JPH09249264A - 蓄冷剤入りギフト箱 - Google Patents

蓄冷剤入りギフト箱

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JPH09249264A
JPH09249264A JP8706896A JP8706896A JPH09249264A JP H09249264 A JPH09249264 A JP H09249264A JP 8706896 A JP8706896 A JP 8706896A JP 8706896 A JP8706896 A JP 8706896A JP H09249264 A JPH09249264 A JP H09249264A
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JP
Japan
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hydrosol
gift box
temperature
box
cold storage
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Pending
Application number
JP8706896A
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English (en)
Inventor
Naoki Takahashi
直樹 高橋
Hitoshi Fujii
均 藤井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 要冷蔵の商品を収納するギフト箱の中におい
て、商品を固定化して、輸送時の積み下ろしのときの衝
撃や振動から商品を保護し、また、流通の過程におい
て、前記ギフト箱が、仮に低温帯から取り出され、常温
帯に暴露されても、前記ギフト箱内の温度が長時間にわ
たり低温を保持することができて、使用後の処理のし易
いことを特徴とする蓄冷剤入りギフト箱を提供する。 【解決手段】 ヒドロゾルを軟包装材料に充填密封した
包装体に外圧を加えた状態でゼリー状に固化させて作成
した成形物を中仕切り兼蓄冷剤1として用いる蓄冷剤入
りギフト箱であって、特に前記ヒドロゾルがグルコマン
ナンを主成分とすることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】低温流通を必要とする商品の
包装物が、低温流通帯から外れたとしても、商品そのも
のは一定時間、低温状態を保持しうる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】お歳暮、お中元等の贈答品として代表的
なものに、ハム、ソーセージに代表されるチルド製品の
ギフト商品(以下チルド商品という)があり、鮮度に対
する関心の高まりや本物指向の傾向から、その人気には
根強いものがある。また、おみやげ的なパーソナルギフ
トとしてのチルド商品、たとえば、旅行者などが、旅先
で買求めた生鮮魚介類、肉類、山菜等を、低温流通チャ
ンネルを保有する運送会社に委託して、ギフトの受取人
宛、或いは自宅宛に配送してもらうケースがある。例外
としては、購入者自身が持ち帰ることがあるが、この場
合は、要求される低温保持時間も一定ではないので、こ
れらの生鮮魚介類等を発泡スチレン等の保冷容器にい
れ、前記低温保持時間に対応した量の氷、ドライアイス
等を容器内にいれて必要時間の間低温を保つ方式として
いる。前記歳暮、中元等の大量に出回るチルド商品の外
装としては、低温状態を安定して保つために、保冷性の
よい発泡スチレン容器等が最適であるが、使用後の処理
のしにくさ等の理由から自粛され、ダンボール系、板紙
系の箱が用いられている。前記発泡スチレン容器と比較
して、これらの箱は、保冷性に劣るので、前記、チルド
商品が常温に曝された場合には、内容物の品温の上昇も
早いので、取扱いに特に注意する必要があった。
【0003】ギフト箱においては中仕切りを使うことに
よって、ハム・ソーセージ等の商品の据わりをよくし、
ギフト箱の輸送あるいは積み下ろし等における物理的な
