JPH09251844A - 荷電粒子線装置 - Google Patents

荷電粒子線装置

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JPH09251844A
JPH09251844A JP8057838A JP5783896A JPH09251844A JP H09251844 A JPH09251844 A JP H09251844A JP 8057838 A JP8057838 A JP 8057838A JP 5783896 A JP5783896 A JP 5783896A JP H09251844 A JPH09251844 A JP H09251844A
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JP
Japan
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image
focus
charged particle
particle beam
sample
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JP8057838A
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Mitsugi Sato
佐藤  貢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 観察倍率変更時や画像記録時に最適フォーカ
ス条件を維持する。 【解決手段】 像表示装置17の表示画素の大きさに対
応する試料上での画素サイズと最適フォーカス条件の関
係を記憶装置19に記憶し、その関係を用いて倍率変更
時にフォーカス電流を補正する。また、画像を記録する
ときの画素サイズとフォーカスを調整したときの画素サ
イズの違いに対応して画像記録時にフォーカス電流を補
正する。 【効果】 一度フォーカス調整を行うと、観察倍率を変
更したり像記録を行うときに、常に最高の画質で画像の
観察及び記録を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査形電子顕微鏡
やFIB(収束イオンビーム装置)等の荷電粒子線装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】走査形電子顕微鏡やFIB等の荷電粒子
線装置は、細く絞った一次電子線やイオンビーム等の荷
電粒子線で試料表面を2次元的に走査し、試料から得ら
れる信号を荷電粒子線の走査と同期してCRTなどの表
示装置に画像として表示する装置である。試料から得ら
れる信号としては二次電子、反射電子、X線、カソード
ルミネッセンス、試料吸収電流等が利用され、検出され
る信号の種類に応じて試料の二次電子像、反射電子像、
特性X線像、カソードルミネッセンス像、試料吸収電流
像などを得ることができる。
【0003】従来、荷電粒子線装置で試料の拡大像を観
察するには、加速電圧、ビーム収束半角、収束レンズ条
件等の光学パラメータを設定し、低倍から順次倍率を上
げて視野を選択する。続いて、選択された視野において
所望の観察倍率を設定し、対物レンズの励磁電流すなわ
ちフォーカス電流を変えることでフォーカス調整を行
う。一旦、フォーカス調整が終了すると、その後に観察
倍率を変更しても通常は再度のフォーカス調整を行うこ
とはない。また、観察像を記録するときのフォーカス条
件は、観察時のフォーカス条件をそのまま使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、荷電粒
子線装置の光学系の球面収差係数やビーム収束半角など
の光学系の状態、あるいは観察している倍率範囲によっ
ては、フォーカスを最適な状態に調整したあとで観察倍
率を変更したり、フォーカス調整時と異なる倍率で画像
を記録したとき、あるいは観察時と同じ倍率であっても
観察時と異なる精細度で画像を記録したりすると最適フ
ォーカスからずれてしまうことが経験的に知られてい
る。特に、走査形電子顕微鏡で、大きなビーム電流が必
要とされるX線分析や試料吸収電流像の観察のために大
きな絞り孔を選択したときには、この現象が顕著にな
る。そのため、観察倍率を変更したり、フォーカス調整
時と大きく異なる倍率で像を記録するときには、その倍
率で再度フォーカスを調整しなければならない欠点があ
った。
【0005】本発明は、こうした従来技術の欠点をなく
し、ある観察倍率でフォーカスを調整したら、その後、
