JPH09246883A - 携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置 - Google Patents

携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置

Info

Publication number
JPH09246883A
JPH09246883A JP8057492A JP5749296A JPH09246883A JP H09246883 A JPH09246883 A JP H09246883A JP 8057492 A JP8057492 A JP 8057492A JP 5749296 A JP5749296 A JP 5749296A JP H09246883 A JPH09246883 A JP H09246883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
terminal
circuit
transistor
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8057492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3389772B2 (ja
Inventor
Terumoto Akatsuka
輝元 赤塚
Osamu Asayama
修 浅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP05749296A priority Critical patent/JP3389772B2/ja
Publication of JPH09246883A publication Critical patent/JPH09246883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3389772B2 publication Critical patent/JP3389772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略一定の出力電力を保ちつつ、電池の長寿命
化を図った携帯用機器の電力増幅回路。 【解決手段】 電界効果トランジスタ21のドレイン端
子21aとソース端子21bとの間に電池電源25が加
えられるとともに、ゲート端子21cに入力信号が供給
される入力端子35と、前記ドレイン端子21aに出力
信号が供給される出力端子22を有する電力増幅回路で
あって、電池電源25の電圧降下に伴い、トランジスタ
21のゲートバイアス電圧を正方向に変化させて、ドレ
イン電流を一定或いは増加するように制御している。従
って、電池電源25が電圧降下したとしても、トランジ
スタ21のゲートバイアス電圧を正方向に変化させるこ
とができるので、トランジスタ21のドレイン電流を一
定に保つことができ、出力電力を一定に保ちつつ電池の
寿命を伸ばすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、略一定の出力電
力を必要とする携帯用機器の電力増幅回路とこれを用い
た携帯用高周波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の携帯用機器の電力増幅回
路は、図9に示すように、電界効果トランジスタ1のド
レイン端子1aとソース端子1bとの間に電池電源2が
加えられていた。また、このトランジスタ1のゲート端
子1cに供給されるゲートバイアス電圧は、前記電池電
源2に接続されたDC/DC変換器3と、このDC/D
C変換器3の出力に接続された定電圧回路4と、この定
電圧回路4とアースとの間に直列接続された抵抗5と抵
抗6の抵抗体と、この抵抗5と抵抗6の接続点から抵抗
7を介して前記トランジスタ1のゲート端子1cが供給
されるようになっていた。ここで、8はゲート端子1c
に接続された入力端子であり、9はドレイン端子1aに
接続された出力端子である。また、10はドレイン端子
1aと電池電源2との間に挿入されたインダクタであ
り、11は抵抗5と抵抗6の接続点とアースとの間に挿
入されたコンデンサである。また、12と13はインダ
クタ10と電池電源2の接続点とアースとの間に挿入さ
れたコンデンサである。
【0003】以上のように構成された携帯用機器の電力
増幅回路について、以下にその動作を説明する。入力端
子8に入力された信号は、トランジスタ1で電力増幅さ
れて出力端子9から出力される。また、電池電源2から
の出力は、DC/DC変換器3でマイナス電圧に変換さ
れた後、定電圧回路4で一定の電圧に制御され、抵抗5
と抵抗6の抵抗値の比で内分されてゲート端子1cに供
給される。このようにして、トランジスタ1へのゲート
供給電圧が決まり、トランジスタ1の動作点が決定され
る。
【0004】また、図10は電池電源2の放電特性曲線
である。縦軸は電圧Vであり、横軸は放電時間Tであ
る。すなわち、曲線14に示すように、電池電源2から
出力される電圧Vは放電時間Tとともに減少する。
【0005】また、トランジスタ1の動作曲線は図11
