JPH09245752A - 二次電池パック - Google Patents

二次電池パック

Info

Publication number
JPH09245752A
JPH09245752A JP8057092A JP5709296A JPH09245752A JP H09245752 A JPH09245752 A JP H09245752A JP 8057092 A JP8057092 A JP 8057092A JP 5709296 A JP5709296 A JP 5709296A JP H09245752 A JPH09245752 A JP H09245752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery pack
secondary battery
shaped
pack case
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP8057092A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Isshiki
正憲 一色
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FDK Twicell Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Battery Co Ltd filed Critical Toshiba Battery Co Ltd
Priority to JP8057092A priority Critical patent/JPH09245752A/ja
Publication of JPH09245752A publication Critical patent/JPH09245752A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い易く、かつ信頼性も高くて、低コス
トで実現できる二次電池パックの提供。 【解決手段】 一対の皿状分割ケース片6a,6a′が一体
化されて形成する板型の電池パックケース6と、前記電
池パックケース6内底壁面に両主面がそれぞれ対接して
平面的に収納・装着された複数個のシート状二次電池7
と、前記二次電池7を電気的に接続する配線回路9およ
び二次電池の外部接続端子8とを備えた二次電池パック
であって、前記電池パックケース6の対向する内底壁面
および二次電池主面の少なくともいずれか一方が非対象
的に凹凸面6b,6b′化していることを特徴とする二次電
池パックである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池パックに
係り、さらに詳しくは振動や衝撃などの外的な力を受け
ても、収容・内装されたシート状二次電池の位置ズレ発
生を防止もしくは回避できる二次電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】複数個の二次電池で構成(形成)した電
源部品は、電池パック(パック電池)と称されて広く実
用に供されている。ここで、電池パックは、一般的に電
気絶縁性を有するケースの中に、複数個の電池,もしく
は複数個の素二次電池を組み合わせた電池ユニット,こ
れらの電池もしくは電池ユニットを電気的に接続する配
線回路,安全素子および外部接続端子などを収納・装着
した構造になっている。このような電源部品は、従来、
一次電池が主体であったが、最近は充放電可能な二次電
池にその地位が移行し、年々、その用途が拡大化すると
ともに需要も増大化している。なお、この明細書中にお
ける二次電池は、二次電池セル単独の場合と複数個の二
次電池セルを組み合わせた電池ユニットを含むものとす
る。
【0003】そして、この種の二次電池においては、電
池エネルギー密度が大きいため、小型軽量を重視する携
帯用電源として、リチウム非水溶媒電池が開発されてい
る。また、小形・薄型化を目的として、電池機能部(電
池単位セル)が薄いシート状の二次電池の開発も進めら
れている。すなわち、正極層,ポリマ−電解質層および
負極層を重ね合わせ、シート状に一体化構成した厚さ
0.5mm程度のリチウム非水溶媒電池も知られている(た
とえば米国特許第 5,296,318号明細書)。ここで、正極
層はリチウムイオンを吸蔵,放出する炭素質材料(たと
えばポリアニリン,ポリアセン)や金属酸化物であり、
負極層はリチウム金属や炭素質およびリチウム合金系で
ある。なお、正極層および負極層は、柔軟性などを付与
するために電解質保持性のポリマーを適宜含有するとと
もに、集電体を有している。
【0004】図5は、前記ポリマー電解質二次電池の要
部構成を断面的に示したものである。図5において、1
はセパレーターの機能をする電解質保持性のポリマ−電
解質系(たとえばヘキサフロロプロピレン−フッ化ビニ
リデン共重合体などのポリマと、リチウム塩などのエチ
レンカーボネート溶液…非水電解液…との系)、2は金
属酸化物などの活物質,非水電解液および電解質保持性
ポリマを含む正極層を集電体に積層して成る正極、3は
リチウムイオンを吸蔵,放出する活物質,非水電解液お
よび電解質保持性ポリマを含む負極層を集電体に積層し
