JPH09250641A - 摺動用パッキン - Google Patents

摺動用パッキン

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Publication number
JPH09250641A
JPH09250641A JP8061322A JP6132296A JPH09250641A JP H09250641 A JPH09250641 A JP H09250641A JP 8061322 A JP8061322 A JP 8061322A JP 6132296 A JP6132296 A JP 6132296A JP H09250641 A JPH09250641 A JP H09250641A
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JP
Japan
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lip
sliding
packing
fluid
end surface
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Pending
Application number
JP8061322A
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English (en)
Inventor
Terumasa Takeuchi
輝正 竹内
Junji Rikuura
淳二 陸浦
Hideo Ando
▲英▼夫 安▲藤▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYOWA SEAL KOGYO KK
CKD Corp
Original Assignee
KYOWA SEAL KOGYO KK
CKD Corp
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Publication date
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の長大化、構成の複雑化及び高コスト化
を伴うことなく、ロッドカバー側のシール性を向上させ
ることができる摺動用パッキンを提供する。 【解決手段】 この摺動用パッキン11は、弾性を有す
る円環状本体6、内側リップ7、外側リップ8及びダス
トリップ10を備える。内側リップ7は、下端面内側部
に突設されかつ摺動部材であるロッド5に摺接する。外
側リップ8は、下端面外側部に突設されかつ非摺動部材
であるロッドカバー2の環状溝4の内壁面に当接する。
ダストリップ10は、上端面内側部に突設されかつロッ
ド5に摺接する。本体6の上端面には、パッキン周方向
に沿って延びる流体排出用構造体としての複数の溝12
が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動する部材間に
おいてシールを図るための摺動用パッキンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図8には、従来の流体圧シリンダ81が
例示されている。このシリンダ81を構成するシリンダ
チューブ82の二箇所には、作動流体を給排するための
図示しないポートが形成されている。同シリンダチュー
ブ82のヘッド側開口部はピストンカバー83によって
閉塞され、ロッド側開口部はロッドカバー84によって
閉塞されている。ロッドカバー84の中央部には、ロッ
ド挿通孔85が透設されている。そのロッド挿通孔85
には、先端にピストン86を備えるロッド87が摺動可
能に挿通されている。また、前記ピストン86は、シリ
ンダチューブ82の内周面及び両カバー83,84の内
壁面によって形成される内部空間を、2つの圧力作用室
に区画している。そして、前記ポートを介して圧力作用
室に作動流体を給排すると、ピストン86及びロッド8
7が一体的に移動し、もってシリンダ81が伸縮するよ
うになっている。
【0003】ところで、この種のシリンダ81では、空
気中のダストがロッドカバー84側から内部へ侵入する
ことを防止するために下記のような対策が施されてい
る。前記ロッドカバー84におけるロッド挿通孔85の
部分には、環状溝88が形成されている。その環状溝8
8の内壁面とロッド87の外周面とがなすパッキングラ
ンド内には、シール部材としての摺動用パッキン89が
収容されている。この摺動用パッキン89は、図9に示
されるように弾性を有する円環状本体90から3つのリ
ップ91,92,93を突出させた構造を有している。
内側リップ91は、円環状本体90における下端面内側
部に突設されており、ロッド87に摺接するようになっ
ている。外側リップ92は、円環状本体90における下
端面外側部に突設されており、環状溝88の内壁面に当
接するようになっている。ダストリップ93は、円環状
