JPH092444A - 運搬用容器 - Google Patents

運搬用容器

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Publication number
JPH092444A
JPH092444A JP7159648A JP15964895A JPH092444A JP H092444 A JPH092444 A JP H092444A JP 7159648 A JP7159648 A JP 7159648A JP 15964895 A JP15964895 A JP 15964895A JP H092444 A JPH092444 A JP H092444A
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JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
container
container body
bottle
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7159648A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Murakami
哲也 村上
Manabu Fukuda
学 福田
Hidetoshi Yamaguchi
英俊 山口
Shigenobu Tanabe
成伸 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Publication of JPH092444A publication Critical patent/JPH092444A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小売業者の店頭まで運搬するための運搬用容
器を利用して、陳列用部材として使用でる。店頭で1つ
1つボトルのような収納物を取り出して陳列し直す必要
がない。 【構成】 上面開口部1を備えた容器本体2の底板3を
少なくとも容器本体2内で上下方向に移動自在とた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペットボトルのような
ボトル類や牛乳パックのような紙パック類あるいはビン
類などを収納して搬送するための運搬用容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ペットボトルなどのボトルを収納して搬
送するための運搬用容器は上面開口部を備えた有底の四
角形状をした箱状をしており、この箱状をした有底の運
搬用容器内に縦横に複数列に内容物が入ったボトルを収
納し、この状態で、小売業者の所まで運搬していた。そ
して、店頭において、有底箱状をした運搬用容器内にボ
トルを入れたまま陳列していると、運搬用容器の上面開
口部からボトルの上端部のみが見えるだけで、顧客は商
品の確認がしにくく、また、顧客が取り出す際に取り出
しにくいという問題がある。特に、これは店頭で運搬用
容器を多段に積み重ねた場合には高さが高くなるため、
収納したボトルの確認がしにくく、また、取り出しにく
いという問題がある。
【0003】そこで、従来にあっては、小売業者の店頭
までは上記のように有底の運搬用容器に入れて運び、小
売業者の店頭では、上記箱状をした有底の運搬用容器か
らボトルを1本1本取り出して、複数のボトル支持凹部
を備えた陳列用支持台の上に載せ、陳列用支持台のボト
ル支持凹部に下端部を嵌め込むというようにして陳列し
ていた。また、多段に積む場合には、陳列用支持台の上
に複数本立設し、該1段目のボトル群の上に別の陳列用
支持台(この陳列用支持台は1段目の陳列用支持台より
も上下高さが短く、且つ上面部にボトル支持凹部を有す
ると共に下面部に上部嵌め込み部を設けてある)を載
せ、この2段目の陳列用支持台の下面部の上部嵌め込み
部にそれぞれ1段目のボトル群の上端部を嵌め込み、こ
のようにして下段のボトル群の上端部に嵌め込んで位置
決めした陳列用支持台の上面部に上段のボトル群をそれ
ぞれ下端部がボトル支持凹部に嵌め込まれるようにして
積み重ねていた。
【0004】上記のように、店頭においてはボトルを陳
列用支持台に立てて陳列することで、顧客は大部分が外
部に露出したボトルを見て品物の品定めができ、また、
ボトルを手に持って取り出しやすいようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例に