損傷から商品を守ることは通常行われている。その中仕
切りは、板紙を用いて、打ち抜きや折り罫などにより組
み立てられるもの、プラスチックシートの成形品を用い
ることもあった。また、ギフトとしての加飾のために、
前記板紙の加工組み立て品やプラスチック成形品の表面
に印刷、コーティング、植毛加工を施したり、布または
不織布を敷いてその上に商品をセットすることもあっ
た。
【0004】前記チルド商品の流通において、内容物の
品質保持としては低温流通が徹底して行われればよい
が、実際には、流通の過程においては前記チルド商品が
常温に曝されるケースがある。例えば、流通時の荷物の
積み替え時に手間取ることもあり、また、ギフトの受取
人が配送時に不在等により、一時的に常温の場所に置か
れる事などにより、商品が昇温してしまうことによる品
質の劣化を来す危険があった。すなわち、チルド商品は
常温に曝されると、細菌の繁殖や一部成分の酸化等によ
り品質低下の恐れがあるので、前記のように、常温に曝
されても、少なくともチルド商品の内部温度の上昇を抑
制する機能が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】要冷蔵の商品を収納す
るギフト箱の中において、商品を固定化して、輸送時の
積み下ろしのときの衝撃や振動から商品を保護し、ま
た、流通の過程において、前記ギフト箱が、仮に低温帯
から取り出され、常温帯に暴露されても、前記ギフト箱
内の温度が長時間にわたり低温を保持することができ
て、使用後の処理のし易いことを特徴とする蓄冷剤入り
ギフト箱を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】ヒドロゾルを軟包装材料
に充填密封した包装体に外圧を加えた状態でゼリー状に
固化させて作成した成形物を中仕切り兼蓄冷剤として用
いる蓄冷剤入りギフト箱であって、特に前記ヒドロゾル
がグルコマンナンを主成分とすることを含む。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明においても、ギフト箱内に
おける商品の据わりを良くして、前記物理的な損傷から
商品を護ることと、低温流通を必要とするギフト箱が、
仮に常温に曝されても一定時間前記ギフト箱内の温度を
低温に保ち、商品の温度による劣化、さらには、腐敗す
ることを防止させようとする目的で、蓄冷効果を有する
ギフト箱中仕切りを発明するに到った。
【0008】図1は、本発明の蓄冷剤と該蓄冷剤をセッ
トしたギフト箱の概念図である。図2はその際用いた蓄
冷剤包装体の平面図および固化する前の断面図である。
本発明において用いられる蓄冷剤は、フレキシブルパウ
チ11に充填されたゾル12に外圧を加えながらゲル化
するとともに成形してギフト箱2の中仕切りとしてセッ
トできるようにするものである。そして前記ゾル12が
ヒドロゾルであることを含む。前記中仕切りをチルド商
品の中仕切りとして用いる場合は、振動、衝撃等による
内容物の破壊、変形を防止する緩衝の働きに加えて、前
記中仕切りを冷却ないし冷凍してもちいることにより、
商品の温度上昇を防止し、品質の保持に役立つのであ
る。内容物が多少不定形であっても、フレキシブルパウ
チに充填されたゲルが柔らかいものであるので、前記不
定形内容物の形状に追随し得るのでギフト箱内に固定す
ることができて、輸送時における衝撃の吸収、振動の吸
収、すなわち、緩衝効果がある。さらに、本発明の蓄冷
剤中仕切りは、蓄冷剤の本来の目的として、配送の段階
で、短時間の高温暴露、具体的には低温流通システムか
ら外れ、外気温度に曝されても、内容商品の品温の上昇
を防ぎ、品質劣化を防止する効果を示す。前記低温流通
システムから外れるケースとしては、商品の輸送車への
積み下ろしの際の常温放置、あるいはギフトの受取人の
問題(すなわち、ギフトを受け取ってから、すぐに冷蔵
庫に収納しないことによる品質の劣化等)がある。本ヒ
ドロゾルを凍結した状態でセットした場合、該ヒドロゾ
ルが解凍するに従い、緩衝性を発揮し且つ、融解潜熱を
周囲から吸収することによって、ギフト箱の内部を長時
間低温状態に保つことができる。
【0009】本発明における蓄冷剤として蓄冷効果を示
