JPH0925120A - 反応性微細物の処理方法 - Google Patents

反応性微細物の処理方法

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JPH0925120A
JPH0925120A JP13748396A JP13748396A JPH0925120A JP H0925120 A JPH0925120 A JP H0925120A JP 13748396 A JP13748396 A JP 13748396A JP 13748396 A JP13748396 A JP 13748396A JP H0925120 A JPH0925120 A JP H0925120A
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aluminum
residue
nmp
oxygen
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JP13748396A
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Richard D Lindsay
リチャード.ディー.リンゼイ
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Plasma Processing Corp
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Plasma Processing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 役立つ窒化アルミニウム(AlN)および/
また遊離アルミニウム(Al)および/また塩化アルミ
ニウム(AlCl)をもち粒度が0.3ないし300
ミクロンの範囲内、すなわち“微細物”であるアルミニ
ウム・ドロス残留物(NMP)を処理して高アルミナ軽
量骨材を生産する方法を提供する。 【解決手段】 この方法はNMPを回転式密閉キルンに
供給し、温度を2000ないし4000°F(約109
3.3ないし2204.4℃)の範囲に加熱する一方、
酸素もしくは、酸素と水の混合物をキルンに、前記NM
Pを外部から供給される2000ないし4000°F
(約1093.3ないし2204.4℃)の温度に加熱
するに要する全熱エネルギーの約20%以下にして供給
することを特徴とする。この方法は前記微細物の前凝集
化処理を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は役立つ窒化アルミニ
ウム(AlN)および/また遊離アルミニウム(Al)
および/また塩化アルミニウム(AlCl)を有し、
粒度が0.3ないし300ミクロンの範囲内のアルミニ
ウム・ドロス残留物(NMP)を処理して高アルミニウ
ム軽量骨材を生産する方法に関するものである。本発明
の方法は前記NMPを回転密閉キルンに供給して200
0ないし4000°F(約1093.3ないし220
4.4℃)の温度に加熱しながら、前記NMPを200
0ないし4000°F(約1093.3ないし220
4.4℃)の温度に加熱するに要する全熱エネルギーの
約50%以下を外部供給源から供給して酸素、もしくは
酸素と水の混合物の混合物を前記キルンに供給すること
を特徴とする。
【0002】
【従来の技術】アルミニウムを鉱石などから回収するた
めアルミニウムの塊を炉で溶融する時、アルミニウム・
ドロスが前記溶融アルミニウムの表面にできるので、そ
れを例えばすくい取るかあるいは同様の作業により周期
的に除去する必要がある。前記除去されたドロスは一般
に大量の遊離アルミニウムばかりでなく、処理されるア
ルミニウムもしくはアルミニウム合金の性質により酸化
