JPH09244159A - 原稿圧着板及び画像形成装置 - Google Patents

原稿圧着板及び画像形成装置

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JPH09244159A
JPH09244159A JP4770096A JP4770096A JPH09244159A JP H09244159 A JPH09244159 A JP H09244159A JP 4770096 A JP4770096 A JP 4770096A JP 4770096 A JP4770096 A JP 4770096A JP H09244159 A JPH09244159 A JP H09244159A
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JP4770096A
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Kanji Yano
寛治 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿圧着板を開けて自立させたときに、該原
稿圧着板の自立した姿勢を安定させた状態で維持するこ
とができ、作業性が向上すると共に、ヒンジ部に過大な
引張応力を作用させないで耐久性を向上させることがで
きる原稿圧着板及び画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 原稿押圧板1に第1の係合部1a,1b
を設け、固定板2に第2の係合部2c,2dを設け、前
記原稿圧着板を開状態にしたときに、前記第1の係合部
1a,1bと前記第2の係合部2c,2dが係合するこ
とにより、該原稿圧着板の自立姿勢を安定した状態に維
持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成する原稿
を圧着する原稿圧着板及び複写機、プリンタ及びファク
シミリ等の画像形成装置に係り、詳しくは、前記原稿圧
着板を開放したときに、該原稿圧着板が安定した状態で
自立できる原稿圧着板及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ等の画像形成装置におけ
る原稿を圧着する原稿圧着板は、図4及び図5並びに、
特開昭60−114853号に示すように、可撓性の屈
曲部(ヒンジ部)を有する形成加工品(圧着板)が存在
する。前記従来の技術では、原稿押圧部の開放時、ヒン
ジ部近傍に設けたストッパー部を当接させることで圧着
板の自立を可能にしている。そしてこの原稿押圧部の自
立時において、屈曲部の端面における応力集中を避ける
ため、ソリッド部の巾方向の端部付近でソリッド部同士
が当接しないように行なっている。その為、屈曲部の端
面における応力集中を避けることができ、これによって
屈曲部の耐久性を向上させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の圧着に使用され
る成形材料には、ヒンジ特性、すなわちヒンジ部の回動
が繰り返し行われ場合の耐久特性がすぐれたポリプロピ
レン樹脂が適している。一般にポリプロピレン樹脂のヒ
ンジ特性は10万回以上あると言われているが、実際に
原稿圧着板に使用した場合は3万〜5万回程度である。
その為、この種の圧着板は使用頻度(総耐久数)の少な
い小型複写機やスキャナー等に利用されるのみで、使用
頻度の高い中高速の複写機には利用されていなかった。
その理由は、次のように考えられる。
【0004】原稿台ガラス(プラテンガラス)上に原稿
を正確にセットする為に圧着板を自立させる必要がある
(図5)。その為ヒンジ部まわりのソリッド部の端面形
状を傾斜面にし、原稿台を開けた時、その端面同士が当
接してストッパーになるようにしている。図6は、その
ヒンジ部まわりの拡大説明図である。実線で示す圧着板
はゆっくり持ち上げ静止した状態を示している。2点鎖
線で示す圧着板は、更に奥側へ押圧して傾斜した状態を
示している。固定板52は原稿台(図示せず)に取り付
けられ、ヒンジ部55を介して連結された中間部53は
2点鎖線で示すaの位置から実線で示すbの位置まで回
動できる。ヒンジ部54は中間部53と原稿押圧板51
とを連結している。原稿押圧板51もRの位置からPの
位置まで回動可能である。
【0005】実線で示すPの位置(圧着板が自立してい
る位置)は、固定板52とソリッド部端面と中間板53
のソリッド部端面とが当接すると同時に、中間板53の
ソリッド部端面と原稿押圧板51のソリッド部端とが当
接している。従って、圧着板が自立している時は、互い
