JPH09249920A - 金属ストリップの支持装置 - Google Patents

金属ストリップの支持装置

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Publication number
JPH09249920A
JPH09249920A JP5732996A JP5732996A JPH09249920A JP H09249920 A JPH09249920 A JP H09249920A JP 5732996 A JP5732996 A JP 5732996A JP 5732996 A JP5732996 A JP 5732996A JP H09249920 A JPH09249920 A JP H09249920A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supporting
metal strip
gear
roller
supporting roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5732996A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Nakagawa
博夫 中川
Ryoichi Kimura
良一 木村
Shuichiro Shioda
修一郎 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP5732996A priority Critical patent/JPH09249920A/ja
Publication of JPH09249920A publication Critical patent/JPH09249920A/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持用ローラの交換が容易で、炉に設ける開
口部が小さくて熱ロスが少なく、かつ、金属ストリップ
の損傷が少ない金属ストリップの支持装置を提供する。 【解決手段】 回転ドラム1の周上長手方向に金属スト
リップ支持用ローラ10a,10bを炉内側と炉外側と
に位置するように配設した金属ストリップの支持装置に
おいて、前記各支持用ローラの一方側軸11に設けた歯
車12と、回転軸19に歯車20を有する駆動モータ1
8と、前記回転ドラムの回転軸3に軸受16を介して取
り付けられて前記各歯車とそれぞれ噛合する歯車17と
で構成した回転駆動機構を設けた金属ストリップの支持
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、連続熱処
理炉等に使用される金属ストリップの支持装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属ストリップをカテナリ型炉等
の連続熱処理炉で熱処理する場合、炉の装入側、抽出側
およびその中間部で金属ストリップを支持する必要があ
る。その支持方式として、たとえば、炉内の支持位置に
2本の支持用ローラを並設し、交互に上方に駆動して金
属ストリップを支持するものがある。この方式によれ
ば、走行する金属ストリップを支持している支持用ロー
ラが損傷して交換する必要が生じた場合、当該支持用ロ
ーラを下方に移行させる一方、待機中の支持用ローラを
上方に移行させることでラインを停止することなく容易
に交換できるという利点を有するものの、炉床部には前
記支持用ローラが進退するだけの開口部が交換時に開放
されるため熱損失が大きいという課題を有する。そのた
め、特公平2−33767号公報にて、回転ドラムの周
上長手方向にたとえば180゜隔てて2本の金属ストリ
ップ支持用ローラを配設し、回転ドラムを180°回転
することによりいずれかの支持用ローラで金属ストリッ
プを支持するようにした支持装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載の支持装置では、炉床部に設ける開口部は殆ど
回転ドラムで閉鎖されるため熱損失は大きくないもの
の、支持用ローラは単に回転自在に回転ドラムに取り付
けられているだけであるため、金属ストリップがたとえ
ば3mm以下の薄い(軽い)場合、支持用ローラと金属
ストリップがスリップして金属ストリップが損傷するこ
とがある。また、支持用ローラの交換時には、支持用ロ
ーラは走行する金属ストリップと非回転状態で当接する
ため金属ストリップは大きく損傷するという課題を有す
る。したがって、本発明は、熱損失は前記公報に記載の
ものと同じく低減でき、しかも、支持用ロールの使用中
および交換時においても金属ストリップに殆ど損傷を与
えない金属ストリップの支持装置を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる金属スト
リップの支持装置は、前記目的を達成するために、請求
項1の発明では、回転ドラムの周上長手方向に金属スト
リップ支持用ローラを炉内側と炉外側とに位置するよう
に配設した金属ストリップの支持装置において、前記各
支持用ローラに回転駆動機構を設けたものである。請求
項2の発明では、前記回転駆動機構が、前記支持用ロー
ラの一方側軸に設けた歯車と、回転軸に歯車を有する駆
動モータと、前記回転ドラムの回転軸に軸受を介して取
り付けられて前記各歯車とそれぞれ噛合する歯車とで構
成したものである。請求項3の発明では、前記支持用ロ
ーラが回転ドラムの回転時に速度制御される一方、金属
ストリップの支持時にトルク制御されるようにしたもの
である。
【0005】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて図にしたがって説明する。本発明にかかる金属スト
リップの支持装置は、大略、回転ドラム1と、金属スト
リップ支持用ローラ10(10a,10b)と、該金属
ストリップ支持用ローラ(以下、支持用ローラと言う)
10の回転駆動機構15とからなる。そして、前記回転
ドラム1はその回転軸3の両端を支持台4に設けた軸受
5により支承され、前記一方の支持台4に設置された駆
動モータ6によりベルト7、スプロケット8を介して回
転可能となっている。
【0006】前記支持用ローラ10(10a,10b)
は、前記回転ドラム1の周面長手方向に180°隔てて
設けた円弧面からなる凹所2に、支持用ローラ10の一
部が前記回転ドラム1の外周面から若干突出した状態で
回転可能に位置するもので、その回転軸11は、前記回
転ドラム1の回転軸3に取り付けた支承部材13の両端
に着脱可能に設けた軸受14により回転自在に支承され
ている。なお、支持用ローラ10の配置は、1本の支持
用ローラが炉内に位置している状態のとき、他の支持用
ローラが炉内に位置していれば良いものである。
【0007】前記回転駆動機構15は、前記回転ドラム
1の回転軸3に軸受16を介して回転自在に装着され外
周に歯部を有する歯車17(17a,17b)と、前記
支持台4に取り付けられた駆動モータ18のモータ軸1
9に取り付けられ前記歯車17aと噛合する歯車20
