JPH06205722A - 絵画や証書等を入れる額のマットを製造する装置 - Google Patents

絵画や証書等を入れる額のマットを製造する装置

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JPH06205722A
JPH06205722A JP30288493A JP30288493A JPH06205722A JP H06205722 A JPH06205722 A JP H06205722A JP 30288493 A JP30288493 A JP 30288493A JP 30288493 A JP30288493 A JP 30288493A JP H06205722 A JPH06205722 A JP H06205722A
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JP
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cutting
mat
cut
knife
cutting head
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JP30288493A
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English (en)
Inventor
Ulf Weissenberger
ヴァイセンバーガー ウルフ
Andreas Weissenberger
ヴァイセンバーガー アンドリアス
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BAISENBAAGAA AG
Weissenberger AG
Original Assignee
BAISENBAAGAA AG
Weissenberger AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マット材の内側切取部分の角部で互いに交差
して出会う斜めの切断面(3)を、正確に、簡単に、完
全に切断する。 【構成】 マット材(6)の上を縦軸および横軸方向に
移動可能であると共にナイフ(16)を具備した切断ヘ
ッド(8)を有する額縁のマット製造用装置であって、
コントロール手段(12)を備えている。このコントロ
ール手段(12)によって、切断ヘッド(8)は自動的
に切断すべきマット材(6)の上を動くように構成され
ている。コントロール手段は、マット材の予め定められ
た厚み(D',D'')に対して必要な余分の切断量に従っ
て、マットの切取部分の希望の幅を得るのに必要な距離
(C)だけ切断ヘッド(8)を動かすよう設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、絵画や証書等を入れ
る額のマット (台紙、Passepartouts)を製造する装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、額のマット、即ち、絵画や証
書等を入れる厚紙製 (Karton) の縁を作る各種の装置が
存在する。これらのすべてに共通する特徴は、ベースプ
レートに固定されるマット材 (Passepartout-Rohstuec
k)を、レールに沿って走行可能な斜めに倒したナイフに
より切断することが出来る点である。従来の装置におい
ては、大抵の場合、一つの軸に沿って切断することのみ
が可能であるので、縁を切り取るのに必要な切断作業
は、マット材を一旦取り外して90°回転させてから、
最初の軸に直角な第2の軸方向に対して行われている。
【0003】1つのマットを切取るためには、上述のレ
ールを使用する場合は、2つの調節可能なストッパーが
必要で、これらは切り取るマットの希望寸法に応じて、
レールに沿って移動でき、且つ、固定できることが必要
である。この為にレールにはミリメートルの目盛りが設
けられている。設定が行われると、ナイフを支持するキ
ャリッジは第1のストッパーから第2のストッパーまで
手で摺動させられ、この場合、ナイフは下方向に厚紙の
中へと押し付けられる。マットの切取部分の切断面は斜
めに傾き、この斜めの切断面は縁のコーナーで互いに交
わるので、綺麗な仕上げを得るためには、この作業には
熟練技術が求められる。更にナイフは切断の最初の段階
で厚紙を突き刺すことができるように鋭く尖っていなけ
ればならない。従って、ナイフの切刃は必然的に斜めに
なっていること、即ち、側面から見ると傾斜しているこ
とを意味する。このため、希望する出発点から希望する
終了点に向って切断を実施することは困難である。この
切断を所望の位置に、且つ、縁(フレーム)の相対する
辺におけるそれぞれ平行な切断に合わせて行うために
は、ナイフの傾斜する切刃は、少なくとも切断の終域に
