JPH09244761A - クロック異常検出回路 - Google Patents

クロック異常検出回路

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JPH09244761A
JPH09244761A JP5291296A JP5291296A JPH09244761A JP H09244761 A JPH09244761 A JP H09244761A JP 5291296 A JP5291296 A JP 5291296A JP 5291296 A JP5291296 A JP 5291296A JP H09244761 A JPH09244761 A JP H09244761A
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clock
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signal
output signal
circuit
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JP5291296A
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Haruki Uchida
晴樹 内田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振器の出力信号を用い、該発振器の出力信
号よりも周波数の高いクロックの周波数の異常検出を精
度良く行う回路を提供する。 【解決手段】 カウンタ2は、発振器8aの出力信号
(発振信号S8a)の立ち上がりに同期してクロックC
Kの計数を開始し、クロックCKの立ち上がりに同期し
て該クロックCKを計数する。カウンタ2は、発振信号
S8aの立ち下がりに同期してクロックCKの計数を終
了する。この計数時にクロックCKに断が発生すると、
カウンタ2の計数値S2がコンパレータ4の設定値に達
しないので、出力信号S4が“H”になる。この“H”
の出力信号S4が発振信号S8aの立ち下がりでラッチ
回路6にラッチされ、該ラッチ回路6の出力信号S6が
“H”になる。出力信号S6が“H”かつ出力信号S7
が“L”なので、クロック異常検出信号S9は“H”と
なり、クロックCKが異常であることが示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば交換機やデ
ータ伝送装置等のようなディジタル通信装置に用いら
れ、外部から入力されるクロックの周波数の異常を発振
器を用いて検出するクロック異常検出回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;特開昭64-19858号公報 文献2;実開平 2-66054号公報 一般に、ディジタル通信装置を用いてデータの伝送を行
うディジタルデータ通信の分野では、データの正確な伝
送を行うためにクロックの断又は周波数の異常、例えば
波形劣化による余剰(波形割れ)又は欠落を検出するこ
とが必要とされている。この波形劣化によるクロックパ
ルスの余剰又は欠落は、例えば送信側の出力回路の故障
や送信側と受信側とを結ぶ線路の切断等が原因で発生す
るものである。
【0003】前記文献1記載のディジタル形信号断検出
装置では、クロックが入力されない間、分周器の出力信
号を計数器で計数し、該クロックの状態が変化すること
により、該計数器がリセットされる構成になっている。
そして、計数器の計数値が一定値を越えた場合にクロッ
クの異常を検出する信号が出力されるようになってい
る。又、前記文献2記載の入力信号異常検出回路では、
クロックの異常を検出するものであり、クロックの周波
数の異常の検出を基本パルス発生回路の出力信号を用い
て行っている。即ち、クロックから検出されたクロック
信号と基本パルス発生回路の出力信号の高レベル(以
下、“H”という)か又は低レベル(以下、“L”とい
う)のみによって計数回路を動作させ、外部から設定さ
れた上限値及び下限値と比較を行い、その設定値外の値
となった場合、周波数異常としている。そして、入力周
