JPH09248941A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH09248941A
JPH09248941A JP8057504A JP5750496A JPH09248941A JP H09248941 A JPH09248941 A JP H09248941A JP 8057504 A JP8057504 A JP 8057504A JP 5750496 A JP5750496 A JP 5750496A JP H09248941 A JPH09248941 A JP H09248941A
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recording heads
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Tetsuo Takanashi
哲郎 高梨
Tatsuya Katano
達弥 片野
Hiroo Murai
宏朗 村井
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の記録ヘッドを並列に設け、同時に記録
面を走査して記録を行う際に記録ヘッド同士がぶつかる
ことを防止する。 【解決手段】 記録媒体を保持する回転ドラム1に対向
配置された複数の記録ヘッド2a〜2dをそれぞれ保持
して移動するステージ3a〜3dの、互いに向かい合っ
た端部に接近検出センサ7a〜7cと遮光板8a〜8c
を設け、隣接したステージがほぼ接触する位置に接近し
た時には遮光板が接近検出センサを遮光することで異常
接近を検出可能とし、記録動作中に異常接近を検出した
時には直ちに記録動作を停止させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の記録面
に対向配置された記録ヘッドを、その記録面に平行に走
査移動させて記録を行う方式の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録媒体を回転ドラムに保持
させて回転させ、記録ヘッドをその回転ドラムに対向配
置し、回転ドラムに保持された記録媒体の記録面に平行
に走査移動させて画像記録を行う記録装置が知られてい
る。この種の記録装置に設けられている記録ヘッドは1
個であり、全記録幅を走査移動していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、1個の記録ヘ
ッドでは、記録速度に制限があり、十分高速な記録がで
きない。そこで、記録速度を上げるために、同一性能の
記録ヘッドを複数個、回転ドラムに対向して且つ走査移
動方向に間隔を開けて並列に設け、その複数の記録ヘッ
ドを同時に記録面に対して走査移動させて記録すること
が考えられる。
【0004】ところが、このように複数の記録ヘッドを
並列に設けた記録装置を作製したところ、次の問題点の
あることが判明した。すなわち、記録時には各記録ヘッ
ドはそれぞれ移動する範囲(走査範囲)が決まってお
り、通常の記録制御では記録ヘッド同士がぶつかること
は無いが、制御エラー等で記録ヘッド同士がぶつかるこ
とがある。この時、記録ヘッドを移動させるモータに過
剰な負荷がかかり、また、記録ヘッド同士がぶつかるた
め通常位置すべきところに記録ヘッドが位置しておら
ず、正常な記録動作ができない。
【0005】また、各記録ヘッドは、通常の記録を行う
走査移動範囲の他に、記録ヘッドからのレーザ光出力を
チェックするため、回転ドラムを外れた位置に設けてい
るパワーチェックセンサの前まで移動する必要があり、
長い移動ストロークを必要とする。このため、各記録ヘ
ッドに接続されている種々の信号線、動力線等を含む配
線コードは、記録ヘッドの長い移動ストロークを許容す
るような長さのものとしており、きわめて重い。従っ
て、配線コードが記録ヘッドの走査移動につられて移動
させられる際、記録ヘッドに大きい負荷を与えることと
なり、記録ヘッド移動用の駆動モータに多大な負荷が加
わり、記録中に記録ヘッドがぶれて記録不良が発生する
ことが多い。そこでこの問題を解決するため、複数の記
