JPH09249691A - 25−ヒドロキシコレステロール類の製造法およびその合成中間体 - Google Patents

25−ヒドロキシコレステロール類の製造法およびその合成中間体

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JPH09249691A
JPH09249691A JP8080470A JP8047096A JPH09249691A JP H09249691 A JPH09249691 A JP H09249691A JP 8080470 A JP8080470 A JP 8080470A JP 8047096 A JP8047096 A JP 8047096A JP H09249691 A JPH09249691 A JP H09249691A
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JP8080470A
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Masato Okamoto
真人 岡本
Junichi Oshida
淳一 押田
Toshio Tanaka
利男 田中
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジアゾメタンのような爆発性で毒性の強い化
学物質を使用せずに、コレン酸類を原料に、効率よく、
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の合成原料たる
25−ヒドロキシコレステロール類を製造する方法、お
よびそれに用いられる合成中間体を見いだすこと。 【解決手段】 下記式(III)[式中、R1は、水素原
子、炭素数2〜8のアシル基、トリ(炭素数1〜6の炭
化水素基)置換シリル基、または1−(炭素数1〜4の
アルコキシ基)置換の炭素数1〜6のアルキル基を表
し、R2は水素原子またはR1O基を表す。]で表される
化合物を、そのニトロ基をカルボニル基に変換しうる反
応剤で処理することにより、下記式(IV)で表される化
合物とし、続いてメチル化剤と反応させ、さらに、必要
により水酸基の保護基を除去することを特徴とする下記
式(V)で表される25−ヒドロキシコレステロール類
の製造法、ならびにこれに用いられる合成中間体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品として有用
な、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の製造法お
よびその製造法における合成中間体に関するものであ
る。詳細には1α,25−ジヒドロキシビタミンD3
合成原料として有用な25−ヒドロキシコレステロール
類の製造法およびその製造法における合成中間体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】25−ヒドロキシコレステロール類の合
成例としては、出発原料としてコレステロールを用いる
もの(A.L.J.Beckwith,J.Chem.
Soc.,3162(1961))、スチグマステロー
ルを用いるもの(J.J.Partridgeら,He
lv.Chim.Acta.,57,764(197
4))、アンドロステロノンを用いるもの(J.Wic
ha,J.Chem.Soc.,Chem,Commu
n.,968(1961))、フコステロールを用いる
もの(M.Morisakiら,Chem.Phra
m.Bull.,21,457(1973))、コレン
酸を用いるもの(J.A.Cambellら,Ster
oid,13,567(1969))等が知られてい
る。これらの合成ルートは出発原料の入手の容易さによ
り選択されるべきものであるが、これらのうち、代表的
な合成例である、コレン酸を出発原料とする合成ルート
は以下に示すとおりである。
【0003】
【化7】
【0004】本合成ルートにおいては、ジアゾメタンと
いう爆発性で、かつ、毒性の強い化学物質を使用する必
要があり、実用的な大量合成に向いている方法とはいえ
ない。このため、コレン酸が入手容易な物質であるにも
かかわらず、他の物質を出発原料とする合成ルートを選
択する傾向にあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、ジアゾメタン
を使用せずにコレン酸より25−ヒドロキシコレステロ
ール類が得られれば、コレン酸を出発原料とするより大
量合成に向く合成ルートとなりうる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、コレ
ン酸を出発原料とする実用的かつ大量合成に向いた合成
ルートの開拓を鋭意研究した結果、3β−置換コレン−
24−アルデヒド類を6工程で25−ヒドロキシコレス
テロール類に誘導することに成功し、本発明に到達し
た。
【0007】すなわち、本発明は、下記式(III)
【0008】
【化8】
【0009】[式中、R1は水素原子、炭素数2〜8の
アシル基、トリ(炭素数1〜6の炭化水素基)置換シリ
ル基、または1−(炭素数1〜4のアルコキシ基)置換
の炭素数1〜6のアルキル基を表し、R2は水素原子ま
たはR1O基を表わす(R1は上記定義に同じ)。]で表
される化合物を、そのニトロ基をカルボニル基に変換し
うる反応剤で処理することにより、下記式(IV)
【0010】
【化9】
【0011】[式中、R1およびR2は、上記式(III)
における定義に同じである。]で表される化合物とし、
続いてメチル化剤と反応させ、さらに、必要により水酸
基の保護基を除去することを特徴とする下記式(V)
【0012】
【化10】
【0013】[式中、R1およびR2は、上記式(III)
における定義に同じである。]で表される25−ヒドロ
キシコレステロール類の製造法である。
【0014】また、本発明は、かかる製造法において、
上記式(III)で表される出発原料として、下記式(I
I)
【0015】
【化11】
【0016】[式中、R1およびR2は、上記式(III)
における定義に同じである。波線部分が結合している二
重結合についての幾何異性は、EまたはZまたはそれら
の任意の割合の混合物である。]で表される化合物のニ
トロ基と共役する二重結合を還元して得たものを用い
る、上記式(V)で表される25−ヒドロキシコレステ
ロール類の製造法である。
【0017】本発明はさらに、この製造法において、上
記式(II)で表される化合物として、下記式(I)
【0018】
【化12】
【0019】[式中、R1およびR2は、上記式(III)
における定義に同じである。]で表される化合物を脱水
剤と反応させることにより得たものを用いる、上記式
(V)で表される25−ヒドロキシコレステロール類の
製造法である。
【0020】また、本発明は、かかる上記式(I)で表
される化合物として、下記式(VI)
【0021】
【化13】
【0022】[式中、R1およびR2は、上記式(III)
における定義に同じである。]で表される化合物に、塩
基触媒存在下にニトロエタンを反応させることにより得
たものを用いる、上記式(V)で表される25−ヒドロ
キシコレステロール類の製造法である。