て成る負極、4,5は前記正極2および負極3の裏面側
を被覆保護するシール用シートである。
【0005】シート状二次電池は、小形化・薄型化など
容易に図ることができるので、複数個をパックすること
により、前記小形化・薄型化などの特長をさらに助長す
ることができる。つまり、従来の円筒型もしくは角柱型
の二次電池の場合に準じて、二次電池パック化し、さら
なる小形化・薄型化を図る一方、可撓性に伴う変形性や
衝撃・破損の回避などによって取扱易さの向上を図りな
がら、電力容量の大きい携帯型の電源を提供できるとい
える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
電池パック構成で常套的に採られている手段では、次の
ような不都合が認められる。先ず、二次電池自体がシー
ト状もしくは積層型のシート状であるため、電池パック
ケース内に収容・装着するときの固定手段が制約され
る。すなわち、従来の円筒型二次電池などに比べて、シ
ート状二次電池は柔軟で変形し易いため、電池パックケ
ースの強い締め付け・封止などで固定しようとすると変
形し、ときには素電池自体が機械的もしくは機能的に破
損される恐れがある。
【0007】一方、前記電池パックケースの締め付け・
封止などによる固定で、締め付け・封止の程度を緩める
などして、前記機械的な力による破損防止など回避した
場合は、外力の作用(たとえば落下,振動)を受ける
と、電池パックケースに対して位置ズレを起こし易いと
いう問題がある。つまり、搬送過程などで振動を受けた
り、誤って落下した場合などに、電池パックケース内に
収納・装着されている二次電池が位置ズレを起こし、結
果的に接続回路に対する接続が離脱して、二次電池をパ
ック化した意義を失する恐れもある。
【0008】上記問題に対しては、電池パックケースに
予め位置決め・固定用の部材・部所(たとえば着脱可能
な嵌合部,係合部など)を形設しておくことや、二次電
池を接着剤で接着・固定化しておくことなどが考えられ
る。しかし、嵌合部や係合部を形設しておくことは、煩
雑な加工工程を要するだけでなく、嵌合部や係合部によ
って収納装着できる二次電池の大きさや厚さが制約され
るため、専用的な電池パックケースをそれぞれ用意する
必要があり、必然的にコストアップを招来する。 ま
た、接着固定手段は簡便であるが、たとえば電池パック
中の1個の二次電池に不具合が認められ、これを交換す
ればそのまま携帯型電源として使用できるにも拘らず、
その1個を容易に着脱交換できないため、二次電池パッ
クとして着脱交換することになり不経済である。
【0009】本発明は、上記事情に対処してなされたも
ので、取り扱い易く、かつ信頼性も高くて、低コストで
実現できる二次電池パックの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の二次電
池パックは、一対の皿状分割ケース片が一体化されて形
成する板型の電池パックケースと、前記電池パックケー
ス内底壁面に両主面がそれぞれ対接して平面的に収納・
装着された複数個のシート状二次電池と、前記二次電池
を電気的に接続する配線回路および二次電池の外部接続
端子とを備えた二次電池パックであって、前記電池パッ
クケースの対向する内底壁面および二次電池主面の少な
くともいずれか一方が非対象的に凹凸面化していること
を特徴とする。
【0011】請求項2の発明の二次電池パックは、一対
の皿状分割ケース片が一体化されて形成する板型の電池
パックケースと、前記電池パックケース内底壁面に両主
面がそれぞれ対接して平面的に収納・装着された複数個
のシート状二次電池と、前記二次電池を電気的に接続す
る配線回路および二次電池の外部接続端子とを備えた二
次電池パックであって、前記電池パックケース内底壁面
の二次素電池に対接する面および二次素電池主面の少な
くともいずれか一方が非対象的に凹凸面化していること
を特徴とする。請求項3の発明の二次電池パックは、一
対の皿状分割ケース片が一体化されて形成する板型の電
池パックケースと、前記電池パックケース内底壁面に両
主面がそれぞれ対接して収納・装着された複数個のシー
ト状二次電池と、前記二次電池を電気的に接続する配線
回路および二次電池の外部接続端子とを備えた二次電池
パックであって、前記電池パックケースの対向する側壁
内面および二次電池側面の少なくともいずれか一方が非
対象的に凹凸面化していることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明の二次電池パックは、一対
の状分割ケース片が一体化されて形成する板型の電池パ
ックケースと、前記電池パックケース内壁面に両主面が
それぞれ対接して収納・装着された複数個のシート状二
次電池と、前記二次電池を電気的に接続する配線回路お
よび二次電池の外部接続端子とを備えた二次電池パック
であって、前記電池パックケース側壁内面の二次素電池
側面に対接する面および二次電池側面の少なくともいず
れか一方が非対象的に凹凸面化していることを特徴とす
る。 請求項1ないし4の発明において、電池パックケ
ースは、たとえばステンレス鋼などを素材とした金属
製、もしくは表面処理した金属製でもよいが、一般的に
は、たとえばポリテトラフルオロエチレン,ポリテトラ