アルミニウムや特定の他の金属、ならびにマグネシウ
ム、マンガンおよびリチウムの金属塩を含んでいる。前
記アルミニウムのドロスから前記遊離アルミニウムを可
能な範囲まで回収することが好ましい。それはこの遊離
アルミニウムがかなりの経済的価値を有するからであ
る。
【0003】遊離アルミニウムの回収のための前記ドロ
ス処理の1つの従来の処理方法では、塩、例えば塩化ナ
トリウムを溶融ドロスのガスシールに用いる。前記遊離
アルミニウムをその後、前記ドロスから分離すると、遊
離アルミニウムと、酸化アルミニウムと他の物質,例え
ば窒化アルミニウム、塩化アルミニウムや炭化アルミニ
ウムを含む非金属生成物に限らず多量の塩を供給する。
前記ドロス処理で回収される全非金属物質をこの明細書
では「非金属生成物(NMP)」という。これらの非金
属生成物はかなりの部分に従来の塩処理を施しているの
で、屑材料と考えられ、ありきたりの方法で埋め土に廃
棄される。しかしながら、これらの非金属生成物は塩な
らびに窒化アルミニウム(AlN)を含んでいて、前記
塩が降雨中に浸出し、また前記窒化アルミニウムが水分
と接触すると反応してアンモニウムを生成するので、処
理しないでありきたりの埋め土として廃棄できない。こ
の反応性と生態学的考慮の結果として、前記NMPを埋
め土として運搬する前に前記塩と窒化アルミニウムを粗
製硫酸ナトリウムから回収した前記NMPから除去する
必要があった。これは粗製硫酸ナトリウムから回収した
前記NMPを徹底的に洗浄ならびに処理して塩と前記窒
化アルミニウムを可能な限り低いレベル、好ましくは1
%以下になるまで除去できる脱塩プラントを用いてあり
きたりの方法で行ってきた。この処理は高価につくこと
と、そのうえ埋め立てが不足してきていることである。
【0004】1992年6月22日に出願された米国特
許願第07/902,205号に記述されている発明に
よれば、前記粗製硫酸ナトリウムからのNMPを処理し
ないで前記窒化アルミニウムを除去することが有利であ
ることがわかった。それどころか、窒化アルミニウム
(AlN)を含む非金属生成物を粉砕ならびに選別し、
その後、有用な耐火物、研磨剤や同類物品の生産に有利
に利用できることがわかった。非金属生成物に含まれた
AlNは前記非金属生成物の有用な耐火物や同類の物品
への転化工程で反応して所望の耐火物や同類の物品の形
成に有用な熱エネルギーを供給する。従って、前述の発
明はドロスの経済的に不利益な徹底的脱塩処理を排除す
るだけでなく原材料の有用な供給源を提供して前記物質
を埋め土として埋込む必要性も除去する。
【0005】従って、前述の発明は、脱塩設備をドロス
の処理作業と関連させ、粗製硫酸ナトリウムの洗浄もし
くは粉砕により塩のレベルを前述の作業により3%以下
に減少させる一方、前記AlNレベルを可能な限り、好
ましくは約7%以上、さらに好ましくは12%ないし2
4%の範囲に保つよう設計もしくは構成させた方法を提
供する。そのように処理されたNMPも遊離アルミニウ
ムを含むことになる。
【0006】鉱石の処理に塩を用いない作業では無塩ド
ロス、すなわち“白色ドロス”を回収する。高いレベル
の窒化アルミニウムを含む白色ドロスは米国特許第4,
877,448号、第4,997,476号ならびに第
5,030,273号に開示されているプラズマ・エネ
ルギー炉で直接処理して遊離アルミニウムと、AlNレ
ベルが7ないし24%の範囲、また遊離アルミニウムが
3ないし7%の範囲にある反応性窒化アルミニウムを含
む有効な非金属生成物を回収する。
【0007】高レベルの遊離アルミニウムとAlNを有
する耐火性NMPは有用な耐火材料の提供に適応性を備
えている。例えば、米国特許第5,132,246号は
窒化アルミニウムを含むNMPから残留物中に含まれる
窒化アルミニウムを酸化アルミニウムもしくは水酸化ア
ルミニウムに、前記NMPを酸化マグネシウム、酸化珪
