JPH09248285A - Mrイメージング方法及びmri装置 - Google Patents
Mrイメージング方法及びmri装置Info
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- JPH09248285A JPH09248285A JP8057579A JP5757996A JPH09248285A JP H09248285 A JPH09248285 A JP H09248285A JP 8057579 A JP8057579 A JP 8057579A JP 5757996 A JP5757996 A JP 5757996A JP H09248285 A JPH09248285 A JP H09248285A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】傾斜磁場の印加時に傾斜磁場コイルのユニット
に作用する電磁力自体を極力低減し、騒音発生を減ら
す。 【解決手段】静磁場中に置かれた被検体に、同一波形で
連続する複数周期の傾斜磁場パルスの印加を含むパルス
シーケンスに従って磁場を印加しながら、被検体からM
R信号を収集し、そのMR信号に基づいて前記被検体の
磁気共鳴に関する情報を得る。このパルスシーケンスは
例えばEPI法によるパルスシーケンスであり、複数周
期の傾斜磁場パルスは例えばその読出し方向のパルス列
である。この複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくと
も1カ所のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期
分の半分の位相差を設定し、傾斜磁場パルスの印加に因
る電磁力を相殺又は減少させる。
に作用する電磁力自体を極力低減し、騒音発生を減ら
す。 【解決手段】静磁場中に置かれた被検体に、同一波形で
連続する複数周期の傾斜磁場パルスの印加を含むパルス
シーケンスに従って磁場を印加しながら、被検体からM
R信号を収集し、そのMR信号に基づいて前記被検体の
磁気共鳴に関する情報を得る。このパルスシーケンスは
例えばEPI法によるパルスシーケンスであり、複数周
期の傾斜磁場パルスは例えばその読出し方向のパルス列
である。この複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくと
も1カ所のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期
分の半分の位相差を設定し、傾斜磁場パルスの印加に因
る電磁力を相殺又は減少させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被検体内の原子
核スピンの磁気共鳴現象を利用したMRI(磁気共鳴イ
メージングに係り、とくに、MR(磁気共鳴)信号を収
集するときの傾斜磁場に因る騒音の発生問題を改善した
MRイメージング方法及びMRI装置に関する。
核スピンの磁気共鳴現象を利用したMRI(磁気共鳴イ
メージングに係り、とくに、MR(磁気共鳴)信号を収
集するときの傾斜磁場に因る騒音の発生問題を改善した
MRイメージング方法及びMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRI装置は一般に、静磁場中に置かれ
た被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波信号
で磁気的に励起し、この励起に伴って発生するMR信号
に基づいて画像を再構成したり、スペクトルを得る装置
であり、MR信号の被検体内における位置を特定するた
めに、通常、傾斜磁場パルスが静磁場に重畳される。こ
の傾斜磁場は、通常、ガントリの磁石部に取り付けた傾
斜磁場コイルにパルス電流を供給することで作られる。
傾斜磁場コイルは多くの場合、xコイル,yコイル、z
コイルと呼ばれる3種類のコイルを夫々対にして備え
る。
た被検体の原子核スピンをラーモア周波数の高周波信号
で磁気的に励起し、この励起に伴って発生するMR信号
に基づいて画像を再構成したり、スペクトルを得る装置
であり、MR信号の被検体内における位置を特定するた
めに、通常、傾斜磁場パルスが静磁場に重畳される。こ
の傾斜磁場は、通常、ガントリの磁石部に取り付けた傾
斜磁場コイルにパルス電流を供給することで作られる。
傾斜磁場コイルは多くの場合、xコイル,yコイル、z
コイルと呼ばれる3種類のコイルを夫々対にして備え
る。
【0003】傾斜磁場パルスは、静磁場方向(通常、z
軸方向)と同じ向きでかつ各座標軸方向で磁場強度が線
形に変化するパルスであり、静磁場中で傾斜磁場電源か
らのパルス電流をxコイル,yコイル、及びzコイルの
各対に流すことにより形成されるから、各コイルには電
磁力(ローレンツ力)が作用する。xコイル,yコイ
ル、及びzコイル夫々の対には互いに逆向きの電流を流
すので、傾斜磁場コイルのユニット自体に電磁力に起因
した撓みなどの力が作用し、騒音を発生する。この騒音
は傾斜磁場電源から傾斜磁場コイルに供給する電流、す