フルオロエチレン,ポリフッ化ビニル,ポリフッ化ビニ
リデン,ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニ
リデンおよびポリ塩化ビニル,塩化ゴム,メチルゴム,
ポリイソプレン,ポリブタジェン,ブチルゴム, SBR,
NBR,ポリイソブチレン,クロロプレン,ネオプレンな
ど合成樹脂を素材としたものが挙げられる。つまり、加
工性,量産性,コストなど考慮すると合成樹脂を素材と
した平板状などが好ましく、また、容器に一体化する操
作を考慮して、たとえば平皿状の2分割ケース片に設定
する。 上記発明では、一対の電池パックケースは、対
応する分割ケース片の被接合面を接合して一体化したと
き、対向する電池パックケース内壁面もしくは側壁内面
が非対象な凹凸面に形成されている。より具体的には、
電池パックケース内壁面(底壁面,側壁面)に、相対的
に位置ズレした凹凸を形設・配置しておくことにより、
シート状の二次電池(単一電池セルもしくは電池ユニッ
ト)を平面的に収納・装着した状態で、各シート状二次
電池の両主面が電池パックケースの非対象な凹凸面で挟
着される構成を採っている点で特徴付けられる。
【0013】さらに、第2の形態として、電池ケース側
に非対象な凹凸面を形成した代わりに、この電池パック
ケースに収納・装着するシート状二次電池(単一電池セ
ルもしくは電池ユニット)のシールフィルム層の主面も
しくは側面に、相対的に位置ズレした凹凸を形設・配置
しておくことにより、シート状の二次電池を電池パック
ケース内に平面的に収納・装着した状態で、各シート状
二次電池面の非対象な凹凸面を介して電池パックケース
挟着される構成を採っている点でも特徴付けられる。
【0014】なお、電池ユニットの場合は、たとえば積
層形化した状態で、対応する電極端子同士の接続で一体
化しているため、単一電池セルの場合と同様に扱われる
ことになる。また、前記凹凸面は、電池パックケース内
壁面全体的でもよいし、シート状二次電池を収納・装着
する領域面のみ(選択的)であってよく、また、その分
布程度なども特に限定されない。つまり、シート状の二
次電池(素電池)の厚さや大きさなどを考慮して適宜選
ばれる。
【0015】請求項1ないし4の発明では、平面的に収
納・装着されたシート状の二次電池は、電池パックケー
ス内壁面や二次電池外周に、非対象的に設けられた凹凸
部を介して電池パックケース内に挟着支持された構成を
採っている。つまり、各シート状の二次電池は、その両
主面もしくは側壁面が対向する電池パックケース内壁面
の凸部もしくは二次電池側の凸部によって交互に抑えら
れ、シート状の二次電池ごとには、前記凸部の相互が噛
み合うように二次電池が挟着された形態を採っている。
【0016】さらに言及すると、各シート状の二次電池
は、その可撓性および電池パックケース内壁面の凸部も
しくは二次電池外周面の凸部の抑え作用によって波形の
変形を起こし、結果的には、シート状の二次電池の損傷
などを起こさずに、電池パックケース内壁面の凸部の噛
み合い・挟着で、振動や落下による衝撃などによる位置
ズレが容易に回避され、信頼性の高い二次電池パックと
して機能することになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下図1,図2,図3および図4
を参照して実施例を説明する。
【0018】図1は、第1の実施例に係る電池パックの
概略構成を示す断面図である。図1において、6は平皿
状の分割ケース片6a,6a′の対応する被接続面を溶着も
しくは凹凸部の係合などで一体化された電池パックケー
ス、7は前記電池パックケース6内に、平面的に収容装
着された厚さ 0.5mm程度のシート状二次電池、8は電池
パックケース6の一端側壁部に一体的に露出して配設さ
れた外部接続用端子、9は電池パックケース6に収納装
着された複数個のシート状二次電池7間を電気的に接続
する一方、一端側が外部接続用端子8に接続する接続回
路である。
【0019】ここで、電池パックケースを形成する皿状
の分割ケース片6a,6a′は、相互が対向する内壁面(底
壁面)が非対象な凹凸面6b,6b′に形成されており、前
記各シート状二次電池7の両主面を凹凸面6b,6b′で、
図2で透視的に拡大して示すごとく、それぞれ非対象的
に挟持した形態を採っている。また、複数個のシート状
二次電池7間の電気的な接続回路9は、並列もしくは直
列な電気的な接続であり、電池パッケージの使用目的
(用途)によって適宜いずれかが選択される。
【0020】なお、シート状の二次電池は、上記図5に
図示したように、セパレーターの機能をする電解質保持
性のポリマ−電解質系(たとえばヘキサフロロプロピレ
ン−フッ化ビニリデン共重合体などのポリマと、リチウ
ム塩などのエチレンカーボネート溶液…非水電解液…と
の系)1、金属酸化物などの活物質,非水電解液および
電解質保持性ポリマを含む正極層を集電体に積層して成
る正極2、リチウムイオンを吸蔵,放出する活物質,非
水電解液および電解質保持性ポリマを含む負極層を集電
体に積層して成る負極3、および前記ポリマ−電解質系
1を介して重ね合わせた正極2,負極3の外表面(裏
面)側を被覆保護するシール用シート4,5で構成され
