JPH09250614A - 運搬用変速装置 - Google Patents

運搬用変速装置

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Publication number
JPH09250614A
JPH09250614A JP8734196A JP8734196A JPH09250614A JP H09250614 A JPH09250614 A JP H09250614A JP 8734196 A JP8734196 A JP 8734196A JP 8734196 A JP8734196 A JP 8734196A JP H09250614 A JPH09250614 A JP H09250614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
slide shaft
belt
shaft
split body
Prior art date
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Pending
Application number
JP8734196A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenkichi Shimomoto
賢吉 下本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
M & C Kk
Original Assignee
M & C Kk
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Publication date
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Publication of JPH09250614A publication Critical patent/JPH09250614A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量かつ簡素でしかも故障の少ない運搬用変
速装置の提供にある。 【解決手段】 第1プーリ半割体16を有すると共に回転
駆動される回転軸3と、回転軸3に軸心方向の往復動が
可能とされて外嵌される第2プーリ半割体17と、第2プ
ーリ半割体17を第1プーリ半割体16側に押圧する弾発部
材18と、ウオーム部5及び第3プーリ半割体20を有する
スライド軸6と、スライド軸6に該スライド軸6の軸心
方向の往復動が規制されて外嵌される第4プーリ半割体
21と、第1・第2プーリ半割体16,17からなる入力側プ
ーリ4と第3・第4プーリ半割体20,21からなる出力側
プーリ7とに掛けられて回転軸3の回転をスライド軸6
に伝達するベルト8と、スライド軸6のウオーム部5に
噛合する出力ホイール9と、を備える。出力ホイール9
に掛かる負荷の増大にともなって、スライド軸6を軸心
方向にスライドさせて第3プーリ半割体20と第4プーリ
半割体21とを接近させ、出力側プーリ7のベルト掛合径
を大とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車、リヤカ
ー、三輪自転車、電動車椅子等に装着する運搬用変速装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の変速装置には、大小数組の
歯車を噛み合わせて数段に変速させるもの、ロール摩擦
車を数組組み合わせて数段に変速させるもの、Vベルト
及びスプリング等を組み込んで変速させるもの等があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の変速装置では、夫々、構造が極めて複雑であると
共に、多数の部品を必要とし、そのため、組立難く、各
部品が正確な部品であっても破損し易く、かつ、組立前
の部品の管理が面倒であった。しかも、歯車の噛み合わ
せのため、騒音が大であった。そこで、本発明では、構
造が簡易であると共に、軽量であって確実に作動し、し
かも、故障も少ない変速装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る運搬用変速
装置は、第1プーリ半割体を有すると共に回転駆動され
る回転軸と、該回転軸に軸心方向の往復動が可能とされ
て外嵌される第2プーリ半割体と、該第2プーリ半割体
を上記第1プーリ半割体側に押圧する弾発部材と、ウオ
ーム部及び第3プーリ半割体を有すると共に上記回転軸
と平行に配設されて軸心方向の往復動が可能とされるス
ライド軸と、上記スライド軸に該スライド軸の軸心方向
の往復動が規制されて外嵌される第4プーリ半割体と、
上記第1・第2プーリ半割体からなる入力側プーリと上
記第3・第4プーリ半割体からなる出力側プーリとに掛
けられて上記回転軸の回転を上記スライド軸に伝達する
ベルトと、上記スライド軸のウオーム部に噛合して回転
すると共に負荷の増大にともなって該スライド軸を軸心
方向にスライドさせて第3プーリ半割体と第4プーリ半
割体とを接近させつつ出力側プーリのベルト掛合径を大
とする出力ホイールと、を備えたものである。
【0005】この際、入力側プーリを形成する第1・第
2プーリ半割体及び出力側プーリを形成する第3・第4
プーリ半割体が、夫々、重ね合わされた際に断面V字状
