JPH09250826A - 車載用極低温冷却装置 - Google Patents

車載用極低温冷却装置

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JPH09250826A
JPH09250826A JP5917896A JP5917896A JPH09250826A JP H09250826 A JPH09250826 A JP H09250826A JP 5917896 A JP5917896 A JP 5917896A JP 5917896 A JP5917896 A JP 5917896A JP H09250826 A JPH09250826 A JP H09250826A
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JP
Japan
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pressure
compressor
storage tank
valve
superconducting
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Application number
JP5917896A
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English (en)
Inventor
Tetsutaro Nakagawa
川 徹太郎 中
Tetsuya Goto
藤 哲 哉 後
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超伝導磁石がクエンチを起こしたときに、高
圧となった作動ガスによって液体貯槽が変形するのを防
止し、また高圧となった作動ガスが圧縮機に供給されて
圧縮機が過負荷運転となるのを防止し、極低温冷却装置
の信頼性を向上させること。 【解決手段】 超伝導磁石がクエンチを起こしたとき
に、圧縮機の吐出口側と超伝導磁石が内部に配置された
液体ヘリウム貯槽とを連結する高圧配管に配された高圧
側開閉弁を閉状態とする。これにより、圧縮機により高
圧とされた作動ガスが液体ヘリウム貯槽に送り込まれる
ことを防止できる。またクエンチが発生したときに圧縮
機の吸入口側と液体ヘリウム貯槽とを連結する戻り配管
に配された戻り側開閉弁を閉状態とする。これにより、
高圧ヘリウムガスが圧縮機に吸入されて過負荷運転とな
るのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、極低温冷却装置に
関するものであり、特に、超伝導式磁気浮上鉄道の車輌
(リニアモーターカー)に車載される車載用極低温冷却
装置に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用極低温冷却装置を図4に示
す。
【0003】図において、圧縮機1は、吐出口1a及び
吸入口1bを備え、低圧のヘリウムガスを吸入口1bか
ら取り込み、内部でヘリウムガスを圧縮することにより
高圧に変換し、高圧のヘリウムガスを吐出口1aから送
り出すものである。圧縮機1の吐出口1aは、冷凍機2
と高圧配管3で連結されている。冷凍機2はさらに低圧
配管27の一端に連通しており、低圧配管27の他端は
液体ヘリウムが内部に貯溜された液体ヘリウム貯槽4に
通じている。また液体ヘリウム貯槽4は戻り配管5にも
連通しており、戻り配管5は冷凍機2を経由して圧縮機
1の吸入口1bに連通している。
【0004】液体ヘリウム貯槽4は、その内部に超伝導
磁石22が配置され、この超伝導磁石22は、液体ヘリ
ウムにより冷却されて、超伝導状態を維持している。ま
た、液体ヘリウム貯槽4の外表面は、図において一点鎖
線で示す熱シールド板6に覆われている。熱シールド板
6は例えばアルミニウムからなり、外部から液体ヘリウ
ム貯槽4に熱が侵入することを防止するものである。さ
らに、熱シールド板6及び液体ヘリウム貯槽4は、内部
が真空にされた真空断熱外槽容器7内に収容されてい
る。
【0005】上記説明したように、液体ヘリウム貯槽4
は、熱シールド板6、真空断熱外槽容器7により、熱的
に外部と遮蔽されているが、それでも一部の熱は液体貯
槽4に侵入する。このように液体ヘリウム貯槽4に侵入
した熱によって内部の液体ヘリウムは蒸発し、蒸発した
液体ヘリウムガスは戻り配管5から冷凍機2を経由して
圧縮機1の吸入口1bへ帰還する。圧縮機1に帰還した
ヘリウムガスは圧縮機1内で高圧に圧縮されて、吐出口