ている。
【0021】ここで、正極2の集電体としては、たとえ
ばアルミニウム箔,アルミニウムメッシュ,アルミニウ
ム製エキスバンドメタル,アルミニウム製パンチメタル
などが挙げられ、また、負極3の集電体としては、銅
箔,銅メッシュ,銅製エキスバンドメタル,銅製パンチ
メタルなどが挙げられる。
【0022】この第1実施例に係る二次電池パックにつ
いて、製品の搬送過程に受ける振動、あるいは取扱操作
中誤って落下した場合を想定して、振動および落下衝撃
をそれぞれ加えた後、二次電池パックの電池特性,外観
状態など試験・評価したところ、何等の異常も認められ
ず、また、二次電池パックを分解して内部を観察したと
ころ、収納装着されているシート状二次電池の位置ズレ
や損傷なども認められなかった。
【0023】上記構成例において、電池パックケース片
6a,6a′の内底壁面を非対象な凹凸面6b,6b′化する代
わりに、シート状二次電池7の主面に相当するシール用
シート4,5を凹凸化した場合も同様の結果が認められ
た。勿論両者を組み合わせることも可能で、より信頼性
を向上することができる。
【0024】図3は、第2の二次電池パックの概略構成
例を断面的に示したもので、基本的な構成は前記実施例
の場合と同様である。すなわち、皿状の分割ケース片6
a,6a′の対応する被接続面を溶着もしくは凹凸部の係
合などで一体化された電池パックケース6と、前記電池
パックケース6内に、平面的に収容装着されたシート状
二次電池7と、電池パックケース6の一端側壁部に一体
的に露出して配設された外部接続用端子8と、電池パッ
クケース6に収納装着された複数個のシート状二次電池
7間を電気的に接続する一方、一端側が外部接続用端子
8に接続する接続回路9を具備し他構成を採っている。
【0025】この第2実施例における構成においては、
電池パックケースを形成する平皿状の分割ケース片6a,
6a′の対向する内壁面(底壁面)に、非対象な凹凸面6
b,6b′が選択的に形成してある。すなわち、収納装着
される複数個のシート状二次電池7の両主面に対接し,
挟持する皿状の分割ケース片6a,6a′内壁面(底壁面)
領域のみを、選択的に凹凸面6b,6b′化してある点で、
前記の実施例と異なっているに過ぎない。
【0026】また、第2実施例に係る二次電池パックに
ついて、製品の搬送過程に受ける振動、あるいは取扱操
作中誤って落下した場合を想定して、振動および落下衝
撃をそれぞれ加えた後、二次電池パックの電池特性,外
観状態など試験・評価したところ、何等の異常も認めら
れず、また、二次電池パックを分解して内部を観察した
ところ、収納装着されているシート状二次電池の位置ズ
レや損傷なども認められなかった。
【0027】図4は第3の二次電池パックの概略構成例
を断面的に示したもので、基本的な構成は前記第1実施
例の場合と同様である。すなわち、皿状の分割ケース片
6a,6a′の対応する被接続面を溶着もしくは凹凸部の係
合などで一体化された電池パックケース6と、前記電池
パックケース6内に、平面的に収容装着されたシート状
二次電池ユニット7′と、電池パックケース6の一端側
壁部に一体的に露出して配設された外部接続用端子8
と、電池パックケース6に収納装着された複数個のシー
ト状二次電池7間を電気的に接続する一方、一端側が外
部接続用端子8に接続する接続回路9を具備した構成を
採っている。
【0028】この第3実施例における構成においては、
電池パックケースを形成する皿状の分割ケース片6a,6
a′の対向する側壁面に非対象な凹凸面6b,6b′が、ま
た、シート状二次電池ユニット7′側面のシール用フィ
ルム面に凹凸面7aが、それぞれ選択的に形成してある。
すなわち、収納装着される複数個のシート状二次電池ユ
ニット7′の側面は、相互に対接する皿状の分割ケース
片6a,6a′側面および二次電池ユニット7′の凹凸面7a
を介して挟持されている点で、前記の両実施例と異なっ
ているに過ぎない。
【0029】また、第3実施例に係る二次電池パックに
ついて、製品の搬送過程に受ける振動、あるいは取扱操
作中誤って落下した場合を想定して、振動および落下衝
撃をそれぞれ加えた後、二次電池パックの電池特性,外
観状態など試験・評価したところ、何等の異常も認めら
れず、また、二次電池パックを分解して内部を観察した
ところ、収納装着されているシート状二次電池の位置ズ
レや損傷なども認められなかった。
【0030】上記第3の構成例において、電池パックケ
ース片6a,6a′の側壁内面のみ、もしくはシート状二次
電池7′側壁面に相当するシール用シート面のみを、非
対象な凹凸面化した場合も同様の結果が認められた。
【0031】なお、本発明は上記例示に限定されるもの
でなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲でいろいろの変形
を採ることができる。すなわち、シート状二次電池の構
成素材,厚さ・形状、電池パックケースの構造,構成素
材,形状などは、常套的なシート状の二次電池ならいず
れでもよく、また、収納装着する二次電池の個数なども
特に限定されるものでない。
【0032】
【発明の効果】請求項1および2の発明によれば、収納
装着されているシート状の二次電池の主面が、パックケ