【0023】さらに、本発明には、25−ヒドロキシコ
レステロール類の合成中間体たる上記式(I)で表され
る化合物、上記式(II)で表される化合物、および上記
式(III)で表される化合物も含まれる。
【0024】ここで、上記式(VI)で表される出発原料
たる化合物は、5−コレン酸または1α−ヒドロキシ−
5−コレン酸より、例えばJ.Sterold Bio
chem.,21,733(1984)等に記載の方法
により、(1)水酸基の保護、(2)カルボン酸の還
元、(3)還元 により生成したアルコールをアルデヒ
ドへ酸化することにより、以下のように容易に合成され
る。
【0025】
【化14】
【0026】
【発明の実施の形態】前記式(I)で表される化合物に
おいて、R1は水素原子、炭素数2〜8のアシル基、ト
リ(炭素数1〜6の炭化水素基)置換シリル基、または
1−(炭素数1〜4のアルコキシ基)置換の炭素数1〜
6のアルキル基を表す。R1の炭素数2〜8のアシル基
(炭素数にはカルボニル炭素を含む)としては、例え
ば、アセチル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ベン
ゾイル基、エトキシカルボニル基などが挙げられ、好ま
しくはアセチル基が挙げられる。R1のトリ(炭素数1
〜6の炭化水素基)置換シリル基としては、例えば、ト
リメチルシリル基、トリエチルシリル基、t−ブチルジ
メチルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基などが
挙げられ、好ましくはt−ブチルジメチルシリル基が挙
げられる。R1の1−(炭素数1〜4のアルコキシ基)
置換の炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メ
トキシメチル基、(2−メトキシエトキシ)メチル基、
2−テトラヒドロピラニル基などが挙げられ、好ましく
はメトキシメチル基が挙げられる。
【0027】前記式(I)で表される化合物において、
2は水素原子またはR1O基を表わす(R1は上記定義
に同じ)。かかるR1基部分としては、前記式(I)の
1について挙げた基と同様な基を好ましいものとして
挙げることができる。
【0028】前記式(VI)、前記式(II)、前記式(II
I)、前記式(IV)、および前記式(V)における、そ
れぞれのR1およびR2についての好ましい具体例として
は、前記式(I)について述べたものをそのまま挙げる
ことができる。
【0029】前記式(I)で表される化合物は、前記式
(VI)で表される化合物を、塩基触媒存在下、有機溶媒
あるいは有機溶媒と水との混合溶媒中で、ニトロエタン
と反応させることにより得られる。適当な塩基として
は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナト
リウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、ランタン
アルコキシド、サマリウムアルコキシド、アルミナ、ブ
チルリチウム、塩基性イオン交換樹脂、テトラブチルア
ンモニウムフルオライド、またはトリエチルアミンに加
えて、t−ブチルジメチルシリルクロリドとテトラブチ
ルアンモニウムフルオライド等を用いるものが挙げられ
るが、なかでもトリエチルアミンに加えて、t−ブチル
ジメチルシリルクロリドとテトラブチルアンモニウムフ
ルオライドを用いることが特に望ましい。かかる有機溶
媒としてはアルコール系溶媒、例えばメタノール、エタ
ノールなど、エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテルなどが挙げられるが、テトラヒド
ロフランを用いることが好ましい。この反応は約−70
℃から約60℃の温度範囲で行われるが、約0℃から室
温の範囲が好ましい。
【0030】前記式(II)で表される化合物は、前記式
(I)で表される化合物を、有機溶媒中脱水剤と反応さ
せることにより得られる。脱水剤としてはフタル酸無水
物、ジシクロヘキシルカルボジイミド、および塩化メタ
ンスルホニルとトリエチルアミンの組み合わせ等が用い
られるが、塩化メタンスルホニルとトリエチルアミンの
組み合わせが特に好ましい。有機溶媒としては、炭化水
素系溶媒、例えばヘキサン、ベンゼンなど、エーテル系
溶媒、例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルな
ど、ハロゲン系溶媒、例えばジクロロメタン、クロロホ
ルムなどが挙げられるが、ジクロロメタンが好ましい。
この反応は約0℃から約120℃の温度範囲で行われる
が、約0℃から室温の範囲が好ましい。
【0031】前記式(III)で表される化合物は、前記
式(II)で表される化合物の二重結合を、有機溶媒、あ
るいは有機溶媒と水の混合溶媒中で、適当な還元剤で処
理することにより得られる。かかる還元剤としては、水
素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウ
ム、トリ(s−ブチル)水素化ホウ素リチウム、トリエ
チル水素化ホウ素リチウムなどが挙げられるが、なかで
も、水素化ホウ素ナトリウムが好ましい。また、有機溶
媒としては、アルコール系溶媒、例えばメタノール、エ
タノールなど、エーテル系溶媒、例えばテトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどが挙げられるが、なかでもエタノ
ールとジオキサンの混合溶媒が好ましい。この反応は約
0℃から約100℃の温度範囲で行われるが、室温から
40℃の範囲が好ましい。
【0032】前記式(IV)で表される化合物は、前記式
(III)で表される化合物を、そのニトロ基をカルボニ
ル基に変換しうる反応剤で処理することにより得られ
る。かかる変換反応はNef(ネフ)反応と呼ばれる。
本反応に用いることができる反応剤は、総説(第4版実
験化学講座,21,332−339(1990))に紹
介されており、基本的にはどの反応剤も用いることがで
きるが、強い塩基、例えば水酸化ナトリウム、ナトリウ
ムエトキシドなどと酸、例えば硫酸、塩酸などの組み合
わせ、酸化剤、例えば水酸化カリウム存在下の過マンガ
ン酸カリウム、亜硝酸ナトリウムと亜硝酸n−プロピル
の組み合わせ、オゾン、塩基性シリカゲル、三塩化チタ
ン、トリエチルアミン存在下の硝酸セリウムアンモニウ
ム等が挙げられる。なかでも、水酸化カリウム存在下の
過マンガン酸カリウム、トリエチルアミン存在下の硝酸
セリウムアンモニウムが好ましく、特に水酸化カリウム
存在下の過マンガン酸カリウムが好ましい。この反応の
溶媒および温度は、反応剤の種類に応じて適切な溶媒が
選択されるが、水酸化カリウム存在下の過マンガン酸カ
リウムを用いる場合は、水とアルコール系溶媒、例えば
メタノールやエタノールなどの混合溶媒中、約−20℃
から50℃の温度範囲、好ましくは0℃から室温の範囲
で行われる。
【0033】また、前記式(IV)で表される化合物は、
前記式(II)で表される化合物をケトンに変換しうる反
応剤で処理しても得ることができる。このような、ニト
ロオレフィンを直接ケトンに変換しうる試薬としては、
酢酸中の亜鉛、塩酸中の鉄、ラネーニッケル、トリ(s
−ブチル)水素化ホウ素リチウムと希硫酸の組み合わせ