に示すように、ドレイン端子1aにかかる電圧Vdが1
5→16→17とこの順に下がるにともない、トランジ
スタ1のドレイン電流は減少し、結果としてトランジス
タ1の出力電力は減少する。ここで、横軸はゲート電圧
Vg、縦軸はドレイン電流Idである。また、曲線1
5,16,17はドレイン電圧Vdをパラメータとした
ときのゲート電圧Vgとドレイン電流Idの関係であ
る。ここでVg1は、ゲート端子1cに加わるゲートバ
イアス電圧である。
【0006】したがって、略一定の出力が必要な場合に
は、図10に示す電池電源2の出力電圧Vが下降を始め
るt1時間までが携帯用機器の使用可能時間となる。ま
た、携帯用機器では、この使用可能時間ができるだけ長
いことが要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、ゲートバイアス電圧Vg1は、定
電圧回路4で一定に制御されているので、電池電源2の
電圧Vの低下に伴い、トランジスタ1のドレイン電流I
dが減少し、結果として出力電力が減少することにな
る。これは、図9に示すように、ゲートバイアス電圧V
g1が、定電圧回路4で一定に制御されていることによ
る。従って、トランジスタ1の出力電力を一定に保つた
めには、電池電源2の少しの電圧降下も許されず電池交
換あるいは充電することを余儀なくされる。その結果と
して電池寿命が短くならざるを得なかった。
【0008】この発明は、このような問題点を解決する
もので、電池の長寿命化を実現した携帯用機器の電力増
幅回路を提供することを目的としたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の携帯用機器の電力増幅回路は、電池電源の電
圧降下に伴い、トランジスタのゲート端子に供給される
ゲートバイアス電圧を正方向に変化させて、ドレイン電
流を一定或いは増加するように制御したものである。
【0010】これにより、従来に比べて同じ電池を低い
電圧になるまで使用することが可能となり、電池の長寿
命化が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電界効果トランジスタのドレイン端子とソース端子
間に電池電源が加えられるとともに、ゲート端子に入力
信号が供給される入力端子と、前記ドレイン端子に出力
信号が供給される出力端子を有する電力増幅回路であっ
て、前記電池電源の電圧降下に伴い、前記トランジスタ
のゲート端子に供給されるゲートバイアス電圧を正方向
に変化させて、ドレイン電流を一定或いは増加するよう
に制御した携帯用機器の電力増幅回路であって、電池電
源の電圧降下に伴い、トランジスタのゲートバイアス電
圧を正方向に変化させることができるので、たとえ長時
間の使用により電池電源が降下したとしても、トランジ
スタのドレイン電流を略一定に保つことが可能となり、
出力電力を略一定に保つことができる。結果として、電
池の寿命を伸ばすことができる。
【0012】請求項2に記載の発明のゲート端子にバイ
アス電圧を与えるゲートバイアス回路は、電池電源に接
続されたDC/DC変換器と、このDC/DC変換器の
出力とアースとの間に直列接続された複数個の抵抗体と
からなり、この複数の抵抗体の接続点の電圧がトランジ
スタのゲート端子に供給される請求項1に記載の携帯用
機器の電力増幅回路であって、DC/DC変換器は同一
の電池電源から供給されており、特別な電源を必要とす
ることなく、ゲートバイアス電圧として必要なマイナス
電圧、又はプラス電圧を任意に作ることができる。ま
た、このDC/DC変換器の出力電圧は抵抗分割によ
り、簡単な回路でゲートバイアス電圧が得られる。
【0013】請求項3に記載の発明は、DC/DC変換
器の出力に接続された複数個の抵抗体の一方を可変抵抗
体とした請求項2に記載の携帯用機器の電力増幅回路で
あって、抵抗体の一方に可変抵抗体を用いているので、
最適のゲート電圧が得られるように可変抵抗体で調整す
ることができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、DC/DC変換
器の出力と複数個の抵抗体との間に電圧オフセット回路
を設けた請求項1から3の少なくとも一つに記載の携帯
用機器の電力増幅回路であって、オフセット電圧を任意
に設定することにより、電池電源の電圧降下によるトラ
ンジスタのドレイン電流の変動に対する補償制御が自由
に設定でき、結果として出力電力の補償が任意に制御可
能となり、より精度の高い略一定出力電力を得ることが
できる。
【0015】請求項5に記載の発明は、電池電源の出力
からは直接DC/DC変換器に電源を供給するととも
に、トランジスタのドレイン端子にはスイッチを介して
電池電源が供給される請求項1から4の少なくとも一つ
に記載の携帯用機器の電力増幅回路であって、大電流を
必要とするドレインへの電流の供給を、オン・オフ制御
することができるので、不要のときにはドレインへ供給
される電力をオフすることにより電池の寿命を伸ばすこ
とができる。
【0016】請求項6に記載の発明のゲート端子にバイ
アス電圧を与えるゲートバイアス回路は、電池電源に接
