JPH09247094A - ワイヤレス通信用光送受信器、能動型スターカプラ、携帯情報端末、及び光通信ネットワーク - Google Patents

ワイヤレス通信用光送受信器、能動型スターカプラ、携帯情報端末、及び光通信ネットワーク

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JPH09247094A
JPH09247094A JP8047056A JP4705696A JPH09247094A JP H09247094 A JPH09247094 A JP H09247094A JP 8047056 A JP8047056 A JP 8047056A JP 4705696 A JP4705696 A JP 4705696A JP H09247094 A JPH09247094 A JP H09247094A
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猛史 太田
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裕 尾河
So Sugino
創 杉野
Koichi Yoshimura
浩一 吉村
Kazunori Horikiri
和典 堀切
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光無線LANのようなバックボーンネットワ
ークと端末とがリンクするシステムと、IrDAのよう
な端末間の通信を行うシステムとを融合した通信システ
ムを提供する。 【解決手段】 ワイヤレス送受信器10は水平輻射系の
光通信を行う光源1および受光素子2と、垂直輻射系の
図り通信を行う光源5および受光素子6とを有してい
る。水平輻射系の通信により端末間の通信を行い、垂直
輻射系の通信によりバックボーンの能動型スターカプラ
との間で通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤレス通信用光
送受信器に関し、特に自由空間光伝送を用いたワイヤレ
ス通信用光送受信器に関する。また、本発明は能動型ス
ターカプラに関し、特に自由空間光伝送、光ファイバ伝
送、ツイストペアケーブルによる伝送に係わる能動型ス
ターカプラに関する。また本発明は光通信ネットワーク
に関し、特に自由空間光伝送、光ファイバ伝送、ツイス
トペアケープルによる伝送に係わる光通信ネットワーク
に関する。さらに本発明はローカルエリアネットワーク
(LAN)に関する。
【0002】
【従来の技術】自由空間光を用いた光無線LANシステ
ムは既に商品化されている。また、自由空間光を用いた
1対1の光伝送システムはIrDA(lnfrared
Data Association)という標準規格
が作られている。
【0003】特開平3−91329号公報には光セルラ
とでも呼ぶべき通信システムが提案されている。この通
信システムは図19に示すようなものである。移動局1
30には自由空間光を用いたダイバシティ方式の通信手
段131が備えられている。要所に自由空間光通信用の
基地局である光ステーション132aないし132bが
設けられている。光ステーション132aないし132
bは有線網137で互いに接続され、光ステーション制
御局133に接続されている。光ステーション制御局1
33は移動光電話交換局135を介して公衆網回線13
6に接続されている。
【0004】移動局130と光ステーション制御局13
3は光ステーション132aないし132bを介してネ
ゴシエーションを行い、リンクする光ステーションを決
定する。このプロセスはいわゆるハンドオーバーと呼ば
れる制御手順であり、電波を用いたセルラ通信網の制御
方式と基本的に同じである。ただし、電波を用いたセル
ラ通信網であは、隣接セル間では、周波数を変えるのに
対し、特開平3−91329号公報に記載のシステムで
は、光ダイバシティによって隣接セル間の干渉を防いで
いる点が異なる。
【0005】実開平3‐92840号公報には、図20
に示すようなシステムが開示されている。これは天井1
40に複数の赤外送信装置141aないし141cを複
数並べて設け、赤外送信装置141aないし141c間
では横方向の自由空間光143によって互いに連絡し、
下方の移動体142へ向けて縦方向の光信号144の中
継を行うシステムである。
【0006】特開平3−108823号公報には指向角
の狭い遠距離通信用の送光光学系と指向角の広い近距離
用の送光光学系とを組み合わせた光通信装置が開示され
ている。
【0007】特開平3−296332号公報には、相互
接続可能な能動型スターカプラが開示されている。これ
は図21に示すように、ダイオードマトリクス155を
用いて対角成分がゼロとなるような伝達行列を実現した
スターカプラである。入力光ファイバ151からの信号
は受信器153、ダイオードマトリクス155、送信器
154を経て、出力光ファイバ152へと伝達される。
ダイオードマトリクス155はダイオード53を複数用
いて構成しているが、対角成分に相当する部分54にだ
けダイオードを設けないことによって、対角成分がゼロ
