JPH09247475A - 画像処理方法とその装置 - Google Patents

画像処理方法とその装置

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JPH09247475A
JPH09247475A JP8047664A JP4766496A JPH09247475A JP H09247475 A JPH09247475 A JP H09247475A JP 8047664 A JP8047664 A JP 8047664A JP 4766496 A JP4766496 A JP 4766496A JP H09247475 A JPH09247475 A JP H09247475A
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Yasusuke Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦搬送画像、横搬送画像による色みの違いを
抑える最適な画像形成ができる画像処理方法とその装置
を提供する。 【解決手段】 所定の画像を所定角度の回転変換する
(S82)。そして、所定のディザパターンを前記所定
角度の回転変換する(S83)。次に、回転された回転
画像を、画像形成可能な色空間の画像に変換する(S8
4)。回転変換されたディザパターンを用いて、前記画
像形成可能な色空間の画像に基づいて2値画像を生成す
る(S85)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像情報を
出力する画像処理装置及び方法に関し、入力画像データ
に色変換および2値化処理を行なう画像処理装置および
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、入力されたカラー画像データに
基づいて、画像形成を行なうプリンタ装置等に代表され
る従来の画像処理装置においては、ディスプレイモニタ
等で扱う色信号のRGB値を入力として、該信号に色処
理を施し、プリンタ等の出力色信号であるCMYK信号
へ変換するのが一般的である。
【0003】従来の一般的な画像処理装置における色処
理の例を、図1を参照して説明する。 図1は、画像処
理装置における色処理における詳細構成を示すブロック
図である。図1において、入力値であるRGB表記の多
値データは、色処理部70へ入力されて色変換処理が施
され、CMYK多値信号へ変換される。該色変換処理
は、通常、入力RGB信号に対してn*mのマトリクス
演算(マスキング処理)を施すことにより、出力信号で
あるCMYK信号を得る。
【0004】ここで使用するマスキングパラメータは、
予め最小自乗法等の算術演算により決定しておく。すな
わち、該パラメータは、入力信号RGBに対して最も望
ましい出力信号CMYKを得る目的で作成されたもので
ある。該パラメータの生成に関してはここでは言及しな
い。色処理部70から出力されたCMYK多値信号は、
次に、2値化部71に入力されてプリンタ等の出力部が
出力を行う際の形態であるCMYK2値信号へディザ変
換等によって変換される。
【0005】このディザ変換とは、図2に示すようなし
きい値マトリクス(ディザパターン)を用いて、画像を
形成する1ピクセルと該しきい値との大小比較を行うこ
とにより該ピクセルを出力するかしないかの2値データ
に変換するものである。以上説明したように、一般的な
画像処理装置における色処理とは、入力されたRGB表
記の多値信号を出力部が出力を行うための信号であるC
MYK2値信号に変換するものである。そして、プリン
タは、得られたCMYK2値信号に応じて、CMYKの
インクを減法混色することにより色再現を行うデバイス
である。
【0006】図3は減法混色を説明する図で、181は
記録媒体面(紙面)であり、182〜185はそれぞれ
K(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)のインク層を示す。また、186は紙面1
81への入射光、187は紙面181からの反射光であ
る。プリンタは図3に示すように、CMYKのインク層
182〜185を紙面181上に重ねることでカラー画
像を形成する。この場合、入射光186はインク層18
2〜185を透過して紙面181に到達し、そこで反射
されて、再びインク層182〜185を透過し反射光1
87として観察者に至る。その過程で、分光吸収率の異
なるインク層182〜185により順次エネルギが吸収
され、光の分光特性が変化して色が再現される。
【0007】次に、従来の画像処理装置における、画像
処理の流れを説明する。図4は、画像処理の流れを示す
ブロック図である。図4において、アプリケーション等
から送出された画像データは、まず、解析部31におい
て解析され、そして、展開部32で、該解析結果に応じ
て32においてビットマップデータ等の出力に適した形
態に展開される。該ビットマップデータは、出力部33
においてプリンタ等の出力装置によって出力される。
【0008】次に、図5を用いて、画像処理装置におけ
るページの回転について説明する。ここで、21、22
はそれぞれアプリケーション等によって作成される画像
データであり、通常、出力用紙のサイズにあわせて作成
される。21のような縦長の画像データをポートレイト
(portrait)画像、22のような横長の画像デ
ータをランドスケープ(landscape)画像と呼
んでいる。
【0009】23、24はそれぞれ、プリンタ等の出力
装置によって画像を出力する際の出力用紙の搬送方向を
示すものであり、23のような縦長の搬送を縦搬送、2
4のような横長の搬送を横搬送と呼んでいる。ここで、
ポートレイト画像21を縦搬送23で出力する場合や、
ランドスケープ画像22を横搬送24で出力する場合
は、画像データをそのまま出力用のビットマップデータ
に展開すればよい。
【0010】ところが、ポートレイト画像21を横搬送
24で出力する場合や、ポートレイト画像22を縦搬送
23で出力する場合は、画像データを90度回転させ
て、出力用のビットマップデータに展開する必要があ
る。ここで、図6に示すフローチャートを用いて、更に
詳細に画像処理における上述した展開処理の流れを説明
する。
【0011】図6において、まず、ステップS41にお
いて、上述したポートレイト画像21を横搬送24で出
力する場合や、ランドスケープ画像22を縦搬送23で
出力する場合のように、画像を回転させる必要があるか
否かを判断する。そして、回転させる必要がない場合
は、ステップS43に進む。回転させる必要がある場合
は、ステップS42において回転処理を行う。
【0012】次に、ステップS43において、上述した