あっては、小売業者の店頭で、運搬用容器から内容物で
あるボトルを1本1本取り出して、陳列用支持台に陳列
するという手間が必要であるという問題があった。また
従来にあっては、運搬用容器の他に多数の支持台が必要
になるという問題があった。
【0006】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、その目的とするところは、小売業
者の店頭まで運搬するための運搬用容器を利用して、陳
列用部材として使用でき、店頭で1本1本内容物である
ボトルを取り出して陳列し直す必要がない運搬用容器を
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するために本発明の運搬用容
器は、上面開口部1を備えた容器本体2の底板3を少な
くとも容器本体2内で上下方向に移動自在として成るこ
とを特徴とするものである。また、容器本体2の下部に
底板3を載置するための底板載置部4を形成し、底板載
置部4に載置された状態の底板3の上方への移動を防止
するための係止突部50を設けることも好ましい。
【0008】また、底板3の上面部に収納すべき収納物
の下端部が嵌め込まれる下部支持凹部6を設けるととと
もに底板3の下面部に収納物の上端部を嵌め込むことが
できる上部嵌め込み部7を設けることも好ましい。
【0009】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、上面開口部1を備えた容器本体2の底板3を少なく
とも容器本体2内で上下方向に移動自在としてあること
で、容器本体2内に収納した収納物(例えばボトル5)
を収納した状態で小売業者の店頭まで運び、小売業者の
店頭では容器本体2に設けた底板3上にボトル5を載置
した状態のまま、底板3を台座8やあるいは下段のボト
ル5群の上に載せて底板3を上方に持ち上げることで、
底板3上に載置したボトル5を容器本体2の上開口部1
から上方に突出させて陳列することができるものであ
る。
【0010】また、容器本体2の下部に底板3を載置す
るための底板載置部4を形成し、底板載置部4に載置さ
れた状態の底板3の上方への移動を一時的に防止するた
めの係止突部50を設けることで、上下移動自在な底板
3を底板載置部4に載置した状態を係止突部50により
保持でき、ボトル5を収納した状態又は空の状態で運搬
中に底板3が動かないないようにできるものである。そ
して、陳列時には底板3に外力を加えて底板3が係止突
部50を乗り越えることで、底板3を容器本体2に対し
て上下方向に移動できるものである。
【0011】また、底板3の上面部に収納すべき収納物
の下端部が嵌め込まれる下部支持凹部6を設けるととと
もに底板3の下面部に収納物の上端部を嵌め込むことが
できる上部嵌め込み部7を設けてあることで、下部支持
凹部6に例えばボトル5の下端部を支持できるのはもち
ろん、上下に多段に積み重ねる際、別途支持台を設ける
ことなく、下段のボトル5群のボトル5の上端部を上段
の運搬用容器の底板3の下面部の上部嵌め込み部7に嵌
め込むことで、安定して上下に多段に積み重ねることが
できるものであり、しかも、この場合、最上段以外の部
分においてはボトル5群は容器本体2により囲まれ保護
された状態となり、安定した積み重ねができることにな
る。
【0012】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。容器本体2は合成樹脂により形成してあ
り、上面開口部1が収納物であるペットボトルのような
ボトル5を出し入れするための開口となっている。図1
に示すように、この容器本体2の下面部は開口して下面
開口部11となっており、該下面開口部11を底板3で
遮蔽自在となっている。下面開口部11の周縁部は下方
に向けてやや突出した底枠部12となっており、この下
面開口部11の周縁部の上面部が底板載置部4となって
いる。底板載置部4には底板3の外周端部の載置片部1
3が載置自在となっている。
【0013】底板載置部4のやや上方位置には底板載置
部4に載置された状態の底板3を押えるための底板押え
用の係止突部50が設けてある。この係止突部50は図
5に示すように、容器本体2の下側枠部構成部の一部に
一対の切溝14を設け、該一対の切溝14間の部位を略
く字状に内方に突曲させ、該略く字状に突曲した部分を
弾性を有する係止突部50としてある。したがって、図
5(c)のように底板載置部4に底板3の外周端部の載
置片部13が載置された状態では載置片部13のすぐ上