と、前記支持用ローラ10aの回転軸11の先端部に取
り付けられ、前記歯車17bと噛合する歯車12とから
なる。
【0008】なお、図1,図2においては、金属ストリ
ップの支持装置の一方側のみを示したが、他方側は回転
ドラム1の駆動モータ6を除いて前記同様構成となって
いる。すなわち、前記回転ドラム1の回転軸3は軸受5
により支承され駆動モータ6により、支持用ローラ10
bは前記と同様な回転駆動機構(図示せず)により各々
回転可能となっている。また、前記駆動モータ18は速
度制御とトルク制御とを切換え可能となっている。
【0009】つぎに、前記金属ストリップの支持装置の
操業について説明する。いま、図1のように、金属スト
リップWが支持用ロール10aにて支持されて搬送され
ているとする。この場合、支持用ロール10aは駆動モ
ータ18によりトルク制御され、走行する金属ストリッ
プWとのトルクが一定になるように回転しており、いか
なる厚みの金属ストリップWであってもその表面に殆ど
損傷を与えることはない。また、支持用ロール10bは
回転を停止している。
【0010】そして、前記支持用ロール10aが長期の
使用により損傷して交換する必要が生じると、図示しな
い他方の回転駆動機構の駆動モータを駆動して支持用ロ
ーラ10bの回転速度を金属ストリップWの走行速度と
ほぼ同速となるように速度制御するとともに、駆動モー
タ6を駆動して金属ストリップWの走行速度とほぼ同速
で回転ドラム1を金属ストリップWの走行方向に180
°回転する。つまり、前記回転ドラム1の回転により、
支持用ローラ10aは金属ストリップWから離間し、極
めて短時間金属ストリップWは回転ドラム1と接触した
のち、もう一方の支持用ローラ10bに支持される。そ
して、一旦支持されると、支持用ローラ10bはトルク
制御される。
【0011】前記のようにして、金属ストリップWが支
持用ローラ10bによって支持されると、回転ドラム1
と駆動モータ18の回転を停止させる。その後、支持用
ローラ10aを前記軸受14とともに支承部材13から
取り外して補修を行なう。補修が終了すると、再度支承
部材13に取り付け、次の支持用ローラ10bの交換に
備える。なお、図2に示すように、支持用ローラ10の
回転駆動機構15とは反対側の軸11の端部と回転軸3
とに給排水管21a,21bを設け、これらを回転軸
3、支持用ローラ10a,10b内に設けた図示しない
配管と連通し、回転軸3の一端から冷却水を供給して回
転ドラム1と支持用ローラ10a,10bを冷却するよ
うにしてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項
1,2の発明によれば、回転ドラムに配設された支持用
ローラはそれぞれ回転駆動機構により回転可能となって
おり、従来のように、回転ドラムに単に回転自在に支承
したものと異なり、金属ストリップとほぼ同速で回転す
るためその金属ストリップの支持時は勿論のこと切換支
持時においても金属ストリップに殆ど損傷を与えない。
また、請求項3の発明のように、前記各支持用ローラの
駆動モータを速度・トルク制御されるものとし、回転ド
ラムの回転時には待機中の支持用ローラを金属ストリッ
プと同速に速度制御し、金属ストリップの支持時にはト
ルク制御するようにすれば、より金属ストリップに損傷
を与えることがなく、製品の歩留まりを向上することが
できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる金属ストリップの支持装置の
一部斜視図。
【図2】 図1の断面図。
【符号の説明】
1…回転ドラム、2…凹所、3…回転軸、6…駆動モー
タ、10(10a,10b)…金属ストリップ支持用ロ
ーラ、11…軸、12,17,20…歯車、15…回転
駆動機構、16…軸受、18…駆動モータ、W…金属ス
トリップ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ドラムの周上長手方向に金属ストリ
    ップ支持用ローラを炉内側と炉外側とに位置するように
    配設した金属ストリップの支持装置において、前記各支
    持用ローラに回転駆動機構を設けたことを特徴とする金
    属ストリップの支持装置。
  2. 【請求項2】 前記回転駆動機構が、前記支持用ローラ
    の一方側軸に設けた歯車と、回転軸に歯車を有する駆動
    モータと、前記回転ドラムの回転軸に軸受を介して取り
    付けられて前記各歯車とそれぞれ噛合する歯車とで構成
    したことを特徴とする前記請求項1に記載の金属ストリ
    ップの支持装置。
  3. 【請求項3】 前記支持用ローラが回転ドラムの回転時
    に速度制御される一方、金属ストリップの支持時にトル
    ク制御されることを特徴とする前記請求項1または2に
    記載の金属ストリップの支持装置。
JP5732996A 1996-03-14 1996-03-14 金属ストリップの支持装置 Pending JPH09249920A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5732996A JPH09249920A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 金属ストリップの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5732996A JPH09249920A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 金属ストリップの支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09249920A true JPH09249920A (ja) 1997-09-22

Family

ID=13052542

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5732996A Pending JPH09249920A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 金属ストリップの支持装置

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JP (1) JPH09249920A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2341157A1 (en) 2009-12-18 2011-07-06 Chugai Ro Co., Ltd. A catenary type furnace

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2341157A1 (en) 2009-12-18 2011-07-06 Chugai Ro Co., Ltd. A catenary type furnace

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