波数異常検出信号と別に付加された入力信号検出回路か
ら出力される入力断検出信号により、入力信号の異常を
検出する構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記文
献1記載のディジタル形信号断検出装置では、信号の断
を検出する精度は分周器の出力信号の周期又はその整数
倍になる。そのため、入力信号の周波数が分周器の出力
信号のM(整数)倍の場合には、入力信号のM周期以下
の信号断は検出できないという問題があった。又、前記
文献2記載の入力信号異常検出回路の場合、クロックの
周波数の異常を発振器を用いて検出する回路であり、入
力信号の断の検出は行われない。この入力信号の断の検
出は、前記入力信号検出回路を用いて行なっているとい
う問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、外部から入力されるクロックに断又
は周波数の異常が発生した場合にクロック異常検出信号
を出力するクロック異常検出回路において、次のような
手段を備えている。即ち、前記クロックの周波数よりも
低い周波数で、かつ第1の時間幅の第1の論理レベル及
び第2の時間幅の第2の論理レベルからなる2系統の出
力信号を相補的に出力する発振部と、前記各系統の出力
信号の前記第1の論理レベルの各時間幅における前記ク
ロックを計数して各計数値をそれぞれ出力する2つの計
数器と、前記各計数値と前記第1又は第2の時間幅にそ
れぞれ対応して予め設定された各設定範囲とを比較し、
該各計数値が該各設定範囲を下回った場合に前記クロッ
クの異常を示す論理レベルの信号をそれぞれ出力する2
つの比較部と、前記2つの比較部のうちの少なくとも1
つが前記クロックの異常を示す論理レベルの信号を出力
したとき、前記クロック異常検出信号を出力する論理和
回路とを、備えている。
【0006】この第1の発明によれば、以上のようにク
ロック異常検出回路を構成したので、外部から入力され
たクロックは、2つの計数器で前記発振部から出力され
た2系統の出力信号の前記第1又は第2の論理レベルの
各時間幅にそれぞれ対応して計数され、該各計数器から
各計数値が出力される。前記各計数値は各比較部で予め
設定された各設定範囲とそれぞれ比較され、該各計数値
が該各設定範囲を下回った場合に該各比較部からクロッ
クの異常を示す論理レベルの信号がそれぞれ出力され
る。そして、前記2つの比較部のうちの少なくとも1つ
が前記クロックの異常を示す論理レベルの信号を出力し
たとき、論理和回路から前記クロック異常検出信号が出
力される。第2の発明では、外部から入力されるクロッ
クに断又は周波数の異常例えば、波形劣化によるパルス
の余剰又は欠落が発生した場合にクロック異常検出信号
を出力するクロック異常検出回路において、次のような
手段を備えている。
【0007】即ち、前記クロックの周波数よりも低い周
波数で、かつ第1の時間幅の第1の論理レベル及び第2
の時間幅の第2の論理レベルからなる2系統の第1の出
力信号を相補的に出力し、かつ該第1の時間幅の第1の
論理レベル及び該第2の時間幅の第2の論理レベルから
なる2系統の第2の出力信号を該第1の出力信号とは異
なる位相で相補的に出力する発振部と、前記第1及び第
2の出力信号の前記第1又は第2の論理レベルの各時間
幅における前記クロックを計数して各計数値をそれぞれ
出力する4つの計数器と、前記各計数値と前記第1又は
第2の時間幅にそれぞれ対応して予め設定された各設定
範囲とをそれぞれ比較し、該各計数値が該各設定範囲と
は異なる値になった場合に前記クロックの異常を示す論
理レベルの信号をそれぞれ出力する4つの比較部と、前
記4つの比較部のうちの少なくとも1つが前記クロック
の異常を示す論理レベルの信号を出力したとき、前記ク
ロック異常検出信号を出力する論理和回路とを、備えて
いる。
【0008】この第2の発明によれば、外部から入力さ
れたクロックは、2つの計数器で発振部から出力された
2系統の第1の出力信号の前記第1又は第2の論理レベ
ルの各時間幅にそれぞれ対応して計数され、該各計数器
から各計数値が出力される。又、前記クロックは、別の
2つの計数器で前記発振部から出力された2系統の第2