素、酸化カルシウム、酸化ニッケル、酸化チタンならび
にその先駆物質からなる群より選ばれる物質と混合し、
その後、生成混合物を約1000ないし2000℃の範
囲の温度で加熱することにより事前に転化させることな
く耐火性製品を生産する方法を述べている。米国特許第
5,132,246号は、反応性NMPの混合がそれを
ルツボで達成できると簡単に説明するのと別の方法を述
べている。
【0008】米国特許願第07/902,025号で述
べられた発明によるか、あるいはプラズマ炉もしくは他
の手順で達成されたNMPは極めて微細粒度、すなわち
0.3ないし300ミクロンの範囲である。従来の方法
では、これらの微細物をか焼ないし焼結法で商業的に処
理するためには、前記微細物を先ず凝集により処理して
から、例えばキルンに入れて処理する必要がある。この
ような方法は米国特許第4,523,949号に述べら
れている。これらの微細物をキルンの中で直接処理する
試みは前記微細物を排気ガス流れに共留されたままにす
る。これらの共留微細物はキルン内での滞留時間が短
く、排気流れを負担しかつ/または処理が不良である。
いくらよくても、これら微細物は微細物のまま、すなわ
ち最少量の比較的大きい結合体を形成する。微細物の凝
集装置の操作と保守は高価につき、特別の処理工程、例
えば凝固、圧縮、粗砕などの工程を必要とする。このよ
うな凝集処理は条件に合わない蒸気の大気中への放出と
なり生態学的問題を惹起する。
【0009】微細物は耐熱、金属およびガラス産業で発
生させられて、バッグハウスと静電集塵器で収集され
る。これらの微細物は廃棄物としてしばしば埋め土にさ
れるか、あるいは凝集させてから湿式法粗砕器で熱処理
する。これらの凝集物は熱処理で高い割合の微細物を生
じさせ、大量の凝集体が前記バッグハウスもしくは静電
集塵器に結果として戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、小粒子NMP
微細物ならびに他の微細物、例えば静電集塵器(ES
P)粉塵とバッグハウス粉塵を高温雰囲気を処理する連
続方式にして微細物を先ず凝集させる必要のない骨材材
料を生産する方法が必要である。
【0011】本発明は窒化アルミニウムおよび/また遊
離アルミニウムおよび/また塩化アルミニウムを有し、
粒度が0.3ないし300ミクロンのアルミニウム・ド
ロス残留物を、事前の凝集なしに処理して高アルミナ、
マグネシアもしくは珪素の軽量骨材を生産する方法を提
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の工程、す
なわち、 (a) NMP微細物を約8分の1ないし1rpmで回転す
る密閉回転式キルンの上流端に供給する工程と; (b) 前記NMPを外部熱源例えば酸素燃料バーナーで前
記キルン内で、前記NMPを2000ないし4000°
F(約1093.3ないし2204.4℃)の温度に加
熱するに要する全熱エネルギー入力の約50%以下を用
いて加熱する工程と; (c) 酸素もしくは、酸素と水の混合物を前記キルンの上
流端に、前記NMPにより供給される役立つ窒化アルミ
ニウム、遊離アルミニウムと塩化アルミニウムと反応す
るだけの十分な制御された量で供給して、前記NMPの
温度を約2000ないし4000°F(約1093.3
ないし2204.4℃)にもたらすに必要な追加熱エネ
ルギーを供給する工程と; (d) 前記キルンの下流端で高アルミナ、マグネシアもし
くは珪素軽量骨材を回収する工程と; からなる。
【0013】本発明の基本的特性は密閉したキルンを備
え多量の空気の侵入を防ぎ、高O雰囲気をキルン内に
保って微細物をキルン内に保持するだけでなく窒化アル
ミニウムのアンモニアに対する反応速度と平衡を促進す
るものと裁定された。他の基本的特性はキルンを低速で
