JPH09247697A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

Info

Publication number
JPH09247697A
JPH09247697A JP5471996A JP5471996A JPH09247697A JP H09247697 A JPH09247697 A JP H09247697A JP 5471996 A JP5471996 A JP 5471996A JP 5471996 A JP5471996 A JP 5471996A JP H09247697 A JPH09247697 A JP H09247697A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
adjustment
display device
image display
point recognition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5471996A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Fujiwara
正則 藤原
Tsutomu Sakamoto
務 坂本
Kichiji Tsuzuki
吉司 都築
Hisayuki Mihara
久幸 三原
Toshio Obayashi
稔夫 尾林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5471996A priority Critical patent/JPH09247697A/ja
Publication of JPH09247697A publication Critical patent/JPH09247697A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、例えばプロジェクションテレビに
おけるコンバーゼンス調整が、一般視聴者でも容易に実
施できるようにした画像表示装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】入力映像信号と調整用映像信号発生回路13
からの映像信号が選択されて、RGBの投写管191 〜19
3 に入力する。また、選択された映像信号から同期分離
回路20で同期信号を抽出し、ディジタルコンバーゼンス
装置22に供給すると共に主偏向信号発生回路21に供給し
て、各投写管191 〜193 の主偏向信号を発生する。ディ
ジタルコンパーゼンス装置22は、操作入力で指令される
マイクロプロセッサ15で制御されるメモリを備え、スク
リーン19に形成した調整点認識構造体に対応するデータ
を読み出し、その映像をスクリーン19に表示する。RG
Bの補助偏向信号の調整で、その表示映像と調整点認識
構造体とを一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタルコン
バーゼンス装置や、あるいは歪み補正装置を備えた、背
面投写式のプロジェクションテレビやCRTを備えたカ
ラーテレビジョン等の画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像表示装置において表示画面の大型化
が望まれており、このために大型カラーテレビジョンや
背面投写式のプロジェクションテレビが開発されてい
る。ここで、背面投写式のプロジェクションテレビは、
R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色にそれぞれ対応
した映像信号を、RGBそれぞれに対応する投写管に対
して供給し、この各投写管それぞれから出力される映像
が、レンズや反射鏡等の光学系を適宜介してスクリーン
に投写されるようにしている。すなわち、RGBの三原
色の映像がスクリーン上で重ね合わせてカラー映像が写
し出されるもので、この映像がスクリーンの背面から見
られるようにする。
【0003】しかし、RGBそれぞれに相当する3本の
投写管の位置はそれぞれ相違する。したがって各投写管
それぞれからスクリーンに対する投写角が異なり、スク
リーン上では色ずれが生ずる。この様な色ずれに対する
対策としては、各投写管それぞれに対して補正用の補助
偏向コイルを設け、この補助偏向コイルに対してそれぞ
れ補正信号を供給し、色ずれを補正するような磁界をこ
のコイルに誘発させ、電子ビームの偏向方向を補正こと
で、スクリーン上の色ずれが補正することが知られてい
る。
【0004】例えば、水平および垂直走査周期の信号か
らアナログ回路より様々な波形の信号を生成し、これら
の信号を巧みに組み合わせることにより必要な補正信号
が生成されるようにしている。しかし、この様なアナロ
グ回路を駆使したコンバーゼンス装置にあっては、必ず
しも所望の補正信号が得られず、またその調整が非常に
繁雑である。この様な状況から、ディジタルコンバーゼ
ンス装置が出現している。
【0005】このディジタルコンバーゼンス装置は、1
画面分の情報を記憶できる容量のメモリを設け、このメ
モリにコンバーゼンス補正信号を発生するためのデータ
を予め格納しておく。そして、画面の走査に対応してこ
のメモリからディジタルデータを読み出し、これをD/
A変換回路によってアナログ信号に変換し、このアナロ
