JPH09252259A - 情報受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の番組の表示を簡単にでき、ユーザの手
間を軽減することができる情報受信装置を提供する。 【解決手段】 文字多重放送の電波を利用して外部の送
信装置３から送信された文字情報を受信する情報受信装
置２において、上記情報を受信する受信手段５２と、上
記受信した情報を表示する表示手段５３と、本受信装置
を操作する所定のファンクションキーに文字情報の所定
の属性、例えば所定番組，所定ページ，あるいは所定の
文字列を含むページを対応させて登録する登録手段５４
と、上記ファンクションキーが操作されたとき上記登録
された属性と同じ属性の文字情報、例えば所定番組，所
定ページを表示させる表示制御手段５５とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ＦＭ文字多重放送等の
電波を利用して情報送信装置（外部送信局）から送信さ
れた専用の文字情報を受信して表示するようにした情報
受信装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ＦＭ電波等による文字多重放送に
おける情報受信装置として、例えばいわゆる「見えるラ
ジオ」がある。この文字多重放送において送信される情
報は、一定のフォーマット（例えば、１行１５文字で３
行）で構成された１画面が１ページとして設定されてお
り、複数のページで１つの番組が構成される。この場
合、上記ページの１行目は情報の発信元等を表示するヘ
ッダとして、２，３行目は情報の内容を表示する本文と
して利用される。

【０００３】そして上記従来の一般的な情報受信装置で
は、希望の番組内容を表示するには、最初に表示される
メニューページおいて、カーソルキーを操作して画面上
のカーソルを希望のメニュー項目に一致させ、続いて決
定キーを押すという、カーソルキー＋決定キーの操作に
よって希望項目を選択して表示するようになっている。
そして通常、メニューページは階層構造に構成されてお
り、階層が多い場合には希望の文字情報の内容を表示す
るまでに、上記カーソルキー＋決定キーの操作を複数回
行うこととなる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように上記従来の
ＦＭ放送等による文字多重放送受信装置では、希望の情
報を表示するためには上述のキー操作を複数回繰り返し
て行う必要があり、それだけ手間や時間がかかかり、不
便であるという問題がある。

【０００５】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、ユーザの希望する情報の表示を簡単かつ短
時間で行うことができ、ユーザの手間を軽減することが
できる情報受信装置を提供することを課題としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、図１
１に示すように、文字多重放送の電波を利用して外部の
送信装置３から送信された文字情報を受信する情報受信
装置２において、上記文字情報を受信する受信手段５２
と、上記受信した文字情報を表示する表示手段５３と、
操作指示等を行う所定のファンクションキーに文字情報
の所定の属性を対応させて登録する登録手段５４と、上
記所定のファンクションキーが操作されたとき上記登録
された属性と同じ属性の文字情報を上記表示手段５３に
表示させる表示制御手段５５とを備えたことを特徴とし
ている。

【０００７】請求項２の発明は、請求項１において、上
記属性が、所定の番組であり、上記表示制御手段が、上
記所定のファンクションキーが操作されたとき上記表示
手段に上記所定番組の内容を表示させることを特徴とし
ている。

【０００８】請求項３の発明は、請求項１において、上
記属性が、所定番組の所定ページであり、上記表示制御
手段が、上記所定のファンクションキーが操作されたと
き上記表示手段に上記所定番組の所定ページの内容を表
示させることを特徴としている。

【０００９】請求項４の発明は、請求項１において、上
記属性が、所定番組の所定の文字列が含まれるページで
あり、上記表示制御手段が、上記所定のファンクション
キーが操作されたとき上記表示手段に所定番組の所定の
文字列が含まれるページの内容を表示させることを特徴
としている。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。図１ないし図１０は本発明の一実施形
態の情報受信装置を説明するための図であり、図１は文
字多重放送装置の全体構成図、図２，３は情報受信装置
の具体例としての見えるラジオ，ナビゲーション装置の
模式図、図４，図５は表示された文字情報の例を示す
図、図６〜図１０は文字情報の登録方法を説明するため
のフローチャート図である。