などが用いられる。
【0034】前記式(V)で表される25−ヒドロキシ
コレステロール類は、前記式(IV)で表される化合物
を、メチル化剤、例えば、メチルリチウム、メチルマグ
ネシウムハライド、例えばメチルマグネシウムブロマイ
ドなどと反応させたのち、必要により、水酸基の保護基
の除去を行うことにより得られる。
【0035】ところで、Acta Chimica S
inica,43,698(1985)に記載のよう
に、前記式(IV)で表される化合物のR1がアセチル基
であり、R2が水素原子のような化合物の場合は、メチ
ル化剤との反応により、水酸基の脱保護も同時に進行す
ることが知られている。上記の「必要により」とは、こ
のような場合を除く趣旨である。すなわち、メチル化剤
との反応により同時に脱保護が行えない場合は、25−
ヒドロキシコレステロール、あるいは1α,25−ジヒ
ドロキシコレステロールを得るために、水酸基の保護基
を除去する操作が別に必要である。
【0036】メチル化剤との反応は、エーテル系溶媒、
例えばテトラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどの溶
媒中にて、約−70℃から80℃の温度範囲、好ましく
は約0℃から室温の範囲で行われる。水酸基の保護基の
除去は、その保護基の種類により一般的な方法で行うこ
とができる。
【0037】
【実施例】
[実施例1]
【0038】
【化15】
【0039】テトラブチルアンモニウムフルオライド3
水和物(350mg,1.11mmol)をTHF(8
ml)に溶解し、氷冷下、ニトロエタン(0.26m
l,3.62mmol)、3β−メトキシメトキシコレ
ン−24−アルデヒド(1)(1.00g,2.25m
mol)のTHF溶液(5.5ml)、トリエチルアミ
ン(0.32ml,2.31mmol)、t−ブチルジ
メチルシリルクロリド(550mg,3.65mmo
l)のTHF溶液(5.5ml)を順次加え、室温で3
0分間攪拌した。反応終了後、水(40ml)を加え、
酢酸エチル(40ml)で抽出した。有機層は水、飽和
食塩水(各40ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
上で乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。シリカゲ
ル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1
→8:1)でカラム精製することにより、目的物である
24−ヒドロキシ−3β−メトキシメトキ−25−ニト
ロ−27−ノルコレスト−5−エン(2)(1.07
g,2.06mmol,91%)を得た。
【0040】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.68(3H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.01(3H,s) 0.85−2.45(28H,m) 3.37(3H,s) 3.35−3.50(1H,m) 3.75−4.20(1H,m) 4.45−4.65(1H,m) 4.69(2H,s) 5.30−5.40(1H,m)
【0041】[実施例2]
【0042】
【化16】
【0043】24−ヒドロキシ−3β−メトキシメトキ
シ−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5−エン
(2)(510mg,0.98mmol)をジクロロメ
タン(7.5ml)に溶解し、氷冷下、塩化メタンスル
ホニル(0.11m1,1.42mmol)を加え、ト
リエチルアミン(1.5ml,10.9mmol)をゆ
っくり滴下し、そのまま1時間攪拌した。反応終了後、
1N HCl水(40ml)を加え、酢酸エチル(40
ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(40ml)で
洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮
し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲル(20
g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1→20:
1)で精製することにより、目的物である3β−メトキ
シメトキシ−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5,
24−ジエン(3)(343mg,0.68mmol,
70%)を得た。
【0044】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.68(3H,s) 0.97(3H,d,J=6Hz) 1.01(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 3.37(3H,s) 3.35−3.50(1H,m) 4.69(2H,s) 5.30−5.40(1H,m) 7.12(1H,t,J=8Hz)
【0045】[実施例3]
【0046】
【化17】
【0047】水素化ホウ素ナトリウム(108mg,
2.83mmol)をジオキサン(3ml)とエタノー
ル(3ml)に溶解し、3β−メトキシメトキシ−25
−ニトロ−27−ノルコレスト−5,24−ジエン
(3)(285mg,0.57mmol)のジオキサン
(3ml)溶液を室温でゆっくり滴下し、そのまま1時
間攪拌した。反応終了後、酢酸を発泡が無くなるまで加
えた後、水(40ml)を加え、酢酸エチル(40m
l)で抽出した。有機層は飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液および飽和食塩水(各40ml)で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得
た。シリカゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチ
ル(30:1→18:1)で精製することにより、目的
物である3β−メトキシメトキシ−25−ニトロ−27
−ノルコレスト−5−エン(4)(209mg,0.4
1mmol,73%)を得た。
【0048】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.70(3H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.04(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 3.40(3H,s) 3.35−3.50(1H,m) 4.50−4.65(1H,m) 4.69(2H,s) 5.30−5.40(1H,m)
【0049】[実施例4]
【0050】
【化18】
【0051】3β−メトキシメトキシ−25−ニトロ−
27−ノルコレスト−5−エン(4)(165mg,
0.32mmol)をメタノール(3.6ml)および
0.1N KOHのメタノール溶液(6.5ml)に溶
解し、氷冷下、過マンガン酸カリウム(36mg,0.