となるような伝達行列を実現している。このスターカプ
ラについては、文献Takeshi Ota,“Cou
pled star network:A new c
onfiguration for optical
local area network”,IEICE
Trans.Commun.,Vol.E75−B,
No.2,pp67−75(1992)にも詳しく記載
されている。
【0008】特開平5−3457号公報(米国特許明細
書第5,282,257号)には相互接続可能な受動型
スターカプラ26が開示されている。これは図22に示
すように、基板162上に形成した光導波路回路163
によって対角成分がゼロとなるような伝達行列を実現し
たものである。なお、図22において161は光ファイ
バである。このスターカプラについては、文献Take
shi Ota,”Four−port multim
ode interconnectabelstar
coupler”,EIectron.Lett..V
ol.29,No.10,pp919‐920(199
3)にも詳しく記載されている。
【0009】相互接続可能なスターカプラと光ファイバ
とを組み合わせた光通信ネットワークについては前記文
献により公知である。
【0010】ところで、前述のような、自由空間光を用
いた光無線LANシステムや自由空間光を用いた1対1
の光伝送システムは既に商品化されている。しかしなが
ら、光無線LANのようなバックボーンネットワークと
端末とがリンクするシステムと、lrDAのような端末
間の通信を行うシステムの間には何ら互換性がなく、全
く別個のシステムとして構築されている。ユーザは別個
のシステムに対して個別に対処しなくてはならず不便で
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の事情
を考慮してなされたものであり、光無線LANのような
バックボーンネットワークと端末とがリンクするシステ
ムと、IrDAのような端末間の通信を行うシステムと
を融合した通信システムの提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するためになされたものであり、本発明のワイヤレス
通信用光送受信器は、バックボーンネットワークとのリ
ンク用の鉛直方向のワイヤレス光通信手段と、端末間の
リンク用の水平方向のワイヤレス光通信手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明の能動型スターカプラは、自
由空間を伝搬する光信号とのリンク用の送受信手段と、
光ファイバないし電気的信号線とのリンク用の送受信手
段と、伝達特性を表す行列の対角成分が全てゼロである
特性を有するマトリクス状論理回路とを備えたことを特
徴とする。
【0014】また、本発明の携帯情報端末は、キーボー
ド部を備えた本体と、前記本体に折り畳み収納可能な表
示部を備えた蓋部と、前記蓋部に取り付けられた本発明
のワイヤレス通信用光送受信器とを備えたことを特徴と
する。
【0015】また、本発明の光通信ネットワークは、本
発明のワイヤレス通信用光送受信器と本発明の能動型ス
ターカプラとを備えたことを特徴とする。
【0016】前記構成のワイヤレス通信用光送受信器に
よれば、鉛直方向のワイヤレス光通信手段によってバッ
クボーンネットワークとリンクすることができ、水平方
向のワイヤレス光通信手段によって端末間のリンクを行
うことができる。
【0017】また、前記構成の能動型スターカプラによ
れば、自由空間を伝搬する光信号と有線網を伝搬する光
信号もしくは電気信号との分配及び中継を行うことがで
きる。
【0018】また、前記構成の携帯情報端末によれば、
前記鉛直方向のワイヤレス光通信手段及び前記水平方向
のワイヤレス光通信手段に係わる自由空間光信号を遮る
ことがない。
【0019】また、前記構成の光通信ネットワークによ
れば、バックボーンネットワークとのリンク及び端末間
のリンクを任意に行うことができる。
【0020】
【実施例】以下本発明の実施例について説明する。 [ワイヤレス通信用光送受信器の第1実施例]図1に本
発明のワイヤレス通信用光送受信器10の第1実施例を
示す。図1(a)はワイヤレス通信用光送受信器10の
第1実施例の上面図であり、図1(b)は同側面図であ
る。
【0021】図1において、水平方向に自由空間光を放
射する光源1、水平方向からの自由空間光を受光する受
光素子2とは隔壁4に対して上下に分かれて設けれてい
る。各光源1および受光素子2にはそれぞれシリンドリ
カルレンズ3が設けれている。光源1、受光素子2はそ
れぞれ4個設けられており、水平方向の別々の方向をカ
バーしている。また、シリンドリカルレンズ3は合計8
個設けられている。光源1、受光素子2、シリンドリカ
ルレンズ3よりなる光学系を、以後、水平輻射系と呼ぶ
ことにする。この水平輻射系は、主にモバイル端末(移
動局)同士の交信に用いる。このことについては後述す
る。
【0022】隔壁4の上側には光源5、受光素子6、レ
ンズ7、遮光筒8からなる光学系が設けられている。こ
の光学系は垂直(鉛直)方向に自由空間光を送受信する