【００１１】図１において、１はＦＭ放送による文字多
重放送を行う放送装置を示しており、該放送装置１は、
文字情報を受信し、表示する受信装置２と、該受信装置
２に無線により情報を送信する送信装置３と、該送信装
置３に電話回線４等により情報を入力する入力装置５と
を備えている。

【００１２】上記受信装置２は具体的には、図２に示す
文字放送専用受信機（例えば見えるラジオ）２ａと、図
３に示すナビゲーション装置２ｂとがある。上記見える
ラジオ２ａの、文字情報を表示する表示手段としての表
示器６ａは、３行の表示部７ａ〜７ｃを備え、また、ナ
ビゲーション装置２ｂの表示器６ｂは８行の表示部７ａ
〜７ｈを備えており、上記各表示部７ａ〜７ｈには１５
文字の表示が行われる。

【００１３】また上記見えるラジオ２ａ，ナビゲーショ
ン装置２ｂは、操作用ファンクションキーＦ１〜Ｆ７
（代表符号１１）と、カーソルの移動等を行う方向キー
（カーソルキー）１２と、操作の確定キー１３とをそれ
ぞれ有している。

【００１４】さらにまた上記見えるラジオ２ａ，ナビゲ
ーション装置２ｂのＣＰＵは、上記ファンクションキー
Ｆ１〜Ｆ７の内の何れか所定のファンクションキーに文
字情報の所定の属性を対応させて登録する登録手段とし
て、及び上記所定のファンクションキーが操作されたと
き上記登録された属性と同じ属性の文字情報を上記表示
器６ａ，６ｂに表示させる表示制御手段として機能す
る。

【００１５】ここで上記所定のファンクションキーと登
録される文字情報の属性との対応に関しては以下の態様
が選択可能になっている。 i.上記属性が、所定番組であり、１つのファンクション
キーと１つの番組とを対応させて登録し、このファンク
ションキーを１回押すだけで登録（指定）された１つの
番組の全内容を表示させる。 ii. 上記属性が、所定番組の所定ページであり、１つの
ファンクションキーと１つの番組の所定ページとを対応
させて登録し、このファンクションキーを１回押すだけ
で登録（指定）されたページの内容を表示させる。 iii.上記属性が、所定番組の所定の文字列が含まれるペ
ージであり、１つのファンクションキーと１つの番組に
おいて所定の文字列（以下キーワード又は登録ワードと
記す）が含まれるページとを対応させて登録し、このの
ファンクションキーを１回押すだけで登録（指定）され
たキーワードを含むページの内容を表示させる。

【００１６】次に、本実施例装置の動作を説明する。例
えばファンクションキーＦ１に１つの放送局の１つの番
組、例えば「ＦＭオオサカ」局の「交通情報」を対応さ
せて登録し、ファンクションキーＦ２に「交通情報」番
組の所定ページの内容を対応させて登録し、ファンクシ
ョンキーＦ３に「交通情報」番組のキーワード「池田」
を含むページの内容を登録する場合を説明する。

【００１７】上記ファンクションキーＦ１に「交通情
報」番組を登録する場合、図６に示すように以下の手順
で行われる。チューナにより「ＦＭオオサカ」の周波数
が選択, 同調され、図４に示すメニューページが表示さ
れる。このとき何れかの番組が選択確定されるとその番
組内容が表示される（ステップＳ１０, Ｓ１１）。この
後、上記何れのファンクションキー１１も操作されない
場合は、受信内容の更新に伴なって表示内容が更新され
る（ステップＳ１２, Ｓ１３）。

【００１８】上記ステップＳ１２で、上記ファンクショ
ンキーのいずれか、この場合にはファンクションキーＦ
１がオンされ、そのまま所定時間が経過し（ステップＳ
１４）、つまり上記ファンクションキーＦ１の操作の時
間が所定時間より長く、かつ上記メニューページが表示
されている時（ステップＳ１５）は、カーソル位置のメ
ニュー番組の内容が上記ファンクションキーＦ１に登録
される（ステップＳ１６）。また、ステップＳ１１で番
組が選択されたことからメニューページが表示されてお
らず、番組内容が表示されている時は、その表示されて
いる番組の内容が上記ファンクションキーＦ１に登録さ
れる（ステップＳ１５，１７）。