の周方向溝を形成する偏平円錐台形状とされるのが好ま
しく、さらに、ベルトをVベルトとするのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳説する。
【0007】図1は本発明に係る運搬用変速装置を示
し、この運搬用変速装置は、モータ1の駆動力が連動連
結機構2を介して回転駆動される回転軸3と、該回転軸
3に設けられる入力側プーリ4と、ウオーム部5を有す
ると共に該回転軸3と平行に配設されて軸心方向にスラ
イドするスライド軸6と、該スライド軸6に設けられる
出力側プーリ7と、入力側プーリ4と出力側プーリ7と
に掛け回されて回転軸3の回転をスライド軸6に伝達す
るエンドレス状のベルト8(例えば、Vベルト)と、ス
ライド軸6のウオーム部5に噛合して回転する出力ホイ
ール9と、を備える。
【0008】ところで、連動連結機構2は、モータ1の
出力軸1aに固着されるプーリ10と、回転軸3に外嵌固
定されるプーリ11と、プーリ10,11に掛け回されるベル
ト12と、からなり、該モータ1の出力軸1aの回転が、
プーリ10、ベルト12、プーリ11を介して回転軸3に伝達
される。また、回転軸3とスライド軸6とは、一対の保
持板13,14を有する取付台15に保持されている。この場
合、回転軸3はその軸心廻りに回転自在に保持(軸心方
向にはスライドしない。)され、スライド軸6はその軸
心廻りに回転自在でかつ軸心方向にスライド可能に保持
されている。
【0009】しかして、入力側プーリ4は、回転軸3の
一端部に設けられる第1プーリ半割体16と、該回転軸3
に軸心方向の往復動が可能とされて外嵌される第2プー
リ半割体17と、からなり、第2プーリ半割体17が、この
第2プーリ半割体17と上記取付台15の保持板14との間の
回転軸3に外嵌されるコイルバネからなる弾発部材18の
弾発力にて、第1プーリ半割体16側に押圧されている。
また、第1・第2プーリ半割体16,17は、偏平円錐台形
状を呈し、図1に示すように、第2プーリ半割体17が弾
発部材18に押圧されて該第1・第2プーリ半割体16,17
が重ね合わされた際には、この入力側プーリ4に上記ベ
ルト8が係合する断面V字状の周方向溝19が形成され
る。
【0010】また、出力側プーリ7は、スライド軸6に
設けられる第3プーリ半割体20と、該スライド軸6に外
嵌されて該スライド軸6の軸心方向の往復動が規制され
る第4プーリ半割体21と、からなる。つまり、第4プー
リ半割体21はスラスト軸受25を介して保持板14との間が
常に一定に保持されている。第3・第4プーリ半割体2
0,21は、上述の第1・第2プーリ半割体16,17と同様
偏平円錐台形状を呈し、図3に示すように、第3・第4
プーリ半割体20,21が重ね合わされた際には、断面V字
状の周方向溝22が形成されるが、通常は、図1に示すよ
うに、第1・第2プーリ半割体16,17が弾発部材18の弾
発力にて重ね合わされた状態に保持されるので、第3・
第4プーリ半割体20,21間に僅かな隙間23が設けられ
る。つまり、ベルト8の長さ寸法を、断面V字状の周方
向溝19が形成されている際には、ベルト8の一部が第3
・第4プーリ半割体20,21間に侵入して隙間23が形成さ
れるように設定する。
【0011】即ち、通常は、入力側プーリ4の第1・第
2プーリ半割体16,17が重ね合わされた状態となると共
に、出力側プーリ7の第3・第4プーリ半割体20,21間
に僅かな隙間23が設けられた状態となっており、図2の
(イ)に示すように、入力側プーリ4のベルト掛合径が
大径となると共に、出力側プーリ7のベルト掛合径が小
径となっている。
【0012】ところが、この状態から、スライド軸6が
矢印A方向にスライドしてゆけば、図3に示すように、
出力側プーリ7の第3プーリ半割体20が第4プーリ半割
体21に接近して上記隙間23が吸収されて、第3・第4プ
ーリ半割体20,21が重ね合わされる状態となってゆく。
この際、エンドレス状のベルト8の長さ寸法は一定であ
るので、隙間23が吸収される分、第2プーリ半割体17が
弾発部材18の弾発力に抗して、矢印B方向にスライドし
てゆき、第1・第2プーリ半割体16,17間にベルト8が
侵入する隙間24が形成される。つまり、スライド軸6が
矢印A方向にスライドしてゆけば、図2の(ロ)に示す
ように、入力側プーリ4のベルト掛合径が小径となると
共に、出力側プーリ7のベルト掛合径が大径となってゆ
く。
【0013】従って、上述の如く構成された変速装置に
よれば、モータ1が駆動して回転軸3が回転すれば、入
力側プーリ4とベルト8と出力側プーリ7とを介してス
ライド軸6が回転し、このスライド軸6のウオーム部5
に噛合している出力ホイール9が回転し、この出力ホイ
ール9に連設されている図示省略の出力軸が回転する。
【0014】ところが、出力ホイール9に掛かる負荷が
増大してゆくと、この出力ホイール9にウオーム部5が
噛合しているスライド軸6が矢印A方向にその軸心方向
に沿ってスライドしてゆくことになり、出力側プーリ7
の第3プーリ半割体20が第4プーリ半割体21に接近して
ゆき、図3に示すように、第3・第4プーリ半割体20,
21が重ね合わされる状態となる。従って、出力ホイール
9に掛かる負荷が増大してゆくと、図2の(ロ)に示す
ように、出力側プーリ7のベルト掛合径が大径となると
共に、入力側プーリ4のベルト掛合径が小径となってゆ