す内容物の成分としては、フレキシブルな包装材料に充
填する際は、液体状、またはゾル状であり、充填密封の
後、何らかの処理によって、固化(ゲル化)する特性を
有する単一または複数成分からなるものであればよい。
前記固化(ゲル化)において、前記蓄冷剤はギフト箱
の中に収納する中仕切りとして商品の前記箱内での固定
が可能であり、流通においてキフト箱がうける振動や衝
撃から、内容物(前記畜肉製品等)を護る、内容物の据
わりをよくする形に成形されるのである。本発明におい
ては、前記のように、ヒドロゾルを蓄冷効果を示す内容
物としてあげたが、該ヒドロゾルとして代表的なものと
してグルコマンナンをあげることができる。グルコマン
ナンは、食用こんにゃくの主成分として用いられるもの
であり、本発明においてもこんにゃくいもを原料として
ヒドロゾルとすることができる。本発明のヒドロゾルの
成分としては前記グルコマンナンの他に、寒天、ゼラチ
ン、豆腐、シリカゲル等があげられる。
【0010】本発明においては、蓄冷剤入りの中仕切り
を挿入したギフト箱をチルド商品の包装に利用するもの
であるが、前記ヒドロゾルを封入する包装材料としては
柔軟性が求められ、かつ、強靱なフィルムであって、特
に低温下においても脆化しないことが重要である。蓄冷
剤を缶等に充填したものは、商品に密着させられないの
で好ましくなく、また、剛性のプラスチック容器入り
も、本発明の目的には適さない。本発明のヒドロゾルの
包装材料としては、最近の軟包装技術の分野で一般的な
構成として使用されている基材とシーラントとの2層の
複合材料が挙げられる。ここで基材として用いることの
できるフィルムとしては、ポリエステル、ポリアミド、
ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−ビニルアルコール共重合体な
どのプラスチックの延伸または未延伸フィルム、あるい
は、これらのフィルムに塩化ビニリデンをコートしたフ
ィルム、又はこれらのフィルムにアルミニウム、酸化珪
素、酸化アルミニウムなどの極微薄膜を蒸着したフィル
ム、紙、アルミニウム箔と上記プラスチックフィルムと
を2種以上貼合したものが使用できる。さらに、前記シ
ーラントとして用いることのできるフィルムとしては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、直鎖状ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、アイオノマー、シングルサイト系触媒を用いて
重合したエチレン−α・オレフィン共重合体あるいはこ
れらの混合樹脂からなるフィルムが利用できる。
【0011】以上に列挙した基材とシーラントから選択
した材料を積層することによって、ヒドロゾルの包装材
料とする。たとえば、具体的な構成例を示せば、 ON/EVA PET/ON/LDPE ON/LDPE/SiO2・PET/L-LDPE 等が挙げられる。 {略号は、ON: 延伸ナイロンフィルム、EVA:エチレン−
酢酸ビニル共重合体、PET:ポリエステルフィルム、LDP
E: 低密度ポリエチレン、SiO2・PET:酸化珪素を蒸着し
たポリエステルフィルム、L-LDPE: 線状ポリエチレン} そして、ヒドロゾルの包装材料として用いられるこれら
の積層フィルムは低温での強度を有することが必要であ
る。次に、ヒドロゾルのパッケージ形態としては、種々
の形が利用できる。例えば、袋体の形として、ピロー、
3方及び4方シール等の袋またはこれらの袋体の連なっ
た多室包装体とすることも可能であり、この場合、多室
の間には、ミシン目を設けると、必要な面積を分離して
使用することが可能であり、便利である。棒状の(チュ
ーブ状の)包装体、または、トレー状とすることも可能
であるがいずれの包装形態にする場合も、ヒドロゾルを
収納するパウチは、低温におけるヒドロゾルの体積膨張
を予め計算して、余裕をもったサイズに製袋する。
【0012】次に、ヒドロゾルの固化(ゲル化)につい
て説明する。前述したように、ヒドロゾルの主成分とし
て、たとえば、グルコマンナンを利用することができ
る。この場合に用いる蓄冷剤とする中仕切りとしての成
形は、原料のこんにゃくいもを薄片状に切り、乾燥をし