ための光学系であり、この光学系を、以後、垂直輻射系
と呼ぶことにする。この垂直輻射系、主にモバイル端末
とバックボーンネットワークとのリンクのために用い
る。このことについては後述する。
【0023】光源1、5は発光波長850nmのAlG
aAs系LED、受光素子2、6はSi−PINフォト
ダイオードである。隔壁4、遮光筒8は黒く塗装された
プラスチック製であり、送信光が受信側に回り込まない
ようにする働きを有している。
【0024】図2はワイヤレス通信用光送受信器10の
送受信信号光の指向特性を示す概略図である。図2にお
いて、垂直輻射系の光信号11は指向特性12のような
円錐状の指向特性を有する。一方、水平輻射系の光信号
13は指向特性14のような円盤状の指向特性を有す
る。後述のように、垂直輻射系の光信号11はバックボ
ーンネットワークとの交信用に用いられ、また、水平輻
射系の光信号13はモバイル端末(移動局)同士の交信
及び、近接したモバイル端末(移動局)同士の衝突検出
のために用いられる。
【0025】図3に、ワイヤレス通信用光送受信器10
の回路回路構成のブロックダイヤグラムを示す。ワイヤ
レス通信用光送受信器10は前述のように水平輻射系と
垂直輻射系の2系統の送受信系を有している。
【0026】図3において、水平系への送信信号66は
光源駆動回路61に送られ、光源(AlGaAs系LE
D)1を駆動する。光源駆動回路61は4個設けられ、
4個の光源1をそれぞれ駆動する。4個の受光素子2で
受光きれた自由空間光信号は増幅器62で増幅波形整形
された後OR回路65を経て、水平輻射系からの受信信
号67となる。垂直輻射系への送信信号68は光源駆動
回路68に送られ、光源(AlGaAs系LED)5を
駆動する。受光素子6で受光された自由空間光信号は増
幅器64で増幅波形整形されてから、垂直輻射系からの
受信信号69となる。信号66、67、68、69はそ
れぞれホストとなるモバイルコンピュータなどとやりと
される。
【0027】前記実施例においては、水平輻射系は4個
の光源と4個の受光素子を用いたが、この個数は4に限
定されない。任意の複数の光源ないし受光素子を用いる
ことができる。
【0028】[ワイヤレス通信用光送受信器の第2実施
例]図4及び図5に本発明のワイヤレス通信用光送受信
器の第2実施例を示す。このワイヤレス通信用光送受信
器81は図4に示すようなノートパソコン80などのモ
バイル端末に取り付けるのに適した構成である。図4に
おいて、ノートパソコン80は折畳み式構造であり、本
体底部82と本体蓋部83からなる。本体底部82には
キーボード84とトラックボール85を備え、本体蓋部
83にはディスプレイ86、本実施例のワイヤレス通信
用光送受信器81を備える。ワイヤレス通信用光送受信
器81は本体蓋部83の上部に設けられている。
【0029】図5に本実施例のワイヤレス通信用光送受
信器81の光学系を示す。図5は図1に対応する図であ
り、図1との違いは光源1とシリンドリカルレンズ3が
3つしか設けられていないことである。すなわち、人間
が座る側、すなわち、図4ないし図5のX−X’方向側
の光源1とシリンドリカルレンズ3を省いてある。これ
は、通常の動作時にはX−X’方向に必ず人間が座るた
め、この方向に信号光を輻射しても人間に遮られてしま
うことがひとつの理由である。また、もうひとつの理由
として、人間が座る側に光を輻射することは、ノートパ
ソコン80(あるいは図6の91ないし94)の操作者
の目に不要な光を照射することになり、目への無用な健
康被害を惹起しかねないことがある。なお、図5におい
て、図1と対応する箇所には対応する符合を付して詳細
な説明を省略する。
【0030】つぎに図6及び図7を用いて、本発明のワ
イヤレス通信用光送受信器の使い方を説明する。図6に
おいて、91ないし94はノートパソコンであり、第2
実施例のワイヤレス通信用光送受信器81を備えてい
る。95はプロキシ(代理)サーバであり、第1実施例
のワイヤレス通信用光送受信器10を備えている。21
は後述の能動型スターカプラである。能動型スターカプ
ラ21は自由空間光によって他の能動型スターカプラ2
1とリンクしてバックボーンネットワーク31を形成し
ている。このバックボーンネットワーク31についても
後述する。ノートパソコン91ないし94及び、プロキ
シ(代理)サーバ95は机96の上に置かれている。能
動型スターカプラ21は天井30の近くに設けられてい
る。
【0031】ノートパソコン91ないし94の間では水
平輻射光18を用いて交信する。ノートパソコン91か
らバックボーンネットワーク31へはプロキシ(代理)
サーバ95を介して行う。ノートパソコン91とプロキ
シ(代理)サーバ95が水平輻射光13で交信し、プロ
キシ(代理)サーバ95がバックボーンネットワーク3
1と垂直輻射光11を用いてリンクする。プロキシ(代
理)サーバ95はノートパソコン91とバックボーンネ
ットワーク31との中継を行うわけである。ノートパソ
コン91がバックボーンネットワーク31と垂直輻射光
1laを介して直接リンクすることも、もちろん可能で
ある。
