドレス取得処理、及
び、電子メール送達処理のタイムスケジューリング処理
を指定する制約条件解釈手段と、指定された送達アドレ
ス取得処理で、電子メールの送達アドレスを取得する送
達アドレス取得手段と、代理送達処理可能なクライアン
トを特定する代理送達クライアント特定手段と、指定さ
れたタイムスケジューリング処理で、電子メール送達処
理をタイムスケジューリングするタイムスケジューリン
グ手段と、タイムスケジューリングされた送達処理を実
行する送達実行手段とを備えたものである。
【0017】請求項5に係る電子メールシステムは、前
記制約条件解釈手段は、ユーザが送信手段を制約条件と
して付加した電子メールを送信する場合に、その制約条
件を解釈し、指定された送信手段で電子メールを送信す
るものである。
【0018】請求項6に係る電子メールシステムは、前
記送達アドレス取得手段は、制約条件に、指定した時刻
までに電子メールを送達する条件が指定されている場合
に、現在の時刻と設定時刻から成る時間帯に受信者が在
席する場所への送達アドレスを求めるものである。
【0019】請求項7に係る電子メールシステムは、前
記送達アドレス取得手段は、受信者への送達アドレスだ
けでなく、受信者と同じ時間帯に同じ場所に在席するユ
ーザに電子メールを送達するための送達アドレスを求め
るものである。
【0020】請求項8に係る電子メールシステムは、前
記状況報告手段に、ユーザが指定した電子メールに記述
された文書を1つの文書ファイルに統合する報告書作成
手段と、報告書を作成するときのフォーマットデータを
予め格納するフォーマットデータベースとを備えたもの
である。
【0021】請求項9に係る電子メールシステムは、前
記報告書作成手段は、ユーザが報告書のフォーマットを
指定した場合に、指定されたフォーマット情報を前記フ
ォーマットデータベースから取得し、そのフォーマット
に従って報告書を作成するものである。
【0022】請求項10に係る電子メールシステムは、
前記エラーメール処理手段に、エラー内容を解釈するエ
ラー内容解釈手段と、エラー内容を示す文書を作成し、
ユーザに対して送信メールが送信不可能であったこと、
およびその原因を通知するエラー通知手段と、通信エラ
ーコードと対応する内容を示す情報を予め格納するエラ
ーコードデータベースとを備えたものである。
【0023】請求項11に係る電子メールシステムは、
前記制御命令受信/実行手段に、制御命令を解釈し、前
記クライアントで行う処理を特定する命令解釈手段と、
上記命令解釈手段で特定した処理を実行する命令実行手
段と、前記制御命令に対応する処理情報を予め格納した
クライアント機能データベースと、前記クライアントに
装備された装置を制御する周辺装置制御手段とを備えた
ものである。
【0024】請求項12に係る電子メールシステムは、
前記クライアントに、ユーザが指定した電子メールに記
述された文書を1つの文書ファイルに統合する報告書作
成手段と、報告書を作成するときのフォーマットデータ
を予め格納するフォーマットデータベースとからなる状
況報告手段を備え、前記報告書作成手段は、ユーザが報
告書のフォーマットを指定した場合に、指定されたフォ
ーマット情報を前記フォーマットデータベースから取得
し、そのフォーマットに従って報告書を作成するもので
ある。
【0025】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.以下、本発明に関わる電子メール
システムの発明の実施の形態1について図を用いて説明
する。図1は本発明の実施の形態1である電子メールシ
ステムの構成図である。この図において、1は電子メー
ルの送受信や受信した電子メールをクライアントに送達
する電子メールサーバ、2は本電子メールシステムのユ
ーザが使用するクライアントである。
【0026】電子メールサーバ1は、クライアントから
の要求を受信し、その内容に基づいて処理を実行するク
ライアント要求受信/実行手段3、電子メールの送受信
を行うメール送受信手段5、受信した電子メールの送達
処理を行うメール送達手段6a、上記クライアント2を
使用するユーザの情報を格納するユーザ情報データベー
ス7a、電子メールサーバ1が受信した電子メールを管
理するメール管理手段10、クライアント情報を格納す
るクライアント情報データベース17、クライアント2
に対して制御命令を発行するクライアント制御手段1
8、電子メールサーバが行った電子メール送達処理内容
およびその結果を送信者に通知する実行内容通知手段1
9、ユーザが送信した電子メールに関する状況報告書を
作成する状況報告手段20、及び、メール送受信手段5
がエラーメールを受信したときに、ユーザにその内容を
通知するエラーメール処理手段23を備える。
【0027】電子メールサーバ1を構成するメール送達
手段6aは、電子メールに付加された制約条件に対応す
る送達アドレス取得処理及びタイムスケジューリング処
理を指定する制約条件解釈手段12、制約条件解釈手段
が求めた送達アドレス取得処理を実行する送達アドレス
取得手段13、送達アドレス取得手段13で取得したア
ドレスの内、代理送達処理が必要なものを判定し、代理
送達可能なクライアント2を特定する代理送達クライア
ント特定手段14、制約条件解釈手段が求めたタイムス
ケジューリング処理を実行するタイムスケジューリング
手段15、及び、タイムスケジューリング手段15にお
いてスケジューリングされた電子メール送達処理を実行
する送達実行手段16を備える。また、メール管理手段
10は、受信した電子メール格納するメール格納手段、
及び、一定時間が経過するまであるいは電子メールがク
ライアントに取得されるまで電子メールを監視するメー
ル監視手段11を備える。また、状況報告手段20は、
ユーザが指定した電子メールをメール管理手段10から
取得し、それらを1つの文書ファイルに統合する報告書
作成手段21、及び、報告書作成手段21において作成
する報告書のフォーマット情報を格納するフォーマット
データベース22を備える。また、エラーメール処理手
段23は、エラーの内容を解釈するエラー内容解釈手段
24、エラー内容を示す文字データを作成し、ユーザに
通知するエラー通知手段25、及び、エラーコードとそ
の内容を示す情報を格納するエラーコードデータベース
26を備える。
【0028】一方、クライアント2は、電子メールの送
信、電子メールの取得など、電子メールに関する処理を
電子メールサーバ1に依頼するメール処理要求手段8、
クライアント2が取得した電子メールを格納するメール
格納手段9、及び、電子メールサーバ1が発行した制御
命令を受信し、対応する処理を実行する制御命令受信/
実行手段27を備える。
【0029】クライアント2を構成する制御命令受信/
実行手段27は、制御命令を解釈し、クライアント2が
実行する処理を指定する命令解釈手段28、命令解釈手
段において指定した処理を実行する命令実行手段29、
クライアント2が装備する周辺装置を制御する周辺装置
制御手段30、及び、電子メールサーバ1が発行した制
御命令に対応する実行処理情報を格納するクライアント
機能データベース31を備える。
【0030】次に、本発明の実施の形態1の電子メール
システムにおいて電子メールサーバ1が電子メールを受
信したときの動作を説明するための図2から図21につ
いて説明する。図2は本電子メールシステムが送受信す
る電子メールの構造を示したものである。図において3
2は制約条件を記述するフィールド、33はメールID
を記述するフィールド、34は電子メール送達アドレ
ス、サブジェクト、送信者アドレスを記述するフィール
ド、35は電子メールの本文を記述するフィールドであ
る。制約条件フィールド32のConditionには、図3に
示す制約条件が格納される。また、ReportFlagには数値
データが記述され、”0”が記述された場合は、電子メ
ールの状況報告が不要であることを示し、”1”が記述
された場合は、電子メールの状況報告が必要であること
を示す。
【0031】図3は制約条件解釈手段12が電子メール
送達アドレス取得処理およびタイムスケジューリング処
理を指定するための制約条件テーブルである。図におい
て36は制約条件文字列を格納する項目、37は制約条
件に必要なデータの情報を格納する項目、38は制約条
件に対応するアドレス取得処理IDを格納する項目、3
9は制約条件に対応するタイムスケジューリング処理I
Dを格納する項目である。
【0032】制約条件解釈手段12は、制約条件フィー
ルド34のConditionに記述された制約条件文字列と項
目38に格納された文字列とのマッチングをとり、対応
するアドレス取得処理ID、タイムスケジューリングI
Dを取得する。
【0033】図4はユーザ情報データベース7aに格納
するユーザ情報を示したものである。図において40は
ユーザIDを格納する項目、41はユーザ名を格納する
項目、42は部署IDを格納する項目、43はクライア
ントIDを格納する項目、44は電子メールアドレスを
格納する項目である。
【0034】図5はユーザ情報データベース7aに格納
するユーザのスケジュールデータを示したものである。
図において45はユーザIDを格納する項目、46は日
付データを格納する項目、47は在席場所に入室する時
刻データを格納する項目、48は在席場所から退室する
時刻データを格納する項目、49は在席場所名を格納す
る項目、50は在席場所に対応する電子メールの送達ア
ドレスを格納する項目、51は電子メールを送達すると
きの送達手段を格納する項目である。
【0035】図6は送達アドレス取得手段13において
求めるアドレス情報、および代理送達クライアント特定
手段14において求める代理送達可能クライアントID
を格納するためのアドレス格納テーブルである。図にお
いて52はユーザIDを格納する項目、53はクライア
ントIDを格納する項目、54は送達アドレスを格納す
る項目、55は送達手段を格納する項目、56は在席場
所名を格納する項目、57は在席場所に入室する時刻デ
ータを格納する項目、58は在席場所から退室する時刻
データを格納する項目、59は代理送達可能クライアン
トIDを格納する項目である。
【0036】図7はクライアント情報データベース17
に格納するクライアント情報を示したものである。図に
おいて60はクライアントIDを格納する項目、61は
クライアント2がモデムを装備しているか否かを示すデ
ータを格納する項目、62は装備するモデムがFAX送
信可能であるか否かを示すデータを格納する項目、63
は装備するモデムが音声送信可能であるか否かを示すデ
ータを格納する項目、64は装備するモデムのデータ転
送レートを格納する項目である。
【0037】図8はタイムスケジューリング手段15に
おいて求める電子メール送達処理情報を格納する送達処
理テーブルである。図において65は送達処理を実行す
る時刻データを格納する項目、66は実行内容通知手段
19において電子メール送信者に返信する文字データI
Dを格納する項目、67は送達処理コマンドを格納する
項目である。
【0038】図9は実行内容通知手段19が保持する実
行内容通知テーブルを示したものである。本テーブルに
は、実行内容通知IDに対応する文字データを格納す
る。図において68は通知内容IDを格納する項目、6
9は対応する文字データを格納する項目である。
【0039】図10はクライアント2のクライアント機
能データベース31に格納された、電子メールサーバが
発行する制御命令コードに対するクライアント2の実行
処理コマンドを格納する実行処理テーブルを示したもの
である。図において70は制御命令コードを格納する項
目、71は実行処理コマンドを格納する項目である。
【0040】図11から図21は本発明の電子メールシ
ステムにおいて電子メールサーバ1が電子メールを受信
したときの動作を示すフローチャートである。図におい
てS1からS119までの符号は手続き(ステップ)を
表す。
【0041】次に動作を説明する。まず、メール送達手
段6aの動作について図11及び図12のフローチャー
トを用いて説明する。電子メールサーバ1がメール送受
信手段5において電子メールを受信すると(図11のス
テップS2)、受信した電子メールをメール送達手段6
aに引き渡す。メール送達手段6aにおいて、電子メー
ルの制約条件フィールド32のConditionに文字列が記
述されているか否かを判定する(同図、ステップS
3)。制約条件フィールド32のConditionに文字列が
記述されていない場合、メール格納手段4において電子
メールを格納し(図11のステップS5)、電子メール
受信処理を終了する(図11のステップS23)。
【0042】制約条件フィールド32のConditionに文
字列が記述されている場合、電子メールのアドレスフィ
ールド34のToに記述された電子メールアドレスをメー
ル送達手段6aが管理するメールアドレスデータに記憶
し、記憶したアドレスデータを基に、図4に示すユーザ
情報テーブルを検索し、ユーザID、クライアントID
を取得し、メール送達手段6aが管理するユーザIDデ
ータおよびクライアントIDデータに記憶する。また、
電子メールのメールIDフィールド33に記述されたメ
ールIDをメール送達手段6aが管理するメールIDデ
ータに記憶する(図11のステップS4)。
【0043】次に電子メールから制約条件フィールド3
2を分離し(図11のステップS4)、電子メールをメ
ール格納手段4において格納する(図12のステップS
5)。
【0044】メール送達手段6aは分離した制約条件フ
ィールドを制約条件解釈手段12に引き渡し、制約条件
解釈手段12においてReportFlagに記述された数値を実
行内容通知フラグに設定する(図11のステップS
6)。次にConditionに記述された制約条件文字列を取
得し、図3に示す制約条件テーブルの項目36に格納さ
れた文字列とマッチングをとり、対応するアドレス取得