方位置に弾性を有する係止突部50が位置して係止突部
50が引き込むための外力を底板3に与えないかぎり、
係止突部50により底板3の上下移動を防止し、底板3
が底板載置部4に載置された状態が保持され、ボトル5
を収納した状態で搬送する場合や、空の状態で搬送する
場合に底板3が不用意に上下に移動しないようになって
いる。上記係止突部50は容器本体2の内周部の複数箇
所に形成してある。
【0014】また、載置片部13の上端コーナ部分は図
5(c)のように弧状に面取りしてあり、このように載
置辺部13の上端コーナ部分に弧状の面取り部13aを
設けることで、図5(c)の状態において底板3を上方
に移動する際、係止突部50を面取り部13aがガイド
となって載置片部13がスムーズに乗り越えることがで
きるようになっている。
【0015】なお、上記実施例においては、容器本体2
側に係止突部50を設けた例を示したが、底板3側に係
止突部50を設けてもよい。すなわち、図13に示すよ
うに底板3の側端部に係止突部50を設け、底板載置部
4に底板3の外周端部の載置片部13が載置された状態
で底板3に設けた係止突部50が容器本体2の下側枠部
構成部の一部に設けた係止孔16に係止突部50を弾性
的に係止し、外力を加えない限り底板載置部4に載置し
た底板3が上下方向に移動しないように保持するように
してもよい。
【0016】また、係止突部50としては図14乃至図
16に示すようなものでもよい。すなわち、図14乃至
図16に示す実施例にあっては、容器本体2の下枠部6
0の対向する縦リブ51間に係止部材53を軸61によ
り回動自在に軸支し、該係止部材53に係止突部50を
突設し、係止突部50を下枠部60に設けた孔54に挿
入してある。下枠部60の下端部の横リブ55は一部切
欠してあって、該切欠部56に係止部材53の下端部に
設けた指掛け部57が位置している。また、係止部材5
3には下端部両側にロック用突起58が設けてあり、切
欠部56の両側に位置する横リブ55に形成した係止孔
部59に係止自在となっている。図14(a)(b)は
それぞれロック用突起58が係止孔部59に係止してい
る状態を示す断面図及び側面図を示している。そして、
図14(a)のように底板載置部4に底板3の外周端部
の載置片部13が載置された状態で係止突部50が載置
片部13の直ぐ上に位置して底板3が上下方向に移動し
ないように保持するものである。この場合、底板3を係
止突部50の上方位置まで移動した状態で、指掛け部5
7に指を掛けてロック用突起58と係止孔部59との係
止を解除して係止部材53を回動し、係止突部50を孔
54側に引き込ませ、この状態で底板3を下方に移動さ
せて底板載置部4に底板3の外周端部の載置片部13を
載置するものである。その後、係止部材53を逆に回動
し、ロック用突起58と係止孔部59とを係止させると
共に係止突部50を底板3の載置片部13の直ぐ上に位
置させるものである。図16(a)はボトル5を収納し
た状態で係止突部50を底板3の載置片部13の直ぐ上
に位置させている状態を示している。この状態で、底板
3を上方に移動するには、再び、指掛け部57に指を掛
けてロック用突起58と係止孔部59との係止を解除し
て係止部材53を回動し、係止突部50を孔54側に引
き込ませ、この状態で底板3を図16(b)のように上
方に移動するものである。
【0017】底板3の上面部には収納すべきボトル5の
下端部が嵌め込まれる下部支持凹部6が複数個設けてあ
り、また、この底板3の下面部にはボトル5の上端部を
嵌め込むことができる上部嵌め込み部7が複数個設けて
ある。上記のような構成の運搬用容器Aはペットボトル
のようなボトル5を収納して運搬するために使用され、
食品メーカからスーパのような小売店まで運搬する際に
は、図6、図7のように底板3を底板載置部4に載置し
た状態で底板3に設けた下部支持凹部6にボトル5の下
端部を嵌め込んで支持し、このような収納状態で搬送す
るものである。搬送に当たっては図8に示すようにボト
ル5を収納した下段の運搬用容器Aの上にボトル5を収
納した上段の運搬用容器Aを積み重ねて搬送する。この
場合、上段の運搬用容器Aの下端部の底枠部12が下段
の運搬用容器Aの上面開口部1の開口縁に嵌まり込むこ
とになって、積み重ね状態が安定するようになってい
る。また、下段の運搬用容器A内に収納したボトル5の
上端部がちょうど上段の運搬用容器Aの底板3の下面部
の上部嵌め込み部7内に位置し、ボトル5のずれを防止
している。
【0018】上記のようにして小売店まで搬送されるの