色処理を行う。次に、ステップS44において、2値化
処理を行ない、得られた2値画像データを出力用のビッ
トマップデータとして展開する。カラー画像出力の場
合、ビットマップデータは、通常、出力信号であるCM
YK用に別々に用意されている。ビットマップデータの
概要を図7を用いて説明する。
【0013】図7において、51は縦搬送画像であり、
52はその原点であり、通常左上の点を用いる。また、
53は横搬送画像であり、54はその原点であり、通常
左下の点を用いる。55は、ビットマップデータを展開
するためのビットマップメモリであり、ビットマップデ
ータを図の矢印で示す搬送方向に合わせて格納する。す
なわち、縦搬送画像51の場合、原点52から水平方向
に1ラスタ分の展開を行ない、順次下方向へ展開を行
う。
【0014】また、横搬送画像53の場合、原点54か
ら水平方向に1ラスタ分の展開を行ない、順次上方向へ
展開を行う。このとき、前述した2値化に用いる図2に
示すようなディザパターンは、概念的には、上記ビット
マップメモリの左上を開始点としてくり返し敷き詰めら
れている。つまり、ビットマップメモリの横サイズをX
ピクセル、縦サイズをYピクセルとすると、図2のよう
な8*8ピクセルのディザパターンの場合、横方向にX
/8〜X/8+1回、縦方向にY/8〜Y/8+1回く
り返し参照される。
【0015】すなわち、図7に示すように、2値化の際
は、ビットマップメモリに敷き詰めたディザパターンを
用いて、縦搬送画像51の場合、原点52から水平方向
に1ラスタ分の2値化処理を行ない、順次下方向へ2値
化を行う。また、縦搬送画像53の場合、原点54から
水平方向に1ラスタ分の2値化処理を行ない、順次上方
向へ2値化を行う。
【0016】これらのビットマップメモリは、55〜5
8に示すようにCMYKに応じてそれぞれ用意されてお
り、出力の際には、CMYKのビットマップデータを順
次出力装置に送出することにより画像を形成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来例に
おいては、縦搬送画像、横搬送画像はそれぞれ、ビット
マップメモリ上の異なるアドレスに展開されることか
ら、2値化の際のディザパターンに位相の違いが生じ
る。すなわち、縦搬送画像、横搬送でディザパターンは
微妙に異なるといえる。
【0018】これにより、図8に示すよな課題が生じ
る。図8において、61、62はそれぞれハイライト画
像を縦搬送、横搬送のディザパターンで処理した様子を
示す模式図である。図8において丸印、三角印、四角
印、星印がそれぞれ、C,M,Y,Kインクの出力に対
応している。ハイライト画像とは、定濃度な明るい画像
であり、単位面積あたりの出力ピクセル数が比較的少な
い画像である。一様なハイライト画像の場合、61、6
2に示すようにディザパターンが異なることによる2値
化後の画像の違いが顕著に現れる。つまり、単位面積で
の割合の多いインクの種類によって、その色みが異なる
からである。
【0019】これに対して、63、64に示す高濃度画
像の場合は、ハイライト画像と異なり単位面積あたりの
出力ピクセル数が多いため、2値化後の画像は高い濃度
で安定し、縦搬送、横搬送による出力差が現れにくい。
すなわち、上記従来例において縦搬送、横搬送でディザ
パターンが異なることにより、同じ原画像を処理した場
合、特にハイライト画像における色みが異なるという欠
点があった。
【0020】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、縦搬送画像、横搬送画像による色みの違いを抑え
る最適な画像形成ができる画像処理方法とその装置を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像処理方法とその装置は以下の構成を備
える。即ち、所定の画像を所定角度の回転変換する画像
回転変換工程と、所定のディザパターンを前記所定角度
の回転変換するディザパターン回転変換工程と、前記画
像回転工程で回転された回転画像を、画像形成可能な色
空間の画像に変換する画像変換工程と、前記ディザパタ
ーン回転変換工程で回転変換されたディザパターンを用
いて、前記画像変換工程で変換された画像形成可能な色
空間の画像から2値画像を生成する2値画像生成工程と
を備える。
【0022】また、別の発明は、所定の画像を所定角度
の回転変換する画像回転変換工程と、前記画像回転工程
で回転された回転画像を、画像形成可能な色空間の画像
に変換する画像変換工程と、前記所定の画像がポートレ
イト画像であれば、ポートレイト用ディザパターンを用
いて、前記画像変換工程で変換された画像形成可能な色
空間の画像を2値画像を生成し、前記所定の画像がラン
ドスケープ画像であれば、ランドスケープ用ディザパタ
ーンを用いて、前記画像変換工程で変換された画像形成
可能な色空間の画像から2値画像を生成する生成工程と
を備え、前記ポートレイト用ディザパターンとランドス
ケープ用ディザパターンの関係は、互いに90度の回転
関係にある。
【0023】また、別の発明は、所定の画像を所定角度
の回転変換する画像回転変換工程と、前記画像回転工程
で回転された回転画像を、画像形成可能な色空間の画像
に変換する画像変換工程と、前記所定の画像がハイライ
ト画像であれば、ハイライト用ディザパターンを用い
て、前記画像変換工程で変換された画像形成可能な色空
間の画像から2値画像を生成する生成工程とを備える。
【0024】また、別の発明は、所定の画像を所定角度
の回転変換する画像回転変換手段と、所定のディザパタ
ーンを前記所定角度の回転変換するディザパターン回転
変換手段と、前記画像回転手段で回転された回転画像
を、画像形成可能な色空間の画像に変換する画像変換手
段と、前記ディザパターン回転変換手段で回転変換され
たディザパターンを用いて、前記画像変換手段で変換さ
れた画像形成可能な色空間の画像から2値画像を生成す
る2値画像生成手段とを備える。
【0025】また、別の発明は、所定の画像を所定角度
の回転変換する画像回転変換手段と、前記画像回転手段
で回転された回転画像を、画像形成可能な色空間の画像
に変換する画像変換手段と、前記所定の画像がポートレ
イト画像であれば、ポートレイト用ディザパターンを用
いて、前記画像変換手段で変換された画像形成可能な色
空間の画像から2値画像を生成し、前記所定の画像がラ
ンドスケープ画像であれば、ランドスケープ用ディザパ
ターンを用いて、前記画像変換手段で変換された画像形
成可能な色空間の画像を2値画像を生成する生成手段と
を備え、前記ポートレイト用ディザパターンとランドス
ケープ用ディザパターンの関係は、互いに90度の回転
関係にある。
【0026】
【発明の実施の形態】はじめに、本発明の実施の形態の