に当接したソリッド部端面を支点として、圧着板の自重
がヒンジ部に拡大されて(てこの原理)作用することに
なる。
【0006】例えば、A4紙の原稿用の圧着板を考えた
場合、中央部に作用する圧着板の自重は(400〜50
0g)、中央部からヒンジ部までの距離(120〜15
0mm)と前述の支点からヒンジ部までの距離(数m
m)の比(約40倍)だけ倍加されてヒンジ部に作用す
る。従って、圧着板を開けて自立させる毎にヒンジ部に
は大きな引張応力が作用し、ヒンジ部の耐久力が低下す
る。更に、圧着板を手で放すように乱暴に開けた場合
は、圧着板の慣性で自立静止位置より奥側へ後退した位
置まで(図6に2点鎖線で示すQの位置)開き、ヒンジ
部にはさらに大きな引張応力が作用する。その為、ヒン
ジ部の耐久特性が更に低下し、また耐久数(耐久時間)
にばらつきが生じている。
【0007】以上の点に鑑みて、本発明の目的は、原稿
圧着板を開けて自立させたときに、該原稿圧着板の自立
した姿勢を安定させた状態で維持して、作業性を向上す
ることができると共に、ヒンジ部に過大な引張応力を作
用させないようにすることにより、ヒンジ部の耐久性を
向上させ、耐久数(耐久時間)のバラツキをなくすこと
ができる原稿圧着板及び画像形成装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の事情に
鑑みてなされたものであって、原稿を押圧する回動自在
の原稿押圧板と、該原稿押圧板を固定させる固定板と、
前記原稿押圧板と前記固定板との間に設けた中間板と、
前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第1のヒンジ部
と、前記固定板と前記中間板を連結する第2のヒンジ部
と、を備えた原稿圧着板において、前記原稿押圧板に第
1の係合部を設け、前記固定板に第2の係合部を設け、
前記原稿圧着板を開状態にしたときに、前記第1の係合
部と前記第2の係合部が係合することにより該原稿押圧
板を自立させることを特徴とする原稿圧着板にある。
【0009】また、前記第1の係合部が凸形状で、前記
第2の係合部が前記凸形状に嵌合する凹形状であると好
ましい。
【0010】更に、原稿を押圧する回動自在の原稿押圧
板と、該原稿押圧板を固定させる固定板と、前記原稿押
圧板と前記固定板との間に設けた中間板と、前記原稿押
圧板と前記中間板を連結する第1のヒンジ部と、前記固
定板と前記中間板を連結する第2のヒンジ部と、を備え
た原稿圧着板において、前記原稿押圧板の前記第1のヒ
ンジ部近傍に該原稿押圧板の長手方向と交差する面を有
する第1の当接部を設け、前記中間板の前記第1のヒン
ジ部近傍に該中間板の長手方向と略平行な面を有する第
2の当接部を設け、前記原稿圧着板を開状態にしたとき
に、前記第1の当接部と前記第2の当接部部が密着する
ことにより該原稿押圧板を自立させることを特徴とする
原稿圧着板であってもよい。
【0011】そして、原稿に基づきシートを画像形成す
る画像形成手段と、前記原稿を押圧する回動自在の原稿
押圧板と、該原稿押圧板を前記画像形成手段に固定させ
る固定板と、前記原稿押圧板と前記固定板との間に設け
た中間板と、前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第
1のヒンジ部と、前記固定板と前記中間板を連結する第
2のヒンジ部と、を備えた画像形成装置において、前記
原稿押圧板に第1の係合部を設け、前記固定板に第2の
係合部を設け、前記原稿圧着板を開状態にしたときに、
前記第1の係合部と前記第2の係合部が係合することに
より該原稿押圧板を自立させることを特徴とする画像形
成装置にある。
【0012】また、前記第1の係合部が凸形状で、前記
第2の係合部が前記凸形状に嵌合する凹形状であると好
ましい。
【0013】そして、原稿に基づきシートを画像形成す
る画像形成手段と、前記原稿を押圧する回動自在の原稿
押圧板と、該原稿押圧板を前記画像形成手段に固定させ
る固定板と、前記原稿押圧板と前記固定板との間に設け
た中間板と、前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第
1のヒンジ部と、前記固定板と前記中間板を連結する第
2のヒンジ部と、を備えた画像形成装置において、前記
原稿押圧板の前記第1のヒンジ部近傍に該原稿押圧板の
長手方向と交差する面を有する第1の当接部を設け、前
記中間板の前記第1のヒンジ部近傍に該中間板の長手方
向と略平行な面を有する第2の当接部を設け、前記原稿
圧着板を開状態にしたときに、前記第1の当接部と前記
第2の当接部部が密着することにより該原稿押圧板を自