処理ID、タイムスケジューリングIDを取得する(図
11のステップS6)。次に制約条件とともに記述され
た、項目37に示すデータをメール送達手段6aが管理
するパラメータデータに記憶する。
【0045】次に送達アドレス取得手段13において制
約条件解釈手段12が指定したアドレス取得処理を実行
し、アドレス格納テーブルに送達アドレス情報を格納し
(図11のステップS7)、格納した送達アドレス情報
を基に代理送達可能クライアント特定手段14において
代理送達処理可能クライアント特定処理を実行し、特定
したクライアントIDをアドレス格納テーブルの項目5
9に格納する(図11のステップS8)。なお送達アド
レス取得処理については図14から図17を用いて後で
説明する。また、代理送達処理可能クライアント特定処
理については図18を用いて後で説明する。
【0046】送達アドレス取得手段13および代理送達
可能クライアント特定手段14においてアドレス格納テ
ーブルに格納した送達アドレス情報を基に、タイムスケ
ジューリング手段15において制約条件解釈手段12で
指定したタイムスケジューリング処理を実行し、図8に
示す送達処理テーブルに電子メール送達処理情報を格納
する(図11のステップS9)。なお、タイムスケジュ
ーリング処理については図19および図20を用いて後
で説明する。
【0047】以上タイムスケジューリング手段15でス
ケジューリングした電子メール送達処理を送達実行手段
16において実行する。
【0048】送達実行手段16は、送達処理テーブルに
格納された全ての送達処理をステップS11からステッ
プS22の工程において実行する。まず、送達処理テー
ブルに格納された送達処理情報を取得する(図12のス
テップS11)。次に、送達実行手段16が管理する終
了フラグに数値が設定されているかを判定し(図12の
ステップS12)、終了フラグに数値が設定されている
場合、電子メール送達処理を終了する(図12のステッ
プS23)。ここで、終了フラグとは、メール格納手段
4に格納した電子メールを受信者がクライアント2を介
して取得したときに送達実行手段16が設定するデータ
である。
【0049】上記終了フラグが設定されていない場合、
送達実行手段16が管理する電子メール監視フラグに数
値が設定されているかを判定する(図12のステップS
13)。ここで、電子メール監視フラグとは、送達実行
手段16がメール監視手段11の電子メール監視処理を
開始したときに設定するデータである。
【0050】ステップS13において電子メール監視フ
ラグに数値が設定されていると判定した場合、メール監
視手段が発行するイベントを受信したかを判定する(図
12のステップS19)。
【0051】メール監視手段11が送達実行手段16に
イベントを通知する場合、送達実行手段16が管理する
イベントデータに、イベントに対応した以下に示す数値
を設定する。このことにより送達実行手段16はイベン
トデータが設定されているか否かを判定することでメー
ル監視手段11からイベントを受信したか否かを判定す
ることができる。 イベントデータ=1 (電子メール取得イベント受信) イベントデータ=2 (タイムアウトイベント受信)
【0052】ステップS19において送達実行手段16
がイベントを受信したと判定した場合、イベントデータ
の値を検査する。イベントデータが1に設定されている
場合(電子メール取得イベント)、終了フラグに数値を
設定し、実行内容通知手段19が管理する実行内容通知
IDを7に設定し、ステップS17を実行する。イベン
トデータが2に設定されている場合(タイムアウトイベ
ント)、実行内容通知IDを8に設定し、ステップS1
7を実行する。
【0053】ステップS13において電子メール監視フ
ラグに数値が設定されていないと判定した場合、あるい
はステップS19においてメール監視手段11からイベ
ントを受信していないと判定した場合、送達処理情報の
実行時刻65と現在の時刻を比較する(図12のステッ
プS14)。現在の時刻の方が大きいと判定した場合、
実行内容通知IDに送達処理情報の実行内容通知ID6
6を設定し(図12のステップS15)、送達処理情報
に格納された送達処理コマンド67を実行する(図12
のステップS16)。なお、送達処理コマンド67の実
行については図13を用いて後で説明する。
【0054】送達処理情報に格納された送達処理コマン
ド67を実行後、実行内容通知フラグに数値が設定され
ているかを判定する(図12のステップS17)。実行
内容通知フラグに数値が設定されてない場合、ステップ
S10から処理を繰り返す。
【0055】実行内容通知フラグに数値が設定されてい
る場合、実行内容通知手段19において実行内容通知I
Dの値から、図9に示す実行内容通知テーブルを検索
し、対応する文字データを取得する。そして、新規電子
メールを作成し、電子メールのToフィールドに本電子
メールのFromフィールドに記述されたアドレスを設定
し、Subjectに本電子メールのIDを設定する。さらに、
取得した文字データに時刻を付加し、文字データを電子
メールの本体に挿入し、作成した電子メールをメール送
受信手段5において送信する(図12のステップS1
8)。電子メールを送信後、ステップS10から処理を
繰り返す。
【0056】送達実行手段16において送達処理テーブ
ルに格納された全ての送達処理を実行後、電子メール受
信処理を終了する(図12のステップS23)。
【0057】次に上記電子メールシステムの動作を示す
フローチャートのステップS16について図13を用い
て詳細に説明する。
【0058】送達実行手段16は、送達処理テーブルに
格納した送達処理情報67の全ての送達処理コマンドに
対してステップS25からステップS39の工程を繰り
返し、電子メールを送達する。
【0059】送達処理情報67に格納されたコマンドが
SendMailである場合(図13のステップS26)、クラ
イアント制御手段18において、制御命令コード=10
0を送達処理情報67に格納されたクライアントIDに
対応するクライアント2に送信する(図13のステップ
S27)。
【0060】送達処理情報67に格納されたコマンドが
ShowAlertである場合(図13のステップS28)、ク
ライアント制御手段18において、制御命令コード=1
01とクライアント制御手段18が管理する文字デー
タ、「重要なメールが届いています。至急お読みくださ
い。」を送達処理情報67に格納されたクライアントI
Dに対応するクライアント2に送信する(図13のステ
ップS29)。
【0061】送達処理情報67に格納されたコマンドが
SendFaxである場合(図13のステップS30)、クラ
イアント制御手段18において、制御命令コード=10
2と電子メール本体35に格納された文字データと送達
処理情報67に格納されたFAX番号を送達処理情報67
に格納されたクライアントIDに対応するクライアント
2に送信する(図13のステップS31)。
【0062】送達処理情報67に格納されたコマンドが
SendVoiceである場合(図13のステップS32)、ク
ライアント制御手段18において、制御命令コード=1
03とクライアント制御手段18が管理する音声データ
と送達処理情報67に格納された電話番号を送達処理情
報67に格納されたクライアントIDに対応するクライ
アント2に送信する(図13のステップS33)。
【0063】送達処理情報67に格納されたコマンドが
Watchである場合(図13のステップS34)、送達処
理情報67に格納された時刻を指定してメール監視手段
11の電子メール監視処理を起動する。そして、電子メ
ール監視フラグに数値を設定する(図13のステップS
35)。
【0064】送達処理情報67に格納されたコマンドが
CreateInformMailである場合(図13のステップS3
6)、送達実行手段16が管理する文字データ「に重要
な電子メールが届いたことをお知らせください」の先頭
に、送達処理情報67に格納されたユーザ名を挿入す
る。そして新規電子メールを作成し、作成した電子メー
ルの本体35に上記文字データを挿入する。そして、送
達処理情報67に格納されたアドレスを電子メールのT
oフィールド34に挿入し、メール格納手段において電
子メールを格納する(図13のステップS38)。
【0065】送達処理情報67に格納されたコマンドが
Waitである場合(図13のステップS38)、クライア
ント制御手段18において、現在の時刻が送達処理情報
67に格納された時刻に到達するまで電子メール送達処
理を中断する(図13のステップS39)。
【0066】ここで、送達処理コマンドとそれに対応す
る送達処理を図13に示す工程に追加することにより、
送達実行手段16において上記送達処理以外の処理が実
行可能であることは明らかである。
【0067】次に図3に示す制約条件テーブルのアドレ
ス取得処理ID38に格納されたアドレス取得処理ID
=A、アドレス取得処理ID=B、アドレス取得処理I
D=Cに対応したアドレス取得処理について図14から
図17を用いて説明する。
【0068】アドレス取得処理Aは、設定時刻までに電
子メール受信者が在席する場所に電子メールを送達する
ための送達アドレスと、電子メール受信者と同じ部署に
所属し、同じ時間帯、同じ場所に在席するユーザに対し
て伝達依頼メールを送達するための送達アドレスを求め
る処理である。以下にアドレス取得処理Aについて図1
4から図15を用いて説明する。
【0069】まず、メール送達手段6aがステップS4
において記憶したユーザIDおよび日付データを基にユ
ーザ情報データベース7aに格納された図5に示すスケ
ジュールテーブルを検索し、検索された情報から新たな
スケジュールテーブルを作成し、項目45から項目51
に示す情報を格納する(図14のステップS42)。
【0070】次に、ユーザIDを基に、図4に示すユー
ザ情報テーブルを検索し、ユーザIDに対応する部署I
Dを求める。そして求めた部署IDを基にユーザ情報テ
ーブルを検索し、指定された部署IDを持つユーザの
内、受信者以外のユーザIDおよびクライアントIDを
求める(図14のステップS43)。そして、求めた全
てのユーザIDに対して、以下に示す処理を実行する。
【0071】求めたユーザIDとメール送達手段6aが
記憶した日付データを基にユーザ情報データベース7a
に格納された図5に示すスケジュールテーブルを検索
し、検索された情報から新たなスケジュールテーブルを
作成し、項目45から項目51に示す情報を格納する
(図14のステップS44)。
【0072】上記処理を実行後、ステップS42で作成
したスケジュールテーブルの全てのスケジュール情報に
対してステップS46からステップS58の工程を繰り
返し、アドレス取得処理を実行する。
【0073】最初にステップS42で作成したスケジュ
ールテーブルの項目47と項目48に格納された入室時
刻と退室時刻を取得し(図14のステップS46)、上
記時間帯が、現在の時刻と制約条件で指定された設定時
刻から成る時間帯と重なっているか否かを以下の手順で
判定する。
【0074】まず、以下に示す条件(a)を判定する
(図14のステップS47)。 (a) 現在の時刻>=取得した入室時刻 上記条件が成立する場合、次に以下に示す条件(b)を
判定する(図14のステップS48) (b) 現在の時刻<取得した退室時刻 条件(b)が成立する場合、図6に示すアドレス格納テ
ーブルの項目52から項目58にユーザID、クライア
ントID、送達アドレス、送達手段、在席場所名、入室
時刻、退室時刻を格納し(図14のステップS50)、
ステップS51の工程を実行する。条件(b)が成立し
ない場合、ステップS45の工程から繰り返す。
【0075】条件(a)が成立しない場合、以下に示す
条件(c)を判定する(図14のステップS49)。 (c) 設定時刻>取得した入室時刻 条件(c)が成立する場合、図6に示すアドレス格納テ
ーブルの項目52から項目58の項目にユーザID、ク
ライアントID、送達アドレス、送達手段、在席場所
名、入室時刻、退室時刻を格納し(図14のステップS
50)、ステップS51の工程を実行する。条件(c)
が成立しない場合、アドレス取得処理Aを終了する(図
14のステップS59)。
【0076】条件(b)、(c)の何れかの条件が成立
した場合、ステップS44で作成した全てのスケジュー
ルテーブルに対してS52からステップS58の工程を
繰り返す。
【0077】まずステップS44で作成したスケジュー
ルテーブルの項目47から項目49に格納された入室時
刻、退室時刻、在席場所名を取得する(図15のステッ
プS53)。そして、在席場所名が上記アドレス格納テ
ーブルに格納した在席場所名と同一であるかを判定する
(図15のステップS54)。在席場所名が一致しない
場合、次のスケジュール情報を取得し、ステップS52
の工程から繰り返す。
【0078】ステップS54において在席場所名が一致
すると判定した場合、スケジュール情報の入室時刻と退
室時刻から成る時間帯が、アドレス格納テーブルに格納
した入室時刻と退室時刻から成る時間帯と重なっている
か否かを以下の手順で判定する。
【0079】まず、以下に示す条件(d)を判定する
(図15のステップS55)。 (d) アドレス格納テーブルの入室時刻>=取得した
入室時刻 上記条件が成立する場合、次に以下に示す条件(e)を
判定する(図15のステップS56) (e) アドレス格納テーブルの入室時刻<取得した退
室時刻 条件(e)が成立する場合、図6に示すアドレス格納テ
ーブルの項目52から項目58にユーザID、クライア
ントID、送達アドレス、送達手段、在席場所名、入室
時刻、退室時刻を格納し(図15のステップS58)、
ステップS51の工程から繰り返す。条件(e)が成立
しない場合、ステップS52の工程から繰り返す。
【0080】条件(d)が成立しない場合、以下に示す