像の表示倍率を変えても常にその表示倍率における最適
フォーカス条件で観察することができ、また表示された
像を最適フォーカス条件で記録することのできる荷電粒
子線装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、荷電粒子線装置の加速電圧やビ
ーム収束半角、球面収差係数、光学系の縮小率など、光
学系の状態に応じて、予め、実験あるいはシミュレーシ
ョンなどの手段で観察倍率の変化に対応する最適フォー
カス電流の変化の関係をテーブル、あるいは計算式とし
て求めておき、観察倍率変更時にこの関係からフォーカ
ス電流、すなわち対物レンズの励磁電流を制御するよう
にした。
【0007】すなわち、本発明は、荷電粒子線源から放
出された荷電粒子線を試料上で走査し、前記試料から発
生した信号を検出して走査像を得る荷電粒子線装置にお
いて、フォーカス電流を像の表示倍率に連動して変化さ
せる制御手段を備えることを特徴とするものである。フ
ォーカス電流と像の表示倍率との関係は、像表示におけ
る画素の大きさ、試料上における荷電粒子線のビーム収
束半角と対物レンズの球面収差係数、加速電圧、荷電粒
子線源から対物レンズまでのトータルの光学倍率等に対
応して決められる。
【0008】また、通常、フォーカス調整はモニタCR
T上に表示された像を見て行うが、モニタCRT上で最
適にフォーカス調整された像を写真フィルムに撮影した
り、ディジタル画像信号として画像メモリ取り込んだり
して像記録を行う際には、画素数を増加してモニタCR
Tでの観察時より精細度を上げた記録を行うのが一般的
である。このように、一般には、モニタCRT上の表示
画像の画素数と画像を記録するときの画素数とが異なる
ため、観察時と記録時の試料上での画素サイズの違いに
よって最適フォーカス条件に違いが生じる。本発明で
は、この関係を予め実験やシミュレーションで求めてお
き、モニタ時と記録時の試料上での画素サイズの違いに
対応するフォーカス補正を施して最適フォーカス条件で
画像記録を行うようにした。
【0009】すなわち、本発明はまた、荷電粒子線源か
ら放出された荷電粒子線を試料上で走査し、試料から発
生した信号を検出して走査像を得る荷電粒子線装置にお
いて、像を記録するときのフォーカス電流をフォーカス
調整後のフォーカス電流に対して変化させる制御手段を
備えることを特徴とするものである。像を記録するとき
のフォーカス電流とフォーカス調整後のフォーカス電流
との関係は、フォーカスを調整したときの像の表示倍率
における像表示画素に対応した試料上の領域の大きさを
d1、像を記録するときの記録画素に対応した試料上の
領域の大きさをd2とするときのd1とd2の値、試料
上における荷電粒子線のビーム収束半角と対物レンズの
球面収差係数、加速電圧、荷電粒子線源から対物レンズ
までのトータルの光学倍率等に対応して決められる。
【0010】次に、最適フォーカス条件が観察倍率や表
示画素サイズに依存する理由を走査形電子顕微鏡を例に
とって説明する。走査形電子顕微鏡における最適フォー
カス条件は、一般に、試料上を走査するときの一次電子
ビームが最も細くなる条件と言われているが、試料上に
おける一次電子ビームの強度分布を詳細に調べると、ビ
ームが最も細いという定義に曖昧さがあることがわか
る。
【0011】一次電子線を試料上にフォーカスさせる対
物レンズには、必ず球面収差や色収差などのレンズ収差
がある。例えば、球面収差係数が100mmで、図6に
示すように試料8上における一次電子線4のビーム収束
半角θ(図6参照)が5mradの場合を例に試料8上
でのビーム強度分布を計算すると、フォーカス位置の違
いによって図2に示すようなビーム強度分布A及び強度
分布Bが得られる。図2において、強度分布Aのフォー
カス位置は強度分布Bのフォーカス位置よりも1.4μ
mだけオーバーフォーカス側にずれた位置にあるものと
した。この図から、強度分布Aは強度分布Bよりもビー
ム中心がシャープであるが、そのテールは分布Bよりも
大きいことがわかる。このフォーカス位置の違いによる
ビーム強度分布の相違は、レンズ収差や、ビーム収束半
角、電子の波長、電子源の大きさ、光学系の縮小率など
によっても異なる。
【0012】さて、CRT等の表示装置に表示される画
像は有限の画素で構成されるため、1画素は有限の大き
さをもつ。例えば、表示装置の画像が500×500画
素で構成されているとし、表示画像の視野が試料上で1
0μm×10μmの範囲であれば、試料上に換算した1
画素の大きさは、(10μm/500)×(10μm/