立させることを特徴とする画像形成装置であってもよ
い。
【0014】[作用]以上の構成に基づき、原稿を押圧
する回動自在の原稿押圧板と、該原稿押圧板を固定させ
る固定板と、前記原稿押圧板と前記固定板との間に設け
た中間板と、前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第
1のヒンジ部と、前記固定板と前記中間板を連結する第
2のヒンジ部と、を備えた原稿圧着板において、前記原
稿押圧板に設けた第1の係合部を前記固定板に設けた第
2の係合部に係合させることにより、該原稿圧着板の自
立姿勢を安定した状態に維持することができると共に、
前記原稿圧着板のヒンジ部に与える過大な引張応力を低
減することができるため、原稿圧着板の耐久性を大幅に
向上させることができ、保守作業の合理化を図ることが
できる。
【0015】また、前記第1の係合部が凸形状であり、
凹形状の前記第2の係合部に嵌合する。
【0016】更に、原稿押圧板の前記第1のヒンジ部近
傍に設けた該原稿押圧板の長手方向と交差する面を有す
る第1の当接部を、中間板の前記第1のヒンジ部近傍に
設けた該中間板の長手方向と略平行な面を有する第2の
当接部に当接させることにより、該原稿圧着板の自立姿
勢を安定した状態に維持することができると共に、前記
原稿圧着板のヒンジ部に与える過大な引張応力を低減す
ることができるため、原稿圧着板の耐久性を大幅に向上
させることができ、保守作業の合理化を図ることができ
る。
【0017】そして、原稿に基づきシートを画像形成す
る画像形成手段と、前記原稿を押圧する回動自在の原稿
押圧板と、該原稿押圧板を前記画像形成手段に固定させ
る固定板と、前記原稿押圧板と前記固定板との間に設け
た中間板と、前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第
1のヒンジ部と、前記固定板と前記中間板を連結する第
2のヒンジ部と、を備えた画像形成装置において、前記
原稿押圧板に設けた第1の係合部を前記固定板に設けた
第2の係合部に係合させることにより、前記原稿圧着板
のヒンジ部に与える過大な引張応力を低減することがで
きるため、原稿圧着板の耐久性を大幅に向上させること
ができ、保守作業の合理化を図ることができると共に、
該原稿圧着板の自立姿勢を安定した状態に維持すること
ができるため、原稿の段取り作業等の画像形成作業の効
率及び作業性を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
〈第1の実施の形態〉以下、図面に沿って、本発明によ
る実施の形態について説明する。
【0019】画像形成装置100は、図4に示すよう
に、装置本体101に設けられた画像形成手段40及び
該装置本体101に開閉自在に装着される原稿給送装置
200が設けられている。そして、原稿の形態、例えば
製本等の原稿を複写する場合は、前記原稿給送装置20
0を開放して、装置本体101のプラテンガラス73の
上面に原稿を載置して、本発明の原稿圧着板10により
該原稿を前記プラテンガラス73の上面に密着させる。
なお、前記画像形成装置1として具体的には、プリン
タ、複写機及びファクシミリ等があり、また画像形成部
は、光学方式、静電方式、インパクト方式、レーザビー
ム方式及びサーマル方式等がある。そして、装置本体1
01の側方には、前記画像形成手段40から排出された
シートを仕分け集積するソータ(不図示)が配設され
る。
【0020】前記画像形成手段40は、一例として、ド
ラム状の感光体である感光ドラム41、現像器42、転
写帯電器43、クリーナ44等を備え、スキャナ45か
らの光が、反射ミラー46により反射されて感光ドラム
41上を走査し、該感光ドラム41上に潜像が形成さ
れ、更に現像器42からのトナーによりトナー像が形成
される。そして、レジストローラ47により位置合わせ
されたシートに、転写帯電器43により前記感光ドラム
41上のトナー像が転写され、更に該シートは、搬送ベ
ルト48を介して定着ローラ49に送られ、定着され
る。
【0021】図1は、本発明の原稿圧着板10の断面説
明図(図2の断面E−Eを示す)であり、実線で示すA
の位置は原稿押圧板1を閉じた状態を示し、2点鎖線で
示すBの位置は原稿押圧板1を約45°開けた状態を示
し、2点鎖線で示すCの位置は原稿押圧板1をほぼ90
°開けた状態を示している。同じくDの位置は中間板3
を約180°回転させ、かつ該原稿押圧板1を90°回
転させ、原稿押圧板1を自立させた状態を示している。
【0022】図2は圧着板の裏面の説明図である。中間
板3は、厚み0.3〜0.4mmのヒンジ部(可撓性の