回転させて、NMPの微細物を前記回転式キルンの比較
的低いレベルに加層させて、反応を前記NMPの表面に
限定することである。このようにして回転速度は速くて
も1rpm、好ましくは約3分の1rpm以下の範囲に
する。そのうえ、前記NMPの加熱に必要なエネルギー
は、一旦反応が外部熱源により始まって前記NMP微細
物を前記回転中のキルンに送り込むに従って、前記密閉
キルンに連続方式で酸素、もしくは酸素と空気の混合物
を送ることによって供給できることがわかった。前記酸
素、もしくは酸素と水の混合物が前記AlNあるいは遊
離アルミニウムと反応して熱エネルギーを放出する。前
記酸素、もしくは酸素と水の混合物を着実、かつ低速で
供給すると前記微細物の必要な制御された移動を付与し
て、前記NMP微粒子を回転中のキルン内に微細物をキ
ルン全体に分散させないで沈積させる。従って、小熱源
を前記回転キルンの入口に設けて前記NMPをそれがキ
ルンに流入するに従って、先ず加熱し、発火させるだけ
で十分である。前記キルンの運転に必要な全熱エネルギ
ーの約50%だけが外部熱源からの供給を必要とする。
なるべくなら、前記熱エネルギーを約20%以下である
ことが好ましい。重要なことは、前記熱源が低流量高温
加熱装置であって、気体速度を制限して微細物を反応器
に吹き落し、高い表面温度を発生させて、発熱性化学反
応を活性窒素アルミニウム部位で起こさせないことが好
ましい。本発明の他の特性はキルン内の温度を以下に規
定することになる反応性および非反応性NMPの偏差を
付与することにより調節することである。従って本発明
はキルンに極めて有利な効率的処理法を提供して耐火材
料に有用な軽量アルミナ骨材を直接生産できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、少くとも3%
のAlNを含むものと規定された「反応性NMP」もし
くは約1%以下のAlNを含むものと規定された非反応
性NMPと称せられる「処理済みNMP」をビン12か
ら前記NMPをキルン20の内部領域18に酸素、もし
くは酸素と水の流れにより運ぶ導管16に供給する振動
供給装置14に供給する。本明細書で用いられる非活性
NMPはアルミナ・ドロス微細物と工業プロセスからの
バッグハウスもしくはESP粉塵との混合物であって差
支えない。前記キルンが密閉されているので、酸素雰囲
気をキルン内に保つことができる。前記NMP微細物
は、その低酸素流量のため、参照番号22で示されるキ
ルンの比較的低いレベルに前記キルンの内部全体に亘っ
て分散することなく沈積できる。トーチ、例えば酸素燃
料バーナー24をキルン20の入口端に配置する。前記
NMPはキルンで反応のあと、キルンの端部にあるシュ
ート26に流入し、そこから冷却器28に沈積して冷却
される。前記冷却器を通過の後、前記NMPはシュート
30に送られ、エレベーター手段32に入って、その
後、コンベヤー34に、そして複数のスクリーン38を
備える分粒手段に送られる。異なる程度のNMPがシュ
ート40を通してビン42、44と46に送られる。回
転キルン反応器をトラニオン21の上に配置する。回転
を大歯車23とモータ27で駆動される小歯車25によ
り付与する。明らかな通り、前記酸素燃料バーナー24
を酸素をバーナー、例えば酸素を前記トーチを通して導
入できるプラズマ・エネルギー・トーチの環境に導入で
きるようなバーナーと取替えることもできる。
【0015】さらに図1に示すように、前記密閉キルン
20からの排出物は導管52を通って集塵器50に流入
し、その後、固形物を回収するバッグハウス54に入
り、排気ガスは立て管56に通って処理され、その後、
大気中に排出される。
【0016】図2に示すように、前記キルンはキルンを
シールする手段を備える燃焼フード60を有する。この
ように、図2に示すように、前記シール手段は前記キル