条件(f)を判定する(図15のステップS57)。 (f) アドレス格納テーブルの退室時刻>取得した入
室時刻 条件(f)が成立する場合、図6に示すアドレス格納テ
ーブルの項目52から項目58の項目にユーザID、ク
ライアントID、送達アドレス、送達手段、在席場所
名、入室時刻、退室時刻を格納し(図15のステップS
58)、ステップS51の工程から繰り返す。条件
(f)が成立しない場合、ステップS45の工程から繰
り返す。
【0081】以上の処理を実行することにより本アドレ
ス取得処理Aにおいて、設定時刻までに電子メール受信
者が在席する場所に電子メールを送達するときの送達ア
ドレスと、電子メール受信者と同じ部署に所属し、同じ
時間帯、同じ場所に在席するユーザへ伝達依頼メールを
送達するときの送達アドレスを求めることが可能であ
る。
【0082】次にアドレス取得処理Bについて図16を
用いて説明する。アドレス取得処理Bは、設定時刻まで
に電子メール受信者が在席する場所に電子メールを送達
するための送達アドレスを求める処理である。
【0083】まずメール送達手段6aがステップS4に
おいて記憶したユーザIDおよび日付データを基にユー
ザ情報データベース7aに格納された図5に示すスケジ
ュールテーブルを検索し、検索された情報から新たなス
ケジュールテーブルを作成し、項目45から項目51に
示す情報を格納する(図16のステップS61)。次に
作成したスケジュールテーブルの全てのスケジュール情
報に対してステップS63からステップS67の工程を
繰り返し、アドレス取得処理を実行する。
【0084】最初にステップS61で作成したスケジュ
ールテーブルの項目47と項目48に格納された入室時
刻と退室時刻を取得し(図16のステップS63)、上
記時間帯が現在の時刻と制約条件で指定された設定時刻
から成る時間帯と重なっているか否かを以下の手順で判
定する。
【0085】まず、以下に示す条件(a)を判定する
(図16のステップS64)。 (a) 現在の時刻>=取得した入室時刻 上記条件が成立する場合、次に以下に示す条件(b)を
判定する(図16のステップS65) (b) 現在の時刻<取得した退室時刻 条件(b)が成立する場合、図6に示すアドレス格納テ
ーブルの項目52から項目58にユーザID、クライア
ントID、送達アドレス、送達手段、在席場所名、入室
時刻、退室時刻を格納し(図16のステップS67)、
ステップS62の工程から繰り返す。条件(b)が成立
しない場合、ステップS62の工程から繰り返す。
【0086】条件(a)が成立しない場合、以下に示す
条件(c)を判定する(図16のステップS66)。 (c) 設定時刻>取得した入室時刻 条件(c)が成立する場合、図6に示すアドレス格納テ
ーブルの項目52から項目58の項目にユーザID、ク
ライアントID、送達アドレス、送達手段、在席場所
名、入室時刻、退室時刻を格納し(図16のステップS
67)、ステップS62の工程から繰り返す。条件
(c)が成立しない場合、アドレス取得処理Bを終了す
る(図16のステップS68)。
【0087】以上の処理を実行することにより、本アド
レス取得処理Bにおいて、設定時刻までに電子メール受
信者が在席する場所に電子メールを送達するときの送達
アドレスを求めることが可能である。
【0088】次にアドレス取得処理Cについて図17を
用いて説明する。アドレス取得処理Cは設定時刻に受信
者が在席する場所に電子メールを送達するアドレスを求
める処理である。
【0089】まずメール送達手段6aがステップS4に
おいて記憶したユーザIDおよび日付データを基に、ユ
ーザ情報データベース7aに格納された図5に示すスケ
ジュールテーブルを検索し、検索された情報から新たな
スケジュールテーブルを作成し、項目45から項目51
に示す情報を格納する(図17のステップS70)。そ
して格納された全てのスケジュール情報に対してステッ
プS71からステップS74の工程を繰り返し、設定時
刻に受信者が在席する場所への送達アドレスを求める。
【0090】まず、ステップS72において作成したス
ケジュールテーブルの項目47と項目48に格納された
入室時刻と退室時刻を取得し、設定時刻が上記時間帯の
範囲以内であるか否かを以下の条件で判定する(図17
のステップS73)。 取得した入室時刻<=設定時刻<取得した退室時刻 上記条件が成立する場合、図6に示すアドレス格納テー
ブルの52から58の項目にユーザID、クライアント
ID、送達アドレス、送達手段、在席場所名、入室時
刻、退室時刻を格納し(図17のステップS74)、ア
ドレス取得処理Cを終了する(図17のステップS7
5)。上記条件が成立しない場合、ステップS71の工
程から繰り返す。
【0091】以上の処理を実行することにより、本アド
レス取得処理Cにおいて、設定時刻に受信者が在席する
場所に電子メールを送達するアドレスを求めることが可
能である。
【0092】なお、上記アドレス取得処理以外の処理を
制約条件とともに図3に示す制約条件テーブルに追加可
能であることは明らかである。
【0093】次に代理送達処理可能なクライアントを特
定する処理を図18を用いて説明する。送達アドレス取
得手段13において求めた送達アドレス情報は図6に示
すアドレス格納テーブルに格納されている。代理送達可
能クライアント特定手段14はアドレス格納テーブルに
格納された送達アドレス情報の内、送達手段55をFA
XあるいはTEL(電話)に指定したものに対して、指
定した送達手段で電子メールを送達可能なクライアント
2を特定する。
【0094】代理送達可能クライアント特定手段14
は、アドレス格納テーブルに格納された全ての送達アド
レス情報に対してステップS78からステップS81の
工程を繰り返し、送達可能なクライアント2を特定す
る。
【0095】まず、送達アドレス情報に格納した送達手
段55にFAXが指定されているかを判定する(図18
のステップS78)。送達手段にFAXが指定されてい
る場合、クライアント情報データベース17に格納され
た図7に示すクライアントテーブルから、FAX送信可
能項目62に”○”が格納されている情報を検索し、検
索した情報からデータ転送レートが最も高いものを選択
する。そして項目60に格納されたクライアントIDを
アドレス格納テーブルの代理送達クライアントID項目
59に格納する(図18のステップS79)。
【0096】ステップS74において送達手段がFAX
に指定されていない場合、送達手段にTEL(電話)が
指定されているかを判定する(図18のステップS8
0)。送達手段にTEL(電話)が指定されている場
合、クライアント情報データベース17に格納された図
7に示すクライアントテーブルから、音声送信可能項目
63に”○”が格納されている情報を検索し、検索した
情報からデータ転送レートが最も高いものを選択する。
そして項目60に格納されたクライアントIDをアドレ
ス格納テーブルの代理送達クライアントID項目59に
格納する(図18のステップS81)。
【0097】以上のような処理を実行することで代理送
達クライアント特定手段14はFAXあるいは音声送信
可能なクライアントを特定することが可能である。な
お、FAXおよびTEL(電話)以外の送達手段で電子
メールを送達可能なクライアント2が存在する場合、ク
ライアント2が装備する周辺装置の情報をクライアント
情報データベース17のクライアント情報テーブルに追
加し、上記クライアント特定処理にステップS78とス
テップS79に相当する工程を追加することで、FAX
およびTEL(電話)以外の送達手段で電子メールを送
達可能なクライアント2を特定することは可能である。
【0098】次に、図3に示す制約条件テーブルの項目
39に格納されたタイムスケジューリング処理ID=A
A、タイムスケジューリング処理ID=BBに対応した
タイムスケジューリング処理を説明する。
【0099】タイムスケジューリング処理AAは、メー
ル送達手段6aがステップS6において記憶した設定時
刻までに、アドレス格納テーブルに格納された送達アド
レスに対する全ての電子メール送達処理を完了するよう
に、送達処理をタイムスケジューリングする。
【0100】まず、アドレス格納テーブルに格納された
情報を、入室時刻を基に昇順にソートする(図19のス
テップS84)。そして、図8に示す送達処理テーブル
に、以下に示す送達処理情報を格納する(図19のステ
ップS85)。 実行時刻65=0:00 通知内容ID66=1 実行処理67=Watch(設定時刻) この情報は、設定時刻まで電子メールを監視する処理を
示す。
【0101】次にアドレス格納テーブルに格納された全
てのアドレス情報に対してステップS87からステップ
S94の工程を繰り返し、電子メール送達処理のタイム
スケジューリングを行う。
【0102】まず、アドレス情報に格納された送達手段
55にEMailが指定されているかを判定する(図19の
ステップS87)。送達手段55にEMailが指定されて
いる場合、メール送達手段6aがステップS88におい
て記憶した電子メールアドレスとアドレス情報に格納さ
れた送達アドレス54が一致しているか否か、つまりア
ドレス情報に格納された電子メールアドレスが受信者の
電子メールアドレスであるかを判定する。上記アドレス
が一致する場合、送達処理テーブルに以下に示す送達処
理情報を格納する(図19のステップS89)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=2 実行処理67=ShowAlert(クライアントID) この情報は、入室時刻以後に電子メールの着信通知を行
う処理を示す。なお上記入室時刻およびクライアントI
Dはアドレス格納テーブルの項目53と項目57に格納
されたものである。
【0103】ステップS88において電子メールアドレ
スが一致しない場合、送達処理テーブルに以下に示す送
達処理情報を格納する(図19のステップS90)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=3 実行処理67=CreateInformMail(ユーザ名,電子メー
ルアドレス),SendMail(クライアントID) この情報は、入室時刻以後に伝達依頼メールを作成し、
クライアント2に送達する処理を示す。なお上記入室時
刻、クライアントID、電子メールアドレスはアドレス
格納テーブルの項目53、項目54、項目57に格納さ
れたものである。またユーザ名はメール送達手段6aが
ステップS4において記憶したユーザIDを基にユーザ
情報データベース7aのユーザ情報テーブルを検索し、
取得したユーザ名である。
【0104】ステップS87において送達手段がEMail
に設定されていないと判定した場合、FAXに設定され
ているかを判定する(図19のステップS91)。送達
手段がFAXに設定されている場合、送達処理テーブル
に以下に示す送達処理情報を格納する(図19のステッ
プS92)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=5 実行処理66=SendFax(クライアントID,Mail-ID,
FAX番号) この情報は、入室時刻以後に電子メールをFAX送信す
る処理を示す。なお上記入室時刻およびクライアントI
D、FAX番号はアドレス格納テーブルの項目53、項
目54、項目57に格納されたものである。またMai
l−IDは、メール送達手段6aがステップS4におい
て記憶したものである。
【0105】ステップS91において送達手段がFAX
に設定されていないと判定した場合、TEL(電話)に
設定されているかを判定する(図19のステップS9
3)。送達手段がTEL(電話)に設定されている場
合、送達処理テーブルに以下に示す送達処理情報を格納
する(図19のステップS94)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=4 実行処理66=SendVoice(クライアントID,電話番
号) この情報は、入室時刻以後に音声データを送信する処理
を示す。なお上記入室時刻およびクライアントID、電
話番号はアドレス格納テーブルの項目53、項目54、
項目57に格納されたものである。
【0106】以上のようにタイムスケジューリング処理
AAは、設定時刻までに、アドレス格納テーブルに格納
された送達アドレスに対する全ての電子メール送達処理
を完了するように、送達処理をタイムスケジューリング
することが可能である。
【0107】次にタイムスケジューリング処理BBにつ
いて図20を用いて説明する。タイムスケジューリング
処理BBは、現在の時刻が設定時刻に到達するまで電子
メール送達処理を中断し、現在の時刻が設定時刻に到達
した時点で電子メール送達処理を実行するように、送達
処理をタイムスケジューリングする。
【0108】まず、アドレス格納テーブルに格納された
情報を、入室時刻を基に昇順にソートする(図20のス
テップS97)。そして、図8に示す送達処理テーブル
に、以下に示す送達処理情報を格納する(図20のステ
ップS98)。 実行時刻65=0:00 実行処理67=Wait(設定時刻) この情報は、設定時刻まで電子メール送達処理を中断す
る処理を示す。
【0109】次にアドレス格納テーブルに格納された全
てのアドレス情報に対してステップS100からステッ
プS105の工程を繰り返し、電子メール送達処理のタ
イムスケジューリングを行う。
【0110】まず、アドレス情報に格納された送達手段
55にEMailが指定されているかを判定する(図20の
ステップS100)。送達手段55にEMailが指定され
ている場合、送達処理テーブルに以下に示す送達処理情
報を格納する(図20のステップS101)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=6 実行処理67=SendMail(クライアントID) この情報は、入室時刻以後に電子メールをクライアント