1aから高圧配管3に送り込まれる。高圧配管3から冷
凍機2内に侵入したヘリウムガスは、冷凍機2で冷却さ
れ、さらに冷凍機2内の図示せぬジュールトムソン弁に
よりジュールトムソン膨張して低圧となり、一部が液化
する。一部が液化されたミスト状ヘリウムは、液体ヘリ
ウム貯槽4内に低圧配管27を通じて導入される。低圧
配管27の端部には気液分離器8が配置しており、この
気液分離器8によりミスト状ヘリウムが気液分離され
る。そして、液体ヘリウムのみが液体ヘリウム貯槽4内
に滴下され、残りのヘリウムガスは、戻り配管5から圧
縮機1の吸入口1bに帰還する。
【0006】ヘリウム回収配管10は、一端がヘリウム
タンク9に連結され、他端が高圧配管3に連結されてい
る。また、ヘリウム回収配管10の途中にはヘリウム回
収用開閉弁11が介装されている。ヘリウム回収用開閉
弁11は、高圧配管3に連通するヘリウム回収配管10
内の圧力を受けて、その圧力が所定圧力以上となると開
作動する常閉弁である。このため、高圧配管3、ヘリウ
ム回収配管10内の圧力が所定圧力以上となると、ヘリ
ウム回収用開閉弁11が開となり、高圧となった余剰の
ヘリウムガスがヘリウムタンク9内に回収される。
【0007】ヘリウム供給配管13は、一端がヘリウム
タンク9に連結され、他端が戻り配管5に連結されてい
る。また、ヘリウム供給配管13の途中にはヘリウム供
給用開閉弁14が介装されている。ヘリウム供給用開閉
弁14は、戻り配管5に連通するヘリウム供給配管13
内の圧力を受けて、その圧力が所定圧力以下となると開
作動する常閉弁である。このため、戻り配管5、ヘリウ
ム供給配管13内の圧力が所定圧力以下となると、ヘリ
ウム供給用開閉弁14が開となり、ヘリウムタンク9内
のヘリウムガスを戻り配管5に供給する。
【0008】尚、15は超伝導磁石22に電流を流すた
めのパワーリード、16はパワーリード15の電流制御
部、17はパワーリード15を冷却したヘリウムガスを
回収する補助配管、18は開閉弁、19は液体窒素タン
ク、20は熱シールド板6内を液体窒素温度に保つため
の液体窒素を封入した容器、21は開閉弁である。
【0009】定常時においては、上記液化サイクルが形
成されているため、液体ヘリウム貯槽4内の液体ヘリウ
ムが減少することはほとんどない。ところで、超伝導磁
石は、超伝導状態における内部の電気抵抗がほとんどな
いこと、及び、電磁誘導により強力な磁界を発生させる
必要性、から、極めて径の小さい電線を巻回した超伝導
コイルの態様をとっている。この場合、なにかの拍子に
電線同志が接触したりすると、そこで微小な熱が発生す
る。この熱のために、超伝導磁石の内部において局部的
に超伝導の臨界温度を上回り、常伝導状態となる。この
ような熱の発生により超伝導磁石の一部でも常伝導状態
となると、そこで大きな電気抵抗が生じる。上記したよ
うに、超伝導磁石は、極めて径の小さい電線で構成さ
れ、また超伝導状態においては電気抵抗が0であるた
め、非常に大きい電流を流している。ところが、一部で
も常伝導状態となると、そこで発生する電気抵抗によ
り、極めて大きな熱が発生する。この熱が回りの超伝導
状態である部分にも伝達され、熱が伝達された部分は常
伝導状態となり、さらに大きな電気抵抗が生じ、さらに
大きな熱が発生する。このような状態は、超伝導破壊又
はクエンチ(以下、クエンチと称する。)と呼ばれ、一
旦クエンチが起こると、再び超伝導状態に戻すことは難
しい。
【0010】超伝導磁石がクエンチを起こした場合、超
伝導磁石の発熱により、液体ヘリウム貯槽4内の液体ヘ
リウムも急激に加熱され、蒸発する。すると、液体ヘリ
ウム貯槽内の圧力も急激に上昇する。この圧力上昇は、
ヘリウム回収用開閉弁を開いてヘリウムガスをヘリウム
タンクに回収するだけでは収まらないものである。この
ため従来の極低温冷却装置においては、液体ヘリウム貯
槽4に安全弁12を設け、貯槽内の圧力上昇により安全
弁12が自動的に開くようにされており、この安全弁よ
り余剰のヘリウムガスが大気へ放出されるように構成さ
れていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の極低温冷却装置
は、以上のように構成されているので、クエンチによっ
て急激に発生したヘリウムガスは安全弁により大気に放
出されるが、一部のヘリウムガスは戻り配管を介して圧
縮機の吸入口側に戻ってくる。戻りガスが増加した分だ
け圧縮機の吸入口に帰還するヘリウムガスの圧力は上昇
するため、圧縮機の吐出側はさらに高圧となって冷凍機
へ供給され、冷凍機で液化されたヘリウムは、クエンチ