録ヘッドの背後に共通の配線移動台を設け、配線コード
をその配線移動台にまとめて保持させ、各記録ヘッドと
配線移動台との間には、記録ヘッドの走査移動に必要と
されるような必要最低限の長さの配線コードのみとし、
且つその配線移動台は、記録ヘッドの一つに接続可能と
し、各記録ヘッドを出力チェックのために回転ドラムを
外れた位置に設けているパワーチェックセンサの前まで
移動させる際には記録ヘッドに接続して記録ヘッドによ
って移動させられる構成とした。ところが、この構成と
した場合、装置の起動後において、各記録ヘッドを出力
チェック位置に移動させようとした時、起動直後は各記
録ヘッドの位置が認識されていないため、ある記録ヘッ
ドでは配線移動台から大きく離れるように移動して配線
移動台との間にある配線コードに大きい張力が加わり、
配線コードを傷めることがあるという問題が生じた。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、記録面に対向させて複数の記録ヘッドを並列に
配置して記録を行う場合において、記録ヘッド同士の衝
突によるトラブルを回避可能な記録装置を提供すること
を目的とする。
【0007】また、本発明は、記録面に対向させて複数
の記録ヘッドを並列に配置し、且つその背後に共通の配
線移動台を配置した構成とする場合において、記録ヘッ
ドと配線移動台との間に延びている配線コードに無理な
力が加わることの無いようにした記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、隣接した記録ヘッドが所定距離以下に接近
したことを検出する接近検出手段を設けると共に、記録
動作時にその接近検出手段からの検出信号によって記録
動作を停止させるようにしたものである。本発明はこの
構成により、記録動作時の、本来記録ヘッド同士が接近
することがない時において、接近検出手段からの検出信
号で記録ヘッドが異常な位置に移動して衝突しようとし
ていることを事前に検出でき、直ちに記録動作を停止さ
せることで記録ヘッド同士の衝突によるトラブルを回避
でき且つ記録不良を防止できる。
【0009】また、本発明は、装置起動時に各記録ヘッ
ドを移動させる際、各記録ヘッドを、一つの記録ヘッド
の近くに寄せ、その後、全部の記録ヘッドを一緒に移動
させて配線移動台への接続位置に位置決めするようにし
たものである。これにより、記録ヘッドが装置起動時に
どの位置にあっても、配線移動台に対して大きく離れた
位置に移動することはなく、このため、配線移動台との
間に延びている配線コードに無理な力が加わることを防
止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、互いに隣接し
た記録ヘッドが所定距離以下に接近したことを検出する
接近検出手段と、記録動作時にその検出手段からの信号
から記録ヘッドの異常接近を検出し、記録動作を停止さ
せる制御手段を設けるという構成を備えたものである。
【0011】この構成により、記録動作時において記録
ヘッドがなんらかの誤動作によって異常な位置に移動し
て隣接した記録ヘッドにぶつかろうとした場合、記録ヘ
ッドの接近を接近検出手段が検出し、制御手段がその信
号から記録ヘッドの異常な動きを検出して記録動作を停
止させることができ、記録ヘッド同士の衝突によるトラ
ブルや記録不良を回避できる。
【0012】請求項2の発明は、並列に配置された複数
の記録ヘッドの近傍に、各記録ヘッドからの配線コード
を保持して移動可能な共通の配線移動台を設け、その配
線移動台を前記複数の記録ヘッドの一つに着脱可能に接
続可能とし、更に、互いに隣接した記録ヘッドが所定距
離以下に接近したことを検出する接近検出手段を設ける
と共に、装置起動時に前記複数の記録ヘッドを、基準と
なる一つの記録ヘッドに接近するように且つ前記接近検
出手段が記録ヘッド同士の接近を検出する位置まで移動
させ、その後、全部の記録ヘッドを一緒に、前記配線移
動台に接続する位置まで移動させるように制御する制御
手段を設けるという構成を備えたものである。
【0013】この構成により、装置起動時の、各記録ヘ
ッドの位置が確認されていない状態の時に、各記録ヘッ
