JPH08271852A - 投射型表示装置 - Google Patents

投射型表示装置

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JPH08271852A
JPH08271852A JP7096146A JP9614695A JPH08271852A JP H08271852 A JPH08271852 A JP H08271852A JP 7096146 A JP7096146 A JP 7096146A JP 9614695 A JP9614695 A JP 9614695A JP H08271852 A JPH08271852 A JP H08271852A
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JP
Japan
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image signal
screen
correction content
correction
optical
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Pending
Application number
JP7096146A
Other languages
English (en)
Inventor
Naotaka Shimamura
尚孝 島村
Yoshiro Oikawa
義朗 及川
Kiyoshi Numazaki
潔 沼崎
Hideaki Shimomura
英明 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP7096146A priority Critical patent/JPH08271852A/ja
Publication of JPH08271852A publication Critical patent/JPH08271852A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/08Slag cements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 投射像の歪をそれが発生する原因の如何を問
わずに補正することができ、しかも、構成が簡単である
とともに調整に手数を要さず、安価な投射型表示装置を
提供する 【構成】 初期調整モード時には、テスト画像信号がテ
スト画像信号発生部17から切換部18を介して駆動回
路16に供給され、テスト画像信号に応じた光学画像が
前記スクリーン15上に投射される。この光学画像がC
CDカメラ19により撮像される。補正内容作製部20
は、CCDカメラ19の出力に基づいて、原画像信号に
対して行うべき補正内容を示す補正内容情報を作製す
る。この情報は、補正内容記憶部21に記憶される。通
常モード時には、補正実行部22が、補正内容記憶部2
1に記憶された補正内容情報が示す補正内容に従って、
原画像信号を補正し、補正後の原画像信号を切換器18
を介して画像信号として駆動回路16に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された画像信号を
光学画像に変換する変換手段と、該変換手段により得ら
れた光学画像をスクリーン上に投射する光学系とを備え
た投射型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】このような投射型表示装置は、従来から
種々提供されているが、その一つとして、前記変換手段
の一部として液晶ライトバルブなどの空間光変調素子を
用いた投射型表示装置を挙げることができる。
【0003】一般的に、空間光変調素子を用いた投射型
表示装置では、書き込み光が空間光変調素子に垂直に入
射されないと、投射される画像が歪み、元の画像から変
形してしまうとともに、結像位置が投射光学系の光軸と
垂直にならないという問題がある。
【0004】また、空間光変調素子を用いた投射型表示
装置のみならず、他の種々の投射型表示装置において
も、使用されている光学系などの影響により、投射され
る画像に色々な歪がのる。
【0005】さらに、投射型表示装置においては、スク
リーンとの間の位置関係を正しく設置しないと、スクリ
ーン上の画像の形が原画像の形と異なってしまう。
【0006】そこで、従来、これら問題を解決する補正
技術として、補正用の光学素子(プリズム、シリンドリ
カルレンズ、シフトやあおり機構など)を使用するとい
う方法が数多く提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような光学素子を利用して光学的に補正する方法で
は、光学系の構成が複雑で、光学部品の点数が増えると
ともに当該光学部品のアライメント等の調整を厳密に行
わなければならず、コストアップを免れなかった。ま