おいて、所定の切断終了点をある一定量越えて動かされ
なければ、厚紙を完全に切断することはできない。不慣
れな作業者にとっては、この終了点を越えて余分に切断
すべき量を決めることは簡単なことではない。切り過ぎ
てしまうと、その切り過ぎた切断部分は仕上げたマット
に現れるので、むやみに切り過ぎてはならない。必要な
余分の切断量は、切断されるべき厚紙の厚さによって変
化するので、一定ではなく多様である。厚紙が厚くなれ
ばなる程、必要な余分の切断量も多くしなくてはならな
い。更に異った切断面をなす各種のマットを作る必要が
ある場合、例えば、一方は40°の角度で、他方は60
°の角度であれば、仕上げられたマットに現れる傾斜す
る切断刃による切断面は異なるので、切断作業はさらに
困難となる。この様な実情から、マットの製造には幾ら
かの練習経験のみならず専門的な熟練を必要とする上
に、作業に時間がかかり、従って大量のマットを専門的
に製造する迅速かつ合理的な作業は困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の課
題は、上述した従来のこの種の装置の短所を解消するこ
とであり、より詳細には、正確な切断とかなり迅速な作
業を可能にする絵画や証書等を入れるマットを製造する
装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による装置は、
上記課題を解決するために、絵画や証書等を入れる額の
マットを製造する装置であって、切断ナイフを有する切
断ヘッドが具備されており、マットの各切断工程間でマ
ット材を外して位置を変えることなく切断できるよう
に、切断ヘッドはマット材の上をマット材に対して縦軸
方向及び横軸方向に移動可能であり、さらに、装置は、
切断ヘッドに取り付けられた切断ナイフによって切り取
られる切取部分の幅(A)に加えてさらに切断されるべ
き初端と終端における余分の切断量を決定して、斜めの
切断面が角部で互いに交差して出会う場合でも、切り取
られるマット材の内縁を、マット材のそれぞれの厚さに
応じて、完全に切断することを可能にする手段を備えて
いる。
【0006】
【作用】この装置は専門家の作業に適合するものであ
る。この装置においては、マット材をその縦方向の軸に
も横方向の軸にも、一旦外して回転させることなく、切
断することが出来る。とくに、この装置を用いると、厚
紙の厚みにかかわりなく、個々の切断面を簡単に正確に
仕上げることが可能である。傾きの異なる切断面ですら
問題はない。したがって、専門的な熟練が充分でない作
業者でも短時間に極めて多種多様なマットを多量に作る
ことが可能である。
【0007】
【実施例】以下、この発明を、実施例として示した図面
に基づいて詳細に説明する。図1および2からわかるよ
うに、マット1は斜めの切断面3を備えた窓状の切取部
分2を持つ厚紙製のフレームである。マットの後ろある
いは下に、例えば、絵画4と、必要な場合は、補強用の
背壁5が取り付けられる。組み合わされた全体が、通
常、額縁のガラス板の後ろあるいは下に固定される。
【0008】図3に図示しているように、マットを製造
する装置には、マット材6を取付けるベースプレート7
が設けられている。ベースプレート7の上には、切断ヘ
ッド8がマット材6上を長軸Xの方向およびそれに直交
する軸Yの方向に移動してマットを切断することが可能
な手段が設けられている。この手段は、ここでは、2つ
のレール9および10を備え、これらは各々ベースプレ
ート7の相対する長軸縁に沿って延びて、これらレール
9および10上をビーム11が移動可能に取り付けられ
ている。また、このビーム自体はその長軸に沿って移動
可能なキャリッジを持ち、かつこのキャリッジに切断ヘ
ッド8が固定されている。更にこの装置には先ず最初に
自動操作を行うコントロール手段12と、後述する空圧
手段13が設けられている。
【0009】マット材6は図4に示されるようにその裏
側から切断されるのが望ましい。この方法によれば、マ
ット材の上を移動する切断ヘッド8、または、マット材
をベースプレート上に固定するためのクランプ手段によ
ってもたらされるかも知れない損傷や引掻傷が、マット
の表側に出ることを防ぐことができる。同図はまた、斜
めの切断面3が傾斜したナイフ14によりいかに作り出
されるかを良く示している。ナイフ14、又は切断ヘッ
ド8の傾きは調節することができ、異なる切断ヘッドを
用いることができることが好ましく、こうして、多様な
外観を持つマットが製造可能となる。ここでは、ナイフ
は図3のY軸に沿って切断しているところが示されてい
る。
【0010】図5および6は、マットの切断において特
に難しい点と、この発明の装置による操作の態様を示し
ている。図5では、切断ヘッド8及びナイフ14は異な
る視点の、即ち図4から90°回転した位置での、さら
に言い換えると、図3のX軸に沿って切断される場合が
示されている。切断面3' は破線で示されている。一