23mmol)および無水硫酸マグネシウム(36m
g,0.30mmol)の水溶液(6.5ml)を滴下
し、さらに1時間攪拌した。反応終了後、水(40m
l)を加え、酢酸エチル(40ml)で抽出した。有機
層は飽和食塩水(40ml)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。こ
の粗生成物をシリカゲル(20g)を用い、ヘキサン:
酢酸エチル(30:1→10:1)でカラム精製するこ
とにより、目的物である25−オキソ−3β−メトキシ
メトキシ−27−ノルコレスト−5−エン(5)(13
2mg,0.28mmol,87%)を得た。
【0052】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.70(3H,s) 0.97(3H,d,J=6Hz) 1.04(3H,s) 0.85−2.10(21H,m) 2.18(3H,s) 2.20−2.50(4H,m) 3.41(3H,s) 3.35−3.55(1H,m) 4.73(2H,s) 5.30−5.40(1H,m)
【0053】[実施例5]
【0054】
【化19】
【0055】25−オキソ−3β−メトキシメトキシ−
27−ノルコレスト−5−エン(5)(108mg,
0.23mmol)をTHF(2ml)に溶解し、室温
でメチルマグネシウムブロミドの0.93M THF溶
液(1ml,0.93mmol)を滴下した。室温で3
0分間攪拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液(25m
l)を加え、酢酸エチル(25ml)で抽出した。有機
層は無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、
粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲル(20g)
を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1→20:1)
でカラム精製することにより、目的物である25−ヒド
ロキシコレステロール−3−(O)−メトキシメチルエ
ーテル(6)(103mg,0.21mmol,92
%)を得た。
【0056】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.65(3H,s) 0.90(3H,d,J=6Hz) 0.98(3H,s) 0.85−2.40(25H,m) 1.18(6H,s) 3.36(3H,s) 3.35−3.50(1H,m) 4.67(2H,s) 5.25−5.35(1H,m)
【0057】[実施例6]
【0058】
【化20】
【0059】25−ヒドロキシコレステロール−3−
(O)−メトキシメチルエーテル(6)(75mg,
0.15mmol,)のジオキサン(3ml)溶液に水
(3ml)およびp−トルエンスルホン酸三水和物(2
5mg,0.13mmol)を加え、80℃で15時間
加熱攪拌した。反応終了後、水(30ml)を加え、酢
酸エチル(30ml)で抽出した。有機層は飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液および飽和食塩水(各30ml)で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮
し、粗生成物を得た。シリカゲル(20g)を用い、ヘ
キサン:酢酸エチル(10:1→1:1)で精製するこ
とにより、目的物である25−ヒドロキシコレステロー
ル(7)(52mg,0.11mmol,71%)を得
た。
【0060】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.67(3H,s) 0.91(3H,d,J=6Hz) 0.99(3H,s) 0.85−2.35(25H,m) 1.19(6H,s) 3.36(3H,s) 3.40−3.60(1H,m) 5.30−5.40(1H,m)
【0061】[実施例7]
【0062】
【化21】
【0063】テトラブチルアンモニウムフルオライド3
水和物(350mg,1.11mmol)をTHF(8
ml)に溶解し、氷冷下、ニトロエタン(0.26m
l,3.62mmol)、3β−t−ブチルジメチルシ
リルオキシコレン−24−アルデヒド(8)(1.00
g,2.11mmol)のTHF溶液(5.5ml)、
トリエチルアミン(0.32ml,2.31mmo
l)、t−ブチルジチルシリルクロリド(550mg,
3.65mmol)のTHF溶液(5.5ml)を順次
加え、室温で30分間攪拌した。反応終了後、水(40
ml)を加え、酢酸エチル(40ml)で抽出した。有
機層は水、飽和食塩水(各40ml)で洗浄し、無水硫
酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を
得た。シリカゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エ
チル(30:1→10:1)でカラム精製することによ
り、目的物である3β−t−ブチルジメチルシリルオキ
シ−24−ヒドロキシ−25−ニトロ−27−ノルコレ
スト−5−エン(9)(1.02g,1.86mmo
l,88%)を得た。
【0064】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.06(6H,s) 0.68(3H,s) 0.89(9H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.00(3H,s) 0.85−2.35(28H,m) 3.40−3.60(1H,m) 3.80−4.20(1H,m) 4.45−4.65(1H,m) 5.30−5.40(1H,m)
【0065】[実施例8]
【0066】
【化22】
【0067】3β−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
24−ヒドロキシ−25−ニトロ−27−ノルコレスト
−5−エン(9)(890mg,1.62mmol)を
ジクロロメタン(13ml)に溶解し、氷冷下、塩化メ
タンスルホニル(0.19m1,2.44mmol)を
加え、トリエチルアミン(2.8ml,20.1mmo
l)をゆっくり滴下し、そのまま1時間攪拌した。反応
終了後、1N HCl水(40ml)を加え、酢酸エチ
ル(40ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(40
ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾
過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(40:1
→30:1)で精製することにより、目的物である3β
−t−ブチルジメチルシリルオキシ−25−ニトロ−2
7−ノルコレスト−5,24−ジエン(10)(676
mg,1.28mmol,79%)を得た。