により高温となった液体ヘリウム貯槽内へ供給され続
け、そこですぐに蒸発してヘリウムガスとなる。その結
果、液体ヘリウム貯槽内の圧力は長時間高圧が維持さ
れ、場合によっては、液体ヘリウム貯槽、熱シールド板
が変形してしまう。このため、極低温冷却装置の信頼性
が低下する。また、クエンチによって急激に発生した多
量の蒸発ヘリウムガスが圧縮機の吸入側に戻ってくるこ
とによって、圧縮機の圧力バランスが大きく崩れ、圧縮
機が過負荷運転となり、圧縮機の耐久性、信頼性の面で
著しい性能低下を招き、ひいては極低温冷却装置の信頼
性を低下させる。
【0012】故に、本発明は、上記実情に鑑みてなされ
たものであり、クエンチが発生した場合、液体ヘリウム
貯槽内の圧力上昇を最低限に抑え、液体ヘリウム貯槽の
変形を防止し、極低温冷却装置の信頼性を向上させるこ
とを、第1の技術的課題とするものである。さらに、本
発明は、圧縮機の吸入口側の圧力上昇を最低限に抑え、
圧縮機の過負荷運転を防止し、極低温冷却装置の信頼性
を向上させることを第2の技術的課題とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の技術的課題を
解決するために、本発明の請求項1において講じた技術
的手段は、作動ガスの吐出口及び吸入口を備え、低圧の
作動ガスを前記吸入口から吸入し、高圧の作動ガスを前
記吐出口から吐出する圧縮機と、前記圧縮機から吐出さ
れた高圧の作動ガスを冷却して液化する冷凍機と、前記
冷凍機により液化された作動液体を貯溜する液体貯槽
と、前記液体貯槽内に配置され作動ガスの液化温度以上
で超伝導状態となる超伝導磁石と、前記圧縮機の吐出口
と前記冷凍機とを連通する高圧配管と、前記冷凍機と前
記液体貯槽とを連通し、前記冷凍機からの液体を前記液
体貯槽に供給する低圧配管と、前記圧縮機の吸入口と前
記液体貯槽の内部とを連通する戻り配管と、前記高圧配
管に介装され、前記超伝導磁石が超伝導破壊を起こした
ときに閉作動する常開型の高圧側開閉弁と、を備えた車
載用極低温冷却装置としたことである。
【0014】上記技術的手段における作用は以下のよう
である。即ち、超伝導磁石がクエンチを起こした場合、
高圧配管に介装された常開型の開閉弁が閉作動し、圧縮
機の吐出口側と液体貯槽との連通を遮断するものであ
る。
【0015】上記第2の技術的課題を解決するために、
本発明の請求項2において講じた技術的手段は、作動ガ
スの吐出口及び吸入口を備え、低圧の作動ガスを前記吸
入口から吸入し、高圧の作動ガスを前記吐出口から吐出
する圧縮機と、前記圧縮機から吐出された高圧の作動ガ
スを冷却して液化する冷凍機と、前記冷凍機により液化
された作動液体を貯溜する液体貯槽と、前記液体貯槽内
に配置され作動ガスの液化温度以上で超伝導状態となる
超伝導磁石と、前記圧縮機の吐出口と前記冷凍機とを連
通する高圧配管と、前記冷凍機と前記液体貯槽とを連通
し、前記冷凍機からの液体を前記液体貯槽に供給する低
圧配管と、前記圧縮機の吸入口と前記液体貯槽の内部と
を連通する戻り配管と、前記戻り配管に介装され、前記
超伝導磁石が超伝導破壊を起こしたときに閉作動する常
開型の戻り側開閉弁と、を備えた車載用極低温冷却装置
としたことである。
【0016】上記技術的手段における作用は、以下のよ
うである。即ち、超伝導磁石がクエンチを起こした場
合、戻り配管に介装された常開型の開閉弁が閉作動し、
圧縮機の吸入口側と液体貯槽との連通を遮断するもので
ある。
【0017】上記第2の技術的手段を解決するにあたっ
て、本発明の請求項3において講じた技術的手段のよう
に、請求項2に記載の極低温冷却装置において、前記極
低温冷却装置は、前記高圧配管に介装され前記超伝導磁
石が超伝導破壊を起こしたときに閉作動する常開型の高
圧側開閉弁を備えたことを特徴とする、極低温冷却装置
とするのが好ましい。この場合、超伝導磁石がクエンチ
を起こすと、高圧配管に介装された常開型の高圧側開閉
弁が閉作動して圧縮機の吐出口側と液体貯槽との連通を
遮断するとともに、戻り配管に介装された常開型の戻り
側開閉弁も閉作動して圧縮機の吸入口側と液体貯槽との
連通を遮断するものである。
【0018】上記第2の技術的課題を解決するにあたっ
て、本発明の請求項4において講じた技術的手段のよう
に、請求項2または3に記載の極低温冷却装置におい
て、前記戻り側開閉弁は、閉状態において前記圧縮機の
吸入口側から前記液体貯槽へと向かう方向の作動ガス流
路を遮断し、前記液体貯槽側から前記圧縮機の吸入側へ
と向かう方向の作動ガス流路を絞る、一方向絞り弁であ
ることを特徴とする、車載用極低温冷却装置とするのが