た、前記歪が発生する原因は種々あるが、従来の光学的
に補正する方法では、全ての歪を補正することが困難で
あった。
【0008】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、投射像の歪をそれが発生する原因の如何を問わずに
補正することができ、しかも、構成が簡単であるととも
に調整に手数を要さず、安価な投射型表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明による投射型表示装置は、入力された画像信
号を光学画像に変換する変換手段と該変換手段により得
られた光学画像をスクリーン上に投射する光学系とを備
えた投射型表示装置において、前記画像信号として、前
記変換手段の各画素による光学像の前記スクリーン上の
投射位置に関する情報を得るためのテスト画像信号を、
前記変換手段に入力させるテスト画像信号供給手段と、
前記テスト画像信号に応じて前記スクリーン上に投射さ
れた光学画像を撮像する撮像手段と、原画像信号に対応
して前記スクリーン上に投射されるべき所望の光学画像
が前記スクリーン上に投射されるようにするために必要
な、前記原画像信号に対して行うべき補正内容を示す補
正内容情報を、前記撮像手段の出力に基づいて、作製す
る補正内容作製手段と、前記補正内容情報を記憶する補
正内容記憶手段と、前記補正内容記憶手段に記憶された
前記補正内容情報が示す補正内容に従って、前記原画像
信号を補正し、補正後の原画像信号を前記画像信号とし
て前記変換手段に供給する補正実行手段と、を備えたも
のである。
【0010】前記テスト画像信号は、前記変換手段の画
素の各々による光学像のスクリーン上への投射が順次行
われるようにする画像信号であってもよい。
【0011】前記テスト画像信号は、前記変換手段の画
素のうちの格子状に並んだ画素による光学像のスクリー
ン上への投射が行われるようにする信号であってもよ
い。
【0012】
【作用】本発明では、テスト画像信号供給手段によりテ
スト画像信号が変換手段に入力され、テスト画像信号に
応じた光学画像が前記スクリーン上に投射される。そし
て、この光学画像が撮像手段により撮像される。したが
って、撮像手段の出力から、変換手段の各画素による光
学像の前記スクリーン上の投射位置に関する情報を得る
ことができる。そして、この情報から、原画像信号に対
応して前記スクリーン上に投射されるべき所望の光学画
像が前記スクリーン上に投射されるようにするために必
要な、前記原画像信号に対して行うべき補正内容を示す
補正内容情報を作製することができる。この補正内容情
報は、補正内容作製手段により作製され、補正内容記憶
手段に記憶される。以上により、実際に原画像信号に対
応した光学画像を投射する前のいわば初期調整動作が終
了する。
【0013】そして、本発明では、実際に原画信号に対
応した光学画像を投射する場合には、補正実行手段が、
補正内容記憶手段に記憶された前記補正内容情報が示す
補正内容に従って、原画像信号を補正し、補正後の原画
像信号を画像信号として前記変換手段に供給する。
【0014】したがって、本発明によれば、スクリーン
上に歪のない光学画像を投射することができる。
【0015】また、本発明によれば、変換手段の各画素
による光学像の前記スクリーン上の投射位置に関する情
報に基づいて、原画像信号の補正内容を得、この補正内
容に従って原画像信号を補正しているので、いわば最終
結果をフィードバックして歪補正を行っていることにな
る。このため、歪の発生原因の如何を問わず全ての歪を
補正することができる。
【0016】さらに、本発明によれば、光学素子による
補正を行わないので、構成が簡単であるとともに調整に
手数を要さず、コストの低減を図ることができる。な
お、本発明は、光学的な補正を併用することも有効であ
るが、光学的な補正を行う場合であっても、光学的な補
正は厳密に行う必要がなく大ざっぱな補正ですむので、
補正用の光学部品として従来に比べて精度の低い安価な
部品を採用することができるとともに、厳密な調整が要
求されないので、従来に比べてコスト低減を図ることが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例による投射型表示装
置について、図1及び図2を参照して説明する。
【0018】図1は、本実施例による投射型表示装置を
示す構成図である。図2は、歪補正の原理を示す説明図
である。
【0019】この投射型表示装置は、空間光変調素子と
しての高分子分散型の光書き込み型液晶ライトバルブ
1,2,3(ライトバルブ1は青色光B用、ライトバル
ブ2は緑色光G用、ライトバルブ3は赤色光R用であ
る。)と、それぞれライトバルブ1,2,3の書き込み
側に配置された書き込み信号源となるCRT4,5,6
(CRT4は青色光B用、CRT5は緑色光G用、CR
T6は赤色光R用である。)と、青色光Bのみを反射し