ン20と共に回転する回転子64と係合するシュー手段
62からなる。前記シュー手段は弾性材料、例えば前記
回転子を前記シュー手段内で回転させる一方、気密封止
を維持するテフロンもしくは炭素製である。前記シュー
を鋼構造物70にトグル手段66と68で固定させる。
軟質高温布72が前記キルンの回転中、事実上O/H
Oの混合した雰囲気をキルン内に確実に保証する。同
様のシール装置を図1に示す出口端に配置する。シュー
ト26は二重蝶番付き扉29を備えて前記キルンの出口
端をさらにシールする。
【0017】キルン装置の運転:キルンの運転には、キ
ルンの回転速度、活性ならびに非活性両NMP供給速
度、酸素流量とバーナー制御のような様々な条件の組合
せを必要とする。これらの変数の各々を別々に考えるこ
とになる。
【0018】回転速度:回転速度はキルン内の滞留時
間、すなわち反応をキルン内で完了させる時間の総計を
制御する。さらに、供給量にとっても回転速度は床の深
さを調節する。供給量に対する最大回転速度はキルン内
に少くとも20%の床の深さを与える回転速度である。
前記キルンは床の深さを約20%未満に許容することは
できない。キルンの安定性と製品のばらつきのない品質
という観点から、前記床の深さを約30%以上で約60
%以下に調節する必要がある。ドラム速度も床の深さの
達成のため調節する必要がある。約8分の1と1rpm
の間の回転速度が好ましい範囲である。
【0019】酸素流量:供給材料中の反応性NMPをア
ルミナに転化するには酸素を必要とする。反応体の完全
な反応を達成するには、過剰の酸素を用いる。典型的な
供給量は次の通りである: 反応性供給速度 O供給 SCFM 1.5トン/時間 8,000 2.0トン/時間 10,600 3.0トン/時間 16,000 4.0トン/時間 21,500 5.0トン/時間 26,666 供給量が中断された場合、ドラム速度が最低に減速さ
れ、かつアルゴン流れをO入口を通して定着させて非
反応性環境を形成する。これらの低い気体供給量は微細
物をキルン内に沈積させ、また供給量が低いので、微細
物をキルン全体に亘り分散させることなくキルンの比較
的低いレベルに供給させる。
【0020】バーナーの使用:外部熱エネルギー源、例
えば酸素燃料バーナーを沈積用キルンの起動と洗浄に用
いる。酸素燃料バーナーは通常約350SCFM(CH
)と700SCFM(O)の最低流量で設定する。
最大燃焼設定は以下に規定するように反応性材料と層
1、層2もしくは層3、すなわち反応性材料とキルンの
初めの半分では通常用いない。標準的材料を供給する標
準的条件下では、前記バーナーを350SCFM(CH
)と700SCFM(O)の最低流量設定でセット
する。
【0021】各層の温度:キルンには複数の温度層、す
なわち図1に示すように層0−1、1−2、2−3、3
−4、4−5、5−6、6−7がある。ペン記録計と測
温計を設定して温度を5つの位置、通常最初の5つの位
置で読取る。
【0022】水の使用:なるべくなら水を活性NMPと
酸素の反応に触媒として用い、また低温での高率反応の
開始に用いることができる。水の消費はない。
【0023】キルンの好ましい運転仕様:次の条件を示
すが、それは操作スピルオーバー(Spillove
r)ねじをキルン内で用い、水を使用しないものと仮定
する。
【0024】上記に規定するようにキルンを操作する基
本的温度調節は供給原料AlとAlN含量と結果として
の全燃料価格である。温度が所望の制御点を上回る場
合、そこでより不活性もしくは非活性の供給材料を利用
できる。反対に温度が低すぎる場合、より活性の供給材
料を用いることができる。第2に、温度調節はO流れ
を止め、アルゴン流れを定着させることで達成できる。
【0025】前記キルンの約6′下方に位置する第1の
層TC#1を標準的操作で約1600°F(約871.