【0032】プロキシ(代理)サーバ95には次のふた
つの使い方がある。ひとつは、ノートパソコン91がバ
ックボーンネットワーク31と直接リンクできないよう
配置の時に、プロキシ(代理)サーバ95が中継を行
う、という使い方である。もうひとつは、プロキシ(代
理)サーバ95にブリッジやルータの機能を持たせてお
く、という使い方である。こうすると、バックボーンネ
ットワーク31の信号トラフィックが、ノートパソコン
91ないし94に直接持ち込まれるのを防ぐことができ
るので、情報処理能力の限られているノートパソコンに
対する負荷を軽減できる。
【0033】前記の第1実施例及び第2実施例のワイヤ
レス通信用光送受信器は衝突検出を確実にする機能を有
する。このことについて図8を参照して説明する。図8
において、バックボーンネット31とリンクするために
はノートパソコン91もしくは92は垂直輻射系を用い
て天井30付近に設けてある能動型スターカプラ21に
信号を送れば良い。しかし、図8(a)に示すようにノ
ートパソコン91と92とが近接している場合は、垂直
輻射系からしか光信号を送信しないと衝突が検出できな
いことになる。図8(a)に示すように、ノートパソコ
ン91と92が、ほぼ同時に垂直輻射系からしか光信号
を送信しないとすると、互いに相手が送信していること
を知り得ないからである。これに対して、図8(b)に
示すようにノートパソコン91と92が、垂直輻射系だ
けでなく水平輻射系からも光信号を送信するようにする
と、互いに相手が送信していることを知る事ができる。
すなわち、衝突検出が行えることになる。これは、本発
明のワイヤレス通信用光送受信器が水平輻射系と垂直輻
射系とを備えていることによる効果である。
【0034】なお、この場合には垂直輻射系への送信内
容と同じ内容を水平輻射系に送信すれば、たまたま、交
信相手が同一のセル内に居た場合でも確実に交信を成功
させることができる。一方、水平輻射系には単純なジャ
ミング信号のみを送る構成としても良い。この場合は、
衝突検出のみが確実になる。
【0035】[能動型スターカプラの第1実施例]図9
に本発明の能動型スターカプラの第1実施例を示す。図
9(a)は能動型スターカプラ21の側面図、図9
(b)は能動型スターカプラ21の平面図(下面図)で
ある。能動型スターカプラ21の下面にはひとつの自由
空間光送受信ポート41が設けられている。能動型スタ
ーカプラ21の各側面には自由空間光送受信ポート42
がひとつずつ、合計4個設けられている。また、能動型
スターカプラ21のひとつの側面には光ファイバ用ポー
ト43がふたつ設けられている。能動型スターカプラ2
1の別の側面にはツイストペアケーブル用ポート44が
ふたつ設けられている。
【0036】図10は図9に示した能動型スターカプラ
21の内部構成を示す回路図である。図10の回路図は
電気系と光ファイバ系とを併せて記した回路図となって
いることに注意されたい。図10において、光ファイバ
用ポート43(43a、43b)とマトリクス回路40
とを結ぶ線47は光ファイバであり、ツイストペアケー
ブル用ポート44とマトリクス回路40とを結ぶ線48
は電気的配線である。自由空間光送受信ポート41ない
し42(42a、42b、42c、42d)とマトリク
ス回路40とを結ぶ線49も電気的配線である。
【0037】図11にマトリクス回路40の内部構成を
示す。マトリクス回路40の入力端子群51と出力端子
群52とをダイオード53で接続した回路構成となって
いる。マトリクスの対角成分に相当する部分54だけは
ダイオードがない構成になっており、これによって対角
成分がゼロの伝達特性を得ている。なお、図11ではダ
イオードマトリクスによって対角成分がゼロの伝達特性
を実現したが、これはダイオードマトリクスに限らず、
任意のゲート回路構成によって構成してかまわない。
【0038】図10に戻ると、マトリクス回路40は入
力側の前置増幅器群45と出力駆動回路(ドライバアン
プ)群46に挟まれた構成となっている。自由空間光送
受信ポート41ないし42には、受光器55と光源56
とが備えられている。同様に、光ファイバ用ポート43
にも受光器55と光源56とが備えられている。光ファ
イバ用ポート43にはさらに光カプラ50が備えられて
いる。
【0039】自由空間光送受信ポート41で受信された
自由空間光は受光器55aによって電気信号に変換され
てから、前置増幅器群45の中の増幅器R3によって増
幅された後、マトリクス回路40、出力駆動回路(ドラ
イバアンプ)群46を経て、自由空間光送受信ポート4
2aないし42d、光ファイバ用ポート43aないし4
3b、ツイストペアケーブル用ポート44aないし44
bに中継される。ここで、自由空間光送受信ポート41
で受信された信号は自由空間光送受信ポート41自身に
は戻ってこないことに注意されたい。
【0040】自由空間光送受信ポート42aで受信され
た自由空間光は、自由空間光送受信ポート42a内に設
けられている受光器(図示せず)によって電気信号に変
換されてから、前置増幅器群45の中の増幅器R3によ
って増幅された後、マトリクス回路40、出力駆動回路
(ドライバアンプ)群46を経て、自由空間光送受信ポ