屈曲部)7(第2のヒンジ部)を介して固定板2と連結
し、原稿押圧板1は厚み0.3〜0.4mmのヒンジ部
(可撓性の屈曲部)6(第1のヒンジ部)を介して中間
板3と連結している。ヒンジ部7の断面形状の裏面側
は、先端がR状の逆V字形状であり、表面側は深さの浅
い凹部形状となり、ヒンジ部7は曲げられてもしなやか
に対応できる長さになされている。従って、中間板3が
Aの位置よりDの位置までヒンジ部7を中心に反時計方
向に180°回転してもヒンジ部7には単純曲げに起因
する曲げ応力と引張り応力が作用するだけである。図6
で示したように曲げられた後にさらに強く引張られるこ
とはないので、ヒンジ部7には過大なダメージは作用し
ない。また、ヒンジ部6の断面形状は表面側は、先端が
R状のV字形状であり、裏面側は深さの浅い凹部形状と
なり、ヒンジ部6は曲げられてもしなやかに対応できる
長さを有している。従って、原稿押圧板1がAの位置よ
りDの位置までヒンジ部6を中心に時計方向に約90°
回転しても、ヒンジ部6にはヒンジ7同様に過大な引張
応力は作用しない。
【0023】図2に示すように固定板2の裏面には、所
定の距離を離れて係合突起2a,2bが設けられ、この
係合突起2a,2bの断面は略T字形状に形成され、図
示しないラック台の係合溝にスライド嵌合して、固定板
2は係合突起2a,2bを介してラック板8に取り付け
られる。原稿押圧板1の両端部にはリブで補強された突
起1a,1b(第1の係合部)が設けられている。固定
板2の上端部と下端部には略長方形の切り欠き穴2c,
2d(第2の係合部)が形成されている。この切り欠き
穴2c,2dは突起1a,1bがそれぞれ簡単に嵌合で
きるように充分な大きさに形成されている。従って、C
の状態からDの状態に移行すれば切り欠き穴2c,2d
に突起1a,1bは滑らかに嵌合する。
【0024】次いで、上述実施の形態の作用について説
明する。
【0025】まず、装置本体101のプラテンガラス7
3の上面に原稿を載置して、本発明の原稿圧着板10に
より該原稿を前記プラテンガラス73の上面に密着させ
る。前記画像形成手段40において、スキャナ45が前
記原稿を読み取り、スキャナ45からの光が、反射ミラ
ー46により反射されて感光ドラム41上を走査し、該
感光ドラム41上に潜像が形成され、更に現像器42か
らのトナーによりトナー像が形成される。そして、レジ
ストローラ47により位置合わせされたシートに、転写
帯電器43により前記感光ドラム41上のトナー像が転
写され、更に該シートは、搬送ベルト48を介して定着
ローラ49に送られ、定着されて1枚目の原稿の画像形
成がなされる。次いで、2枚目以降の原稿を画像形成す
るために、前記原稿圧着板10を上方に開放する。原稿
押圧板1の両端部に設けた突起1a,1bを固定板2の
切り欠き穴2c,2dに嵌合してDの状態になる。切り
欠き穴2c,2dに突起1a,1bが嵌合してDの状態
になると、突起1a,1bの端部がラック板8の上面に
当接して、原稿押圧板1の重量を受け止める。その為、
ヒンジ部6,7には荷重が作用しない。従って、圧着板
の開閉を繰り返してもヒンジ部6,7には過大な応力は
作用せず、単純な繰り返し曲げが繰り返され、PP材の
有するヒンジ特性が有効に作用する。なお、突起1aの
角1cを面取り又は角Rを大きくすると、突起1aが切
り欠き穴2cに挿入するとき操作が容易となり、逆に切
り欠き穴2cの入口部を面取りしてもよい。突起1bの
角も同様である(図示省略)。
【0026】また、2点鎖線で示すストッパー2eを切
り欠き穴2cの後方に設けるとさらに操作が容易となる
ばかりか、ストッパー2eと突起1aが当接することで
ヒンジ部7が奥側へ引張られることを防止することがで
きる。そして、前記プラテンガラス73の上面の原稿を
次の原稿に換え、原稿押圧板1を上方に引き上げること
により、原稿押圧板1の両端部に設けた突起1a,1b
を固定板2の切り欠き穴2c,2dから引き抜いて嵌合
を解除し、原稿圧着板10を上述の換えられた原稿の上
面に載置して、該原稿を前記プラテンガラス73の上面
に密着させる。更に、以上の動作を必要回数繰り返して
作業が終了する。 〈第2の実施の形態〉次いで、係合部を換えた実施の形
態について説明する。図3は、他の原稿圧着板30の断
面説明図であり、実線Fで示す位置は原稿押圧板31を
閉じた状態を示し、2点鎖線で示すGの位置は原稿押圧
板31を約45°開けた状態を示し、2点鎖線で示すH
の位置は原稿押圧板31をほぼ90°開けた状態を示し
ている。同じくIの位置は中間板33を約180°回転
させ、かつ原稿押圧板31を約90°回転させ、原稿押
圧板31を自立させた状態を示している。中間板33は
厚み0.3〜0.4mmのヒンジ部37(第2のヒンジ
部)を介して固定板32と連結し、原稿押圧板31は厚
み0.3〜0.4mmのヒンジ部36(第1のヒンジ
部)を介して中間板33と連結している。
【0027】ヒンジ部37の断面形状の裏面側は先端が
R状の逆V字形状であり、表面側はほぼ平面形状となっ
ている。中間板33がFの位置よりIの位置まで約18
0°回転しても、ヒンジ部37にはヒンジ部37の曲げ
による引張応力と圧縮応力が作用するだけでヒンジ部3
7が180°曲げられた後、さらに引張られることはな
い。
【0028】中間板33と原稿押圧板31は段差を有し
てヒンジ部36で連結し、ヒンジ部36はL字形状をし
ている。原稿押圧板31の左端面(ヒンジ部36側)に
は厚みの薄いゴムマグネット34(第1の当接部)が設
けられている。前記ゴムマグネット34は、前記原稿押
圧板31の長手方向に対して交差(略直交)する面を有
している。一方、前記中間板33の右端(ヒンジ部36
側)の裏面には、磁性材料のごとき材質により構成され
る薄い鉄板35(第2の当接部)が圧着板の幅方向に渡
って(図3の紙面の前・奥方向)設けられている。前記
薄い鉄板35は、前記中間板33の長手方向に対して略
平行な面を有している。
【0029】本実施の形態の作用としては、圧着板がI
の状態に置かれた時は、ゴムマグネット34と薄い鉄板
35は吸着しあい、原稿押圧部31を簡単に自立させる
ことができる。このとき、前記ゴムマグネット34が有
する面と前記中間板33が有する面とが略密着する。
尚、前述の両者の面は、平面でもよいし、曲面であって
もよい。そして、原稿押圧板31が自立している時は原
稿押圧板31の重量はゴムマグネット34と薄い鉄板が
受けるのでヒンジ部36に裕分な荷重が作用することは
防止できる。従って圧着板の開閉を繰り返してもヒンジ
部36,37には過大な応力は作用せず、繰り返し曲げ
が繰り返され、PP材の有するヒンジ特性が有効に利用
できる。
【0030】以上説明したように、本発明によっては、
原稿圧着板を開状態にして自立させたときに該原稿圧着
板のヒンジ部に与える過大な応力を低減することができ
るため、原稿圧着板のヒンジ部耐久を大幅に向上させる
ことができ、保守作業の合理化を図ることができる。具
体的に述べると、従来例の原稿圧着板の耐久数が約3
5,000回であるのに対して、本発明の原稿圧着板を
使用すれば、80,000回以上の耐久数にすることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって
は、原稿圧着板を開状態にして自立させたときに、原稿
押圧板の係合部と中間板の係合部とが係合することによ
り、該原稿圧着板の自立姿勢を安定した状態に維持する
ことができる。
【0032】また、原稿圧着板を開状態にして自立させ
たときに、原稿押圧板の当接部と中間板の当接部とが密
着することにより、該原稿圧着板の自立姿勢を安定した
状態に維持することができる。
【0033】更に、原稿圧着板を開状態にして自立させ
たときに該原稿圧着板のヒンジ部に与える過大な引張応
力を低減することができるため、原稿圧着板のヒンジ特
性を安定させ、ヒンジ部の耐久性を大幅に向上させるこ
とができ、保守作業の合理化を図ることができる。
【0034】そして、使用頻度が高くて多くの耐久数を
必要とする中高速機の複写機や原稿処理装置のスキャナ
ー等を備える画像形成装置に適用することにより、原稿
圧着板を開状態にして自立させたときに該原稿圧着板が
安定するため、原稿の段取り作業等の画像形成作業の効
率及び作業性を向上することができると共に、ヒンジ部
の耐久性を大幅に向上させることができ、保守作業の合
理化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る原稿圧着板の
正面断面図。
【図2】同原稿圧着板の背面図(裏面図)。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る原稿圧着板の
正面断面図。
【図4】本発明の原稿圧着板を適用できる画像形成装置
の概略を示す正面断面図。
【図5】従来の技術を説明する図。
【図6】従来の技術の要部の説明図。
【符号の説明】
1 原稿押圧板 1a 第1の係合部(突起) 1b 第1の係合部(突起) 2 固定板 2c 第2の係合部(切り欠き穴) 2d 第2の係合部(切り欠き穴) 3 中間板 4 係合部 6 第1のヒンジ部(ヒンジ部) 7 第2のヒンジ部(ヒンジ部) 10 原稿圧着板 30 原稿圧着板 31 原稿押圧板 32 固定板 33 中間板 34 第1の当接部(ゴムマグネット) 35 第2の当接部(薄い鉄板) 36 第1のヒンジ部(ヒンジ部) 37 第2のヒンジ部(ヒンジ部) 40 画像形成手段 100 画像形成装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を押圧する回動自在の原稿押圧板