なわち傾斜磁場強度に比例する。
軸方向)と同じ向きでかつ各座標軸方向で磁場強度が線
形に変化するパルスであり、静磁場中で傾斜磁場電源か
らのパルス電流をxコイル,yコイル、及びzコイルの
各対に流すことにより形成されるから、各コイルには電
磁力(ローレンツ力)が作用する。xコイル,yコイ
ル、及びzコイル夫々の対には互いに逆向きの電流を流
すので、傾斜磁場コイルのユニット自体に電磁力に起因
した撓みなどの力が作用し、騒音を発生する。この騒音
は傾斜磁場電源から傾斜磁場コイルに供給する電流、す
なわち傾斜磁場強度に比例する。
【0004】従来、傾斜磁場コイルのユニットの外周部
に吸音材を巻き付けたり、静磁場発生用の磁石とガント
リカバーとの間に吸音材を挿入したりして、騒音が外部
に漏れるのを防止する対策が講じられていた。
に吸音材を巻き付けたり、静磁場発生用の磁石とガント
リカバーとの間に吸音材を挿入したりして、騒音が外部
に漏れるのを防止する対策が講じられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年の磁気共鳴イメー
ジングでは周知のように、撮像の高速化及びリアルタイ
ム性の追及に一段と拍車が掛かっており、そのための一
つの方法として、傾斜磁場の強度を益々上げる傾向にあ
る。
ジングでは周知のように、撮像の高速化及びリアルタイ
ム性の追及に一段と拍車が掛かっており、そのための一
つの方法として、傾斜磁場の強度を益々上げる傾向にあ
る。
【0006】このため、前述した傾斜磁場コイルのユニ
ットから発生する騒音も上がり、吸音材を巻き付けるな
どの防御策では騒音除去に追い付けず、外部に漏れてく
る騒音が大きく、騒音規定を満足させることが困難又は
困難になりつつある。(IECの騒音規定では、騒音は
99dBA以下であることが要求されている)当然に、
ガントリの筒状診断空間に挿入されている患者も、その
ような高い騒音に因って不快感を覚え、診断に支障を生
じることもあり得る。
ットから発生する騒音も上がり、吸音材を巻き付けるな
どの防御策では騒音除去に追い付けず、外部に漏れてく
る騒音が大きく、騒音規定を満足させることが困難又は
困難になりつつある。(IECの騒音規定では、騒音は
99dBA以下であることが要求されている)当然に、
ガントリの筒状診断空間に挿入されている患者も、その
ような高い騒音に因って不快感を覚え、診断に支障を生
じることもあり得る。
【0007】この発明は、このような従来技術による不
都合に鑑みてなされたもので、傾斜磁場の印加時に傾斜
磁場コイルのユニットに発生する電磁力自体を極力低減
し、騒音発生を減らすことができるMRイメージング方
法及びMRI装置を提供することを、目的とする。とく
に、傾斜磁場強度を上げた場合でも、かかる騒音を減ら
すことが最大の目的である。
都合に鑑みてなされたもので、傾斜磁場の印加時に傾斜
磁場コイルのユニットに発生する電磁力自体を極力低減
し、騒音発生を減らすことができるMRイメージング方
法及びMRI装置を提供することを、目的とする。とく
に、傾斜磁場強度を上げた場合でも、かかる騒音を減ら
すことが最大の目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、この発明のMRI装置は、静磁場中に置かれた被検
体に、同一波形で連続する複数周期の傾斜磁場パルスの
印加を含むパルスシーケンスに従って磁場を印加しなが
ら、前記被検体からMR信号を収集し、そのMR信号に
基づいて前記被検体の磁気共鳴に関する情報を得る装置
であり、前記複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくと
も1カ所のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期
分の半分の位相差を設定したことを特徴とする。
め、この発明のMRI装置は、静磁場中に置かれた被検
体に、同一波形で連続する複数周期の傾斜磁場パルスの
印加を含むパルスシーケンスに従って磁場を印加しなが
ら、前記被検体からMR信号を収集し、そのMR信号に
基づいて前記被検体の磁気共鳴に関する情報を得る装置
であり、前記複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくと
も1カ所のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期
分の半分の位相差を設定したことを特徴とする。
【0009】例えば、前記パルスシーケンスは、エコー
プラナーイメージング(EPI)法に従うシーケンスで
あり、前記複数周期の傾斜磁場パルスはリード方向の傾
斜磁場パルスである。前記位相差は、一つの側面とし
て、前記リード方向の複数周期の傾斜磁場パルスの各パ
ルス間全てに設けてある。前記位相差は、別の側面とし
て、前記リード方向の複数周期の傾斜磁場パルスの、時
間的に早い方からカウントして奇数番目と偶数番目のパ
ルス間に設けてある。
プラナーイメージング(EPI)法に従うシーケンスで
あり、前記複数周期の傾斜磁場パルスはリード方向の傾