本体90における上端面内側部に突設されており、ロッ
ド87に摺接するようになっている。
【0004】そして、主にこのダストリップ93によ
り、ダストの侵入が防止されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工作機のワ
ークの取入・取出用、工作機の扉開閉用等に同シリンダ
81を使用した場合、必然的にロッド87の部分には非
常に多くの切削水や切削油がかかる。
【0006】しかし、従来の摺動用パッキン89のダス
トリップ93はダストの侵入防止を図る程度のシール性
しか備えていないため、同パッキン89のみでは前記液
体の侵入を確実に防ぐことができない。
【0007】図10に示されるように、前記液体の侵入
経路は2つある。第1の経路はパッキン89の外周面側
を通る経路であり、第2の経路はパッキン89の内周面
側を通る経路である。前者である外側経路は矢印A1
で、後者である内側経路は矢印A2 で表されている(図
10(b) 参照)。また、上記の外側経路について考える
と、液体は同パッキン89の外周面と環状溝88の内壁
面とがなす空間に封入されやすい(図10(c) 参照)。
そして、このようなグランド底部の空間に一旦封入され
た液体は高圧になるものの、パッキン89の形状からい
って外部には排出されにくい。ゆえに、結果として流体
は矢印A3 のように進み、内部に入り込んでしまう。よ
って、シリンダ81の動作不良や耐久性の劣化につなが
る結果となる。
【0008】ここで、シリンダ81内部への液体の侵入
を確実に防止するための対策としては、例えばダストリ
ップ93の外側にさらに別体としてスクレーパ94を設
置する、というものがあった(図8参照)。ところが、
スクレーパ94を設置しようとすると、シリンダ81全
体が長大化するばかりでなく、その構成も複雑化する。
また、スクレーパ94は高価であるため、それに伴って
シリンダ81が高コスト化する。
【0009】本発明は上記の課題を解決するためなされ
たものであり、その目的は、全体の長大化、構成の複雑
化及び高コスト化を伴うことなく、ロッドカバー側のシ
ール性を向上させることができる摺動用パッキンを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、弾性を有する円環状
本体における下端面内側部に突設されかつ摺動部材に摺
接する内側リップと、下端面外側部に突設されかつ非摺
動部材の環状溝の内壁面に当接する外側リップと、上端
面内側部に突設されかつ前記摺動部材に摺接するダスト
リップとを備えた摺動用パッキンにおいて、前記ダスト
リップの摺接面において計測したときの前記パッキンの
内径は、前記内側リップの摺接面において計測したとき
の前記パッキンの内径よりも小さくなるように設定され
ていることを特徴とする摺動用パッキンをその要旨とす
る。
【0011】請求項2に記載の発明では、弾性を有する
円環状本体における下端面内側部に突設されかつ摺動部
材に摺接する内側リップと、下端面外側部に突設されか
つ非摺動部材の環状溝の内壁面に当接する外側リップ
と、上端面内側部に突設されかつ前記摺動部材に摺接す
るダストリップとを備えた摺動用パッキンにおいて、パ
ッキン周方向に沿って延びる流体排出用構造体を前記上
端面に形成したことを特徴とする摺動用パッキンをその
要旨とする。
【0012】請求項3に記載の発明は、弾性を有する円
環状本体における下端面内側部に突設されかつ摺動部材
に摺接する内側リップと、下端面外側部に突設されかつ
非摺動部材の環状溝の内壁面に圧接する外側リップと、
上端面内側部に突設されかつ前記摺動部材に摺接するダ
ストリップとを備えた摺動用パッキンにおいて、前記ダ
ストリップと前記外側リップとの間の領域に、前記環状
溝の内壁面に当接する流体侵入防止用構造体を形成した
ことを特徴とする摺動用パッキンをその要旨とする。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項2におい
て、前記流体排出用構造体は、前記上端面に形成された
複数本の流体排出用溝であることをその要旨とする。請
求項5に記載の発明は、請求項3において、前記流体侵
入防止用構造体は、前記外周面に形成された流体侵入防
止用突条であることをその要旨とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項3におい
て、前記流体侵入防止用構造体は、前記外周面に形成さ
れた流体侵入防止用リップであることをその要旨とす
る。請求項7に記載の発明は、請求項2乃至6のいずれ
か1項において、前記ダストリップのシール性は、前記
内側リップのシール性よりも高くなっていることをその
要旨とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項2乃至7
のいずれか1項において、前記ダストリップの摺接面に
おいて計測したときの前記パッキンの内径は、前記内側