方、他の二つの切断面3'', 3''' は実線で示されてい
る。この切断面3'', 3''' は、切断面3' の初端と終
端であり、切断面3' に対して90°の角度をなしてい
る。マットの切り取られる切取部分の幅はAで示され、
切断面3''および3''' の幅は各々Bで示されている。
図5からわかるように、切断面3' の両側の切断面3''
と3''' が斜めになっているために、ナイフ14はマッ
トの必要な切取部分の幅Aよりもかなり長く移動しなく
てはならない。この距離は少くともB+A+Bの量に相
当する。斜めの切断面3''および3''' の幅Bは必要な
余分の切断量に相当する。最終的には装置によって移動
させられる切断ヘッド8の中心軸15を基準にした場
合、切断ヘッド8はマットの切取り幅Aを得るために、
破線で示されているように距離Cだけ動かされねばなら
ない。この距離Cはマットの切取りの幅Aよりも大きい
のみならずこの幅Aに対して非対称となる。切断ヘッド
8の中心軸15の始まりの位置C’は、切断面3''の幅
の範囲内のどこかにあるのに対し、終りの位置C''は相
対する切断面3''' の幅Bの向う側にある。従って、切
断ヘッド8の中心軸15を基準とした場合、この装置は
マットの切取部分の決まった幅Aに、切断の初めにはフ
ァクターE' が、一方、切断の終りにはファクターE''
が加わるように構成されねばならない。切断ヘッド8が
移動する距離Cは、従って、E' +A+E''となり、こ
の距離Cの始まりはファクターE' だけ予定の切取部分
の幅Aの始まりよりも前に位置することになる。
【0011】この場合に注意すべきことは、切断面3''
および3''' の幅Bは厚紙の厚さによって変わると共
に、切断角によっても変ることである。従って、幅Bは
一定の大きさを持つのではなく製作されるマットによっ
て多様に異なることになる。更にナイフ14は見た目に
美しい切断面3を作るためには比較的薄くなければなら
ない。ナイフが必要以上に切断ヘッド8から突き出てい
ると、切断時にゆがむことがあり、この時には均一に切
断することはできない。切断ヘッド8、場合によっては
ヘッドに設けられるガイドは、切断される厚紙に殆ど接
しているべきである。ナイフ14は、従って、厚紙の厚
みによっては多めにあるいは少しだけヘッド8から突き
出ていなければならない。
【0012】図6は、切断ヘッド8の移動する距離Cが
厚みの異なる厚紙D' およびD''に対してどのように変
るかを示している。切断面3の幅B' 又はB''も大幅に
変化する。この図では、切断角の変化は考慮されていな
い。薄い厚紙の場合には、見た目により優れたマットが
得られるよう、しばしばより平坦な切断角が好まれる。
こうすることにより、より厚くて高価な厚紙という印象
を与える効果が得られることになる。いずれにしろ切断
ヘッド8の終りの位置C''は一定のファクターFだけず
れることになる。このファクターFは厚紙の厚み、場合
によっては更にその切断角から導き出される。図5と同
様に、初めの位置C' は、ここではC''で示されている
終わりの位置へと移動する。切断ヘッド8の中心軸15
を基準とした場合、切り取られる切取部分の幅に対し
て、初めの位置C' は終りの位置C''とは異なった量ず
れることになる。
【0013】図3の実施例において、この発明の装置の
切断ヘッド8は、上述したような従来の手によるもので
はなく、自動的にコントロール手段12により動かされ
るよう構成されている。この装置の構成の場合、他の種
類の自動的に作動する切断装置での経験を基にすること
は出来ない。なぜならば、切断面が交差して出会うこと
から起きる問題点はこのマットの切断特有のものである
からである。装置の自動動作は、厚紙の異なる厚さや切
断角によって必要となる余分の切断量が決定され、計算
されて、コントロール手段12の中にプログラミングさ
れることによってのみ可能である。上記の見解に基づく
と、この課題を解決するには多大の思考と計算の努力を
要することがわかる。しかしこの努力は、この発明によ
る装置の製作の場合は1回限りで済む。切断ヘッド8が
移動する距離に関する理論を作り上げることが、とくに
自動操作の装置にとって、冒頭に述べた正確な断面を作
り出す課題を解決できる概念のもとになることに注目す
べきである。コントロール手段12のキーボードを利用
して、希望のマットの切取り寸法をベースプレート7の
上に置かれる材料の厚みと共に入力することが可能とな
る。この時、装置は希望のマットの切取りをするために
必要な切断距離を誤差なく決定し、かつ移動することが
出来る。ビーム11およびこの上をキャリッジによって
移動することのできる切断ヘッド8は、コントロール手
段12により、更に操作することなく適切に作動する。
X軸およびY軸に沿って切断する為には、切断ヘッド8
は回転可能に取付けられていなくてはならない。同様に
切断ヘッドは、切断の初めに下降可能で、かつ切断の終