500)=20nm×20nmとなる。オペレータがこ
の条件で対物レンズの励磁電流(フォーカス電流)を調
整すれば、この表示画像に対してコントラストやシャー
プネスが最も良いフォーカス条件を設定することになる
のは言うまでもない。一方、観察倍率を変更すれば試料
上での一次電子線の走査範囲が変更されるため、試料上
に換算した表示画像の1画素当たりの大きさも変更され
る。
【0013】画素は画像を構成する最小単位のため、与
えられた画素サイズ(試料上に換算したサイズ)に対す
る最適フォーカス条件とは、その画素に含まれる信号量
が最も多い条件である。すなわち、試料上に換算した画
素領域に含まれるビーム電流が最も多くなるビーム強度
分布が得られるフォーカス条件が、その観察倍率に対す
る最適フォーカス条件である。
【0014】例えば、図3に示すような比較的小さな画
素サイズの場合には、ビーム強度分布Aの方が強度分布
Bよりも試料上での画素領域に含まれるビーム電流が多
いため、この画素に対する最適フォーカス条件はビーム
強度分布Aが得られる条件となる。しかし、観察倍率を
低くして試料上での画素サイズを図4のように大きくす
ると、強度分布Bの方が強度分布Aの場合よりも試料上
での画素領域に含まれるビーム電流が多くなり、強度分
布Bが得られるフォーカス条件が最適となる。以上の説
明から、最適フォーカス条件が試料上での画素領域の大
きさ、すなわち、観察倍率に依存することは明白であ
る。
【0015】また、通常、フォーカスを調整するための
モニタ像の画素数は500×500程度であるが、この
画像を記録するときには、走査線密度を上げて1000
×1000程度、あるいは、2000×2000程度の
画素数で像を取り込むのが普通である。したがって、フ
ォーカスを調整したときの観察倍率と画像を記録すると
きの観察倍率が同一でも、フォーカス調整時のモニタ像
と記録する画像の画素数が異なるために、両者の試料上
での画素領域の大きさが異なり、最適フォーカス条件が
変わってしまう。本発明によると、これらのフォーカス
条件のずれを予め求めておき、観察倍率変更時もしくは
画像記録時にフォーカス補正を行うことで、常に最高の
画質で画像の観察及び記録を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。ここでは、説明を簡単にするため
走査形電子顕微鏡の例で説明する。図1は、本発明によ
る走査形電子顕微鏡の一例の概略説明図である。陰極1
と第一陽極2の間には、マイクロプロセッサ(CPU)
30で制御される高圧制御電源20により電圧が印加さ
れ、所定のエミッション電流が陰極から引き出される。
陰極1と第二陽極3の間には、CPU30で制御される
高圧制御電源20により加速電圧が印加されるため、陰
極1から放出された一次電子線4は加速されて後段のレ
ンズ系に進行する。一次電子線4は、レンズ制御電源2
1で制御されたビーム電流制御用収束レンズ5で収束さ
れ、絞り板9でビームの不要な領域が除去される。その
後、レンズ制御電源22で制御された縮小率調整用の収
束レンズ6、及び、対物レンズ制御電源23で制御され
た対物レンズ7により試料8に微小スポットとして収束
され、走査コイル10で試料上を二次元的に走査され
る。走査コイル10の走査信号は、観察倍率に応じて走
査コイル制御電源24により制御される。一次電子線4
の収束角(ビーム収束半角)は、対物レンズ絞り9と、
縮小率制御用の収束レンズ6の焦点位置で最適値に決め
られる。
【0017】試料から発生した二次電子15は、二次電
子検出器16で検出される。二次電子検出器16の出力
信号(像信号)は、A/D変換器31によってデジタル
信号に変換されて画像メモリ32に取り込まれる。画像
メモリ32に取り込まれた画像は、D/A変換器33で
アナログ信号に戻され、像表示装置17に走査電子顕微
鏡(SEM)像として表示される。像表示装置17で表
示される画像のコントラストと明るさは、CPU30で
最適値に制御される。また、フォーカス調整された後の
画像は、一旦画像メモリ32に取り込まれ、画像記録装
置18により記録媒体に記録される。画像記録装置18
は、例えばイメージプリンタや磁気ディスクとすること
ができる。画像記録は、画像メモリ18に記憶された画
像をD/A変換器34でアナログ信号に変換して高解像
度のフォトCRT35に表示し、それを撮影レンズ36
で写真フィルムに結像したり、二次電子検出器16の像
信号をそのままフォトCRT35に表示して写真撮影す
ることによっても行うことができる。