【0068】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.07(6H,s) 0.69(3H,s) 0.90(9H,s) 0.95(3H,d,J=6Hz) 1.01(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 3.40−3.60(1H,m) 5.30−5.40(1H,m) 7.13(1H,t,J=8Hz)
【0069】[実施例9]
【0070】
【化23】
【0071】水素化ホウ素ナトリウム(215mg,
5.66mmol)をジオキサン(8ml)とエタノー
ル(5ml)に溶解し、3β−t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5,2
4−ジエン(10)(600mg,1.13mmol)
のジオキサン(9ml)溶液を室温でゆっくり滴下し、
そのまま1時間攪拌した。反応終了後、酢酸を発泡が無
くなるまで加えた後、水(40ml)を加え、酢酸エチ
ル(40ml)で抽出した。有機層は飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液および飽和食塩水(各40ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮し、粗
生成物を得た。シリカゲル(20g)を用い、ヘキサ
ン:酢酸エチル(40:1→30:1)で精製すること
により、目的物である3β−t−ブチルジメチルシリル
オキシ−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5−エン
(11)(517mg,0.97mmol,86%)を
得た。
【0072】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.07(6H,s) 0.68(3H,s) 0.90(9H,s) 0.92(3H,d,J=6Hz) 1.01(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 3.40−3.60(1H,m) 4.40−4.60(1H,m) 5.30−5.40(1H,m)
【0073】[実施例10]
【0074】
【化24】
【0075】3β−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
25−ニトロ−27−ノルコレスト−5−エン(11)
(165mg,0.32mmol)をメタノール(16
ml)および0.1N KOHのメタノール溶液(24
ml)に溶解し、氷冷下、過マンガン酸カリウム(90
mg,0.57mmol)および無水硫酸マグネシウム
(90mg,0.75mmol)の水溶液(16ml)
を滴下し、さらに1時間攪拌した。反応終了後、水(1
00ml)を加え、酢酸エチル(100ml)で抽出し
た。有機層は飽和食塩水(100ml)で洗浄し、無水
硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物
を得た。この粗生成物をシリカゲル(20g)を用い、
ヘキサン:酢酸エチル(40:1→25:1)でカラム
精製することにより、目的物である3β−t−ブチルジ
メチルシリルオキシ−25−オキソ−27−ノルコレス
ト−5−エン(12)(287mg,0.28mmo
l,71%)を得た。
【0076】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.07(6H,s) 0.68(3H,s) 0.90(9H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.01(3H,s) 0.85−2.50(25H,m) 2.15(3H,s) 3.40−3.60(1H,m) 5.30−5.40(1H,m)
【0077】[実施例11]
【0078】
【化25】
【0079】3β−t−ブチルジメチルシリルオキシ−
25−オキソ−27−ノルコレスト−5−エン(12)
(200mg,0.40mmol)をTHF(5ml)
に溶解し、室温でメチルマグネシウムブロミドの0.9
3M THF溶液(1.5ml,1.40mmol)を
滴下した。室温で30分間攪拌後、飽和塩化アンモニウ
ム水溶液(50ml)を加え、酢酸エチル(50ml)
で抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウム上で乾燥
後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシ
リカゲル(15g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(3
0:1→20:1)でカラム精製することにより、目的
物である25−ヒドロキシコレステロール3−(O)−
t−ブチルジメチルシリルエーテル(13)(173m
g,0.33mmol,84%)を得た。
【0080】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.06(6H,s) 0.68(3H,s) 0.89(9H,s) 0.93(3H,d,J=6Hz) 1.00(3H,s) 0.85−2.40(25H,m) 1.20(6H,s) 3.40−3.60(1H,m) 5.25−5.35(1H,m)
【0081】[実施例12]
【0082】
【化26】
【0083】25−ヒドロキシコレステロール3−
(O)−t−ブチルジメチルシリルエーテル(13)
(80mg,0.15mmol,)をTHF(1.5m
l)とアセトニトリル(3ml)に懸濁させ、フッ化水
素ピリジン錯体(1ml)を加え、室温で1時間攪拌し
た。反応終了後、水(30ml)を加え、酢酸エチル
(30ml)で抽出した。有機層は飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液および飽和食塩水(各30ml)で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成
物を得た。シリカゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢
酸エチル(20:1→5:1)で精製することにより、
目的物である25−ヒドロキシコレステロール(7)
(44mg,0.11mmol,73%)を得た。この
ものの1H−NMRは実施例6で得たものと一致した。
【0084】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.67(3H,s) 0.91(3H,d,J=6Hz) 0.99(3H,s) 0.85−2.35(25H,m) 1.19(6H,s) 3.36(3H,s) 3.40−3.60(1H,m) 5.30−5.40(1H,m)
【0085】[実施例13]
【0086】
【化27】
【0087】テトラブチルアンモニウムフルオライド3
水和物(350mg,1.11mmol)をTHF(8
ml)に溶解し、氷冷下、ニトロエタン(0.26m
l,3.62mmol)、3β−アセトキシコレン−2
4−アルデヒド(14)(0.95g,2.14mmo
l)のTHF溶液(9ml)、トリエチルアミン(0.
