JPH09248630A - 板金のはぜ折り装置 - Google Patents

板金のはぜ折り装置

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JPH09248630A
JPH09248630A JP8718996A JP8718996A JPH09248630A JP H09248630 A JPH09248630 A JP H09248630A JP 8718996 A JP8718996 A JP 8718996A JP 8718996 A JP8718996 A JP 8718996A JP H09248630 A JPH09248630 A JP H09248630A
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sheet metal
handle
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JP8718996A
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Kiyoshi Hirama
清 平間
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HIRAMA BANKIN KOGYO KK
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HIRAMA BANKIN KOGYO KK
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置構成を簡易化し、一動作で、はぜ折りを
完了させる。 【解決手段】 把手を有する略長方形の折曲基板を、突
出ピンを案内する半円形状のエルボガイドに沿って動か
す(半回動させる)ことにより、切り込み部の切断と、
はぜ部分の折曲げを、同時に行う。主基台は、エルボガ
イドをスライド可能に固定する台であり、副基台は、板
金を挿入するときの抑え台となる。切り込み部分を切断
するためのカッターは、手で動かす折曲基板に下歯を、
エルボガイドを固定するガイド基板に上歯を設け、折曲
基板を下から上に向けて動かすときにハサミの原理でカ
ットするようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トタン屋根板(特に軒
周りの役物材料)等に使用する板金のはぜ折り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】トタン屋根その他に使用する板金は、図
6(a)〜(c)に示すように、まず端部を折曲して馳
(はぜ)1となし、馳1の左右に切り込み2を設けてか
ら、切り込み2の左右端部3を金槌で叩いて引き延ば
す。左右端部3を引き延ばすのは、(d)に示すよう
に、必要に応じて当該部分をさらに折曲し(符号4で示
す)、隣接する屋根板との連結部とするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来、このよ
うな馳1の折曲や引き延ばしは、手作業、つまり金槌で
叩くことによって行っていた。切り込み2を入れるとき
はハサミを使用する。
【0004】はぜ折りの作業は、熟練した職人であれ
ば、数が少ない場合にはとくに苦痛というわけではな
い。しかしながら、処理数が多い場合や急ぎの仕事の場
合には、手作業以上に迅速化・効率化することが望まれ
ていた。また熟練した職人の数が徐々に減少しているた
め、経験の浅い者であっても短時間で質の高い作業結果
を出せる手段が必要である。
【0005】ところが、はぜ折りは複数の行程が組み合
わさっていることから、一つの装置で簡単に板金を処理
する仕組みを構成することは困難であると考えられた。
また作業コストとの関係もあり、モータ等を使用する大
がかりなプレス装置を採用することも出来ない。
【0006】そこで本発明の目的は、可能な限り装置構
成を簡易化し、一動作で、はぜ折りを完了できるように
する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明に係る板金のはぜ折り装置は、 略長方形を呈する主基台と、該主基台に並設して配
した副基台と、把手を有する略長方形の折曲基板とを備
え、 当該折曲基板は、上板と下板とを備え、 ・ その先端部に、移動可能な位置決め部材を備えて板
金を挿入できる隙間をつくり、 ・ 下板の左右両端部に、交換可能なカッター下歯をネ
ジ止め固定し、 ・ 該カッター下歯の近傍に側方への突出ピンを設けて
なり、 前記主基台は、左右二つのガイド基板を備え、 ・ 該ガイド基板は、少なくとも一方をスライド移動可
能とし、 ・ その内側先端位置に、交換可能なカッター上歯をネ