好ましい。
【0019】上記技術的手段における作用は、以下のよ
うである。即ち、超伝導磁石がクエンチを起こした場
合、戻り配管に介装された常開型の戻り側開閉弁が閉作
動し、圧縮機の吸入口と液体貯槽との連通を遮断する
が、液体貯槽側から圧縮機の吸入口側へと向かう方向の
作動ガスは、流量が絞られつつも、わずかに流れること
が可能となるものである。
【0020】上記第2の技術的手段を解決するにあたっ
て、本発明の請求項5において講じた技術的手段のよう
に、請求項2または3に記載の極低温冷却装置におい
て、前記戻り配管の途中には前記冷凍機が介装されてお
り、前記戻り側開閉弁は、連通孔と、前記連通孔の外周
に配置された弁座と、閉状態において付勢手段により前
記連通孔を遮蔽する弁体と、前記連通孔から前記弁体の
付勢方向側に設けられた吐出孔と、前記連通孔へ通じる
吸入孔とを有し、前記吐出孔は前記戻り配管を介して前
記液体貯槽に連通し、前記吸入孔は前記戻り配管を介し
て前記圧縮機の吸入口に連通することを特徴とする、車
載用極低温冷却装置とするのが好ましい。
【0021】上記技術的手段における作用は、以下のよ
うである。即ち、超伝導磁石がクエンチを起こした場
合、戻り配管に介装された常開型の開閉弁が閉作動し、
圧縮機の吸入口と液体貯槽との連通を遮断するが、開閉
弁の吐出孔側の圧力と吸入孔側の圧力との圧力差が弁体
を弁座に付勢するときの付勢力に打ち勝って弁体を押し
上げ、弁体が押し上げられた部分に生じる隙間から、液
体貯槽側から圧縮機の吸入口側へと向かう方向の作動ガ
スがわずかに流れるものである。
【0022】上記第1または第2の技術的手段を解決す
るにあたって、本発明の請求項6において講じた技術的
手段のように、前記車載用極低温冷却装置は、前記超伝
導磁石が超伝導状態から常伝導状態へと移行することに
示強的な物理量を検知する検知手段と、前記検知手段に
より検知された物理量の値が所定値の範囲外であったと
きに超伝導破壊が生じたと判断する判断手段と、前記判
断手段により超伝導破壊が発生したと判断されたときに
前記高圧側開閉弁を閉作動制御する制御手段と、を備
え、前記高圧側開閉弁は前記制御手段からの閉作動指令
により閉作動する電磁弁であることを特徴とする請求項
1または3に記載の車載用極低温冷却装置とするのが好
ましい。
【0023】また、上記第2の技術的手段を解決するに
あたって、本発明の請求項7において講じた技術的手段
のように、前記車載用極低温冷却装置は、前記超伝導磁
石が超伝導状態から常伝導状態へと移行することに示強
的な物理量を検知する検知手段と、前記検知手段により
検知された物理量の値が所定値の範囲外であったときに
超伝導破壊が生じたと判断する判断手段と、前記判断手
段により超伝導破壊が発生したと判断されたときに前記
戻り側開閉弁を閉作動制御する制御手段と、を備え、前
記戻り側開閉弁は前記制御手段からの閉作動指令により
閉作動する電磁弁であることを特徴とする請求項2また
は3に記載の車載用極低温冷却装置とするのが好まし
い。
【0024】上記技術的手段における作用は、以下のよ
うである。即ち、超伝導磁石がクエンチを起こした場
合、超伝導磁石の一部が常伝導状態となる。このような
状態となると、超伝導磁石が超伝導状態から常伝導状態
へと移行することに示強的な物理量の値が定常時におけ
る値と異なった値を取る。このため検知手段により検知
された物理量の値も変化し、その値が所定値の範囲から
外れたとき、判断手段により超伝導破壊が生じたと判断
される。判断手段により超伝導破壊が生じたと判断され
たとき、制御手段は、高圧配管または戻り配管に設けら
れた常開型の開閉弁を閉状態とするように制御する。そ
して、常開弁が閉状態となり、圧縮機の吐出口側と液体
貯槽、または、圧縮機の吸入口側と液体貯槽との連通が
遮断されるものである。ここで、超伝導状態から常伝導
状態へと移行することに示強的な物理量とは、超伝導磁
石が超伝導状態から常伝導状態へと移行しようとする傾
向の強さに依存する物理量のことと定義する。例えば、
超伝導磁石がクエンチを起こして発熱すると、周囲の作
動液体が蒸発して気体となるため、液体貯槽内の圧力が
上昇する。この圧力上昇は、クエンチがさらに進行して
常伝導状態の部分が増加すればするほど大きくなる。ま
た、クエンチによって発生した発熱に基づく温度上昇
も、クエンチが進行すればするほど大きくなる。また、
超伝導磁石の内部抵抗も、クエンチが進行して常伝導状
態の部分が増加するほど増加し、超伝導磁石の両端にか
かる電圧も増加する。この液体貯槽またはそれに連通す
る配管内の圧力、温度、超伝導磁石の内部抵抗、超伝導
磁石の両端にかかる電圧等は、超伝導状態から常伝導状
態へと移行することに示強的な物理量に含まれるものと
する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明するが、従来技術と同一部分について
は同一符号で示し、その説明を省略する。
【0026】図1は、本発明の第1実施形態例を示す車
載用極低温冷却装置の回路図である。図において、圧縮
機1の吐出口1a側に連通する高圧配管3には高圧側開
閉弁25が、圧縮機1の吸入口1b側に連通する戻り配
管5には戻り側開閉弁26がそれぞれ介装されている。
さらに戻り配管5には、圧力センサ23が連結され、戻
り配管5内の圧力を検知している。圧力センサ23が検
知した圧力情報は、弁制御部24に受け渡される。弁制
御部24は、入力された圧力が所定圧力よりも高いか否
かを常時監視しており、入力圧力が所定圧力よりも高く
なったときに、クエンチが発生していると判断し、高圧
側開閉弁25及び低圧側開閉弁26を両方共閉状態とす
る指令を出力する。この場合において、弁制御手段24
は、圧力センサ23により検知された圧力値が所定圧力
以上であったときにクエンチが発生していると判断する
判断部、及び、高圧側開閉弁25及び戻り側開閉弁26
を閉作動制御する制御手段としての機能を兼ね備える。
尚、本実施形態例において、定常状態における戻り配管
内の圧力は約0.1kg/cm2 G程度であり、この定
常圧力よりも約0.4kg/cm2 程度高い圧力となっ
たときにクエンチが発生したものと推定できるため、高
圧側及び戻り側開閉弁25及び26を閉作動させるとき
の所定圧力を0.5kg/cm2 Gに設定した。この場
合において、圧力センサ23が本発明における検知手段
に、弁制御部24が本発明における制御手段に相当す
る。
【0027】上記のように構成された極低温冷却装置に
おいて、超伝導磁石がクエンチを起こすと、液体ヘリウ
ム貯槽4内の多量の液体ヘリウムが蒸発し、液体ヘリウ
ム貯槽4に連通する高圧配管3及び戻り配管5内の空間
も高圧となる。このような圧力上昇は、圧力センサ23
を介して逐次弁制御部24に入力され、入力圧力が上記
所定圧力を上回った場合に、高圧側開閉弁25及び戻り
側開閉弁26を閉状態とする指令を各弁に出力する。す
ると、高圧側開閉弁25及び戻り側開閉弁26は閉とな
る。
【0028】この場合、クエンチが発生すると、高圧側
開閉弁25が閉状態となるため、圧縮機1で高圧とされ
たヘリウムガスは液体ヘリウム貯槽4に侵入することで
きず、液体ヘリウム貯槽4の高圧状態をさらに助長する
こともない。このため、液体ヘリウム貯槽4の高圧によ
る変形を防止できる。また、クエンチによって液体ヘリ
ウム貯槽4内の液体ヘリウムが多量に蒸発し、戻り配管
5を介して圧縮機1の吸入口1b側にも多量の蒸発ヘリ
ウムガスが戻ってこようとするが、上記動作により戻り
側開閉弁26も閉状態となるため、高圧のヘリウムガス
が圧縮機1の吸入口1bから圧縮機1内に入ることはな
い。このため、圧縮機の過負荷運転を防止できる。
【0029】図2は高圧側及び戻り側開閉弁25及び2
6の概略断面図である。
【0030】図において、ハウジング28は吸入孔(入
り口ポート)28a及び吐出孔(出口ポート)28bを
備えており、吸入孔28aと吐出孔28bは連通孔28
cにより連通可能な状態となっている。連通孔28cの
外周部28dは、後述する弁体29aと当接して連通孔
28cを塞ぐための弁座を構成する。連通孔28cの図
示上方には弁体29aを備えた鉄芯29が位置してお
り、鉄芯29の外周にはコイル30が配置され、コイル
30はモールド部材31により固定されている。モール
ド部材31の外周はケース32により覆われている。ま
た、モールド部材32の図示下方には係止部材33が鉄
芯29の外周を取り巻くように配置されており、係止部
材33と鉄芯29の凸周部29bとの間にスプリング3
4が設けられている。スプリング34は鉄芯29を随時
図示下方に付勢している。上記構成の電磁開閉弁におい
て、コイル30に電流が流れていないときは、鉄芯29
がスプリング34により下方に付勢されるために弁体2
9aにより連通孔28cが塞がれ、吸入孔28aと吐出
孔28bは遮断状態である。コイル30に電流が流れる
と、鉄芯29は図示上方に移動し、鉄芯29の図示上部
に配置されるストッパ35に当接する。コイル30に電
流を流したときの図を図3に示す。この状態となると、
連通孔28cは弁体29aによって塞がれていないた
め、吸入孔28aと吐出孔28bは連通している。