【００１９】そしてステップＳ１２でファンクションキ
ーＦ１がオンされてから所定時間が経過する前にファン
クションキーＦ１がオフされた場合、つまり上記ファン
クションキーＦ１の操作の時間が所定時間より短い時は
（ステップＳ１４，１８）、該ファンクションキーＦ１
に登録された番組が存在する場合は、その登録された番
組が表示される（ステップＳ１９, Ｓ２０）。

【００２０】ファンクションキーＦ２に「交通情報」番
組の所定ページの内容を対応させて登録する場合、図７
に示すように、ステップＳ１１で番組選択が行われ、そ
の番組が表示されているときファンクションキーＦ２が
オンされたままで所定時間が経過すると（ステップＳ１
２，１４）、表示されている番組における当該ページが
ファンクションキーＦ２に登録される（ステップＳ３
０）。

【００２１】そしてステップＳ１２でファンクションキ
ーＦ２がオンされ所定時間経過する前にオフされる（ス
テップＳ１４，１８）と、このファンクションキーＦ２
に対応させて登録された番組ページが有る場合にはその
ページが表示される（ステップＳ１９，２０）

【００２２】ファンクションキーＦ３に交通情報番組に
おいてキーワード「池田」の存在するページの内容を対
応させて登録する場合の動作を図８〜１０に基づいて説
明する。チューナにより「ＦＭオオサカ」の周波数が選
択, 同調され、図４に示すメニューページが表示され、
何れかの番組、この場合は「交通情報」が選択確定さ
れ、例えば図５に示す番組内容が表示される（ステップ
Ｓ４０, Ｓ４１）。

【００２３】この後、所定のワード登録キーがオンされ
ると（ステップＳ４２）、後述のワード登録処理が行わ
れる。また、上記登録キー及び上記何れのファンクショ
ンキー１１も操作されていない時は（ステップＳ４２,
Ｓ４３）、受信内容の更新に伴なって表示内容が更新さ
れる（ステップＳ４４）。

【００２４】上記ステップＳ４２において上記登録キー
がオンされると、図９に示すように、ステップＳ４５に
以降し登録ワード（キーワード）の指定が行われる。こ
れは具体的には、交通情報番組が表示されている時に、
上記方向キー１２の上下のキー操作により上記カーソル
２９を「池田」を含む行に移動し、上記方向キー１２の
左右のキー操作により、上記カーソル２９の左右長さを
登録を希望するキーワードに応じて設定することにより
行われる。そして「池田」が指定され、上記ファンクシ
ョンキー１１の何れか、この場合はＦ３がオンされたま
ま所定時間経過すると上記「交通情報」番組における
「池田」を含むページがファンクションキーＦ３に登録
される（ステップＳ４６〜Ｓ４８）。

【００２５】なお、上記キーワードの指定の後に、何れ
のファンクションキーも操作されることなく、所定のキ
ャンセルキーが操作されたときにはこのワード登録処理
が終了されて（ステップＳ４９）、上記ステップＳ４０
に移行する。また、上記キャンセルキーが操作されない
時は、上記ステップＳ４５に移行する。

【００２６】上記ステップＳ４２で登録キーがオンされ
ることなく、かつファンクションキーＦ３がオンされる
と（ステップＳ４３）、図１０のステップＳ５０に移行
し、該ファンクションキーＦ３に対応する所定のキーワ
ードが登録されているかどうかがチェックされる。

【００２７】そして、上記操作されたファンクションキ
ーに対応する登録ワードがない時は、その旨の表示が所
定時間行われた後（ステップＳ５１）、表示画面が復元
されて（ステップＳ５２）、上記ステップＳ４０に移行
する。

【００２８】また、上記操作されたファンクションキー
に対応するキーワードが登録されている時は、該登録ワ
ードを含むページが受信データから検索される（ステッ
プＳ５３）。そして、該当するページが検出されない時
は、登録ワードを含むページデータがない旨の表示が行
われて（ステップＳ５４, Ｓ５５）、上記ステップＳ５
２の表示の復元が行われる。