1℃)以下の温度に保つ。キルンの15′下方に位置す
る第2の層TC#2を標準操作で約1600°F(約8
71.1℃)以下の温度に保つ。TC#1もしくはTC
#2がそれぞれ1600°F(約871.1℃)の温度
を上回る場合、不活性もしくは非活性供給原料を定着さ
せることが好ましい。不活性供給材料が定着できない場
合、前記Oの流れを停止させて、アルゴン流れを正し
い温度限度に達するまで続けることが好ましい。層1と
2を除くすべての層でのサーモカップルの示度の感度が
弱くなる。極めて断熱性の強い被膜がキルンの上につく
られ、それがサーモカップルの感度を減ずることにな
る。これらの被膜を周期的に前記酸素燃料バーナーを最
大容量で燃焼させながら非活性NMPだけを供給するこ
とができる。深い床をキルン内で走行させ、また反応を
床の表面に限定する時、実際の表面材料は600ないし
1500°F(約315.6ないし815.6℃)、す
なわちキルンの実測TCの温度よりも高い。種々の条件
を表1に示す。
【0026】 ドラム速度 1/3 RPM 供給速度 2.0 トン/時間 ドラム充填度% 50 滞留時間 8.3 時間 TC*1 1300 TC2 1300 TC3 2600 TC4 2300 TC5 2000 O 流量 10,600 供給材料 Al バッグハウス 0−4 % バーナー** CH 350 SCFM O 700 SCFM * TC=温度層 **1.0メガワット運転速度が増大した場合 : ドラム速度 2/3 RPM 供給速度 4 トン/時間 ドラム充填度% 50 滞留時間 4.2 時間 TC1 1200 TC2 1300 TC3 2600 TC4 2600 TC5 2300 O 流量 21,200 供給材料 Al バッグハウス 0−4 % HO 0.25 GPM バーナー CH 350 SCFM O 700 SCFM
【0027】
【表1】 ─────────────────────────────────── 滞留時間 充填度% 供給速度 RPM/滞留時間 RPM/滞留時間 RPM/滞留時間 RPM/滞留時間 供給速度 1/3 4.6+3.8* 1/2 3.0+2.5 2/3 2.3+1.9 1 1.5+1.3 充填度% 充填度% 充填度% 充填度% 1.5 トン/時間 39.7 / 22.8 26 / 15.2 19 / 11.4 13 / 7.5 2.0 トン/時間 52.9 / 30.4 34.7 / 20.2 25.3 / 15.2 17.3 / 10 2.5 トン/時間 43.2 / 25.2 31.5 / 18.9 21.6 / 12.4 3.0 トン/時間 52 / 30.4 38 / 22.8 26 / 15 3.5 トン/時間 44 / 26.6 30 / 17.4 4.0 トン/時間 50.6 / 30.4 34.6 / 20 4.5 トン/時間 39 / 22.5 5.0 トン/時間 43.3 / 25 ─────────────────────────────────── *最初の示度、すなわち4.6は3.3ftの直径長さでの時間であり、また次 の示度、すなわち3.8は4.0ftの直径長さでの時間である。
【0028】運転条件の最も重要なことは: 1)供給を連続的に行うことと; 2)供給を中断する場合、キルンを最低速度に減速するこ
とと; 3)層1の温度が1600°F(約871.1℃)以上に
上昇する場合、供給材料を反応性NMPから非反応性N
MPに交番させることと; 4)2分の1rpmで供給を1.5トン/時間に保つこ
と。供給がより低い速度で行われた場合、キルンを減速
して高い床レベル、例えば1トン/時間=3分の1rp
mに保つ必要がある。
【0029】5)前記バーナーを中程度以上の火力で、1
5分以上の間燃焼させてはならないし、また非反応性N
MPを2時間供給してから中火にかけない限り、また非
反応性NMPを中火の後、45分間供給しない限り最低
火力以上で燃焼させてはならない。明らかなように、上
記の条件は所定の長さ、すなわち約70ft(約213
3.5cm)と、内径が前半の長さ35ft(約106
6.8cm)に対し3.3ft(約100.6cm)と
後半の長さ35ft(約1066.8cm)に対し4.