ート41、自由空間光送受信ポート42bないし42
d、光フアイバ用ポート43aないし43b、ツイスト
ペアケーブル用ポート44aないし44bに中継され
る。自由空間光送受信ポート42aで受信された信号は
自由空間光送受信ポート42a自身にはやはり戻ってこ
ない。
【0041】光ファイバ用ポート43aで受信された信
号光(導波光)は受光器55によって電気信号に変換さ
れてから、前置増幅器群45の中の増幅器R1によって
増幅された後、マトリクス回路40、出力駆動回路(ド
ライバアンプ)群46を経て、自由空間光送受信ポート
41、自由空間光送受信ポート42aないし42d、光
ファイバ用ポート43b、ツイストペアケーブル用ポー
ト44aないし44bに中継される。光ファイバ用ポー
ト43aで受信された信号は光ファイバ用ポート43a
自身には戻ってこない。
【0042】ツイストペアケーブル用ポート44aで受
信された電気信号は、前置増幅器群45の中の増幅器R
2によって増幅された後、マトリクス回路40、出力駆
動回路(ドライバアンプ)群46を経て、自由空間光送
受信ポート41、自由空間光送受信ポート42aないし
42d、光ファイバ用ポート43aないし43b、ツイ
ストバアケープル用ポート44bに中継される。ツイス
トペアケーブル用ポート44aで受信された信号はツイ
ストぺアケーブル用ポート44a自身には戻ってこな
い。
【0043】[通信ネットワークの第1実施例]図12
に本発明の通信ネットワークの実施例を示す。前述の能
動型スターカプラ21を複数設けて、スターカプラ21
間を自由空間光25、光ファイバ23、ツイストペアケ
ーブル24で接続することによってバックボーンネット
ワーク31を構成した。前述のワイヤレス光送受信器1
0を備えたモバイル端末(移動局)22aないし22b
は、モバイル端末同士の交信を前述の水平輻射光13を
介して行い、バックボーンネットワーク31との交信は
前述の垂直輻射光11を介して行う。なお、モバイル端
末(移動局)22aないし22bは前述のワイヤレス光
送受信器81を備えたノートパソコン91あるいは92
であっても良い。
【0044】バックボーンネットワーク31の構成にあ
たって、互いに見通しの良いとるこに配置された能動ス
ターカプラ21同士は自由空間光25によって結ばれ、
途中に障害物28があるような場合はツイストペアケー
ブル24で障害物28を迂回するように有線接続され
る。階下の部屋のスターカプラと接続するためには、例
えば、光ファイバ23を用いる。能動型スターカプラ2
1に変えて一部受動型スターカプラ26をネットワーク
中に混在させておいてもかまわない。受動型スターカプ
ラ26は、前述の図22に示すような構造をしている。
なお、図13において、29は床、30は天井である。
能動型スターカプラ21と受動型スターカプラ26は、
いずれも全て相互接続可能なスターカプラであるので、
ネットワーク内での発振は発生しない。
【0045】[ワイヤレス通信用光送受信器の第3実施
例]図13に本発明のワイヤレス通信用光送受信器の第
3実施例を示す。第1実施例のワイヤレス通信用光送受
信器との違いは、水平輻射系及び垂直輻射系にダイバシ
ティを採用したことである。水平輻射系は第1実施例と
同様4個の光源1aないし1dと4個の受光素子2aな
いし2dを備えているが、後述するようにこれらは単純
に並列接続するのではなく、状況に応じて使用する光源
と受光素子を切り換えて使う。垂直輻射系は光源ユニッ
ト71と受光ユニット72とを備えている。光源ユニッ
ト71は光源アレイ73とレンズ75とから成り立って
いる。受光ユニット72は受光素子アレイ74とレンズ
75とから成り立っている。光源アレイ73は図14
(a)に示すように、7個の光源(波長850nmのA
lGaAs系LED)73aないし73gのアレイであ
る。受光素子アレイ74は図14(b)に示すように7
個の受光素子(Si−PIN−PD)74aないし74
gのアレイである。
【0046】図15に本実施例のワイヤレス通信用光送
受信器の送受信信号光の指向特性の概略を示す。水平輻
射系では14aないし14dの4方向、垂直輻射系では
12aないし12gの7方向である。垂直輻射系ではレ
ンズ75によって各光源からの輻射される光の方向が変
化し、同様に、レンズ75によって各受光素子が受光す
る光の方向が変化する。すなわち、本実施例では水平輻
射系4方向、垂直輻射系7方向のダイバシティが実現さ
れている。
【0047】図16に本実施例のワイヤレス通信用光送
受信器の回路構成を示す。水平輻射系光源1aないし1
dとその駆動回路61aないし61d、受光素子2aな
いし2dとその増幅器107aないし107d、送信信
号セレクタ101、受信信号セレクタ102、信号強度
データマルチプレクサ105から成り立っている。垂直
輻射系は光源73aないし73gとその駆動回路63a
ないし63g、受光素子74aないし74gとその増幅
器108aないし108g、送信信号セレクタ103、
受信信号セレクタ104、信号強度データマルチプレク
サ106から成り立っている。
【0048】増幅器107aないし107dは、受光素
子laないしldからの信号を増幅整形して出力する機
能と共に、各受光素子で受光された光信号の強度データ
をデジタル化して出力する機能を有している。信号強度
データマルチプレクサ105はこの光信号の強度データ
をマルチプレクスしてホスト側に伝達する。送信信号セ
レクタ101は、セレクタ制御信号112によって水平
輻射系送信信号111を光源laないしldの内のどの
光源に送るかを制御される。同様に、受信信号セレクタ
102は、セレクタ制御信号114によって受光素子2
aないし2dの内のどの受光素子で受信された信号を水
平輻射系受信信号113として取り出すかを決める。
【0049】増幅器108aないし108dは、受光素
子74aないし74gからの信号を増幅整形して出力す
る機能と共に、各受光素子で受光された光信号の強度デ
ータをデジタル化して出力する機能を有している。信号
強度データマルチプレクサ106はこの光信号の強度デ
ータをマルチプレクスしてホスト側に伝達する。送信信
号セレクタ103は、セレクタ制御信号117によって
垂直輻射系送信信号116を光源108aないし108
gの内のどの光源に送るかを制御される。同様に、受信
信号セレクタ104は、セレクタ制御信号119によっ
て受光素子2aないし2dの内のどの受光素子で受信さ
れた信号を垂直輻射系受信信号118として取り出すか
を決める。
【0050】本実施例では、水平輻射系と垂直輻射系双
方にダイバシティの機能を持たせたので、次のような効
果がある。
【0051】まずダイバシティ化により送信電力の総量
が低減可能であり消費電力を減少させることができるこ
とである。通信開始においては、相手局がどこにいるか
わからないので、送信可能な全方向に向けて送信する必
要があるが、一度コネクションが設定されたなら(相手
からの返信があったなら)、信号強度データマルチプレ
クサ105ないしは106の出力から相手局の方向を検
知することが可能である。以後、検出された相手局の方
向へのみ光信号を送るようにすれば、送信電力を低減で
きるわけである。
【0052】垂直輻射系双方にダイバシティの機能を持
たせることにより、さらにハンドオーバーの機能を付加
することができる。図17に示すように、ふたつの能動
型スターカプラ21aと21bの中間付近に第3実施例
のワイヤレス光送受信器120を備えた移動局22があ
ったとする。この場合、移動局22は垂直輻射の光信号
1laで能動型スターカプラ21aにリンクするか、光
信号1lbで能動型スターカプラ21bにリンクするか
選ばなければならない。移動局22は垂直輻射系の信号
強度データマルチプレクサ106からのデータによっ
て、最も強い光信号が受信される方向にリンクするよう
に制御することができる。一般にバックボーンネットワ
ークには平均的にある程度のトラフィックが必ずあるの
で、一定時間以上、垂直輻射系の信号強度データマルチ
プレクサ106からのデータを観測すれば、どちらの方
向から最も強い信号が来るのか、言い換えれば移動局2
2はどの基地局(能動型スターカプラ)に近いのかが判
定可能である。ハンドオーバは、先行技術例でも述べた
ように、通常はバックボーンネットワーク側(基地局
側)でのリンクの判断が必要である。これに対して、本
発明では移動局側だけでハンドオーバ制御が行えるとい
う顕著な効果がある。
【0053】[ワイヤレス通信用光送受信器の第4実施
例]図18に本発明のワイヤレス通信用光送受信器の第
4実施例を示す。本実施例は、水平輻射系にアキシコン
(円錐)ミラーを用いたことに特色がある。水平輻射系
の光源1及び受光素子2は1個ずつ設けられている。光
源1からの信号光はビームスプリッタ121を経て、ア
キシコンミラー122によって水平方向に拡散される。
一方、水平方向を伝搬してきた信号光はアキシコンミラ
ー122、ビームスプリッタ121を経て受光素子2に
送られる。その他の構成は図1の第1実施例と同様であ
る。
【0054】本実施例では、水平輻射系の光源と受光素
子の数を減らすことができるという利点がある。なお、
ビームスプリッタ121に代えてハーフミラーを用いて
もよい。また、図18においてはシリンドリカルレンズ
3やレンズ7を用いていないが、適宜用いても良いこと
はもちろんである。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば光無線LANのようなバ
ックボーンネットワークと端末とがリンクするシステム
と、IrDAのような端末間の通信を行うシステムとを
融合した通信システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤレス通信用光送受信器10の第1実施例
を示す図である。
【図2】ワイヤレス通信用光送受信器10の送受信信号
光の指向特性を示す概略図である。
【図3】ワイヤレス通信用光送受信器10の回路回路構
成のブロックダイヤグラムである。
【図4】ノートパソコンに第2実施例のワイヤレス通信
用光送受信器を取り付けた様子を示す斜視図である。
【図5】ワイヤレス通信用光送受信器81の第2実施例
を示す図である。
【図6】ノートパソコンからプロキシ(代理)サーバを