であるが、小売店の店頭で陳列する際には、図9(a)
→(b)のように、箱のような台座8の上に運搬用容器
Aの底板3のみを載せ(つまり容器本体2の下端部は台
座8に載せない)、この状態で容器本体2を下方に押し
下げると、係止突部50による係止が外れて容器本体2
のみが下方に落ちて接地されるので、図9(b)のよう
に底板3に載置しているボトル5の大部分が露出するこ
とになって、そのまま陳列することができる。
【0019】上記のように1段で陳列してもよいが、図
10のように上下多段に積み重ねて陳列してもよい。こ
の場合には、図9(b)の状態から更に、1段目の運搬
用容器Aの底板3に載置したボトル5群の上に2段目の
運搬用容器Aの底板3のみを載せ、この状態で2段目の
運搬用容器Aの容器本体2を下方に押し下げて、係止突
部50による係止を外して容器本体2のみを下方に移動
させて下段の運搬用容器Aの容器本体2の上に載置する
ので、1段目のボトル5群が2段目の容器本体2により
外周を覆われると共に、2段目の底板3に載置している
ボトル5群が2段目の容器本体2から上方に突出するこ
とになる。ここで、図11に示すように2段目の運搬用
容器Aの下端部の底枠部12が1段目の運搬用容器Aの
上面開口部1の開口縁に嵌まり込むことになって、容器
本体2同士の積み重ね状態が安定するようになってい
る。また、1段目の運搬用容器A内に底板3に載置した
ボトル5の上端部がちょうど2段目の運搬用容器Aの底
板3の下面部の上部嵌め込み部7内に嵌まり込んで、ボ
トル5のずれを防止する。同様にして3段目以降の運搬
用容器Aを積み重ねることができ、このように積み重ね
ることで、最上段の運搬用容器Aの底板3に載設支持し
ているボトル5群のみが大部分外部に露出するように陳
列されることになる。したがって、顧客はこの最上段に
おいて露出しているボトル5を見て、商品の確認をし、
直接手に取ることができるのである。また、最上段以外
のボトル5は容器本体2により外周がカバーされること
になる。
【0020】最上段のボトル5が売り切れると、最上段
の運搬用容器Aを上方に引き上げて取り外すことで、次
の段の運搬用容器Aの底板3に載設支持してあるボトル
5群の大部分が外部に露出することになる。この場合、
取り外す運搬用容器Aは該当する容器本体2を上方に引
き上げることで、底板3が係止突部50に引っ掛かった
状態又は底板載置部4に載置されて状態で同時に引き上
げられることになる。したがって、空の運搬用容器Aは
再び工場に搬送するものである。
【0021】上記実施例では、底板3の上面部に収納す
べきボトル5の下端部が嵌め込まれる下部支持凹部6を
設けるとともに底板3の下面部にボトル5の上端部を嵌
め込むことができる上部嵌め込み部7を設けた例を示し
ているが、底板3に下部支持凹部6や上部嵌め込み部7
を設けないものも当然本発明の実施例の一つとして含ま
れるものである。
【0022】図17、図18には本発明の他の実施例が
示してある。この実施例においては、容器本体2の下面
開口部11の周縁部は設けた底枠部12の上面部に底板
載置部4を設けると共に下面部に下載置部4′を形成し
たものである。そして、搬送の際には上記のと同様に底
板3を容器本体2内に入れると共に底板載置部4に載置
し、この状態でボトル5を底板3に載せて収納して搬送
するのであるが、陳列する際には底板3を引き上げて取
り外し、容器本体2を上下逆にして設置し、この上下逆
に設置した容器本体2の底枠部12の下載置部4′に底
板3を載置することで、容器本体2を台としながら底板
12に載置しているボトル5の大部分を外部に露出した
陳列ができるものである。この場合には、床上が汚れて
いる場合や屋外販売の陳列に適している。そして、この
実施例において、底板3を容器本体2から取り出しやす
いように、底板3に上方に向けて把手用突部20を突設
し、把手用突部20の上端部に設けた把手21を手に持
って引き上げることで底板3にボトル3を載せたままの
状態で簡単に引き上げることができるようになってい
る。このようにして1段のみで陳列してもよいが、前述
の実施例と同様に2段以上積み重ねて最上段の運搬用容
器Aの底板3に支持しているボトル5群の大部分を外部
に露出させて陳列できるものである。この際、2段目よ
り上の運搬用容器Aは前述の実施例と同様に容器本体2
を上下に反転することなく、積み重ねるものである。
【0023】なお、この実地例においては、底板3に下
部支持凹部6や上部嵌め込み部7を設けない例を示して
いるが、もちろん底板3に下部支持凹部6や上部嵌め込