ドを一つの記録ヘッドの近くに寄せ、その後、全部の記
録ヘッドを一緒に移動させて、前記配線移動台へ接続す
る位置に位置決めすることができ、このため、記録ヘッ
ドが装置起動時にどの位置にあってもそれを配線移動台
に対して大きく離れた位置に移動させることがなく、配
線移動台との間に延びている配線コードに無理な力を加
えて損傷させることを防止できる。
【0014】
【実施例】以下、図面に示す本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例による記録装置を示す概略
斜視図であり、1は記録媒体を保持して回転する回転ド
ラム、2a,2b,2c,2dは、互いに並列に且つ回
転ドラム1に保持される記録媒体の記録面に対向するよ
うに配置された記録ヘッドであり、本実施例ではレーザ
光照射により画像記録を行う形式のものが使用されてい
る。3a,3b,3c,3dはそれぞれ、記録ヘッド2
a,2b,2c,2dを保持して移動するステージ、4
はステージ3a,3b,3c,3dを回転ドラム1に平
行に移動させるリニアモータ、5は各ステージ3a〜3
dの位置を、従って、各記録ヘッド2a〜2dの位置を
検知するリニアスケールである。
【0015】7a,7b,7cはそれぞれステージ3
a,3b,3cの一端に設けられた透過型の接近検出セ
ンサ、8a,8b,8cはそれぞれステージ3b,3
c,3dの接近検出センサ7a,7b,7cに対向する
位置に、隣接したステージ同時がほぼ接触する位置に接
近した時、接近検出センサ7a,7b,7cの光路を遮
断する位置となるように設けられた遮光板であり、これ
らは、互いに隣接した記録ヘッド2aと2b,2bと2
c,2cと2dが所定距離以下に接近したことを検出す
る接近検出手段を構成する。9a,9bは、リニアモー
タ4の両端にそれぞれ設けられた移動限界検出センサで
あり、両端に配置されたステージ3a,3dがリニアモ
ータ4による移動範囲の端部に移動してきたことを検出
するように設けられている。
【0016】11は記録ヘッド2a〜2dの背後に配置
された配線移動台であり、リニアモータ4に平行に配置
されているガイド12に移動可能に保持されている。こ
の配線移動台11は自力で移動する機構を有しておら
ず、移動が必要な時には、一つの記録ヘッド、本実施例
では中央側に位置する記録ヘッド2cを保持したステー
ジ3cに接続され、そのステージ3cによって移動させ
られる構成となっている。すなわち、ステージ3cは、
接続穴13aを備えた接続板13を備え、配線移動台1
1は、その接続穴13aに挿入可能な接続ピン14とそ
の接続ピン14を接続穴13aに挿入させたり、引き抜
いたりするピン駆動装置15を備えており、接続板13
の接続穴13aに接続ピン14を挿入させることでステ
ージ3cと配線移動台11とを一緒に移動するように接
続し、接続ピン14を引き抜くことで両者を分離するこ
とができる構成となっている。17a,17bは、配線
移動台11に対してステージ3cが所定の接続位置にあ
るか否かを検出するために配線移動台11に互いに間隔
を開けて配置された透過型の接続位置検出センサ、18
はその接続位置検出センサ17a,17bを作動させ得
る位置に且つ接続板13の先端に形成された遮光板であ
る。この遮光板18の幅及び取付位置は、ステージ3c
が配線移動台11に対して所定の接続位置となった時に
のみ、その遮光板18が接続位置検出センサ17a,1
7bを共に遮光するように定められている。
【0017】20は配線移動台11を動かないように固
定するブレーキ、21a,21b,21c,21dは各
記録ヘッド2a,2b,2c,2dに接続された配線コ
ードであり、配線移動台11に保持されている。ここ
で、配線移動台11と各記録ヘッド2a,2b,2c,
2dとの間に延びている配線コード21a,21b,2
1c,21dの長さは、配線移動台11を記録動作を行
う際の所定位置に固定した状態で、通常の記録範囲にて
各記録ヘッドが走査移動することを許容し、且つ後述す
るように装置起動時に各記録ヘッドを基準となる記録ヘ
ッド2cの近くに寄せる際の記録ヘッドの移動を許容す
る必要最低限の長さとしている。これにより、各記録ヘ