他の光G,Rを透過させるダイクロイックミラー7と、
緑色光Gを反射し赤色光Rを透過させるダイクロイック
ミラー8と、コンデンサレンズ9と、白色光を発する読
み出し光源10と、読み出し光源10から発した白色光
を前方へ反射する楕円鏡11と、微小ミラー12と、絞
り13と、投射レンズ14と、を備えている。なお、図
1中、15はスクリーンである。
【0020】読みだし光源10から発した読みだし光
は、微小ミラー12で反射され、コンデンサーレンズ9
によって、平行光となる。この平行光のうちの青色光B
が、ダイクロイックミラー7で反射されてライトバルブ
1の読みだし面に入射する。前記平行光のうちの緑色光
G及び赤色光Rはダイクロイックミラー7を透過し、緑
色光Gはダイクロイックミラー8で反射されてライトバ
ルブ2の読み出し面に入射し、赤色光Rはダイクロイッ
クミラー8を透過してライトバルブ3の読み出し面に入
射する。ライトバルブ1,2,3の各読み出し面に入射
した光B,G,Rは、CRT4,5,6により書き込ま
れた光学像に応じて空間光変調を受け、それぞれB,
G,Rの投射画像が形成されて、ライトバルブ1,2,
3からの反射光となる。ライトバルブ2からの反射光G
がダイクロイックミラー8で反射され、ライトバルブ3
からの反射光Rがダイクロイックミラー8を透過し、両
者は合成される。さらに、合成された反射光G,Rに対
して、ダイクロイックミラー7により、同様にして反射
光Bが合成され、フルカラーの画像となり、この画像が
コンデンサレンズ9、絞り13及び投射レンズ14を通
してスクリーン15上に投射される。
【0021】また、本実施例による投射型表示装置は、
入力された画像信号に応じた書き込み画像をCRT1,
2,3上を表示させる駆動回路16(CRT1に関する
もののみを図示している)を有している。駆動回路16
に入力される画像信号は、アナログ信号及びディジタル
信号のいずれでもよいが、本実施例では、駆動回路16
は、ディジタル信号の画像信号に応答して作動するもの
であるとする。
【0022】以上の説明からわかるように、本実施例で
は、前記駆動回路16、CRT4,5,6、ライトバル
ブ1,2,3、ダイクロイックミラー7,8、コンデン
サレンズ9、読み出し光源10、楕円鏡11、微小ミラ
ー12及び絞り13が、入力された画像信号を光学画像
に変換する変換手段を構成している。また、投射レンズ
14が、該変換手段により得られた光学像をスクリーン
15上に投射する光学系を構成している。
【0023】そして、本実施例では、テスト画像信号発
生部17と、切換器18と、撮像部としてのCCDカメ
ラ19と、補正内容作製部20と、補正内容記憶部21
と、補正実行部22と、本装置の全体を制御する制御部
(図示せず)と、を更に備えている。なお、前記構成要
素16,17,18,20,21,22に相当するもの
が、緑色光G用のCRT5及び赤色光R用のCRT5に
関してもそれぞれ設けられているが、図1では省略して
示している。
【0024】テスト画像信号発生部17は、初期調整モ
ード時に、前記変換手段の各画素(本実施例では、具体
的にはCRT4の各画素)による光学像のスクリーン1
5上の投射位置に関する情報を得るためのテスト画像信
号を発生する。
【0025】今、説明の便宜上、図2(a)に示すよう
に、CRT4が等間隔で格子状に配列された5×5画素
を有しているとする。なお、図2(a)に示すように、
これらの画素を符号A11〜A55で示す。この場合、テス
ト画像信号発生部17は、例えば、前記テスト画像信号
として、25個の画素A11〜A55を1つずつ順次光らせ
る信号を発生させる。代わりに、テスト画像信号発生部
17は、例えば、格子状に並んだ画素A11〜A15,A31
〜A35,A51〜A55,A21,A41,A21,A41,A25
41を同時に光らせる信号を発生させてもよい。
【0026】切換器18は、初期調整モード時にテスト
画像信号発生部17からのテスト画像信号を駆動回路1
6に画像信号として入力させ、通常モード時に補正実行
部22からの補正後の青色光B用の原画像信号を駆動回
路16に画像信号として入力させる。
【0027】CCDカメラ19は、初期調整モード時
に、前記テスト画像信号に応じてスクリーン15上に投
射された光学画像を撮像する。
【0028】今、ライトバルブ1とCRT4との間の配
置関係やレンズ9,14の収差や投射光軸に対するスク
リーン15の傾き等により、例えば、図2(a)に示す
画素A11〜A55による光学像のスクリーン15上の投射
点(投射位置)B11〜B55が図2(b)に示すように台
形に歪むものとする。
【0029】そうすると、前記テスト画像信号が25個
の画素A11〜A55を1つずつ順次光らせる信号であった
場合には、スクリーン15上で対応する投射点B11〜B
55が順次光ることとなり、この投射点B11〜B55の像が
順次CCDカメラ19により撮像されることになる。ま
た、前記テスト画像信号が格子状に並んだ画素A11〜A