み部7を設けてもよいものである。
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上面開口部を備えた容器本体の底板を少なくとも容
器本体内で上下方向に移動自在としてあるので、容器本
体内に収納物を収納した状態で小売業者の店頭まで運
び、小売業者の店頭では容器本体に設けた底板上に収納
物を載置した状態のまま、底板を台座やあるいは下段の
収納物群の上に載せて底板を上方に持ち上げることで、
底板上に載置した収納物を容器本体の上開口部から上方
に突出させて陳列することができるものであり、この結
果、収納物を入れて運搬する運搬用容器をそのまま、陳
列部材として兼用でき、店頭で、運搬用容器から1つ1
つ収納物を取り出して別部材の陳列用支持台に陳列しな
おすという手間が必要でないものであり、部材点数を減
少し、コストも低減できるものである。
【0025】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、容器本
体の下部に底板を載置するための底板載置部を形成し、
底板載置部に載置された状態の底板の上方への移動を防
止するための係止突部を設けてあるので、上下移動自在
な底板を底板載置部に載置した状態を係止突部により保
持でき、ボトルを収納した状態又は空の状態で運搬中に
底板が動かないないようにでき、また、陳列時には係止
突部により係止を解除して底板を容器本体に対して上下
方向に移動できるものである。
【0026】また、本発明の請求項3記載の発明にあっ
ては、上記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加
えて、底板の上面部に収納すべき収納物の下部が嵌め込
まれる下部支持凹部を設けるととともに底板の下面部に
収納物の上端部を嵌め込むことができる上部嵌め込み部
を設けてあるので、下部支持凹部に収納物の下端部を支
持できるのはもちろん、上下に多段に積み重ねる際、別
途陳列用支持台を設けることなく、下段の収納物群の収
納物の上端部を上段の運搬用容器の底板の下面部の上部
嵌め込み部に嵌め込むことで、安定して上下に多段に積
み重ねることができるものである。このような効果を奏
する運搬用容器は最上段以外の部分においては収納物群
は容器本体により囲まれ保護された状態となり、安定し
た積み重ねができるものであり、店頭陳列の際、顧客は
上方に載置された収納物群から順次購入すうので、収納
物の並べ換えの必要がなく、また、下段の収納物群は上
端部を上段の運搬用容器の底板によって閉蓋されている
状態なので埃等の堆積防止になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の運搬用容器の断面図である。
【図2】同上に用いる底板を示す図面であって、右側半
部は平面を示し左側半部は底面を示している。
【図3】(a)は同上の底板の正面断面図であり、
(b)は側面断面図であり、(c)は側面図である。
【図4】同上の底板にボトルを載置した状態の正面図で
ある。
【図5】(a)は同上の係止突部を示す部分の断面図で
あり、(b)は側面図であり、(c)は底板を係止して
いる状態の断面図である。
【図6】同上の運搬用容器にボトルを収納して運搬する
状態を示す斜視図である。
【図7】同上の運搬用容器にボトルを収納して運搬する
状態を示す断面図である。
【図8】同上の運搬用容器にボトルを収納して多段に積
み重ねて運搬する状態を示す断面図である。
【図9】(a)(b)は運搬用容器の底板を台座に載せ
て陳列する順序を示す説明図である。
【図10】同上の運搬用容器を陳列のために多段に積み
重ねた例を示す説明図である。
【図11】同上の拡大断面図である。
【図12】同上の陳列状態を示す斜視図である。
【図13】(a)は同上の係止突部の他の例を示す斜視
図であり、(b)は底板を係止している状態の断面図で
ある。
【図14】(a)は同上の係止突部の更に他の例を示す
断面図であり、(b)は側面図である。
【図15】係止部材の斜視図である。
【図16】(a)は係止突部で係止している上体の断面
図であり、(b)は係止突部の係止を解除して底板を上
昇させている上体の断面図である。
【図17】本発明の他の実施例の斜視図である。
【図18】同上の陳列のために容器本体を上下に180
°反転した状態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 上面開口部 2 容器本体 3 底板 4 底板載置部 5 ボトル 6 下部支持凹部 7 上部嵌め込み部