リップの摺接面において計測したときの前記パッキンの
内径よりも小さくなるように設定されていることをその
要旨とする。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項2乃至8
のいずれか1項において、前記ダストリップの摺接面の
面積は、前記内側リップの摺接面の面積よりも小さくな
るように設定されていることをその要旨とする。
【0017】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、ロッドを挿通させ
た場合、ダストリップの摺接面がロッドに与える抗力の
ほうが、内側リップの摺接面がロッドに与える抗力に比
較して大きくなる。換言すると、前者のほうが後者に比
べて摺動面の面圧が大きくなる。このため、内側リップ
のシール性よりも高いシール性がダストリップに確保さ
れ、もって内側経路を介した流体の侵入が確実に防止さ
れる。
【0018】請求項2に記載の発明によると、グランド
底部の空間とシリンダ外部の空間とが、パッキン周方向
に沿って延びるように形成された流体排出用構造体を介
して連通した状態となる。従って、グランド底部の空間
内に流体が侵入したときでも、その流体は確実に外部に
排出される。このため、同空間内に流体が封入されるこ
ともなく、流体が高圧になることもない。以上のよう
に、本発明によると外側経路を介した流体の侵入が確実
に防止される。
【0019】請求項3に記載の発明によると、流体侵入
防止用構造体が環状溝の内壁面に当接することによって
外側経路が遮断されることにより、同経路を介した流体
の侵入が確実に防止される。
【0020】請求項4に記載の発明によると、複数の箇
所において連通した状態となるため、流体がより確実に
外部に排出される。また、流体排出用構造体が溝である
と、その形成作業が比較的容易になる。
【0021】請求項5に記載の発明によると、円環状本
体の外周面に流体侵入防止用構造体を設けた場合、例え
ば円環状本体の上端面にそれを設けた場合に比べて、よ
り高いシール性を確保することができる。即ち、前者は
後者に比べてロッドのストロークによる影響を受けにく
く、流体侵入防止用構造体の設置場所として適している
からである。また、流体侵入防止用構造体が突条である
と、リップに比較してその形成作業が比較的容易にな
る。
【0022】請求項6に記載の発明によると、円環状本
体の外周面に流体侵入防止用構造体を設けた場合、例え
ば円環状本体の上端面にそれを設けた場合に比べて、よ
り高いシール性を確保することができる。即ち、前者は
後者に比べてロッドのストロークによる影響を受けにく
く、流体侵入防止用構造体の設置場所として適している
からである。また、流体侵入防止用構造体がリップであ
ると、突条に比較してさらに高いシール性が確保され
る。
【0023】請求項7に記載の発明によると、ダストリ
ップのシール性が内側リップのシール性よりも高くなっ
ているため、少なくともそれらのシール性が同程度であ
った従来に比べて、内側経路を介した流体の侵入が確実
に防止される。
【0024】請求項8に記載の発明によると、ロッドを
挿通させた場合、ダストリップの摺接面がロッドに与え
る抗力のほうが、内側リップの摺接面がロッドに与える
抗力に比較して大きくなる。換言すると、前者のほうが
後者に比べて摺動面の面圧が大きくなる。このため、内
側リップのシール性よりも高いシール性がダストリップ
に確保され、もって内側経路を介した流体の侵入が確実
に防止される。
【0025】請求項9に記載の発明によると、摺接面の
面積が小さくなるほど面圧が大きくなることから、内側
リップのシール性よりも高いシール性がダストリップに
確保される。
【0026】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕以下、本発明を摺動用パッキン1に
具体化した一実施形態を図1,図2に基づき詳細に説明
する。
【0027】図1に示されるように、この摺動用パッキ
ン1は、図8にて例示したような流体圧シリンダのロッ
ド側端面において使用されるものである。図2に示され
るように、非摺動部材としてのロッドカバー2における
ロッド挿通孔3の部分には、不完全矩形状の環状溝4が
形成されている。そして、上記の摺動用パッキン1は、
摺動部材であるロッド5の外周面と環状溝4の内壁面と
がなすパッキングランド内に収容されるようになってい
る。
【0028】本実施形態のパッキン1を構成する円環状
本体6は、パッキン1に要求されている好適な弾性を有
したゴム製(本実施形態ではニトリルゴムまたはフッ素
ゴム製)かつ等断面形状の部材である。そして、この円
環状本体6は、内側リップ7、外側リップ8及びダスト
リップ10という、3枚のリップ7,8,10を備えて
いる。
【0029】円環状本体6と同一材料からなる内側リッ
プ7は、円環状本体6の下端面S2内側部に突設されて
いる。この内側リップ7の先端部はラウンド状になって