りには再び上昇可能とすることが必要である。最後に、
ナイフ14は斜め方向下方に厚紙を突き刺して移動し、
かつ戻り方向の移動も行わねばならない。すべてのこれ
らの運動はコントロール手段12によりコントロールさ
れる。
【0014】上記の実施例とは別に、切断ヘッド8を一
つの切断軸の方向にのみ移動しうるように構成すること
も考えられる。この場合には、マット材6を90°回転
させ、マット材に対してX軸方向とY軸方向の切断が可
能になる手段が備えられる必要がある。このマット材の
回転運動は、例えば、コントロール手段12によりコン
トロールされる回転盤により行うことが可能である。然
しこの様な構造は余り合理的とは言えない。
【0015】上記の実施例によるこの発明の装置を用い
ると、専門的な熟練が充分でない作業者でも優れた仕上
がりのマットを制作することが可能である。また、極め
て短い作業時間で仕上げることができる。従って、この
装置は、従来の手によるマットの切断に比べて、飛躍的
な進歩をもたらすものである。この装置により、更に広
汎な可能性が生れる。一つにはコントロール手段12が
設けられたこと、さらには2つの軸XおよびYの方向に
移動可能な制御可能切断ヘッド8が設けられたことによ
り、内縁、即ちマットの切取部分の切断を行うのみなら
ず、さらにはマットの外縁をも切断することが考えられ
る。コントロールプログラムによって、大量の厚紙から
自動的に多数のマットを切取ることも可能である。従来
必要であったマット材6を予備的に一定の外側寸法に切
断することが不要となる。更にこれにより厚紙は経済的
に利用されうるであろう。
【0016】厚紙は、通常、切断下敷の役目をするベー
スプレート7の上に置かれる。適切な、ロール巻きの出
来る切断下敷を用いることにより更なる改善が可能とな
る。考えられるのは、例えばフェルト状の切断下敷であ
る。この場合、ベースプレート7の両側に一つづつロー
ルを設けることにより切断下敷がベースプレートの上に
引き出される。切断下敷はベースプレートの下に再び戻
るエンドレスベルトでもよいし、又巻戻ロールから回転
可能な巻取ロールへと移動するベルトでもよい。いずれ
の場合にも、作業方向から見てベースプレート7の前
(上流) に1つの準備テーブルを設けることが可能であ
り、このテーブルから、ベルト状の切断下敷が切断すべ
き厚紙を自動的にベースプレートの上へと供給すること
ができる。受取りテーブルを設け、その上に切断の終っ
たマットが運ばれるようにすると、より便利である。ロ
ールは手動、あるいは、駆動装置により回転させること
ができる。また、このロールは、コントロール手段12
によってコントロールすることもできる。
【0017】次にナイフ14が保持される切断ヘッド8
について、図7を参照しながら詳述する。切断ヘッド8
は、公知の方法でナイフ14を固定する2つのクランプ
ジョー (Klemmbacken)15を持つ。ナイフ14は着脱可
能にナイフホールダー16に固定されている。このナイ
フホールダー16にはストッパー17が設けられてお
り、ナイフ14が必要以上に切断ヘッド8から下方に突
き出るこのとないようにしている。この実施例ではスト
ッパー17には調節スクリュー18が設けられており、
これによりナイフの挿入の深さを調節することが出来
る。ナイフ14はこの実施例では2つの穴を持ち、これ
らによりナイフホールダー16の2本のボルト19に嵌
合せしめられる。ナイフ14はスプリング20により固
定される。ナイフ14は任意の別の方法でナイフホール
ダー16に着脱可能な方法で取付けられることも可能で
ある。唯重要なことは迅速に、かつ工具を使用すること
なく取替えることが出来ることである。
【0018】ナイフホールダー16を設けた意味は下記
の通りである。マットの切断の際、薄いナイフ14は比
較的早く切れ味が落ち、取替えが必要となる。このた
め、クランプジョー15が解放され、古いナイフが取外
されて新しいナイフが挿入されることが必要になる。既
に上述したように、ナイフ14は厚紙の厚みに応じて一
定の量だけ切断ヘッド8から下方に突き出ていることに
注意しなくてはならない。つまり、ナイフの挿入は注意
深く行うことが必要となる。この発明の実施例の自動装
置は極めて早く作動するため、従来の手動式のマット切
断装置と比べると、作業時間の半分はナイフの取替えに
費されることになりかねない。しかし、ナイフホールダ
ー16を使用したため、装置が自動的に作動している間
に、新しいナイフ14を第2のナイフホールダー16に
挿入することが可能となる。ナイフ交換が必要となると
すぐに、準備されていた第2のナイフホールダー16を
簡単にクランプジョー15の間に挿入することができ
る。ストッパー17の働きでナイフ14は自然に正しい
位置にセットされる。従って装置は直ちに作業を続行す
ることが出来る。ナイフホールダー16はこの様にナイ
フの挿入の為の補助手段の役割を果たす。自動的に作動