介してバックボーンネットワークへリンクする様子を示
す斜視図である。
【図7】図6の概略の側面図である。
【図8】ノートパソコンからプロキシ(代理)サーバを
介してバックボーンネットワークへリンクする様子を示
す側面図である。
【図9】本発明の能動型スターカプラの第1実施例を示
す図である。
【図10】図9の能動型スターカプラ21の内部構成を
示す回路図である。
【図11】図9のマトリクス回路40の内部構成を示す
回路図である。
【図12】本発明の通信ネットワークの実施例を示す側
面図である。
【図13】本発明のワイヤレス通信用光送受信器の第3
実施例を示す図である。
【図14】光源アレイ73と受光素子アレイ74を示す
平面図である。
【図15】本発明の第3実施例のワイヤレス通信用光送
受信器の送受信信号光の指向特性を示す概略図である。
【図16】本発明の第3実施例のワイヤレス通信用光送
受信器の回路構成を示す図である。
【図17】移動局22の能動型スターカプラ21aと2
1bに対するハンドオーバを説明するための概略図であ
る。
【図18】本発明のワイヤレス通信用光送受信器の第4
実施例を示す概略図である。
【図19】先行技術(特開平3−91329号公報)に
記載の通信システムを示す概略図である。
【図20】先行技術(実開平3−92840号公報)に
記載の通信システムを示す概略図である。
【図21】先行技術(特開平3−296332号公報)
に記載の相互接続可能な能動型スターカプラを示す概略
図である。
【図22】先行技術(特開平5−3457号公報)に記
載の相互接続可能な受動型スターカプラを示す概略図で
ある。
【符号の説明】
1、1a−1d・・・水平輻射系の光源(AlGaAs
系LED) 2、2a−2d・・・水平輻射系の受光素子(Si−P
INフォトダイオード) 3・・・シリンドリカルレンズ 4・・・隔壁 5・・・垂直輻射系の光源(AlGaAs系LED) 6・・・垂直輻射系の受光素子(Si−PINフォトダ
イオード) 7・・レンズ 8・・・遮光筒 10・・・ワイヤレス通信用光送受信器 11、11a・・垂直輻射系の光信号 12・・・垂直輻射系の光信号の指向特性 13・・・水平輻射系の光信号 14・・・水平輻射系の光信号性 21・・・能動型スターカプラ 22、22a−22b・・・モバイル端末(移動局) 23・・・光ファイバ 24・・・ツイストペアケーブル 25・・・自由空間光 26・・・受動型スターカプラ 28・・・障害物 29・・・床(階下の天井) 30・・・天井 31・・・バックボーンネットワーク 40・・・マトリクス回路 41・・・自由空間光送受信ポート 42・・・自由空間光送受信ポート 43、43a−43b・・・光ファイバ用ポート 44、44a−44b・・・ツイストペアケーブル用ポ
ート 45・・・前置増幅器群 46・・・出力駆動回路(ドライバアンプ)群 47・・・光ファイバ 48、49・・・電気的配線 50・・・光カプラ 51・・・入力端子群 52・・・出力端子群 53ダイオード 64・・・マトリクスの対角成分に相当する部分 55・・・受光器 56・・・光源 61、61a−61d・・・光源駆動回路 62・・・増幅器 63、63a−61g・・光源駆動回路 65・・・OR回路 66・・・水平輻射輻射系への送信信号 67・・・水平輻射輻射系からの受信信号 68・・・垂直輻射輻射系への送信信号 69・・・垂直輻射輻射系からの受信信号 71・・・光源ユニット 72・・・受光ユニット 73・・・光源アレイ 73a−g・・・光源アレイの各要素 74・・・受光素子アレイ 74a−g・・・受光素子アレイの各要素 75・・・レンズ 80・・・ノートバソコン 81・・・ワイヤレス通信用光送受信器の第2実施例 82・・・ノートパソコンの本体底部 83・・・ノートパソコンの蓋部 84・・・キーボード 85・・・トラックボール 86・・・ディスプレイ 91−94・・・ノートパソコン 95・・・プロキシ(代理)サーバ 96・・・机 101・・・送信信号セレクタ 102・・・受信信号セレクタ 103・・・送信信号 セレクタ、104・・・受信信号セレクタ 105・・・信号強度データマルチプレクサ 106・・・信号強度データマルチプレクサ 107a−107d・・・増幅器 108a−108g・・増幅器 111・・・平面輻射系送信信号 112・・・セレクタ制御信号 113・・・水平輻射系受信信号 114・・・セレクタ制御信号 116・・・垂直輻射系送信信号 117・・・セレクタ制御信号 118・・・垂直輻射系受信信号 119・・・セレクタ制御信号 120・・・第3実施例のワイヤレス光送受信器 121・・・ビームスプリッタ 122・・・アキシコンミラー 130・・・移動局 131・・・自由空間光を用いたダイバシティ方式の通
信手段 132a−132b・・・自由空間光通信用の基地局で
ある光ステーション 133・・・光ステーション制御局 135・・・移動光電話交換局 137・・・有線網 140・・・天井 141a−141c・・・天井に設けられた赤外送信装