斜磁場パルスである。前記位相差は、一つの側面とし
て、前記リード方向の複数周期の傾斜磁場パルスの各パ
ルス間全てに設けてある。前記位相差は、別の側面とし
て、前記リード方向の複数周期の傾斜磁場パルスの、時
間的に早い方からカウントして奇数番目と偶数番目のパ
ルス間に設けてある。
【0010】また、この発明のMRイメージング方法
は、静磁場中に置かれた被検体に、同一波形で連続する
複数周期の傾斜磁場パルスの印加を含むパルスシーケン
スに従って磁場を印加しながら、前記被検体からMR信
号を収集し、そのMR信号に基づいて前記被検体の磁気
共鳴に関する情報を得る方法で、前記複数周期の傾斜磁
場パルスの内の少なくとも1カ所のパルス相互間に、こ
の傾斜磁場パルス1周期分の半分の位相差を設定したこ
とを特徴とする。
は、静磁場中に置かれた被検体に、同一波形で連続する
複数周期の傾斜磁場パルスの印加を含むパルスシーケン
スに従って磁場を印加しながら、前記被検体からMR信
号を収集し、そのMR信号に基づいて前記被検体の磁気
共鳴に関する情報を得る方法で、前記複数周期の傾斜磁
場パルスの内の少なくとも1カ所のパルス相互間に、こ
の傾斜磁場パルス1周期分の半分の位相差を設定したこ
とを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一つの実施の形
態を図1〜図5を参照して説明する。
態を図1〜図5を参照して説明する。
【0012】この実施形態にかかるMRI(磁気共鳴イ
メージング)装置の概略構成を図1に示す。このMRI
装置は、被検体Pを載せる寝台部と、静磁場発生用の磁
石部と、静磁場に位置情報を付加するための傾斜磁場部
と、高周波信号を送受信する送受信部と、システムコン
トロール及び画像再構成を担う制御・演算部とを備えて
いる。
メージング)装置の概略構成を図1に示す。このMRI
装置は、被検体Pを載せる寝台部と、静磁場発生用の磁
石部と、静磁場に位置情報を付加するための傾斜磁場部
と、高周波信号を送受信する送受信部と、システムコン
トロール及び画像再構成を担う制御・演算部とを備えて
いる。
【0013】磁石部は、例えば超電導方式の磁石1と、
この磁石1に電流を供給する静磁場電源2とを備え、被
検体Pが遊挿される円筒状の開口部(診断用空間)の軸
方向(Z軸方向)に静磁場H0 を発生させる。なお、こ
の磁石部には1次のシミング用のシムコイル14が設け
られている。寝台部は、被検体Pを載せた天板を磁石1
の開口部に退避可能に挿入できるようになっている。
この磁石1に電流を供給する静磁場電源2とを備え、被
検体Pが遊挿される円筒状の開口部(診断用空間)の軸
方向(Z軸方向)に静磁場H0 を発生させる。なお、こ
の磁石部には1次のシミング用のシムコイル14が設け
られている。寝台部は、被検体Pを載せた天板を磁石1
の開口部に退避可能に挿入できるようになっている。
【0014】傾斜磁場部は、磁石1に組み込まれた傾斜
磁場コイルユニット3を備える。この傾斜磁場コイルユ
ニット3は、X、Y、Z軸方向の3組(種類)のx,
y,zコイル3x〜3zを備える。傾斜磁場部はさら
に、x,y,zコイル3x〜3zに電流を供給する傾斜
磁場電源4と、この電源4を制御するためのシーケンサ
5内の傾斜磁場シーケンサ5aとを備える。この傾斜磁
場シーケンサ5aはコンピュータを備え、装置全体を管
理するコントローラ6(コンピュータを搭載)からEP
I(超高速)法などに係るデータ収集用のパルスシーケ
ンスの指令信号を受ける。これにより、傾斜磁場シ−ケ
ンサ5aは、指令されたパルスシーケンスにしたがって
X、Y、Z軸方向の各傾斜磁場の印加及びその強度を制
御し、それらの傾斜磁場が静磁場H0 に重畳可能になっ
ている。この実施例では、互いに直交する3軸X,Y,
Zの内のZ軸方向の傾斜磁場をスライス用傾斜磁場GS
とし、X軸方向のそれを読出し用傾斜磁場GR とし、さ
らにY軸方向のそれを位相エンコード用傾斜磁場GE と
する。
磁場コイルユニット3を備える。この傾斜磁場コイルユ
ニット3は、X、Y、Z軸方向の3組(種類)のx,
y,zコイル3x〜3zを備える。傾斜磁場部はさら
に、x,y,zコイル3x〜3zに電流を供給する傾斜
磁場電源4と、この電源4を制御するためのシーケンサ
5内の傾斜磁場シーケンサ5aとを備える。この傾斜磁
場シーケンサ5aはコンピュータを備え、装置全体を管
理するコントローラ6(コンピュータを搭載)からEP
I(超高速)法などに係るデータ収集用のパルスシーケ
ンスの指令信号を受ける。これにより、傾斜磁場シ−ケ
ンサ5aは、指令されたパルスシーケンスにしたがって
X、Y、Z軸方向の各傾斜磁場の印加及びその強度を制
御し、それらの傾斜磁場が静磁場H0 に重畳可能になっ
ている。この実施例では、互いに直交する3軸X,Y,
Zの内のZ軸方向の傾斜磁場をスライス用傾斜磁場GS
とし、X軸方向のそれを読出し用傾斜磁場GR とし、さ
らにY軸方向のそれを位相エンコード用傾斜磁場GE と
する。
【0015】送受信部は、磁石1内の撮影空間にて被検
体Pの近傍に配設される高周波コイル7と、このコイル
7に接続された送信機8T及び受信機8Rと、この送信