画像処理方法とその装置のポイントを要約した後に、そ
の詳細な説明に入るものとする。本発明の実施の形態の
画像処理方法とその装置は、画像データを90度回転す
るための回転処理部と、色処理を行うための色処理部
と、2値化を行うための2値化部と、2値化部で用いる
ディザパターンを格納するパターン格納部を有する。
【0027】ここで、回転処理部は、画像出力用のビッ
トマップデータとディザパターンを回転させる。また、
パターン格納部は、ポートレイト(portrait)画像用のパ
ターン、ランドスケープ(landscape)画像用のパターン
を格納する。更に、入力画像データがハイライト画像で
あるか否かを外部から指示すると、該指示に従って、ポ
ートレイト画像用、ランドスケープ画像用のディザパタ
ーンを選択するディザパターン選択部を備える。
【0028】更に、入力画像データを解析する解析部
と、該入力画像データがハイライト画像か否かを判別す
るハイライト検知部を有する。また、ディザパターン選
択部は、上イライト検知部による判断に従ってポートレ
イト画像用、ランドスケープ画像用のディザパターンを
選択する。更に、色処理部、2値化部を経て作成した出
力データに基づいて画像を形成する画像出力部を有す
る。
【0029】以上の構成において、ハイライト画像に対
しては縦搬送、横搬送画像で共通のディザパターンを用
い、高濃度画像に対しては、従来例の2値化を行う方法
を提供することにより、最適な色再現が可能となり、理
想的な色再現を得ることができるという特有の作用効果
が得られる。尚、以下説明する各実施の形態ではインク
ジェット方式のカラープリンタを例に用いるが、他の方
式のカラープリンタをはじめとする他の出力装置に関し
ても、同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0030】以下、本発明の実施の形態の画像処理方法
とその装置の詳細な説明を行う。 [第一実施の形態]本実施の形態では、アプリケーショ
ンから送出されるイメージデータやポートレイト,ラン
ドスケープといったページの向き等の画像データを解析
する解析手段と、該解析手段によって解析した結果に従
って前記画像データを出力用のビットマップデータに展
開する展開手段と、該展開手段での展開の際に入力デー
タに対して色処理を行う展開手段の一部を構成する色処
理手段と、該色処理の施されたデータを2値化する展開
手段の一部を構成する2値化手段と、該2値化手段が2
値化の際に使用するディザパターンを格納するパターン
格納手段と、前記画像データや前記ディザパターンを9
0度回転させるための展開手段の一部を構成する回転手
段と、前記展開手段によって展開されたビットマップデ
ータを格納するビットマップ格納手段と、該ビットマッ
プ格納手段内のデータの出力装置への出力や、出力装置
の紙搬送の方向等のデータを保持するための出力手段と
を設けることにより、アプリケーションから送出された
ページの向きの情報を解析手段によって解析した結果
と、出力手段に保持してある出力装置の紙搬送の向きと
によって、画像データの回転の必要性を判別し、必要で
ある場合は前記展開手段の一構成要素である回転手段に
よって画像データを90度回転させ、更にパターン格納
手段内のディザパターンを90度回転させた後、アプリ
ケーションから送出された画像データを解析手段によっ
て解析した結果に従って、上記展開手段内の色処理手段
によって処理を行なった後、前記2値化手段によって前
記パターン格納手段内のディザパターンを用いて2値化
処理を行ない、その後ビットマップ格納手段へ格納す
る。従って本実施の形態では、portrait,la
ndscape画像で同位相のディザパターンを用いて
ビットマップデータを作成することが可能となるため、
portrait,landscape画像による色み
の違いを抑える色再現が可能となる。
【0031】以下、本実施の形態について詳細に説明す
る。図9は、本発明に係る一実施の形態の画像処理装置
の構成を示すブロック図である。図9において、1は本
実施の形態の画像処理装置である。2は、アプリケーシ
ョン画像を作成する原画像作成装置であり、3は、画像
処理装置1からの出力データに基づき、出力画像を形成
する画像出力装置である。
【0032】画像処理装置1において、11はアプリケ
ーションから送信されるイメージデータや、ポートレイ
ト,ランドスケープ画像等のページの向きに関する入力
データを解析する解析部11である。12は、解析部1
1によって解析された内容に従って様々な描画処理を行
い、生成されたビットマップデータをビットマップ格納
部17に格納する展開部である。ビットマップ格納部1
7に格納されたビットマップデータは、画像出力部18
によって読み出され、画像出力装置3に出力され、画像
が形成される。
【0033】13は、展開部12の中にあって、前記ビ
ットマップデータや、パターン格納部16に格納される
ディザパターンを90度回転させる回転部13である。
14は、展開部12の中にあって、前述した色処理を行
う色処理部である。15は、展開部12の中にあって、
パターン格納部16に格納されたディザパターンを用い
て、2値化処理を行う2値化部である。
【0034】16は、2値化部15が2値化処理を行う
際に用いるディザパターンを格納するパターン格納部で
ある。また、パターン格納部16は、回転部13、色処
理部14、2値化部15での処理結果も格納する。17
は、展開部12によって展開された、前述した出力装置
へ出力するためのデータであるビットマップデータを格
納するビットマップ格納部17である。
【0035】18は、ビットマップ格納部17内のビッ
トマップデータを画像出力装置3へ出力したり、画像出
力装置3の紙搬送の方向等のデータを保持する画像出力
部である。本実施の形態において、画像出力装置3は例
えばmインクジェットプリンタである。
【0036】画像出力部18において、該出力データは
1頁分のビットマップ形式のデータであり、前述のとお
り、CMYK4色で構成する。画像出力部18では、該
出力データを画像出力装置3へ送出する。そして、画像
出力装置3では、それを受信して、出力用紙へC(シア
ン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラッ
ク)の各インクを用いて、画像出力を行う。
【0037】以上の構成よりなる本実施の形態における
展開部12での画像処理の手順を図10に示すフローチ
ャートに従って以下に説明する。図10は、展開部12
が1頁分のデータを入力し、出力用のデータを形成する
際の処理の流れを示すフローチャートである。図10に
おいて、まず、ステップS81では、画像作成装置2か
ら送出されたページの向きの情報を解析部11によって