15,A31〜A35,A51〜A55,A21,A41,A21
41,A25,A41を同時に光らせる信号であった場合に
は、スクリーン15上で、投射点B11〜B15,B31〜B
35,B51〜B55,B21,B41,B21,B41,B25,B41
が同時に光ることになる。
【0030】補正内容作製部20は、青色光B用の原画
像信号に対応して前記スクリーン上に投射されるべき所
望の光学画像が前記スクリーン上に投射されるようにす
るために必要な、前記青色光B用の原画像信号に対して
行うべき補正内容を示す補正内容情報を、CCDカメラ
19の出力に基づいて、作製する。
【0031】次に、補正内容作製部20の具体的な動作
の一例について、図2を参照して説明する。
【0032】今、図2(c)に示すように、青色光B用
の原画像信号が、図2(a)に示すCRT4の画素と同
様に等間隔で格子状に配列された5×5画素を示すもの
とする。図2(c)に示すように、これらの画素を符号
11〜C55で示す。なお、本発明では、原画像信号が示
す画素の数や密度がCRT4の画素の密度や数と一致し
ていなくてもよい。
【0033】補正内容作製部20は、まず、内部メモリ
(図示せず)にCCDカメラ19の出力を取り込み、こ
れに基づいて各画素A11〜A55に対応する各投射点B11
〜B55のスクリーン15上の位置を求める。例えば、前
記テスト画像信号が25個の画素A11〜A55を1つずつ
順次光らせる信号であった場合には、各画素A11〜A55
に対応して、CCDカメラ19の出力を順次内部メモリ
に取り込み、各画素A11〜A55に対応する各投射点B11
〜B55のスクリーン15上の位置を直接的に求める。ま
た、例えば、前記テスト画像信号が格子状に並んだ画素
11〜A15,A31〜A35,A51〜A55,A21,A41,A
21,A41,A25,A41を同時に光らせる信号であった場
合には、投射点B11〜B15,B31〜B35,B51〜B55
21,B41,B21,B41,B25,B41のスクリーン15
上の位置から、歪特性を示す関数を演算により求め、こ
の関数から各画素A11〜A55に対応する各投射点B11
55のスクリーン15上の位置を求める。
【0034】次に、補正内容作製部20は、求めた各画
素A11〜A55に対応する各投射点B11〜B55のスクリー
ン15上の位置から、青色光B用の原画像信号が示す画
素C11〜C55による領域(青色光B用の原画像信号が示
す1画面の領域であって、本例では正方形領域)と相似
形状(本例では、正方形)の領域であって、投射点B11
〜B55をできるだけ多く(必ずしも、「できるだけ多
く」する必要はないが、解像度をできるだけ低下させな
いためには「できるだけ多く」することが好ましい。)
含むとともに、当該領域内に投射点B11〜B55が分布し
ない空白領域が少なくなるような、領域を求める。例え
ば、補正内容作製部20は、図2(b)中に破線で示す
正方形領域を求める。なお、この領域は調整者が設定で
きるようにしてもよい。
【0035】次に、補正内容作製部20は、青色光B用
の原画像信号を補正した後の原画像信号(以下、「青色
光B用の補正後画像信号」という)においては、前記破
線の正方形領域外の投射点B11,B21,B15,B25に対
応する画素A11,A21,A15,A25の濃度(輝度)を0
にする、という前記補正内容情報の一部を得る。
【0036】また、補正内容作製部20は、青色光B用
の補正後画像信号においては、前記破線の正方形領域内
の投射点B11〜B55のうち、前記破線の正方形領域を位
置の基準とした各投射点の位置から判断して、青色光B
用の原画像信号が示す画素C11〜C55の位置に対応する
位置にある、投射点B13,B23,B31,B33,B35,B
43,B53に対応する画素A13,A23,A31,A33
35,A43,A53の濃度を画素C13,C23,C31
33,C35,C43,C53の濃度とそれぞれ同一とする、
という前記補正内容情報の一部を得る。
【0037】ところで、前記破線の正方形領域内の投射
点B11〜B55のうち、前記破線の正方形領域を位置の基
準とした各投射点の位置から判断して、青色光B用の原
画像信号が示す画素C11〜C55の位置に対応する位置に
ない、投射点B12,B14,B22,B24,B32,B34,B
41,B42,B44,B45,B51,B52,B54,B55の濃度
については、画素C11〜C55の濃度から、周知の最近傍
法、線形補間法(共1次内挿法)又は3次畳込み内挿法
等を利用することによって求めることができる。なお、
図2(c)中の点B42’は、画素C11〜C55の領域内に
おける投射点B42に対応する位置を示している。例え
ば、最近傍法を採用する場合には、青色光B用の補正後
画像信号においては、投射点B42に対応する画素A42
濃度を点B42’の周囲の4画素から最も距離の近い画素
42の濃度と同一にする。