0ft(約121.9cm)に対するものである。示さ
れたようなキルンは1ft(約30.479cmに対し
4分の1インチ(約0.098cm)の傾斜度をもつ。
これらの条件は異なる全長、内径、傾斜度のキルンに対
しても調整できる。
【0030】
【実施例】様々な反応性窒化アルミニウム、遊離アルミ
ニウムおよび塩化アルミニウムをもつ1トンのNMPに
対する典型的データは次の通り: 実施例1 (clが0.5%;Alが5%;AlNが18%;水が約1%の含有量とし て)NPM1トン当りの流量 入口気体流量: 出口気体流量: 噴 射:O:105SCFM O過剰: 49.2 バーナー:O: 6.80SCFM N : 26.0 NMP 供給1トン (60KM) CH 3.40SCFM NO : 0.20 当りの熱含量= 合 計: 115.20SCFM入 CO : 0.04 1156KW/時 SO : 0.003 バーナー=60kw/時 *ClとHCl は比例して HO : 12.8 変化する CO : 3.4 HCl : 1.66 92.13 SCFM出
【0031】実施例2 1.5トン(1トンの反応性NMPと、0.5トンの非反応性NMPからな り、前記反応性NMPは3.5%のCl;ほぼ10%のAl;1%のHO ;15%AlNと約1%の水を含有するとして)当りの流量 入口気体流量: 出口気体流量: 噴 射:O:105SCFM O過剰: 39.0 バーナー:O: 6.80SCFM N : 21.0 トン当りの熱含量= (60KM) CH: 3.40SCFM NO : 0.25 1630kw/時反応性 合 計: 115.20SCFM入 CO : 0.05 NPM 供給 Clと HClは比例して SO : 0.001 バーナー=600kw 変化する HO : 4.1 CO : 3.4 HCl : 11.62 79.42 SCFM出 キルン運転に関する上述の実施例と条件は特定されたキ
ルンに対するものであり、当業者には周知の通り、大き
さを含むキルンの種類を変えることが処理条件にも影響
するので、それも相応じて変化させる必要がある。
【0032】
【発明の効果】本発明はNMP処理の新規の手段を前凝
集化処理なしに提供するものであり、運転費用のかなり
の削減と運転効率の改善をもたらす。このようにして、
微細粒度のNMPは最少限の熱エネルギーを付加して処
理し、その大部分をキルン内での反応で起るNMPの処
理に用いることができる。前記装置は密閉系であるの
で、反応速度を酸素、また酸素と水を処理する供給材料
により制御できる。またキルン操作の種類をNMPの前
記密閉キルンへの入力を制御することで制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全キルン装置とその運転の線図であ
る。
【図2】前記キルンの燃焼フードとシール機構を断面で
示す拡大部分図である。
【符号の説明】
12 ビン 14 振動供給装置 16 導管 18 内部領域 20 キルン 21 トラニオン 22 比較的低いレべル 23 大歯車 24 酸素燃料バーナー 25 小歯車 26 シュート 28 冷却器 30 シュート 32 エレベーター手段 34 コンベヤー 36 分粒手段 38 スクリーン 40 シュート 42 ビン 44 ビン 46 ビン 50 集塵器 52 導管 54 バッグハウス 56 立て管 60 燃焼フード 62 シュー手段 64 回転子 66 トグル手段 68 トグル手段 70 鋼構造物 72 軟質高温布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 304D

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 役立つ窒化アルミニウムおよび/また遊
    離アルミニウムおよび/また塩化アルミニウムを有し、
    粒度が0.3ないし300ミクロンの範囲内のアルミニ
    ウム・ドロス残留物を処理して高アルミナ軽量骨材を生
    産する方法であって、 (a)前記残留物を約8分の1と1rpmの間で回転中の
    密閉式回転キルンの上流端に供給する工程と; (b) 前記残留物を前記キルン内で前記残留物を2000
    ないし4000°F(約1093.3ないし2204.