解析した結果と、画像出力部18に保持してある画像出
力装置3の紙搬送の向きのデータとによって、前述した
図5におけるポートレイト画像21を横搬送24で出力
する場合や、ランドスケープ画像22を縦搬送23で出
力する場合の様に、画像データを90度回転させて出力
用のビットマップデータに展開する必要性を判別する。
そして、必要である場合は、ステップS82に進む。そ
うでなければ、ステップS84に進む。
【0038】ステップS82では、展開部12の回転部
13によって、画像データを90度回転させた画像デー
タをパターン格納部16に格納する。ステップS83で
は、回転部13は、パターン格納部16に予め格納され
ているディザパターンを90度回転させる。そして、回
転させたディザパターンを、パターン格納部16に再び
格納する。この回転されたディザパターンは、後述する
2値化部15での処理の際に用いられる。
【0039】ステップS84では、色処理部14は、画
像データが回転処理されていれば、その回転された画像
データをパターン格納部16から入力し、また、回転処
理されていなければ、展開部12に入力した画像データ
を入力する。そして、その画像データ(RGB表記の多
値データ)をCMYK多値信号に変換する。そして、変
換結果をパターン格納部16に格納する。
【0040】この色変換処理は、通常、入力RGB信号
に対してn*mのマトリクス演算(マスキング処理)等
を施すことにより、出力信号であるCMYK信号を得
る。次に、ステップS85では、2値化部15は、前述
したパターン格納部16内のディザパターンを用いて、
色処理部で生成した画像(パターン格納部16に格納さ
れている)の2値化を行う。
【0041】2値化処理は前述のとおり、図2に示すよ
うなディザパターンを用いて、画像を形成する1ピクセ
ルと該しきい値との大小比較を行うことにより該ピクセ
ルを出力するかしないかの2値データに変換するもので
ある。先述した従来例においては、図7に示すように、
ビットマップメモリに敷き詰めたディザパターンを用い
て、縦搬送画像51の場合、原点52から水平方向に1
ラスタ分の2値化処理を行ない、順次下方向へ2値化処
理を行う。
【0042】また、横搬送画像53の場合、原点54か
ら水平方向に1ラスタ分の2値化処理を行ない、順次上
方向へ2値化処理を行う。本実施の形態においては、画
像データの回転に合わせて、ディザパターンも回転させ
るため、ディザパターンは概念的に、ビットマップメモ
リではなく、原画像そのものに貼りついていると考えら
れる。
【0043】従って、例えば、縦搬送方向のプリンタに
対して、同じ画像データを持つポートレイト,ランドス
ケープのそれぞれの画像を出力する際に、結果的に位相
の同じディザパターンで2値化を行うことができる。以
上説明したように本実施の形態によれば、同位相のディ
ザパターンを用いてビットマップデータを作成すること
が可能となるため、ポートレイト画像,ランドスケープ
画像による色みの違いを抑える色再現が可能となり、最
適な色再現が可能となる。
【0044】[第2実施の形態]以下、本発明に係る第
二実施の形態について詳細に説明する。上述した第一実
施の形態では、回転部13が回転の必要があるときにパ
ターン格納部16内のディザパターンを回転させている
のに対して、第2実施の形態では、予め、ポートレイト
用、ランドスケープ用のディザパターンをパターン格納
部16内に用意しておき、選択的に使い分けるように構
成する。
【0045】ここで、ランドスケープ用のディザパター
ンは、ポートレイト用のパターンを90度回転させ、そ
の開始点を一致させたものを用いる。すなわち、第1実
施の形態の図10に示すステップS83で、回転部13
によってディザパターンを回転させているのに対して、
第2実施の形態では、2値化の際に、予め90度回転さ
せたパターンを用いて2値化するものである。
【0046】従って、第2実施の形態の画像処理装置に
おいては、基本的な構成は上述した第1実施の形態と同
様であるが、回転部13において回転を行う際の処理及
びその制御方法と、パターン格納部16における格納パ
ターンの種類数が異なる。以下、上述した第1実施の形
態と異なる部分について説明する。第2実施の形態にお
ける色処理の流れを、図11のフローチャートに示す。
【0047】図11は、第1実施の形態における図10
と同様、展開部12が1頁分のデータを入力し、出力用
のデータを形成する際の処理の流れを示すフローチャー
トである。図11において、まず、ステップS91で原
画作成装置2から送出されたページの向きの情報を解析
部11によって解析した結果と、画像出力部18に保持
してある画像出力装置3の紙搬送の向きとによって、前
述した図5におけるポートレイト画像21を横搬送24
で出力する場合や、ランドスケープ画像22を縦搬送2
3で出力する場合のように、画像データを90度回転さ
せて、出力用のビットマップデータに展開する必要性を
判別する。そして、必要である場合は、ステップS92
に進む。そうでなければ、ステップS93へ進む。
【0048】ステップS92では、回転部13は、入力
した画像データを90度回転させたものを、パターン格
納部16に格納する。ステップS93では、色処理部1
4が、画像データが回転処理されていれば、その回転さ
れた画像データをパターン格納部16から入力し、ま
た、回転処理されていなければ、展開部12に入力した
画像データを入力する。そして、その画像データ(RG
B表記の多値データ)をCMYK多値信号に変換する。
そして、変換結果をパターン格納部16に格納する。
【0049】ステップS94では、原画像がポートレイ
トであるかランドスケープであるかを判別する。原画像
がポートレイトである場合は、ステップS95に進む。
また、ランドスケープである場合は、ステップS96へ
進む。ステップS95では、2値化部15が、パターン
格納部16内のポートレイト用ディザパターンを選択す
る。
【0050】ステップS96では、2値化部15が、パ
ターン格納部16内のランドスケープ用ディザパターン
を選択する。次に、ステップS97では、2値化部15
は、選択されたディザパターンを用いて、色処理部で生
成した画像(パターン格納部16に格納されている)の
2値化を行う。
【0051】先述した第1実施の形態においては、画像
データの回転に合わせてディザパターンも回転させるた
め、ディザパターンは概念的に、ビットマップメモリで
はなく原画像そのものに貼りついていると考えられる
が、本実施の形態では、原画像の向きによって、予め異
なるパターンを用いるものである。但し、ランドスケー
プ用のディザパターンは、ポートレイト用のパターンを
90度回転させ、その開始点を一致させたものを用い
る。
【0052】従って、例えば、縦搬送方向のプリンタに