【００２９】また、上記ステップＳ５４において、登録
ワードを含むページデータが検出された時は、その番組
データ内でのページの並び替えが行われ、該当ページが
最初に表示されて（ステップＳ５７）、上記ステップＳ
４０に移行する。

【００３０】このように、所定のファンクションキー
に、所定の番組内容を対応させて、又は所定番組の所定
ページの内容を対応させて、あるいは所定ワードを含む
ページの内容を対応させて登録したので、例えばファン
クションキーＦ１を押すだけで交通情報を直ちに表示で
き、Ｆ２を押すだけで交通情報番組中の希望する路線を
示すページを直ちに表示でき、またＦ３を押すだけで交
通情報番組中の希望する地域を示すページを直ちに表示
でき、必要な情報を表示する手間, 時間を軽減すること
ができる。

【００３１】また上記受信装置２の操作を行うファンク
ションキー１１に希望する情報内容を登録するようにし
たので、視聴回数の多い番組や、メニューの深い階層に
ある番組、また、所定の番組の所定のページを簡単に選
択でき、それだけユーザの手間を軽減することができ
る。

【００３２】また所定のファンクションキーの操作時間
の長短により文字情報の登録と、既に登録されている文
字情報の表示とを切り替えるようにしたので、装置の構
造が簡単であり、かつ操作も容易である。

【００３３】

【発明の効果】以上のように本発明に係る情報受信装置
では、所定のファンクションキーに文字情報の所定の属
性、例えば請求項２の発明では所定番組を、請求項３の
発明では所定番組の所定ページを、請求項４の発明では
所定の文字列が含まれるページをそれぞれ対応させて登
録するようにしたので、ファンクションキーを押すだけ
で希望する番組，ページの表示を簡単にでき、ユーザの
手間を軽減することができる効果がある。また受信装置
の操作を行うファンクションキーに文字情報を登録する
ようにしたので、既存の受信装置にも容易に適用可能で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の情報受信装置を含む放送
装置の構成図である。

【図２】上記情報受信装置の具体例としての見えるラジ
オを示す図である。

【図３】上記情報受信装置の具体例としてのナビゲーシ
ョン装置を示す図である。

【図４】上記受信装置の表示された文字情報の例を示す
図である。

【図５】上記受信装置の表示された文字情報の例を示す
図である。

【図６】上記受信装置の情報の登録及び表示動作を説明
するためのフローチャート図である。

【図７】上記受信装置の情報の登録及び表示動作を説明
するためのフローチャート図である。

【図８】上記受信装置の情報の登録及び表示動作を説明
するためのフローチャート図である。

【図９】上記受信装置の情報の登録及び表示動作を説明
するためのフローチャート図である。

【図１０】上記受信装置の情報の登録及び表示動作を説
明するためのフローチャート図である。

【図１１】本発明のクレーム構成図である。

【符号の説明】

３ 送信装置 ２ 情報受信装置 ５２ 受信手段 ５３ 表示手段 ５４ 登録手段 ５５ 表示制御手段

フロントページの続き (72)発明者 茨 茂樹 大阪府池田市桃園２丁目１番１号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 合田 重樹 大阪府池田市桃園２丁目１番１号 ダイハ ツ工業株式会社内

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 文字多重放送の電波を利用して外部の送
   信装置から送信された文字情報を受信する情報受信装置
   において、上記文字情報を受信する受信手段と、上記受
   信した文字情報を表示する表示手段と、操作指示等を行
   う所定のファンクションキーに文字情報の所定の属性を
   対応させて登録する登録手段と、上記所定のファンクシ
   ョンキーが操作されたとき上記登録された属性と同じ属
   性の文字情報を上記表示手段に表示させる表示制御手段
   とを備えたことを特徴とする情報受信装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、上記属性が、所定番
   組であることを特徴とする情報受信装置。
3. 【請求項３】 請求項１において、上記属性が、所定番
   組の所定ページであることを特徴とする情報受信装置。
4. 【請求項４】 請求項１において、上記属性が、所定番
   組の所定の文字列が含まれるページであることを特徴と
   する情報受信装置。