の出力信号の前記第1又は第2の論理レベルの各時間幅
にそれぞれ対応して計数され、該各計数器から各計数値
が出力される。前記各計数値は各比較部で予め設定され
た各設定範囲とそれぞれ比較され、該各計数値が該各設
定範囲と異なる値になった場合に該各比較部からクロッ
クの異常を示す論理レベルの信号がそれぞれ出力され
る。そして、前記4つの比較部のうちの少なくとも1つ
が前記クロックの異常を示す論理レベルの信号を出力し
たとき、論理和回路から前記クロック異常検出信号が出
力される。従って、前記課題を解決できるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すクロック異常検
出回路の構成図である。このクロック異常検出回路は、
クロックCKを入力する入力端子1を有している。入力
端子1は、計数器(以下、カウンタという)2,3の各
クロック入力端子ckに共通に接続されている。カウン
タ2の出力端子は比較部(以下、コンパレータという)
4の入力端子に接続され、カウンタ3の出力端子がコン
パレータ5の入力端子に接続されている。コンパレータ
4,5はそれぞれディジタルコンパレータで構成され、
設定値(本実施形態では6)がそれぞれ設定されてい
る。コンパレータ4の出力端子はラッチ回路6のデータ
入力端子Dに接続され、コンパレータ5の出力端子はラ
ッチ回路7のデータ入力端子Dに接続されている。
【0010】又、このクロック異常検出回路には、発振
部8が設けられている。発振部8は、発振器8a及びイ
ンバータ8bで構成されている。発振器8aは、クロッ
クCKの周波数よりも低い周波数で、かつ第1の時間幅
の第1の論理レベル(例えば、高レベル(以下、“H”
という))及び第2の時間幅の第2の論理レベル(例え
ば、低レベル(以下、“L”という))からなる出力信
号S8aを出力する機能を有している。発振器8aの出
力端子は、カウンタ2のイネーブル信号入力端子Eに接
続されると共に、ラッチ回路6のクロック入力端子ck
に接続されている。又、発振器8aの出力端子はインバ
ータ8bの入力端子に接続され、該インバータ8bの出
力端子がカウンタ3のイネーブル信号入力端子Eに接続
されると共に、ラッチ回路7のクロック入力端子ckに
接続されている。ラッチ回路6の出力端子Qは2入力O
R回路9の第1の入力端子に接続されている。ラッチ回
路7の出力端子QはOR回路9の第2の入力端子に接続
されている。OR回路9の出力端子は、クロック異常検
出信号S9を出力する出力端子10に接続されている。
【0011】図2は、図1の動作を説明するためのタイ
ムチャート(1)であり、縦軸に論理レベル、及び横軸
に時間がとられている。但し、S2,S3は、カウンタ
2,3の各計数値をそれぞれ示している。この図を参照
しつつ、図1の動作を説明する。この図2では、図1の
クロック異常検出回路において、クロックCKの正常な
場合を示すタイムチャートが示され、コンパレータ4,
5の各設定値が共に6となっている。時刻t1におい
て、カウンタ2は、発振器8aの出力信号(以下、発振
信号S8aという)の立ち上がりに同期してクロックC
Kの計数を開始する。時間t2において、カウンタ2
は、クロックCKの立ち上がりに同期して該クロックC
Kを計数する。
【0012】時刻t3において、カウンタ2は、発振信
号S8aの立ち下がりに同期してクロックCKの計数を
終了する。この時、カウンタ2の計数値S2が6になっ
ている。この計数値S2は、コンパレータ4の設定値
(即ち、6)に一致するので、該コンパレータ4の出力
信号S4が“L”になる。この“L”の出力信号S4が
発振信号S8aの立ち下がりでラッチ回路6にラッチさ
れ、該ラッチ回路6の出力信号S6が“L”になる。一
方、この時刻t3において、カウンタ3は、インバータ
8bの出力信号(以下、発振信号S8bという)の立ち
上がりに同期してクロックCKの計数を開始する。時間
t4において、カウンタ3は、クロックCKの立ち上が
りに同期して該クロックCKを計数する。時刻t5にお
いて、カウンタ3は、発振信号S8bの立ち下がりに同
期してクロックCKの計数を終了する。この時、カウン
タ3の計数値S3が6になっている。この計数値S3