対して、同じ画像データを持つポートレイト、ランドス
ケープのそれぞれの画像を出力する際に、結果的に第1
の実施の形態と同様、位相の同じディザパターンで2値
化を行うことができる。以上説明したように本実施の形
態によれば、同位相のディザパターンを用いてビットマ
ップデータを作成することが可能となるため、ポートレ
イト、ランドスケープ画像による色みの違いを抑える色
再現が可能となり、最適な色再現が可能となる。
【0053】[第三実施の形態]以下、本発明に係る第
三実施の形態について、詳細に説明する。上述した第一
実施の形態では、回転部13が回転の必要があるときに
パターン格納部16のディザパターンを回転させてお
り、また、上述した第2実施の形態では、予め、ポート
レイト用,ランドスケープ用のディザパターンをパター
ン格納部16に用意しておき、選択的に使い分けるよう
に構成した。いづれの場合も原画像の特性に関係なく固
定的な処理をしていたのに対して、本実施の形態では原
画像がハイライト画像であるか否かを外部から指示する
手段と、該指示に従ってハイライト画像用、高濃度画像
用のディザパターンを選択するよう構成する。
【0054】ここで、本実施の形態の特徴を明確にする
ために、従来のハイライト画像における問題点を図8を
用いて、再度説明する。図8は、61、62はそれぞれ
ハイライト画像を縦搬送、横搬送のディザパターンで処
理した様子を示す模式図である。丸印、三角印、四角
印、星印がそれぞれC,M,Y,Kインクの出力に対応
している。ハイライト画像とは、定濃度の明るい画像で
あり、単位面積あたりの出力ピクセル数が比較的少ない
画像である。一様なハイライト画像の場合、61、62
に示すようにディザパターンが異なることによる2値化
後の画像の違いが顕著に現れる。つまり、単位面積にお
いて、割合の多いインクの種類によって、その色みが異
なるからである。
【0055】これに対して、63、64に示す高濃度画
像の場合は、ハイライト画像と異なり単位面積あたりの
出力ピクセル数が多いため、2値化後の画像は高い濃度
で安定し、縦搬送、横搬送による出力差が現れにくい。
但し、高濃度画像を上記実施の形態において示した2値
化方法を用いて2値化した際には課題が生じる。これら
の課題を図12〜図14を用いて説明する。
【0056】図12は、インクジェットプリンタが画像
を形成する様子を示す図である。図12において、15
1はCMYKのインクを出力用紙154に吐出して画像
形成を行うためのヘッドであり、例えば、各色とも縦6
4ノズルといった複数のノズルから構成されている。1
52は、該ヘッドを出力用紙154の挿入方向に対して
垂直に移動させるためのCRモータである。また、15
3は、出力用紙を挿入方向へ搬送するためのLFモータ
である。CRモータ152とLFモータ153が連動し
て前記ヘッド151を移動させることにより、出力用紙
154へ画像を形成する。このような構成により、ヘッ
ド151はCRモータ152による一回の移動(パス)
によって縦64ドットの画像を形成する。
【0057】次に、図13を参照して、図12に示す構
成をなすインクジェットプリンタにおける出力結果を示
す。図13において、161は、出力用紙それぞれ該一
頁分の出力画像161における第一回目のパス、第二回
目のパスによる出力画像を示している。すなわち、出力
画像161は、このように縦64ドットの複数回のパス
を経て形成される。このような方式による画像形成にお
いては、図13に示すようにパスとパスの間に画像の不
連続(もしくは干渉縞)が発生し、出力画像上に横縞と
なって現れる。これらの不連続は、図12におけるCR
モータ152、LFモータ153によるヘッドや紙送り
のズレにより、ヘッドの1パスにおける各パス間の距離
を一定に保つことが困難であること等が考えられる。
【0058】また、こうした不連続による横縞は、ドッ
トのまばらなハイライト画像よりは、高密度である高濃
度画像に、特に発生しやすい。このような横縞を防止す
るために従来から様々な方法が考案されているが、一つ
の解決方法として、ある種のディザパターンによる方法
が挙げられる。これは、図14に示すような、縦長に成
長するようなディザマトリクスを用いることにより、図
13の162、163のようなパス間の画像データの繋
がりを強くするものである。このように、画像出力装置
の特性を考慮したディザパターンは、紙搬送方向を考慮
して形成されるため、上述した実施の形態のように紙搬
送方向に対して90度ディザパターンを回転させた場
合、こうしたディザパターンの効果を減少させる場合が
ある。特に、高濃度画像に対して90度回転させたディ
ザパターンを使用した場合は、反対に横縞が強調される
という弊害がある。
【0059】従って、本実施の形態においては、従来の
高濃度画像における横縞を防止する2値化方法に加え
て、ハイライト画像を処理するのに適した2値化方法を
提供し、原画像がハイライト画像であるか否かを外部か
ら指示する手段を設け、これにより上記の2値化方法を
切り替えることにより、高濃度画像における横縞の抑制
しかつ、ハイライト画像における縦搬送画像、横搬送画
像による色みの違いを抑える最適な色再現を得ようとす
るものである。
【0060】従って、第3実施の形態の画像処理装置に
おいては、基本的な構成は上述した第1実施の形態と同
様であるが、原画像がハイライト画像であるか否かを外
部から選択する選択手段と、該指示に従ってハイライト
画像用、高濃度画像用のディザパターンを選択するよう
構成する点、及び、その制御方法が異なる。以下、上述
した第1実施の形態と異なる部分について説明する。
【0061】図15は、本発明に係る第3実施の形態の
画像処理装置の構成を示すブロック図である。図15に
おいて、第1実施の形態を示す図9と異なる点は、原画
像がハイライト画像であるか否かを外部から選択する選
択部19が追加構成されている点である。
【0062】図16A,図16Bに、第3実施の形態に
おける選択部19による外部表示の例を示す。すなわ
ち、選択部19では、原画像がハイライト画像であるか
否かを、本実施の形態の画像処理装置を使用するオペレ
ータによって選択させる。これは例えば、不図示のモニ
タ上に図16A,図16Bの様な表示を行い、選択部1
9は、オペレータによる不図示のマウスやキーボードか
らの入力により、図16Aがハイライト画像の非選択状
態(高濃度選択状態)、図16Bがハイライト画像の選
択状態であることを認識する。次に、第3実施の形態に
おける色処理の流れを、図17のフローチャートに示
す。
【0063】図17は、第1実施の形態における図10
と同様、展開部12が1頁分のデータを入力し、出力用
のデータを形成する際の処理の流れを示すフローチャー