続されたAD変換器と、このAD変換器の出力に接続さ
れたパルス列生成回路と、このパルス列生成回路の出力
に接続された平滑回路と、この平滑回路の出力とアース
との間に直列接続された複数個の抵抗体とからなり、こ
の複数個の抵抗体の接続点の電位がトランジスタのゲー
ト端子に供給される請求項1から3及び5の少なくとも
一つに記載の携帯用機器の電力増幅回路であり、ゲート
バイアス電圧の制御をディジタル的に行うので、最適の
オフセット電圧の生成なども、非常に簡単に実現でき
る。
【0017】請求項7に記載の発明は、抵抗体と並列に
サーミスタが接続された請求項1から6の少なくとも一
つに記載の携帯用機器の電力増幅回路であって、サーミ
スタが抵抗と並列に設けられているので、周囲温度が変
化することによるトランジスタ自体の最適バイアス条件
の変化を補償でき略一定の出力電力を保つことができ
る。
【0018】請求項8に記載の発明は、送信系と受信系
とからなる携帯用高周波装置において、送信系の電力増
幅器に請求項1から7の少なくとも一つに記載の携帯用
機器の電力増幅回路を用いた携帯用高周波装置であっ
て、出力電力が一定でしかも電池寿命の長い携帯用高周
波装置を実現することができる。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図面
に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の携帯用機器の電力増
幅回路の回路図である。図1において、本実施の形態に
おける携帯用機器の電力増幅回路は、電界効果トランジ
スタ21のドレイン端子21aが出力端子22に接続さ
れるとともに、負荷インダクタ23を介してスイッチン
グ用の電界効果トランジスタ24のドレイン端子24a
に接続されている。そして、このトランジスタ24のソ
ース端子24bは電池電源25のプラス端子に接続され
ている。また、この電池電源25の他方はアースに接続
されるとともに、前記トランジスタ21のソース端子2
1bもアースに接続されている。
【0020】また、前記トランジスタ24のゲート端子
24cは、スイッチング制御入力端子26に接続されて
いる。27は電池電源25のプラス端子とアース間に挿
入されたコンデンサで電源電圧安定用であり、トランジ
スタ24のドレイン端子24aとアース間に挿入された
コンデンサ28は、電力増幅回路を構成する電界効果ト
ランジスタ21の負荷インダクタ23と電界効果トラン
ジスタ24を高周波的に遮断する働きを有するものであ
る。
【0021】また、前記トランジスタ21のゲート端子
21cに供給されるゲートバイアス電圧は、前記電池電
源25のプラス端子に接続されたDC/DC変換器29
と、このDC/DC変換器29の出力とアース間に直列
接続された抵抗30と抵抗31とで構成された回路にお
いて、この抵抗30と抵抗31の接続点から抵抗32を
介して前記トランジスタ21のゲート端子21cに供給
されるようになっている。ここで、コンデンサ33は抵
抗31と並列接続されたコンデンサであり、抵抗30と
31の接続点を交流回路的に遮断してトランジスタ21
の動作を安定化させている。34は同じく抵抗33に並
列接続されたサーミスタであり、周囲温度による前記抵
抗30と32の接続点の電圧変動を補正している。ま
た、抵抗30は可変抵抗であり、ゲート端子21cに供
給されるゲートバイアス電圧を任意に設定できるように
なっている。
【0022】35は入力端子であり、トランジスタ21
のゲート端子21cに接続されている。
【0023】以上のように構成された携帯用機器の電力
増幅回路について、以下にその動作を説明する。入力端
子35に入力された信号は、トランジスタ21で電力増
幅されて出力端子22から出力される。また、電池電源
25からの出力は、DC/DC変換器29でマイナス電
圧に変換されて、更に抵抗30と抵抗31の抵抗値の比
で内分されてゲート端子21cに供給され、トランジス
タ21の動作点を決定する。
【0024】このように、電池電源25の出力は、DC
/DC変換器29を介してゲート端子21cに供給され
ているので、電池電源25の電圧Vが降下すると図2の
特性36に示すように、DC/DC変換器29の出力電
圧VDC-DCも降下することになる。
【0025】また、図3は電池電源25の放電特性曲線
である。縦軸は電圧Vであり、横軸は放電時間Tであ
る。すなわち、曲線37に示すように、電池電源25か
ら出力される電圧Vは時間Tとともに減少する。
【0026】また、図4はトランジスタ21の動作曲線
を示す。ここで、横軸はゲート電圧Vg、縦軸はドレイ
ン電流Idである。また、曲線38,39,40はドレ
イン電圧Vdをパラメータとしたときのゲート電圧Vg
とドレイン電流Idの関係である。今トランジスタ21
のゲート端子21cにかかるゲートバイアス電圧Vg1
1を一定の条件においては、ドレイン端子21aにかか
る電圧Vdを38→39→40とこの順に下げると、ト
ランジスタ21のドレイン電流は減少し、結果としてト
ランジスタ21の出力電力は減少する。これに対して、
電池電源25の電圧が降下するに伴ってゲート端子21