【手続補正書】
【提出日】平成8年5月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するために本発明の運搬用容
器は、容器本体2に上面開口部1と、周縁部に下方に向
けてやや突出した底枠部12を有する下面開口部11と
を設け、容器本体2の上面開口部1の開口縁に上段の容
器本体2の下面開口部11の開口縁に設けた底枠部12
を嵌め込んで積み重た状態で運搬・陳列するようにした
運搬用容器であって、容器本体2の底板3を少なくとも
容器本体2内で上下方向に移動自在とし、容器本体2内
の下部に底板3を載置するための底板載置部4を形成
し、底板載置部4に載置された状態から底板3の上方へ
の移動を防止するための係止突部50を設けて成ること
を特徴とするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、容器本体2の上面開口部1の開口縁に上段の容器本
体2の下面開口部11の開口縁に設けた底枠部12を嵌
め込んで積み重た状態で運搬・陳列するようにした運搬
用容器であって、容器本体2の底板3を少なくとも容器
本体2内で上下方向に移動自在とし、容器本体2内の下
部に底板3を載置するための底板載置部4を形成し、底
板載置部4に載置された状態から底板3の上方への移動
を防止するための係止突部50を設けてあることで、容
器本体2内に収納した収納物(例えばボトル5)を収納
した状態で容器本体2の上面開口部1の開口縁に上段の
容器本体2の下面開口部11の開口縁に設けた底枠部1
2を嵌め込んで積み重た状態で小売業者の店頭まで運
び、小売業者の店頭では容器本体2の上面開口部1の開
口縁に上段の容器本体2の下面開口部11の開口縁に設
けた底枠部12を嵌め込んで積み重た状態で陳列するに
当り、容器本体2に設けた底板3上にボトル5を載置し
た状態のまま、底板3を台座8やあるいは下段のボトル
5群の上に載せて底板3を上方に持ち上げることで、底
板3上に載置したボトル5を容器本体2の上開口部1か
ら上方に突出させて陳列することができるものである。
この陳列時における積み重ね状態で最上段以外のボトル
5が容器本体2により外周がカバーされることになる。
更に、上記のように容器本体2を多段に積み重ねて運搬
する際、及び多段に積み重ねて陳列する際のいずれの場
合にも上段の容器本体2の底枠部12が下段の容器本体
2の上面開口部1の開口縁に嵌まり込んで容器本体2同
士の積み重ねが安定することになる。また、容器本体2
の下部に底板3を載置するための底板載置部4を形成
し、底板載置部4に載置された状態から底板3の上方へ
の移動を一時的に防止するための係止突部50を設ける
ことで、上下移動自在な底板3を底板載置部4に載置し
た状態を係止突部50により保持でき、ボトル5を収納
した状態又は空の状態で運搬中に底板3が動かないよう
にできるものである。そして、陳列時には底板3に外力
を加えて底板3が係止突部50を乗り越えることで、底
板3を容器本体2に対して上下方向に移動できるもので
ある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、容器本体に上面開口部と、周縁部に下方に向けてや
や突出した底枠部を有する下面開口部とを設け、容器本
体の上面開口部の開口縁に上段の容器本体の下面開口部
の開口縁に設けた底枠部を嵌め込んで積み重た状態で運
搬・陳列するようにした運搬用容器であって、容器本体
の底板を少なくとも容器本体内で上下方向に移動自在と
、容器本体内の下部に底板を載置するための底板載置
部を形成し、底板載置部に載置された状態から底板の上
方への移動を防止するための係止突部を設けてあるの
で、容器本体内に収納した収納物を収納した状態で容器
本体の上面開口部の開口縁に上段の容器本体の下面開口
部の開口縁に設けた底枠部を嵌め込んで積み重た状態で
小売業者の店頭まで運び、小売業者の店頭では容器本体
の上面開口部の開口縁に上段の容器本体の下面開口部の
開口縁に設けた底枠部を嵌め込んで積み重た状態で陳列
するに当り、容器本体に設けた底板上に収納物を載置し
た状態のまま、底板を台座やあるいは下段の収納物群の
上に載せて底板を上方に持ち上げることで、底板上に載
置した収納物を容器本体の上開口部から上方に突出させ
て陳列することができるものであり、この結果、収納物
を入れて運搬する運搬用容器をそのまま、陳列部材とし
て兼用でき、店頭で、運搬用容器から1つ1つ収納物を
取り出して別部材の陳列用支持台に陳列しなおすという