トである。図17において、まず、ステップS111
で、アプリケーション2から送出されたページの向きの
情報を解析部11によって解析した結果と、画像出力部
18に保持してある画像出力装置3の紙搬送の向きとに
よって、図5におけるポートレイト画像21を横搬送2
4で出力する場合や、ランドスケープ画像22を縦搬送
23で出力する場合のように、画像データを90度回転
させて出力用のビットマップデータに展開する必要性を
判別し、必要である場合は、ステップS112におい
て、回転部13によって画像データを90度回転させた
ものを、パターン格納部16に格納する。
【0064】ステップS111で回転させる必要がない
と判断した場合は、ステップS113に進む。ステップ
S113では、色処理部14が、画像データが回転処理
されていれば、その回転された画像データをパターン格
納部16から入力し、また、回転処理されていなけれ
ば、展開部12に入力した画像データを入力する。そし
て、その画像データ(RGB表記の多値データ)をCM
YK多値信号に変換する。そして、変換結果をパターン
格納部16に格納する。
【0065】ステップS114においては、選択部19
は、原画像がハイライト画像であるか高濃度画像のいず
れをオペレータが選択したかを判別する。ここで、原画
像がハイライトである場合は、ステップS115に進
む。逆に、そうでなければ、ステップS116に進む。
ステップS115では、2値化部15は、原画像がポー
トレイトであれば、パターン格納部16に予め格納され
ているハイライト.ポートレイト用ディザパターンを選
択する。また、原画像がランドスケープであれば、パタ
ーン格納部16に予め格納されているハイライト.ラン
ドスケープ用ディザパターンを選択する。
【0066】ここで、ハイライト.ランドスケープ用デ
ィザパターンは、上記ハイライト.ポートレイト用ディ
ザパターンを予め90度回転させ、その開始点を同一に
したパターンであり、上記第2実施の形態とその効果は
同じである。ステップS116では、2値化部15は、
パターン格納部16の高濃度用ディザパターンを選択す
る。
【0067】ここで、高濃度用ディザパターンの選択と
は、上記従来例で示した通りの処理である。すなわち、
図7に示すように、2値化の際は、ビットマップメモリ
に敷き詰めたディザパターンを用いて、縦搬送画像51
の場合、原点52から水平方向にラスタ分の2値化処理
を行ない、順次下方向へ2値化を行う。また、横搬送画
像53の場合、原点54から水平方向に1ラスタ分の2
値化処理を行ない、順次上方向へ2値化を行うことによ
り、常に横縞の発生を抑制するパターンを使用するもの
である。
【0068】次に、ステップS117では、2値化部1
5は、ステップS113で処理された結果のCMYK多
値画像に、選択されたディザパターンを作用させて2値
化を行う。以上説明したように、先述した第1、第2実
施の形態においては画像データがハイライト画像か否か
に関わらず、回転されたディザパターンを使用したた
め、高濃度画像の場合に横縞が発生したが、本実施の形
態では、ハイライト画像、高濃度画像に対応して2値化
処理を切り替えるため、それぞれの画像に適した、最適
な色再現が可能となる。
【0069】尚、上記の説明から明らかなように、第3
実施の形態では上述した第1、第2実施の形態と独立し
て実施することも、また、同時に実施することも可能で
ある。 [第四実施の形態]以下、本発明に係る第四実施の形態
について、詳細に説明する。
【0070】上述した第三実施の形態が、原画像がハイ
ライト画像であるか否かを外部から指示する手段と、該
指示に従ってハイライト画像用、高濃度画像用のディザ
パターンを選択するように構成していたのに対して、本
実施の形態では、原画像がハイライト画像であるか否か
を自動的に検知する手段を設ける。すなわち、本実施の
形態において得ようとする効果は、第3実施の形態と同
様であり、基本的な構成は、上述した第3実施の形態と
同様であるが、本実施の形態では、図18に示すよう
に、第3実施の形態において選択部19が行っていた、
原画像がハイライト画像か否かの判断を、ハイライト検
知部20によって、オペレータの操作なしに行うよう構
成する点、及びその制御方法が異なる。
【0071】以下、上述した第3実施の形態と異なる部
分について説明する。第4実施の形態におけるハイライ
ト検知部20は、原画作成装置2からの入力データを解
析する解析部11から、画像信号データのみを抽出し、
該画像信号データを更に統計的に解析することにより、
ハイライト画像の検知を行う。ハイライト検知部20に
おける処理の流れを、図19のフローチャートに示す。
図19において、ステップS141では、画像信号の
画素の総数をカウントするためのカウンタであるcou
nter、および、ハイライト画素の数をカウントする
ためのカウンタであるHcntをそれぞれクリアする。
【0072】次に、ステップS142において、検知の
対象となる該画像信号に関する処理が全て終了したかど
うかチェックする。これは解析部11からの情報等によ
り行う。ステップS142において、全て終了していな
いと判断した場合は、ステップS143において、当該
画素信号の評価を以下のように行う。尚、ここで、入力
画素信号は、RGB信号であるとする。
【0073】ここでの評価は、R信号値が予め決められ
たしきい値であるT1より大きく、かつ、G信号が予め
決められたしきい値であるT2より大きく、かつ、B信
号値が予め決められたしきい値であるT3より大きいか
否かを評価する。すなわち、入力RGBが、全てあるし
きい値よりも大きい値である場合に、該画素がハイライ
トであると判断し、ステップS144において、カウン
タHcntをインクリメントする。
【0074】ステップS143での評価が偽である場合
は、ステップS145に進む。ステップS145では、
カウンタcounterをインクリメントし、再び、ス
テップS142に進む。ステップS142において、検
知の対象となる該画像信号の評価が全て終了したと判断
した場合は、ステップS146において、Hcntのc
ounterに占める割合が、所定のしきい値T4より
大きいか否かの評価を行う。ここで、真である場合は、
該入力画像データは高濃度画像であると判断する。
【0075】なお、ここで用いるしきい値T1〜T4
は、予め最適な値を求めておく。しきい値の最適解の求
め方は、ここでは言及しない。本実施の形態における画
像処理の流れは、先述した第3実施の形態の流れを示す
流れ図である図17と同様であるが、ステップS114
において、先述した第3実施の形態においては、選択部
19によってオペレータが原画像がハイライト画像であ
るか高濃度画像のいずれを選択したかを判別するのに対
して、本実施の形態では、先述したハイライト検知部2