【0018】CPU30に接続された記憶装置19に
は、電子顕微鏡の加速電圧や動作距離(WD:ワーキン
グディスタンス)、ビーム収束半角、光学系の縮小率等
に応じて、図5に示すような試料上の画素サイズと最適
フォーカス電流の関係が予め登録されている。最適フォ
ーカス電流は、図3及び図4によって説明したように、
その単位画素領域に含まれるビーム電流が最大となるビ
ーム強度分布を有する一次電子線を発生することのでき
るフォーカス電流であり、電子顕微鏡の加速電圧や動作
距離(WD:ワーキングディスタンス)、ビーム収束半
角、球面収差係数、光学系の縮小率等で表される光学系
の状態の関数である。この最適フォーカス電流は、予め
実験あるいはシミュレーションなどによって求めること
ができ、テーブルあるいは計算式の形で記憶装置19に
記憶されている。 図7により、観察倍率を変更すると
きのフォーカス電流の調整方法について説明する。ま
ず、加速電圧、ビーム収束半角、縮小率等、走査電子顕
微鏡の光学パラメータを設定し(S71)、観察倍率を
設定する(S72)。このとき制御CPU30は、その
ときの像倍率と像表示装置17上の画素サイズから試料
上における画素領域の大きさd1を計算して記憶する
(S73)。走査形電子顕微鏡のオペレータは、像表示
装置17上に表示される画像のコントラストやシャープ
ネスが最もよい条件となるように対物レンズ制御電源2
3を通してフォーカス電流を調整する(S74)。その
後、オペレータが観察倍率を変更すると(S75)、C
PU30は試料上での倍率変更後の画素領域の大きさd
2を計算して(S76)、図5の関係からd1とd2に
おけるフォーカス電流の差ΔIoを求めて(S77)、
このΔIoだけフォーカス電流すなわち対物レンズ励磁
電流を変更する(S78)。このように、試料像の表示
倍率を変更するとき、それに連動してフォーカス電流を
変化させることにより、一度フォーカス調整するだけで
どの表示倍率においても常にその表示倍率に最適なフォ
ーカス条件を自動的に実現することができる。
【0019】図8は、像表示装置17上でフォーカス調
整を行った後、画像記録を行う手順を説明する図であ
る。まず、加速電圧、ビーム収束半角、縮小率等、走査
電子顕微鏡の光学パラメータを設定し(S81)、観察
倍率を設定する(S82)。このとき制御CPU30
は、そのときの像倍率と像表示装置17上の画素サイズ
から試料上における画素領域の大きさd3を計算して記
憶する。走査形電子顕微鏡のオペレータは、像表示装置
17上に表示される画像のコントラストやシャープネス
が最もよい条件となるように対物レンズ制御電源23を
通してフォーカス電流を調整する(S84)。その後、
オペレータが画像記録操作を行うと(S85)、CPU
30は画像記録時の画素数と観察倍率から試料上の画素
サイズd4を計算する(S86)。続いて、CPU30
は、最後にフォーカス調整したときの試料上の画素サイ
ズd3と画像を記録するときの試料上の画素サイズd4
とから、記憶装置19に記憶されている図5の関係に基
づいてフォーカス電流補正値ΔIoを求め(S87)、
この値でフォーカス電流を変更してから(S88)、記
録画像の取り込み・記録処理を実施する(S89)。し
たがって、画像記録時の画素サイズに最適なフォーカス
条件で画像の記録ができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、一度フォーカス調整を
行えば、その後、観察倍率を変えても最適フォーカス条
件が維持されるため、再度フォーカス調整を行う必要が
なくなる。また、画像記録においては、記録画像の画素
数に応じて最適なフォーカス条件が設定されるため、常
に最高の画質で画像を記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走査形電子顕微鏡の一例の概略説
明図。
【図2】ビームフォーカス位置の違いによるビーム強度
分布の違いを説明する図。
【図3】画素サイズが小さいとき(観察倍率が高いと
き)の最適ビーム強度分布を説明する図。
【図4】画素サイズが大きいとき(観察倍率が低いと
き)の最適ビーム強度分布を説明する図。
【図5】試料上の画素サイズと最適フォーカス電流の関
係を示す説明図。
【図6】ビーム収束半角の説明図。
【図7】観察倍率を変更する際のフォーカス制御を説明
するフローチャート。
【図8】画像記録を行う際のフォーカス制御を説明する
フローチャート。
【符号の説明】
1…陰極、2…第一陽極、3…第二陽極、4…一次電子
線、5…ビーム電流調整用収束レンズ、6…縮小率調整