ッド2a〜2dに作用する配線コード21a〜21dの
重量が小さくなり、従って、各記録ヘッド2a〜2dが
走査移動する際に配線コード21a〜21dが記録ヘッ
ド2a〜2dに与える負荷が小さくなり、走査移動を安
定して行うことができる。22は制御基板、24は回転
ドラム1の端部近傍に配置されたパワーチェックセンサ
である。
【0018】図2は上記構成の記録装置の制御回路を概
略的に示すもので、26a,26b,26c,26d
は、各ステージ3a,3b,3c,3dを移動させるた
めのリニアモータ4を制御するリニアモータ制御回路、
27は各センサ7a〜7c,9a,9b,17a,17
bからの信号を検出し、装置の動作状況に応じて緊急停
止信号を発生するセンサ監視/緊急停止信号発生回路、
28は制御部であり、後述する動作を行うように装置全
体を制御する。
【0019】以上のように構成された記録装置につい
て、以下図3〜図6に示す状態遷移図を参照して、その
動作を説明する。
【0020】いま、記録装置の停止時(電源断の時)、
記録ヘッド2a〜2dを保持したステージ3a〜3d及
び配線移動台11が図3(a)に示す位置にあるものと
する。この状態で電源を入れ、装置を起動した時には、
記録開始に先立って、各記録ヘッド2a〜2dの位置検
出及び出力チェックを行う必要があり、その動作は以下
の手順で行われる。
【0021】 まず、図3(b)に示すように、基準
となるステージ3cの左側に位置するステージ3dをス
テージ3cに向けて移動させ、図3(c)に示すよう
に、ステージ3dがステージ3cにほぼ接触するまで接
近し、ステージ3dに設けている遮光板8cがステージ
3cの接近検出センサ7cの光路を遮断した時点で、そ
の接近検出センサ7cの信号からステージ3dが所定位
置に到達したことを検出し、ステージ3dの移動を停止
させる。
【0022】 次に、図4(a)に示すように、基準
となるステージ3cの直ぐ右側に位置するステージ3b
をステージ3cに向けて移動させ、図4(b)に示すよ
うに、ステージ3bがステージ3cにほぼ接触するまで
接近した時点で、接近検出センサ7bの信号からステー
ジ3bが所定位置に到達したことを検出し、ステージ3
bの移動を停止させる。次いで、図4(c)に示すよう
に、更に右側のステージ3aを同様に基準となるステー
ジ3cに向けて移動させ、図4(d)に示すように、ス
テージ3aが隣接したステージ3bにほぼ接触するまで
接近した時点で、接近検出センサ7aの信号からステー
ジ3aが所定位置に到達したことを検出し、ステージ3
aの移動を停止させる。以上により、記録ヘッド2a〜
2dが、基準となる記録ヘッド2cの近くに寄せられる
こととなる。
【0023】 次に、図5(a)において、接続位置
検出センサ17a,17bの信号から、基準となるステ
ージ3cが配線移動台11に対する接続位置のどちら側
に位置しているかを判断し(この場合には、左側の接続
位置検出センサ17bのみが遮光板18で遮光されてい
るので、ステージ3cは左側にずれていると判断し)、
ステージ3a〜3dを同時に、ステージ3cが接続位置
に移動する方向に(この場合には右側に)移動させる。
そして、図5(b)に示すように、ステージ3cの遮光
板18が左右の接続位置検出センサ17a,17bを同
時に遮光する位置に達すると、それを接続位置検出セン
サ17a,17bの信号から検出し、ステージ3a〜3
dを同時に停止させる。これにより、ステージ3cは所
定の接続位置となり、接続板13の接続穴13aに配線
移動台11の接続ピン14が整合する。次いで、接続ピ
ン14を接続板13の接続穴13aに挿入してステージ
3cと配線移動台11を接続し、配線移動台11のブレ
ーキ20を解除する。これにより、配線移動台11はス
テージ3cと共に移動可能な状態となる。
【0024】 その後、図5(c)に示すように、ス
テージ3a〜3dを寄せた状態で、これらのステージ3
a〜3dと配線移動台11とをパワーチェックセンサ2
4に向かって移動させ、その移動途中にリニアスケール
5(図1参照)を読み取ることで各記録ヘッド2a〜2
dの位置検出を行い、且つ各記録ヘッド2a〜2dから
パワーチェックセンサ24に対してレーザを照射してパ