は、コンパレータ5の設定値(即ち、6)以上なので、
該コンパレータ5の出力信号S5が“L”になる。この
“L”の出力信号S5が発振信号S8bの立ち下がりで
ラッチ回路7にラッチされ、該ラッチ回路7の出力信号
S7が“L”になる。出力信号S6,S7が共に“L”
なので、OR回路9の出力信号S9(即ち、クロック異
常検出信号)は“L”となり、クロックCKが正常であ
ることが示される。
【0013】図3は、図1の動作を説明するためのタイ
ムチャート(2)であり、図1のクロック異常検出回路
において、クロックCKに断が発生した場合を示すタイ
ムチャートが示され、コンパレータ4,5の各設定値が
共に6になっている。但し、S2,S3は、カウンタ
2,3の各計数値をそれぞれ示している。この図を参照
しつつ、図1の動作を説明する。時刻t1において、カ
ウンタ2は、発振器8aの出力信号(以下、発振信号S
8aという)の立ち上がりに同期してクロックCKの計
数を開始する。時間t2において、カウンタ2は、クロ
ックCKの立ち上がりに同期して該クロックCKを計数
する。この時、クロックCKには断が発生している。時
刻t3において、カウンタ2は、発振信号S8aの立ち
下がりに同期してクロックCKの計数を終了する。この
時、カウンタ2の計数値S2が5になっている。この計
数値S2は、コンパレータ4の設定値(即ち、6)に達
しないので、該コンパレータ4の出力信号S4が“H”
になっている。この“H”の出力信号S4が発振信号S
8aの立ち下がりでラッチ回路6にラッチされ、該ラッ
チ回路6の出力信号S6が“H”になる。
【0014】出力信号S6が“H”及び出力信号S7が
“L”なので、OR回路9の出力信号S9(即ち、クロ
ック異常検出信号)は“H”となり、クロックCKが異
常であることが示される。以上のように、この第1の実
施形態では、発振部8の出力信号S8a,S8bに同期
して計数器2,3をそれぞれ動作させ、更に比較回路
4,5で計数器2,3の出力信号S2,S3と設定値と
をそれぞれ比較し、該出力信号S2,S3が該設定値以
上の場合にクロックCKが正常と判定し、該出力信号S
2,S3が該設定値に達しない場合にクロックCKが異
常と判定するようにしたので、クロックCKの繰り返し
周波数が発振部8の出力信号S8a,S8bの周波数よ
りも高い場合に精度良く該クロックCKの断が検出され
る。
【0015】第2の実施形態 図4は、本発明の第2の実施形態を示すクロック異常検
出回路の構成図であり、図1中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。このクロック異常検出回路
は、図1と同様にクロックCKを入力する入力端子1を
有している。入力端子1は、カウンタ2,3の各クロッ
ク入力端子ckに共通に接続されている。カウンタ2の
出力端子はコンパレータ4a,4bの各入力端子に共通
に接続され、カウンタ3の出力端子がコンパレータ5
a,5bの各入力端子に共通に接続されている。コンパ
レータ4a,4b,5a,5bはそれぞれディジタルコ
ンパレータで構成されている。コンパレータ4aは、カ
ウンタ2の出力信号S2が設定値(本実施形態では7)
以上になった場合に“H”の出力信号S4aを出力する
機能を有している。コンパレータ4bは、カウンタ2の
出力信号S2が設定値(本実施形態では5)以上になっ
た場合に“L”の出力信号S4bを出力する機能を有し
ている。
【0016】同様に、コンパレータ5aは、カウンタ3
の出力信号S3が設定値(本実施形態では7)以上にな
った場合に“H”の出力信号S5aを出力する機能を有
している。コンパレータ5bは、カウンタ3の出力信号
S3が設定値(本実施形態では5)以上になった場合に
“L”の出力信号S5bを出力する機能を有している。
コンパレータ4aの出力端子はラッチ回路6aのデータ
入力端子Dに接続され、コンパレータ4bの出力端子が
ラッチ回路6bのデータ入力端子Dに接続されている。
又、コンパレータ5aの出力端子はラッチ回路7aのデ
ータ入力端子Dに接続され、コンパレータ5bの出力端
子がラッチ回路7bのデータ入力端子Dに接続されてい
る。
【0017】一方、発振器8aの出力端子は、カウンタ