    と、該原稿押圧板を固定させる固定板と、前記原稿押圧
    板と前記固定板との間に設けた中間板と、前記原稿押圧
    板と前記中間板を連結する第1のヒンジ部と、前記固定
    板と前記中間板を連結する第2のヒンジ部と、を備えた
    原稿圧着板において、 前記原稿押圧板に第1の係合部を設け、 前記固定板に第2の係合部を設け、 前記原稿圧着板を開状態にしたときに、前記第1の係合
    部と前記第2の係合部が係合することにより該原稿押圧
    板を自立させることを特徴とする原稿圧着板。
  2. 【請求項2】 前記第1の係合部が凸形状で、前記第2
    の係合部が前記凸形状に嵌合する凹形状であることを特
    徴とする請求項1記載の原稿圧着板。
  3. 【請求項3】 原稿を押圧する回動自在の原稿押圧板
    と、該原稿押圧板を固定させる固定板と、前記原稿押圧
    板と前記固定板との間に設けた中間板と、前記原稿押圧
    板と前記中間板を連結する第1のヒンジ部と、前記固定
    板と前記中間板を連結する第2のヒンジ部と、を備えた
    原稿圧着板において、 前記原稿押圧板の前記第1のヒンジ部近傍に該原稿押圧
    板の長手方向と交差する面を有する第1の当接部を設
    け、 前記中間板の前記第1のヒンジ部近傍に該中間板の長手
    方向と略平行な面を有する第2の当接部を設け、 前記原稿圧着板を開状態にしたときに、前記第1の当接
    部と前記第2の当接部部が密着することにより該原稿押
    圧板を自立させることを特徴とする原稿圧着板。
  4. 【請求項4】 原稿に基づきシートを画像形成する画像
    形成手段と、前記原稿を押圧する回動自在の原稿押圧板
    と、該原稿押圧板を前記画像形成手段に固定させる固定
    板と、前記原稿押圧板と前記固定板との間に設けた中間
    板と、前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第1のヒ
    ンジ部と、前記固定板と前記中間板を連結する第2のヒ
    ンジ部と、を備えた画像形成装置において、 前記原稿押圧板に第1の係合部を設け、 前記固定板に第2の係合部を設け、 前記原稿圧着板を開状態にしたときに、前記第1の係合
    部と前記第2の係合部が係合することにより該原稿押圧
    板を自立させることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の係合部が凸形状で、前記第2
    の係合部が前記凸形状に嵌合する凹形状であることを特
    徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 原稿に基づきシートを画像形成する画像
    形成手段と、前記原稿を押圧する回動自在の原稿押圧板
    と、該原稿押圧板を前記画像形成手段に固定させる固定
    板と、前記原稿押圧板と前記固定板との間に設けた中間
    板と、前記原稿押圧板と前記中間板を連結する第1のヒ
    ンジ部と、前記固定板と前記中間板を連結する第2のヒ
    ンジ部と、を備えた画像形成装置において、 前記原稿押圧板の前記第1のヒンジ部近傍に該原稿押圧
    板の長手方向と交差する面を有する第1の当接部を設
    け、 前記中間板の前記第1のヒンジ部近傍に該中間板の長手
    方向と略平行な面を有する第2の当接部を設け、 前記原稿圧着板を開状態にしたときに、前記第1の当接
    部と前記第2の当接部部が密着することにより該原稿押
    圧板を自立させることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011248146A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Canon Electronics Inc 画像読取装置

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US7619789B2 (en) 2004-12-28 2009-11-17 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus
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