用収束レンズ、7…対物レンズ、8…試料、9…絞り
板、10…走査コイル、15…二次電子、16…二次電
子検出器、17…像表示装置、18…画像記録装置、1
9…記憶装置、20…高圧制御電源、21…ビーム電流
調整用収束レンズ制御電源、22…縮小率制御用収束レ
ンズ制御電源、23…対物レンズ制御電源、24…走査
コイル制御電源、30…制御CPU、31…A/D変換
器、32…画像メモリ、33…D/A変換器、34…D
/A変換器、35…フォトCRT、36…撮影レンズ、
37…写真フィルム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子線源から放出された荷電粒子線
    を試料上で走査し、前記試料から発生した信号を検出し
    て走査像を得る荷電粒子線装置において、フォーカス電
    流を像の表示倍率に連動して変化させる制御手段を備え
    ることを特徴とする荷電粒子線装置。
  2. 【請求項2】 前記フォーカス電流と像の表示倍率との
    関係は、少なくとも像表示における画素の大きさに対応
    して決めることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子線
    装置。
  3. 【請求項3】 前記フォーカス電流と像の表示倍率との
    関係は、少なくとも試料上における荷電粒子線のビーム
    収束半角と対物レンズの球面収差係数に対応して決める
    ことを特徴とする請求項1記載の荷電粒子線装置。
  4. 【請求項4】 前記フォーカス電流と像の表示倍率との
    関係は、少なくとも加速電圧に対応して決めることを特
    徴とする請求項1記載の荷電粒子線装置。
  5. 【請求項5】 前記フォーカス電流と像の表示倍率との
    関係は、少なくとも荷電粒子線源から対物レンズまでの
    トータルの光学倍率に対応して決めることを特徴とする
    請求項1記載の荷電粒子線装置。
  6. 【請求項6】 荷電粒子線源から放出された荷電粒子線
    を試料上で走査し、前記試料から発生した信号を検出し
    て走査像を得る荷電粒子線装置において、像を記録する
    ときのフォーカス電流をフォーカス調整後のフォーカス
    電流に対して変化させる制御手段を備えることを特徴と
    する荷電粒子線装置。
  7. 【請求項7】 像を記録するときのフォーカス電流とフ
    ォーカス調整後のフォーカス電流との関係は、フォーカ
    スを調整したときの像の表示倍率における像表示画素に
    対応した試料上の領域の大きさをd1、像を記録すると
    きの記録画素に対応した試料上の領域の大きさをd2と
    するとき、少なくともd1とd2の値に対応して決める
    ことを特徴とする請求項6記載の荷電粒子線装置。
  8. 【請求項8】 像を記録するときのフォーカス電流とフ
    ォーカス調整後のフォーカス電流との関係は、少なくと
    も試料上における荷電粒子線のビーム収束半角と対物レ
    ンズの球面収差係数に対応して決めることを特徴とする
    請求項6記載の荷電粒子線装置。
  9. 【請求項9】 像を記録するときのフォーカス電流とフ
    ォーカス調整後のフォーカス電流との関係は、少なくと
    も加速電圧に対応して決めることを特徴とする請求項6
    記載の荷電粒子線装置。
  10. 【請求項10】 像を記録するときのフォーカス電流と
    フォーカス調整後のフォーカス電流との関係は、少なく
    とも荷電粒子線源から対物レンズまでのトータルの光学
    倍率に対応して決めることを特徴とする請求項6記載の
    荷電粒子線装置。
JP8057838A 1996-03-14 1996-03-14 荷電粒子線装置 Pending JPH09251844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007141632A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Hitachi High-Technologies Corp 荷電粒子線装置
JP2015176691A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 日本電子株式会社 透過電子顕微鏡および透過電子顕微鏡像の表示方法

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