て、荒挽きし、更に粉砕する。グルコマンナンの多い清
粉を集め、50〜60℃の湯を加え、攪拌して前記グルコマ
ンナンを十分膨潤させ糊状にする。次に清粉と等量の石
灰乳(5%液) を加え、40〜50秒攪拌し所定の包装体内に
充填密封し、成形型にて加圧してヒドロゾルを固化(ゲ
ル化)させる。前記成形型は使用するギフト箱と同一寸
法の箱と、内容物の商品と同一の形状物とを用意し、前
記箱の中に固化前の蓄冷剤包装体を入れ、内容物と同一
の形状物をセットし、必要があれば、上部から更に加圧
して、前記ヒドロゾル を固めことによって商品を受け
るのに最も適した中仕切りの形に成形される。前記成形
型の材質は木製、プラスチック製、金属製等特に限定す
るものではない。
【0013】本発明において実際に用いるギフト箱の材
質としては、特に限定されないが、理想的には、保冷性
(断熱性)に優れた発泡スチレン等が良いが、やはり廃
棄物処理の困難さがあるので、板紙を用いるケースが多
い。本発明においては、ギフト箱としては、外気との空
気の出入りのない形状であれば、その形状も限定しな
い。外気との空気の出入りがあると、該ギフト箱が常温
以上の温度に曝された際に、冷気が外部に流れ出て、商
品の温度上昇が早くなり好ましくない。
【0014】本発明により成形される蓄冷剤は、当該ギ
フト箱全体にセットできる一体成形ものとしても良い
し、いくつかの成形ユニットとした部分的な受けであっ
てもよい。
【0015】本発明による蓄冷剤入りギフト箱に該蓄冷
剤をセットする場合は、充分に温度低下させてから使
う。但し、長い間セットされた状態で冷蔵車に置かれる
場合には、該冷蔵車の温度に限りなく近づく筈である。
常温に暴露されるタイミングの明白な場合には、蓄冷剤
入り中仕切りは、凍結させてから、ギフト箱のなかに入
れることが好ましい。
【0016】図3は、蓄冷剤の保冷効果を測定する際の
容器と内容物および蓄冷剤包装体とのセット状態を示し
た図である。本発明の蓄冷剤による保冷効果を確認する
ために、発泡スチレンの15mmの肉厚の発泡スチレン容器
PS内に700gの生ハムMと400gのグルコマンナンを充填
包装した蓄冷剤同梱して、経時的な温度変化を測定し
た。各試験条件は次の通りであった。 容器: 発泡スチレン容器(30倍発泡) 外気温度: 25℃ 蓄冷剤初期温度: −10℃ 内容物温度: 3.4 ℃ 試験結果を表1に示す。 (以下余白) 仮に凍結した蓄冷剤包装体をギフト箱のなかに、中仕切
りとして商品と接して収納した場合も蓄冷剤の表面は、
短時間のあいだに解凍をし、緩衝効果を発現するので、
前記ギフト箱をセットした直後に強い衝撃等を与えない
限り中仕切りとしての緩衝性に支障を来すことはない。
【0017】本発明による蓄冷剤は、密封包装されてい
るため、保存性がよく、繰り返し使用する事が可能であ
る。又、グルコマンナンのような、天然物を原料とした
成分のヒドロゾルは使用後に、固化の際に混入させる炭
酸ナトリウムや石灰も含め、実害無く土壌に還すことが
できるので、環境を汚染しない包装材料である。
【0018】
【実施例】図4は、本発明の蓄冷剤入りギフト箱の実施
例を示す斜視図と断面図、図5は図4において用いた蓄
冷剤包装体の固化前の状態を示す平面図、断面図であ
る。 [実施例]内容物としてボンレスハムのケーシング詰め
(1Kg、 100φ×160mmL)3本を、E段ボールのヒンジ
付き身蓋カートン(内寸340 ×mm170mm ×115mm )に本
発明の蓄冷剤入りギフト箱とする。前記蓄冷剤入り中仕
切りはつぎのようにして作成した。2軸延伸ナイロン15
μmと直鎖状低密度ポリエチレンフィルム70μmとをド
ライラミネートした複合フィルムを用いたパウチに自動
充填包装機を用いて、グルコマンナンと炭酸ナトリウム
との混合ゾルを充填し、図5に示すような6連袋とし
た。グルコマンナンの量は600g(100g/袋) を使用した。
次に、前記ギフト箱と同じ内寸の木箱と前記ボンレスハ
ムのケーシングと同じ形状、サイズの木製の型を用意し
て、前記木箱の中に、前記6連袋の蓄冷剤を図4に示す
実際のセットと同じ状態にセットして、冷却して蓄冷剤
を固化させた。固化、成形された蓄冷剤包装体を木箱か