【0031】上記の如く構成された高圧側開閉弁25に
おいて、その吸入孔28aを、高圧配管3の圧縮機1に
連通する側(図1におけるA点側)に接続し、その吐出
孔28bを、高圧配管3の液体ヘリウム貯槽4に連通す
る側(図1におけるB点側)に接続する。また、上記の
如く構成された戻り側開閉弁26において、その吐出孔
28bを、戻り配管5の液体ヘリウム貯槽4に連通する
側(図1におけるC点側)に接続し、その吸入孔28a
を、戻り配管5の圧縮機1に連通する側(図1における
D点側)に接続する。ヘリウムガスの圧力は圧縮機1の
吐出口1aにおいて最も高いため、高圧配管3内のヘリ
ウムガスは図1におけるA点からB点に向かう方向に流
れる。即ち、ヘリウムガスは、高圧側開閉弁25の吸入
孔28aから吐出孔28bに向かって流れる。この流れ
方向は、通例上記構成の電磁弁を配管内に取りつけると
きの正しい流れ方向である。一方、ヘリウムガスの圧力
は圧縮機1の吸入口1bにおいて最も低いため、戻り配
管5内のヘリウムガスは図1におけるC点からD点に向
かう方向に流れる。即ち、ヘリウムガスは、戻り側開閉
弁26の吐出口28bから吸入孔28aに向かって流れ
る。この流れ方向は、通例上記構成の電磁弁を配管内に
取りつけるときの正しい流れ方向とは逆の流れ方向であ
る。このように高圧側開閉弁25及び戻り側開閉弁26
を接続し、クエンチが起きた場合に各開閉弁は閉状態と
なる。この場合において、高圧側開閉弁25では、吸入
孔28aから侵入した高圧のヘリウムガスが弁体29a
をさらに連通孔28cに押し込む方向に流れようとする
ため、確実に吸入孔28aと吐出孔28bとの連通を遮
断する。ところが、戻り側開閉弁26では、クエンチに
より高圧とされたヘリウムガスが吐出孔28bから侵入
し、弁体29aを連通孔28cから離そうとする方向に
流れようとする。このため、液体ヘリウム貯槽4内の圧
力が圧縮機1の吸入口1b側の圧力よりある一定値以上
高くなり、この差圧力の方が、スプリング34の付勢力
よりも勝った場合に戻り側開閉弁26は微開の状態とな
り、弁体29aと連通孔28cとの隙間からわずかなも
れを生じる。このように発生するわずかな作動ガスの漏
れは、冷凍機2の保護に役立つ。即ち、冷凍機2は液体
ヘリウム貯槽4と連通しているため、クエンチ発生時に
おける高圧のヘリウムガスが直接冷凍機2に供給され、
この高圧により冷凍機2に低圧部品への以上加圧が起こ
る。しかしながら、本実施形態例においては、戻り配管
5の途中に介装された上記戻り側開閉弁26がクエンチ
発生時に微開の状態となるため、液体ヘリウム貯槽4か
ら戻り配管5に侵入する高圧のヘリウムガスは完全に遮
断されず、わずかに流れる。このため冷凍機2にかかる
圧力を低減させることができ、冷凍機内で上記不具合は
発生しない。
【0032】以上、本発明の1実施形態例について説明
したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施形態例では戻り側開閉弁を電磁
弁で構成したものを示したが、これを一方向絞り弁で構
成し、圧縮機1の吸入口1a側から液体ヘリウム貯槽4
側へと向かう方向のヘリウムガスを遮断し、液体ヘリウ
ム貯槽4側から圧縮機1の吸入口1a側へと向かう方向
のヘリウムガスの流路を絞るように構成しても上記実施
形態例と同様の効果が望める。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明は、以下の如く効果を有
する。
【0034】超伝導磁石がクエンチを起こした場合、高
圧配管に介装された常開弁が閉作動し、圧縮機の吐出口
側と液体貯槽との連通を遮断するため、圧縮機により高
圧とされた作動ガスが液体貯槽に侵入することはなく、
液体貯槽内の圧力をさらに高めることはない。このた
め、液体貯槽の変形を防止することができる。
【0035】請求項2の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0036】超伝導磁石がクエンチを起こした場合、戻
り配管に介装された常開弁が閉作動し、圧縮機の吸入口
側と液体貯槽との連通を遮断するため、クエンチにより
生じた高圧が圧縮機に伝達されることはなく、圧縮機を
過負荷状態にすることがないため、圧縮機の耐久性、信
頼性を向上させることができる。
【0037】請求項3の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0038】超伝導磁石がクエンチを起こした場合、高
圧配管に介装された常開弁が閉作動して圧縮機の吐出口
側と液体貯槽との連通を遮断するとともに、戻り配管に