2に送達する処理を示す。なお上記入室時刻およびクラ
イアントIDはアドレス格納テーブルの項目53と項目
57に格納されたものである。
【0111】ステップS100において送達手段がEMai
lに設定されていないと判定した場合、FAXに設定さ
れているかを判定する(図20のステップS102)。
送達手段がFAXに設定されている場合、送達処理テー
ブルに以下に示す送達処理情報を格納する(図20のス
テップS103)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=5 実行処理66=SendFax(クライアントID,Mail-ID,
FAX番号) この情報は、入室時刻以後に電子メールをFAX送信す
る処理を示す。なお上記入室時刻およびクライアントI
D、FAX番号はアドレス格納テーブルの項目53、項
目54、項目57に格納されたものである。またMai
l−IDは、メール送達手段6aがステップS4におい
て記憶したものである。
【0112】ステップS102において送達手段がFA
Xに設定されていないと判定した場合、TEL(電話)
に設定されているかを判定する(図20のステップS1
04)。送達手段がTEL(電話)に設定されている場
合、送達処理テーブルに以下に示す送達処理情報を格納
する(図20のステップS105)。 実行時刻65=入室時刻 通知内容ID66=4 実行処理66=SendVoice(クライアントID,電話番
号) この情報は、入室時刻以後に音声データを送信する処理
を示す。なお上記入室時刻およびクライアントID、電
話番号はアドレス格納テーブルの項目53、項目54、
項目57に格納されたものである。
【0113】以上のようにタイムスケジューリング処理
BBは、現在の時刻が設定時刻に到達した時点で電子メ
ール送達処理を実行するように、送達処理をタイムスケ
ジューリングすることが可能である。
【0114】なお、上記タイムスケジューリング処理以
外の処理を制約条件とともに図3に示す制約条件テーブ
ルに追加可能であることは明らかである。
【0115】以上が本発明の電子メールシステムにおけ
る電子メールサーバ1が電子メールを受信したときの動
作である。次に、電子メールサーバ1のクライアント制
御手段18において、クライアント2に対して制御命令
を発行したときのクライアント2の動作を図21を用い
て説明する。
【0116】電子メールサーバ1のクライアント制御手
段18が発行した制御命令は、制御命令コードと制御命
令データから構成されている。クライアント2は、制御
命令受信/実行手段27において上記制御命令を受信
し、制御命令コードおよび制御命令データを制御命令受
信/実行手段27が管理するデータに記憶する(図21
のステップS108)。そして、命令解釈手段28にお
いて制御命令コードを基に、クライアント機能データベ
ース31に格納された図10に示す実行処理テーブルを
検索し、項目71に格納された実行処理コマンドを取得
する(図21のステップS109)。
【0117】次に、命令実行手段29において取得した
全ての実行処理コマンドに対してステップS111から
ステップS118の工程を繰り返す。
【0118】実行処理テーブルの項目71に格納された
コマンドがSendGetMailEventである場合(図21のステ
ップS111)、メール処理要求手段8において電子メ
ール取得要求を電子メールサーバ1に対して発行する
(図21のステップS112)。
【0119】実行処理テーブルの項目71に格納された
コマンドがShowAlertである場合(図21のステップS
113)、アラートウィンドウを作成し、電子メールサ
ーバ1から制御命令コードとともに送信された文字デー
タをアラートウィンドウに挿入し、アラートウィンドウ
を表示する(図21のステップS114)。なお、アラ
ートウィンドウとは指定された文字列を表示するための
ウィンドウである。
【0120】実行処理テーブルの項目71に格納された
コマンドがSendFaxである場合(図21のステップS1
15)、電子メールサーバ1から制御命令コードととも
に送信された文字データをFAX画像に変換し、制御命
令コードとともに送信されたFAX番号に、作成したF
AX画像を送信する(図21のステップS116)。
【0121】実行処理テーブルの項目71に格納された
コマンドがSendVoiceである場合(図21のステップS
117)、電子メールサーバ1から制御命令コードとと
もに送信された音声データを、制御命令コードとともに
送信された電話番号に送信する(図21のステップS1
18)。
【0122】なお上記実行処理コマンド以外のコマンド
を制御命令コードとともに図10に示す実行処理テーブ
ルに追加し、さらに図21に示すフローチャートにステ
ップS17およびステップS18に相当する工程を追加
することにより、電子メールサーバ1から発行される上
記以外の命令コードに対して上記以外の処理が実行可能
であることは明らかである。
【0123】次に図22から図29を用いて本発明の電
子メールシステムにおいて制約条件付き電子メールを受
信したときの動作を具体的に説明する。
【0124】図22は、電子メールサーバ1が受信した
制約条件付き電子メールを示したものである。図におい
て72は制約条件付き電子メールで、12月12日の1
2:00までに必ず送達する制約条件が記述されてお
り、さらに実行内容通知フラグが設定されている。
【0125】図23は送達アドレス取得手段13におい
て送達アドレス取得処理Aを実行したときに、ステップ
S42で作成した山田太郎の12月12日におけるスケ
ジュールテーブルを示したものである。図において73
は8:00から11:00までのスケジュール情報、7
4は11:00から14:00までのスケジュール情
報、75は14:00から17:00までのスケジュー
ル情報、76は17:00から20:00までのスケジ
ュール情報である。
【0126】図24は送達アドレス取得手段13におい
て送達アドレス取得処理Aを実行したときに、ステップ
S44で作成した山本花子の12月12日におけるスケ
ジュールテーブルを示したものである。図において77
は9:00から12:00までのスケジュール情報、7
8は12:00から14:00までのスケジュール情
報、79は14:00から17:00までのスケジュー
ル情報、80は17:00から20:00までのスケジ
ュール情報である。
【0127】図25は送達アドレス取得手段13におい
て送達アドレス取得処理Aを実行したときに、ステップ
S44で作成した鈴木一朗の12月12日におけるスケ
ジュールテーブルを示したものである。図において81
は7:00から14:00までのスケジュール情報、8
2は14:00から16:00までのスケジュール情
報、83は16:00から20:00までのスケジュー
ル情報である。
【0128】図26は送達アドレス取得手段13におい
て送達アドレス取得処理Aを実行した結果を示したもの
である。図において84は受信した電子メールを山田太
郎宛に電子メールで送達するときの送達アドレス情報、
85は伝達依頼メールを山本花子宛に電子メールで送達
するときの送達アドレス情報、86は伝達依頼メールを
鈴木一朗宛に電子メールで送達するときの送達アドレス
情報、87は受信した電子メールを山田太郎宛にFAX
で送達するときの送達アドレス情報である。
【0129】図27は、図26に示すアドレス格納テー
ブルを基に代理送達クライアント特定手段14において
代理送達可能クライアント特定処理を実行し、送達アド
レス情報の入室時刻を基にタイムスケジューリング手段
15において昇順にソートした結果を示したものであ
る。図において88は伝達依頼メールを鈴木一朗宛に電
子メールで送達するときの送達アドレス情報、89は受
信した電子メールを山田太郎宛に電子メールで送達する
ときの送達アドレス情報、90は伝達依頼メールを山本
花子宛に電子メールで送達するときの送達アドレス情
報、91は受信した電子メールを山田太郎宛にFAXで
送達するときの送達アドレス情報である。
【0130】図28はタイムスケジューリング手段15
において、図27に示す送達アドレス情報を基にタイム
スケジューリング処理を行った結果を示したものであ
る。図において92は12:00まで電子メールを監視する
コマンド、93は鈴木一朗宛に伝達依頼メールを作成
し、送達するコマンド、94は山田太郎が使用するクラ
イアント2にアラートウィンドウを表示するコマンド、
95は山本花子宛に伝達依頼メールを作成し、送達する
コマンド、96はクライアントBを制御し、山田太郎が
11:00以降に在席するA社に電子メールをFAXと
して送信するコマンドである。
【0131】図29は電子メールサーバ1のクライアン
ト制御手段18が発行した制御命令に従ってクライアン
ト2の命令実行手段29が表示したアラートウィンドウ
を示したものである。図において97は命令実行手段2
9が表示したアラートウィンドウである。
【0132】次に動作を説明する。電子メールサーバ1
がメール送受信手段5において電子メール72を8:5
0に受信した場合について説明する。
【0133】電子メールサーバ1がメール送受信手段5
において電子メール72を受信すると(図11のステッ
プS2)、電子メール72をメール送達手段6aに引き
渡し、メール送達手段6aにおいて電子メール72が制
約条件付きメールであるかを判定するために、電子メー
ル72の制約条件フィールド32のConditionに文字列
が記述されているかを検査する(図11のステップS
3)。
【0134】電子メール72のConditionには文字列が
記述されているため、メール送達手段6aは電子メール
のフィールド34のToに記述された電子メールアドレ
ス、taro@ClientA.co.jpを記憶し、本電子メールアドレ
スを基に、図4に示すユーザ情報テーブルを検索し、ユ
ーザID=taro、クライアントID=Aを取得し、メー
ル送達手段6aが管理するユーザIDデータおよびクラ
イアントIDデータに記憶する。また、電子メールのメ
ールIDフィールド33に記述されたメールID=1を
メール送達手段6aが管理するメールIDデータに記憶
する(図11のステップS4)。
【0135】次に電子メール72から制約条件フィール
ド32を分離し(図11のステップS4)、電子メール
72をメール格納手段4において格納する(図11のス
テップS5)。
【0136】メール送達手段6aは分離した制約条件フ
ィールド32を制約条件解釈手段12に引き渡し、制約
条件解釈手段12においてReportFlagに記述された数
値、1を実行内容通知フラグに設定する(図11のステ
ップS6)。次に、Conditionに記述された制約条件文
字列=MustUntilを取得し、図3に示す制約条件テーブ
ルの項目36に格納された文字列とマッチングをとり、
対応するアドレス取得処理ID=A、タイムスケジュー
リングID=AAを取得する(図11のステップS
6)。そして、制約条件に添付された項目37に示す、
設定時刻データ(time)=12:00、設定日付データ
(date)=12/12をメール送達手段6aが管理する
データに記憶する。
【0137】上記処理を実行後、送達アドレス取得手段
13において制約条件解釈手段12で指定したアドレス
取得処理Aを実行する(図11のステップS7)。
【0138】まず、ステップS4においてメール送達手
段6aが記憶したユーザID=taroおよび設定日付デー
タ=12/12を基にユーザ情報データベース7aに格納さ
れた図5に示すスケジュールテーブルを検索し、検索さ
れた情報から図23に示す新たなスケジュールテーブル
を作成する(図14のステップS42)。次にユーザI
D=taroを基に、図4に示すユーザ情報テーブルを検索
し、ユーザIDに対応する部署ID=SLTを求める。そ
して求めた部署ID=SLTを基にユーザ情報テーブルを
検索し、指定された部署IDを持つユーザの内、受信者
以外のユーザID=hanako、ichiroおよびクライアント
ID=B、Cを求める(図14のステップS43)。
【0139】ステップS43で求めた全てのユーザID
に対して、以下に示す処理を実行する。
【0140】ユーザID=hanakoとメール送達手段6a
が記憶した設定日付データを基にユーザ情報データベー
ス7aに格納された図5に示すスケジュールテーブルを
検索し、検索された情報から図24に示す新たなスケジ
ュールテーブルを作成し、項目45から項目51に示す
情報を格納する(図14のステップS44)。また、ユ
ーザID=ichiroについても同様の処理を実行し、図2
5に示すスケジュールテーブルを作成する(図14のス
テップS44)。
【0141】次にステップS42で作成した図23に示
すスケジュールテーブルに格納した全てのスケジュール
情報に対してステップS46からステップS58の工程
を繰り返し、送達アドレスを取得する。
【0142】最初にステップS42で作成したスケジュ
ールテーブルの項目47と項目48に格納された入室時
刻=8:00と退室時刻=11:00を取得し(図14
のステップS46)、上記時間帯が現在の時刻=8:5
0と制約条件で指定された設定時刻=12:00から成
る時間帯と重なっているか否かを判定する。
【0143】まず、以下に示す条件(a)を判定する
(図14のステップS47)。 (a) (現在の時刻=8:50)>=(取得した入室
時刻=8:00) ここで、条件(a)が成立するため、次に以下に示す条
件(b)を判定する(図14のステップS48) (b) (現在の時刻=8:50)<(取得した退室時
刻=11:00) 条件(b)も成立するため、図26に示すアドレス格納
テーブルのアドレス情報84に、ユーザID=taro、ク
ライアントID=A、送達アドレス=taro@ClientA.co.