ジ止め固定し、 ・ 該カッター上歯の近傍に、前記突出ピンを案内する
断面略半円形状の二重パネルからなるエルボガイドを備
え、 ・ 該エルボガイドは、その後端位置に、前記突出ピン
を挿入するための切欠部を備える一方、その先端位置
に、当該突出ピンを離脱させるためのクリアランスを備
えてなり、 前記副基台は、左右位置に、板金の幅寸法を位置決
めするガイド部材を備え、少なくとも一方をスライド移
動可能にした。
【0008】
【作用】本装置は、把手を有する略長方形の折曲基板
を、突出ピンを案内する半円形状のエルボガイドに沿っ
て動かす(半回動させる)ことにより、切り込み部の切
断と、はぜ部分の折曲げを、同時に行うものである。
【0009】主基台は、エルボガイドをスライド可能に
固定する台であり、副基台は、板金を挿入するときの抑
え台である。板金の位置決めを容易にするため、副基台
にもスライド可能なガイド部材を設けてある。
【0010】切り込み部分を切断するためのカッター
は、手で動かす折曲基板に下歯を、エルボガイドを固定
するガイド基板に上歯を設けてあり、折曲基板を下から
上に向けて動かすときにハサミの原理でカットするよう
になっている。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明に係るはぜ折り装置の一例を
示すものである。この装置は、略長方形を呈する主基台
10と、該主基台10に並設して配した配した副基台3
0と、把手41を有する略長方形の折曲基板40とを備
えて構成する。
【0012】まず折曲基板40の構成から説明する。こ
の折曲基板40は、図2にも示すように、上板42と下
板44とを備え、その中間部に位置決め部材となる中板
43を備える。この中板43の先端部は、板金を挿入さ
せるための隙間Sを作るよう、位置決めボルト49で予
め固定位置を決めておく。
【0013】また下板44の左右両端部には、交換可能
なカッター下歯45をネジ止めして固定しておく。符号
46はネジである。
【0014】一方、該カッター下歯45の近傍には、側
方への突出ピン47を設ける。この実施例では、上板4
2に突出ピン47を直接固定した。突出ピン47の固定
手段は限定されない。尚、把手41の形状も自由であ
る。
【0015】次に、主基台10を説明する。主基台10
は、左右二つのガイド基板14,15を備え、少なくと
も一方(例えば15)をスライド移動可能としておく。
この実施例では、両方を移動可能として示した。符号1
6は位置決めボルト、17は位置決め用のスリットであ
り、適宜の位置でガイド基板14,15を固定できるよ
うにしてある。
【0016】ガイド基板14,15の内側先端位置に
は、図3に示すように交換可能なカッター上歯18をネ
ジ止め固定する。符号19はネジである。尚、このガイ
ド基板14,15も、前記折曲基板40と同様に、上板
P1,中板P2,下板P3によって構成することができ
る。位置決めボルト16は、中板P2の位置を決めると
ともに、三枚のパネルP1〜P3を固定する。
【0017】カッター上歯18の近傍には、前記突出ピ
ン47を案内する断面略半円形状の二重パネルからなる
エルボガイド20を固定する。
【0018】このエルボガイド20は、その後端位置
に、突出ピン47を挿入するための切欠部22を備え、
先端位置には当該突出ピン47を離脱させるためのクリ
アランス24を備える。クリアランス24は、突出ピン
47を引き出すことが出来るだけの寸法があれば良い。
【0019】副基台30は、左右位置に、板金の幅寸法
を位置決めするガイド部材31,32を備え、少なくと
も一方をスライド移動可能にする。この実施例では両方
を移動可能として示した。符号36は位置決めボルト、
37は位置決め用のスリットであり、適宜の位置におい
てガイド部材31,32を固定できるようにした。主基
台10と副基台30との間には、一定の隙間11を設け
ることが望ましい。折曲基板40の先端縁が副基台30
にぶつからないようにするためである。
【0020】尚、主基台10のガイド基板14,15の
内側寸法が、折曲する馳(はぜ)の寸法となる。板金に
切り込みを入れるカッター45(下歯)、18(上歯)
は、この馳折りの位置に設けられる。
【0021】次に、本装置の使用方法を説明する。この
装置は、折曲基板40をエルボガイド20に従って回動
させることで、板金に切り込みを入れ、同時に馳を折曲
するものである。従って使用に際しては、まず折曲基板
40のガイドピン47を、エルボガイド20の切欠部2
2に差し込む。把手41を持って折曲基板40を主基台
10の端部に乗せ、スライドさせれば、突出ピン47は
切欠部22にそのまま嵌まり込む。
【0022】この状態で、副基台30側から板金を差し
込む。適当に差し込んでも、板金の先頭部は、折曲基板
40の中板43、およびガイド基板15の中板P2に当