グ信号に対応する電流を補正用偏向コイルに流して、コ
ンバーゼンス調整が行われるようにする。この場合、こ
のディジタルコンバーゼンス装置は、アナログコンバー
ゼンス装置とは異なり任意の補正信号が得られ、良好な
調整が可能とされる。
【0006】従来のディジタルコンバーゼンス装置にあ
っては、メモリの内部に例えば図4で示すような複数の
調整点それぞれに対応する補正信号が、ディジタルデー
タとして格納されている。すなわち、画面内に格子状に
配列された複数の調整点それぞれにおける補正信号のレ
ベルが、ディジタルデータとして格納されているもの
で、これらのデータが同期信号に同期して読み出され
る。この読み出された補正データは、内挿処理して画面
全体の補正信号が得られるもので、この信号かD/A変
換回路によってアナログ信号に変換して適宜増幅し、R
GBそれぞれに対応する投写管それぞれの補正用の補助
偏向コイルに入力されるようにする。
【0007】実際にコンバーゼンス調整を行うに際して
は、まず入力操作によってコンバーゼンス調整モードに
設定し、マイクロプロセッサの指示によって調整用映像
信号を選択し、調整点の映像が判るような映像、例えば
調整点の位置それぞれに図4で示したような点や小さな
十字が表示されたような映像を表示させる。調整者はス
クリーンに表示された調整用の映像を見ながら、スクリ
ーン上の所定位置でRGBそれぞれの調整点の示す各映
像が重なるように調整することで、コンバーゼンスのず
れと歪みを無くすことができる。
【0008】ところで、コンバーゼンス装置において図
4で示すように1つの画面内に30点程度の調整点が要
求されるもので、この場合画面の周辺部にも調整点を配
置する必要があり、したがって合計56点程度の調整点
が必要となる。この点、コンバーゼンス調整には熟練を
要するものであり、この様なプロジェクションテレビを
購入した視聴者は、画面の中央部付近でのみRGBの相
対的な位置合わせを行うことでしか調整を行うことがで
きない。
【0009】すなわち、コンバーゼンス装置はそれ自体
画面周辺部までも精密なコンバーゼンス合わせが行える
性能を備えているものであるが、その製造メーカは実際
の視聴者が画面の周辺部までのコンバーゼンス調整が困
難であると判断し、視聴者においてはその調整機能の全
てを開放せずに、画面の中央部においてのみRGB三原
色の位置合わせしかできないようにしていた。
【0010】この様な問題点に対処するために、図5で
示すような4点程度の調整点を設定し、この様な調整点
を用いて画面全体のコンバーゼンスを合わせるようにす
ることが考えられた。すなわち、図5で示すような特定
の4点程度の調整点においてコンバーゼンス調整を行
い、これら4点の補正データをも求める。そして、これ
ら4点の補正データと設定された標準的な平均補正デー
タに基づき、演算によって画面全体の補正データが求め
られるようにする。
【0011】この様に画面全体に対して4点程度であれ
ば、熟練者ではない視聴者においても容易にコンバーゼ
ンス調整が可能とされる。しかし、4点であってもスク
リーン上のどの位置でコンバーゼンスを合わせればよい
ものであるかを理解することができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、画面上の4点程度の調整点
を用いて、熟練者ではない一般の視聴者においても、例
えば背面投写式のプロジェクションテレビにおいて容易
に画面全体のコンバーゼンス合わせが可能とされる画像
表示装置を提供しようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る画像表示
装置は、それぞれ映像入力端子、主偏向手段、さらに補
助偏向手段を備えた3原色にそれぞれ対応する投写管を
備え、スクリーン上にこれら投写管それぞれからの映像
が重ねて表示されるもので、このスクリーンの映像投写
面にはn個の調整点に対応して微小な調整点認識構造体
が形成され、これらn個の調整点それぞれに対応するデ
ィジタル偏向データをメモリ手段に記憶保持する。この
メモリ手段に記憶されたディジタル偏向データに基づき
スクリーン画面全体のディジタル補助偏向データを求
め、このディジタル補助偏向データをアナログデータに
変換して各投写管の補助偏向手段に供給し、このアナロ
グデータに基づきn個の調整点それぞれに対応する表示
データを前記スクリーンに表示するもので、n個の調整
点それぞれに対応する表示データの位置を、スクリーン
に形成された調整点認識構造体位置に合致されるように
偏向データが調整されるようにする。
【0014】この様に構成される画像表示装置にあって
は、スクリーン上に各調整点にそれぞれ対応する位置
に、視覚的に認識できる調整点認識構造体が設定されて
いるもので、調整者はこの調整点認識構造体の位置でコ
ンバーゼンス調整を行う。したがって、例えば画面に4
点程度の調整点が設定されたとしても、この4点の調整
点でそれぞれコンバーゼンス合わせを行うことで、これ
まで考えられた演算手段等を用いて画面全体のコンバー
ゼンス調整が可能とされるものであり、熟練者ではない
一般視聴者においても、画面全体のコンバーゼンス合わ
せが容易に且つ確実に行える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