jp、送達手段=EMail、在席場所名=居室、入室時刻=
8:00、退室時刻=11:00を格納し(図14のス
テップS50)、ステップS51の工程を実行する。
【0144】まずステップS44で作成した図24に示
すスケジュールテーブルからスケジュール情報77を取
り出し、項目47から項目49に格納された入室時刻=
9:00、退室時刻=12:00、在席場所名=居室を
取得する(図15のステップS53)。次に在席場所名
が上記アドレス格納テーブルに格納した在席場所名と同
一であるかを判定する(図15のステップS54)。
【0145】ここで在席場所名が一致するため、スケジ
ュール情報の入室時刻=9:00と退室時刻=12:0
0から成る時間帯がアドレス格納テーブルに格納した入
室時刻=8:00と退室時刻=11:00から成る時間
帯と重なっているか否かを判定する。
【0146】まず、以下に示す条件(d)を判定する
(ステップS55)。 (d) (アドレス格納テーブルの入室時刻=8:0
0)>=(取得した入室時刻=9:00) ここで、条件(d)が成立しないため、以下に示す条件
(f)を判定する(ステップS57)。 (f) (アドレス格納テーブルの退室時刻=11:0
0)>(取得した入室時刻=9:00) ここで、条件(f)が成立するため、図26に示すアド
レス格納テーブルのアドレス情報85に、ユーザID=
hanako、クライアントID=B、送達アドレス=hanako
@ClientB.co.jp、送達手段=EMail、在席場所名=居
室、入室時刻=9:00、退室時刻=12:00を格納
し(図15のステップS58)、ステップS44で作成
した図25に示すスケジュールテーブルに対してステッ
プS51からステップS58の工程を繰り返す。
【0147】まずステップS44で作成した図25に示
すスケジュールテーブルからスケジュール情報77を取
り出し、項目47から項目49に格納された入室時刻=
7:00、退室時刻=14:00、在席場所名=居室を
取得する(図15のステップS53)。次に在席場所名
が上記アドレス格納テーブルに格納した在席場所名と同
一であるかを判定する(図15のステップS54)。
【0148】ここで在席場所名が一致するため、スケジ
ュール情報の入室時刻=7:00と退室時刻=14:0
0から成る時間帯がアドレス格納テーブルに格納した入
室時刻=8:00と退室時刻=11:00から成る時間
帯と重なっているか否かを判定する。
【0149】まず、以下に示す条件(d)を判定する
(図15のステップS55)。 (d) (アドレス格納テーブルの入室時刻=8:0
0)>=(取得した入室時刻=7:00) ここで、条件(d)が成立するため、以下に示す条件
(e)を判定する(図15のステップS56)。 (e) (アドレス格納テーブルの入室時刻=8:0
0)<(取得した退室時刻=14:00) ここで、条件(e)が成立するため、図26に示すアド
レス格納テーブルのアドレス情報86に、ユーザID=
ichiro、クライアントID=C、送達アドレス=ichiro
@ClientB.co.jp、送達手段=EMail、在席場所名=居
室、入室時刻=7:00、退室時刻=14:00を格納
する(図15のステップS58)。
【0150】ここで、ステップS44で作成した全ての
スケジュールテーブルに対して処理を実行したため、ス
テップS42で作成したスケジュールテーブルに格納し
た次のスケジュール情報74に対してステップS45の
工程から繰り返す。
【0151】ステップS46において、図23に示すス
ケジュールテーブルに格納したスケジュール情報74を
取り出し、項目47と項目48に格納された入室時刻=
11:00と退室時刻=14:00を取得し(図14の
ステップS46)、上記時間帯が現在の時刻=8:50
と制約条件で指定された設定時刻=12:00から成る
時間帯と重なっているか否かを判定する。
【0152】まず、以下に示す条件(a)を判定する
(ステップS47)。 (a) (現在の時刻=8:50)>=(取得した入室
時刻=11:00) ここで、条件(a)が成立しないため、次に以下に示す
条件(c)を判定する(図14のステップS49) (c) (設定時刻=12:00)>(取得した入室時
刻=11:00) ここで条件(c)が成立するため、図26に示すアドレ
ス格納テーブルの送達アドレス情報87に、ユーザID
=taro、クライアントID=A、送達アドレス=03-001
-0000、送達手段=FAX、在席場所名=A社、入室時
刻=11:00、退室時刻=14:00を格納し(図1
4のステップS50)、ステップS44で作成した図2
4に示すスケジュールテーブルに対してステップS51
からステップS58の工程を繰り返す。
【0153】ここで、図24に示すスケジュールテーブ
ルに格納されたスケジュール情報77から80には、在
席場所名がA社の情報は格納されていないため、次に図
25に示すスケジュールテーブルに対してステップS5
1からステップS58の工程を繰り返す。
【0154】上記同様に、図25に示すスケジュールテ
ーブルに格納されたスケジュール情報81から83に
は、在席場所名がA社の情報は格納されていないため、
ステップS45の工程を実行する。
【0155】ステップS45において図23に示すスケ
ジュールテーブルに格納したスケジュール情報75を取
得し、項目47と項目48に格納された入室時刻=1
4:00と退室時刻=17:00を取得し(図14のス
テップS46)、上記時間帯が現在の時刻=8:50と
制約条件で指定された設定時刻=12:00から成る時
間帯と重なっているか否かを判定する。
【0156】まず、以下に示す条件(a)を判定する
(図14のステップS47)。 (a) (現在の時刻=8:50)>=(取得した入室
時刻=14:00) ここで、条件(a)が成立しないため、次に以下に示す
条件(c)を判定する(図14のステップS49) (c) (設定時刻=12:00)>(取得した入室時
刻=14:00) ここで条件(c)が成立しないため、アドレス取得処理
を終了する(図14のステップS59)。
【0157】以上で求めた電子メール送達アドレスを基
に、代理送達可能クライアント特定手段14において代
理送達処理可能クライアントを特定する処理を実行する
(図11のステップS8)。
【0158】代理送達可能クライアント特定手段14で
は、送達アドレス取得手段13においてアドレス格納テ
ーブルに格納した全ての送達アドレス情報に対してステ
ップS77からステップS81の工程を繰り返し、FA
X送信あるいは音声送信可能なクライアント2を特定す
る。
【0159】上記送達アドレス取得処理において取得し
た送達アドレスにはFAX番号03-001-0000に電子メー
ルをFAXとして送信するための情報87が格納されて
いる。本代理送達処理可能クライアント特定処理では、
ステップS78において上記送達アドレス情報87の送
達手段がFAXに指定されていることを判定し、ステッ
プS79において図7に示すクライアント情報テーブル
を検索し、FAX送信可能クライアント2を求める。こ
こでは、クライアントID=BおよびクライアントID
=Cのクライアント2が求まる。
【0160】上記で求めたクライアント2の内、データ
転送レートが最も高いクライアントを求める。ここで
は、クライアントID=Bのクライアント2がデータ転
送レート=28800と最も高いため、FAX送信可能
クライアントをクライアントBに特定し、図26に示す
アドレス格納テーブルのアドレス情報87の代理送達可
能クライアントID項目59に求めたクライアントID
=Bを格納する。
【0161】次にタイムスケジューリング手段15にお
いて制約条件解釈手段12で指定したタイムスケジュー
リング処理AAを実行する(図11のステップS9)。
【0162】まず、アドレス格納テーブルの項目57に
格納された入室時刻を基に送達アドレス情報をソートす
る(図18のステップS80)。ソートした結果、図2
7に示すアドレス格納テーブルが得られる。
【0163】次に図29に示す送達処理テーブルの送達
処理情報92に、以下に示す送達処理情報を格納する
(図19のステップS85)。 実行時刻65=0:00 通知内容ID66=1 実行処理67=Watch(12:00)
【0164】次にアドレス格納テーブルに格納された全
ての送達アドレス情報に対してステップS87からステ
ップS94の工程を繰り返し、電子メール送達処理のタ
イムスケジューリングを行う。
【0165】まず、送達アドレス情報88に格納された
送達手段55にEMailが指定されているため(図19の
ステップS83)、送達アドレス情報88に格納された
送達アドレスが山田太郎の電子メールアドレスであるか
を判定する(図19のステップS88)。送達アドレス
情報88に格納された電子メールアドレスは、山田太郎
の電子メールアドレスではないため、図29に示す送達
処理テーブルの送達処理情報93に、以下に示す送達処
理情報を格納し(図19のステップS90)、次の送達
アドレス情報89に対して同様の処理を行う。 実行時刻65=7:00 通知内容ID66=3 実行処理67=CreateInformMail(山田太郎,ichiro@Cl
ientC.co.jp),SendMail(C)
【0166】送達アドレス情報89の送達手段55にEM
ailが指定されているため(図19のステップS8
3)、送達アドレス情報89に格納された送達アドレス
が山田太郎の電子メールアドレスであるかを判定する
(図19のステップS88)。送達アドレス情報89に
格納された電子メールアドレスは、山田太郎の電子メー
ルアドレスと一致するため、図29に示す送達処理テー
ブルの送達処理情報94に、以下に示す送達処理情報を
格納し(図19のステップS89)、次の送達アドレス
情報90に対して同様の処理を行う。 実行時刻65=8:00 通知内容ID66=2 実行処理67=ShowAlert(A)
【0167】送達アドレス情報90に格納された送達手
段55にEMailが指定されているため(図19のステッ
プS83)、送達アドレス情報90に格納された送達ア
ドレスが山田太郎の電子メールアドレスであるかを判定
する(図19のステップS88)。送達アドレス情報9
0に格納された電子メールアドレスは、山田太郎の電子
メールアドレスではないため、図29に示す送達処理テ
ーブルの送達処理情報95に、以下に示す送達処理情報
を格納し(図19のステップS90)、次の送達アドレ
ス情報91に対して同様の処理を行う。 実行時刻65=9:00 通知内容ID66=3 実行処理67=CreateInformMail(山田太郎,hanako@Cl
ientB.co.jp),SendMail(B)
【0168】送達アドレス情報91の送達手段にFAX
が設定されているため(図19のステップS91)、図
29に示す送達処理テーブルの送達処理情報96に、以
下に示す送達処理情報を格納する(図19のステップS
92)。 実行時刻65=11:00 通知内容ID66=5 実行処理66=SendFax(B,1,03-001-0000)
【0169】ここで、全てのアドレス情報に対して処理
したため、タイムスケジューリング処理を終了する(図
19のステップS95)。
【0170】以上で求めた送達処理情報を基に、送達実
行手段16において送達処理を実行する。
【0171】まず図29の送達処理テーブルから送達処
理情報92を取り出す(図12のステップS11)。現
時点では終了フラグと電子メール監視フラグが設定され
ていないため(図12のステップS12、ステップS1
3)、現在の時刻=8:50と送達処理情報92の実行
時刻=0:00とを比較する(図12のステップS1
4)。ここで、送達処理情報92の実行時刻の方が現在
の時刻よりも小さいため、実行内容通知IDを1に設定
し(図12のステップS15)、送達処理情報92に格
納された送達処理コマンドを実行する(図12のステッ
プS16)。
【0172】送達処理情報92に格納された送達処理コ
マンドはWatch(12:00)であるため(図13のステップS
34)、メール監視手段11の電子メール監視処理を起
動し、電子メール監視フラグを設定する(図13のステ
ップS35)。
【0173】ステップS6において実行内容通知フラグ
を設定したため、電子メール監視処理を起動後、実行内
容通知手段19において実行内容通知IDの値から、図
9に示す実行内容通知テーブルを検索し、対応する文字
データを取得する。この場合、実行内容通知IDが1に
設定されているため、「電子メールの監視を開始しまし
た」を取得する。そして、新規電子メールを作成し、電
子メールのToフィールドに本電子メールのFromフィー
ルドに記述されたアドレス、jiro@aaa.co.jpを設定し、
Subjectに本電子メールID=1を設定する。さらに、取
得した文字データに時刻=8:50を付加し、文字デー
タを作成した電子メールの本体に挿入し、メール送受信
手段5において作成した電子メールを送信する。
【0174】実行内容通知処理を実行後、送達処理テー
ブルから送達処理情報93を取得し、同様の処理を実行
する。なお、現在の時刻は8:51とし、山田太郎が電
子メールを電子メールサーバ1から取得していないとす
る。
【0175】現時点では、電子メール監視フラグが設定
されているため(図12のステップS13)、メール監
視手段11からイベントを受信したかを判定するため
に、送達実行手段16が管理するイベントデータを検査
する(図12のステップS19)。そこで、イベントデ
ータが設定されていないと判定し、送達処理情報93の
実行時刻=7:00と現在の時刻8:51とを比較する
(図12のステップS14)。
【0176】送達処理情報93の実行時刻の方が現在の
時刻よりも小さいため、実行内容通知IDを3に設定し
(図12のステップS15)、送達処理情報93に格納
された送達処理コマンドを実行する(図12のステップ
S16)。
【0177】送達処理情報93に格納されたコマンドは
CreateInformMail(山田太郎,ichiro@ClientC.co.jp)と
SendMail(C)であるため(図13のステップS36、ス
テップS26)、まずステップS37においてコマンド
に添付されたユーザ名=山田太郎を送達実行手段16が
管理する文字データ=「に重要な電子メールが届いたこ
とをお知らせください」に挿入し、新規電子メールを作
成し、作成した電子メールの本体35に上記文字データ
=「山田太郎に重要な電子メールが届いたことをお知ら
せください」を挿入する。そして、送達処理情報93に
格納されたアドレス=ichiro@ClientC.co.jpを電子メー
ルのToフィールド34に挿入し、メール格納手段4に
おいて電子メールを格納する。次に、クライアント制御
手段18においてクライアントID=Cのクライアント
2に対して制御命令コード=100を送信する(図13
のステップS27)。
【0178】上記処理を実行後、実行内容通知手段19
において実行内容通知IDの値から、図9に示す実行内
容通知テーブルを検索し、対応する文字データを取得す
る。この場合、実行内容通知IDが3に設定されている
ため、「関係者に伝達しました」を取得する。そして、
新規電子メールを作成し、電子メールのToフィールド
に本電子メールのFromフィールドに記述されたアドレ
ス、jiro@aaa.co.jpを設定し、Subjectに本電子メールI
D=1を設定する。さらに、取得した文字データに時刻