aに加えるバイアス電圧をVg12→Vg11→Vg1
3とこの順に正方向変化させれば、トランジスタ21の
ドレイン電流Idを一定にすることができ、トランジス
タ21の出力電力の低下を補正することができる。ここ
でゲート端子21cへのバイアス電圧の設定方法は、以
下のようにして決定する。図3、図4において、トラン
ジスタ21のゲート端子21cに加わるバイアス電圧V
g11は、電池電源25の定常状態t11のときのDC
/DC変換器29の出力電圧VDC11を抵抗30と3
1で内分して設定する。電池電源25が初期t12の電
圧V12が高いとき、DC/DC変換器29の出力電圧
VDC12は、負方向にシフトしゲート端子21cの電
圧はVg12となり、電池電源25が消耗してきたとき
t13ではDC/DC変換器29の出力電圧VDC13
は正方向にシフトし、ゲート端子21cの電圧はVg1
3となるように決める。
【0027】したがって、図3に示すように、電池電源
25の出力電圧Vが下降を始めてもt13時間まで略一
定の出力電力で携帯用機器の使用が可能となる。すなわ
ち、電池の寿命を長くすることができる。
【0028】また、図1における26はトランジスタ2
1のドレイン電流をオン・オフするための制御入力端子
であり、必要なときのみドレイン電流を流して、不要な
ときにはオフすることにより、電池の消耗を少なくする
ことができる。すなわち、電池寿命を伸ばすことができ
る。
【0029】(実施の形態2)以下、実施の形態2につ
いて説明する。図5は、実施の形態2の回路図であり、
図1におけるDC/DC変換器29と可変抵抗30との
間に、電圧オフセット回路50を挿入したものである。
このように電圧オフセット回路50を挿入することによ
り、オフセット回路の出力電圧特性は、図6の36aと
なる。ここではオフセット電圧51を負にとったときの
図を表している。図6に示すように電池電源25の電圧
に対してオフセット電圧51をかけるとゲート端子21
cに加えるバイアス電圧Vg特性を52の傾斜のように
変えることができるので、電池電源変動に対するトラン
ジスタ21のドレイン電流Idの補正をより精密に一定
にすることができる。
【0030】(実施の形態3)以下、実施の形態3につ
いて説明する。図7は、実施の形態3の回路図であり、
図1における電池電源25と抵抗30との間に、AD変
換器61とパルス列生成回路62とローパスフィルタ6
3とをこの順に直列接続するとともに、AD変換器61
の入力側を電池電源25に接続したものである。このよ
うに電池電源25の出力を一旦ディジタル値に変換して
いるので、後はディジタル的に処理することができ、設
計自由度の大きなゲートバイアス電圧を得ることができ
る。
【0031】パルス列生成回路62はAD変換器61の
出力値に対応して、ディジタルメモリに記憶された値か
らパルス列を生成するものである。
【0032】この場合、ゲート端子21cに加えられる
バイアス電圧Vg特性はプログラムにより最適に変える
ことができるので、トランジスタ21のドレイン電流I
dをより精密に一定にすることができる。
【0033】(実施の形態4)以下、実施の形態4につ
いて説明する。図8は、本発明の携帯用機器の電力増幅
回路を用いた携帯用高周波装置のブロック図である。図
8において、携帯用高周波装置は受信系71と送信系7
2とからなり、その受信系71の構成は、アンテナ端子
73から入力された信号が接続されるアンテナスイッチ
74と、このアンテナスイッチ74の一方の端子が接続
されるローノイズ増幅器75と、このローノイズ増幅器
75の出力が接続されるバンドパスフィルタ76と、こ
のバンドパスフィルタ76の出力が一方の入力に接続さ
れるとともに他方の入力には第1の発振器77の出力が
接続される第1の混合器78と、この第1の混合器78
の出力が接続される第1の中間周波数フィルタ79と、
この第1の中間周波数フィルタ79の出力が一方の入力
に接続されるとともに他方の入力には第2の発振器80
の出力が接続される第2の混合器81と、この第2の混
合器81の出力が接続される第2の中間周波数フィルタ
82と、この第2の中間周波数フィルタ82の出力が接
続されるインターフェースコネクタ83とで構成されて
いる。
【0034】一方、送信系72の構成は、前記インター
フェースコネクタ83からの信号が一方の入力に接続さ
れるとともに他方の入力には前記第2の発振器80の出
力が接続される直交変調器84と、この直交変調器84
の出力が一方の入力に接続されるとともに他方の入力に
は前記第1の発振器77の出力が接続される混合器85
と、この混合器85の出力が接続されるイメージフィル
タ86と、このイメージフィルタ86の出力が接続され
る増幅器87と、この増幅器87の出力が接続される電
力増幅器89と、この電力増幅器89の出力が他方の端
子に接続される前記アンテナスイッチ74と、このアン
テナスイッチ74の共通端子と接続される前記アンテナ
端子73とで構成されている。
【0035】また、90は前記第1の発振器77の発振
周波数を制御するPLL回路である。このPLL回路9
0は、マイクロコンピュータで構成された制御部91に
接続されており、この制御部91にはメモリ92と操作