一実施の形態を説明する。図1はこの実施の形態を説明
するための背面投写式のプロジェクションテレビによる
実施例の構成を示すもので、入力端子11に映像信号が入
力される。この入力映像信号は選択回路12に供給される
もので、この選択回路12には調整用映像信号発生回路13
からの調整用の映像信号も入力されている。
【0016】選択回路12は、入力装置14からの指令入力
の供給されるマイクロプロセッサ15からの指令によっ
て、入力映像信号もしくは調整用映像信号発生回路13か
らの調整用映像信号の一方を選択するもので、選択回路
12で選択された映像信号は映像信号処理回路16に供給さ
れる。そして、この映像信号処理回路16では供給された
映像信号に基づくRGB信号にそれぞれ変換し、増幅回
路171 、172 、173 でそれぞれ増幅して、RGBの三原
色それぞれに対応する投写管181 、182 、183 にそれぞ
れ供給され、適宜光学系(図示せず)を介してスクリー
ン19に投写するもので、投写管181 〜183 それぞれから
の投写映像がスクリーン19上で重ね合わせて投影され、
カラー映像が移し出されて、この映像がスクリーン19の
背面から視認されるようにする。
【0017】選択回路12で選択された映像信号は、さら
に同期分離回路20に供給され、同期信号が分離抽出され
る。この同期信号は主偏向信号発生回路21およびディジ
タルコンバーゼンス回路22に対して入力される。そし
て、主偏向信号発生回路21で発生された水平(H)およ
び垂直(V)の主偏向信号は、RGBにそれぞれ対応す
る投写管181 〜183 それぞれのネックに装着した主偏向
コイルの入力端子に供給される。
【0018】ここで、3本の投写管181 〜183 とスクリ
ーン19との間には、適宜反射鏡が配置され、各投写管18
1 〜183 それぞれからの映像光を折り返してスクリーン
19に導くもので、この種機器の薄型化が図れるようにし
ている。また、3本の投写管181 〜183 それぞれとスク
リーン19との位置関係は相違している。このため、同一
の投写管にあっても画面中央部と周辺部とでは位置関係
が異なり、このままでは投写されたRGBの各色の映像
が正しく重なることがなく、歪みも発生するようにな
る。
【0019】ディジタルコンバーゼンス装置22は、この
様な問題点に対処するコンバーゼンスの調整を行うもの
で、このコンバーゼンス装置22にはマイクロプロセッサ
15からの指令入力と共に、同期分離回路20からの同期信
号が入力される。そして、投写管81〜182 それぞれに対
応する水平および垂直の補助偏向信号を発生し、これら
6種の補助偏向信号は増幅回路231 〜236 でそれぞれ増
幅して、投写管181 〜183 それぞれの、ネックに備え付
けられた水平および垂直の補助偏向コイルの入力端子に
供給する。
【0020】図2はディジタルコンバーゼンス装置22の
詳細な回路構成を示すもので、マイクロプロセッサ15か
らの指令の供給されるメモリ31を備える。このメモリ31
には同期分離回路20で抽出された同期信号の入力される
制御信号発生回路32からの制御信号が供給され、図3で
a〜dにより示すような画面内で格子状に配列とされた
例えば4個の調整点それぞれにおける補正信号のレベル
が、ディジタルデータとして格納されている。
【0021】実際のコンバーゼンス調整においては、例
えば図3でa〜dで示す4点の調整点でしか調整を行わ
ず、残りの点の補正データはこの4点の補正データと標
準的な補正データとの間で演算して求め、画面内全ての
点の補正データが求められるようにしている。この様な
演算処理はマイクロプロセッサ15において実行してもよ
く、また別途演算用のハードウエアをメモリ31に対して
接続するようにしてもよい。
【0022】メモリ31からは、入力される同期信号に同
期してコンバーゼンス補正データが読み出され、このコ
ンバーゼンス補正データは内挿処理回路33に供給して、
画面全体のコンバーゼンス補正信号が得られるようにす
る。このコンバーゼンス補正信号は、D/A変換回路34
1 〜346 に入力されてアナログ信号に変換され、投写管
181 〜183 それぞれの水平および垂直偏向に対応するア
ナログ状補助偏向信号として出力され、増幅回路231 〜
236 にそれぞれ供給される。
【0023】この様に構成される装置において、コンバ
ーゼンス調整を行う場合について説明する。まず、視聴
者である調整者が入力装置14を操作し、コンバーゼンス
調整モードを設定することをマイクロプロセッサ15に指
示する。マイクロプロセッサ15は、選択回路12に対して
選択指令を与え、調整用映像信号発生回路13からの調整
用映像信号を選択し、これを映像信号処理回路16並びに
同期分離回路20に供給する。
【0024】調整用映像信号発生回路13においては、図
3で示すような調整点a〜dにそれぞれ対応した、調整
点の位置が判るような映像、例えば調整点位置に点や小
さな十字が表示されるような調整用映像信号を発生さ
せ、この調整用映像が表示されるようにする。調整者
は、この調整用映像を見ながら、その小さな点や十字の
位置を調整し、スクリーン19に形成された調整点に対応
する所定位置において、RGBの調整点を示す調整点の
映像が重なるように調整し、コンバーゼンスのずれと歪
みを無くするようにする。