介装された常開弁が閉作動して圧縮機の吸入口側と液体
貯槽との連通を段するため、圧縮機により高圧とされた
作動ガスが液体貯槽に侵入せず、液体貯槽の変形を防止
できるとともに、高圧の作動ガスが圧縮機に供給され
ず、圧縮機の耐久性、信頼性を向上させることができ
る。
【0039】請求項4の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0040】超伝導磁石がクエンチを起こした場合、戻
り配管に介装された常開弁が閉作動し、圧縮機の吸入口
と液体貯槽との連通を遮断するが、液体貯槽側から圧縮
機の吸入口側へと向かう方向作動ガスは、流量が絞られ
つつも、わずかに流れることが可能であるため、液体貯
槽に戻り配管を介して直接連通する冷凍機の圧力上昇を
緩和させることができ、冷凍機を保護することができ
る。
【0041】請求項5の発明は、以下の如く効果を有す
る。
【0042】超伝導磁石がクエンチを起こした場合、戻
り配管に介装された常開弁が閉作動し、圧縮機の吸入口
と液体貯槽との連通を遮断するが、開閉弁の吐出孔側の
圧力と吸入孔側の圧力との圧力差が弁体を弁座に付勢す
るときの付勢力に打ち勝って弁体を押し上げ、弁体が押
し上げられた部分に生じる隙間から、液体貯槽側から圧
縮機の吸入口側へと向かう方向の作動ガスがわずかに流
れるため、液体貯槽に戻り配管を介して直接連通する冷
凍機の圧力上昇を緩和させることができ、冷凍機を保護
することができる。
【0043】請求項6及び7の発明は、以下の如く効果
を有する高圧配管または戻り配管に介装する高圧側及び
戻り側開閉弁を電磁弁で構成し、この電磁弁を閉作動制
御するために、超伝導磁石が超伝導状態から常伝導状態
に移行することに示強的な物理量を検出する検出手段、
検出手段の検出結果に基づいて、超伝導破壊が生じたか
否かを判断する判断手段、判断手段の判断結果に基づい
て電磁弁を閉作動制御する制御手段を設けた。これによ
り、安価な構成で、圧縮機の耐久性、信頼性を向上さ
せ、また冷凍機を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における、極低温冷却装置
の全体回路図である。
【図2】本発明の実施形態例における、高圧側開閉弁及
び戻り側開閉弁の部分断面概略図であり、コイルに電流
が流れていないときの図である。
【図3】本発明の実施形態例における、高圧側開閉弁及
び戻り側開閉弁の部分断面概略図であり、コイルに電流
が流れているときの図である。
【図4】従来技術における、極低温冷却装置の全体回路
図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、 1a 吐出口、 1b 吸入口 2 冷凍機 3 高圧配管 4 液体ヘリウム貯槽(液体貯槽) 5 戻り配管 22 超伝導磁石 23 圧力センサ(検知手段) 24 弁制御部(判断手段、制御手段) 25 高圧側開閉弁 26 戻り側開閉弁 27 低圧配管 28 ハウジング, 28a 吸入孔、 28b 吐出
孔、 28c 連通孔、28d 弁座 29 鉄芯、 29a 弁体 34 スプリング(付勢手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動ガスの吐出口及び吸入口を備え、低
    圧の作動ガスを前記吸入口から吸入し、高圧の作動ガス
    を前記吐出口から吐出する圧縮機と、 前記圧縮機から吐出された高圧の作動ガスを冷却して液
    化する冷凍機と、 前記冷凍機により液化された作動液体を貯溜する液体貯
    槽と、 前記液体貯槽内に配置され作動ガスの液化温度以上で超
    伝導状態となる超伝導磁石と、 前記圧縮機の吐出口と前記冷凍機とを連通する高圧配管
    と、 前記冷凍機と前記液体貯槽とを連通し、前記冷凍機から
    の液体を前記液体貯槽に供給する低圧配管と、 前記圧縮機の吸入口と前記液体貯槽の内部とを連通する
    戻り配管と、 前記高圧配管に介装され、前記超伝導磁石が超伝導破壊
    を起こしたときに閉作動する常開型の高圧側開閉弁と、 を備えた車載用極低温冷却装置。
  2. 【請求項2】 作動ガスの吐出口及び吸入口を備え、低
    圧の作動ガスを前記吸入口から吸入し、高圧の作動ガス
    を前記吐出口から吐出する圧縮機と、 前記圧縮機から吐出された高圧の作動ガスを冷却して液
    化する冷凍機と、 前記冷凍機により液化された作動液体を貯溜する液体貯
    槽と、 前記液体貯槽内に配置され作動ガスの液化温度以上で超