く。なお、スライド軸6が矢印A方向にスライドする負
荷としては、例えば、0〜50kg/cm に設定される。
【0015】つまり、通常は、図2の(イ)に示すよう
に、入力側プーリ4のベルト掛合径が大径となると共
に、出力側プーリ7のベルト掛合径が小径となって、モ
ータ1の回転が、出力ホイール9に伝達されているが、
出力ホイール9に掛かる負荷が増大すると、図2の
(ロ)に示すように、入力側プーリ4のベルト掛合径が
小径となると共に、出力側プーリ7のベルト掛合径が大
径となってゆき、全体の減速比が増大する。なお、本発
明の図示の実施の形態によれば、図1と図3の相互間
で、ベルト8は(平面的に見て)直線を保ったままで図
の上下に平行移動する。従って、ベルト8に不要なねじ
り変形を生じないという利点がある。
【0016】なお、本発明は上述の図示のものに限定さ
れず、例えば、各入力側プーリ4及び出力側プーリ7の
径寸法や、入力側プーリ4及び出力側プーリ7の周方向
溝19,22を形成するプーリ半割体16,17,20,21の傾斜
角度としても、上述の如く、出力ホイール9に掛かる負
荷が増大した場合に入力側プーリ4のベルト掛合径が小
径となると共に出力側プーリ7のベルト掛合径が大径と
なってゆくものであれば、変更自由である。また、ベル
ト8としては、Vベルト以外、平ベルト、歯付ベルト等
の種々のものを使用することも可能である。ところで、
この変速装置としては、0〜50kgf・mの負荷が出力ホ
イール9に係る範囲で使用するのが好ましく、また、ス
ライド軸6が矢印A方向にスライドを開始する負荷(出
力ホイール9に係る負荷)としては、例えば、10kgf・
mに設定することができるが、勿論、これに限るもので
はない。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次のような著大な効果を奏する。
【0018】 全体の構造が簡易であって、しかも、
軽量で故障も少なく、静粛にかつ確実に変速できる変速
装置となる。 第1・第2・第3・第4プーリ半割体16,17,20,
21が偏平円錐台形状であるので、ベルト8がなめらかに
移動し、なめらかな変速となる。特に、ベルト8を、V
ベルトとすれば、一層なめらかに変速できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る運搬用変速装置の簡略図である。
【図2】入力側プーリと出力側プーリの簡略図である。
【図3】出力ホイールに過大な負荷が掛かった状態の簡
略図である。
【符号の説明】
3 回転軸 4 入力側プーリ 5 ウオーム部 6 スライド軸 7 出力側プーリ 8 ベルト 9 出力ホイール 16 第1プーリ半割体 17 第2プーリ半割体 18 弾発部材 19 周方向溝 20 第3プーリ半割体 21 第4プーリ半割体 22 周方向溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1プーリ半割体16を有すると共に回転
    駆動される回転軸3と、該回転軸3に軸心方向の往復動
    が可能とされて外嵌される第2プーリ半割体17と、該第
    2プーリ半割体17を上記第1プーリ半割体16側に押圧す
    る弾発部材18と、ウオーム部5及び第3プーリ半割体20
    を有すると共に上記回転軸3と平行に配設されて軸心方
    向の往復動が可能とされるスライド軸6と、上記スライ
    ド軸6に該スライド軸6の軸心方向の往復動が規制され
    て外嵌される第4プーリ半割体21と、上記第1・第2プ
    ーリ半割体16,17からなる入力側プーリ4と上記第3・
    第4プーリ半割体20,21からなる出力側プーリ7とに掛
    けられて上記回転軸3の回転を上記スライド軸6に伝達
    するベルト8と、上記スライド軸6のウオーム部5に噛
    合して回転すると共に負荷の増大にともなって該スライ
    ド軸6を軸心方向にスライドさせて第3プーリ半割体20
    と第4プーリ半割体21とを接近させつつ出力側プーリ7
    のベルト掛合径を大とする出力ホイールと、を備えたこ
    とを特徴とする運搬用変速装置。
  2. 【請求項2】 入力側プーリ4を形成する第1・第2プ
    ーリ半割体16,17及び出力側プーリ7を形成する第3・
    第4プーリ半割体20,21が、夫々、重ね合わされた際に
    断面V字状の周方向溝19,22を形成する偏平円錐台形状
    とされた請求項1記載の運搬用変速装置。
  3. 【請求項3】 ベルト8がVベルトである請求項2記載
    の運搬用変速装置。
JP8734196A 1996-03-15 1996-03-15 運搬用変速装置 Pending JPH09250614A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030018712A (ko) * 2001-08-31 2003-03-06 현대자동차주식회사 동력발생장치
CN102777563A (zh) * 2012-07-24 2012-11-14 无锡平盛科技有限公司 工字轮收线机的排线变速装置
CN111120581A (zh) * 2019-12-17 2020-05-08 北京动力机械研究所 一种双余度电动机构的传动结构

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