0による検知結果に従って判別を行うよう構成する。
【0076】以上説明したように、先述した第3実施の
形態においては、原画像がハイライト画像であるか否か
を外部から指示する手段と、該指示に従ってハイライト
画像用、高濃度画像用のディザパターンを選択するよう
に構成していたのに対して、本実施の形態では、原画像
がハイライト画像であるか否かを自動的に検知する手段
を設けることにより、オペレータの介在なしにそれぞれ
の画像に適した最適な色再現が可能となる。
【0077】尚、上記の説明から明らかなように、第4
実施の形態は上述した第1、第2実施の形態と独立して
実施することも、また、同時に実施することも可能であ
る。尚、本発明は複数の機器から構成されるシステムに
適用しても1つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明はシステム或いは装置にプログラムを供給
することによって達成される場合にも適用できることは
いうまでもない。
【0078】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0079】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。プログラムコードを供給
するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリ
カード,ROMなどを用いることができる。
【0080】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0081】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0082】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを記憶媒体に格納することになる。
以上説明したように、縦搬送、横搬送画像で共通のディ
ザパターンを用いることにより、縦搬送画像、横搬送画
像による色みの違いを抑えることが可能となる。
【0083】また、ハイライト画像に対しては、縦搬
送、横搬送画像で共通のディザパターンを用い、高濃度
画像に対しては、従来例の2値化を行う方法の提供が可
能となり、より理想的な色再現を得ることができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、縦
搬送画像、横搬送画像による色みの違いを抑える最適な
画像形成ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の画像処理の概要を説明するための図であ
る。
【図2】ディザパターンの一例を示す図である。
【図3】画像出力における減法混色を説明する図であ
る。
【図4】従来の画像処理の流れの概要を示すブロック図
である。
【図5】画像データの回転の一例を説明する図である。
【図6】図4の展開部での画像処理手順を示す流れ図で
ある。
【図7】ビットマップメモリの構成概念を示す図であ
る。
【図8】従来例における問題点を説明する図である。
【図9】本発明に係る一実施の形態の画像処理装置の構
成例を示す図である。
【図10】本発明に係る第一実施の形態の展開部での画
像処理の手順を示す流れ図である。
【図11】本発明に係る第二施例の画像処理の手順を示
す流れ図である。
【図12】インクジェットプリンタの出力を説明する図
である。
【図13】インクジェットプリンタの出力結果を説明す
る図である。
【図14】ディザパターンの一例を示す図である。
【図15】本発明に係る第三実施の形態の画像処理装置
の構成例を示す図である。
【図16A】第三実施の形態における選択部における表
示例である。
【図16B】第三実施の形態における選択部における表
示例である。
【図17】本発明に係る第三実施の形態の画像処理の手
順を示す流れ図である。
【図18】本発明に係る第四実施の形態の画像処理装置
の構成例を示す図である。
【図19】第四実施の形態におけるハイライト検知部の
処理の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 11 解析部 12 展開部 13 回転部 14 色処理部 15 2値化部 16 パターン格納部 17 ビットマップ格納部 18 出力部 19 選択部 20 ハイライト検知部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の画像を所定角度の回転変換する画
    像回転変換工程と、 所定のディザパターンを前記所定角度の回転変換するデ
    ィザパターン回転変換工程と、 前記画像回転変換工程で回転された回転画像を、画像形
    成可能な色空間の画像に変換する画像変換工程と、 前記ディザパターン回転変換工程で回転変換されたディ
    ザパターンを用いて、前記画像変換工程で変換された画
    像形成可能な色空間の画像から2値画像を生成する2値
    画像生成工程とを備えることを特徴とする画像処理方
    法。
  2. 【請求項2】 前記所定の画像は、RGB色空間の画像
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記画像形成可能な色空間の画像は、C
    MY色空間の画像であることを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記所定角度は、90度であることを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記所定の画像は、ポートレイト画像で
    あることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記所定の画像は、ランドスケープ画像
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記2値画像生成工程で生成された画像
    に基づいて、画像を形成する画像形成工程をさらに備え
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 所定の画像を所定角度の回転変換する画
    像回転変換工程と、 前記画像回転変換工程で回転された回転画像を、画像形
    成可能な色空間の画像に変換する画像変換工程と、 前記所定の画像がポートレイト画像であれば、ポートレ
    イト用ディザパターンを用いて、前記画像変換工程で変
    換された画像形成可能な色空間の画像を2値画像を生成
    し、前記所定の画像がランドスケープ画像であれば、ラ
    ンドスケープ用ディザパターンを用いて、前記画像変換