2のイネーブル信号入力端子Eに接続されると共に、ラ
ッチ回路6a,6bの各クロック入力端子ckに共通に
接続されている。又、発振器8aの出力端子はインバー
タ8bの入力端子に接続され、該インバータ8bの出力
端子がカウンタ3のイネーブル信号入力端子Eに接続さ
れると共に、ラッチ回路7a,7bのクロック入力端子
ckに共通に接続されている。ラッチ回路6aの出力端
子Qは4入力OR回路9Aの第1の入力端子に接続さ
れ、ラッチ回路6bの出力端子QはOR回路9Aの第2
の入力端子に接続されている。ラッチ回路7aの出力端
子QはOR回路9Aの第3の入力端子に接続され、ラッ
チ回路7bの出力端子QはOR回路9Aの第4の入力端
子に接続されている。OR回路9Aの出力端子は、クロ
ック以上検出信号S9Aを出力する出力端子10に接続
されている。
【0018】図5は、図4の動作を説明するためのタイ
ムチャートであり、縦軸に論理レベル、及び横軸に時間
がとられている。但し、S2,S3は、カウンタ2,3
の各計数値をそれぞれ示している。この図を参照しつ
つ、図4の動作を説明する。この図5では、図4のクロ
ック異常検出回路において、クロックCKの周波数が正
常値よりも高くなった場合を示すタイムチャートが示さ
れている。時刻t1において、カウンタ2は、発振信号
S8aの立ち上がりに同期してクロックCKの計数を開
始する。時間t2において、カウンタ2は、クロックC
Kの立ち上がりに同期して該クロックCKを計数する。
時刻t3において、カウンタ2は、発振信号S8aの立
ち下がりに同期してクロックCKの計数を終了する。こ
の時、カウンタ2の計数値S2が6になっている。この
計数値S2は、コンパレータ4aの設定値(即ち、7)
よりも小さいので、該コンパレータ4aの出力信号S4
aが“L”のままである。この“L”の出力信号S4a
が発振信号S8aの立ち下がりでラッチ回路6aにラッ
チされ、該ラッチ回路6aの出力信号S6aが“L”に
なる。
【0019】又、計数値S2は、コンパレータ4bの設
定値(即ち、5)よりも大きいので、該コンパレータ4
bの出力信号S4bが“L”になる。この“L”の出力
信号S4bが発振信号S8aの立ち下がりでラッチ回路
6bにラッチされ、該ラッチ回路6bの出力信号S6b
が“L”のままになる。ここで、ラッチ回路7a,7b
の出力信号S7a,S7bは共に“L”になっているの
で、OR回路9Aの出力信号S9A(即ち、クロック以
上検出信号)は“L”となり、クロックCKが正常であ
ることを示す。一方、この時刻t3において、カウンタ
3は、発振信号S8bの立ち上がりに同期してクロック
CKの計数を開始する。時間t4において、カウンタ3
は、クロックCKの立ち上がりに同期して該クロックC
Kを計数する。ここで、クロックCKの周波数が正常値
よりも高くなる。
【0020】時刻t5において、カウンタ3は、発振信
号S8bの立ち下がりに同期してクロックCKの計数を
終了する。この時、カウンタ3の計数値S3が7になっ
ている。この計数値S3は、コンパレータ5aの設定値
(即ち、7)以上なので、該コンパレータ5aの出力信
号S5aが“H”になる。この“H”の出力信号S5a
が発振信号S8bの立ち下がりでラッチ回路7aにラッ
チされ、該ラッチ回路7の出力信号S7aが“H”にな
る。この時、出力信号S6a,S6b,S7bが共に
“L”なので、OR回路9Aの出力信号S9A(即ち、
クロック異常検出信号)は“H”となり、クロックCK
が異常であることが示される。以上のように、この第2
の実施形態では、発振部8の出力信号S8a,S8bに
同期して計数器2,3をそれぞれ動作させ、更に比較回
路4a,4b,5a,5bで計数器2,3の出力信号S
2,S3と設定値とをそれぞれ比較し、該出力信号S
2,S3が該設定値の範囲内であればクロックCKが正
常と判定するようにしたので、該クロックCKの繰り返
し周波数が発振部8の出力信号S8a,S8bの周波数
よりも高い場合に精度良く該クロックCKの周波数の異
常が検出される。
【0021】第3の実施形態 図6は、本発明の第3の実施形態を示すクロック異常検
出回路の構成図であり、図4中の要素と共通の要素には
共通の符号が付されている。このクロック異常検出回路