接して、止まる。
【0023】この状態から、図4矢印Aのように、持ち
上げるようにして把手41を動かすと、突出ピン47が
エルボガイド20に案内されて、折曲基板40が回動す
る。このとき折曲基板40のカッター下歯45と、ガイ
ド基板15のカッター上歯18とが、ハサミとなって板
金Lの馳部分に切り込みを入れると同時に、折曲基板4
0の上板42の先端部が馳部分を折曲してゆく。
【0024】折曲基板40の把手41が、副基台30側
に移動すると、突出ピン47がエルボガイド20のクリ
アランス24に達し、ここで回動は停止する。これで一
動作が終了するから、今度は、把手41を持って突出ピ
ン47をクリアランス24から引き抜いて、折曲基板4
0の隙間Sに嵌り込んでいる板金から引き外し、板金一
枚の馳折りを終える。そのまま折曲基板40を初期セッ
トすれば、次の処理に入ることが出来る。この繰り返し
である。
【0025】折曲基板40の初期セットから、一枚の処
理を終えるまでの秒数は、およそ5秒以内である。従来
の作業では、折曲げ、切り込み、延ばし、という動作に
20秒程度は要したから、処理速度の点でも申し分がな
い結果を得る。また非熟練者でも質の高い処理を行うこ
とが出来るため、熟練者の負担軽減となり、繁忙時の仕
事も柔軟な対応が可能となる。
【0026】尚、前記実施例では、折曲基板40の中板
43を移動可能なものとして説明した。しかし板金先頭
部の位置決めは、ガイド基板15の左右の中板P2だけ
でも十分であるから、折曲基板40の先端部には板金を
差し込むことの出来る隙間Sを設けるだけでも良い。ま
た主基台、副基台は、動かないようにするため重量のあ
る鋼板を使用するのが望ましい。しかしテーブルに固定
できれば良いから、形状や素材は限定されない。
【0027】また、前記実施例では主基台10に配する
エルボガイド20を二つとして説明したが、軒天破風一
体型のはぜ折り成形には、図5に示すように、二つのエ
ルボガイド20と並設して、さらにもうひとつのエルボ
ガイド21を設け、異なる幅寸法成形を連続的に行える
ようにしても良い。符号50は、ガイド基板である。こ
のガイド基板50は、左右両位置にカッター下歯(図示
せず)を備える。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る馳折り
装置によれば、簡易な構成でありながら、一動作で、は
ぜ折りを完了することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る馳折り装置の一例を示す斜視図で
ある。
【図2】本発明に係るカッター上歯の取付例を側面から
示す図である。
【図3】本発明に係るカッター下歯の取付例を側面から
示す図である。
【図4】本発明に係る馳折り装置の操作を側面から例示
する図である。
【図5】本発明に係るエルボガイドの他の配設例を示す
斜視図である。
【図6】従来の、はぜ折りの行程を示す図である。
【符号の説明】
10 主基台 14,15 ガイド基板 16,36,49 位置決めボルト 17,37 スリット 18 カッター上歯 19,46 ネジ 20 エルボガイド 22 切欠部 24 クリアランス 30 副基台 31,32 ガイド部材 41 把手 40 折曲基板 42,P1 上板 44,P3 下板 43,P2 中板 45 カッター下歯 47 突出ピン S 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略長方形を呈する主基台と、該主基台に並
    設して配した副基台と、把手を有する略長方形の折曲基
    板とを備え、 当該折曲基板は、上板と下板とを備え、その先端部に移
    動可能な位置決め部材を備えて板金を挿入できる隙間を
    つくり、 下板の左右両端部に、交換可能なカッター下歯をネジ止
    め固定し、該カッター下歯の近傍に側方への突出ピンを
    設けてなり、 前記主基台は、左右二つのガイド基板を備え、 該ガイド基板は、少なくとも一方をスライド移動可能と
    し、その内側先端位置に、交換可能なカッター上歯をネ
    ジ止め固定し、 該カッター上歯の近傍に、前記突出ピンを案内する断面
    略半円形状の二重パネルからなるエルボガイドを備え、
    該エルボガイドは、その後端位置に、前記突出ピンを挿
    入するための切欠部を備える一方、その先端位置に、当
    該突出ピンを離脱させるためのクリアランスを備えてな
    り、 前記副基台は、左右位置に、板金の幅寸法を位置決めす
    るガイド部材を備え、少なくとも一方をスライド移動可
    能にした、 ことを特徴とする板金のはぜ折り装置。
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