=8:51を付加し、文字データを作成した電子メール
の本体35に挿入し、メール送受信手段5において作成
した電子メールを送信する。
【0179】電子メールサーバ1のクライアント制御手
段18が発行した制御命令はクライアントID=Cのク
ライアント2において受信し(図21のステップS10
8)、制御命令に格納された制御コード=100を基に
図10に示す実行処理テーブルを検索し、項目71に格
納された実行処理コマンドを取得する(図21のステッ
プS109)。
【0180】取得した実行処理コマンドがSendGetMailE
ventであるため(図21のステップS111)、メール
処理要求手段8において電子メール取得要求を電子メー
ルサーバ1に対して発行する(図21のステップS11
2)。そして電子メールサーバ1のクライアント要求受
信/実行手段3においてその要求を受信し、メール格納
手段4から電子メールを取り出し、クライアント2に引
き渡す。
【0181】実行内容通知手段19において実行内容通
知処理を実行後、送達処理テーブルから送達処理情報9
4を取得し、同様の処理を実行する。なお、現在の時刻
は8:52とし、山田太郎が電子メールサーバ1から電
子メールを取得していないとする。
【0182】現時点では、電子メール監視フラグが設定
されているため(図12のステップS13)、メール監
視手段11からイベントを受信したかを判定するため
に、送達実行手段16が管理するイベントデータを検査
する(図12のステップS19)。そこで、イベントデ
ータが設定されていないと判定し、送達処理情報94の
実行時刻=8:00と現在の時刻=8:52とを比較す
る(図12のステップS14)。
【0183】送達処理情報94の実行時刻の方が現在の
時刻よりも小さいため、実行内容通知IDを1に設定し
(図12のステップS15)、送達処理情報94に格納
されたコマンドを実行する(図12のステップS1
6)。
【0184】送達処理情報94に格納されたコマンドは
ShowAlert(A)であるため(図13のステップS28)、
制御命令コード=101と、送達実行手段16が管理す
る文字データ、「重要な電子メールが届いています。す
ぐにお読みください。」をクライアントID=Aのクラ
イアント2に送信する(図13のステップS29)。
【0185】上記処理を実行後、実行内容通知手段19
において実行内容通知IDの値から、図9に示す実行内
容通知テーブルを検索し、対応する文字データを取得す
る。この場合、実行内容通知IDが1に設定されている
ため、「電子メールの着信通知をしました」を取得す
る。そして、新規電子メールを作成し、電子メールのT
oフィールドに本電子メールのFromフィールドに記述さ
れたアドレス、jiro@aaa.co.jpを設定し、Subjectに本
電子メールID=1を設定する。さらに、取得した文字デ
ータに時刻=8:52を付加し、文字データを作成した
電子メールの本体35に挿入し、メール送受信手段5に
おいて作成した電子メールを送信する(図12のステッ
プS18)。
【0186】電子メールサーバ1のクライアント制御手
段18が発行した制御命令はクライアントID=Aのク
ライアント2において受信し(図21のステップS10
8)、制御命令に格納された制御コード=101を基に
図10に示す実行処理テーブルを検索し、項目71に格
納された実行処理コマンドを取得する(図21のステッ
プS109)。
【0187】取得した実行処理コマンドがShowAlertで
あるため(図21のステップS113)、アラートウィ
ンドウ97を作成し、電子メールサーバ1から制御命令
コードとともに送信された文字データ=「重要な電子メ
ールが届いています。すぐにお読みください。」をアラ
ートウィンドウ97に挿入し、表示する(図21のステ
ップS114)。アラートウィンドウ97を表示した結
果を図29に示す。
【0188】実行内容通知手段19において実行内容通
知処理を実行後、送達処理テーブルから送達処理情報9
5を取得し、同様の処理を実行する。なお、現在の時刻
は9:01とし、山田太郎が電子メールサーバ1から電
子メールを取得していないとする。
【0189】現時点では、電子メール監視フラグが設定
されているため(図12のステップS13)、メール監
視手段11からイベントを受信したかを判定するため
に、送達実行手段16が管理するイベントデータを検査
する(図12のステップS19)。そこで、イベントデ
ータが設定されていないと判定し、送達処理情報95の
実行時刻=9:00と現在の時刻=9:01とを比較す
る(図12のステップS14)。
【0190】送達処理情報95の実行時刻の方が現在の
時刻よりも小さいため、実行内容通知IDを3に設定し
(図12のステップS15)、送達処理情報95に格納
されたコマンドを実行する(図12のステップS1
6)。
【0191】送達処理情報95に格納されたコマンドは
CreateInformMail(山田太郎,hanako@ClientB.co.jp)と
SendMail(B)であるため(図13のステップS36、ス
テップS26)、まずステップS37においてコマンド
に添付されたユーザ名=山田太郎を送達実行手段16が
管理する文字データ=「に重要な電子メールが届いたこ
とをお知らせください」に挿入し、新規電子メールを作
成し、作成した電子メールの本体35に上記文字データ
=「山田太郎に重要な電子メールが届いたことをお知ら
せください」を挿入する。そして、送達処理情報95に
格納されたアドレス=hanako@ClientC.co.jpを電子メー
ルのToフィールド34に挿入し、メール格納手段4に
おいて電子メールを格納する。次に、クライアント制御
手段18においてクライアントID=Bのクライアント
2に対して制御命令コード=100を送信する(図13
のステップS27)。
【0192】上記処理を実行後、実行内容通知手段19
において実行内容通知IDの値から、図9に示す実行内
容通知テーブルを検索し、対応する文字データを取得す
る。この場合、実行内容通知IDが3に設定されている
ため、「関係者に伝達しました」を取得する。そして、
新規電子メールを作成し、電子メールのToフィールド
に本電子メールのFromフィールドに記述されたアドレ
ス、jiro@aaa.co.jpを設定し、Subjectに本電子メールI
D=1を設定する。さらに、取得した文字データに時刻
=9:01を付加し、文字データを作成した電子メール
の本体35に挿入し、メール送受信手段5において作成
した電子メールを送信する(図12のステップS1
8)。
【0193】電子メールサーバ1のクライアント制御手
段18が発行した制御命令はクライアントID=Bのク
ライアント2において受信し(図21のステップS10
8)、制御命令に格納された制御コード=100を基に
図10に示す実行処理テーブルを検索し、項目71に格
納された実行処理コマンドを取得する(図21のステッ
プS109)。
【0194】取得した実行処理コマンドがSendGetMailE
ventであるため(図21のステップS111)、メール
処理要求手段8において電子メール取得要求を電子メー
ルサーバ1に対して発行する(図21のステップS11
2)。そして電子メールサーバ1のクライアント要求受
信/実行手段3においてその要求を受信し、メール格納
手段4から電子メールを取り出し、クライアント2に引
き渡す。
【0195】実行内容通知手段19において実行内容通
知処理を実行後、送達処理テーブルから送達処理情報9
6を取得し、同様の処理を実行する。なお、現在の時刻
は11:01とし、山田太郎が電子メールサーバ1から
電子メールを取得していないとする。
【0196】現時点では、電子メール監視フラグが設定
されているため(図12のステップS13)、メール監
視手段11からイベントを受信したかを判定するため
に、送達実行手段16が管理するイベントデータを検査
する(図12のステップS19)。そこで、イベントデ
ータが設定されていないと判定し、送達処理情報96の
実行時刻=11:00と現在の時刻=11:01とを比
較する(図12のステップS14)。
【0197】送達処理情報96の実行時刻の方が現在の
時刻よりも小さいため、実行内容通知IDを5に設定し
(図12のステップS15)、送達処理情報96に格納
された送達処理コマンドを実行する(図12のステップ
S16)。
【0198】送達処理情報96に格納された送達処理コ
マンドがSendFaxであるため(図13のステップS3
0)、クライアント制御手段18において、制御命令コ
ード=102と電子メール本体35に格納された文字デ
ータと送達処理情報96に格納されたFAX番号を、送達
処理コマンドに添付された代理送達可能クライアントI
D=Bのクライアント2に送信する(図13のステップ
S31)。
【0199】上記処理を実行後、実行内容通知手段19
において実行内容通知IDの値から、図9に示す実行内
容通知テーブルを検索し、対応する文字データを取得す
る。この場合、実行内容通知IDが5に設定されている
ため、「FAX送信しました」を取得する。そして、新
規電子メールを作成し、電子メールのToフィールドに
本電子メールのFromフィールドに記述されたアドレス、
jiro@aaa.co.jpを設定し、Subjectに本電子メールID=
1を設定する。さらに、取得した文字データに時刻=1
1:01を付加し、文字データを作成した電子メールの
本体35に挿入し、メール送受信手段5において作成し
た電子メールを送信する(図12のステップS18)。
【0200】電子メールサーバ1のクライアント制御手
段18が発行した制御命令はクライアントID=Bのク
ライアント2において受信し(図21のステップS10
8)、制御命令に格納された制御コード=102を基に
図10に示す実行処理テーブルを検索し、項目71に格
納された実行処理コマンドを取得する(図21のステッ
プS109)。
【0201】取得した実行処理コマンドがSendFaxであ
るため(図21のステップS115)、電子メールサー
バ1から制御命令コードとともに送信された文字データ
をFAX画像に変換し、制御命令コードとともに送信さ
れたFAX番号=03-001-0000に、作成したFAX画像
を送信する(図21のステップS116)。
【0202】以上で全ての送達処理を実行したため、電
子メール受信処理を終了する(図12のステップS2
3)。
【0203】以上のように、本発明の電子メールシステ
ムはクライアントからの要求がなくとも電子メールを送
達可能で、またクライアントに装備された周辺装置を用
いた代理送達処理が可能である。さらに、ユーザ情報や
クライアント情報に合わせて電子メール送達処理をタイ
ムスケジューリングして実行することが可能である。さ
らに、実行した送達処理内容を送信者に通知することが
可能である。
【0204】発明の実施の形態2.次に発明の実施の形
態2の電子メールシステムにおいて、電子メール送信者
が、送信メールの状況報告書作成要求を電子メールサー
バ1に対して行う場合の動作を図30から図35を用い
て説明する。図30はフォーマットデータベース20に
格納されたフォーマットテーブルで、ユーザが指定した
フォーマットIDに対応する報告書フォーマット処理I
Dを格納するものである。図において98はフォーマッ
トIDを格納する項目、99はフォーマット処理IDを
格納する項目である。
【0205】図31はユーザが電子メールサーバ1に報
告書作成要求を行う際に用いるデータを示したものであ
る。図において100から102はメール格納手段4に
格納された電子メールを検索する際の検索文字列を格納
するための項目であり、101は送信者アドレスを格納
する項目、101はSubjectを格納する項目、102はM
ail-IDを格納する項目である。また、103は報告書を
作成する際のフォーマット処理IDを格納する項目であ
る。報告書作成手段21は、上記項目100から102
に格納された文字列と、電子メールのフィールド33、
34に記述された、項目100から102に対応する文
字列が一致するかを判定し、一致した電子メールをメー
ル格納手段4から取得する。
【0206】図32は実行内容通知手段19において作
成する状況報告メールの構造を示したものである。図に
おいて104は電子メール送達処理を実行した時刻を記
述するフィールドである。
【0207】図33から図35は送信者が送信メールの
状況報告書作成要求を電子メールサーバ1に対して行う
場合の電子メールサーバ1の動作を示すフローチャート
である。図においてS120からS147までの符号は
手続き(ステップ)を表す。
【0208】次に動作を説明する。電子メールサーバ1
のクライアント要求受信/実行手段3においてクライア
ント2から状況報告書作成要求と図31に示すデータを
受信し(図33のステップS121)、図31に示すデ
ータを状況報告手段20に引き渡す。そして、報告書作
成手段21において、項目100から102に格納され
た文字列と、電子メールのフィールド33、34に記述
された、項目100から102に対応する文字列が一致
するかを判定し、一致した電子メールをメール格納手段
4から取得する(図33のステップS122)。
【0209】次に項目103にフォーマットIDが格納
されているかを判定し(図33のステップS123)、
フォーマットIDが格納されている場合は、フォーマッ
トデータベース20に格納された図30に示すテーブル
を検索し、フォーマット処理を指定する(図33のステ
ップS125)。そして指定されたフォーマット処理
で、ステップS122において取得した電子メールを文
書ファイルに統合する(図33のステップS126)。
なお、フォーマット処理については図34および図35
を用いて後で説明する。
【0210】ステップS123において図31に示すデ
ータにフォーマットIDが格納されていないと判定した
場合、ステップS122において取得した電子メールの
本体35を文書ファイルに統合する(図33のステップ
S124)。
【0211】ステップS124あるいはステップS12
6で作成した文書ファイルをクライアント2に引き渡
し、報告書作成処理を終了する(図33のステップS1
28)。
【0212】次に図30に示すフォーマットテーブルの
フォーマットIDに格納されたフォーマットID=1に
対応するフォーマット処理Aについて図34を用いて説
明する。
【0213】フォーマット処理Aは、取得した全ての電
子メールに対してステップS131からステップS13
6の工程をくり返し、以下に示すフォーマットで電子メ
ールを文書ファイルに統合する。 時刻データ タブコード 本文 改行コード
【0214】まず、文書ファイルを作成し(図34のス
テップS130)、電子メールの時刻フィールド104
に記述された時刻データを取得し(図34のステップS
131)、取得した時刻データを作成した文書ファイル
に挿入する(図34のステップS132)。次に、タブ
コードを文書ファイルに挿入し(図34のステップS1
33)、電子メールの本文35を取得し(図34のステ
ップS134)、取得した本文35を文書ファイルに挿
入し(図34のステップS135)、最後に改行コード
を文書ファイルに挿入する(図34のステップS13
6)。
【0215】次に図30に示すフォーマットテーブルの
フォーマットIDに格納されたフォーマットID=2に
対応するフォーマット処理Bについて図35を用いて説
明する。