【0025】次に、この実施例における特徴であるスク
リーン19について説明すると、スクリーン19には図3で
示すような調整点a〜dにそれぞれ対応した位置に、目
立たないマークを施す処理を行う。
【0026】従来にあっては、調整点の総数が画面内に
30点以上もあったために、この様な処理をスクリーン
全体に施した場合には目立ってしまい、実際に実施する
ことが困難であった。しかしながら、この実施例にあっ
ては図3で示されたようにスクリーン19の全体で4個の
調整点a〜dが設定されるもので、この4点程度で画面
全体のコンバーゼンスを合わせることができるディジタ
ルコンバーゼンス装置22を備えれば、調整点のためのマ
ーキング処理も4点ですみ、視覚上で全く問題とならな
い。
【0027】この結果、熟練者ではない一般の視聴者で
あっても、極めて容易にコンバーゼンス調整を行うこと
ができるようになる。すなわち、調整者は調整点にそれ
ぞれ対応した調整用映像を見ながら、この調整点マーク
a〜dにRGBそれぞれの投写管181 〜183 からの投写
映像を合わせるように調整すれば、画面全体のコンバー
ゼンスを合わせることができる。
【0028】ここで、スクリーン19の構造について説明
すると、このスクリーン19には図3で示すような調整点
にそれぞれ対応する構造体によるマークa〜dを形成す
る。この場合、このマークa〜dはその大きさがなるべ
く小さくされるように構成されるもので、これらマーク
a〜dは至近距離でなければ視認できないように小さく
する、あるいは特殊な方法によってのみそのマークが視
認できるようにする。この場合、民生用プロジェクショ
ンテレビに対して適用することを第1の目的とすると、
当然このスクリーン19が安価に作成できることが望まれ
る。以下に、具体的にスクリーン19に対して調整点を指
示するマークa〜dを形成する手段について説明する。
【0029】まず第1にスクリーン19の調整点位置それ
ぞれに対応して、小さなくぼみあるいは突起を形成する
ことが考えられる。このくぼみあるいは突起の凹凸の程
度が1.5mm程度であれば、通常に映像を見ている限
りでは全く気にならないものであり、また調整時におい
て手触りによって調整点位置を速やかに見付けることが
できる。
【0030】第2の手段としては、スクリーン19の調整
点位置にそれぞれ微小な着色を施す。この場合、この着
色の範囲は直径1mm程度のペイントの色を変える等の
処理であれば、通常に映像を見ている限りではほとんど
気にならない。
【0031】第3の手段としては、スクリーン19に対し
て各調整点a〜dそれぞれの位置に微小な穴を開ける。
この場合、レーザ光線を用いた穴開け加工を施せば、1
mm以下のピンホールが容易に形成できるものであり、
この程度のピンホールであれば、通常の映像を見ている
ときに全く気にならない。
【0032】第4にスクリーン19の各調整点の位置に微
小な気泡が形成されるような加工を施すようにしてもよ
い。この様な気泡であっても、充分に微小なものであれ
ば、通常の映像を見ている状態では全く気にならない。
【0033】第5にスクリーン19の各調整点位置に、こ
のスクリーン素材の特性変化を施して、これをマークa
〜dとすることが考えられる。例えば、調整点に相当す
る部分のみ、目立たない大きさもしくは目立たない程度
の大きさで、スクリーン19自体の色が変化されるように
する。または、調整点の位置が判別できるようにしたパ
ターンを、光の偏向特性を変えてスクリーン19に盛り込
む加工を施す。
【0034】この様にすれば、通常に映像を見ている状
態では全く目立たず、コンバーゼンスの調整時には偏向
メガネをかければ、調整点位置が明確に浮き出して視認
できる。さらに第6の手段として、これら調整点それぞ
れの位置で互いに交差する2本以上の微細な傷を付ける
ような加工を施してもよい。
【0035】プロジェクションテレビは、一般的に大画
面によって構成される。このため、視距離も必然的に長
くなるものであるため、スクリーン19に形成される調整
点認識構造体であるマークの数も増加可能とされ、例え
ば10個以下の数で小さなマークをスクリーン19上に形
成しても、目立つことがない。また、プロジェクション
テレビのスクリーン19は一般的に正面からの輝度を高く
するため、微小な縦筋状のレンズ構造体を光学系に使用
していることが多い。したがって、スクリーン19上に形
成される小さなマークは、10個以下であれば目立つこ
とがない。熟練者でない一般の視聴者がコンパーゼンス
を調整できる限度は、調整点の数が10個以下である。
したがって、調整点の数は実施例で示したように4点に
限らず、10個以下の程度であれば視聴上で問題はな
い。
【0036】なお、実施の形態で説明されるようなプロ
ジェクションテレビに限らずこの発明は適用できるもの
であり、例えばCRTを備えた大型のテレビジョン受像
装置や、CRTや投写管を用いた映像を用いる応用機器
に対して、適宜適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る画像表示装
置にあっては、表示画面に対して10個以下の数の調整
点に対応するディジタルコンパーゼンス装置と、スクリ
ーン上に設定される調整点に対応する位置に、目立たな
いようにした調整点の認識構造体を施すことにより、一
般的な視聴者においても極めて容易にコンバーゼンス調