32ml,2.31mmol)、t−ブチルジメチルシ
リルクロリド(550mg,3.65mmol)のTH
F溶液(3.5ml)を順次加え、室温で30分間攪拌
した。反応終了後、水(40ml)を加え、酢酸エチル
(40ml)で抽出した。有機層は水、飽和食塩水(各
40ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥
後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。シリカゲル(20
g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1→6:
1)でカラム精製することにより、目的物である3β−
アセトキシ−24−ヒドロキシ−25−ニトロ−27−
ノルコレスト−5−エン(15)(0.84g,1.6
2mmol,76%)を得た。
【0088】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.68(3H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.02(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 2.04(3H,s) 3.80−4.20(1H,m) 4.45−4.70(2H,m) 5.35−5.45(1H,m)
【0089】[実施例14]
【0090】
【化28】
【0091】3β−アセトキシ−24−ヒドロキシ−2
5−ニトロ−27−ノルコレスト−5−エン(15)
(720mg,1.39mmol)をジクロロメタン
(11ml)に溶解し、氷冷下、塩化メタンスルホニル
(0.16m1,2.11mmol)を加え、トリエチ
ルアミン(2.4ml,17.4mmol)をゆっくり
滴下し、そのまま1時間攪拌した。反応終了後、1N
HCl水(40ml)を加え、酢酸エチル(40ml)
で抽出した。有機層は飽和食塩水(40ml)で洗浄
し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、
粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲル(20g)
を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1→20:1)
で精製することにより、目的物である3β−アセトキシ
−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5,24−ジエ
ン(16)(508mg,1.02mmol,73%)
を得た。
【0092】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.69(3H,s) 0.98(3H,d,J=6Hz) 1.02(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 2.04(3H,s) 3.50−3.70(1H,m) 5.30−5.40(1H,m) 7.12(1H,t,J=8Hz)
【0093】[実施例15]
【0094】
【化29】
【0095】水素化ホウ素ナトリウム(148mg,
3.90mmol)をジオキサン(5ml)とエタノー
ル(5ml)に溶解し、3β−アセトキシ−25−ニト
ロ−27−ノルコレスト−5,24−ジエン(16)
(390mg,0.78mmol)のジオキサン(9m
l)溶液を室温でゆっくり滴下し、そのまま1時間攪拌
した。反応終了後、酢酸を発泡が無くなるまで加えた
後、水(40ml)を加え、酢酸エチル(40ml)で
抽出した。有機層は飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およ
び飽和食塩水(各40ml)で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。シリ
カゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(4
0:1→20:1)で精製することにより、目的物であ
る3β−アセトキシ−25−ニトロ−27−ノルコレス
ト−5−エン(17)(288mg,0.57mmo
l,74%)を得た。
【0096】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.67(3H,s) 0.90(3H,d,J=6Hz) 1.02(3H,s) 0.85−2.40(28H,m) 2.03(3H,s) 4.50−4.70(2H,m) 5.30−5.40(1H,m)
【0097】[実施例16]
【0098】
【化30】
【0099】3β−アセトキシ−25−ニトロ−27−
ノルコレスト−5−エン(17)(50mg,0.10
mmol)をアセトニトリル(1.4ml)およびトリ
エチルアミン(0.5ml)に溶解し、硝酸セリウムア
ンモニウム(275mg,0.25mmol)の水溶液
(0.6ml)を滴下し、55℃で20時間加熱攪拌し
た。反応終了後、水(30ml)を加え、酢酸エチル
(30ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(40m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾
過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1
→2:1)でカラム精製することにより、目的物である
3β−アセトキシ−25−オキソ−27−ノルコレスト
−5−エン(18)(23mg,0.05mmol,4
9%)と脱アセチルした25−オキソ−27−ノルコレ
ステロール(19)(10mg,0.02mmol,2
4%)を得た。
【0100】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ;化合物18 0.69(3H,s) 0.95(3H,d,J=6Hz) 1.03(3H,s) 0.85−2.50(25H,m) 2.05(3H,s) 2.16(3H,s) 4.55−4.75(1H,m) 5.35−5.45(1H,m)化合物19 0.69(3H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.02(3H,s) 0.85−2.50(25H,m) 2.15(3H,s) 3.45−3.60(1H,m) 5.35−5.45(1H,m)
【0101】[実施例17]
【0102】
【化31】
【0103】テトラブチルアンモニウムフルオライド3
水和物(350mg,1.11mmol)をTHF(8
ml)に溶解し、氷冷下、ニトロエタン(0.26m
l,3.62mmol)、1α,3β−ビス(メトキシ
メトキシ)コレン−24−アルデヒド(20)1.00
g,1.98mmol)のTHF溶液(5.5ml)、
トリエチルアミン(0.32ml,2.31mmo
l)、t−ブチルジメチルシリルクロリド(550m
g,3.65mmol)のTHF溶液(5.5ml)を
順次加え、室温で30分間攪拌した。反応終了後、水
(50ml)を加え、酢酸エチル(50ml)で抽出し
た。有機層は水、飽和食塩水(各50ml)で洗浄し、
無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾過、濃縮し、粗生