する装置およびナイフホールダーを採用したことによっ
て、作業は極めて早く行うことができる。
【0019】厚さの異なる厚紙に対応して各種のナイフ
ホールダー16を備えることができるが、これらは各々
異なった幅の、あるいは、異なって配置されたストッパ
ー17を必要とする。それぞれのストッパー17の寸法
が、一定の厚みの厚紙に求められる切断の深さを決定す
る。しかしながら、図7に示されているように、ナイフ
ホールダー16が調節可能であるときは、唯一つの仕様
で済ますことが出来る。
【0020】最後に図8において、厚紙あるいはマット
材6をベースプレート7上に取り付けるクランプ手段2
1を示している。クランプ装置21は、断面がC型の断
面材(Profil) 22から成り、この中に弾性ホース23
が設けられている。C型断面材22はその底部に、即ち
ベースプレート7の方向に向けて、開口24を具備して
いる。C型断面材の自由端25は、ここでは、ホース2
3が抜け落ちないように互いの方向に引き延ばされてい
る。ホース23は、図3に図示されている空圧装置13
により膨らみ、これによって、図8に破線で示される休
息状態 (Ruhe-stellung) から締付状態(Klemmstellung)
となる。される。ホース23が膨らむことによって、
ホース23は断面材22の内部空間をほぼ充填し、更に
可能な限り下方に開口24を通してベースプレート7の
方向に膨らむ。ホース23には膨らみ部26が生じる。
この膨らみ部26がベースプレート7上にある材料6を
確実に保持する。空圧手段は装置の他の部分と同様にコ
ントロール手段12によって操作されるのが望ましい。
このクランプ手段の特別の長所はマット材、即ち厚紙が
動くことなく確実に保持されると共に、マット材を傷め
ることもなく保持されることにある。ホース23によっ
て厚紙の縁が押し潰されたり引掻跡の生じる恐れはな
い。クランプ手段21は従ってこの目的には特に適して
おり、製造も簡単である。
【0021】
【発明の効果】この発明は、上記のような構成を備えて
いるので、次の効果を有する。切断ナイフを有する切断
ヘッドが縦軸及び横軸方向に移動可能であるので、マッ
ト材を回転させることなく、額用のマットを製造するこ
とができる。また、コントロール手段が、マットの切取
部分の幅に加えてさらに切断されるべき初端及び終端の
余分の切断量を決定するので、斜めの切断面が角部で互
いに交差して出会う場合でも、マット材の厚さに応じ
て、切り取られるマット材の内縁を完全に切断すること
ができる。従って、専門的な熟練が充分でない作業者で
も優れた仕上がりのマットを、極めて短い作業時間で仕
上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置によって完成したマットの図。
【図2】図1のI−I線に沿った断面図。
【図3】この発明の装置の1実施例の説明図。
【図4】傾斜するナイフによってマットを切断する方法
を示す図。
【図5】マットが切断される際に必要な余分の切断量を
示す図。
【図6】余分の切断量が厚紙の厚みに従って変ることを
示した図。
【図7】ナイフを保持している切断ヘッドの部分図。
【図8】ベースプレート上に厚紙を固定する為のクラン
プ手段を示す図。
【符号の説明】
3' 、3''、3''' 切断面 6 マット材 7 ベースプレート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絵画や証書等を入れる額のマットを製造
    する装置であって、切断ナイフ(14)を有する切断ヘ
    ッド(8)が具備されており、切断ヘッド(8)はマッ
    ト材(6)の上をマット材(6)に対して縦軸(X)方
    向及び横軸(Y)方向に移動可能とし、さらに、装置
    は、切断ヘッド(8)に取り付けられた切断ナイフ(1
    4)によって切り取られる切取部分の幅(A)に加えて
    さらに切断されるべき初端と終端における余分の切断量
    を決定して、斜めの切断面(3',3''又は3',3''' )
    が角部で互いに交差して出会う場合でも、切り取られる
    マット材(6)の内縁を、マット材(6)のそれぞれの
    厚さ(D',D'') に応じて、完全に切断することを可能
    にする手段を備えていることを特徴とする絵画や証書等
    を入れる額のマットを製造する装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段によって、切断するマット材
    (6)の上を自動的に切断ヘッド(8)を動かすコント
    ロール手段(12)が設けられており、これによって切
    断ヘッド(8)のナイフ(16)は、マット材(6)の
    予め設定された厚み(D',D'')に対して必要な余分の
    切断量に応じて、マットの切取部分に必要な幅が得られ