整と共に、画像の歪みを取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のに一実施の形態に係る画像表示装置
の実施例を説明する回路構成図。
【図2】上記画像表示装置を構成するディジタルコンバ
ーゼンス装置を説明する回路構成図。
【図3】上記実施例で使用されるスクリーンを説明する
図。
【図4】従来の画像表示装置におけるディジタルコンバ
ーゼンス装置のスクリーンを説明する図。
【図5】従来のスクリーンの他の例を説明する図。
【符号の説明】
11…映像入力端子、12…選択回路、13…調整用映像信号
発生回路、14…入力装置、15…マイクロプロセッサ、16
…映像信号処理回路、171 〜173 、231 〜236…増幅回
路、181 〜183 …投写管、19…スクリーン、20…同期分
離回路、21…主偏向信号発生回路、22…ディジタルコン
バーゼンス装置、31…メモリ、32…制御信号発生回路、
33…内挿処理回路、341 〜346 …A/D変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 都築 吉司 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 三原 久幸 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内 (72)発明者 尾林 稔夫 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会社東芝深谷工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ映像入力端子、主偏向手段、さ
    らに補助偏向手段を備えた3原色にそれぞれ対応する投
    写管と、 この投写管それぞれから得られる映像が重ねて表示され
    るスクリーンと、 このスクリーンの映像投写面に設定されるn個の調整点
    それぞれに対応する位置に形成された微小な調整点認識
    構造体と、 前記スクリーンに形成されたn個の調整点それぞれに対
    応するディジタル偏向データを記憶保持するメモリ手段
    と、 このメモリ手段に記憶された前記ディジタル偏向データ
    に基づき前記スクリーン画面全体のディジタル補助偏向
    データを求めると共に、このディジタル補助偏向データ
    をアナログデータに変換して前記各投写管の補助偏向手
    段に供給するアナログ変換手段と、 前記アナログデータに基づき前記n個の調整点それぞれ
    の位置を示す映像を前記スクリーンに表示する手段とを
    具備し、 前記n個の調整点それぞれに対応する表示データの位置
    を前記スクリーンに形成された調整点認識構造体の位置
    に合致されるように前記ディジタル偏向データが調整さ
    れるようにしたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スクリーンに形成された調整点認識
    構造体は、10個以下で構成され、前記スクリーンの画
    面全体に分布されるようにした請求項1記載の画像表示
    装置。
  3. 【請求項3】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体は、それぞれ微小なくぼみにより構成され
    る請求項1記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体は、それぞれ微小な突起で構成される請求
    項1記載の画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体は、それぞれ微小な着色模様で構成される
    請求項1記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体は、それぞれ微小なピンホールで構成され
    る請求項1記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体は、それぞれ微小な気泡で構成される請求
    項1記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体は、それぞれ微小な素材特性変化で構成さ
    れる請求項1記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記スクリーンに形成されたn個の調整
    点認識構造体に形成される微小な素材特性変化は、スク
    リーンの偏向特性を変えることで構成される請求項8記
    載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記スクリーンに形成されたn個の調
    整点認識構造体は、前記調整点それぞれで交差する微細
    な傷で構成される請求項1記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記補助偏向手段はコンバーゼンス装
    置により構成され、このコンバセーゼンス装置は前記メ
    モリ手段からの読み出しデータを内挿処理して、前記ア
    ナログ変換手段に供給するように構成された請求項1記
    載の画像表示装置。