成物を得た。シリカゲル(30g)を用い、ヘキサン:
酢酸エチル(20:1→10:1)でカラム精製するこ
とにより、目的物である1α,3β−ビス(メトキシメ
トキシ)−24−ヒドロキシ−25−ニトロ−27−ノ
ルコレスト−5−エン(21)(1.25g,1.98
mmol,100%)を得た。
【0104】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.68(3H,s) 0.93(3H,d,J=6Hz) 1.02(3H,s) 0.85−2.55(26H,m) 3.37(3H,s) 3.41(3H,s) 3.70−3.95(2H,m) 4.45−4.80(1H,m) 4.58(1H,d,J=6Hz) 4.68(2H,s) 4.76(1H,d,J=6Hz) 5.50−5.60(1H,m)
【0105】[実施例18]
【0106】
【化32】
【0107】1α,3β−ビス(メトキシメトキシ)−
24−ヒドロキシ−ニトロ−27−ノルコレスト−5−
エン(21)(1.10g,1.90mmol)をジク
ロロメタン(15ml)に溶解し、氷冷下、塩化メタン
スルホニル(0.22m1,2.84mmol)を加
え、トリエチルアミン(3.3ml,24.0mmo
l)をゆっくり滴下し、そのまま1時間攪拌した。反応
終了後、1N HCl水(80ml)を加え、酢酸エチ
ル(80ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(80
ml)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾
過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ル(30g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(20:1
→5:1)で精製することにより、目的物である1α,
3β−ビス(メトキシメトキシ)−25−ニトロ−27
−ノルコレスト−5,24−ジエン(22)(658m
g,1.17mmol,62%)を得た。
【0108】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.69(3H,s) 0.97(3H,d,J=6Hz) 1.03(3H,s) 0.85−2.55(26H,m) 3.36(3H,s) 3.41(3H,s) 3.70−4.00(1H,m) 4.59(1H,d,J=6Hz) 4.68(2H,s) 4.76(1H,d,J=6Hz) 5.50−5.60(1H,m) 7.12(1H,t,J=8Hz)
【0109】[実施例19]
【0110】
【化33】
【0111】水素化ホウ素ナトリウム(186mg,
4.89mmol)をジオキサン(7ml)とエタノー
ル(4ml)に溶解し、1α,3β−ビス(メトキシメ
トキシ)−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5,2
4−ジエン(22)(550mg,0.98mmol)
のジオキサン(10ml)溶液を室温でゆっくり滴下
し、そのまま1時間攪拌した。反応終了後、酢酸を発泡
が無くなるまで加えた後、水(80ml)を加え、酢酸
エチル(80ml)で抽出した。有機層は飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液および飽和食塩水(各80ml)で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮し、
粗生成物を得た。シリカゲル(25g)を用い、ヘキサ
ン:酢酸エチル(20:1→5:1)で精製することに
より、目的物である1α,3β−ビス(メトキシメトキ
シ)−25−ニトロ−27−ノルコレスト−5−エン
(23)(365mg,0.65mmol,66%)を
得た。
【0112】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.69(3H,s) 0.91(3H,d,J=6Hz) 1.01(3H,s) 0.85−2.55(26H,m) 3.37(3H,s) 3.41(3H,s) 3.70−4.00(1H,m) 4.60(1H,d,J=6Hz) 4.68(2H,s) 4.76(1H,d,J=6Hz) 5.50−5.60(1H,m)
【0113】[実施例20]
【0114】
【化34】
【0115】1α,3β−ビス(メトキシメトキシ)−
25−ニトロ−27−ノルコレスト−5−エン(23)
(270mg,0.48mmol)を0.1N KOH
のメタノール溶液(15ml)に溶解し、氷冷下、過マ
ンガン酸カリウム(53mg,0.34mmol)およ
び無水硫酸マグネシウム(53mg,0.44mmo
l)の水溶液(10ml)を滴下し、さらに1時間攪拌
した。反応終了後、水(80ml)を加え、酢酸エチル
(80ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(80m
l)で洗浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥後、濾
過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシリカゲ
ル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(30:1
→2:1)でカラム精製することにより、目的物である
1α,3β−ビス(メトキシメトキシ)−25−オキソ
−27−ノルコレスト−5−エン(24)(132m
g,0.28mmol,87%)を得た。
【0116】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.69(3H,s) 0.93(3H,d,J=6Hz) 1.03(3H,s) 0.85−2.55(23H,m) 2.14(3H,s) 3.36(3H,s) 3.40(3H,s) 3.70−4.00(1H,m) 4.59(1H,d,J=6Hz) 4.67(2H,s) 4.76(1H,d,J=6Hz) 5.50−5.60(1H,m)
【0117】[実施例21]
【0118】
【化35】
【0119】1α,3β−ビス(メトキシメトキシ)−
25−オキソ−27−ノルコレスト−5−エン(24)
(150mg,0.28mmol)をTHF(3ml)
に溶解し、室温でメチルマグネシウムブロミドの0.9
3M THF溶液(1.2ml,1.11mmol)を
滴下した。室温で30分間攪拌後、飽和塩化アンモニウ
ム水溶液(25ml)を加え、酢酸エチル(25ml)
で抽出した。有機層は無水硫酸マグネシウム上で乾燥
後、濾過、濃縮し、粗生成物を得た。この粗生成物をシ
リカゲル(20g)を用い、ヘキサン:酢酸エチル(2
0:1−2:1)でカラム精製することにより、目的物
である1α,25−ジヒドロキシコレステロール−1,
3−(O)ビスメトキシメチルエーテル(25)(13
1mg,0.24mmol,85%)を得た。
【0120】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.70(3H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.04(3H,s) 0.85−2.55(23H,m) 1.23(6H,s) 3.37(3H,s) 3.41(3H,s) 3.70−4.00(1H,m) 4.60(1H,d,J=6Hz) 4.68(2H,s) 4.77(1H,d,J=6Hz) 5.50−5.60(1H,m)