いて、その一部がロッド5の外周面に対して摺接する摺
接面7aとして機能する。なお、内側リップ7は、主と
してシリンダチューブ内に供給される作動流体の流出
を、内側経路において防止する役割を果たしている。
【0030】円環状本体6と同一材料からなる外側リッ
プ8は、円環状本体6の下端面S2外側部に突設されて
いる。外側リップ8は内側リップ7よりも肉厚であり、
環状溝4の底面4aと当接する部分には突起8aが形成
されている。なお、外側リップ8は、主としてシリンダ
チューブ内に供給される作動流体の流出を、外側経路に
おいて防止する役割を果たしている。
【0031】そして、このような2つのリップ7,8間
の部位、つまり下端面S2 側の中央部は、断面V字状な
いしは断面U字状の周溝9となっている。円環状本体6
と同一材料からなるダストリップ10は、円環状本体6
の上端面S1 内側部に突設されている。このダストリッ
プ10の先端部もラウンド状になっていて、その一部が
ロッド5の外周面に対して摺接する摺接面10aとして
機能する。なお、ダストリップ10は、主としてシリン
ダチューブ内へのダストの混入や研削液の流入を、内側
経路において防止する役割を果たしている。
【0032】このパッキン1では、ダストリップ10の
摺接面10aにおいて計測したときの内径D1 が、内側
リップ7の摺接面7aにおいて計測したときの内径D2
よりも小さくなるように設定されている。説明の便宜
上、前者を第1の内径D1 ,後者を第2の内径D2 と定
義する。本実施形態では第1の内径D1 と第2の内径D
2 との差は、例えばロッド径が12mmφのときには10
μm〜500μm、さらには50μm〜200μm、特
には75μm〜125μmであることがよい。また、ロ
ッド径が20mmφのときには10μm〜500μm、さ
らには100μm〜300μm、特には190μm〜2
10μmであることがよい。この差が小さすぎると、充
分なシール性が得られない。逆に、この差が大きすぎる
と、充分なシール性が得られる反面、ロッド5の摺動抵
抗が増大するおそれがある。以上のことを考慮して、本
実施形態では12mmφのときには前記差の値を100μ
mに、20mmφのときには前記差の値を200μmに設
定することとしている。
【0033】上記のような構造のパッキン1をパッキン
グランド内に収容した場合、内側リップ7及びダストリ
ップ10は僅かながら外側方向に変形するとともに、外
側リップ8は僅かながら内側に変形する。そして、円環
状本体6の上端面S1 は環状溝4のロッド側面4bに当
接した状態となる。
【0034】以下、本実施形態において特徴的な作用効
果を列挙する。 (イ)この摺動用パッキン1によると、ロッド5を挿通
させた場合、ダストリップ10の摺接面10aがロッド
5に与える抗力のほうが、内側リップ7の摺接面7aが
ロッドに与える抗力に比較して大きくなる。即ち、前者
の摺動面10aのほうが後者の摺動面7aに比べて面圧
が大きくなる。このため、内側リップ7のシール性より
も高いシール性がダストリップ10に確保され、もって
内側経路を介した研削液の侵入を確実に防止することが
できる。ゆえに、この摺動用パッキン1を使用すれば、
確実にロッドカバー2側のシール性が向上し、シリンダ
の動作不良や耐久性の劣化が未然に防止される。
【0035】また、この構成であると、ダストリップ1
0の外側にさらに別体として高価なスクレーパを設置す
る必要もなくなる。このため、シリンダ全体の長大化、
構成の複雑化及び高コスト化を伴わないという利点があ
る。
【0036】(ロ)この摺動用パッキン1は、比較的単
純な断面形状を有するものであるため、その形成作業
(例えば樹脂成形による形成作業)も比較的容易である
という利点がある。 〔第2の実施形態〕次に、図3にもとづいて実施形態2
の摺動用パッキン11について説明する。ここでは実施
形態1と共通する部分については同じ部材番号を付すの
みとし、その詳細な説明を省略する。
【0037】図3に示されるように、本実施形態のパッ
キン11を構成する円環状本体6は、内側リップ7、外
側リップ8及びダストリップ10という、3枚のリップ
7,8,10を備えている。この点については実施形態
1と同じであり、各リップ7,8,10は上述した作用
効果を奏する。ただし、個々のものについては下記のよ
うな相違点がある。
【0038】第1の相違点は、前記円環状本体6の上端
面S1 には、パッキン周方向に沿って延びる流体排出用
構造としての流体排出用溝12が形成されていることで
ある。本実施形態では、流体排出用溝12は4本であっ
て、等間隔をもって配列されている。即ち、互いに90
°の角度をなしている。また、前記流体排出用溝12の
幅は1mm〜5mm(特には2mm前後)、深さは0.1mm〜
1mm(特には0.5mm前後)であることがよい。これら
の値が小さすぎると、流体排出用溝12を設置したこと
による利益が得られない。一方、これらの値が大きすぎ
ると、却ってパッキン11のシール性が損なわれるおそ
れがある。
【0039】第2の相違点は、このダストリップ10の
先端部の形状は、内側リップ7の先端部の形状に比べて
いくぶん角張った形状を呈していることである。そし
て、ダストストリップ10においてエッジ状になってい
る部分が、ロッド5の外周面に対して摺接する摺接面1
0aとして機能する。従って、本実施形態ではダストリ
ップ10の摺接面10aの面積は、内側リップ7の摺接
面7aの面積よりも小さくなる。
【0040】第3の相違点は、ダストリップ10の摺接
面10aにおいて計測したときの内径D1 と、内側リッ
プ7の摺接面7aにおいて計測したときの内径D2 とが
同じ値に設定されていることである。また、これら以外
にも、外側リップ8の先端形状が実施形態1のそれとは
若干異なる、外側リップ8の突起8aが実施形態1のそ
れよりもやや大きい、等の相違点がある。
【0041】さて、本実施形態の摺動用パッキン11に
おいて特徴的な作用効果を以下に列挙する。 (イ)この摺動用パッキン11によると、環状溝4のロ
ッド側面4bに上端面S1 が当接するにもかかわらず、
グランド底部の空間とシリンダ外部の空間とが流体排出
用溝12を介して連通した状態となる。従って、グラン
ド底部の空間内に研削水が侵入したときでも、その研削
水は、同流体排出用溝12を通り抜けて確実に外部に排
出される。このため、同空間内に研削水が封入されるこ
ともなく、研削水が高圧になることもない。以上のよう
に、本実施形態によると外側経路を介した研削水の侵入
が確実に防止される。ゆえに、この摺動用パッキン11
を使用すれば、確実にロッドカバー2側のシール性が向
上し、シリンダの動作不良や耐久性の劣化が未然に防止
される。
【0042】また、この構成であると、ダストリップ1
0の外側にさらに別体として高価なスクレーパを設置す
る必要もなくなる。このため、シリンダ全体の長大化、
構成の複雑化及び高コスト化を伴わないという利点があ
る。
【0043】(ロ)この摺動用パッキン11では、円環
状本体6の上端面S1 に4本の流体排出用溝12を設け
ている。このように複数の箇所において連通した状態と
なる結果、切削水がより確実に外部に排出される。ま
た、流体排出用構造体21が溝状であると、その形成作
業(例えば樹脂成形による形成作業)も比較的容易であ
るとう利点がある。
【0044】(ハ)この摺動用パッキン11によると、
ダストリップ10のシール性が内側リップ7のシール性
よりも高くなっているため、少なくともそれらのシール
性が同程度であった従来に比べて、内側経路を介した切
削水の侵入が確実に防止される。
【0045】(ニ)この摺動用パッキン11によると、
ダストリップ10の摺接面10aの面積が、内側リップ
7の摺接面7aの面積よりも小さくなるように設定され
ている。従って、ロッド5を挿通させた場合、摺接面1
0aがロッド5に与える抗力のほうが、摺接面7aがロ
ッド5に与える抗力に比較して大きくなる。換言する
と、前者の摺動面10aの面圧のほうが後者のそれに比
べて大きくなる。このため、内側リップ7のシール性よ
りも高いシール性がダストリップ10に確保され、もっ
て内側経路を介した切削水の侵入が確実に防止される。 〔第3の実施形態〕次に、図4にもとづいて実施形態3
の摺動用パッキン21について説明する。ここでは上記
実施形態1,2と共通する部分については同じ部材番号
を付すのみとし、その詳細な説明を省略する。
【0046】図4に示されるように、本実施形態のパッ
キン21を構成する円環状本体6は、内側リップ7、外
側リップ8及びダストリップ10という、3枚のリップ
7,8,10を備えている。この点については上記実施
形態1,2と同じであり、各リップ7,8,10は上述
した作用効果を奏する。ただし、個々のものについては
下記のような相違点がある。
【0047】即ち、上述のような流体排出用溝11が形
成されていない代わりに、ダストリップ10と外側リッ
プ8との間の領域に環状溝4の内壁面に当接する流体侵
入防止用構造体22が形成されている。本実施形態にお
いて、具体的には円環状本体6の外周面S3 かつ上部寄
りの位置に、流体侵入防止用突条22が一体形成されて
いる。なお、この流体侵入防止用突条22は環状であ
り、その高さは相対的に外側リップ8の突起8aよりも
小さくなっている。
【0048】また、ダストリップ10の先端部が角張っ
ていること、内径D1 ,D2 が等しいこと等について
は、実施形態2と等しい構成となっている。さて、本実
施形態において特徴的な作用効果を以下に列挙する。
【0049】(イ)この摺動用パッキン21によると、
流体侵入防止用突条22が環状溝4の底面4aに当接す
ることによって外側経路が遮断される。このため、同経
路を介した切削水の侵入が確実に防止される。ゆえに、
この摺動用パッキン21を使用すれば、確実にロッドカ
バー2側のシール性が向上し、シリンダの動作不良や耐
久性の劣化が未然に防止される。
【0050】また、この構成であると、ダストリップ1
0の外側にさらに別体として高価なスクレーパを設置す
る必要もなくなる。このため、シリンダ全体の長大化、
構成の複雑化及び高コスト化を伴わないという利点があ
る。
【0051】(ロ)この摺動用パッキン21では、円環
状本体6の外周面S3 に流体侵入防止用突条22を設け
ている。従って、例えば円環状本体6の上端面S1 にそ
れを設けた場合に比べて、より高いシール性を確保する
ことができる。即ち、前者は後者に比べてロッド5のス
トロークによる影響を受けにくく、流体侵入防止用突条
22の設置場所として適しているからである。
【0052】(ハ)流体侵入防止用構造体が突条22で
あると、その形成作業(例えば樹脂成形による形成作
業)が比較的容易になるという利点がある。 (ニ)その他、前記実施形態2のハ,ニの作用効果も奏
する。 〔第4の実施形態〕次に、図5にもとづき実施形態4の
摺動用パッキン31について説明する。
【0053】図5に示されるように、本実施形態のパッ
キン31は、実施形態3の摺動用パッキン21と同様
に、ダストリップ10と外側リップ8との間の領域に環
状溝4の内壁面に当接する流体侵入防止用構造体32を
備えている。ただし、ここでは流体侵入防止用突条22
に代えて、流体侵入防止用リップ32が円環状本体6に
一体形成されている。なお、この流体侵入防止用突条3
2は環状であり、その大きさは他の3つのリップ7,
8,10よりも相対的に小さい。
【0054】さて、本実施形態において特徴的な作用効
果を以下に列挙する。 (イ)この摺動用パッキン31によると、流体侵入防止
用リップ32が環状溝4の底面4aに当接することによ
って外側経路が遮断される。このため、同経路を介した
切削水の侵入が確実に防止される。ゆえに、この摺動用
パッキン31を使用すれば、確実にロッドカバー2側の
シール性が向上し、シリンダの動作不良や耐久性の劣化
が未然に防止される。
【0055】また、この構成であると、ダストリップ1
0の外側にさらに別体として高価なスクレーパを設置す
る必要もなくなる。このため、シリンダ全体の長大化、
構成の複雑化及び高コスト化を伴わないという利点があ
る。
【0056】(ロ)この摺動用パッキン31では、円環
状本体6の外周面S3 に流体侵入防止用リップ32を設
けている。従って、例えば円環状本体6の上端面S1 に
それを設けた場合に比べて、より高いシール性を確保す
ることができる。即ち、前者は後者に比べてロッド5の
ストロークによる影響を受けにくく、流体侵入防止用リ
ップ32の設置場所として適しているからである。
【0057】(ハ)この摺動用パッキン31では、流体
侵入防止用構造体32がリップであるので、実施形態3
のような突条に比較してさらに高いシール性を確保する
ことができる。
【0058】(ニ)その他、前記実施形態2のハ,ニの
作用効果も奏する。 〔試験結果〕図6(a),図6(b)のグラフには、実
施形態2〜4の摺動用パッキン11,21,31を用い
て行った比較試験の結果が示されている。
【0059】この試験は、シリンダを長期間連続的に使
用した場合におけるシリンダ内への切削水の侵入量
(g)を測定したものである。同グラフの横軸はロッド
5の走行距離(km)であり、縦軸は切削水の侵入量
(g)である。従って、グラフに描かれる折れ線α〜κ
の勾配が小さいほどシール性が高いということになる。
なお、図6(a)はロッド径を12mmに設定したとき、
図6(b)はロッド径を20mmに設定したときのデータ
である。
【0060】グラフ中に描かれた折れ線αは実施形態2
のパッキン11の第1のサンプル、折れ線βは同じくそ
の第2のサンプルのデータである。折れ線γは実施形態
3のパッキン21の第1のサンプル、折れ線δは同じく
その第2のサンプルのデータである。折れ線εは実施形
態4のパッキン31の第1のサンプル、折れ線ζは同じ
くその第2のサンプルのデータである。折れ線ηは従来
のパッキンを使用しかつさらにその外部にスクレーパを
配置した場合の第1のサンプル、折れ線θは同じくその
第2のサンプルのデータである(図8,図9参照)。折
れ線ιは、従来のパッキンを使用しかつスクレーパを配
置しない場合のサンプルのデータである。折れ線κは、
それとは別の従来のパッキンを使用しかつスクレーパを
配置しない場合のサンプルのデータである。よって、前
記10種ある折れ線α〜μのうち、折れ線η,θ,ι,
κが比較例のデータという位置付けになる。
【0061】さて、同グラフから明らかなように、10
種の折れ線α〜θは、勾配の大きなもの(折れ線ι,κ
の2つ)と、小さなもの(折れ線α,β,γ,δ,ε,
ζ,η,θの8つ)の2群に分かれる。よって、この結
果から、従来のパッキンであってスクレーパを使用しな
かったもの2つに比べて、他の8つのものの切削水の侵
入量は数分の1程度に止まることがわかる。即ち、実施
形態2〜4によれば、スクレーパを使用したときと同程