ースの内底壁もしくは二次電池主面の少なくともいずれ
か一方の凹凸面を介して挟持された状態・構成を採って
いる。しかも、前記シート状の二次電池を両面側の挟持
に関与する凹凸は非対象で、両面で位置ズレしているた
め、難摺動的なシート状二次電池の挟持を容易に形成
し、取扱・搬送過程での振動,取扱誤動作での落下によ
る衝撃など、外界からの力に十分に耐える。
【0033】つまり、振動や衝撃などを受けた場合で
も、電池パックケース内での収納・配置の位置ズレなど
を起こす恐れがなく、所定の配置状態を確保・維持する
とともに、接続回路からの脱利や二次電池自体の損傷の
恐れも解消される。したがって、信頼性の高い二次電池
パックとして常時機能するので、携帯型電源としての用
途拡大に大きく寄与する。
【0034】請求項3および4の発明によれば、収納装
着されているシート状の二次電池の側面が、パックケー
スの側壁内面もしくは二次電池側面の少なくともいずれ
か一方の凹凸面を介して挟持された状態・構成を採って
いる。また、前記挟持に関与する凹凸は非対象で、両面
で位置ズレしているため、上記請求項1,2の場合と同
様の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電池パックの概略構成例を示す断
面図。
【図2】図1に図示した電池パックの主要部構成を透視
的に拡大して示す平面図。
【図3】第2実施例の電池パックの概略構成例を示す断
面図。
【図4】第3実施例の電池パックの概略構成例を示す断
面図。
【図5】シート状の二次電池の概略構成を示す断面図。
【符号の説明】
1……ポリマ−電解質系 2……正極 3……負極 4,5……シール用シート 6……二次電池パックケース 6a,6a′……皿状の分割ケース片 6b,6b′……皿状の分割ケースの凹凸面 7,7′……シート状二次電池 7a……シート状二次電池の凹凸面 8……片外部接続用端子 9……接続回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の皿状分割ケース片が一体化されて
    形成する板型の電池パックケースと、 前記電池パックケース内底壁面に両主面がそれぞれ対接
    して平面的に収納・装着された複数個のシート状二次電
    池と、 前記二次電池を電気的に接続する配線回路および二次電
    池の外部接続端子とを備えた二次電池パックであって、 前記電池パックケースの対向する内底壁面およびシート
    状二次電池主面の少なくともいずれか一方が非対象的に
    凹凸面化していることを特徴とする二次電池パック。
  2. 【請求項2】 一対の皿状分割ケース片が一体化されて
    形成する板型の電池パックケースと、 前記電池パックケース内底壁面に両主面がそれぞれ対接
    して平面的に収納・装着された複数個のシート状二次電
    池と、 前記二次電池を電気的に接続する配線回路および二次電
    池の外部接続端子とを備えた二次電池パックであって、 前記電池パックケース内底壁面の二次電池に対接する面
    および二次電池主面の少なくともいずれか一方が非対象
    的に凹凸面化していることを特徴とする二次電池パッ
    ク。
  3. 【請求項3】 一対の皿状分割ケース片が一体化されて
    形成する板型の電池パックケースと、 前記電池パックケース内底壁面に両主面がそれぞれ対接
    して収納・装着された複数個のシート状二次電池と、 前記二次電池を電気的に接続する配線回路および二次電
    池の外部接続端子とを備えた二次電池パックであって、 前記電池パックケースの対向する側壁内面および二次電
    池側面の少なくともいずれか一方が非対象的に凹凸面化
    していることを特徴とする二次電池パック。
  4. 【請求項4】 一対の状分割ケース片が一体化されて形
    成する板型の電池パックケースと、 前記電池パックケース内壁面に両主面がそれぞれ対接し
    て収納・装着された複数個のシート状二次電池と、 前記二次電池を電気的に接続する配線回路および二次電
    池の外部接続端子とを備えた二次電池パックであって、 前記電池パックケース側壁内面の二次素電池側面に対接
    する面および二次電池側面の少なくともいずれか一方が
    非対象的に凹凸面化していることを特徴とする二次電池
    パック。
JP8057092A 1996-03-14 1996-03-14 二次電池パック Abandoned JPH09245752A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8057092A JPH09245752A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 二次電池パック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8057092A JPH09245752A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 二次電池パック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09245752A true JPH09245752A (ja) 1997-09-19