置 142・・・移動体 143・・・横方向の自由空間光 144・・・下方へ向けた縦方向の光信号 161・・・入力光ファイバ 152・・・出力光ファイバ 153・・・受信器 154・・・送信器 155・・・ダイオードマトリクス 161・・・光ファイバ 162・・・基板 163・・・光導波路回路 R1、R2、R3・・・前置増幅器 T1、T2、T3・・・出力駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/14 10/04 10/06 10/135 10/13 10/12 10/20 (72)発明者 吉村 浩一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 堀切 和典 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準平面に対して垂直方向の自由
    空間へ光信号を送信する第1の光送信器と、 前記基準平面に対して垂直方向の自由空間から伝搬して
    きた光信号を受信する第1の光受信器と、 前記基準平面内の水平方向の自由空間へ光信号を送信す
    る第2の光送信器と、 前記基準平面内の水平方向の自由空間から伝搬してきた
    光信号を受信する第2の光受信器とを有することを特徴
    とするワイヤレス通信用光送受信器。
  2. 【請求項2】 前記第1の光送信器は複数方向に指向性
    を有する光送信手段からなり、 前記第1の光受信器は複数方向に指向性を有する光受信
    手段からなり、 さらに、前記複数方向から飛来した光信号強度を計測す
    る計測手段と、 前記計測手段によって前記第1の光送信器の指向性を切
    り換える切換え手段とを有する請求項1記載のワイヤレ
    ス通信用送受信器。
  3. 【請求項3】 前記第2の光送信器は複数方向に指向性
    を有する光送信手段からなり、 前記第2の光受信器は複数方向に指向性を有する光受信
    手段からなり、 さらに、前記複数方向から飛来した光信号強度を計測す
    る計測手段と、 前記計測手段によって前記第2の光送信器の指向性を切
    り換える切換え手段とを有する請求項1または2記載の
    ワイヤレス通信用送受信器。。
  4. 【請求項4】 電気信号を光信号に変換して自由空間へ
    前記光信号を送信する機能及び、前記自由空間から伝搬
    してきた光信号を受信して電気信号に変換する機能を有
    するポートと、 電気信号を光信号に変換して光ファイバへ前記光信号を
    送信する機能及び、前記光ファイバを伝わって伝搬して
    きた光信号を受信して電気信号に変換する機能を有する
    ポートと、 伝達特性を表す行列の対角成分が全てゼロである特性を
    有するマトリクス状論理回路とを有することを特徴とす
    る能動型スターカプラ。
  5. 【請求項5】 電気信号を光信号に変換して自由空間へ
    前記光信号を送信する機能及び、前記自由空間から伝搬
    してきた光信号を受信して電気信号に変換する機能を有
    するポートと、 電気信号を信号線に向けて送信する機能及び、前記信号
    線を伝わって伝搬してきた電気信号を受信する機能を有
    するポートと、 伝達特性を表す行列の対角成分が全てゼロである特性を
    有するマトリクス状論理回路とを有することを特徴とす
    る能動型スターカプラ。
  6. 【請求項6】 少なくともキーボード部を備えた本体
    と、 少なくとも表示部を備え、かつ前記本体に折り畳み収納
    可能な蓋部と、 前記蓋部に取り付けられた請求項1記載のワイヤレス通
    信用光送受信器とを有することを特徴とする携帯情報端
    末。
  7. 【請求項7】 請求項1、2または3記載のワイヤレス
    通信用光送受信器と、 請求項4または5記載の能動型スターカプラとを有する
    ことを特徴とする光通信ネットワーク。
  8. 【請求項8】 前記第1の光送信器から信号を送信する
    際に、前記第2の光送信器からも光信号の送出を行うこ
    とによって近隣の移動局との交信ないし、衝突検出を行
    う請求項7記載の光通信ネットワーク。
  9. 【請求項9】 前記ワイヤレス通信用光送受信器は請求
    項2記載のワイヤレス通信用光送受信器であり、前記能
    動型スターカプラへの送信に先立って、前記能動型スタ
    ーカプラを介して流れるバツクボーンネツトワークの光
    信号のトラフィックを監視することによって、前記第1
    の光送信器の指向性を切り換える手順を含む通信手順を
    備えた請求項7の光通信ネットワーク。
  10. 【請求項10】 代理サーバをさらに有し、前記代理サ
    ーバは前記基準平面内の水平方向に自由空間へ輻射され
    る光信号によって前記移動局と交信を行い、前記基準平
    面に対して垂直方向に自由空間へ輻射される光信号によ
    って前記能動型スターカプラと交信を行い、移動局とバ
    ックボーンネットワークとの中継を行う代理サーバとを
    有する請求項7の光通信ネットワーク。
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