機8T及び受信機8Rの動作を制御するためのシ−ケン
サ5内のRFシーケンサ5b(コンピュータを搭載)と
を備える。この送信機8T及び受信機8Rは、RFシー
ケンサ5bの制御のもと、核磁気共鳴(NMR)を励起
させるためのラーモア周波数のRF電流パルスを高周波
コイル7に供給する一方、高周波コイル7が受信したM
R信号(高周波信号)を受信し、各種の信号処理を施し
て、対応するデジタル信号を形成するようになってい
る。
体Pの近傍に配設される高周波コイル7と、このコイル
7に接続された送信機8T及び受信機8Rと、この送信
機8T及び受信機8Rの動作を制御するためのシ−ケン
サ5内のRFシーケンサ5b(コンピュータを搭載)と
を備える。この送信機8T及び受信機8Rは、RFシー
ケンサ5bの制御のもと、核磁気共鳴(NMR)を励起
させるためのラーモア周波数のRF電流パルスを高周波
コイル7に供給する一方、高周波コイル7が受信したM
R信号(高周波信号)を受信し、各種の信号処理を施し
て、対応するデジタル信号を形成するようになってい
る。
【0016】さらに、制御・演算部は、上述したコント
ローラ6のほか、受信機8Rで形成されたMR信号のデ
ジタルデータを入力し、画像データを演算する演算ユニ
ット10と、演算した画像データを保管する記憶ユニッ
ト11と、画像を表示する表示器12と、入力器13と
を備えている。演算ユニット10は、具体的には、メモ
リで形成される2次元フーリエ空間への実測データの配
置、画像再構成のためのフーリエ変換などの処理を行
う。コントローラ6は傾斜磁場シーケンサ5a及びRF
シーケンサ5bの同期をとりながら、両者の動作内容及
び動作タイミングを制御する。
ローラ6のほか、受信機8Rで形成されたMR信号のデ
ジタルデータを入力し、画像データを演算する演算ユニ
ット10と、演算した画像データを保管する記憶ユニッ
ト11と、画像を表示する表示器12と、入力器13と
を備えている。演算ユニット10は、具体的には、メモ
リで形成される2次元フーリエ空間への実測データの配
置、画像再構成のためのフーリエ変換などの処理を行
う。コントローラ6は傾斜磁場シーケンサ5a及びRF
シーケンサ5bの同期をとりながら、両者の動作内容及
び動作タイミングを制御する。
【0017】次に、この実施例の動作を説明する。
【0018】このMRI装置が起動すると、コントロー
ラ6は所定メインプログラムを実行し、それにより傾斜
磁場シーケンサ5a及びRFシーケンサ5bに例えば図
2に示すエコープラナーイメージング(EPI:超高
速)法のパルスシーケンス開始を指令する。傾斜磁場シ
ーケンサ5aは、同図のシーケンスに基づいてスライス
用傾斜磁場GS 、読出し用傾斜磁場GR 、及び位相エン
コード用傾斜磁場GE を制御する。これと並行して、R
Fシーケンサ5bは、被検体Pに90゜RFパルス及び
180゜RFパルスを印加させる。
ラ6は所定メインプログラムを実行し、それにより傾斜
磁場シーケンサ5a及びRFシーケンサ5bに例えば図
2に示すエコープラナーイメージング(EPI:超高
速)法のパルスシーケンス開始を指令する。傾斜磁場シ
ーケンサ5aは、同図のシーケンスに基づいてスライス
用傾斜磁場GS 、読出し用傾斜磁場GR 、及び位相エン
コード用傾斜磁場GE を制御する。これと並行して、R
Fシーケンサ5bは、被検体Pに90゜RFパルス及び
180゜RFパルスを印加させる。
【0019】つまり、最初に、スライス用傾斜磁場GS
が傾斜磁場電源4からzコイル3z、3zを介して印加
され、この傾斜磁場GS が一定値まで立上がった時点で
送信機8T及び高周波コイル7を介して90゜RFパル
スが印加される。これにより、被検体の所定スライス幅
の領域が選択されるとともに、その面内の原子核スピン
が周波数選択的に励起され、y´軸(回転座標)までフ
リップする。
が傾斜磁場電源4からzコイル3z、3zを介して印加
され、この傾斜磁場GS が一定値まで立上がった時点で
送信機8T及び高周波コイル7を介して90゜RFパル
スが印加される。これにより、被検体の所定スライス幅
の領域が選択されるとともに、その面内の原子核スピン
が周波数選択的に励起され、y´軸(回転座標)までフ
リップする。
【0020】次いで、スライス用傾斜磁場GS が極性反
転され、さらに読出し用傾斜磁場GR がxコイル3x、
3xを介して印加される。これはスライス面内の読出し
用傾斜磁場GR 方向に並んだスピンの位相が各エコーの
中心時刻においてそろうようにするための印加である。
転され、さらに読出し用傾斜磁場GR がxコイル3x、
3xを介して印加される。これはスライス面内の読出し
用傾斜磁場GR 方向に並んだスピンの位相が各エコーの
中心時刻においてそろうようにするための印加である。
【0021】次いで、スライス用傾斜磁場GS とともに
180゜RFパルスが印加される。このため、原子核ス
ピンが180度、y´軸の回りに回転する。つまり、原
子核スピンの位相が反転する。
180゜RFパルスが印加される。このため、原子核ス
ピンが180度、y´軸の回りに回転する。つまり、原
子核スピンの位相が反転する。