手間が必要でないものであり、部材点数を減少し、コス
トも低減できるものである。しかも、上記のような陳列
時における積み重ね状態で底板を容器内で上下移動自在
として、該底板を収納物を載置した状態のまま上方に持
ち上げて底板上に載置した収納物を容器本体の上開口部
から上方に突出させるようにしたにもかかわらず、最上
段以外の収納物が容器本体により外周をカバーされるも
のである。更に、上記のように容器本体を多段に積み重
ねて運搬する際、及び多段に積み重ねて陳列する際のい
ずれの場合にも上段の容器本体の底枠部が下段の容器本
体の上面開口部の開口縁に嵌まり込んで容器本体同士の
積み重ねが安定することになる。また、容器本体の下部
に底板を載置するための底板載置部を形成し、底板載置
部に載置された状態から底板の上方への移動を一時的に
防止するための係止突部を設けることで、上下移動自在
な底板を底板載置部に載置した状態を係止突部により保
持でき、収納物を収納した状態又は空の状態で運搬中に
底板が動かないようにできるものである。そして、陳列
時には底板に外力を加えて底板が係止突部を乗り越える
ことで、底板を容器本体に対して上下方向に移動できる
ものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、本発明の請求項2記載の発明にあっ
ては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、底板の
上面部に収納すべき収納物の下部が嵌め込まれる下部支
持凹部を設けるととともに底板の下面部に収納物の上端
部を嵌め込むことができる上部嵌め込み部を設けてある
ので、下部支持凹部に収納物の下端部を支持できるのは
もちろん、上下に多段に積み重ねる際、別途陳列用支持
台を設けることなく、下段の収納物群の収納物の上端部
を上段の運搬用容器の底板の下面部の上部嵌め込み部に
嵌め込むことで、安定して上下に多段に積み重ねること
ができるものである。このような効果を奏する運搬用容
器は最上段以外の部分においては収納物群は容器本体に
より囲まれ保護された状態となり、安定した積み重ねが
できるものであり、店頭陳列の際、顧客は上方に載置さ
れた収納物群から順次購入すうので、収納物の並べ換え
の必要がなく、また、下段の収納物群は上端部を上段の
運搬用容器の底板によって閉蓋されている状態なので埃
等の堆積防止になるものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図18
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】削除
フロントページの続き (72)発明者 田辺 成伸 岐阜市神田町9丁目25番地 岐阜プラスチ ック工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開口部を備えた容器本体の底板を少
    なくとも容器本体内で上下方向に移動自在として成るこ
    とを特徴とする運搬用容器。
  2. 【請求項2】 容器本体の下部に底板を載置するための
    底板載置部を形成し、底板載置部に載置された状態の底
    板の上方への移動を防止するための係止突部を設けて成
    ることを特徴とする請求項1記載の運搬用容器。
  3. 【請求項3】 底板の上面部に収納物の下部が嵌め込ま
    れる下部支持凹部を設けるととともに底板の下面部に収
    納物の上端部を嵌め込むことができる上部嵌め込み部を
    設けて成ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の運搬用容器。
JP7159648A 1995-06-26 1995-06-26 運搬用容器 Pending JPH092444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014508076A (ja) * 2011-02-10 2014-04-03 イフコ・システムズ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 輸送及び展示用クレート

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS434519Y1 (ja) * 1964-09-09 1968-02-27

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