【0216】フォーマット処理Bは、取得した全ての電
子メールに対してステップS140からステップS14
5の工程をくり返し、以下に示すフォーマットで電子メ
ールを文書ファイルに統合する。 送信者アドレス タブコード 本文 改行コード
【0217】まず、文書ファイルを作成し(図35のス
テップS139)、電子メールのアドレスフィールド3
4のFromに記述された送信者アドレスを取得し(図35
のステップS140)、取得した送信者アドレスを作成
した文書ファイルに挿入する(図35のステップS14
1)。次に、タブコードを文書ファイルに挿入し(図3
5のステップS142)、電子メールの本文35を取得
し(図35のステップS143)、取得した本文35を
文書ファイルに挿入し(図35のステップS144)、
最後に改行コードを文書ファイルに挿入する(図35の
ステップS145)。
【0218】なお上記以外のフォーマット処理をフォー
マットIDとともに図30に示すテーブルに追加するこ
とは可能である。
【0219】次に図36および図37を用いて具体的に
説明する。図36は電子メールサーバ1が受信した状況
報告メールを示したものである。図において105は送
信先電子メールサーバ1が送信メールを監視する処理を
開始したときに返信した状況報告メール、106は関係
者に伝達依頼を行ったときに返信された状況報告メー
ル、107は電子メールの着信通知を行ったときに返信
された状況報告メール、108は送信メールをFAXと
して送信したときに返信した状況報告メールである。
【0220】図37は状況報告手段20が作成した送信
メールの状況報告書を示したものである。図において1
09は上記状況報告書である。
【0221】次に動作を説明する。ユーザが図31に示
すテーブルのSubject項目101に1を、フォーマット
ID項目103に1を指定して状況報告書作成要求を電
子メールサーバ1に対して行う場合について説明する。
【0222】電子メールサーバ1のクライアント要求受
信/実行手段3において、状況報告書作成要求と上記デ
ータを受信し(図33のステップS121)、図31に
示すデータを状況報告手段20に引き渡す。そして、報
告書作成手段21において、項目100から102に格
納された文字列と、電子メールのフィールド33、34
に記述された、項目100から102に対応する文字列
が一致するかを判定し、一致した電子メール、105か
ら108をメール格納手段4から取得する(図33のス
テップS122)。ここで、フォーマットID項目10
3に1が格納されているため、フォーマットデータベー
スに格納された図30に示すテーブルを検索し、フォー
マット処理をAに指定する(図33のステップS12
3、ステップS125)。
【0223】次に文書ファイル109を作成し(図34
のステップS130)、取得した全ての電子メールに対
してステップS131からステップS136の工程を繰
り返す。
【0224】まず、電子メール105の電子メールの時
刻フィールド104に記述された時刻データ=8:50
を取得し(図34のステップS131)、取得した時刻
データを作成した文書ファイルに挿入する(図34のス
テップS132)。次に、タブコードを文書ファイルに
挿入し(図34のステップS133)、電子メール10
5の本文35を取得し(図34のステップS134)、
取得した本文35を文書ファイルに挿入し(図34のス
テップS135)、最後に改行コードを文書ファイルに
挿入する(図34のステップS136)。
【0225】電子メール106から108に対しても同
様の処理を実行し、その結果図37に示す文書ファイル
109を得る。そして、作成した文書ファイル109を
クライアント2に引き渡し、状況報告書作成処理を終了
する。
【0226】以上のように、送信者が送信した電子メー
ルの状況を把握することができる。
【0227】発明の実施の形態3.次に発明の実施の形
態3の電子メールシステムにおいて、電子メールサーバ
1がエラーメールを受信した場合の動作を図38から図
40を用いて説明する。図38はエラーメールの構造を
示したものである。図において110はエラーコードを
記述するフィールドである。従来の電子メールシステム
では、電子メールサーバ間の通信プロトコルとしてSM
TPを使用することが一般的であり、本通信プロトコル
に基づく電子メール送受信処理においてエラーが発生し
た場合、電子メールのエラーコードフィールド110に
エラーコードを記述し、送信者に返信する。
【0228】図39はエラーコードデータベース26に
格納されたエラーコードとその内容を示す文字データを
格納するためのテーブルである。図において111はエ
ラーコードを格納する項目、112はエラーコードの内
容を示した文字データを格納する項目である。
【0229】図40は電子メールサーバ1がエラーメー
ルを受信した場合の動作を示すフローチャートである。
図においてS147からS152までの符号は手続き
(ステップ)を表す。
【0230】次に動作を説明する。電子メールサーバ1
がメール送受信手段5において電子メールを受信する
と、エラーフィールド110にエラーコードが記述され
ているかを判定し、エラーコードが記述されている場
合、受信したエラーメールをエラーメール処理手段23
に引き渡す(図40のステップS148)。そして、エ
ラー内容解釈手段24においてエラーコードフィールド
110に記述されたエラーコードを基にエラーコードデ
ータベース26に格納された図39に示すテーブルを検
索し、エラーコードに対応した文字データを取得する
(図40のステップS149)。
【0231】次にアドレスフィールド34のFromに記述
された送信者アドレスを取得し、取得した電子メールア
ドレスを基にユーザ情報データベース7aに格納された
図4に示すテーブルを検索し、送信者が使用するクライ
アントIDを求める(図40のステップS150)。そ
して、クライアント制御手段18において制御命令コー
ド=101(ShowAlert命令)とステップS149で取
得した文字データをクライアントIDに対応するクライ
アント2に対して送信する(図40のステップS15
1)。
【0232】次に図41から図42を用いて具体的に説
明する。図41は電子メールサーバ1が受信したエラー
メールを示したものである。図において113は上記エ
ラーメールである。
【0233】図42は電子メールサーバ1のクライアン
ト制御手段18が発行したアラートウィンドウ表示命令
を基にクライアント2が表示したアラートウィンドウを
示したものである。図において114は表示したアラー
トウィンドウである。
【0234】次に動作を説明する。電子メールサーバ1
のメール送受信手段5においてエラーメール113を受
信すると、エラーメール113のエラーコードフィール
ド110にエラーコード=421が記述されているた
め、エラーメール113をエラーメール処理手段23に
引き渡す(図40のステップS148)。そして、エラ
ー内容解釈手段24においてエラーコードフィールド1
10に記述されたエラーコード=421を基にエラーコ
ードデータベース26に格納された図39に示すテーブ
ルを検索し、エラーコードに対応した文字データ=「メ
ールサービスが動作していません。」を取得する(図4
0のステップS149)。
【0235】次にアドレスフィールド34のFromに記述
された送信者アドレス=taro@ClientA.co.jpを取得し、
取得した電子メールアドレスを基にユーザ情報データベ
ース7aに格納された図4に示すテーブルを検索し、送
信者が使用するクライアントID=Aを求める(図40
のステップS150)。そして、クライアント制御手段
18において制御命令コード=101(ShowAlert命
令)とステップS149で取得した文字データ=「メー
ルサービスが動作していません。」をクライアントID
=Aのクライアント2に対して送信する(図40のステ
ップS151)。
【0236】上記制御命令をクライアントID=Aのク
ライアント2で受信し(図21のステップS108)、
制御命令コードを基にクライアント機能データベース3
1に格納された図10に示す実行処理テーブルを検索
し、実行処理コマンド=ShowAlertを取得する(図21
のステップS109)。そして、アラートウィンドウ1
14を作成し、制御命令コードとともに送信された文字
データ=「メールサービスが動作していません。」を作
成したアラートウィンドウ114に挿入し、画面に表示
する(図21のステップS113、ステップS11
4)。
【0237】以上のように、電子メールサーバ1がエラ
ーメールを受信した場合、送信者に即座に通知し、エラ
ーの内容を送信者に提示することができる。
【0238】発明の実施の形態4.上記発明の実施の形
態1の電子メールシステムを用いて、電子メール送信受
信機能のみを持つクライアント2から、他のクライアン
ト2に装備された周辺装置を用いて電子メールを他の送
達手段で送達することが可能である。本機能を実現する
ためには、電子メールの制約条件フィールド32に、送
達手段と送達アドレスを記述し、電子メールサーバ1は
記述された送達手段で電子メールを送達可能なクライア
ント2を特定し、クライアント2を用いた代理送達処理
を実行すればよい。
【0239】電子メール送信受信機能のみを持つクライ
アント2から、他のクライアント2に装備された周辺装
置を用いて電子メールを他の送達手段で送達するときの
動作を図43および図44を用いて説明する。図43は
図3に示す制約条件テーブルを拡張したものである。図
において115は電子メールをFAX送信する場合の制
約条件である。
【0240】図44は制約条件フィールド32のCondit
ionに制約条件115をを記述した電子メールの送達要
求をクライアント2から発行するときの電子メールサー
バ1の動作を示したフローチャートである。図において
S153からS157までの符号は手続き(ステップ)
を表す。
【0241】次に動作を説明する。電子メールサーバ1
のクライアント要求受信/実行手段3においてクライア
ント2から電子メール送信要求と電子メールを受信する
と、メール送達手段6aに電子メールを引き渡し、電子
メールの制約条件フィールド32のConditionに制約条
件が記述されているかを判定し、制約条件が記述されて
いる場合、制約条件解釈手段12において記述された文
字列と図43に示す制約条件テーブルの制約条件項目に
格納された文字列とマッチングをとる。
【0242】制約条件解釈手段12において制約条件が
SendFaxであると判定した場合(図44のステップS1
54)、代理送達クライアント特定手段14においてク
ライアント情報データベース17に格納された図7に示
すテーブルを検索し、FAX送信可能で、データ転送レ
ートが最も高いクライアントIDを求める(図44のス
テップS155)。そして、クライアント制御手段18
においてクライアントIDに対応するクライアント2
に、制御命令コード102と電子メール本体35に記述
された文字データを送信する(図44のステップS15
6)。
【0243】次に図45を用いて具体的に説明する。図
45はクライアント要求受信/実行手段3が電子メール
送信要求とともに受信した電子メールを示したものであ
る。図において116は制約条件にSendFaxが記述され
た電子メールである。
【0244】次に動作を説明する。クライアント要求受
信/実行手段3が電子メール送信要求とともに電子メー
ル116をクライアント2から受け取ると、メール送達
手段6aに引き渡す。本電子メール116の制約条件フ
ィールド32のConditionに制約条件が記述されている
ため、制約条件解釈手段12において記述された文字列
と図43に示す制約条件テーブルの制約条件項目に格納
された文字列とマッチングをとり、制約条件がSendFax
であると判定する(図44のステップS154)。
【0245】そして、代理送達クライアント特定手段1
4においてクライアント情報データベース17に格納さ
れた図7に示すテーブルを検索し、FAX送信可能で、
データ転送レートが最も高いクライアントID=Bを求
め(図44のステップS155)、クライアント制御手
段18においてクライアントID=Bのクライアント2
に、制御命令コード102と電子メール本体35に記述
された文字データ=「ごきげんよう!!」、制約条件に
記述されたFAX番号を送信する(図44のステップS
156)。
【0246】クライアント制御手段18が発行した制御
命令は、クライアントID=Bのクライアント2の制御
命令受信/実行手段27において受信し(図21のステ
ップS108)、受信した制御命令コードを基にクライ
アント機能データベース31に格納した図10に示す実
行処理テーブルを検索し、実行処理コマンド=SendFax
を取得する(図21のステップS109)。そして、電
子メールサーバ1から受信した文字データ=「ごきげん
よう!!」をFAX画像に変換し、送信されたFAX番
号=03−001−0000にFAX画像を送信する
(図21のステップS115、ステップS116)。
【0247】以上のように、本発明の電子メールシステ
ムを用いれば電子メール送信機能のみを持つクライアン
トから、電子メール以外のメッセージを送信することが
可能である。
【0248】発明の実施の形態5.発明の実施の形態2
において、状況報告手段20は電子メールサーバ1のメ
ール格納手段4に格納された電子メールの内、ユーザが
指定した電子メールを取得し、取得した電子メールを文
書ファイルに統合するとして説明したが、図46のよう
にクライアント2に状況報告手段を設け、クライアント
2のメール格納手段9に格納された電子メールに対して
電子メール統合処理を行うようにしてもよい。
【0249】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、クラ
イアントに対して制御命令を発行するクライアント制御
手段を電子メールサーバに設け、電子メールサーバから
発行された制御命令を解釈実行する制御命令受信/実行
手段をクライアントに設け、電子メールサーバからクラ
イアントを制御する方式を採用するため、従来のように
クライアントからの要求に従って動作する電子メールシ
ステムに比べ、緊急メールやエラーメールを受信したと
きに即座にユーザに通知することができる効果がある。
また、電子メールサーバを介して、クライアントから別
のクライアントに装備された周辺装置を利用可能である
ことから、送達手段の乏しいクライアントから電子メー
ルをその他の送達手段で送達できる効果がある。
【0250】また、この発明によれば、電子メールサー
バが電子メールに対して行った処理内容、処理結果を電
子メール送信者に通知する実行内容通知手段と、送信メ
ールに関する状況報告書を作成する状況報告手段とを電
子メールサーバに設け、電子メールサーバが電子メール
に対して行った送達処理内容および送達処理結果を電子
メール送信者に通知し、その後それらを文書ファイルに
統合する方式を採用するため、従来のように電子メール
が受信者に送達されたときのみ受信確認メールを返信す
る電子メールシステムに比べ、送信した電子メールの状
態を容易に把握できる効果がある。
【0251】また、この発明によれば、電子メール送達
処理をタイムスケジューリングするメール送達手段を電
子メールサーバに設け、電子メールサーバで行う送達処
理をユーザ情報およびクライアント情報に基づいてタイ