度のシール性が達成されることが明白である。なお、実
施形態1についてのデータは省略するが、実施形態2〜
4に準ずる効果が得られることは一応確認済である。
【0062】なお、本発明は例えば次のように変更する
ことが可能である。 (1)図7(a)〜図7(d)に示される別例1〜4の
ように、実施形態1〜4の構成を適宜組み合わせてもよ
い。別例1のパッキン41では、内径の値をD1 <D2
に設定するとともに、上端面S1 に流体排出用溝12を
形成している(図7(a) 参照)。従って、外部経路及び
内部経路の双方において切削水の侵入が防止される、と
いう相乗的な効果を奏する。
【0063】別例2のパッキン51では、内径の値をD
1 <D2 に設定するとともに、外周面S3 に流体排出用
突部22を形成している(図7(b) 参照)。別例3のパ
ッキン61では、内径の値をD1 <D2 に設定するとと
もに、上端面S1 に流体排出用溝12を形成し、さらに
外周面S3 に流体排出用リップ32を形成している(図
7(c) 参照)。言うまでもなくこれらの構成であると相
乗的な効果を奏し、もってより高いシール性が達成され
る。
【0064】(2)図7(d)に示される別例4のパッ
キン71のように、上端面S1 に流体排出用溝12を形
成する代わりに、上端面S1 と外周面S3 とを貫く流体
排出用貫通孔72を設けてもよい。ただし、その形成が
容易という点においては、図3の溝構造のほうが優れて
いる。
【0065】(3)ダストリップ10のシール性を高め
る手段としては、内径D1 を小さい値に設定すること
や、摺動面10aを狭くすること以外の方法も可能であ
る。例えば、摺動面10aをシール性のよい材料でコー
ティングすること、物理的または化学的処理によってダ
ストリップ10の部位のみシール性を改善すること等が
考えられる。
【0066】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想を以下に列挙する。 (1) 請求項1〜9のいずれかにおいて、前記各リッ
プは前記円環状本体と一体に形成されている摺動用パッ
キン。この構成であると、別体として取り付けるより
も、製造が容易でありかつ耐久性及びコスト性にも優れ
たものとすることができる。
【0067】(2) 請求項2,4,7〜9,技術的思
想(1) のいずれかにおいて、前記流体排出用構造体は複
数かつ略等間隔に形成されている摺動用パッキン。 (3) 請求項1において、前記ダストリップの摺接面
の面積は、前記内側リップの摺接面の面積よりも小さく
なるように設定されている摺動用パッキン。
【0068】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「シリンダ内への侵入を防止すべき流体: 主として切
削水、切削油、水等といった液体一般をいう。」
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜9に記
載の発明によれば、全体の長大化、構成の複雑化及び高
コスト化を伴うことなく、ロッドカバー側のシール性を
向上させることができる摺動用パッキンを提供すること
ができる。
【0070】特に請求項4,5に記載の発明によれば、
シール性の向上及び形成作業の容易化を図ることができ
る。また、請求項6に記載の発明によると、シール性の
さらなる向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の摺動用パッキンを示す部分破
断拡大断面図。
【図2】同摺動パッキンの使用状態を示す部分破断拡大
断面図。
【図3】(a)は第2の実施形態の摺動用パッキンを示
す部分破断拡大断面図、(b)は平面図。
【図4】第3の実施形態の摺動用パッキンを示す部分破
断拡大断面図。
【図5】第4の実施形態の摺動用パッキンを示す部分破
断拡大断面図。
【図6】(a),(b)は比較試験の結果を表したグラ
フ。
【図7】別例1〜別例4の摺動用パッキンを示す部分破
断拡大断面図。
【図8】従来の摺動用パッキンをシリンダにおいて使用
した状態を示す部分破断面図。
【図9】従来の摺動用パッキンを示す部分破断拡大断面
図。
【図10】(a)〜(c)は、従来の摺動用パッキンの
問題点を説明するための部分破断拡大断面図。
【符号の説明】
1,11,21,31,41,51,61,71…摺動
用パッキン、2…非摺動部材としてのロッドカバー、4
…環状溝、5…摺動部材としてのロッド、6…円環状本
体、7…内側リップ、7a…内側リップの摺接面、8…
外側リップ、10…ダストリップ、10a…ダストリッ
プの摺接面、12…流体排出用構造体としての流体排出
用溝、22…流体侵入防止用構造体としての流体侵入防
止用突条、32…流体侵入防止用構造体としての流体侵
入防止用リップ、72…流体排出用構造体としての流体
排出用貫通孔、S1 …上端面、S2 …下端面、D1 ,D