は、図4と同様にクロックCKを入力する入力端子1を
有している。入力端子1は、カウンタ2,3,22,2
3の各クロック入力端子ckに共通に接続されている。
カウンタ2の出力端子はコンパレータ4a,4bの各入
力端子に共通に接続され、カウンタ3の出力端子がコン
パレータ5a,5bの各入力端子に共通に接続されてい
る。コンパレータ4a,4b,5a,5bはそれぞれデ
ィジタルコンパレータで構成されている。コンパレータ
4aは、カウンタ2の出力信号S2が設定値(本実施形
態では7)以上になった場合に“H”の出力信号S4a
を出力する機能を有している。コンパレータ4bは、カ
ウンタ2の出力信号S2が設定値(本実施形態では5)
以上になった場合に“L”の出力信号S4bを出力する
機能を有している。
【0022】同様に、コンパレータ5aは、カウンタ3
の出力信号S3が設定値(本実施形態では7)以上にな
った場合に“H”の出力信号S5aを出力する機能を有
している。コンパレータ5bは、カウンタ3の出力信号
S3が設定値(本実施形態では5)以上になった場合に
“L”の出力信号S5bを出力する機能を有している。
コンパレータ4aの出力端子はラッチ回路6aのデータ
入力端子Dに接続され、コンパレータ4bの出力端子が
ラッチ回路6bのデータ入力端子Dに接続されている。
又、コンパレータ5aの出力端子はラッチ回路7aのデ
ータ入力端子Dに接続され、コンパレータ5bの出力端
子がラッチ回路7bのデータ入力端子Dに接続されてい
る。又、このクロック異常検出回路には、発振部8Aが
設けられている。発振部8は、発振器8a、インバータ
8b、1/2分周回路8c、ラッチ回路8d、インバー
タ8e及びインバータ8fで構成されている。
【0023】即ち、発振器8aの出力端子はインバータ
8bの入力端子に接続されると共に、1/2分周回路8
cの入力端子に接続されている。インバータ8bの出力
端子はラッチ回路8dのクロック入力端子ckに接続さ
れ、1/2分周回路8cの出力端子がラッチ回路8dの
データ入力端子Dに接続されると共に、インバータ8e
の入力端子に接続されている。ラッチ回路8dの出力端
子Qは、インバータ8fの入力端子に接続されている。
又、1/2分周回路8cの出力端子は、カウンタ2のイ
ネーブル信号入力端子Eに接続されると共に、ラッチ回
路6a,6bの各クロック入力端子ckに共通に接続さ
れている。又、インバータ8eの出力端子はカウンタ3
のイネーブル信号入力端子Eに接続されると共に、ラッ
チ回路7a,7bのクロック入力端子ckに共通に接続
されている。
【0024】カウンタ22の出力端子はコンパレータ2
4a,24bの各入力端子に共通に接続され、カウンタ
23の出力端子がコンパレータ25a,25bの各入力
端子に共通に接続されている。コンパレータ24a,2
4b,25a,25bには、それぞれコンパレータ4
a,4b,5a,5bと同様の値が設定されている。コ
ンパレータ24aの出力端子はラッチ回路26aのデー
タ入力端子Dに接続され、コンパレータ24bの出力端
子がラッチ回路26bのデータ入力端子Dに接続されて
いる。又、コンパレータ25aの出力端子はラッチ回路
27aのデータ入力端子Dに接続され、コンパレータ2
5bの出力端子がラッチ回路27bのデータ入力端子D
に接続されている。ラッチ回路8dの出力端子は、カウ
ンタ22のイネーブル信号入力端子Eに接続されると共
に、ラッチ回路26a,26bの各クロック入力端子c
kに共通に接続されている。又、インバータ8fの出力
端子はカウンタ23のイネーブル信号入力端子Eに接続
されると共に、ラッチ回路27a,27bのクロック入
力端子ckに共通に接続されている。
【0025】更に、ラッチ回路6aの出力端子Qは8入
力OR回路9Bの第1の入力端子に接続され、ラッチ回
路6bの出力端子QはOR回路9Bの第2の入力端子に
接続されている。ラッチ回路7aの出力端子QはOR回
路9Bの第3の入力端子に接続され、ラッチ回路7bの
出力端子QはOR回路9Bの第4の入力端子に接続され
ている。ラッチ回路26aの出力端子QはOR回路9B
の第5の入力端子に接続され、ラッチ回路26bの出力
端子QはOR回路9Bの第6の入力端子に接続されてい