【0038】補正内容作製部20は、前記破線の正方形
領域内の投射点B11〜B55のうち、前記破線の正方形領
域を位置の基準とした各投射点の位置から判断して、青
色光B用の原画像信号が示す画素C11〜C55の位置に対
応する位置にない、投射点B12,B14,B22,B24,B
32,B34,B41,B42,B44,B45,B51,B52
54,A55に対応する画素A12,A14,A22,A24,A
32,A34,A41,A42,A44,A45,A51,A52
54,A55を、前述したような演算手法に従って画素C
11〜C55の位置及び濃度から求める濃度にする、という
前記補正内容情報の一部を得る。
【0039】以上により、補正内容作製部20による補
正内容情報の作製が終了する。
【0040】補正内容記憶部21は、補正内容作製部2
0により作製された前記補正内容情報を記憶する。
【0041】補正実行部22は、通常モード時に、補正
内容記憶部21に記憶された前記補正内容情報が示す補
正内容に従って、青色光B用の原画像信号を補正し、青
色光B用の補正後画像信号を出力する。具体的には、例
えば、補正実行部22は、その内部のフレームメモリ
(図示せず)に青色光B用の原画像信号を1フレーム分
一旦蓄積し、このフレームメモリに蓄積された1フレー
ム分の青色光B用の原画像信号を、補正内容記憶部21
に記憶された前記補正内容情報が示す補正内容に従っ
て、青色光B用の補正後画像信号に変換して別のフレー
ムメモリ(図示せず)に蓄積し、このフレームメモリに
蓄積された信号に応じた出力を出力し、これらの動作を
繰り返す。
【0042】なお、初期調整モードであるか通常モード
であるかに関しては、図示しない入力装置による使用者
からの初期調整指令に従って、前述した制御部が各構成
要素を制御して初期調整モードとし、前述した補正内容
記憶部21内に前記補正内容情報が記憶されると、前述
した制御部が各構成要素を制御して初期調整モードを終
了して通常モードとする。
【0043】前記本実施例による投射型表示装置によれ
ば、初期調整モード時には、テスト画像信号がテスト画
像信号発生部17から切換部18を介して駆動回路16
に供給されるので、テスト画像信号に応じた光学画像が
前記スクリーン15上に投射される。そして、この光学
画像がCCDカメラ19により撮像される。したがっ
て、CCDカメラ19の出力から、CRT4の各画素に
よる光学像のスクリーン15上の投射位置に関する情報
を得ることができる。そして、前述したように、この情
報から、青色光B用の原画像信号に対応してスクリーン
15上に投射されるべき所望の光学画像がスクリーン1
5上に投射されるようにするために必要な、青色光B用
の原画像信号に対して行うべき補正内容を示す補正内容
情報を作製することができる。この補正内容情報は、補
正内容作製部20により作製され、補正内容記憶部21
に記憶される。以上により、実際に青色光B用の原画像
信号に対応した光学画像を投射する前の初期調整動作が
終了する。
【0044】そして、本発明では、通常モード時には、
すなわち、実際に青色光B用の原画信号に対応した光学
画像を投射する場合には、補正実行部22が、補正内容
記憶部21に記憶された前記補正内容情報が示す補正内
容に従って、青色光B用の原画像信号を補正し、補正後
の青色光B用の原画像信号を切換器18を介して画像信
号として駆動回路16に供給する。
【0045】以上は、緑色光G用及び赤色光R用の構成
についても、同様である。
【0046】したがって、本実施例によれば、スクリー
ン15上に歪のない光学画像を投射することができる。
また、本実施例によれば、各色R,G,Bに関して歪の
ない光学画像を投射することができるので、色ずれのな
い高品質な画像が得られる。
【0047】また、本実施例によれば、各画素による光
学像の前記スクリーン上の投射位置に関する情報に基づ
いて、原画像信号の補正内容を得、この補正内容に従っ
て原画像信号を補正しているので、いわば最終結果をフ
ィードバックして歪補正を行っていることになる。この
ため、歪の発生原因の如何を問わず全ての歪を補正する
ことができる。
【0048】さらに、本実施例によれば、光学素子によ
る補正を行わないので、構成が簡単であるとともに調整
に手数を要さず、コストの低減を図ることができる。
【0049】なお、本実施例において、光学的な補正を
併用することも有効であるが、光学的な補正を行う場合
であっても、光学的な補正は厳密に行う必要がなく大ざ
っぱな補正ですむので、補正用の光学部品として従来に
比べて精度の低い安価な部品を採用することができると
ともに、厳密な調整が要求されないので、従来に比べて
コスト低減を図ることができる。
【0050】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
【0051】例えば、前記実施例において、CRT4,
5,6に代えて、透過型液晶パネルを用いることもでき