【0022】次いで、上記位相反転に因るエコー信号を
収集するため、エコー時間TEが時間的中心となる所定
時刻に達すると、読出し用傾斜磁場GR がxコイル3
x、3xを介して印加開始される。この読出し用傾斜磁
場GR はその後、複数回、極性反転されるが、マイナス
側からプラス側への極性反転後の1周期(360°)が
経過すると、この1周期の半周期に相当する180°の
休止時間が設定されている。
収集するため、エコー時間TEが時間的中心となる所定
時刻に達すると、読出し用傾斜磁場GR がxコイル3
x、3xを介して印加開始される。この読出し用傾斜磁
場GR はその後、複数回、極性反転されるが、マイナス
側からプラス側への極性反転後の1周期(360°)が
経過すると、この1周期の半周期に相当する180°の
休止時間が設定されている。
【0023】図2のEPI法の場合、読出し用傾斜磁場
GR のパルスがマイナス方向からプラスに反転して1周
期T1が終わると、半周期分の休止時間R1が在り、そ
の後、再びマイナス方向からプラスに反転する同一波形
の別の1周期T2が続く。この周期T2と次の周期T3
との間にも半周期分の休止時間R2が設定されている。
これにより、同一波形で連続する読出し用傾斜磁場GR
のパルス群において1周期相当の各パルスと続く1周期
相当の各パルスとの間に、180°の位相差が設定され
る。
GR のパルスがマイナス方向からプラスに反転して1周
期T1が終わると、半周期分の休止時間R1が在り、そ
の後、再びマイナス方向からプラスに反転する同一波形
の別の1周期T2が続く。この周期T2と次の周期T3
との間にも半周期分の休止時間R2が設定されている。
これにより、同一波形で連続する読出し用傾斜磁場GR
のパルス群において1周期相当の各パルスと続く1周期
相当の各パルスとの間に、180°の位相差が設定され
る。
【0024】この読出し用傾斜磁場GR の連続印加に並
行し、その極性反転毎に、図3に示すk空間上の位相エ
ンコード方向keのデータ配置位置を1ラインずらすた
めの位相エンコード用傾斜磁場GE がyコイル3y,3
yを介して印加される。
行し、その極性反転毎に、図3に示すk空間上の位相エ
ンコード方向keのデータ配置位置を1ラインずらすた
めの位相エンコード用傾斜磁場GE がyコイル3y,3
yを介して印加される。
【0025】そして、読出し用傾斜磁場GR の反転の度
にエコー信号が生じる。このエコー信号は高周波コイル
7を通して順次収集されて受信機8Rに送られる。受信
機8Rはエコー信号に増幅、中間周波変換、位相検波、
低周波増幅などの処理を施し、さらにA/D変換してエ
コーデータに生成する。このエコーデータは演算ユニッ
ト10に送られ、k空間に対応したメモリ領域にデータ
が配置される。このEPI法に拠るデータ収集パルスシ
ーケンスによって、図3に示すように1ショットでk空
間への2次元のデータ充填が完了する。k空間のエコー
データは演算ユニット10により2次元フーリエ変換に
より実空間の画像データに再構成される。この画像デー
タは記憶ユニット13に記憶されるとともに、必要に応
じて表示器14にMR画像として表示される。
にエコー信号が生じる。このエコー信号は高周波コイル
7を通して順次収集されて受信機8Rに送られる。受信
機8Rはエコー信号に増幅、中間周波変換、位相検波、
低周波増幅などの処理を施し、さらにA/D変換してエ
コーデータに生成する。このエコーデータは演算ユニッ
ト10に送られ、k空間に対応したメモリ領域にデータ
が配置される。このEPI法に拠るデータ収集パルスシ
ーケンスによって、図3に示すように1ショットでk空
間への2次元のデータ充填が完了する。k空間のエコー
データは演算ユニット10により2次元フーリエ変換に
より実空間の画像データに再構成される。この画像デー
タは記憶ユニット13に記憶されるとともに、必要に応
じて表示器14にMR画像として表示される。
【0026】このように本実施形態では、EPI法によ
って高速にMR画像が再構成される。また、読出し用傾
斜磁場GR のパルス(極性反転した1周期のパルス)間
に180°の位相差を設けているため、傾斜磁場コイル
ユニット3から発生する騒音を低下させることができ
る。つまり、傾斜磁場コイルの振動の基本モードは、ほ
とんどそのコイルに流れる電流波形で決定されるから、
図4に示すように、傾斜磁場コイルユニット3から発生
する最初の1周期T1の読出し用傾斜磁場GR パルスの
電磁力に因るユニット3の機械的振動をV1とし、その
次の1周期T2の読出し用傾斜磁場GR パルスに因るそ
れをV2とすると、両方の信号V1,V2には180°
の時間的位相差が在るので、それらの振動V1,V2の
大半は互いに相殺される。この振動V1,V2の相殺後
においても依然として振動が残っている場合、さらに引
き続く第3番目の位相差180°の振動V3(図示せ
ず)によって的確に相殺されていく。本実施形態の場
合、180°の位相差は1周期(360°)のパルス毎
に設定されているから、上記相殺効果は1周期のパルス
毎に発揮される。
って高速にMR画像が再構成される。また、読出し用傾
斜磁場GR のパルス(極性反転した1周期のパルス)間