    る長さ(C)だけ動くことを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  3. 【請求項3】 マットの切取部分の切断面(3)の予め
    定められた切断角に対して必要とされる余分な切断量に
    応じて、切断ヘッド(8)が必要な長さ(C)だけ動く
    ようにコントロール手段(12)が構成されていること
    を特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 内縁、すなわち、マットの切取部分に加
    えて、マットの外縁をも切断できるようにして、多数の
    厚紙から自動的に複数のマットが切断できるように、コ
    ントロール手段(12)が移動可能な切断ヘッド(8)
    をコントロールするよう構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の装置。
  5. 【請求項5】 切断ヘッド(8)を、切断すべきマット
    材に対して縦軸(X)および横軸(Y)方向にマット材
    (6)の上を動かす手段であって、マット材を取り付け
    るベースプレート(7)と、ベースプレート(7)の長
    軸方向の相対する縁に沿って延びる一組のレール(9,
    10)と、レール(9,10)に沿って走行するように
    構成されたビーム(11)と、ビーム(11)の長軸に
    沿って走行するように構成されると共に切断ヘッドが回
    転可能に取り付けられているキャリッジとを備えた手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 絵画や証書等を入れる額のマットを製造
    する装置であって、マット材(6)に対して一方向にマ
    ット材(6)上を移動可能な切断ナイフ(14)を有す
    る切断ヘッド(8)と、マット材(6)を90°回転す
    ることによって、縦軸(X)方向及び横軸(Y)方向に
    マット材(6)を切断することを可能にする手段と、切
    断ヘッド(8)に取り付けられた切断ナイフ(14)に
    よって切り取られる切取部分の幅(A)に加えてさらに
    切断されるべき初端と終端における余分の切断量を決定
    して、斜めの切断面(3',3''又は3',3''' )が角部
    で互いに交差して出会う場合でも、切り取られるマット
    材(6)の内縁を、マット材(6)のそれぞれの厚さ
    (D',D'') に応じて、完全に切断することを可能にす
    る手段を備えていることを特徴とする絵画や証書等を入
    れる額のマットを製造する装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つの可動ロールによってベ
    ースプレート(7)上に案内されるよう構成されている
    柔軟性のある切断下敷が設けられており、この切断下敷
    はエンドレスベルト、又は巻戻ロールから巻取ロールへ
    走行するベルトとして構成され、適切なコントロールに
    よってこの切断下敷はマット材の供給手段としても使用
    できること特徴とする請求項1乃至6記載の装置。
  8. 【請求項8】 切断ヘッド(8)がナイフ(14)を確
    実に固定するための2つのクランプジョー(15)を持
    ち、ナイフは、ナイフ(14)が必要以上下方に切断ヘ
    ッド(8)から突き出すことを防ぐと共に、ナイフ(1
    4)の切断の深さを定めることができるストッパー(1
    7)を具備したナイフホールダー(16)に設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至7記載の装置。
  9. 【請求項9】 ストッパー(17)には調節手段、例え
    ば調節スクリュー(18)が設けられており、これによ
    りナイフの挿入の深さ、従って切断の深さが調節可能で
    あること特徴とする請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 中に弾性ホース(23)が設けられて
    いる断面がC型の断面材(22)からなる固定手段(2
    1)が備えられており、このC型断面材(22)は底
    部、即ち、マット材(6)の方向に開口(24)を具備
    しており、弾性ホースが空圧手段(13)により膨らん
    でそれによってマット材(6)が支持材に固定されるこ
    とを特徴とする請求項1乃至9記載の装置。
JP30288493A 1992-12-04 1993-12-02 絵画や証書等を入れる額のマットを製造する装置 Pending JPH06205722A (ja)

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