JP5471996A 1996-03-12 1996-03-12 画像表示装置 Pending JPH09247697A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5471996A JPH09247697A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5471996A JPH09247697A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 画像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09247697A true JPH09247697A (ja) 1997-09-19

Family

ID=12978619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5471996A Pending JPH09247697A (ja) 1996-03-12 1996-03-12 画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09247697A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416547B1 (ko) * 2001-09-10 2004-02-05 삼성전자주식회사 프로젝션 텔레비전에서 컨버젼스를 자동으로 조정하는방법 및 장치
JP2014194565A (ja) * 2008-11-05 2014-10-09 Johnson Controls Gmbh 車両表示装置又は自動車の投射ディスプレイ及び較正方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416547B1 (ko) * 2001-09-10 2004-02-05 삼성전자주식회사 프로젝션 텔레비전에서 컨버젼스를 자동으로 조정하는방법 및 장치
JP2014194565A (ja) * 2008-11-05 2014-10-09 Johnson Controls Gmbh 車両表示装置又は自動車の投射ディスプレイ及び較正方法
JP2016172554A (ja) * 2008-11-05 2016-09-29 ジョンソン・コントロールズ・ゲー・エム・ベー・ハー 車両表示装置又は自動車の投射ディスプレイ及び較正方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030156229A1 (en) Method and apparatus for automatically adjusting the raster in projection television receivers
JP3041202B2 (ja) デジタルコンバージェンス補正方法およびその装置
US6972807B2 (en) Projection television and convergence control method thereof
JPH07162878A (ja) コンバーゼンス調整回路及び投写型表示装置
JPH09247697A (ja) 画像表示装置
US6583814B1 (en) System for correction of convergence in a television device related application
JP3557183B2 (ja) パタン生成装置、コンバーゼンス調整装置及び画像表示装置とこれらの方法
JPS6359191A (ja) デイジタルコンバ−ゼンス装置
US6600276B2 (en) Automatic convergence control method and apparatus for projection television
JP2502516B2 (ja) コンバ−ゼンス自動調整装置
US5644197A (en) Cathode ray tube display apparatus with rotatable raster
JPH07264615A (ja) 投射型表示装置
JP2762577B2 (ja) マルチスキャンプロジェクタ
JP2004207934A (ja) Crt型表示装置及び投射型表示装置
JPS6163177A (ja) デイジタルコンバ−ゼンス装置
US20050117076A1 (en) Restration adjuser and registration adjusting method
EP0817505A2 (en) Digital convergence system
JPH02305090A (ja) ディジタルコンバーゼンス補正回路
JP2004207933A (ja) Crt型表示装置及び投射型表示装置
JPH08271852A (ja) 投射型表示装置
JPS5842382A (ja) デイジタルコンバ−ゼンス装置
JPH06334947A (ja) ビデオプロジェクタ
KR100220326B1 (ko) 컨버전스 시스템에서 조정점 패턴 디스플레이 방법
JP2006186675A (ja) 三管式プロジェクタ装置とそのコンバーゼンス制御方法
JPS58153479A (ja) デイジタルコンバ−ゼンス装置