に180°の位相差を設けているため、傾斜磁場コイル
ユニット3から発生する騒音を低下させることができ
る。つまり、傾斜磁場コイルの振動の基本モードは、ほ
とんどそのコイルに流れる電流波形で決定されるから、
図4に示すように、傾斜磁場コイルユニット3から発生
する最初の1周期T1の読出し用傾斜磁場GR パルスの
電磁力に因るユニット3の機械的振動をV1とし、その
次の1周期T2の読出し用傾斜磁場GR パルスに因るそ
れをV2とすると、両方の信号V1,V2には180°
の時間的位相差が在るので、それらの振動V1,V2の
大半は互いに相殺される。この振動V1,V2の相殺後
においても依然として振動が残っている場合、さらに引
き続く第3番目の位相差180°の振動V3(図示せ
ず)によって的確に相殺されていく。本実施形態の場
合、180°の位相差は1周期(360°)のパルス毎
に設定されているから、上記相殺効果は1周期のパルス
毎に発揮される。
【0027】したがって、従来のEPI法に係る読出し
用傾斜磁場GR のように、1周期(360°)のパルス
T1,T2,…を単に連続させるパルスシーケンス(図
5参照)に比べ、読出し用傾斜磁場GR に因ってコイル
ユニット3に加わる機械的撓みに起因した騒音自体が著
しく低減する。EPI法の場合の騒音発生の主要原因を
成すのはこの読出し用傾斜磁場GR であるから、傾斜磁
場コイルユニット3全体から発生する騒音も著しく低減
し、外部への漏れ音も激減し、静音性に優れたものとな
る。このため、診断時に騒音に起因して患者に与える不
快感も大幅に緩和され、検査の容易化に貢献可能とな
る。また、従来採用していた遮音のための吸音材などの
装備も不要又は減らすことができるから、ガントリの小
形化にも寄与可能となる。勿論、そのような吸音材の装
備と、読出し用傾斜磁場GR のパルス列への180°の
位相差設定とを並行して実施し、騒音低減を一層確実な
らしめる構成を採用することもできる。
用傾斜磁場GR のように、1周期(360°)のパルス
T1,T2,…を単に連続させるパルスシーケンス(図
5参照)に比べ、読出し用傾斜磁場GR に因ってコイル
ユニット3に加わる機械的撓みに起因した騒音自体が著
しく低減する。EPI法の場合の騒音発生の主要原因を
成すのはこの読出し用傾斜磁場GR であるから、傾斜磁
場コイルユニット3全体から発生する騒音も著しく低減
し、外部への漏れ音も激減し、静音性に優れたものとな
る。このため、診断時に騒音に起因して患者に与える不
快感も大幅に緩和され、検査の容易化に貢献可能とな
る。また、従来採用していた遮音のための吸音材などの
装備も不要又は減らすことができるから、ガントリの小
形化にも寄与可能となる。勿論、そのような吸音材の装
備と、読出し用傾斜磁場GR のパルス列への180°の
位相差設定とを並行して実施し、騒音低減を一層確実な
らしめる構成を採用することもできる。
【0028】さらに、本実施形態において騒音レベルを
一定限度の許容値に抑えれば済む場合、この許容値を越
えない限り、発生騒音のレベルが下がった分、読出し用
傾斜磁場GR の強度を上げることも可能になり、撮像の
高速化、リアルタイム性をより向上させることもでき
る。
一定限度の許容値に抑えれば済む場合、この許容値を越
えない限り、発生騒音のレベルが下がった分、読出し用
傾斜磁場GR の強度を上げることも可能になり、撮像の
高速化、リアルタイム性をより向上させることもでき
る。
【0029】なお、上記実施形態では読出し用傾斜磁場
GR のように、1周期(360°)のパルスT1,T
2,…の間全てに180°の位相差を設けるパルス列と
したが、本発明は必ずしもそのようなパルス列に限定さ
れるものではない。かかる180度の位相差が、同一波
形が連続するパルス列の中で理論的には1つ設定されて
いるだけでも、これに相当する振動相殺効果が在り、騒
音も小さくなる。また、この実施形態の好適な実施例の
一つして図6に示すパルス列を挙げることができる。同
図のパルス列に係る読出し用傾斜磁場GR (EPI法)
では、奇数番目(T1,T3,…)と偶数番目(T2,
T4,…)の1周期パルスの間に180°の位相差(休
止期間R1,…)が設定されている。つまり、図2のも
のに比べて180°の位相差が1周期パルス置きに設定
されている。これによっても、奇数番目の1周期パルス
に因る振動と偶数番目のそれによる振動とが相殺し合う
または減らし合う効果が得られ、発生騒音自体を良好に
減少させると共に、位相差180°を実現する休止時間
を減らす分、撮像の高速化に寄与するという効果もあ
る。
GR のように、1周期(360°)のパルスT1,T
2,…の間全てに180°の位相差を設けるパルス列と
したが、本発明は必ずしもそのようなパルス列に限定さ
れるものではない。かかる180度の位相差が、同一波
形が連続するパルス列の中で理論的には1つ設定されて
いるだけでも、これに相当する振動相殺効果が在り、騒
音も小さくなる。また、この実施形態の好適な実施例の
一つして図6に示すパルス列を挙げることができる。同
図のパルス列に係る読出し用傾斜磁場GR (EPI法)