部93が接続されている。ここで、前記電力増幅器89
の最終段に本発明の携帯用機器の電力増幅回路が使用さ
れて、携帯用高周波装置を構成している。
【0036】このような、送信・受信機能を有する携帯
用の高周波装置においては、特に一定の出力電力で且つ
長時間使用できることが要求される。また、このような
高周波装置においては、制御部91にAD変換器61や
パルス列生成回路62を組み込むことは容易に実現でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電池電源
の電圧降下に伴い、トランジスタのゲート端子に供給さ
れるゲートバイアス電圧を正方向に変化させて、ドレイ
ン電流を一定或いは増加するように制御しているので、
電池電源の電圧降下に伴い、トランジスタのゲートバイ
アス電圧を正方向に変化させることができ、例え長時間
の使用により電池電源が降下したとしても、トランジス
タのドレイン電流を一定に保つことにより、出力電力を
一定に保つことができる。すなわち、出力電力を一定に
保ちつつ電池の寿命を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による携帯用機器の電力
増幅回路の回路図
【図2】同、携帯用機器の電力増幅回路のバイアス電源
の特性図
【図3】同、携帯用機器の電力増幅回路に使用する電池
電源の特性図
【図4】同、携帯用機器の電力増幅回路に使用するトラ
ンジスタの特性図
【図5】本発明の実施の形態2による携帯用機器の電力
増幅回路の回路図
【図6】同、携帯用機器の電力増幅回路のバイアス電源
の特性図
【図7】本発明の実施の形態3による携帯用機器の電力
増幅回路の回路図
【図8】本発明の実施の形態4による携帯用高周波装置
のブロック図
【図9】従来の携帯用機器の電力増幅回路の回路図
【図10】同、携帯用機器の電力増幅回路に使用する電
池電源の特性図
【図11】同、携帯用機器の電力増幅回路に使用するト
ランジスタの特性図
【符号の説明】
21 トランジスタ 21a ドレイン端子 21b ソース端子 21c ゲート端子 22 出力端子 25 電池電源 29 DC/DC変換器 30 抵抗 31 抵抗 32 抵抗 35 入力端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタのドレイン端子と
    ソース端子間に電池電源が加えられるとともに、ゲート
    端子に入力信号が供給される入力端子と、前記ドレイン
    端子に出力される出力信号が供給される出力端子を有す
    る電力増幅回路であって、前記電池電源の電圧降下に伴
    い、前記トランジスタのゲート端子に供給されるゲート
    バイアス電圧を正方向に変化させて、ドレイン電流を一
    定或いは増加するように制御した携帯用機器の電力増幅
    回路。
  2. 【請求項2】 ゲート端子にバイアス電圧を与えるゲー
    トバイアス回路は、電池電源に接続されたDC/DC変
    換器と、このDC/DC変換器の出力とアースとの間に
    直列接続された複数個の抵抗体とからなり、この複数の
    抵抗体の接続点の電圧がトランジスタのゲート端子に供
    給される請求項1に記載の携帯用機器の電力増幅回路。
  3. 【請求項3】 DC/DC変換器の出力に接続された複
    数個の抵抗体の一方を可変抵抗体とした請求項2に記載
    の携帯用機器の電力増幅回路。
  4. 【請求項4】 DC/DC変換器の出力と複数個の抵抗
    体との間に電圧オフセット回路を設けた請求項1から3
    の少なくとも一つに記載の携帯用機器の電力増幅回路。
  5. 【請求項5】 電池電源の出力からは直接DC/DC変
    換器に電源を供給するとともに、トランジスタのドレイ
    ン端子にはスイッチを介して電池電源が供給される請求
    項1から4の少なくとも一つに記載の携帯用機器の電力
    増幅回路。
  6. 【請求項6】 ゲート端子にバイアス電圧を与えるゲー
    トバイアス回路は、電池電源に接続されたAD変換器
    と、このAD変換器の出力に接続されたパルス列生成回
    路と、このパルス列生成回路の出力に接続された平滑回
    路と、この平滑回路の出力とアースとの間に直列接続さ
    れた複数個の抵抗体とからなり、この複数個の抵抗体の
    接続点の電位がトランジスタのゲート端子に供給される
    請求項1から5の少なくとも一つに記載の携帯用機器の
    電力増幅回路。
  7. 【請求項7】 抵抗体と並列にサーミスタが接続された
    請求項1から6の少なくとも一つに記載の携帯用機器の
    電力増幅回路。
  8. 【請求項8】 送信系と受信系とからなる携帯用高周波
    装置において、送信系の電力増幅器に請求項1から7の
    少なくとも一つに記載の携帯用機器の電力増幅回路を用
    いた携帯用高周波装置。
