JPH09245477A - 降圧回路、半導体記憶装置、データ処理装置 - Google Patents

降圧回路、半導体記憶装置、データ処理装置

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JPH09245477A
JPH09245477A JP8051375A JP5137596A JPH09245477A JP H09245477 A JPH09245477 A JP H09245477A JP 8051375 A JP8051375 A JP 8051375A JP 5137596 A JP5137596 A JP 5137596A JP H09245477 A JPH09245477 A JP H09245477A
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JP
Japan
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voltage
circuit
output terminal
inverter
voltage input
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Withdrawn
Application number
JP8051375A
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English (en)
Inventor
Shinichi Miyatake
伸一 宮武
Tsukou Suzuki
津幸 鈴木
Yasunobu Aoki
康伸 青木
Yasushi Nagashima
靖 永島
Masatoshi Hasegawa
雅俊 長谷川
Seiji Narui
誠司 成井
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Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧化に対応し、しかも応答性に優れた降
圧回路を提供することにある。 【解決手段】 降圧出力端子16の電圧が供給され、降
下電圧レベルの基準として与えられた基準電圧Vref
を論理しきい値と比較するインバータINV1と、電圧
入力端子14を介して入力された電圧を上記インバータ
の出力電圧に基づいて降圧して上記降圧出力端子に伝達
するトランジスタ13とを含んで降圧回路を形成する。
インバータINV1は、pチャンネル型MOSトランジ
スタ11とnチャンネル型MOSトランジスタ12とが
直列接続されて成り、単純な回路構成で、しかもスイッ
チング動作のため低電圧化に対応し、インバータINV
1の論理しきい値と基準電圧Vref1との比較を高速
に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力電圧を降圧す
る降圧技術に関し、特に低電圧動作が保証された半導体
集積回路の内部電源回路に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置、例えば情報記憶のため
の複数のダイナミック型メモリセルをアレイ状に配列し
て成るダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(D
RAMと略記する)においては、信頼性の向上や消費電
力の低減を図るため、半導体チップの外部から供給され
る電源電圧をチップ内部で降圧して内部回路に供給する
ようにしている。例えば16Mb(メガビット)DRA
Mにおいては、半導体チップの外部から供給される電源
電圧5Vを内部の降圧回路で、3.3Vに降圧すること
が行われる。この降圧回路は、カレントミラー型の差動
アンプや、基準電圧発生回路、及びバッファ回路の組合
わせによって構成することができる。この種の回路で
は、カレントミラー型差動アンプの応答性が極めて重要
とされる。例えば電源電圧が5Vで、それを3.3Vに
降圧する場合、カレントミラー型の差動アンプを形成す
るMOSトランジスタに十分なVgs(ゲート・ソース
間電圧)、Vds(ドレイン・ソース間電圧)を供給す
ることができるため、応答性も比較的良好である。よっ
て、多くの半導体記憶装置の内部降圧のためにカレント
ミラー型差動アンプが使われている。
【0003】尚、半導体集積回路における電源供給技術
について記載された文献の例としては、例えば特開昭5
9−11033号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、64M
bのDRAMのように大容量化された半導体記憶装置に
おいては、消費電力を低減するため、電源電圧3.3V
での動作が保証され、その場合の内部降圧回路では、上
記電源電圧3.3Vを、2.5V程度に降圧する必要が
ある。そのように低電圧化された半導体記憶装置に、上
記カレントミラー型差動アンプを用いた降圧回路を適用
することについて本願発明者が検討したところ、電源電
圧が3.3Vになると、カレントミラー型差動アンプを
形成するMOSトランジスタに、十分なVgs、Vds
を供給することができないため、電源電圧が5Vの場合
に比べてカレントミラーの応答性が著しく低下してしま
い、半導体記憶装置の低電圧化に対応できないことが見
いだされた。すなわち、カレントミラー型差動アンプを
形成するMOSトランジスタに、十分なVgs、Vds
を供給することができないと、その出力電圧が回路の電
源電圧までフル振幅されないため、後段のバッファ回路
の駆動が不十分となり、低電圧化に対応することができ
ない。さらに、将来的には電源電圧が1Vになることも
予測され、その場合には、カレントミラー型アンプのよ
うなアナログ回路は応答性の点で全く使用できなくなる
ことが考えられる。
【0005】本発明の目的は、低電圧化に対応し、しか
も応答性に優れた降圧回路を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、低電圧化に対応し、
しかも応答性に優れた降圧回路を含む半導体記憶装置、
さらにはそのような半導体記憶装置を含むデータ処理装
置を提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】すなわち、降圧出力端子(16,36)の
電圧が動作電源として供給され、降圧電圧レベルの基準
として与えられた基準電圧を論理しきい値と比較するイ
ンバータ(INV1,INV2)と、このインバータの
出力電圧に基づいて降圧出力端子の電圧レベルを制御す
るトランジスタ(13,33)とを含んで降圧回路を形
成する。上記降圧出力端子の電圧が動作電源としてイン
バータに供給されることで、上記降圧出力端子からの出
力電圧レベルが、上記基準電圧レベルに等しくなるよう
にフィードバック制御が行われる。上記インバータは、
カレントミラー型の差動アンプに比べて構成が単純であ
り、しかもスイッチング動作であるため、動作電圧が低
い場合においても高速動作が可能である。このことが、
低電圧条件下での降圧回路の応答性の向上を達成する。
【0010】また、そのような降圧回路を含んで半導体
記憶装置を形成することができ、さらにそのような半導
体記憶装置を含んでデータ処理装置を形成することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に係る降圧回路
の一実施形態が示される。
【0012】図1に示される降圧回路は、高電位側降圧
回路とされ、グランドGND=0Vを基準に高電位側電
源Vccが入力される電圧入力端子14と、グランド端
子15と、降圧出力のための降圧出力端子16と、降圧
電圧レベルの基準とされる基準電圧Vref1が入力さ
れる基準電圧入力端子17とを有する。pチャンネル型
MOSトランジスタ11とnチャンネル型MOSトラン
ジスタ12とが直列接続されてインバータINV1が形
成され、このインバータの後段に、出力バッファとして
のpチャンネル型MOSトランジスタ13が設けられ
る。pチャンネル型MOSトランジスタ11とnチャン
ネル型MOSトランジスタ12のゲート電極は、インバ
ータINV1の入力端子とされ、上記基準電圧入力端子
17に結合される。pチャンネル型MOSトランジスタ
11とnチャンネル型MOSトランジスタ12のドレイ
ン電極は、インバータINV1の出力端子とされ、pチ
ャンネル型MOSトランジスタ13のゲート電極に結合
される。pチャンネル型MOSトランジスタ13は、イ
ンバータINV1の出力電圧Viに基づいて高電位側電
源Vccを降圧して降圧出力端子16に伝達するために
設けられ、ソース電極が電圧入力端子14に結合され、
ドレイン電極が降圧出力端子16に結合される。さらに
この降圧出力端子16の電圧は、上記インバータINV
1の動作電源としてpチャンネル型MOSトランジスタ
11のソース電極に伝達される。そのように降圧出力電
圧Vo1がpチャンネル型MOSトランジスタ11のソ
ース電極に伝達されることにより、降圧出力電圧Vo1
のフィードバック制御が行われるようになっている。
【0013】上記構成の動作を説明する。
【0014】高電位側電源Vcc=3.3V、グランド
GND=0Vの場合で、降圧出力電圧Vo1=2.65
Vを得る場合を考える。
【0015】降圧出力電圧Vo1=2.65Vを得る場
合には、基準電圧Vref1をVo1の1/2のレベル
に設定する。つまり、降圧出力電圧Vo1=2.65V
を得る場合、基準電圧Vref1は、1.325Vとさ
れる。インバータINV1を形成するpチャンネル型M
OSトランジスタ11、nチャンネル型MOSトランジ
スタ12の定数比(ゲート幅とゲート長との比)によ
り、降圧出力電圧Vo1=2.65Vの場合の論理しき
い値が1.325Vになるように設定されている。
【0016】図2には本実施形態例の直流特性が示され
る。同図に示されるように、降圧出力電圧Vo1の変化
に伴いインバータINV1の論理しきい値も変化する。
基準電圧Vrefとこの論理しきい値レベルとの関係に
より、インバータINV1の出力電圧Viが変化され
る。この出力電圧Viの変化に基づいてpチャンネル型
MOSトランジスタ13がオン/オフ制御されることに
より、降圧出力電圧Voは2.65Vに安定される。こ
の動作を具体的に説明すると、以下のようになる。
【0017】例えば、降圧出力電圧Vo1が2.65V
以下の場合には、その電圧がフィードバックされてイン
バータINV1の論理しきい値が1.325Vより低く
なる。このとき基準電圧Vref1=1.325Vが入
力されているから、インバータINV1では入力端子の
論理がハイレベルであると判断されて、インバータ出力
Viはローレベルとされる。すると、pチャンネル型M
OSトランジスタ13がオンされて、降圧出力電圧Vo
1の電圧レベルを上げるように作用する。
【0018】そして、降圧出力電圧Vo1の電圧レベル
が2.65Vを越えると、その電圧がフィードバックさ
れてインバータINV1の論理しきい値が1.325V
より高くなる。そうすると、インバータINV1の出力
Viがハイレベルとされて、pチャンネル型MOSトラ
ンジスタ13がオフされる。そのため、降圧出力電圧V
o1は、pチャンネル型MOSトランジスタ11、nチ
ャンネル型MOSトランジスタ12を介して電流が流れ
ることで低下される。そのように降圧出力電圧Vo1が
インバータINV1にフィードバックされ、それに基づ
いてpチャンネル型MOSトランジスタ13のオン/オ
フ動作が制御されることで、降圧出力電圧Vo1が2.
65Vに安定される。
【0019】図6には高電位側電源Vcc=3.3V
を、Vo1=2.65に降圧する場合の回路シミュレー
ション結果が示される。カレントミラー型アンプを採用
する従来型に比べて本実施形態(論理しきい値型)のほ
うが周波数特性が良く、高い周波数での動作が可能とな
る。このことは、本実施形態のほうが従来型より応答性
に優れていることを意味する。
【0020】上記実施形態によれば、以下の作用効果を
得ることができる。
【0021】(1)出力電圧Vo1の変化に伴いインバ
ータINV1の論理しきい値が変化されるため、基準電
圧Vref1とこの論理しきい値レベルとの関係によ
り、インバータINV1の出力電圧Viが変化され、そ
の変化に基づいてpチャンネル型MOSトランジスタ1
3がオン/オフ制御されることにより、降圧出力電圧V
oが安定される。インバータINV1は、pチャンネル
型MOSトランジスタ11とnチャンネル型MOSトラ
ンジスタ12とが直列接続されて成り、単純な回路構成
で、しかもスイッチング動作のため、インバータINV
1の論理しきい値と基準電圧Vref1との比較を高速
に行うことができる。しかも、そのようなインバータI
NV1は動作電圧が低くくても高速スイッチングが可能
である。このため、インバータの論理しきい値を利用す
ることにより、低電圧化に対応し、しかも応答性に優れ
た降圧回路を形成することができる。
【0022】(2)上記(1)の作用効果を得るための
降圧回路はインバータINV1とpチャンネル型MOS
トランジスタにより非常にシンプルに構成することがで
きる。つまり、カレントミラー型差動アンプを採用する
場合に比べて構成素子数が少ないため、チップ占有面積
が小さくなり、チップの小型化を図る上でも有効とされ
る。
【0023】他の構成例について説明する。
【0024】図3に示される降圧回路は、低電位側降圧
回路とされ、グランドGND=0Vを基準に高電位側電
源Vccが入力される電圧入力端子35と、グランド端
子35と、降圧出力のための降圧出力端子36と、降圧
電圧レベルの基準とされる基準電圧Vref2が入力さ
れる基準電圧入力端子37とを有する。pチャンネル型
MOSトランジスタ31とnチャンネル型MOSトラン
ジスタ32とが直列接続されてインバータINV2が形
成され、このインバータの後段に、出力バッファとして
のnチャンネル型MOSトランジスタ33が設けられ
る。pチャンネル型MOSトランジスタ31とnチャン
ネル型MOSトランジスタ32のゲート電極は、インバ
ータINV2の入力端子とされ、上記基準電圧入力端子
37に結合される。pチャンネル型MOSトランジスタ
31とnチャンネル型MOSトランジスタ32のドレイ
ン電極は、インバータINV2の出力端子とされ、nチ
ャンネル型MOSトランジスタ33のゲート電極に結合
される。nチャンネル型MOSトランジスタ33は、イ
ンバータINV2の出力電圧Viに基づいて降圧出力端
子36からの出力電圧レベル制御のために設けられ、ソ
ース電極が電圧入力端子34に結合され、ドレイン電極
が降圧出力端子36に結合される。さらにこの降圧出力
端子36の電圧は、上記インバータINV2の動作電源
としてnチャンネル型MOSトランジスタ32のソース
電極に伝達される。そのように降圧出力電圧Vo1がn
チャンネル型MOSトランジスタ32のソース電極に伝
達されることにより、降圧出力電圧Vo2のフィードバ
ック制御が行われるようになっている。
【0025】この回路の動作は基本的には、図1に示さ
れる回路と同様であり、基準電圧Viに基づく降圧出力
電圧Vo2が得られる。高電位側電源Vcc=3.3V
の場合、降圧出力電圧Vo2は、例えば0.65Vなど
のように、グランドGNDに近いレベルとされる。降圧
出力電圧Vo2=0.65Vを得るには基準電圧Vre
f2=0.325Vとされる。インバータINVを形成
するpチャンネル型MOSトランジスタ31、nチャン
ネル型MOSトランジスタ32の定数比(ゲート幅とゲ
ート長との比)により、降圧出力電圧Vo2=0.65
V場合の論理しきい値が0.325Vになるように設定
されている。
【0026】例えば、降圧出力Vo2が0.65V以下
の場合には、その電圧がフィードバックされてインバー
タINVの論理しきい値が0.325Vより低くなる。
このとき基準電圧Vref2=0.325Vが入力され
ているから、インバータINVでは入力端子の論理がハ
イレベルであると判断されて、インバータ出力Viはロ
ーレベルとされる。すると、nチャンネル型MOSトラ
ンジスタ33がオンされて、降圧出力Vo2の電圧レベ
ルを上げるように作用する。
【0027】そして、降圧出力Vo2の電圧レベルが
0.65Vを越えると、その電圧がフィードバックされ
てインバータINVの論理しきい値が0.325Vより
高くなる。そうすると、インバータINVの出力Viが
ハイレベルとされて、nチャンネル型MOSトランジス
タ33がオンされる。そのため、降圧出力Vo1は、n
チャンネル型MOSトランジスタ33を介して電流が流
れることで低下される。そのように降圧出力Vo2がイ
ンバータINVにフィードバックされることにより、降
圧出力Vo1が0.65Vに安定される。
【0028】さらに、図4には降圧回路の他の構成例が
示される。
【0029】図4に示される構成例では、図1に示され
る降圧回路にインバータ44,45を追加したものであ
る。インバータ44,45は、インバータINV1にシ
リーズ接続される。この構成例では、追加されたインバ
ータ44,45により、pチャンネル型MOSトランジ
スタ13の駆動能力が向上される。そのため、図4に示
される構成は、pチャンネル型MOSトランジスタ13
の定数が比較的大きく、負荷が増加した場合に特に有効
とされる。
【0030】尚、図3に示される回路において、インバ
ータINV2とnチャンネル型MOSトランジスタ33
との間に偶数個のインバータを配置することで駆動能力
を上げるようにしても良い。
【0031】図5には、図1、図3に示される降圧回路
を含んで成る電源回路が示される。図5に示される電源
回路50は、特に制限されないが、公知の半導体集積回
路製造技術によってシリコン基板などの一つの半導体基
板に形成された半導体集積回路に適用されるもので、半
導体集積回路の内部論理回路55の駆動用電源電圧を生
成する回路とされる。基準電圧Vref1を生成する基
準電圧生成回路51、生成された基準電圧Vref1に
基づいて高電位側電源Vcc側の降圧出力電圧Vo2を
生成する論理しきい値型降圧回路52、基準電圧Vre
f2を生成する基準電圧生成回路53、生成された基準
電圧Vref2に基づいてグランドGND側の降圧出力
電圧Vo2を生成する論理しきい値型降圧回路54とを
含んで成る。電源回路50によって生成された降圧出力
電圧Vo1,Vo2は、半導体集積回路の内部論理回路
55に供給される。論理しきい値型降圧回路52には、
図1に示される回路構成が適用され、論理しきい値型降
圧回路54には図3に示される回路構成が適用される。
それにより、内部論理回路55には、高電位側電源Vc
c=3.3Vが降圧されて得られた2.65V、及び
0.65Vが、それぞれ動作電源として供給される。
【0032】次に、上記降圧回路を含む半導体記憶装置
について説明する。
【0033】図7に示されるのは、半導体記憶装置の一
例とされるDRAMであり、特に制限されないが、公知
の半導体集積回路製造技術により、単結晶シリコン基板
などの一つの半導体基板に形成される。
【0034】このDRAMは、特に制限されないが、6
4Mbの記憶容量を有し、複数のダイナミック型メモリ
セルMCがアレイ状に配列されて成るメモリセルアレイ
20と、それに結合されたカラム系直接周辺回路21と
を含む。メモリセルアレイ20は、代表的に示される複
数のワード線WL0〜WL5と、それに交差するように
配列された複数の相補データ線DL1,DL1*〜DL
6,DL6*と、ワード線とデータ線の交差箇所に配置
された複数のダイナミック型メモリセルMCとを含む。
複数のダイナミック型メモリセルMCは、そのうちの一
つが代表的に示されるように、nチャンネル型MOSト
ランジスタと、それに直列接続された電荷蓄積容量とに
よって構成される。ダイナミック型メモリセルMCは、
特に制限されないが、最も集積度が上がる1/4ピッチ
セル配列とされ、相補データ線を一本置きに配置してセ
ンスアンプのレイアウトピッチを緩和している。そのよ
うなダイナミック型メモリセルMCでは、対応するワー
ド線が選択レベルに駆動されることで、nチャンネル型
MOSトランジスタがオンされ、データのリード・ライ
トが可能とされる。
【0035】カラム系直接周辺回路21は、それぞれ相
補データ線に対応して配置されたセンスアンプSA、プ
リチャージ回路PCC,及びカラムスイッチSELを含
む。相補データ線DL2,DL2*に対応するものが代
表的に示されるように、センスアンプSA、プリチャー
ジ回路PCC,及びカラムスイッチSELはそれぞれ以
下のように構成される。
【0036】センスアンプSAは、それぞれpチャンネ
ル型MOSトランジスタとnチャンネル型MOSトラン
ジスタとが直列接続されて成る二つのインバータがルー
プ状に結合され、それの入出力ノードが相補データ線D
L2,DL2*に結合されて成る。また、所定のタイミ
ングでセンスアンプSAを動作させるための電源スイッ
チとして、それぞれセンスアンプ制御信号SAP,SA
Nによって動作制御されるpチャンネル型MOSトラン
ジスタ91,92が設けられている。pチャンネル型M
OSトランジスタ91,92がオンされて、センスアン
プSAが動作状態になっているとき、メモリセルからの
データ読出しにより、相補データ線DL2,DL2*の
電位差がわずかに変化されたのを検出して、相補データ
線DL2,DL2*の電位差がセンスアンプSAによっ
て増幅される。そのようなセンスアンプSAの動作用電
源として、降圧回路を含む電源回路50が適用される。
この電源回路50は、図5に示されるのと同一構成とさ
れ、図1、図3に示される降圧回路によって、それぞれ
降圧出力電圧Vo1,Vo2を生成する。
【0037】また、プリチャージ回路PCCは、カラム
系直接周辺回路21において、相補データ線をプリチャ
ージするために設けられており、相補データ線を橋絡す
るように結合されたnチャンネル型MOSトランジスタ
93,94,95によって構成される。nチャンネル型
MOSトランジスタ93,94は互いに直列接続され、
プリチャージ信号PCBによって動作制御されること
で、所定のプリチャージ電圧を相補データ線に供給す
る。また、nチャンネル型MOSトランジスタ95は上
記プリチャージ信号PCBよりも高レベルのプリチャー
ジ制御信号PCHBによって動作制御されて、相補デー
タ線を短絡する。
【0038】カラムスイッチSELは、カラムアドレス
をデコードして得たカラム選択制御信号YS0によって
動作制御されるnチャンネル型MOSトランジスタ9
6,97によって構成される。カラム選択制御信号YS
0がハイレベルにアサートされるとき、それに対応する
nチャンネル型MOSトランジスタがオンされることに
より、相補データ線DL2,DL2*が相補コモンデー
タ線に結合される。その状態で、相補データ線DL2,
DL2*のデータを相補コモンデータ線に出力すること
ができ、また、相補コモンデータ線の書込みデータを相
補データDL2,DL2*に取込むことができる。
【0039】カラム系直接周辺回路21の内部におい
て、センスアンプSAに至るデータ線をその途中で断続
可能なnチャンネル型MOSトランジスタ(シェアード
MOSトランジスタという)81〜86、71〜76が
設けられ、このシェアードMOSトランジスタを、第1
シェアード制御信号SHRL、及び第2シェアード制御
信号SHRRで制御することによって、相補データ線を
選択的にセンスアンプSAに選択的に結合するようにし
ている。例えば、シェアードMOSトランジスタ81〜
86が第1シェアード制御信号SHRLによってオンさ
れる場合には、シェアードMOSトランジスタ71〜7
6は第2シェアード制御信号SHRRによってオフさ
れ、その場合には、メモリセルアレイ20に属するデー
タ線が選択的にセンスアンプSAに結合される。それに
対して、シェアードMOSトランジスタ71〜76が第
2シェアード制御信号SHRRによってオンされる場合
には、シェアードMOSトランジスタ81〜86は第1
シェアード制御信号SHRLによってオフされ、その場
合には、別のマットに属するデータ線が選択的にセンス
アンプSAに結合される。
【0040】尚、上記の説明では相補データDL2,D
L2*に対応する回路について代表的に述べたが、他の
相補データ線に対応する回路も上記と同様に構成され
る。
【0041】このDRAMでは、センスアンプSAの動
作用電源として、図5に示される電源回路50を適用し
ているので、低電圧化に容易に対応することができる。
そして、DRAMの低電圧化により消費電力の低減を図
ることができる。
【0042】図7に示されるDRAMは、特に制限され
ないが、図8に示されるようなコンピュータシステムに
適用することができる。
【0043】図8に示されるコンピュータシステムはデ
ータ処理装置の一例とされ、特に制限されないが、シス
テムバスBUSを介して、CPU(中央処理装置)3
1、DRAM33、ROM(リード・オンリ・メモリ)
34、周辺装置制御部35、表示系36などが、互いに
信号のやり取り可能に結合され、予め定められたプログ
ラムに従って所定のデータ処理を行うことができる。上
記DRAM31として、図7に示されるDRAMが適用
される。上記CPU31は、本システムの論理的中核と
され、主として、アドレス指定、情報の読み出しと書き
込み、データの演算、命令のシーケンス、割り込の受付
け、記憶装置と入出力装置との情報交換の起動等の機能
を有し、演算制御部や、バス制御部、メモリアクセス制
御部などから構成される。上記DRAM33、及びRO
M34は内部記憶装置として位置付けられている。RO
M34には、各種プログラムやデータが記憶される。D
RAM33には、CPU31での計算や制御に必要なプ
ログラムやデータがロードされる。周辺装置制御部35
によって、記憶装置38の動作制御や、キーボード39
などからの情報入力制御が行われる。記憶装置38に
は、ハードディスク装置等の補助記憶装置が適用され
る。
【0044】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
【0045】例えば、MOSトランジスタではなく、バ
イポーラトランジスタなどの他の能動素子を適用するこ
とができる。
【0046】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるDRA
Mやそれを含むコンピュータシステムに適用した場合に
ついて説明したが、本発明はそれに限定されるものでは
なく、各種半導体集積回路装置に広く適用することがで
きる。
【0047】本発明は、少なくとも降圧電圧を出力する
ための降圧出力端子を有することを条件に適用すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0049】すなわち、降圧出力端子の電圧が動作電源
として供給され、降圧電圧レベルの基準として与えられ
た基準電圧を論理しきい値と比較するインバータと、こ
のインバータの出力電圧に基づいて降圧出力端子の電圧
レベルを制御するトランジスタとを含んで降圧回路を形
成することにより、構成の単純化を図り、低電圧条件下
での降圧回路の応答性の向上を図ることができる。ま
た、そのような降圧回路を半導体記憶装置に設けること
により、半導体記憶装置の低電圧化の容易化を図ること
ができる。低電圧化されて消費電力が低減された半導体
記憶装置をデータ処理装置に適用することで、そのデー
タ処理装置の消費電力の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる降圧回路の一実施形態の回路図
である。
【図2】上記降圧回路の動作説明のための直流特性図で
ある。
【図3】上記降圧回路の他の構成例回路図である。
【図4】上記降圧回路の他の構成例回路図である。
【図5】上記降圧回路を含む電源回路の構成ブロック図
である。
【図6】図1に示される降圧回路を従来回路と比較する
ための周波数特性図である。
【図7】上記電源回路を含むDRAMにおける主要部の
構成例回路図である。
【図8】上記DRAMを含むコンピュータシステムの全
体的な構成例ブロック図である。
【符号の説明】
11,31 pチャンネル型MOSトランジスタ 12,13,32,33 nチャンネル型MOSトラン