では、奇数番目(T1,T3,…)と偶数番目(T2,
T4,…)の1周期パルスの間に180°の位相差(休
止期間R1,…)が設定されている。つまり、図2のも
のに比べて180°の位相差が1周期パルス置きに設定
されている。これによっても、奇数番目の1周期パルス
に因る振動と偶数番目のそれによる振動とが相殺し合う
または減らし合う効果が得られ、発生騒音自体を良好に
減少させると共に、位相差180°を実現する休止時間
を減らす分、撮像の高速化に寄与するという効果もあ
る。
【0030】また、本発明を適用するパルス列は必ずし
も図2、6に示したように1周期(360°)のパルス
中の極性反転が連続して行われるものである必要はな
く、図7に示すように、1周期のパルス中で、例えばマ
イナス極性からプラス極性に反転させる途中に時間差Δ
Tを設ける形式のパルス列であってもよい。
も図2、6に示したように1周期(360°)のパルス
中の極性反転が連続して行われるものである必要はな
く、図7に示すように、1周期のパルス中で、例えばマ
イナス極性からプラス極性に反転させる途中に時間差Δ
Tを設ける形式のパルス列であってもよい。
【0031】さらに、本発明に係る180°の位相差設
定の手法は、EPI法における読出し用傾斜磁場のパル
ス列に限らず、RARE(高速SE)法における位相エ
ンコード方向のパルス列やGRASE(Gradient and S
pin Echo)法における読出し方向のパルス列にも適用で
きる。
定の手法は、EPI法における読出し用傾斜磁場のパル
ス列に限らず、RARE(高速SE)法における位相エ
ンコード方向のパルス列やGRASE(Gradient and S
pin Echo)法における読出し方向のパルス列にも適用で
きる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るMR
イメージング方法及びMRI装置によれば、EPI法に
よる読出し方向のパルス列に見られる如く、同一波形が
連続する複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくとも1
カ所のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期分の
半分の位相差を設定したため、ある1周期のパルスによ
る傾斜磁場コイルユニットの電磁力に因る振動とその次
の1周期のパルスによるそれとの間に180°の位相差
が生じ、振動同士が互いに相殺し合い(又は減らし合
い)、残る振動成分が著しく減少する。これにより、傾
斜磁場コイルユニットに磁場パルスに因って加わる、機
械的撓みなどの力が著しく少なくなり、外部に発生する
騒音も大幅に低下する。したがって、従来のように煩わ
しい吸音材の設置を行う必要も無く、静音性に優れたM
Rイメージング方法及びMRI装置を提供できるととも
に、傾斜磁場強度を向上させて高速撮像、リアルタイム
性を追及するという昨今のMRイメージングに課せられ
た要請の一翼を担うことができる。
イメージング方法及びMRI装置によれば、EPI法に
よる読出し方向のパルス列に見られる如く、同一波形が
連続する複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくとも1
カ所のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期分の
半分の位相差を設定したため、ある1周期のパルスによ
る傾斜磁場コイルユニットの電磁力に因る振動とその次
の1周期のパルスによるそれとの間に180°の位相差
が生じ、振動同士が互いに相殺し合い(又は減らし合
い)、残る振動成分が著しく減少する。これにより、傾
斜磁場コイルユニットに磁場パルスに因って加わる、機
械的撓みなどの力が著しく少なくなり、外部に発生する
騒音も大幅に低下する。したがって、従来のように煩わ
しい吸音材の設置を行う必要も無く、静音性に優れたM
Rイメージング方法及びMRI装置を提供できるととも
に、傾斜磁場強度を向上させて高速撮像、リアルタイム
性を追及するという昨今のMRイメージングに課せられ
た要請の一翼を担うことができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るMRI装置の一例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図2】実施形態に係るEPI法の一例をパルスシーケ
ンス。
ンス。
【図3】EPI法によるk空間上のデータ配置例を示す
図。
図。
【図4】傾斜磁場コイルユニットから発生する騒音の相
殺(又は減じ合う)効果を説明する図。
殺(又は減じ合う)効果を説明する図。
【図5】実施形態の中で比較のために参照した、従来の
EPI法による読出し方向の傾斜磁場のパルスシーケン
ス。
EPI法による読出し方向の傾斜磁場のパルスシーケン
ス。
【図6】180°の位相差設定のその他の形態を示すパ
ルスシーケンス。
ルスシーケンス。
【図7】180°の位相差を設定可能な傾斜磁場のその
他の波形例を示すパルスシーケンス。
他の波形例を示すパルスシーケンス。