Family

ID=13045870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8057092A Abandoned JPH09245752A (ja) 1996-03-14 1996-03-14 二次電池パック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09245752A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011103279A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Toyota Motor Corp 固体電池及びその製造方法
US9159961B2 (en) 2010-01-13 2015-10-13 Samsung Sdi Co., Ltd. Case of secondary battery including a bead
WO2018235494A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 株式会社日本マイクロニクス シート状二次電池、電池構造体、及びシート二次電池の製造方法
WO2020137630A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 株式会社クラレ アルカリ電池用セパレータおよびその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011103279A (ja) * 2009-11-12 2011-05-26 Toyota Motor Corp 固体電池及びその製造方法
US9159961B2 (en) 2010-01-13 2015-10-13 Samsung Sdi Co., Ltd. Case of secondary battery including a bead
WO2018235494A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 株式会社日本マイクロニクス シート状二次電池、電池構造体、及びシート二次電池の製造方法
WO2020137630A1 (ja) * 2018-12-26 2020-07-02 株式会社クラレ アルカリ電池用セパレータおよびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2884560B1 (en) Flexible secondary battery
JP4519063B2 (ja) 二次電池
US20120202105A1 (en) Stack type battery and method of manufacturing the same
JP5059731B2 (ja) バッテリパック
KR101094024B1 (ko) 이차전지
EP2413398B1 (en) Prismatic secondary battery
US20090197160A1 (en) Stack type battery
EP1530246B1 (en) Laminated battery
WO2013031891A1 (ja) 非水電解液二次電池
US10811721B2 (en) Accumulator device
US10490841B2 (en) Secondary battery
US20140072869A1 (en) Tab lead and method of producing the same
KR20160040047A (ko) 전기적으로 연결된 전극조립체들을 구비하는 플렉서블 전기화학소자
US20110076544A1 (en) Stack type battery
JP2007087907A (ja) 蓄電体セルのケース構造
US8021781B2 (en) Jelly-roll type electrode assembly and secondary battery employing the same
KR20170062845A (ko) 구성이 간소화된 단위모듈을 포함하고 있는 전지모듈
CN112424985B (zh) 袋壳体以及制造包括该袋壳体的袋型二次电池的方法
US20130280576A1 (en) Battery
JP2010033922A (ja) 積層型二次電池
US9595698B2 (en) Battery
EP3211688B1 (en) Rechargeable battery
JP2003151529A (ja) シート状二次電池の電極引出構造
CN111630699A (zh) 二次电池
US20220140416A1 (en) Power storage cell and method of manufacturing same

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041124

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20050120