ジスタ 20 メモリセルアレイ 21 カラム系直接周辺回路 31 CPU(中央処理装置) 33 DRAM 34 ROM 35 周辺装置制御部 36 表示系 38 記憶装置 39 キーボード 50 電源回路 51,53 基準電圧生成回路 52,54 論理しきい値型降圧回路 55 内部論理回路 SA センスアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 津幸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 青木 康伸 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 永島 靖 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 長谷川 雅俊 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 成井 誠司 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧入力端子と、降圧出力端子とを有
    し、上記電圧入力端子を介して入力された電圧を降圧し
    て上記降圧出力端子から出力する降圧回路において、 上記降圧出力端子の電圧が動作電源として供給され、降
    圧電圧レベルの基準として与えられた基準電圧を論理し
    きい値と比較するインバータと、 上記インバータの出力電圧に基づいて上記降圧出力端子
    の電圧レベルを制御するトランジスタとを含むことを特
    徴とする降圧回路。
  2. 【請求項2】 電圧入力端子と、降圧出力端子とを有
    し、上記電圧入力端子を介して入力された電圧を降圧し
    て上記降圧出力端子から出力する降圧回路において、 上記降圧出力端子の電圧が動作電源として供給される第
    1導電型のトランジスタと、それに直列接続された第2
    導電型のトランジスタとで構成され、降圧電圧レベルの
    基準として与えられた基準電圧を論理しきい値と比較す
    るインバータと、 上記電圧入力端子を介して入力された電圧を上記インバ
    ータの出力電圧に基づいて降圧して上記降圧出力端子に
    伝達する第1導電型のトランジスタとを含み、上記イン
    バータの論理しきい値が上記降圧出力端子の電圧レベル
    の1/2に設定されて成ることを特徴とする降圧回路。
  3. 【請求項3】 電圧入力端子と、降圧出力端子とを有
    し、上記電圧入力端子を介して入力された電圧を降圧し
    て上記降圧出力端子から出力する降圧回路において、 上記降圧出力端子の電圧が動作電源として供給される第
    2導電型のトランジスタと、それに直列接続された第1
    導電型のトランジスタとで構成され、降圧電圧レベルの
    基準として与えられた基準電圧を論理しきい値と比較す
    るインバータと、 上記電圧入力端子を介して入力された電圧を上記インバ
    ータの出力電圧に基づいて降圧して上記降圧出力端子に
    伝達する第2導電型のトランジスタとを含み、上記イン
    バータの論理しきい値が上記降圧出力端子の電圧レベル
    の1/2に設定されて成ることを特徴とする降圧回路。
  4. 【請求項4】 情報記憶のためのメモリセルと、上記メ
    モリセルから出力された信号を増幅するためのセンスア
    ンプと、上記センスアンプの動作用電圧を生成する電源
    回路とを含む半導体記憶装置において、 上記電源回路は、請求項2記載の降圧回路と、請求項3
    記載の降圧回路とを含んで成る半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置と、それ
    をアクセス可能な中央処理装置とを含んで成るデータ処
    理装置。
JP8051375A 1996-03-08 1996-03-08 降圧回路、半導体記憶装置、データ処理装置 Withdrawn JPH09245477A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111521861A (zh) * 2020-04-10 2020-08-11 南开大学深圳研究院 一种用于过压保护的高电压检测电路

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CN111521861A (zh) * 2020-04-10 2020-08-11 南开大学深圳研究院 一种用于过压保护的高电压检测电路

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