    工程で変換された画像形成可能な色空間の画像から2値
    画像を生成する生成工程とを備え、 前記ポートレイト用ディザパターンとランドスケープ用
    ディザパターンの関係は、互いに90度の回転関係にあ
    ることを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 所定の画像を所定角度の回転変換する画
    像回転変換工程と、 前記画像回転変換工程で回転された回転画像を、画像形
    成可能な色空間の画像に変換する画像変換工程と、 前記所定の画像がハイライト画像であれば、ハイライト
    用ディザパターンを用いて、前記画像変換工程で変換さ
    れた画像形成可能な色空間の画像から2値画像を生成す
    る生成工程とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記生成工程は、 前記所定の画像がハイライト画像であり、かつ、ポート
    レイト画像であれば、ハイライト.ポートレイト用ディ
    ザパターンを用いて、前記画像変換工程で変換された画
    像形成可能な色空間の画像を2値画像を生成し、前記所
    定の画像がハイライト画像であり、かつ、ランドスケー
    プ画像であれば、ハイライト.ランドスケープ用ディザ
    パターンを用いて、前記画像変換工程で変換された画像
    形成可能な色空間の画像を2値画像を生成し、 前記ハイライト.ポートレイト用ディザパターンとハイ
    ライト.ランドスケープ用ディザパターンの関係は、互
    いに90度の回転関係にあることを特徴とする請求項9
    に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記所定の画像がハイライト画像であ
    るかどうかを検出する検出工程をさらに備え、 前記生成工程で、前記所定の画像がハイライト画像であ
    るかどうかは、前記検出工程での検出結果に基づいて判
    定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理方
    法。
  12. 【請求項12】 所定の画像を所定角度の回転変換する
    画像回転変換手段と、 所定のディザパターンを前記所定角度の回転変換するデ
    ィザパターン回転変換手段と、 前記画像回転変換手段で回転された回転画像を、画像形
    成可能な色空間の画像に変換する画像変換手段と、 前記ディザパターン回転変換手段で回転変換されたディ
    ザパターンを用いて、前記画像変換手段で変換された画
    像形成可能な色空間の画像から2値画像を生成する2値
    画像生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  13. 【請求項13】 前記所定の画像は、RGB色空間の画
    像であることを特徴とする請求項12に記載の画像処理
    装置。
  14. 【請求項14】 前記画像形成可能な色空間の画像は、
    CMY色空間の画像であることを特徴とする請求項12
    に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 前記所定角度は、90度であることを
    特徴とする請求項12に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 前記所定の画像は、ポートレイト画像
    であることを特徴とする請求項12に記載の画像処理装
    置。
  17. 【請求項17】 前記所定の画像は、ランドスケープ画
    像であることを特徴とする請求項12に記載の画像処理
    装置。
  18. 【請求項18】 前記2値画像生成手段で生成された画
    像に基づいて、画像を形成する画像形成手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項12に記載の画像処理装
    置。
  19. 【請求項19】 所定の画像を所定角度の回転変換する
    画像回転変換手段と、 前記画像回転変換手段で回転された回転画像を、画像形
    成可能な色空間の画像に変換する画像変換手段と、 前記所定の画像がポートレイト画像であれば、ポートレ
    イト用ディザパターンを用いて、前記画像変換手段で変
    換された画像形成可能な色空間の画像から2値画像を生
    成し、前記所定の画像がランドスケープ画像であれば、
    ランドスケープ用ディザパターンを用いて、前記画像変
    換手段で変換された画像形成可能な色空間の画像を2値
    画像を生成する生成手段とを備え、 前記ポートレイト用ディザパターンとランドスケープ用
    ディザパターンの関係は、互いに90度の回転関係にあ
    ることを特徴とする画像処理装置。
  20. 【請求項20】 所定の画像を所定角度の回転変換する
    画像回転変換手段と、 前記画像回転変換手段で回転された回転画像を、画像形
    成可能な色空間の画像に変換する画像変換手段と、 前記所定の画像がハイライト画像であれば、ハイライト
    用ディザパターンを用いて、前記画像変換手段で変換さ
    れた画像形成可能な色空間の画像から2値画像を生成す
    る生成手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  21. 【請求項21】 前記生成手段は、 前記所定の画像がハイライト画像であり、かつ、ポート
    レイト画像であれば、ハイライト.ポートレイト用ディ
    ザパターンを用いて、前記画像変換手段で変換された画
    像形成可能な色空間の画像を2値画像を生成し、前記所
    定の画像がハイライト画像であり、かつ、ランドスケー
    プ画像であれば、ハイライト.ランドスケープ用ディザ
    パターンを用いて、前記画像変換手段で変換された画像
    形成可能な色空間の画像を2値画像を生成し、 前記ハイライト.ポートレイト用ディザパターンとハイ
    ライト.ランドスケープ用ディザパターンの関係は、互
    いに90度の回転関係にあることを特徴とする請求項2
    0に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記所定の画像がハイライト画像であ
    るかどうかを検出する検出手段をさらに備え、 前記生成手段で、前記所定の画像がハイライト画像であ
    るかどうかは、前記検出手段での検出結果に基づいて判
    定することを特徴とする請求項20に記載の画像処理装
    置。
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