【0121】[実施例22]
【0122】
【化36】
【0123】1α,25−ジヒドロキシコレステロール
−1,3−(O)ビスメトキシメチルエーテル(25)
(16mg,0.029mmol)のメタノール(1m
l)溶液に水(3ml)およびp−トルエンスルホン酸
一水和物(10mg,0.05mmol)を加え、50
℃で2時間加熱攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液(30ml)を加え、酢酸エチル(30
ml)で抽出した。有機層は飽和食塩水(各30ml)
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過、濃縮
し、粗生成物を得た。シリカゲル(20g)を用い、ヘ
キサン:酢酸エチル(5:1→1:5)で精製すること
により、目的物である1α,25−ジヒドロキシコレス
テロール(26)(11mg,0.026mmol,9
1%)を得た。
【0124】1H−NMR(CDCl3,ppm)δ; 0.69(3H,s) 0.94(3H,d,J=6Hz) 1.04(3H,s) 0.85−2.35(24H,m) 1.22(6H,s) 3.80−4.20(1H,m) 5.60−5.70(1H,m)
【0125】
【発明の効果】以上示した反応は、すべて操作が容易
で、かつ、収率も比較的高い。したがって、本発明によ
れば、ジアゾメタンのような爆発性で毒性の強い化学物
質を使用せずに、コレン酸を原料に、効率よく、簡便に
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の合成原料であ
る25−ヒドロキシコレステロール類を製造することが
できる。また、本発明の製造法における新規な合成中間
体類は、他のビタミンD3誘導体の合成中間体としても
有用な物質である。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) 【化1】 [式中、R1は水素原子、炭素数2〜8のアシル基、ト
    リ(炭素数1〜6の炭化水素基)置換シリル基、または
    1−(炭素数1〜4のアルコキシ基)置換の炭素数1〜
    6のアルキル基を表し、R2は水素原子またはR1O基を
    表わす(R1は上記定義に同じ)。]で表される化合
    物。
  2. 【請求項2】 下記式(II) 【化2】 [式中、R1およびR2は、上記式(I)における定義に
    同じである。波線部分が結合している二重結合について
    の幾何異性は、EまたはZまたはそれらの任意の割合の
    混合物である。]で表される化合物。
  3. 【請求項3】 下記式(III) 【化3】 [式中、R1およびR2は、上記式(I)における定義に
    同じである。]で表される化合物。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の化合
    物において、その化合物に対応する上記式中、R1がメ
    トキシメチル基であり、R2が水素原子である化合物。
  5. 【請求項5】 請求項1から3のいずれかに記載の化合
    物において、その化合物に対応する上記式中、R1がメ
    トキシメチル基であり、R2がメトキシメトキシ基であ
    る化合物。
  6. 【請求項6】 上記式(III)で表される化合物を、そ
    のニトロ基をカルボニル基に変換しうる反応剤で処理す
    ることにより、下記式(IV) 【化4】 [式中、R1およびR2は、上記式(I)における定義に
    同じである。]で表される化合物とし、続いてメチル化
    剤と反応させ、さらに、必要により水酸基の保護基を除
    去することを特徴とする下記式(V) 【化5】 [式中、R1およびR2は、上記式(I)における定義に
    同じである。]で表される25−ヒドロキシコレステロ
    ール類の製造法。
  7. 【請求項7】 ニトロ基をカルボニル基に変換しうる反
    応剤が、水酸化カリウム存在下の過マンガン酸カリウム
    である請求項6に記載の25−ヒドロキシコレステロー
    ル類の製造法。
  8. 【請求項8】 メチル化剤が、臭化メチルマグネシウム
    である請求項6に記載の25−ヒドロキシコレステロー
    ル類の製造法。
  9. 【請求項9】 上記式(II)で表される化合物のニトロ
    基と共役する二重結合を還元し、上記式(III)で表さ
    れる化合物を得たのち、請求項6から8のいずれかに記
    載の反応に付すことを特徴とする、上記式(V)で表さ
    れる25−ヒドロキシコレステロール類の製造法。
  10. 【請求項10】 ニトロ基と共役する二重結合を還元す
    るのに用いる反応剤が、水素化ホウ素ナトリウムである
    請求項9に記載の25−ヒドロキシコレステロール類の
    製造法。
  11. 【請求項11】 上記式(I)で表される化合物を脱水
    剤と反応させることにより上記式(II)で表される化合
    物を得たのち、請求項9または10に記載の反応に付す
    ことを特徴とする、上記式(V)で表される25−ヒド
    ロキシコレステロール類の製造法。
  12. 【請求項12】 脱水剤が塩化メタンスルホニルとトリ
    エチルアミンの組合せである、請求項11に記載の25
    −ヒドロキシコレステロール類の製造法。
  13. 【請求項13】 下記式(VI) 【化6】 [式中、R1およびR2は、上記式(I)における定義に
    同じである。]で表される化合物に、塩基触媒存在下に
    ニトロエタンを反応させることにより上記式(I)で表
    される化合物を得たのち、請求項11または12に記載
    の反応に付すことを特徴とする、上記式(V)で表され
    る25−ヒドロキシコレステロール類の製造法。
  14. 【請求項14】 塩基性触媒が、トリエチルアミン、t
    −ブチルジメチルシリルクロリド、およびテトラブチル
    アンモニウムフルオライドの組合せである、請求項13
    に記載の25−ヒドロキシコレステロール類の製造法。
  15. 【請求項15】 請求項6から14のいずれかに記載の
    25−ヒドロキシコレステロール類の製造法において、
    その製造法に対応する上記各式中、R1がメトキシメチ
    ル基であり、R2が水素原子である、25−ヒドロキシ
    コレステロール類の製造法。
  16. 【請求項16】 請求項6から14のいずれかに記載の
    25−ヒドロキシコレステロール類の製造法において、
    その製造法に対応する上記各式中、R1がメトキシメチ
    ル基であり、R2がメトキシメトキシ基である、25−
    ヒドロキシコレステロール類の製造法。
  17. 【請求項17】 請求項6から14のいずれかに記載の
    25−ヒドロキシコレステロール類の製造法において、
    その製造法に対応する上記各式中、R1が水素原子であ
    り、R2が水酸基である、25−ヒドロキシコレステロ
    ール類の製造法。
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