ワーチェックを行う。
【0025】 次に、ステージ3a〜3dと配線移動
台11とを記録開始位置に向かって一緒に移動させ、所
定の記録開始位置に到達したものから順次停止させてゆ
く。これにより、図6(a)に示すように、各記録ヘッ
ド2a〜2dは所定の記録開始位置に位置決めされる。
その後、配線移動台11をブレーキ20で固定し、接続
ピン14を接続穴13aから抜いてステージ3cと配線
移動台11との接続を解除する。これにより、記録準備
動作が終了する。
【0026】 その後、通常の画像記録動作を行う。
すなわち、図6(b)に示すように、各記録ヘッド2a
〜2dを同時に走査移動させ、画像記録を並行して行
う。
【0027】ところで、この記録動作時において、各記
録ヘッド2a〜2dを保持したステージ3a〜3dは互
いに離れた状態となっているが、何らかの誤動作によっ
て、例えば、図6(c)に示すように、ステージ3aが
隣接したステージ3bに異常接近する場合がある。この
場合には、接近検出センサ7aの信号から、ステージ3
aがステージ3bに異常接近したことを検出し、直ちに
誤動作としてエラー処理を行い、全ステージ3a〜3d
を停止させ、記録動作を停止させる。かくして、ステー
ジ同士がぶつかって、そのステージを移動させるモータ
に過剰な負荷がかかるというトラブルや、記録ヘッドの
位置が狂うことによる記録不良といったトラブルを回避
できる。
【0028】以上のように、本実施例では記録装置の起
動時に、各記録ヘッド2a〜2dを保持しているステー
ジ3a〜3dを、中央側にあるステージ3cに寄せ、全
体を一緒に移動させてステージ3cを配線移動台11へ
の接続位置に移動させ且つその配線移動台11に接続
し、その後は、全部のステージ3a〜3dと配線移動台
11とを各記録ヘッド2a〜2dのパワーチェック等の
ために一緒に移動させているので、各記録ヘッド2a〜
2dが配線移動台11から大きく離れた位置に移動する
ということがなく、このため配線コード21a,21
b,21c,21dに過大な負荷がかかり、これらの配
線コードを傷めるといったことがなく、また、ステージ
同士がぶつかって、そのステージを移動させるモータに
過剰な負荷がかかるというトラブルも生じない。
【0029】なお、上記実施例では、4個の記録ヘッド
を用い且つ中央側に位置する記録ヘッド2cを配線移動
台11に接続する構成としたが、この代わりに、外側に
位置する記録ヘッド2a,2b又は2dに配線移動台1
1を接続する構成としてもよい。但し、本実施例のよう
に中央側に位置する記録ヘッド2cに配線移動台11を
接続する構成とすると、その記録ヘッド2cを基準とし
てその近くに全部の記録ヘッドを寄せる時、各記録ヘッ
ドの最大移動量を小さくでき、このため、配線移動台ま
での配線コードの長さを短くできる利点が得られる。ま
た、記録ヘッドの使用個数は4個に限らず、適宜増減可
能である。その場合にも、配線移動台を接続する記録ヘ
ッドはなるべく中央に位置する記録ヘッドとすることが
好ましい。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明は、互いに隣接した記録ヘッドが所定距離以下
に接近したことを検出する接近検出手段と、記録動作時
にその接近検出手段からの信号から記録ヘッドの異常接
近を検出し、記録動作を停止させる制御手段を設けたこ
とにより、記録動作時において記録ヘッドがなんらかの
誤動作によって異常な位置に移動して隣接した記録ヘッ
ドにぶつかろうとした場合、記録ヘッドの接近を接近検
出手段が検出し、制御手段がその信号から記録ヘッドの
異常な動きを検出して記録動作を停止させることがで
き、記録ヘッド同士が衝突して移動用のモータに過大な
負荷を加えるとか、記録ヘッドが異常な位置で記録を行
って記録不良を生じる等のトラブルを回避できるという
効果を有している。
【0031】請求項2の発明は、並列に配置された複数
の記録ヘッドの近傍に、各記録ヘッドからの配線コード
を保持して移動可能な共通の配線移動台を設け、その配
線移動台を前記複数の記録ヘッドの一つに分離可能に接
続可能とし、更に、互いに隣接した記録ヘッドが所定距