1 磁石 2 静磁場電源 3 傾斜磁場コイルユニット 4 傾斜磁場電源 5 シーケンサ 6 コントローラ 7 高周波コイル 8T 送信機 8R 受信機 10 演算ユニット 11 記憶ユニット
Claims (5)
- 【請求項1】 静磁場中に置かれた被検体に、同一波形
で連続する複数周期の傾斜磁場パルスの印加を含むパル
スシーケンスに従って磁場を印加しながら、前記被検体
からMR信号を収集し、そのMR信号に基づいて前記被
検体の磁気共鳴に関する情報を得るようにしたMRI装
置において、 前記複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくとも1カ所
のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期分の半分
の位相差を設定したことを特徴とするMRI装置。 - 【請求項2】 前記パルスシーケンスは、エコープラナ
ーイメージング(EPI)法に従うシーケンスであり、
前記複数周期の傾斜磁場パルスはリード方向の傾斜磁場
パルスである請求項1記載のMRI装置。 - 【請求項3】 前記位相差は、前記リード方向の複数周
期の傾斜磁場パルスの各パルス間全てに設けてある請求
項2記載のMRI装置。 - 【請求項4】 前記位相差は、前記リード方向の複数周
期の傾斜磁場パルスの、時間的に早い方からカウントし
て奇数番目と偶数番目のパルス間に設けてある請求項2
記載のMRI装置。 - 【請求項5】 静磁場中に置かれた被検体に、同一波形
で連続する複数周期の傾斜磁場パルスの印加を含むパル
スシーケンスに従って磁場を印加しながら、前記被検体
からMR信号を収集し、そのMR信号に基づいて前記被
検体の磁気共鳴に関する情報を得るMRイメージング方
法において、 前記複数周期の傾斜磁場パルスの内の少なくとも1カ所
のパルス相互間に、この傾斜磁場パルス1周期分の半分
の位相差を設定したことを特徴とするMRイメージング
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057579A JPH09248285A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | Mrイメージング方法及びmri装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8057579A JPH09248285A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | Mrイメージング方法及びmri装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09248285A true JPH09248285A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13059771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8057579A Pending JPH09248285A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | Mrイメージング方法及びmri装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09248285A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001309902A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
CN102266224A (zh) * | 2010-06-07 | 2011-12-07 | 株式会社东芝 | 磁共振成像装置 |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8057579A patent/JPH09248285A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001309902A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-06 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
CN102266224A (zh) * | 2010-06-07 | 2011-12-07 | 株式会社东芝 | 磁共振成像装置 |
US9332925B2 (en) | 2010-06-07 | 2016-05-10 | Toshiba Medical Systems Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus having continuous readout gradient with gradient slew rate changed |
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