る。ラッチ回路27aの出力端子QはOR回路9Bの第
7の入力端子に接続され、ラッチ回路27bの出力端子
QはOR回路9Bの第8の入力端子に接続されている。
OR回路9Bの出力端子は、クロック異常検出信号S9
Bを出力する出力端子10に接続されている。図7は、
図6の動作を説明するためのタイムチャートであり、縦
軸に論理レベル、及び横軸に時間がとられている。但
し、S2,S3,S22,S23は、カウンタ2,3,
22,23の各計数値をそれぞれ示している。この図を
参照しつつ、図6の動作を説明する。
【0026】発振器8aの出力信号S8aは1/2分周
回路8cによって出力する。が1/2の出力信号S8c
になる。又、インバータ8eから前記出力信号S8cの
逆位相の出力信号S8eが出力する。又、出力信号S8
cはラッチ回路8dのデータ入力端子Dに入力され、出
力信号S8aがインバータ8bで反転されて該ラッチ回
路8dのクロック入力端子ckに入力される。従って、
ラッチ回路8dの出力端子Qからは出力信号S8cを出
力信号S8aの立ち下がりでラッチした出力信号S8d
が出力される。又、インバータ8fから前記出力信号S
8dの逆位相の出力信号S8fが出力する。そのため、
このクロック異常検出回路では、カウンタ2,3は発振
部8Aの第1の出力信号S8c,8eに基づいて第2の
実施形態と同様の動作を行う。一方、カウンタ22,2
3は、出力信号S8c,8eに対して位相が1/4波長
遅れている発振部8Aの第2の出力信号S8d,8fに
基づいてカウンタ2,3と同様の動作を行う。このた
め、カウンタ2,3がクロックCKのカウントを開始又
は終了する際、カウンタ22,23が該クロックCKの
カウントを行っていることになる。
【0027】ここで、第2の実施形態クロック異常検出
回路において、配線及び回路の素子遅延のばらつき等に
より、カウンタ2,3のそれぞれの動作タイミングのず
れ(例えば、計数器2のカウント終了時と計数器3のカ
ウント開始時のずれ)が生じ、クロックCKの非監視時
間が生じる可能性がある。クロックCKが非常に高速
で、このずれが無視できない場合には、本実施形態のク
ロック異常検出回路を構成することにより、クロックC
Kの非監視時間が発生しない。以上のように、この第3
の実施形態では、カウンタ22,23は出力信号S8
c,8eに対して位相が1/4波長遅れている出力信号
S8d,8fに基づいてカウンタ2,3と同様の動作を
行うので、クロックCKの非監視時間が発生しないクロ
ック異常検出回路が実現する。尚、本発明は上記実施形
態に限定されず、種々の変形が可能である。その変形例
としては、例えば次のようなものがある。
【0028】(a) 第1の実施形態では、コンパレー
タ4,5の各設定値を共に6としているが、該各設定値
を変更することにより、クロックCKの断を検出する時
間(即ち、クロックCKの断を判定する時間の閾値)の
設定を容易に変更できる。 (b) 図5のタイムチャートでは、クロックCKの周
波数が正常値よりも高くなった場合を示しているが、該
クロックCKの波形割れ等の発生についても同様であ
り、又、クロックCKの周波数が低くなった場合や断が
発生した場合についても、検出が可能である。 (c) 第3の発明の実施形態では、発振部8Aの出力
信号S8d,8fは出力信号S8c,8eに対して位相
が1/4波長遅れているが、この位相は、ずれていれ
ば、どのような値でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、発振部の出力信号に同期して2つの計数器を
相補的に動作させ、更に2つの比較部で該2つの計数器
の各出力信号と各設定範囲とをそれぞれ比較し、該2つ
の計数器の各出力信号が該設定値以上であればクロック
が正常と判定するようにしたので、該クロックの繰り返
し周波数が発振部の出力信号の周波数よりも高い場合に
精度良く該クロックの断を検出できる。第2の発明によ
れば、第1の発明の2つの計数器に加え、更にこの2つ
の計数器と異なる位相で動作する2つの計数器を設けた
ので、クロックの非監視時間が発生しないクロック異常
検出回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のクロック異常検出回