    伝導状態となる超伝導磁石と、 前記圧縮機の吐出口と前記冷凍機とを連通する高圧配管
    と、 前記冷凍機と前記液体貯槽とを連通し、前記冷凍機から
    の液体を前記液体貯槽に供給する低圧配管と、 前記圧縮機の吸入口と前記液体貯槽の内部とを連通する
    戻り配管と、 前記戻り配管に介装され、前記超伝導磁石が超伝導破壊
    を起こしたときに閉作動する常開型の戻り側開閉弁と、 を備えた車載用極低温冷却装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の極低温冷却装置におい
    て、前記極低温冷却装置は、前記高圧配管に介装され前
    記超伝導磁石が超伝導破壊を起こしたときに閉作動する
    常開型の高圧側開閉弁を備えたことを特徴とする、極低
    温冷却装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の極低温冷却装
    置において、前記戻り側開閉弁は、閉状態において前記
    圧縮機の吸入口側から前記液体貯槽へと向かう方向の作
    動ガス流路を遮断し、前記液体貯槽側から前記圧縮機の
    吸入側へと向かう方向の作動ガス流路を絞る、一方向絞
    り弁であることを特徴とする、車載用極低温冷却装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の極低温冷却装
    置において、前記戻り配管の途中には前記冷凍機が介装
    されており、 前記戻り側開閉弁は、連通孔と、前記連通孔の外周に配
    置された弁座と、閉状態において付勢手段により前記連
    通孔を遮蔽する弁体と、前記連通孔から前記弁体の付勢
    方向側に設けられた吐出孔と、前記連通孔へ通じる吸入
    孔とを有し、前記吐出孔は前記戻り配管を介して前記液
    体貯槽に連通し、前記吸入孔は前記戻り配管を介して前
    記圧縮機の吸入口に連通することを特徴とする、車載用
    極低温冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記車載用極低温冷却装置は、 前記超伝導磁石が超伝導状態から常伝導状態へと移行す
    ることに示強的な物理量を検知する検知手段と、 前記検知手段により検知された物理量の値が所定値の範
    囲外であったときに超伝導破壊が生じたと判断する判断
    手段と、 前記判断手段により超伝導破壊が発生したと判断された
    ときに前記高圧側開閉弁を閉作動制御する制御手段と、 を備え、前記高圧側開閉弁は前記制御手段からの閉作動
    指令により閉作動する電磁弁であることを特徴とする請
    求項1または3に記載の車載用極低温冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記車載用極低温冷却装置は、 前記超伝導磁石が超伝導状態から常伝導状態へと移行す
    ることに示強的な物理量を検知する検知手段と、 前記検知手段により検知された物理量の値が所定値の範
    囲外であったときに超伝導破壊が生じたと判断する判断
    手段と、 前記判断手段により超伝導破壊が発生したと判断された
    ときに前記戻り側開閉弁を閉作動制御する制御手段と、 を備え、前記戻り側開閉弁は前記制御手段からの閉作動
    指令により閉作動する電磁弁であることを特徴とする請
    求項2または3に記載の車載用極低温冷却装置。
JP5917896A 1996-03-15 1996-03-15 車載用極低温冷却装置 Pending JPH09250826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004003441A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Duksung Co., Ltd. Cryovessel with gifford-mcmahon cryocooler and control method therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004003441A1 (en) * 2002-06-26 2004-01-08 Duksung Co., Ltd. Cryovessel with gifford-mcmahon cryocooler and control method therefor

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