2…パッキンの内径。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安▲藤▼ ▲英▼夫 新潟県新潟市すみれ野2丁目5番31号 協 和シール工業 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する円環状本体(6)における下
    端面(S2 )内側部に突設されかつ摺動部材(5)に摺
    接する内側リップ(7)と、下端面(S2 )外側部に突
    設されかつ非摺動部材(2)の環状溝(4)の内壁面に
    当接する外側リップ(8)と、上端面(S1 )内側部に
    突設されかつ前記摺動部材(5)に摺接するダストリッ
    プ(10)とを備えた摺動用パッキン(1,41,5
    1,61)において、 前記ダストリップ(10)の摺接面(10a)において
    計測したときの前記パッキン(1,41,51,61)
    の内径(D1 )は、前記内側リップ(7)の摺接面(7
    a)において計測したときの前記パッキン(1,41,
    51,61)の内径(D2 )よりも小さくなるように設
    定されていることを特徴とする摺動用パッキン。
  2. 【請求項2】弾性を有する円環状本体(6)における下
    端面(S2 )内側部に突設されかつ摺動部材(5)に摺
    接する内側リップ(7)と、下端面(S2 )外側部に突
    設されかつ非摺動部材(2)の環状溝(4)の内壁面に
    当接する外側リップ(8)と、上端面(S1 )内側部に
    突設されかつ前記摺動部材(5)に摺接するダストリッ
    プ(10)とを備えた摺動用パッキン(11,41,7
    1)において、 パッキン周方向に沿って延びる流体排出用構造体(1
    2,72)を前記上端面(S1 )に形成したことを特徴
    とする摺動用パッキン。
  3. 【請求項3】弾性を有する円環状本体(6)における下
    端面(S2 )内側部に突設されかつ摺動部材(5)に摺
    接する内側リップ(7)と、下端面(S2 )外側部に突
    設されかつ非摺動部材(2)の環状溝(4)の内壁面に
    当接する外側リップ(8)と、上端面(S1 )内側部に
    突設されかつ前記摺動部材(5)に摺接するダストリッ
    プ(10)とを備えた摺動用パッキン(21,31,5
    1,61)において、 前記ダストリップ(10)と前記外側リップ(8)との
    間の領域に、前記環状溝(4)の内壁面に当接する流体
    侵入防止用構造体(22,32)を形成したことを特徴
    とする摺動用パッキン。
  4. 【請求項4】前記流体排出用構造体(12)は、前記上
    端面(S1 )に形成された複数本の流体排出用溝である
    ことを特徴とする請求項2に記載の摺動用パッキン。
  5. 【請求項5】前記流体侵入防止用構造体(22)は、前
    記外周面(S3 )に形成された流体侵入防止用突条であ
    ることを特徴とする請求項3に記載の摺動用パッキン。
  6. 【請求項6】前記流体侵入防止用構造体(32)は、前
    記外周面(S3 )に形成された流体侵入防止用リップで
    あることを特徴とする請求項3に記載の摺動用パッキ
    ン。
  7. 【請求項7】前記ダストリップ(10)のシール性は、
    前記内側リップ(7)のシール性よりも高くなっている
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載
    の摺動用パッキン。
  8. 【請求項8】前記ダストリップ(10)の摺接面(10
    a)において計測したときの前記パッキン(51,6
    1)の内径(D1 )は、前記内側リップ(7)の摺接面
    (7a)において計測したときの前記パッキン(51,
    61)の内径(D2 )よりも小さくなるように設定され
    ていることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項
    に記載の摺動用パッキン。
  9. 【請求項9】前記ダストリップ(10)の摺接面(10
    a)の面積は、前記内側リップ(7)の摺接面(7a)
    の面積よりも小さくなるように設定されていることを特
    徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の摺動用
    パッキン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103671930A (zh) * 2013-12-12 2014-03-26 南车二七车辆有限公司 一种异形截面气动密封圈
JP2016001024A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 Nok株式会社 シール装置

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