ムスケジューリングし、スケジューリングした結果に基
づいて送達処理を実行する方式を採用するため、従来の
ようにユーザが指示した転送アドレスに電子メールを転
送する処理のみを実行する電子メールシステムに比べ、
電子メールをユーザのスケジュールやクライアントの状
態に合わせて送達する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における電子メール
システムの構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の電子メールサーバ
が送受信する電子メールの構造を示したものである。
【図3】 この発明の実施の形態1の制約条件解釈手段
で用いる制約条件テーブルである。
【図4】 この発明の実施の形態1のユーザ情報データ
ベースに格納するユーザ情報テーブルである。
【図5】 この発明の実施の形態1のユーザ情報データ
ベースに格納するユーザのスケジュールデータである。
【図6】 この発明の実施の形態1の送達アドレス取得
手段が使用するアドレス格納テーブルである。
【図7】 この発明の実施の形態1のクライアント情報
データベースに格納するクライアント情報テーブルであ
る。
【図8】 この発明の実施の形態1のタイムスケジュー
リング手段が使用する送達処理テーブルである。
【図9】 この発明の実施の形態1の実行内容通知手段
が使用する実行内容通知テーブルである。
【図10】 この発明の実施の形態1のクライアント機
能データベースに格納する実行処理テーブルである。
【図11】 この発明の実施の形態1の電子メールサー
バにおける電子メール受信処理の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】 この発明の実施の形態1の電子メールサー
バにおける電子メール受信処理の動作を示すフローチャ
ートである。
【図13】 この発明の実施の形態1の電子メールサー
バにおける電子メール受信処理の動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】 この発明の実施の形態1の送達アドレス取
得手段における送達アドレス取得処理Aの動作を示すフ
ローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態1の送達アドレス取
得手段における送達アドレス取得処理Aの動作を示すフ
ローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態1の送達アドレス取
得手段における送達アドレス取得処理Bの動作を示すフ
ローチャートである。
【図17】 この発明の実施の形態1の送達アドレス取
得手段における送達アドレス取得処理Cの動作を示すフ
ローチャートである。
【図18】 この発明の実施の形態1の代理送達クライ
アント特定手段における代理送達可能クライアント特定
処理の動作を示すフローチャートである。
【図19】 この発明の実施の形態1のタイムスケジュ
ーリング手段におけるタイムスケジューリング処理AA
の動作を示すフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態1のタイムスケジュ
ーリング手段におけるタイムスケジューリング処理BB
の動作を示すフローチャートである。
【図21】 この発明の実施の形態1のクライアントに
おける制御命令受信処理の動作を示すフローチャートで
ある。
【図22】 この発明の実施の形態1の電子メールサー
バ1が受信した制約条件付き電子メールである。
【図23】 この発明の実施の形態1のユーザ情報デー
タベースに格納された山田太郎の12月12日における
スケジュールテーブルである。
【図24】 この発明の実施の形態1のユーザ情報デー
タベースに格納された山本花子の12月12日における
スケジュールテーブルである。
【図25】 この発明の実施の形態1のユーザ情報デー
タベースに格納された鈴木一朗の12月12日における
スケジュールテーブルである。
【図26】 この発明の実施の形態1の送達アドレス取
得手段において送達アドレス取得処理Aを実行した結果
である。
【図27】 この発明の実施の形態1のタイムスケジュ
ーリング手段において図26に示す送達アドレス情報を
入室時刻を基に昇順にソートした結果である。
【図28】 この発明の実施の形態1のタイムスケジュ
ーリング手段においてタイムスケジューリング処理を行
った結果である。
【図29】 この発明の実施の形態1のクライアントの
命令実行手段が表示したアラートウィンドウである。
【図30】 この発明の実施の形態2のフォーマットデ
ータベースに格納されたフォーマットテーブルである。
【図31】 この発明の実施の形態2のクライアントが
電子メールサーバに報告書作成要求を行う際に用いるデ
ータである。
【図32】 この発明の実施の形態2の実行内容通知手
段において作成する状況報告メールの構造である。
【図33】 この発明の実施の形態2の状況報告手段に
おける状況報告書作成処理の動作を示すフローチャート
である。
【図34】 この発明の実施の形態2の状況報告手段に
おけるフォーマット処理Aの動作を示すフローチャート
である。
【図35】 この発明の実施の形態2の状況報告手段に
おけるフォーマット処理Bの動作を示すフローチャート
である。
【図36】 この発明の実施の形態2の電子メールサー
バが受信した状況報告メールである。
【図37】 この発明の実施の形態2の状況報告手段が
作成した状況報告書である。
【図38】 この発明の実施の形態3の電子メールサー
バが受信するエラーメールの構造である。
【図39】 この発明の実施の形態3のエラーコードデ
ータベースに格納するエラーコードテーブルである。
【図40】 この発明の実施の形態3の電子メールサー
バにおけるエラーメール受信処理の動作を示すフローチ
ャートである。
【図41】 この発明の実施の形態3の電子メールサー
バが受信したエラーメールである。
【図42】 この発明の実施の形態3のクライアントが
表示したアラートウィンドウである。
【図43】 この発明の実施の形態4の制約条件解釈手
段が使用する図3の制約条件テーブルを拡張したもので
ある。
【図44】 この発明の実施の形態4の電子メールサー
バにおける制約条件に送信手段を記述した電子メールの
送信処理の動作を示すフローチャートである。
【図45】 この発明の実施の形態4のクライアント要
求受信/実行手段が電子メール送信要求とともに受信し
た電子メールである。
【図46】 この発明の実施の形態5のクライアントに
状況報告手段を設けたときの構成図である。
【図47】 従来の電子メールシステムを示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 電子メールサーバ、2 クライアント、3 クライ
アント要求受信/実行手段、4 メール格納手段、5
メール送受信手段、6a メール送達手段、7aユーザ
情報データベース、8 メール処理要求手段、9 メー
ル格納手段、10 メール管理手段、11 メール監視
手段、12 制約条件解釈手段、13送達アドレス取得
手段、14 送達手段特定手段、15 タイムスケジュ
ーリング手段、16 送達実行手段、17 クライアン
ト情報データベース、18 クライアント制御手段、1
9 実行内容通知手段、20 状況報告手段、21 報
告書作成手段、22 フォーマットデータベース、23
エラーメール処理手段、24 エラー内容解釈手段、
25 エラー通知手段、26 エラーコードデータベー
ス、27 制御命令受信/実行手段、28 命令解釈手
段、29 命令実行手段、30 周辺装置制御手段、3
1 クライアント機能データベース。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、電子化された
    文書の送受信を行う電子メールのサーバと、上記ネット
    ワークに接続された電子メールのクライアントを少なく
    とも1つ備えた電子メールシステムにおいて、 前記サーバに、(1)前記クライアントからの要求を受
    信し、その内容に基づいた処理を実行するクライアント
    要求受信/実行手段と、(2)電子メールを送受信する
    メール送受信手段と、(3)受信した電子メールを管理
    するメール管理手段と、(4)受信した電子メールを前
    記クライアントに送達するメール送達手段と、(5)前
    記クライアントに対して制御命令を発行するクライアン
    ト制御手段と、(6)前記サーバが電子メールに対して
    行った処理内容およびその結果を送信者に通知する実行
    内容通知手段と、(7)クライアント情報を予め格納す
    るクライアント情報データベースと、(8)ユーザ情報
    を予め格納するユーザ情報データベースと、(9)ユー
    ザが送信した電子メールに関する状況報告書を作成する
    状況報告手段と、(10)エラーメールを受信したとき
    にユーザにその内容を通知するエラーメール処理手段と
    を備え、必要に応じて前記クライアントを制御可能と
    し、送信した電子メールの状況を把握する電子メールシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子メールシステムに
    おいて、 前記クライアントに、(1)電子メールの送信処理、及
    び、前記サーバに着信した電子メールの取得処理を前記
    サーバに要求するメール処理要求手段と、(2)前記サ
    ーバが発行した制御命令を受信し、実行する制御命令受
    信/実行手段と、(3)前記サーバから取得した電子メ
    ールを格納するメール格納手段とを備え、前記サーバか
    ら発行された制御命令に基づいて制御されることを特徴
    とする電子メールシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子メールシステムに
    おいて、前記メール管理手段に、前記サーバが受信した
    電子メールを格納するメール格納手段と、指定した電子
    メールが前記クライアントによって取得されるまで、あ
    るいは一定時間が経過するまで電子メールを監視し、結
    果を前記メール送達手段に通知するメール監視手段とを
    備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子メールシステムに
    おいて、メール送達手段に、受信した電子メールに付加
    された制約条件に対応する電子メールの送達アドレス取
    得処理、及び、電子メール送達処理のタイムスケジュー
    リング処理を指定する制約条件解釈手段と、指定された
    送達アドレス取得処理で、電子メールの送達アドレスを
    取得する送達アドレス取得手段と、代理送達処理可能な
    クライアントを特定する代理送達クライアント特定手段
    と、指定されたタイムスケジューリング処理で、電子メ
    ール送達処理をタイムスケジューリングするタイムスケ
    ジューリング手段と、タイムスケジューリングされた送
    達処理を実行する送達実行手段とを備えたことを特徴と
    する電子メールシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電子メールシステムに
    おいて、前記制約条件解釈手段は、ユーザが送信手段を
    制約条件として付加した電子メールを送信する場合に、
    その制約条件を解釈し、指定された送信手段で電子メー
    ルを送信することを特徴とする電子メールシステム。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の電子メールシステムに
    おいて、前記送達アドレス取得手段は、制約条件に、指
    定した時刻までに電子メールを送達する条件が指定され
    ている場合に、現在の時刻と設定時刻から成る時間帯に
    受信者が在席する場所への送達アドレスを求めることを
    特徴とする電子メールシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子メールシステムに
    おいて、前記送達アドレス取得手段は、受信者への送達
    アドレスだけでなく、受信者と同じ時間帯に同じ場所に
    在席するユーザに電子メールを送達するための送達アド
    レスを求めることを特徴とする電子メールシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の電子メールシステムに
    おいて、前記状況報告手段に、ユーザが指定した電子メ
    ールに記述された文書を1つの文書ファイルに統合する
    報告書作成手段と、報告書を作成するときのフォーマッ
    トデータを予め格納するフォーマットデータベースとを
    備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子メールシステムに
    おいて、前記報告書作成手段は、ユーザが報告書のフォ
    ーマットを指定した場合に、指定されたフォーマット情
    報を前記フォーマットデータベースから取得し、そのフ
    ォーマットに従って報告書を作成することを特徴とする
    電子メールシステム。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の電子メールシステム
    において、前記エラーメール処理手段に、エラー内容を
    解釈するエラー内容解釈手段と、エラー内容を示す文書
    を作成し、ユーザに対して送信メールが送信不可能であ
    ったこと、およびその原因を通知するエラー通知手段
    と、通信エラーコードと対応する内容を示す情報を予め
    格納するエラーコードデータベースとを備えたことを特
    徴とする電子メールシステム。
  11. 【請求項11】 請求項2に記載の電子メールシステム
    において、前記制御命令受信/実行手段に、制御命令を
    解釈し、前記クライアントで行う処理を特定する命令解
    釈手段と、上記命令解釈手段で特定した処理を実行する
    命令実行手段と、前記制御命令に対応する処理情報を予
    め格納したクライアント機能データベースと、前記クラ
    イアントに装備された装置を制御する周辺装置制御手段
    とを備えたことを特徴とする電子メールシステム。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載の電子メールシステム
    において、前記クライアントに、ユーザが指定した電子
    メールに記述された文書を1つの文書ファイルに統合す
    る報告書作成手段と、報告書を作成するときのフォーマ
    ットデータを予め格納するフォーマットデータベースと
    からなる状況報告手段を備え、前記報告書作成手段は、
    ユーザが報告書のフォーマットを指定した場合に、指定
    されたフォーマット情報を前記フォーマットデータベー
    スから取得し、そのフォーマットに従って報告書を作成
    することを特徴とする電子メールシステム。
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