る。
【0052】また、投射型表示装置には種々の構成を採
用したものが知られているが、本発明は、どのタイプの
投射型表示装置にも適用することができる。例えば、前
記実施例は、各色光R,G,Bを予め合成してからスク
リーン上に投射するタイプの投射型表示装置の例である
が、本発明は、各色光R,G,Bを別々にスクリーン上
に投射してスクリーン上でこれらを合成するタイプの投
射型表示装置にも適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
投射像の歪をそれが発生する原因の如何を問わずに補正
することができ、しかも、構成が簡単であるとともに調
整に手数を要さず、コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による投射型表示装置を示す
構成図である。
【図2】歪補正の原理を示す説明図である。
【符合の説明】
1,2,3 ライトバルブ 4,5,6 CRT 7,8 ダイクロイックミラー 9 コンデンサレンズ 10 読み出し光源 11 楕円鏡 12 微小ミラー 13 絞り 14 投射レンズ 15 スクリーン 16 駆動回路 17 テスト画像信号発生部 18 切換器 19 CCDカメラ 20 補正内容作製部 21 補正内容記憶部 22 補正実行部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 英明 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン本社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号を光学画像に変換す
    る変換手段と、該変換手段により得られた光学画像をス
    クリーン上に投射する光学系とを備えた投射型表示装置
    において、 前記画像信号として、前記変換手段の各画素による光学
    像の前記スクリーン上の投射位置に関する情報を得るた
    めのテスト画像信号を、前記変換手段に入力させるテス
    ト画像信号供給手段と、 前記テスト画像信号に応じて前記スクリーン上に投射さ
    れた光学画像を撮像する撮像手段と、 原画像信号に対応して前記スクリーン上に投射されるべ
    き所望の光学画像が前記スクリーン上に投射されるよう
    にするために必要な、前記原画像信号に対して行うべき
    補正内容を示す補正内容情報を、前記撮像手段の出力に
    基づいて、作製する補正内容作製手段と、 前記補正内容情報を記憶する補正内容記憶手段と、 前記補正内容記憶手段に記憶された前記補正内容情報が
    示す補正内容に従って、前記原画像信号を補正し、補正
    後の原画像信号を前記画像信号として前記変換手段に供
    給する補正実行手段と、 を備えたことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 【請求項2】 前記テスト画像信号が、前記変換手段の
    画素の各々による光学像のスクリーン上への投射が順次
    行われるようにする信号であることを特徴とする請求項
    1記載の投射型表示装置。
  3. 【請求項3】 前記テスト画像信号が、前記変換手段の
    画素のうちの格子状に並んだ画素による光学像のスクリ
    ーン上への投射が行われるようにする信号であることを
    特徴とする請求項1記載の投射型表示装置。
JP7096146A 1995-03-29 1995-03-29 投射型表示装置 Pending JPH08271852A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7036940B2 (en) 2002-12-04 2006-05-02 Seiko Epson Corporation Image processing system, projector, portable device, and image processing method
US7167645B2 (en) 2003-09-26 2007-01-23 Seiko Epson Corporation Image processing system, projector, information storage medium, and image processing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7036940B2 (en) 2002-12-04 2006-05-02 Seiko Epson Corporation Image processing system, projector, portable device, and image processing method
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