離以下に接近したことを検出する接近検出手段を設ける
と共に、装置起動時に前記複数の記録ヘッドを、基準と
なる一つの記録ヘッドに接近するように且つ前記接近検
出手段が記録ヘッド同士の接近を検出する位置まで移動
させ、その後、全部の記録ヘッドを一緒に、前記配線移
動台に接続する位置まで移動させるように制御する制御
手段を設けたことにより、各記録ヘッドの位置が確認さ
れていない装置起動時に、各記録ヘッドを一つの記録ヘ
ッドの近くに寄せ、その後、全部の記録ヘッドを一緒に
移動させて、前記配線移動台へ接続する位置とすること
ができ、このため、記録ヘッドが装置起動時にどの位置
にあってもそれを配線移動台に対して大きく離れた位置
に移動させることがなく、配線移動台との間に延びてい
る配線コードに無理な力を加えて損傷させることを防止
できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による記録装置を示す概略斜
視図
【図2】図1に示す記録装置の概略制御回路図
【図3】(a),(b),(c)は図1に示す記録装置
の遷移状態を示す概略平面図
【図4】(a),(b),(c),(d)は図3に示す
状態の後の遷移状態を示す概略平面図
【図5】(a),(b),(c)は図4に示す状態の後
の遷移状態を示す概略平面図
【図6】(a),(b),(c)は図5に示す状態の後
の遷移状態を示す概略平面図
【符号の説明】
1 回転ドラム 2a,2b,2c,2d 記録ヘッド 3a,3b,3c,3d ステージ 4 リニアモータ 5 リニアスケールである。 7a,7b,7c 接近検出センサ 8a,8b,8c 遮光板 11 配線移動台 12 ガイド 13 接続板 13a 接続穴 14 接続ピン 15 ピン駆動装置 17a,17b 接続位置検出センサ 18 遮光板 20 ブレーキ 21a,21b,21c,21d 配線コード 22 制御基板 24 パワーチェックセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 370 B41J 29/46 F // B41J 29/46 3/00 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面に対して対向するように並列に配
    置された複数の記録ヘッドと、その複数の記録ヘッドを
    前記記録面に平行に移動させる移動手段と、互いに隣接
    した記録ヘッドが所定距離以下に接近したことを検出す
    る接近検出手段と、記録動作時に前記接近検出手段から
    の信号から記録ヘッドの異常接近を検出し、記録動作を
    停止させる制御手段を有する記録装置。
  2. 【請求項2】 記録面に対して対向するように並列に配
    置された複数の記録ヘッドと、その複数の記録ヘッドを
    前記記録面に平行に移動させる移動手段と、互いに隣接
    した記録ヘッドが所定距離以下に接近したことを検出す
    る接近検出手段と、前記記録ヘッドの近傍に、記録ヘッ
    ドの移動方向に平行に移動可能に設けられ、各記録ヘッ
    ドからの配線コードを保持する配線移動台と、この配線
    移動台を前記複数の記録ヘッドの一つに分離可能に接続
    する接続手段と、装置起動時に前記複数の記録ヘッド
    を、基準となる記録ヘッドに接近するように且つ前記接
    近検出手段が記録ヘッド同士の接近を検出する位置まで
    移動させ、その後、全部の記録ヘッドを一緒に、前記配
    線移動台に接続する位置まで移動させるように制御する
    制御手段を有する記録装置。
JP05750496A 1996-03-14 1996-03-14 記録装置 Expired - Fee Related JP3580935B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011000879A (ja) * 2009-05-20 2011-01-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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