    4℃)の温度に加熱するに要する全熱エネルギーの約5
    0%以下を用いて加熱する工程と; (c) 前記キルンの上流端に酸素、もしくは酸素と水の混
    合物を前記役立つ窒化アンモニウム、遊離アルミニウム
    ならびに塩化アルミニウムと反応させて、前記残留物を
    約2000ないし4000°F(約1093.3ないし
    2204.4℃)の温度をもたらすに必要な熱エネルギ
    ーを供給するに十分な制御量で供給する工程と; (d) 前記キルンの下流端で高アルミナ軽量骨材を回収す
    る工程と; からなるアルミニウム・ドロス残留物の処理方法。
  2. 【請求項2】 高アルミナ軽量骨材生産の方法であっ
    て、 (a) 役立つ窒化アルミニウムおよび/また遊離アルミニ
    ウムおよび/また塩化アルミニウムを有し、粒度が0.
    3ないし250ミクロンの範囲内のアルミニウム・ドロ
    スを回転中の密閉回転キルンの上流端に供給する工程
    と; (b) 前記残留物を前記キルン内で前記残留物を2000
    ないし4000°F(約1093.3ないし2204.
    4℃)の温度に加熱するに要する全熱エネルギーの約5
    0%以下を用いて加熱する工程と; (c) 前記キルンの上流端に酸素もしくは、酸素と水の混
    合物を前記役立つ窒化アンモニウム、遊離アルミニウム
    ならびに塩化アルミニウムと反応させて、前記残留物を
    約2000ないし4000°F(約1093.3ないし
    2204.4℃)の温度をもたらすに必要な熱エネルギ
    ーを供給するだけの十分な制御量で供給する工程と; (d) 前記キルンの下流端で高アルミナ軽量骨材を回収す
    る工程と; からなる高アルミナ軽量骨材生産の方法。
  3. 【請求項3】 役立つ窒化アルミニウムおよび/また遊
    離アルミニウムおよび/また塩化アルミニウムを有し、
    粒度が300ミクロン以下のアルミニウム・ドロスを処
    理して高アルミナ骨材を生産する方法であって、 (a) 前記残留物を約1rpmで回転中の密閉回転式キル
    ンの上流端に供給する工程と; (b) 前記残留物を前記キルン内で、前記残留物を200
    0ないし4000°F(約1093.3ないし220
    4.4℃)の温度に加熱するに要する全熱エネルギー入
    力の約50%以下を用いて加熱する工程と; (c) 前記キルンの上流端に酸素もしくは、酸素と水の混
    合物を前記役立つ窒化アンモニウム、遊離アンモニウム
    ならびに塩化アンモニウムと反応させ、前記残留物の温
    度を約2000ないし4000°F(約1093.3な
    いし2204.4℃)の温度をもたらすに必要な熱エネ
    ルギーを供給するだけの十分な制御量で加熱する工程
    と; (d) 前記キルンの下流端で高アルミナ骨材を回収する工
    程と; からなるアルミニウム・ドロス残留物の処理の方法。
  4. 【請求項4】 前記キルンに追加の耐火性物質を前記ア
    ルミニウム・ドロス残留物と一緒に供給することを特徴
    とする請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記追加の耐火性物質がマグネシウム、
    アルミニウム、珪素、カルシウム、ニッケル、チタンも
    しくはその混合物の酸化物であることを特徴とする請求
    項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記キルン内の全気体流量が4フィート
    (約121.9cm)直径のキルンに基づき約200S
    CFM以下であることを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 前記キルンへの残留物の流量を前記全気
    体流量で制御することを特徴とする請求項6記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 前記キルンに非反応性NMPを供給して
    部分温度制御に用いることを特徴とする請求項6記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 前記キルン内の床の深さが25%以上で
    約60%以下であることを特徴とする請求項3記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記床の深さを前記キルンの約40%
    に保つことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 微細物処理用のキルン装置であって: ・密閉回転キルンと; ・該密閉キルンには属して構成配置され、前記微細物を
    密閉した前記キルンに供給する手段と; ・気体を前記キルンに流入させる手段と; ・前記材料を前記キルン内で加熱する手段と; ・前記処理ずみ微細物を除去する手段と; からなる微細物処理用キルン装置。
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