JP05749296A 1996-03-14 1996-03-14 携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置 Expired - Fee Related JP3389772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05749296A JP3389772B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05749296A JP3389772B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09246883A true JPH09246883A (ja) 1997-09-19
JP3389772B2 JP3389772B2 (ja) 2003-03-24

Family

ID=13057232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05749296A Expired - Fee Related JP3389772B2 (ja) 1996-03-14 1996-03-14 携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3389772B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041094A1 (ja) * 2007-09-25 2009-04-02 D & M Holdings Inc. 増幅装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009041094A1 (ja) * 2007-09-25 2009-04-02 D & M Holdings Inc. 増幅装置
JPWO2009041094A1 (ja) * 2007-09-25 2011-01-20 株式会社ディーアンドエムホールディングス 増幅装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3389772B2 (ja) 2003-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2216098C2 (ru) Генератор с кварцевой стабилизацией частоты и способ генерации выходного сигнала генератора
TW512585B (en) Crystal oscillator with peak detector amplitude control
US5481229A (en) Low power temperature compensated crystal oscillator
WO2015023514A1 (en) Stabilizing a power combining power supply system
JP2003204230A (ja) 信号を増幅するための方法および装置
US5834982A (en) Quick starting oscillator circuit having low power consumption
EP0550128B1 (en) Voltage controlled component
KR100396880B1 (ko) 가변 반송 주파수를 가지는 저잡음 주파수 변조기
JPH09246883A (ja) 携帯用機器の電力増幅回路とこれを用いた携帯用高周波装置
CN113612446B (zh) 一种自适应幅度调整振荡电路
JPH08222962A (ja) トランジスタ高周波電力増幅器
US6353403B1 (en) Fast ramping of control voltage with enhanced resolution
JP4516664B2 (ja) 発振器の電源電圧低下補償回路
US6924708B2 (en) Oscillator circuit having an expanded operating range
JP4683084B2 (ja) 発振回路および電子機器
JPH08222963A (ja) 送信電力制御回路
JP2000114875A (ja) 発振器
US20080079402A1 (en) Integrated semiconductor component and method for controlling a supply voltage of a functional circuit in an integrated semiconductor component
KR0122728B1 (ko) 무선 송수신기의 주파수 편이 조절회로
JP2005260797A (ja) 電圧制御発振器
KR100561613B1 (ko) 휴대폰의 전력 증폭 바이어스 시스템
JPH09294066A (ja) 出力バッファ回路
JP2001186029A (ja) 無線通信装置
JP2000269867A (ja) 音声信号重畳回路
JP2009260512A (ja) 振幅一定回路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees