JPH09244700A - ゲーム用音源装置 - Google Patents

ゲーム用音源装置

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JPH09244700A
JPH09244700A JP8085883A JP8588396A JPH09244700A JP H09244700 A JPH09244700 A JP H09244700A JP 8085883 A JP8085883 A JP 8085883A JP 8588396 A JP8588396 A JP 8588396A JP H09244700 A JPH09244700 A JP H09244700A
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徹 小川
Hiroyuki Hiraishi
博之 平石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の波形データのそれぞれに好適なデータ
圧縮を施すことの出来る音源装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 複数のPCM符号データをそれぞれ復号
化してアナログ音響信号を合成出力するPCM音源IC
18、及びD/A変換部20を含むゲーム用音源装置で
あって、それぞれの波形を表す前記PCM符号データを
所与の手順で圧縮してなる圧縮波形データが記憶される
圧縮波形データ格納ROM12を含み、前記圧縮波形デ
ータ格納ROM12に記憶される前記圧縮波形データ
を、それぞれの圧縮手順に対応する手順で伸長し、PC
M符号データを出力するデータ伸長IC16を含むこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゲーム用音源装置に
関し、特に、データ圧縮された波形データを用いた音声
出力が可能なゲーム用音源装置に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、楽音等の波形をPCM符号化してなる波形データを
予めメモリに格納しておき、シーケンスデータやゲーム
プログラムなどに従って、その波形データをアナログ信
号に複合化して高品質な音声を出力することのできるゲ
ーム用音源装置が公知である。
【0003】しかし、この形式の音源装置では、大量の
波形データを前記メモリに格納しておかなくてはなら
ず、この種のゲーム用音源装置の低価格化を図る上で障
害となっていた。
【0004】この点について、前記波形データをデータ
圧縮することによって、必要なメモリ容量を削減するこ
とが考えられるが、各種の圧縮法は圧縮の対象となる楽
音の特性を有効利用しており、BGM、効果音、ナレー
ションなど様々な種類の音声を発音する必要のあるゲー
ム用音源装置においては、いずれかの種類の音声につい
ては効率よく圧縮することができても、他の種類の音声
については効率よく圧縮することができないという問題
がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あって、複数の波形データのそれぞれに好適なデータ圧
縮を施すことの出来る音源装置を提供することを課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1は、複数のデジ
タル符号情報をそれぞれ復号化してアナログ音響信号を
合成出力するデジタル音源手段を含むゲーム用音源装置
であって、それぞれの波形を表す前記デジタル符号情報
を所与の手順で圧縮してなる圧縮波形情報を記憶する圧
縮波形情報記憶手段と、前記圧縮波形情報記憶手段によ
って記憶される前記圧縮波形情報を、それぞれの圧縮手
順に対応する手順で伸長し、デジタル符号情報を出力す
る圧縮波形情報伸長手段と、を含むことを特徴とする。
【0007】請求項1によれば、異なる音響情報である
複数のデジタル符号情報がそれぞれ所与の手順で圧縮さ
れて圧縮波形情報とされる。そしてそれらの圧縮波形情
報は前記圧縮波形情報記憶手段によって記憶される。
【0008】前記圧縮波形情報伸長手段は、前記圧縮波
形情報記憶手段によって記憶される前記圧縮波形情報
を、その圧縮の手順に対応する手順で伸長し、圧縮前の
元のデジタル符号情報を出力する。
【0009】前記デジタル音源手段は、こうして出力さ
れる複数のデジタル符号情報をそれぞれ復号化してアナ
ログ音響情報を出力する。
【0010】こうすれば、前記デジタル符号情報を記憶
するためのメモリを小容量化することができる。
【0011】また、本発明によれば、複数のデジタル符
号情報を異なる手順で圧縮しておくことができるため、
例えば、ゲーム中のBGMや効果音についてのデジタル
符号情報は波形符号化による圧縮を行い、ゲーム中のナ
レーションなどの肉声についてのデジタル符号情報はハ
イブリッド符号化による圧縮を行う等、圧縮の対象とな
る音響情報の特性に応じた圧縮手順を採用することがで
きる。こうして、複数種のデジタル符号情報のそれぞれ
に好適なデータ圧縮を施すことが可能となる。
【0012】さらに、本発明によれば、前記圧縮波形情
報記憶手段が異なる音響情報を別々の圧縮波形情報とし
て記憶しておくことができるため、例えば、それらの圧
縮波形情報が伸長されてなるデジタル符号情報に別々の
変調処理を施すことや、前記デジタル音源手段が他の組
み合わせのデジタル符号情報の合成に係るアナログ音響
情報を出力することも可能となる。
【0013】尚、前記圧縮の手順としては、波形符号
化、スペクトル符号化、ハイブリッド符号化等の異なる
分類に属する圧縮手順のみならず、圧縮率を変更するこ
とも可能である。従って、圧縮の対象のデジタル符号情
報毎に圧縮率を設定し必要十分な音質を設定すること
で、符号化・復号化の処理負担を軽減することができ
る。
【0014】請求項2は、請求項1において、前記圧縮
波形情報記憶手段は、肉声を表すデジタル符号情報と楽
曲音を表すデジタル符号情報とをそれぞれ異なる手順を
用いて圧縮してなる圧縮波形情報を記憶することを特徴
とする。
【0015】請求項2によれば、肉声を表すデジタル符
号情報と楽曲音を表すデジタル符号情報とは、異なる手
順で圧縮される。従って、例えば、肉声には肉声専用の
圧縮法を採用し、楽曲音にはゲーム効果音専用の圧縮法
を採用して、それらのデジタル符号情報を記憶しておく
ことができる。ここで、楽曲音には、ゲームの背景にて
演奏される音楽(BGM)やゲーム効果音等が含まれ
る。
【0016】一般に、音声信号の圧縮手法には、音声信
号の持つ冗長性、音声スペクトルの特質、人間の聴覚特
性等が利用されているため、楽曲音を表すデジタル符号
データに適する圧縮手順と、肉声を表すデジタル符号デ
ータに適する圧縮手順とは異なる。
【0017】また、ゲーム装置においては、ゲーム効果
音は出力される頻度が高く高品質な音声の出力が望まれ
るのに対して、肉声によるナレーションは出力される頻
度が高くない割に情報量が膨大で音質の向上よりも圧縮
率の向上が望まれる場合がある。
【0018】本発明によれば、肉声を表すデジタル符号
情報とゲーム効果音等の楽曲音を表すデジタル符号情報
とに、それぞれのデジタル符号情報に適した圧縮を施す
ことができ、前記圧縮波形情報記憶手段の小容量化を図
ることができる。
【0019】請求項3は、請求項1又は2において、更
に、前記圧縮波形情報記憶手段によって記憶される前記
圧縮波形情報を伸長する手順を表す伸長手順情報を、そ
れぞれ対応する圧縮波形情報に関連づけて記憶する伸長
手順情報記憶手段を含み、前記圧縮波形情報伸長手段
は、前記圧縮波形情報記憶手段によって記憶される複数
の前記圧縮波形情報を、それぞれ対応する前記伸長手順
情報に基づいて伸長し、デジタル符号情報を出力するこ
とを特徴とする。
【0020】請求項3によれば、前記圧縮波形情報を伸
長処理するための手順を表す伸長手順情報が前記伸長手
順情報記憶手段により記憶される。
【0021】そして、前記圧縮波形情報伸長手段は、こ
うして記憶される伸長手順情報に基づいて、対応する前
記圧縮波形情報に伸長処理を施す。
【0022】こうすれば、前記デジタル符号情報が複数
の手順により圧縮されて圧縮波形情報とされている場合
に、それらの圧縮波形情報に好適に伸長処理を施すこと
ができる。
【0023】尚、前記伸長手順情報記憶手段は、例え
ば、前記伸長手順情報を前記圧縮波形情報を記憶するた
めのメモリに対応する圧縮波形情報と関連づけて記憶し
てもよく、また、シーケンスデータやゲームプログラム
において出力波形を指定するための情報と関連づけて記
憶してもよい。
【0024】請求項4は、請求項1〜3のいずれかにお
いて、更に、前記圧縮波形伸長手段によって出力される
デジタル符号情報を一時記憶する伸長波形一時記憶手段
を含むことを特徴とする。
【0025】請求項4によれば、前記圧縮波形情報伸長
手段によって出力されるデジタル符号情報は、前記伸長
波形一時記憶手段によって一時的に保持される。そし
て、前記デジタル音源手段は、該伸長波形一時記憶手段
によって一時的に記憶されるデジタル符号情報に基づい
てアナログ音響信号を合成出力する。
【0026】こうすれば、前記圧縮波形情報伸長手段に
よる伸長処理と、前記デジタル音源手段による復号化処
理とのタイムラグを好適に埋め合わせることができる。
【0027】請求項5は、請求項1〜4のいずれかにお
いて、更に、前記圧縮波形情報伸長手段によって出力さ
れるそれぞれのデジタル符号情報に変調処理を施して、
変調波形を表すデジタル符号情報を出力するデジタル符
号情報変調手段を含むことを特徴とする。
【0028】請求項5によれば、本ゲーム用音源装置に
は前記デジタル符号情報変調手段が更に設けられる。
【0029】本発明においては、特に、前記圧縮波形情
報記憶手段が異なる音響情報を別々の圧縮波形情報とし
て記憶しておくことができるため、該デジタル符号情報
変調手段は、それらの圧縮波形情報が伸長されてなるデ
ジタル符号情報に対して別々の変調処理を施すことがで
きる。
【0030】こうして、本発明によれば、少量の前記圧
縮波形情報を前記圧縮波形情報記憶手段により記憶して
おくことで、多彩な音声を出力することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
[第1の実施例]以下、本発明の第1の実施例について
図面に基づき詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明に係るゲーム用音源装置の
構成を示す図である。同図に示すゲーム用音源装置は、
シーケンスデータ格納ROM10、圧縮波形データ格納
ROM12、音楽制御部14、データ伸長IC16、P
CM音源IC18、D/A変換部20、増幅部22、ス
ピーカ24−L,24−R、を含んで構成される。
【0033】前記圧縮波形データ格納ROM12は、発
音される波形を表すPCM符号データを所与の手順で圧
縮してなる圧縮波形データと、その圧縮波形データを伸
長する手順を表す伸長手順データとを関連づけて記憶す
るための手段である。
【0034】前記シーケンスデータ格納ROM10は、
ゲームプログラムに従って発音されるべきBGM、効果
音、ナレーション、等の音量や音程等の音要素情報や、
それらの音声の波形が前記圧縮波形データ格納ROM1
2のいずれの圧縮波形データと対応するかを示す使用波
形データ情報を含むシーケンスデータを記憶するもので
ある。
【0035】前記音楽制御部14は、ゲーム装置等の外
部制御装置からのトリガ信号に従って、前記シーケンス
データ格納ROM10に格納されるシーケンスデータを
読み出し、そのシーケンスデータに基づいて演奏すべき
BGMの音量、音程、等を演算し、前記PCM音源IC
18に送信するための制御手段であり、ランダムロジッ
クIC、あるいはCPUと制御ソフトウェアとによって
構成される。
【0036】前記データ伸長IC16は、前記圧縮波形
データ格納ROM12に格納される圧縮波形データを、
その圧縮手順に対応する所定の手順で伸長(展開)し、
PCM符号データを出力する手段である。
【0037】前記PCM音源IC18は、PCM符号デ
ータを復号化してデジタル音響信号を出力する復号器で
あり、前記D/A変換部20は、復号化されたデジタル
音響信号をアナログ音響信号に変換する手段である。
【0038】前記増幅部22は、前記D/A変換部20
によって出力されるアナログ音響信号を増幅するための
手段であり、前記スピーカ24−L,24−Rは、増幅
されたアナログ音響信号に従って音声を出力する。
【0039】次に、以上説明した本ゲーム用音源装置の
作用を説明する。
【0040】先ず、前記音楽制御部14のシーケンスデ
ータ処理の手順を説明する。図2は、前記音楽制御部1
4でのシーケンスデータ処理の手順を示すフロー図であ
る。
【0041】前記音楽制御部14は、ゲーム装置等の外
部制御装置から音声を発音すべき旨のトリガ信号をうけ
ると、前記シーケンスデータ格納ROM10からシーケ
ンスデータを読み込み(S1)、該シーケンスデータを
解析する(S2)。
【0042】そして、前記シーケンスデータに含まれる
使用波形データ情報に基づいて、使用する波形に対応す
る圧縮波形データの前記圧縮波形データ格納ROM12
におけるアドレスをデータ伸長IC16にセットする
(S3)。
【0043】次に、前記音楽制御部14は、読み込んだ
シーケンスデータに含まれる音要素情報に基づいて、音
量や音程を演算し(S4)、前記PCM音源IC18へ
セットする(S5)。
【0044】以上のようにして、前記音楽制御部14は
前記トリガ信号及び前記シーケンスデータに基づいて前
記PCM音源IC18の制御を行っている。
【0045】次に、前記データ伸長IC16の圧縮波形
データに対する伸長処理の手順を説明する。図3は、前
記データ伸長IC16による圧縮波形データの伸長処理
の手順を示すフロー図である。
【0046】まず、前記データ伸長IC16は、前記音
楽制御部14から送出される使用波形データ情報を前記
PCM音源IC18を介して読み込み(S10)、その
使用波形データ情報に基づいて圧縮波形データと他の波
形データとのいずれの波形データを使用すべきか否かを
判断する(S11)。そして、圧縮波形データを使用す
べきであれば、前記圧縮波形データ格納ROM12から
圧縮波形データを読み込む(S13)。この際、圧縮波
形データには伸長手順データが共に関連づけられて記憶
されていて、前記データ伸長IC16は、この伸長手順
データに基づいて伸長方式を選択する(S14)。そし
て、前記圧縮波形データの所定の伸長処理を行った後
(S15,S16)、伸長して出力されるPCM符号デ
ータを前記PCM音源IC18に転送する(S17)。
【0047】以上のようにして、前記データ伸長IC1
6は、前記圧縮波形データに対する伸長処理を行ってい
る。
【0048】こうして、前記PCM音源IC18は、前
記音楽制御部14によりセットされる音要素情報と、前
記データ伸長IC16により転送されるPCM符号デー
タとに基づいて、デジタル音響信号を出力し、前記D/
A変換部20、前記増幅部22、スピーカ24−L,2
4−R、を経て楽音や音声が出力される。
【0049】以上説明した本ゲーム用音源装置によれ
ば、発音される楽音や音声のPCM符号データは複数種
の異なる圧縮手順により圧縮されている。
【0050】ところで、一般に音声信号の圧縮手法に
は、音声信号の持つ冗長性、音声スペクトルの特質、人
間の聴覚特性等が利用されているため、音楽を表すデジ
タル符号データに適する圧縮手順と、肉声を表すデジタ
ル符号データに適する圧縮手順とは異なる。
【0051】一方、ゲーム装置おいては、特に、同一場
面で同時発音される人間の肉声とBGMとであっても、
それらを別々に録音し、別のゲーム場面において他の肉
声やBGMとの組み合わせによって利用することがある
本ゲーム用音源装置では、上述した構成によって、肉声
には肉声専用の圧縮法を採用し、BGMにはBGM専用
の圧縮法を採用して、それらの波形データを記憶してお
くことができる。その結果、波形データ用の記憶装置の
小容量化を図ることができる。
【0052】[第2の実施例]次に、本発明の第2の実
施例について図面に基づき詳細に説明する。
【0053】本実施例は、前記データ伸長IC16によ
る圧縮波形データの伸長処理を、前記音楽制御部14に
よるシーケンスデータ処理とともに、CPUと制御ソフ
トウェアによって行うものである。図4は、本発明に係
るゲーム用音源装置の他の構成を示す図である。尚、同
図においては、既に示した図1に係るゲーム用音源装置
と同等の構成には同一の符号を付しており、以下におい
ては説明を省略する。
【0054】すなわち、同図に示すゲーム用音源装置
は、シーケンスデータ格納ROM10、圧縮波形データ
格納ROM12、処理部26、PCM音源IC18、伸
長波形データ格納RAM28、D/A変換部20、増幅
部22、スピーカ24−L,24−R、を含んで構成さ
れ、前述したゲーム用音源装置と比して、特に、処理部
26と伸長波形データ格納RAM28とが設けられてい
る。
【0055】前記処理部26は、前記音楽制御部14に
よるシーケンスデータ処理及び前記データ伸長IC16
による圧縮波形データの伸長処理と同様の機能を果たす
ものであり、CPUと制御ソフトウェアにより構成され
る。また、該処理部26は、前記PCM音源IC18
と、該PCM音源IC18の復号化処理の状況を表すス
テータス信号を受信できるように接続されている。
【0056】前記伸長波形データ格納RAM28は、前
記処理部26によって前記圧縮波形データ格納ROM1
2に記憶される圧縮波形データから伸長されて出力され
るPCM符号データを、PCM音源IC18への転送の
前段として一時記憶するための手段である。
【0057】図5は、前記処理部26による音楽制御及
び圧縮波形データ伸長の処理を示すフロー図である。
【0058】同図に示すように、前記処理部26では、
先ず、PCM音源IC18の処理状況を表すステータス
信号に基づいて、シーケンスデータの処理を行うことの
できるタイミングであるか否かの判断を行う(S2
0)。そして、シーケンスデータの処理を行うべきタイ
ミングであれば、既に示した図2に係るシーケンスデー
タ処理と同様の処理を行い(S21)、そうでなけれ
ば、既に示した図3に係る圧縮波形データ伸長処理と同
様の処理を行う(S22)。
【0059】このようにして、本ゲーム用音源装置によ
れば、前記音楽制御部14と前記データ伸長IC16を
統合化して構成を簡略化することができる。
【0060】尚、前記処理部26においては、前記シー
ケンスデータ格納ROM10に記憶されるシーケンスデ
ータにもとづいて、予め発音に必要となる波形データを
伸長しておき、前記伸長波形データ格納RAM28に格
納しておくようにしてもよい。こうすれば、前記PCM
音源IC18で必要となるPCM符号データを更に確実
に準備することができる。
【0061】尚、本発明は、上記各実施例に限定され
ず、種々の変形実施が可能である。
【0062】例えば、上述のゲーム用音源装置では、前
記シーケンスデータ格納ROM10と前記圧縮波形デー
タ格納ROM12とに別々の記憶装置を用いていたが、
それらを同一のメモリとしても良い。そうすれば、これ
らのゲーム用音源装置の構成を更に簡略化することがで
きる。更に、前記シーケンスデータ格納ROM10や前
記圧縮波形データ格納ROM12には、RAM、ハード
ディスク、CD等、ROM以外の記憶手段も利用でき
る。
【0063】また、上述のゲーム用音源装置では、前記
伸長手順データを前記圧縮波形データ格納ROM12に
おいて前記圧縮波形データとともに記憶していたが、前
記伸長手順データをシーケンスデータに含まれる前記使
用波形データ情報と関連づけて、前記シーケンスデータ
格納ROM10に記憶することとしても良い。こうして
も、前記データ伸長IC16は、該シーケンスデータ格
納ROM10に記憶される伸長手順情報に基づいて圧縮
波形データの伸長処理を好適に行うことができる。
【0064】更に、前記展開手順情報に圧縮率を設定
し、複数の波形を異なる圧縮率で圧縮しても良い。すな
わち、ゲームでは、長い台詞のように音質よりも圧縮率
を重視するものや、効果音のように短いが頻繁に発音す
る必要があり音質重視のものもある。従って、音毎に圧
縮率を設定し、必要な音質を設定することで、本ゲーム
用音源装置のパフォーマンスを向上させることができ
る。ゲームのBGMにおいても同様に、楽器によって必
要な音質がことなるため、必要な音質に対応して楽器毎
に圧縮率を設定すれば、本ゲーム用音源装置のパフォー
マンスを向上させることができる。
【0065】また、波形データのデータ圧縮では、短い
データに分割して圧縮し、伸長処理は分割されたそれら
のデータ毎に行うこととしてもよい。こうすれば、圧縮
波形データの伸長と、伸長されるデータの発音とをリア
ルタイムに行うことを容易化することができる。
【0066】また、前記処理部26に更にPCM符号デ
ータ変調部を設けることとしてもよい。すなわち、前記
圧縮波形データに伸長処理を施してPCM符号データと
したのち、該PCM符号データ変調部によって該PCM
符号データに変調処理を施すこととすれば、少量の圧縮
波形データを有効利用して本ゲーム用音源装置の出力音
声を更に多彩化することができる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲーム用音源装置の構成を示す図
である。
【図2】本発明に係るゲーム用音源装置の音楽制御部で
のシーケンスデータ処理の手順を示すフロー図である。
【図3】本発明に係るゲーム用音源装置のデータ伸長I
Cによる圧縮波形データの伸長処理の手順を示すフロー
図である。
【図4】本発明に係るゲーム用音源装置の他の構成を示
す図である。
【図5】本発明に係るゲーム用音源装置の処理部による
音楽制御及び圧縮波形データ伸長の処理を示すフロー図
である。
【符号の説明】
12 圧縮波形データ格納ROM 16 データ伸長IC 18 PCM音源IC 20 D/A変換部 28 伸長波形データ格納RAM

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデジタル符号情報をそれぞれ復号
    化してアナログ音響信号を合成出力するデジタル音源手
    段を含むゲーム用音源装置であって、 それぞれの波形を表す前記デジタル符号情報を所与の手
    順で圧縮してなる圧縮波形情報を記憶する圧縮波形情報
    記憶手段と、 前記圧縮波形情報記憶手段によって記憶される前記圧縮
    波形情報を、それぞれの圧縮手順に対応する手順で伸長
    し、デジタル符号情報を出力する圧縮波形情報伸長手段
    と、 を含むことを特徴とするゲーム用音源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記圧縮波形情報記憶手段は、 肉声を表すデジタル符号情報と楽曲音を表すデジタル符
    号情報とをそれぞれ異なる手順を用いて圧縮してなる圧
    縮波形情報を記憶することを特徴とするゲーム用音源装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 更に、前記圧縮波形情報記憶手段によって記憶される前
    記圧縮波形情報を伸長する手順を表す伸長手順情報を、
    それぞれ対応する圧縮波形情報に関連づけて記憶する伸
    長手順情報記憶手段を含み、 前記圧縮波形情報伸長手段は、 前記圧縮波形情報記憶手段によって記憶される複数の前
    記圧縮波形情報を、それぞれ対応する前記伸長手順情報
    に基づいて伸長し、デジタル符号情報を出力することを
    特徴とするゲーム音源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 更に、前記圧縮波形伸長手段によって出力されるデジタ
    ル符号情報を一時記憶する伸長波形一時記憶手段を含む
    ことを特徴とするゲーム用音源装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 更に、前記圧縮波形情報伸長手段によって出力されるそ
    れぞれのデジタル符号情報に変調処理を施して、変調波
    形を表すデジタル符号情報を出力するデジタル符号情報
    変調手段を含むことを特徴とするゲーム用音源装置。
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