ら取り出し、前記E段ボールにセットし、成形された該
中仕切りの成形部に、ボンレスハムのケーシングを3本
セットして、蓋を被せギフト箱とした。 [比較例]前記実施例と同じE段ボールと、内容物も実
施例において用いたものと同じボンレスハム3本を、板
紙による中仕切りと敷布として不織布を用いた上にセッ
トしてギフト箱とした。以上のようにして得られた実施
例および比較例のギフトセットの保冷効果テストとして
は、前記ボンレスハムの中心温度をプラス 3℃とし、マ
イナス10℃に冷却した蓄冷剤をギフト箱のなかに図3の
ようにセットし、25℃の室温において、前記ハムの温度
上昇を経時的に測定した。測定の結果は次の通りであっ
た。 (以下余白) [実施例] [比較例] ハムの中心温度/初期 3 ℃ 3 ℃ 10時間 5 ℃ 20 ℃ 40時間 9 ℃ 25 ℃ 70時間 20 ℃ 25 ℃ 本発明の蓄冷剤入りギフト箱は常温に曝された際にも内
容物の品温の上昇防止に優れた効果を示した。実輸送テ
ストは東京ー博多往復 冷蔵庫内においてトラック便を
使用して行ったが、外観検査の結果、実施例、比較例共
にギフト箱及び内容物には、物理的な損傷はなかった。
【0019】
【発明の効果】商品の形状が多少の不定形であっても、
本発明による蓄冷剤包装体は該商品の形に追随し得るの
で商品を物理的な外力から守り、冷蔵流通を必要とする
ギフト商品が、仮に短時間の間常温に暴露されてもギフ
ト箱内の商品の品温を低温に保持し、前記内容商品の温
度上昇による品質劣化をきたさない。さらに、本発明に
よるグルコマンナンを主成分とするヒドロゾルを使用し
た後は、生ゴミとして処理することも可能であり、ま
た、該ヒドロゾルはその包装材から取り出して田畑に入
れても問題なく土壌に還えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図及び断面図
【図2】本発明の蓄冷剤の包装状態を示す平面図、断面
【図3】蓄冷剤の保冷効果を測定する際の蓄冷剤等のセ
ット状態を示す図
【図4】実施例を示す斜視図及び断面図
【図5】蓄冷剤包装体の固化前の状態を示す平面図、断
面図である。
【符号の説明】
1 蓄冷剤中仕切り 2 ギフト箱 2B ギフト箱の身 2L ギフト箱の蓋 H 商品 11 ヒドロゾル包装パウチ 12 ヒドロゾル 13 パウチのシール部 14 ミシン目 PS 発泡スチレン容器 M 生ハム K 蓄冷剤包装体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒドロゾルを軟包装材料に充填密封した
    包装体に外圧を加えた状態でゼリー状に固化させて作成
    した成形物を、中仕切り兼蓄冷剤として用いることを特
    徴とする蓄冷剤入りギフト箱。
  2. 【請求項2】 前記ヒドロゾルがグルコマンナンを主成
    分とすることを特徴とする請求項1に記載の蓄冷剤入り
    ギフト箱。
JP8706896A 1996-03-18 1996-03-18 蓄冷剤入りギフト箱 Pending JPH09249264A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8706896A JPH09249264A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 蓄冷剤入りギフト箱

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JP8706896A JPH09249264A (ja) 1996-03-18 1996-03-18 蓄冷剤入りギフト箱

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006089103A (ja) * 2004-09-27 2006-04-06 Hitachi Transport Syst Ltd 定温輸送梱包装置及び保温シート
CN102351077A (zh) * 2011-07-04 2012-02-15 宁波市农业科学研究院 杨梅气调贮运保鲜箱及保鲜方法

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