路の構成図である。
【図2】図1のタイムチャート(1)である。
【図3】図1のタイムチャート(2)である。
【図4】本発明の第2の実施形態のクロック異常検出回
路の構成図である。
【図5】図4のタイムチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態のクロック異常検出回
路の構成図である。
【図7】図6のタイムチャートである。
【符号の説明】
8,8A 発振
部 2,3,22,23 カウ
ンタ(計数器) 4,4a,4b,5,5a,5b,24a,24b,2
5a,25bコンパレータ(比較部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力されるクロックに断又は周
    波数の異常が発生した場合にクロック異常検出信号を出
    力するクロック異常検出回路において、 前記クロックの周波数よりも低い周波数で、かつ第1の
    時間幅の第1の論理レベル及び第2の時間幅の第2の論
    理レベルからなる2系統の出力信号を相補的に出力する
    発振部と、 前記各系統の出力信号の前記第1の論理レベルの各時間
    幅における前記クロックを計数して各計数値をそれぞれ
    出力する2つの計数器と、 前記各計数値と前記第1又は第2の時間幅にそれぞれ対
    応して予め設定された各設定範囲とを比較し、該各計数
    値が該各設定範囲を下回った場合に前記クロックの異常
    を示す論理レベルの信号をそれぞれ出力する2つの比較
    部と、 前記2つの比較部のうちの少なくとも1つが前記クロッ
    クの異常を示す論理レベルの信号を出力したとき、前記
    クロック異常検出信号を出力する論理和回路とを、 備えたことを特徴とするクロック異常検出回路。
  2. 【請求項2】 外部から入力されるクロックに断又は周
    波数の異常が発生した場合にクロック異常検出信号を出
    力するクロック異常検出回路において、 前記クロックの周波数よりも低い周波数で、かつ第1の
    時間幅の第1の論理レベル及び第2の時間幅の第2の論
    理レベルからなる2系統の第1の出力信号を相補的に出
    力し、かつ該第1の時間幅の第1の論理レベル及び該第
    2の時間幅の第2の論理レベルからなる2系統の第2の
    出力信号を該第1の出力信号とは異なる位相で相補的に
    出力する発振部と、 前記第1及び第2の出力信号の前記第1又は第2の論理
    レベルの各時間幅における前記クロックを計数して各計
    数値をそれぞれ出力する4つの計数器と、 前記各計数値と前記第1又は第2の時間幅にそれぞれ対
    応して予め設定された各設定範囲とをそれぞれ比較し、
    該各計数値が該各設定範囲とは異なる値になった場合に
    前記クロックの異常を示す論理レベルの信号をそれぞれ
    出力する4つの比較部と、 前記4つの比較部のうちの少なくとも1つが前記クロッ
    クの異常を示す論理レベルの信号を出力したとき、前記
    クロック異常検出信号を出力する論理和回路とを、 備えたことを特徴とするクロック異常検出回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6333646B1 (en) 1998-05-13 2001-12-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Abnormal clock detector and abnormal clock detecting apparatus
US7391240B2 (en) 2006-04-26 2008-06-24 Fujitsu Limited Clock anomaly detection circuit and clock anomaly detection method
JP2009272793A (ja) * 2008-05-02 2009-11-19 Hitachi Ltd 周波数異常検出回路

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